JP2002348943A - プレキャストコンクリート部材の仮固定構造および連結固定構造 - Google Patents

プレキャストコンクリート部材の仮固定構造および連結固定構造

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JP2002348943A JP2001159116A JP2001159116A JP2002348943A JP 2002348943 A JP2002348943 A JP 2002348943A JP 2001159116 A JP2001159116 A JP 2001159116A JP 2001159116 A JP2001159116 A JP 2001159116A JP 2002348943 A JP2002348943 A JP 2002348943A
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智 松岡
Shuji Ono
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Fumio Sasaki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立を簡易迅速に行なえるプレキャストコン
クリート部材の仮固定構造を提供すること。 【解決手段】 4分割タイプのボックスカルバート12
は、下分割体14と、2つの中間側壁16と、上分割体
18とで構成されている。下分割体14と2つの中間側
壁16は、それらの合わせ面1404A、16Aが合わ
せられた状態でねじふし鉄筋26が挿通孔1612に挿
通されると共に、合わせ面16Bにおいて螺合されたナ
ット部材28によりねじふし鉄筋26が締結されること
で仮固定されている。中間側壁16と上分割体18は、
それらの合わせ面16B、1804Aが合わせられた状
態でねじふし鉄筋26が挿通孔1812に挿通されると
共に、上端面1804Bにおいて螺合されたナット部材
30によりねじふし鉄筋26が締結されることで仮固定
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、組立を簡易迅速に
行なえるプレキャストコンクリート部材の仮固定構造
と、連結固定をより強固に行なう上で有利なプレキャス
トコンクリート部材の連結固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、プレキャストコンクリート部材
から構成される大型のボックスカルバートとして、従
来、2分割タイプのものや4分割タイプのものが用いら
れている。2分割タイプのボックスカルバートは、下分
割体と上分割体からなり、下分割体は、底壁と、底壁の
両端から起立する下側側壁とで構成され、上分割体は、
上壁と、上壁の両端から垂設された上側側壁とで構成さ
れている。そして、下側側壁の上端の合わせ面と、上側
側壁の下端の合わせ面を合わせ、モルタル充填式継手を
用いて下分割体と上分割体とを連結固定し、ボックスカ
ルバートを組み立てるようにしている。また、4分割タ
イプのボックスカルバートは、下分割体と、2つの中間
側壁と、上分割体からなり、下分割体は、底壁と、底壁
の両端から起立する下側側壁とで構成され、中間側壁は
直方体状に構成され、上分割体は、上壁と、上壁の両端
から垂設された上側側壁とで構成されている。そして、
下側側壁の上端の合わせ面と、中間側壁の下端の合わせ
面を合わせ、モルタル充填式継手を用いて下分割体と中
間側壁とを連結固定する。その後、両中間側壁の上端の
合わせ面と、上側側壁の下端の合わせ面を合わせ、モル
タル充填式継手を用いて中間側壁と上分割体とを連結固
定し、これによりボックスカルバートを組み立てるよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような2分割タイプのボックスカルバートにあっては、
下分割体と上分割体とを連結固定する際、また、4分割
タイプのボックスカルバートにあっては、下分割体と中
間側壁を連結固定する際、および中間側壁と上分割体を
連結固定する際、それらの連結状態を保持するため複数
の支保工を用いて仮固定する必要があり、ボックスカル
バートの組み立てを簡易迅速に行なえない問題があっ
た。また、打設されたコンクリート床に、柱をなすプレ
キャストコンクリート部材を立設する場合なども、モル
タル充填式継手が用いられているが、やはりこの場合も
複数の支保工を用いて仮固定する必要があり、柱などを
なすプレキャストコンクリート部材の組み立てを簡易迅
速に行なえない問題があった。本発明は前記事情に鑑み
案出されたものであって、本発明の目的は、支保工を不
要とし、プレキャストコンクリート部材の組立を簡易迅
速に行なえるプレキャストコンクリート部材の仮固定構
造を提供することにある。また、本発明の目的は、プレ
キャストコンクリート部材の連結固定をより強固に行な
う上で有利なプレキャストコンクリート部材の連結固定
構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、双方の合わせ面が合わせられた状態でコンク
リート体にプレキャストコンクリート部材が仮固定され
る構造であって、コンクリート体の合わせ面からこの合
わせ面と直交する方向に突出するように前記コンクリー
ト体で支持されたねじふし鉄筋が設けられ、前記プレキ
ャストコンクリート部材の合わせ面に、前記ねじふし鉄
筋の挿通を可能とした挿通孔が前記合わせ面とは反対の
端面まで貫通して設けられ、前記コンクリート体とプレ
キャストコンクリート部材は、それらの合わせ面が合わ
せられた状態で前記ねじふし鉄筋が前記挿通孔に挿通さ
れると共に、前記端面において螺合されたナット部材に
より前記ねじふし鉄筋が締結されることで仮固定されて
いることを特徴とする。また、本発明は、合わせ面が合
わせられた状態でコンクリート体に第1、第2の2つの
プレキャストコンクリート部材が仮固定される構造であ
って、前記コンクリート体は、このコンクリート体に基
部が支持されてコンクリート体の合わせ面1からこの合
わせ面1と直交する方向に突出するねじふし鉄筋を備
え、前記第1のプレキャストコンクリート部材は、前記
コンクリート体の合わせ面1に合わせられる合わせ面2
と、第2のプレキャストコンクリート部材の合わせ面3
に合わせられ前記合わせ面2と平行する合わせ面4と、
前記ねじふし鉄筋の挿通を可能とし前記合わせ面2から
合わせ面4にわたって貫通する挿通孔とを備え、前記第
2のプレキャストコンクリート部材は、前記ねじふし鉄
筋の挿通を可能とし前記合わせ面3からこの合わせ面3
と反対の端面にわたって貫通する挿通孔を備え、前記コ
