JP2002348870A - 鋼管杭圧入引抜機 - Google Patents
鋼管杭圧入引抜機Info
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- JP2002348870A JP2002348870A JP2001153880A JP2001153880A JP2002348870A JP 2002348870 A JP2002348870 A JP 2002348870A JP 2001153880 A JP2001153880 A JP 2001153880A JP 2001153880 A JP2001153880 A JP 2001153880A JP 2002348870 A JP2002348870 A JP 2002348870A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 圧入引抜機自体の機構を簡易化して垂直方向
の寸法を低くし、機械重量も低減して建設現場での搬入
と操作を容易にするとともに、連続して圧入引抜される
鋼管杭のピッチの変更と進路変更にも素早く対処可能な
鋼管杭圧入引抜機を提供することを目的とする。 【解決手段】 既設の鋼管杭上に定置される台座2上に
スライド自在に配備されたスライドベース4の上方に回
動自在に立設されたガイドフレーム6に昇降自在に装着
された昇降体8と、昇降体8の下方に配備された旋回自
在な杭掴み装置10とを備え、反力掴み装置を前部反力
掴み装置3aと後部反力掴み装置3bに分割構成し、前
部反力掴み装置3aは進行方向に対して左右方向に摺動
自在に構成するとともに後部反力掴み装置3bは進行方
向に対して前後方向に摺動自在に構成してある。
の寸法を低くし、機械重量も低減して建設現場での搬入
と操作を容易にするとともに、連続して圧入引抜される
鋼管杭のピッチの変更と進路変更にも素早く対処可能な
鋼管杭圧入引抜機を提供することを目的とする。 【解決手段】 既設の鋼管杭上に定置される台座2上に
スライド自在に配備されたスライドベース4の上方に回
動自在に立設されたガイドフレーム6に昇降自在に装着
された昇降体8と、昇降体8の下方に配備された旋回自
在な杭掴み装置10とを備え、反力掴み装置を前部反力
掴み装置3aと後部反力掴み装置3bに分割構成し、前
部反力掴み装置3aは進行方向に対して左右方向に摺動
自在に構成するとともに後部反力掴み装置3bは進行方
向に対して前後方向に摺動自在に構成してある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は既設の鋼管杭上に定
置して該鋼管杭の反力に基づいて新たな鋼管杭を地盤内
に圧入,引抜するとともに、連続して圧入引抜される鋼
管杭の圧入引抜ピッチの変更と進路変更にも素早く対応
可能にした鋼管杭圧入引抜機に関するものである。
置して該鋼管杭の反力に基づいて新たな鋼管杭を地盤内
に圧入,引抜するとともに、連続して圧入引抜される鋼
管杭の圧入引抜ピッチの変更と進路変更にも素早く対応
可能にした鋼管杭圧入引抜機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、各種の土木基礎工事において、鋼
管杭,例えば鋼管単杭とか鋼管矢板は大きな支持力が得
られるとともに経済性に優れているため、永久構造物の
外にも護岸工事及び山留め工事、締切り工事等の仮設工
事の支持杭として広く採用されている。従来からこれら
の鋼管杭の地盤への圧入,引抜工事は、例えば上空制限
のない場所ではバイブロハンマとかディーゼルハンマも
しくは中堀式などの工法や、静荷重型鋼管杭圧入引抜機
が用いられており、また、上空制限のある場所では主と
して静荷重型鋼管杭圧入引抜機が採用されている。
管杭,例えば鋼管単杭とか鋼管矢板は大きな支持力が得
られるとともに経済性に優れているため、永久構造物の
外にも護岸工事及び山留め工事、締切り工事等の仮設工
事の支持杭として広く採用されている。従来からこれら
の鋼管杭の地盤への圧入,引抜工事は、例えば上空制限
のない場所ではバイブロハンマとかディーゼルハンマも
しくは中堀式などの工法や、静荷重型鋼管杭圧入引抜機
が用いられており、また、上空制限のある場所では主と
して静荷重型鋼管杭圧入引抜機が採用されている。