ンクリート体と第1のプレキャストコンクリート部材
は、それらの合わせ面1、合わせ面2が合わせられた状
態で前記ねじふし鉄筋が前記挿通孔に挿通されると共
に、前記第4の合わせ面において螺合されたナット部材
により前記ねじふし鉄筋が締結されることで仮固定さ
れ、前記第1、第2のプレキャストコンクリート部材
は、それらの合わせ面3、合わせ面4が合わせられた状
態で前記ねじふし鉄筋が前記挿通孔に挿通されると共
に、前記端面において螺合されたナット部材により前記
ねじふし鉄筋が締結されることで仮固定されていること
を特徴とする。また、本発明は、合わせ面が合わせられ
た状態でコンクリート体に第1、第2の2つのプレキャ
ストコンクリート部材が仮固定される構造であって、前
記コンクリート体は、このコンクリート体に基部が支持
されてコンクリート体の合わせ面1からこの合わせ面1
と直交する方向に突出する第1のねじふし鉄筋を備え、
前記第1のプレキャストコンクリート部材は、コンクリ
ート体の合わせ面1に合わせられる合わせ面2と、第2
のプレキャストコンクリート部材の合わせ面3に合わせ
られ前記合わせ面2と平行する合わせ面4と、ねじふし
鉄筋の挿通を可能とし前記合わせ面2から合わせ面4に
わたって貫通する挿通孔とを備え、前記第2のプレキャ
ストコンクリート部材は、ねじふし鉄筋の挿通を可能と
し前記合わせ面3からこの合わせ面3と反対の端面にわ
たって貫通する挿通孔を備え、前記コンクリート体と、
第1のプレキャストコンクリート部材は、それらの合わ
せ面1、合わせ面2が合わせられた状態で前記第1のね
じふし鉄筋が前記挿通孔に挿通されると共に、前記第4
の合わせ面において螺合されたナット部材により前記ね
じふし鉄筋が締結されることで仮固定され、前記第1、
第2のプレキャストコンクリート部材は、それらの合わ
せ面3、合わせ面4が合わせられた状態で前記ナット部
材に螺合する第2のねじふし鉄筋が前記挿通孔に挿通さ
れると共に、前記端面において螺合されたナット部材に
より前記第2のねじふし鉄筋が締結されることで仮固定
されていることを特徴とする。また、本発明は、コンク
リート体から突設された鉄筋を、プレキャストコンクリ
ート部材に埋め込まれたモルタル充填式継手の筒体の内
部に挿入してコンクリート体にプレキャストコンクリー
ト部材を合わせ、前記筒体の内部にモルタルを充填して
コンクリート体にプレキャストコンクリート部材を連結
固定する際にコンクリート体に対してプレキャストコン
クリート部材を仮固定する構造であって、前記プレキャ
ストコンクリート部材に、前記筒体の側部で前記鉄筋に
臨む箇所に前記筒体の延在方向とほぼ直交する方向に延
在する雌ねじと、前記プレキャストコンクリート部材の
外面から前記雌ねじに螺合し、その先端が前記鉄筋を押
圧する雄ねじとを備えることを特徴とする。また、本発
明は、コンクリート体から突設された鉄筋を、プレキャ
ストコンクリート部材に埋め込まれたモルタル充填式継
手の筒体の内部に挿入し、プレキャストコンクリート部
材に埋め込まれた鉄筋の先端と前記コンクリート体の鉄
筋の先端を前記筒体の内部で向かい合わせてコンクリー
ト体とプレキャストコンクリート部材を合わせ、前記筒
体の内部にモルタルを充填してコンクリート体にプレキ
ャストコンクリート部材を連結固定する構造であって、
前記プレキャストコンクリート部材に、前記筒体の側部
でプレキャストコンクリート部材の鉄筋に臨む箇所に前
記筒体の延在方向とほぼ直交する方向に延在する雌ねじ
が設けられ、前記プレキャストコンクリート部材の外面
から前記雌ねじに螺合し、その先端がプレキャストコン
クリート部材の鉄筋を押圧する雄ねじが設けられ、前記
プレキャストコンクリート部材に、前記筒体の側部で前
記コンクリート体の鉄筋に臨む箇所に前記筒体の延在方
向とほぼ直交する方向に延在する雌ねじが設けられ、前
記プレキャストコンクリート部材の外面から前記雌ねじ
に螺合し、その先端が前記コンクリート体の鉄筋を押圧
する雄ねじが設けられていることを特徴とする。
【0005】本発明の仮固定構造によれば、簡単な構成
により、支保工の取り付け、取り外し作業を省いてプレ
キャストコンクリート部材の組立を簡易迅速に行なうこ
とが可能となる。また、本発明の連結固定構造によれ
ば、簡単な構成により、プレキャストコンクリート部材
の連結強度を高めることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。まず、4分割タイプのボックス
カルバートに本発明を適用した第1の実施の形態から説
明する。図1および図2は第1の実施の形態の説明図
で、図1(A)はボックスカルバートの分解斜視図、
(B)は下分割体の合わせ面の分解斜視図(C)は中間
側壁の合わせ面の斜視図、図2(A)乃至(E)はボッ
クスカルバートの組立工程の説明図を示す。4分割タイ
プのボックスカルバート12は、下分割体14(特許請
求の範囲のコンクリート体に相当)と、2つの中間側壁
16(特許請求の範囲の第1のプレキャストコンクリー
ト部材に相当)と、上分割体18(特許請求の範囲の第
2のプレキャストコンクリート部材に相当)とで構成さ
れ、これら下分割体14、2つの中間側壁16、上分割
体18はそれぞれプレキャストコンクリート製である。
【0007】前記下分割体14は、底壁1402と、底
壁1402の両端から起立する下側側壁1404とで構
成され、各下側側壁1404の上端には、中間側壁16
に合わされる平坦な合わせ面1404Aが形成されてい
る。前記中間側壁16は直方体状に構成され、その下端
には前記合わせ面1404Aに合わされる平坦な合わせ
面16Aが形成され、その上端には上分割体18にに合
わされる平坦な合わせ面16Bが形成されている。前記
上分割体18は、上壁1802と、上壁1802の両端
から垂設された上側側壁1804とで構成され、各上側
側壁1804の下端には前記合わせ面16Bに合わされ
る平坦な合わせ面1804Aが形成されている。
【0008】ボックスカルバート12は、前記下分割体
14、2つの中間側壁16、上分割体18がそれらの対
応する合わせ面を合わせた状態でモルタル充填式継手、
鉄筋を介して組み立て固定される。前記モルタル充填式
継手は、周知のように、筒体、筒体の下端に設けられた
モルタル注入口、筒体の上端に設けられたエア排出口な
どにより構成されている。そして、連結固定する2つの
プレキャストコンクリート部材のうちの一方のプレキャ
ストコンクリート部材に前記筒体が埋設固定され、他方
のプレキャストコンクリート部材に埋設固定された鉄筋
を前記筒体の内部に挿入した状態で、前記モルタル注入
口から前記筒体の内部にモルタルを充填し、前記筒体の
内部で前記鉄筋を固定することで2つのプレキャストコ
ンクリート部材を連結固定するようにしたものである。
本実施の形態では、前記下分割体14の下側側壁140
4の上部と上分割体18の上側側壁1804の下部とに
それぞれ4つのモルタル充填式継手が埋設固定され、図
1(B)において符号20は、下側側壁1404の上部
に埋設されたモルタル充填式継手の筒体の内部に通じる
開口を示しており、図1(A)、(C)において符号2
2は、前記中間側壁16の上下に貫通して埋設固定され
前記モルタル充填式継手の筒体の内部に挿入される鉄筋
を示し、図1(B)、(C)において符号24は、相手
方の凹部に嵌め込まれるずれ止めピンを示す。
【0009】第1の実施の形態では、下分割体14、2
つの中間側壁16、上分割体18を組み立て固定する際
に、ねじふし鉄筋26、ナット部材28、30を用いて
仮固定がなされている。すなわち、図2(A)乃至
(E)に示すように、下分割体14は、下分割体14の
下側側壁1404に基部が支持されて下側側壁1404
の合わせ面1404A(特許請求の範囲の合わせ面1に
相当)からこの合わせ面1404A1と直交する方向に
突出するねじふし鉄筋26を備えている。中間側壁16
は、下側側壁1404の合わせ面1404Aに合わせら
れる合わせ面16A(特許請求の範囲の合わせ面2に相
当)と、上分割体18の上側側壁1804の合わせ面1
804A(特許請求の範囲の合わせ面3に相当)に合わ
せられ前記合わせ面16Aと平行する合わせ面16B
(特許請求の範囲の合わせ面4に相当)と、前記ねじふ
し鉄筋26の挿通を可能とし前記合わせ面16Aから合
わせ面16Bにわたって貫通する挿通孔1612とを備
えている。上分割体18は、前記ねじふし鉄筋26の挿
通を可能とし上側側壁1804の合わせ面1804Aか
らこの合わせ面1804Aと反対の上端面1804Bに
わたって貫通する挿通孔1812を備えている。
【0010】前記下分割体14と2つの中間側壁16
は、それらの合わせ面1404A、16Aが合わせられ
た状態で前記ねじふし鉄筋26が前記挿通孔1612に
挿通されると共に、前記合わせ面16Bにおいて螺合さ
れたナット部材28によりねじふし鉄筋26が締結され
ることで仮固定されている。また、前記中間側壁16と
上分割体18は、それらの合わせ面16B、1804A
が合わせられた状態で前記ねじふし鉄筋26が前記挿通
孔1812に挿通されると共に、前記上端面1804B
において螺合されたナット部材30によりねじふし鉄筋
26が締結されることで仮固定されている。
【0011】前記仮固定について、下分割体14、2つ
の中間側壁16、上分割体18の組み立て固定の手順に
従って説明する。図1(B)および図2(A)に示すよ
うに、下分割体14の各下側側壁1404には、合わせ
面1404Aに露出するように2つの雌ねじ部材32が
埋め込まれ、各雌ねじ部材32の下半部にはねじふし鉄
筋34が螺合されており、このねじふし鉄筋34により
雌ねじ部材32は下側側壁1404に強固に固定されて
いる。
【0012】前記下分割体14に2つの中間側壁16を
組み立てる前に、図2(B)に示すように、まず、前記
雌ねじ部材32のねじ孔に螺合させてねじふし鉄筋26
を下側側壁1404の合わせ面1404から直角に立設
する。前記ねじふし鉄筋26はこのように立設された状
態で、中間側壁16の高さおよび上側側壁1804の高
さを加えた寸法にほぼ等しい長さで形成されている。次
に、図2(C)に示すように、中間側壁16の上下に貫
通して設けられた挿通孔1612に前記ねじふし鉄筋2
6を挿通させ、中間側壁16の鉄筋22を、下側側壁1
404に埋設されたモルタル充填式継手の筒体の内部に
開口20から挿入し、下側側壁1404のずれ止めピン
24を中間側壁16の凹部に嵌め込み、下側側壁140
4の合わせ面1404Aと中間側壁16の合わせ面16
Aを合わせる。
【0013】次に、図2(D)に示すように、中間側壁
16の合わせ面16B上で、挿通孔1612と同軸上に
形成された凹部1614内で、ねじふし鉄筋26に前記
ナット部材28を螺合させ、ねじふし鉄筋26およびナ
ット部材28により下側側壁1404に対して中間側壁
16を締結し、これにより下側側壁1404に中間側壁
16が仮固定される。そして、このように仮固定された
状態で、下側側壁1404に埋設されたモルタル充填式
継手のモルタル注入口から、筒体の内部にモルタルが注
入され、このモルタルが硬化することで下側側壁140
4と中間側壁16が連結固定される。
【0014】次に、図2(E)に示すように、上分割体
18の上側側壁1804の上下に貫通して設けられた挿
通孔1812に前記ねじふし鉄筋26を挿通させ、中間
側壁16の鉄筋22を、上側側壁1804に埋設された
モルタル充填式継手の筒体の内部に開口20から挿入
し、中間側壁16のずれ止めピン24を上側側壁180
4の凹部に嵌め込み、中間側壁16の合わせ面16Bと
上側側壁1804の合わせ面1804Aを合わせる。次
に、上側側壁1804の上端面1804B上で、挿通孔
1812と同軸上に形成された凹部1814内で、ねじ
ふし鉄筋26に前記ナット部材30を螺合させ、ねじふ
し鉄筋26およびナット部材30により中間側壁16に
対して上側側壁1804を締結し、これにより中間側壁
16に上側側壁1804が仮固定される。そして、この
ように仮固定された状態で、上側側壁1804に埋設さ
れたモルタル充填式継手のモルタル注入口から、筒体の
内部にモルタルが注入され、このモルタルが硬化するこ
とで中間側壁16と上側側壁1804が連結固定され、
これにより4分割タイプのボックスカルバート12の組
立が完了する。
【0015】本実施の形態によれば、ねじふし鉄筋26
とナット部材28、30を用いた簡単な構成により、下
分割体14に対して中間側壁16を仮固定でき、また、
中間側壁16に対して上分割体18を仮固定できるの
で、支保工の取り付け、取り外し作業を省いてボックス
カルバート12の組立を簡易迅速に行なうことが可能と
なる。特に、ボックスカルバート12は、横方向に多数
連結されて用いられる場合が多いため、本実施の形態に
よれば、ボックスカルバート12の組立にまつわる労力
を大幅に軽減でき、工期の短縮化を図り、また、コスト
ダウンを図る上で極めて有利となる。
【0016】次に、図3を参照して第2の実施の形態に
ついて説明する。図3(A)乃至(E)は第2の実施の
形態に係るボックスカルバートの組立工程の説明図を示
す。第1の実施の形態と同様な箇所に同一の符号を付し
て説明すると、第2の実施の形態では2本のねじふし鉄
筋26A、26Bを用いている点が前記第1の実施の形
態と異なっている。すなわち、図3(A)乃至(E)に
示すように、下分割体14は、下分割体14の下側側壁
1404に基部が支持されて下側側壁1404の合わせ
面1404A(特許請求の範囲の合わせ面1に相当)か