【0003】この静荷重型鋼管杭圧入引抜機としては、
実公平6−21962号に示すように、既設の鋼管杭上
に定置された台座の下方に複数の反力掴み装置(クラン
プ)を設けて、この反力掴み装置により既設杭をクラン
プすることによって反力を取っており、この反力掴み装
置は台座の下面にあって進行方向先頭の反力掴み装置は
左右方向に摺動自在に設けられ、残りの反力掴み装置は
前後及び左右方向に摺動自在に取り付けられている。こ
れはカーブ施工において建込み杭の進行方向法線に対す
るクランプ装置の左右方向への「ずれ」に対する位置合
わせと、反力掴み装置が既設杭に圧接する際に発生する
クリアランス分の移動をスムーズに行わせるための機構
を構成している。
実公平6−21962号に示すように、既設の鋼管杭上
に定置された台座の下方に複数の反力掴み装置(クラン
プ)を設けて、この反力掴み装置により既設杭をクラン
プすることによって反力を取っており、この反力掴み装
置は台座の下面にあって進行方向先頭の反力掴み装置は
左右方向に摺動自在に設けられ、残りの反力掴み装置は
前後及び左右方向に摺動自在に取り付けられている。こ
れはカーブ施工において建込み杭の進行方向法線に対す
るクランプ装置の左右方向への「ずれ」に対する位置合
わせと、反力掴み装置が既設杭に圧接する際に発生する
クリアランス分の移動をスムーズに行わせるための機構
を構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記実
公平6−21962号に示す従来の鋼管杭圧入引抜機
は、進行方向先頭の反力掴み装置のみが左右方向に摺動
自在に設けられ、残りの反力掴み装置は全て前後及び左
右方向に摺動自在に配備されているため、圧入引抜機自
体が大型化するとともに、進行方向先頭の反力掴み装置
以外の反力掴み装置には全て前後及び左右方向の双方の
駆動機構を組み込まなければならず、圧入引抜機自体の
垂直方向の寸法が高くなって機械重量も大きくなり、し
かも機構がきわめて複雑であって製作コストが高騰して
しまうという課題がある。
公平6−21962号に示す従来の鋼管杭圧入引抜機
は、進行方向先頭の反力掴み装置のみが左右方向に摺動
自在に設けられ、残りの反力掴み装置は全て前後及び左
右方向に摺動自在に配備されているため、圧入引抜機自
体が大型化するとともに、進行方向先頭の反力掴み装置
以外の反力掴み装置には全て前後及び左右方向の双方の
駆動機構を組み込まなければならず、圧入引抜機自体の
垂直方向の寸法が高くなって機械重量も大きくなり、し
かも機構がきわめて複雑であって製作コストが高騰して
しまうという課題がある。
【0005】特に圧入引抜機自体が大型化することによ
り、建設現場への圧入引抜機本体の搬入には大型のクレ
ーンを用いるか、該圧入引抜機本体を分割して搬入して
から現場で組み立てる作業が必要であり、大きな現場ス
ペースが要求されるとともに作業の煩雑化と効率低下を
招来し、施工計画がスムーズに進行しないケースが生じ
るという問題がある。
り、建設現場への圧入引抜機本体の搬入には大型のクレ
ーンを用いるか、該圧入引抜機本体を分割して搬入して
から現場で組み立てる作業が必要であり、大きな現場ス
ペースが要求されるとともに作業の煩雑化と効率低下を
招来し、施工計画がスムーズに進行しないケースが生じ
るという問題がある。
【0006】そこで本発明はこのような従来の鋼管杭圧
入引抜機が有している課題を解消して、圧入引抜機自体
の大型化を防止するとともに機構を簡易化して垂直方向
の寸法を低くし、機械重量も低減して建設現場での搬入
と操作を容易にするとともに、連続して圧入引抜される
鋼管杭のピッチの変更と進路変更にも素早く対応可能な
鋼管杭圧入引抜機を提供することを目的とするものであ
る。
入引抜機が有している課題を解消して、圧入引抜機自体
の大型化を防止するとともに機構を簡易化して垂直方向
の寸法を低くし、機械重量も低減して建設現場での搬入
と操作を容易にするとともに、連続して圧入引抜される
鋼管杭のピッチの変更と進路変更にも素早く対応可能な
鋼管杭圧入引抜機を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、下方に反力掴み装置を配設して既設の鋼管
杭上に定置される台座と、該台座上にスライド自在に配
備されたスライドベースの上方にあって縦軸を中心とし