らこの合わせ面1404A1と直交する方向に突出する
第1のねじふし鉄筋26Aを備えている。
【0017】中間側壁16は、下側側壁1404の合わ
せ面1404Aに合わせられる合わせ面16A(特許請
求の範囲の合わせ面2に相当)と、上分割体18の上側
側壁1804の合わせ面1804A(特許請求の範囲の
合わせ面3に相当)に合わせられ前記合わせ面16Aと
平行する合わせ面16B(特許請求の範囲の合わせ面4
に相当)と、前記第1のねじふし鉄筋26Aの挿通を可
能とし前記合わせ面16Aから合わせ面16Bにわたっ
て貫通する挿通孔1612とを備えている。上分割体1
8は、前記第2のねじふし鉄筋26Bの挿通を可能とし
上側側壁1804の合わせ面1804Aからこの合わせ
面1804Aと反対の上端面1804Bにわたって貫通
する挿通孔1812を備えている。
【0018】前記下分割体14と2つの中間側壁16
は、それらの合わせ面1404A、16Aが合わせられ
た状態で前記第1のねじふし鉄筋26Aが前記挿通孔1
612に挿通されると共に、前記合わせ面16Bにおい
て螺合されたナット部材28により第1のねじふし鉄筋
26Aが締結されることで仮固定されている。また、前
記中間側壁16と上分割体18は、それらの合わせ面1
6B、1804Aが合わせられた状態で、前記ナット部
材28に螺合する第2のねじふし鉄筋26Bが前記挿通
孔1812に挿通されると共に、前記上端面1804B
において螺合されたナット部材30により第2のねじふ
し鉄筋26Bが締結されることで仮固定されている。
【0019】第2の実施の形態による仮固定の手順は前
記第1の実施の形態とほぼ同様であるが、第2の実施の
形態では、下分割体14に対して2つの中間側壁16を
仮固定する際に、凹部1614内においてナット部材2
8の上下中間部に第1のねじふし鉄筋26Aの上端が位
置する点で前記第1の実施の形態と異なり、また、2つ
の中間側壁16に対して上分割体18を組み付ける前
に、ナット部材28に螺合させて第2のねじふし鉄筋2
6Bを立設させる点で前記第1の実施の形態と異なって
いる。このような第2の実施の形態によっても、ねじふ
し鉄筋26A、26Bとナット部材28、30を用いた
簡単な構成により、下分割体14に対して中間側壁16
を仮固定でき、また、中間側壁16に対して上分割体1
8を仮固定できるので、支保工の取り付け、取り外し作
業を省いてボックスカルバート12の組立を簡易迅速に
行なうことが可能となり、ボックスカルバート12の組
立にまつわる労力を大幅に軽減でき、工期の短縮化を図
り、また、コストダウンを図る上で極めて有利となる。
なお、前記第1、第2の実施の形態では、中間側壁16
の合わせ面16Bに、ナット部材28を収容させるため
の凹部1614を設けた場合について説明したが、合わ
せ面16Bを平坦面で形成し、ナット部材28を収容さ
せるための凹部を上側側壁1804の合わせ面1804
Aに設けるようにしてもよい。
【0020】次に、第3の実施の形態について説明す
る。図4および図5は第3の実施の形態の説明図で、図
4(A)は擁壁の分解斜視図、(B)は下分割体の合わ
せ面の分解斜視図(C)は中間側壁の端面の斜視図、図
5(A)乃至(D)は擁壁の組立工程の説明図を示す。
擁壁42は底壁44(特許請求の範囲のコンクリート体
に相当)と、側壁46(特許請求の範囲のプレキャスト
コンクリート部材に相当)とでL字状に構成され、これ
らはそれぞれプレキャストコンクリート製である。
【0021】前記底壁44の端部には上方に膨出する膨
出部4402が設けられ、膨出部4402の上端には、
平坦な合わせ面4402Aが形成されている。前記側壁
46は直方体状に構成され、その下端には前記合わせ面
4402Aに合わされる平坦な合わせ面46Aが形成さ
れ、その上端には前記合わせ面46Aと平行する平坦な
端面46Bが形成されている。擁壁42は、底壁44と
側壁46がそれらの合わせ面4402A、46Aを合わ
せた状態で、前記第1、第2の実施の形態と同様に、モ
ルタル充填式継手、鉄筋を介して組み立て固定される。
本実施の形態では、膨出部4402に4つのモルタル充
填式継手が埋設固定され、図4(B)において符号48
は、モルタル充填式継手の筒体の内部に通じる開口を示
しており、図4(A)において符号50は、側壁46に
埋設固定され前記モルタル充填式継手の筒体の内部に挿
入される鉄筋を示し、図4(B)において符号52は、
相手方の凹部に嵌め込まれるずれ止めピンを示す。
【0022】第3の実施の形態では、底壁44と側壁4
6を組み立て固定する際に、ねじふし鉄筋54、ナット
部材56を用いて仮固定がなされている。すなわち、図
5(A)乃至(D)に示すように、底壁44は、膨出部
4402に基部が支持されて合わせ面4402Aからこ
の合わせ面4402Aと直交する方向に突出するねじふ
し鉄筋54を備えている。側壁46の合わせ面46Aに
は、前記ねじふし鉄筋54の挿通を可能とした挿通孔4
612が前記端面46Bまで貫通して設けられている。
底壁44と側壁46は、それらの合わせ面4402A、
46Aが合わせられた状態でねじふし鉄筋54が挿通孔
4612に挿通されると共に、前記端面46Bにおいて
螺合されたナット部材56によりねじふし鉄筋54が締
結されることで仮固定されている。
【0023】次に、仮固定の手順を説明する。図4
(B)および図5(A)に示すように、底壁44の膨出
部4402には、合わせ面4402Aに露出するように
2つの雌ねじ部材60が埋め込まれ、各雌ねじ部材60
の下半部にはねじふし鉄筋62が螺合されており、この
ねじふし鉄筋62により雌ねじ部材60は膨出部440
2に強固に固定されている。前記底壁44に側壁46を
組み立てる前に、図5(B)に示すように、まず、前記
雌ねじ部材60のねじ孔に螺合させてねじふし鉄筋54
を合わせ面4402Aから直角に立設する。前記ねじふ
し鉄筋56はこのように立設された状態で、側壁46の
高さにほぼ等しい長さで形成されている。
【0024】次に、図5(C)に示すように、側壁46
の上下に貫通して設けられた挿通孔4612に前記ねじ
ふし鉄筋54を挿通させ、側壁46の鉄筋50を、膨出
部4402に埋設されたモルタル充填式継手の筒体の内
部に開口48から挿入し、膨出部4402のずれ止めピ
ン52を側壁46の凹部に嵌め込み、両合わせ面440
2A、46Aを合わせる。次に、図5(D)に示すよう
に、側壁46の合わせ面46B上で、挿通孔4612と
同軸上に形成された凹部4614内で、ねじふし鉄筋5
4に前記ナット部材56を螺合させ、ねじふし鉄筋54
およびナット部材56により膨出部4402に対して側
壁46を締結し、これにより底壁44に側壁46が仮固
定される。そして、このように仮固定された状態で、膨
出部4402に埋設されたモルタル充填式継手のモルタ
ル注入口から、筒体の内部にモルタルが注入され、この
モルタルが硬化することで底壁44と側壁46が連結固
定される。
【0025】本実施の形態によれば、ねじふし鉄筋54
とナット部材56を用いた簡単な構成により、底壁44
に対して側壁46を仮固定できるので、支保工の取り付
け、取り外し作業を省いて擁壁42の組立を簡易迅速に
行なうことが可能となる。特に、擁壁42は、横方向に
多数連結されて用いられる場合が多いため、本実施の形
態によれば、擁壁42の組立にまつわる労力を大幅に軽
減でき、工期の短縮化を図り、また、コストダウンを図
る上で極めて有利となる。なお、前記第1、第2、第3
の実施の形態では、プレキャストコンクリート部材相互
を連結する場合について説明したが、本発明は、現場で
打設されたコンクリート体に対してプレキャストコンク
リート部材を連結する場合にも無論適用される。
【0026】次に、第4の実施の形態について説明す
る。図6(A)乃至(D)はコンクリート床にプレキャ
ストコンクリート部材を立設する場合の説明図、図7
(A)乃至(D)はコンクリート床にプレキャストコン
クリート部材を立設する場合のモルタル充填式継手部分
の説明図、図8(A)、(B)はコンクリート体に立設
される鉄筋の説明図、(C)は雌ねじ部材の説明図、
(D)はモルタル充填式継手の筒体と雌ねじ部材部分の
説明図を示す。第4の実施の形態では、現場で打設され
たコンクリート床70(特許請求の範囲のコンクリート
体に相当)に、柱をなす直方体状のプレキャストコンク
リート部材72を立設する際の仮固定に適用されたもの
である。
【0027】コンクリート床70に対するプレキャスト
コンクリート部材72の連結固定は、コンクリート床7
0から突設された鉄筋74と、プレキャストコンクリー
ト部材72に埋め込まれたモルタル充填式継手76を用
いて行われ、コンクリート床70に対するプレキャスト
コンクリート部材72の仮固定は、プレキャストコンク
リート部材72に埋め込まれた雌ねじ部材78と、この
雌ねじ部材78の雌ねじ7802に螺合する雄ねじ80
を用いて行われる。前記鉄筋74としては、図8(A)
に示すように、ねじふし鉄筋7402や、図8(B)に
示すように、ねじふし鉄筋7402に異形鉄筋7404
を摩擦圧接により接合したものを用いることができる。
前記鉄筋74は、プレキャストコンクリート部材72を
吊り込む前に、コンクリート床70に埋設された雌ねじ
部材7002に螺合することで平坦な床面70Aから直
角に立設され、雌ねじ部材7002は鉄筋7004によ
り定着されている。
【0028】前記モルタル充填式継手76は、図7
(B)に示すように、筒体7602、筒体7602の下
部に設けられたモルタル注入口7604、筒体7602
の上部に設けられたエア排出口7606などにより構成
され、プレキャストコンクリート部材72の下部の4辺
に沿って合計8つ埋め込まれ、これに対応し前記鉄筋7
4は8本突設されている。前記モルタル充填式継手76
は、筒体7602が鉛直方向に延在するように埋め込ま
れ、筒体76の内部空間はプレキャストコンクリート部
材72の平坦な下面72Aに開放されている。前記筒体
76には、プレキャストコンクリート部材72に埋め込
まれた接合用鉄筋7202の下部が挿入され、接合用鉄
筋7202の下端は筒体76の内部空間の上下中間部に
位置し、図7(B)において符号7610はゴムパッキ
ンを示している。
【0029】前記雌ねじ部材78は各モルタル充填式継
手76の筒体7602の側部で、床面70Aにプレキャ
ストコンクリート部材72の下面72Aを合わせ、前記
鉄筋74を筒体7602の内部空間に挿入した際に、前
記鉄筋74に臨む箇所に、筒体7602の延在方向とほ
ぼ直交する方向に延在するようにプレキャストコンクリ
ート部材72に埋め込まれている。前記雌ねじ部材78
は、コンクリート埋設用として市販されているインサー
ト金物を使用することができる。本実施の形態では、図
8(D)に示すように、雌ねじ部材78の先端が位置す
る筒体7602部分に、雌ねじ部材78の雌ねじ780
2に連続する雌ねじが形成されている。前記雌ねじ部材
78は、プレキャストコンクリート部材72の側面72
Bから前記雄ねじ80を螺合できるように延在してお
り、側面72Bには雄ねじ80の頭部を収容する凹部7
2Cが形成されている。
【0030】次に、図6、図7を参照して仮固定の手順
について説明する。まず、図7(A)に示すように、コ
ンクリート床70に埋設された雌ねじ部材7002に鉄
筋74を螺合し、8本の鉄筋74を床面70Aから立設
する。次に、図6(A)、図7(B)に示すように、プ
レキャストコンクリート部材72を吊り込み、前記鉄筋
74が各モルタル充填式継手76の筒体7602の内部
空間に挿入されるように下降させ、床面70Aにプレキ
ャストコンクリート部材72の下面72Aを合わせ、位
置決めする。次に、図6(B)、図7(C)に示すよう
に、プレキャストコンクリート部材72の側面72Bか
ら雄ねじ80を雌ねじ部材78の雌ねじ7802に螺合
させねじ込んでいく。
【0031】そして、筒体7602の内部空間におい
て、雄ねじ80の軸部の先端で鉄筋74を押圧する。こ
れにより本実施の形態では、プレキャストコンクリート
部材御72の下部において8本の雄ねじ80によりそれ
ぞれ鉄筋74を押さえ付けることになり、支保工による
支えを要せずに、プレキャストコンクリート部材72が
安定した状態で仮固定される。
【0032】次に、図6(C)、図7(D)に示すよう
に、エア排出口7606から筒体7602の内部空間の
エアを排出しつつモルタル注入口7604からモルタル
が充填される。そして、モルタルの硬化によりコンクリ
ート床70にプレキャストコンクリート部材72が連結
され、立設固定される。最後に、雄ねじ80の頭部を覆
うように凹部72Cをモルタルで閉塞し、これによりプ
レキャストコンクリート部材72の設置作業が終了す
る。
【0033】本実施の形態によれば、雌ねじ部材78と
雄ねじ80を用いた簡単な構成により、コンクリート床
70に対して柱をなすプレキャストコンクリート部材7
2を仮固定できるので、支保工の取り付け、取り外し作
業を省いてプレキャストコンクリート部材の設置を簡易
迅速に行なうことが可能となる。特に、多数のプレキャ
ストコンクリート部材72を設置するような場合、本実
施の形態によれば、プレキャストコンクリート部材72
の設置にまつわる労力を大幅に軽減でき、工期の短縮化
を図り、また、コストダウンを図る上で極めて有利とな
る。
【0034】次に、図9、図10を参照して第4の実施
の形態の変形例について説明する。図9(A)乃至
(C)はモルタル充填式継手の筒体や雄ねじの変形例の
説明図を示す。図9(A)では、モルタル充填式継手7
6の筒体7602の内面で、前記雌ねじ部材78の雌ね
じ7802に対向する箇所に、前記鉄筋74に当接可能
な凸部7612が設けられている。多くの場合、コンク
リート埋設用として使用される鉄筋74の表面には凹凸
が設けられており、したがって、筒体7602の内面に
このような凸部7612を設けることで雄ねじ80によ
る鉄筋74の押さえ付けがより確実になされ、コンクリ
ート床70に対してプレキャストコンクリート部材72
をより強固に仮固定する上で有利となる。
【0035】図9(B)では、前記筒体7602の内面
に設けた凸部7612の先部に、断面形状が先端に至る
につれて次第に小さくなる突起7612Aを形成したも
のである。また、雄ねじ80の軸部の先部に、断面形状
が先端に至るにつれて次第に小さくなる突起80Aを形
成したものである。上述のように、コンクリート埋設用
として使用される鉄筋74の表面には凹凸が設けられて
おり、したがって、このように凸部7612の先部に突
起7612Aを設けたり、雄ねじ80の軸部の先部に突
起80Aを設けるようにすると、これら突起7612
A、80Aが鉄筋74の表面に食い込み易くなり、雄ね
じ80による鉄筋74の押さえ付けをより確実し、コン
クリート床70に対してプレキャストコンクリート部材
72をより強固に仮固定する上で有利となる。図9
(C)では、前記筒体7602の内面の凸部7612
を、筒体7602にねじ結合した、あるいは溶着した雄
ねじ7620により構成したものである。このように雄
ねじ7620を用いると、市販のモルタル充填式継手7
6の筒体7602にも簡単に凸部7612を設けること
ができる。
【0036】次に、図10を参照して雌ねじの変形例に
ついて説明する。図10(A)乃至(C)は雌ねじの変
形例の説明図を示す。図10(A)では、雌ねじ部材7
8をモルタル充填式継手76の筒体7602の外周部か
ら凹部72Cの底部まで延在させ、この雌ねじ部材78
の内周面の全長にわたって雌ねじ7802を形成したも
のである。図10(B)では、筒体7602の外周部で
鉄筋74に臨む箇所に環状の部材7822を嵌合固定
し、この環状の部材7822に前記雌ねじ7802を形
成したものである。図10(C)では、筒体7602の
外周部で鉄筋74に臨む箇所7630が、他の筒体76
02箇所よりも肉厚に形成され、この肉厚の箇所763
0に前記雌ねじ7802を形成したものである。なお、
図10(A)、(B)の場合、雌ねじ7802に臨む筒
体7602の壁部に、雌ねじ7802に連続する雌ねじ
を形成するか、あるいは、単に雄ねじ挿通孔を形成する
かは任意である。また、図10(B)、(C)の場合、
雌ねじ7802と凹部72Cとの間は、雄ねじ挿通孔7
2Dにより接続されることになる。
【0037】次に、図11を参照して雌ねじ部材の配設
構造について説明する。図11(A)、(B)はそれぞ
れ雌ねじ部材の配設構造を説明するための断面平面図を
示す。図11(A)では、プレキャストコンクリート部
材72の内部で水平面内において配設される直線状の鉄
筋7220に雌ねじ部材78を溶着固定したものであ
る。図11(B)では、筒体7602の周囲に配設され
る環状の定着鉄筋7222に雌ねじ部材78を溶着固定
したものである。このように型枠内において、鉄筋72
20、7222を配筋する際、雌ねじ部材78を鉄筋7
220、7222に溶着固定することで簡単に配設で
き、この状態で型枠内にコンクリートが打設され、プレ
キャストコンクリート部材72が製造される。
【0038】なお、前記第4の実施の形態におけるコン
クリート床70に対するプレキャストコンクリート部材
72の仮固定構造は、プレキャストコンクリート部材7
2の下部において8本の雄ねじ80によりそれぞれ鉄筋
74を押さえ付けることにより、プレキャストコンクリ
ート部材72を仮固定するものであるが、このように8
本の雄ねじ80がそれぞれ鉄筋74を押さえ付ける状態
は、モルタル充填式継手76に充填されたモルタルの硬
化後も保持されるため、8本の雄ねじ80は硬化された
モルタルと共に、コンクリート床70に対するプレキャ
ストコンクリート部材72の連結固定材としても機能す
ることになる。したがって、第4の実施の形態における
モルタル充填式継手76、雌ねじ部材78、雄ねじ80
を用いれば、コンクリート床70に対するプレキャスト
コンクリート部材72の連結強度を維持しつつモルタル
充填式継手76の筒体7602の長さを従来よりも短く
することが可能となる。
【0039】さらに、図12(A)、(B)に示すよう
に、筒体7602の内面に、鉄筋74に当接可能な凸部
7612を設けた場合には、雄ねじ80による鉄筋74
の押さえ付けがより確実になされ、連結強度が高められ
るので、凸部7612を設けない場合に比べて、モルタ
ル充填式継手76の筒体7602の長さを寸法L1だけ
短くすることが可能となる。さらに、図12(C)に示
すように、第4の実施の形態の雌ねじ部材78、雄ねじ
80に加え、プレキャストコンクリート部材72に、筒
体7602の側部でプレキャストコンクリート部材72
の鉄筋7202に臨む箇所に筒体7602の延在方向と
ほぼ直交する方向に延在する雌ねじ部材78を設け、こ
の雌ねじ部材78の雌ねじ7802に螺合する雄ねじ8
0を設ければ、さらに連結強度が増し、図12(B)の
場合よりもモルタル充填式継手76の筒体7602の長
さを寸法L2だけ短くすることが可能となる。
【0040】なお、図12(C)に示すように、モルタ
ル充填式継手76の筒体7602の内部空間で、プレキ
ャストコンクリート部材72の鉄筋7202を押さえ付
けるための雌ねじ部材78および雄ねじ80と、コンク
リート床70の鉄筋74を押さえ付けるための雌ねじ部
材78および雄ねじ80とを用いる場合、図13(A)
に示すように、プレキャストコンクリート部材72の鉄
筋7202を押さえ付けるための雌ねじ部材78および
雄ねじ80をエア排出口7606の下方に配設し、コン
クリート床70の鉄筋74を押さえ付けるための雌ねじ
部材78および雄ねじ80をモルタル注入口7604の
上方に配設してもよい。すなわち、これらの雌ねじ部材
78と雄ねじ80をエア排出口7606とモルタル注入
口7604の間に配設してもよい。
【0041】あるいは、図13(B)に示すように、プ
レキャストコンクリート部材72の鉄筋7202を押さ
え付けるための雌ねじ部材78および雄ねじ80をエア
排出口7606の上方に配設し、コンクリート床70の
鉄筋74を押さえ付けるための雌ねじ部材78および雄
ねじ80をモルタル注入口7604の下方に配設しても
よい。すなわち、これらの雌ねじ部材78と雄ねじ80
をエア排出口7606とモルタル注入口7604の外側
に配設してもよい。なお、図13(C)に示すように、
雌ねじ部材78の長さを短くすることで雌ねじ7802
を短くし、雌ねじ7802と凹部72Cとの間を雄ねじ
挿通孔72Dで接続すると、雄ねじ80の回動量が減少
し、雄ねじ80の取り付け作業を簡単化する上で有利と
なる。
【0042】なお、第4の実施の形態では、現場で打設
されたコンクリート体に対してプレキャストコンクリー
ト部材を連結する場合について説明したが、第4の実施
の形態は、プレキャストコンクリート部材どうしの連結
にも無論適用される。
【0043】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように本発明のプ
レキャストコンクリート部材の仮固定構造によれば、支
保工を不要とし、プレキャストコンクリート部材の組立
を簡易迅速に行なうことが可能となる。また、本発明の
プレキャストコンクリート部材の連結固定構造によれ
ば、プレキャストコンクリート部材の連結固定をより強
固に行なう上で有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の説明図で、(A)はボック
スカルバートの分解斜視図、(B)は下分割体の合わせ
面の分解斜視図(C)は中間側壁の合わせ面の斜視図で
ある。
【図2】第1の実施の形態の説明図で、(A)乃至
(E)はボックスカルバートの組立工程の説明図であ
る。
【図3】(A)乃至(E)は第2の実施の形態に係るボ
ックスカルバートの組立工程の説明図である。
【図4】第3の実施の形態の説明図で、(A)は擁壁の
分解斜視図、(B)は下分割体の合わせ面の分解斜視図
(C)は中間側壁の端面の斜視図である。
【図5】第3の実施の形態の説明図で、(A)乃至
(E)は擁壁の組立工程の説明図である。
【図6】第4の実施の形態の説明図で、(A)乃至
(D)はコンクリート床にプレキャストコンクリート部
材を立設する場合の説明図である。
【図7】第4の実施の形態の説明図で、(A)乃至
(D)はコンクリート床にプレキャストコンクリート部
材を立設する場合のモルタル充填式継手部分の説明図で
ある。
【図8】(A)、(B)はコンクリート体に立設される
鉄筋の説明図、(C)は雌ねじ部材の説明図、(D)は
モルタル充填式継手の筒体と雌ねじ部材部分の説明図で
ある。
【図9】(A)乃至(C)はモルタル充填式継手の筒体
や雄ねじの変形例の説明図である。
【図10】(A)乃至(C)は雌ねじの変形例の説明図
である。
【図11】(A)、(B)はそれぞれ雌ねじ部材の配設
構造を説明するための断面平面図である。
【図12】(A)乃至(C)はモルタル充填式継手の筒
体の長さの説明図である。
【図13】(A)乃至(C)は雌ねじ部材や雄ねじの配
設構造の説明図である。
【符号の説明】
12 ボックスカルバート 26、26A、26B、54 ねじふし鉄筋 28,30、56 ナット部材 42 擁壁 72 プレキャストコンクリート部材 76 モルタル充填式継手 78 雌ねじ部材 80 雄ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 勝識 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目25番2号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 笹谷 輝勝 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目25番2号 株 式会社フジタ内 (72)発明者 大月 隆行 岡山県真庭郡落合町大字開田630番地1 ランデス株式会社内 (72)発明者 松岡 智 岡山県真庭郡落合町大字開田630番地1 ランデス株式会社内 (72)発明者 小野 修司 岡山県真庭郡落合町大字開田630番地1 ランデス株式会社内 (72)発明者 越路 正人 栃木県小山市横倉新田520番地 東京鉄鋼 株式会社内 (72)発明者 佐々木 文雄 栃木県小山市横倉新田520番地 東京鉄鋼 株式会社内 Fターム(参考) 2D063 BA06 BA24 BA31 2E125 AA75 AF01 AG02 AG03 AG12 AG13 AG41 BA32 BA42 BB08 BB09 BB24 BC06 BD01 BE07 BF04 BF05 CA04 CA79 EA33

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 双方の合わせ面が合わせられた状態でコ
    ンクリート体にプレキャストコンクリート部材が仮固定
    される構造であって、 コンクリート体の合わせ面からこの合わせ面と直交する
    方向に突出するように前記コンクリート体で支持された
    ねじふし鉄筋が設けられ、 前記プレキャストコンクリート部材の合わせ面に、前記
    ねじふし鉄筋の挿通を可能とした挿通孔が前記合わせ面
    とは反対の端面まで貫通して設けられ、 前記コンクリート体とプレキャストコンクリート部材
    は、それらの合わせ面が合わせられた状態で前記ねじふ
    し鉄筋が前記挿通孔に挿通されると共に、前記端面にお
    いて螺合されたナット部材により前記ねじふし鉄筋が締
    結されることで仮固定されている、 ことを特徴とするプレキャストコンクリート部材の仮固
    定構造。
  2. 【請求項2】 合わせ面が合わせられた状態でコンクリ
    ート体に第1、第2の2つのプレキャストコンクリート
    部材が仮固定される構造であって、 前記コンクリート体は、このコンクリート体に基部が支
    持されてコンクリート体の合わせ面1からこの合わせ面
    1と直交する方向に突出するねじふし鉄筋を備え、 前記第1のプレキャストコンクリート部材は、前記コン
    クリート体の合わせ面1に合わせられる合わせ面2と、
    第2のプレキャストコンクリート部材の合わせ面3に合
    わせられ前記合わせ面2と平行する合わせ面4と、前記
    ねじふし鉄筋の挿通を可能とし前記合わせ面2から合わ
    せ面4にわたって貫通する挿通孔とを備え、 前記第2のプレキャストコンクリート部材は、前記ねじ
    ふし鉄筋の挿通を可能とし前記合わせ面3からこの合わ
    せ面3と反対の端面にわたって貫通する挿通孔を備え、 前記コンクリート体と第1のプレキャストコンクリート
    部材は、それらの合わせ面1、合わせ面2が合わせられ
    た状態で前記ねじふし鉄筋が前記挿通孔に挿通されると
    共に、前記第4の合わせ面において螺合されたナット部
    材により前記ねじふし鉄筋が締結されることで仮固定さ
    れ、 前記第1、第2のプレキャストコンクリート部材は、そ
    れらの合わせ面3、合わせ面4が合わせられた状態で前
    記ねじふし鉄筋が前記挿通孔に挿通されると共に、前記
    端面において螺合されたナット部材により前記ねじふし
    鉄筋が締結されることで仮固定されている、 ことを特徴とするプレキャストコンクリート部材の仮固
    定構造。
  3. 【請求項3】 合わせ面が合わせられた状態でコンクリ
    ート体に第1、第2の2つのプレキャストコンクリート
    部材が仮固定される構造であって、 前記コンクリート体は、このコンクリート体に基部が支
    持されてコンクリート体の合わせ面1からこの合わせ面
    1と直交する方向に突出する第1のねじふし鉄筋を備
    え、 前記第1のプレキャストコンクリート部材は、コンクリ
    ート体の合わせ面1に合わせられる合わせ面2と、第2
    のプレキャストコンクリート部材の合わせ面3に合わせ
    られ前記合わせ面2と平行する合わせ面4と、ねじふし
    鉄筋の挿通を可能とし前記合わせ面2から合わせ面4に
    わたって貫通する挿通孔とを備え、 前記第2のプレキャストコンクリート部材は、ねじふし
    鉄筋の挿通を可能とし前記合わせ面3からこの合わせ面
    3と反対の端面にわたって貫通する挿通孔を備え、 前記コンクリート体と、第1のプレキャストコンクリー
    ト部材は、それらの合わせ面1、合わせ面2が合わせら
    れた状態で前記第1のねじふし鉄筋が前記挿通孔に挿通
    されると共に、前記第4の合わせ面において螺合された
    ナット部材により前記ねじふし鉄筋が締結されることで
    仮固定され、 前記第1、第2のプレキャストコンクリート部材は、そ
    れらの合わせ面3、合わせ面4が合わせられた状態で前
    記ナット部材に螺合する第2のねじふし鉄筋が前記挿通
    孔に挿通されると共に、前記端面において螺合されたナ
    ット部材により前記第2のねじふし鉄筋が締結されるこ
    とで仮固定されている、 ことを特徴とするプレキャストコンクリート部材の仮固
    定構造。
  4. 【請求項4】 コンクリート体から突設された鉄筋を、
    プレキャストコンクリート部材に埋め込まれたモルタル
    充填式継手の筒体の内部に挿入してコンクリート体にプ
    レキャストコンクリート部材を合わせ、前記筒体の内部
    にモルタルを充填してコンクリート体にプレキャストコ
    ンクリート部材を連結固定する際にコンクリート体に対
    してプレキャストコンクリート部材を仮固定する構造で
    あって、 前記プレキャストコンクリート部材に、前記筒体の側部
    で前記鉄筋に臨む箇所に前記筒体の延在方向とほぼ直交
    する方向に延在する雌ねじと、 前記プレキャストコンクリート部材の外面から前記雌ね
    じに螺合し、その先端が前記鉄筋を押圧する雄ねじと、 を備えることを特徴とするプレキャストコンクリート部
    材の仮固定構造。
  5. 【請求項5】 コンクリート体から突設された鉄筋を、
    プレキャストコンクリート部材に埋め込まれたモルタル
    充填式継手の筒体の内部に挿入し、プレキャストコンク
    リート部材に埋め込まれた鉄筋の先端と前記コンクリー
    ト体の鉄筋の先端を前記筒体の内部で向かい合わせてコ
    ンクリート体とプレキャストコンクリート部材を合わ
    せ、前記筒体の内部にモルタルを充填してコンクリート
    体にプレキャストコンクリート部材を連結固定する構造
    であって、 前記プレキャストコンクリート部材に、前記筒体の側部
    でプレキャストコンクリート部材の鉄筋に臨む箇所に前
    記筒体の延在方向とほぼ直交する方向に延在する雌ねじ
    が設けられ、 前記プレキャストコンクリート部材の外面から前記雌ね
    じに螺合し、その先端がプレキャストコンクリート部材
    の鉄筋を押圧する雄ねじが設けられ、 前記プレキャストコンクリート部材に、前記筒体の側部
    で前記コンクリート体の鉄筋に臨む箇所に前記筒体の延
    在方向とほぼ直交する方向に延在する雌ねじが設けら
    れ、 前記プレキャストコンクリート部材の外面から前記雌ね
    じに螺合し、その先端が前記コンクリート体の鉄筋を押
    圧する雄ねじが設けられている、 ことを特徴とするプレキャストコンクリート部材の連結
    固定構造。
  6. 【請求項6】 前記プレキャストコンクリート部材に、
    前記筒体の側部で前記鉄筋に臨む箇所に前記筒体の延在
    方向とほぼ直交する方向に延在して雌ねじ部材が埋め込
    まれ、前記雌ねじは前記雌ねじ部材に形成されているこ
    とを特徴とする請求項4記載のプレキャストコンクリー
    ト部材の仮固定構造または請求項5記載のプレキャスト
    コンクリート部材の連結固定構造。
  7. 【請求項7】 前記筒体の外周部で前記鉄筋に臨む箇所
    に環状の部材が固定され、前記雌ねじは前記環状の部材
    に形成されていることを特徴とする請求項4記載のプレ
    キャストコンクリート部材の仮固定構造または請求項5
    記載のプレキャストコンクリート部材の連結固定構造。
  8. 【請求項8】 前記筒体の側部で前記鉄筋に臨む箇所
    は、他の筒体箇所よりも肉厚に形成され、前記雌ねじは
    前記肉厚の部分に形成されていることを特徴とする請求
    項4記載のプレキャストコンクリート部材の仮固定構造
    または請求項5記載のプレキャストコンクリート部材の
    連結固定構造。
  9. 【請求項9】 前記プレキャストコンクリート部材の外
    面に、前記雄ねじの頭部を収容する凹部が設けられ、前
    記凹部はモルタルで閉塞されることを特徴とする請求項
    4記載のプレキャストコンクリート部材の仮固定構造ま
    たは請求項5記載のプレキャストコンクリート部材の連
    結固定構造。
  10. 【請求項10】 前記雌ねじは、前記筒体と凹部との間
    の中間箇所まで延在し、前記筒体と凹部との間の中間箇
    所と凹部との間は、雄ねじ挿通孔が設けられていること
    を特徴とする請求項9記載のプレキャストコンクリート
    部材の仮固定構造またはプレキャストコンクリート部材
    の連結固定構造。
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CN110094059A (zh) * 2018-01-30 2019-08-06 江苏建筑职业技术学院 一种建筑墙体上的壁龛结构及制作方法

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