て回動自在に立設されたガイドフレームと、該ガイドフ
レームに昇降自在に装着されて杭圧入引抜シリンダが取
り付けられた昇降体と、昇降体の下方に配備された旋回
自在な杭掴み装置とを備えた鋼管杭圧入引抜機におい
て、上記反力掴み装置を、前部反力掴み装置と後部反力
掴み装置に分割構成し、前部反力掴み装置は進行方向に
対して左右方向に摺動自在に構成するとともに後部反力
掴み装置は進行方向に対して前後方向に摺動自在に構成
してある。具体的な構成として、前部反力掴み装置と台
座との間に、一端が台座に固定されて前部反力掴み装置
を相対的に左右方向に摺動させるシリンダ装置を配設
し、後部反力掴み装置と台座との間に、一端が台座に固
定されて後部反力掴み装置を相対的に前後方向に摺動さ
せるシリンダ装置を配設する。
するために、下方に反力掴み装置を配設して既設の鋼管
杭上に定置される台座と、該台座上にスライド自在に配
備されたスライドベースの上方にあって縦軸を中心とし
て回動自在に立設されたガイドフレームと、該ガイドフ
レームに昇降自在に装着されて杭圧入引抜シリンダが取
り付けられた昇降体と、昇降体の下方に配備された旋回
自在な杭掴み装置とを備えた鋼管杭圧入引抜機におい
て、上記反力掴み装置を、前部反力掴み装置と後部反力
掴み装置に分割構成し、前部反力掴み装置は進行方向に
対して左右方向に摺動自在に構成するとともに後部反力
掴み装置は進行方向に対して前後方向に摺動自在に構成
してある。具体的な構成として、前部反力掴み装置と台
座との間に、一端が台座に固定されて前部反力掴み装置
を相対的に左右方向に摺動させるシリンダ装置を配設
し、後部反力掴み装置と台座との間に、一端が台座に固
定されて後部反力掴み装置を相対的に前後方向に摺動さ
せるシリンダ装置を配設する。
【0008】圧入引抜機本体の台座上に進行方向に沿っ
て摺動自在にスライドベースを配備して、このスライド
ベース上に支持アームを縦軸を中心として回動自在に軸
支し、該支持アームの前部に設けた軸受部を中心として
ガイドフレームを傾動自在に立設する。
て摺動自在にスライドベースを配備して、このスライド
ベース上に支持アームを縦軸を中心として回動自在に軸
支し、該支持アームの前部に設けた軸受部を中心として
ガイドフレームを傾動自在に立設する。
【0009】かかる本発明によれば、建込用の鋼管杭を
地盤に圧入する際の基本操作は前部反力掴み装置と後部
反力掴み装置の各クランプシリンダを用いて既設の鋼管
杭をクランプしてから杭掴み装置に内蔵されたチャック
シリンダにより建込用鋼管杭をチャックし、杭圧入引抜
シリンダの駆動により鋼管杭の圧入を行う。圧入引抜機
を前進させるには、前部反力掴み装置と既設の鋼管杭と
のクランプを解除してから後部反力掴み装置と台座間に
配設されたシリンダ装置を伸長することによって圧入引
抜機本体をシリンダ装置のストローク分だけ前方にスラ
イドさせ、前部反力掴み装置に内蔵されたクランプシリ
ンダの伸長により前部反力掴み装置と既設の鋼管杭とを
クランプし、次に後部反力掴み装置と既設の鋼管杭との
クランプを解除してから上記シリンダ装置の短縮により
後部反力掴み装置を前方にスライドさせて再度既設の鋼
管杭にクランプして1ステップの前進工程が完了する。
地盤に圧入する際の基本操作は前部反力掴み装置と後部
反力掴み装置の各クランプシリンダを用いて既設の鋼管
杭をクランプしてから杭掴み装置に内蔵されたチャック
シリンダにより建込用鋼管杭をチャックし、杭圧入引抜
シリンダの駆動により鋼管杭の圧入を行う。圧入引抜機
を前進させるには、前部反力掴み装置と既設の鋼管杭と
のクランプを解除してから後部反力掴み装置と台座間に
配設されたシリンダ装置を伸長することによって圧入引
抜機本体をシリンダ装置のストローク分だけ前方にスラ
イドさせ、前部反力掴み装置に内蔵されたクランプシリ
ンダの伸長により前部反力掴み装置と既設の鋼管杭とを
クランプし、次に後部反力掴み装置と既設の鋼管杭との
クランプを解除してから上記シリンダ装置の短縮により
後部反力掴み装置を前方にスライドさせて再度既設の鋼
管杭にクランプして1ステップの前進工程が完了する。
【0010】また、建込用の鋼管杭をカーブしている既
設の鋼管杭に沿って走行しながら順次圧入したり、該鋼
管杭を進行方向と直角方向に打設するには、杭掴み装置
を昇降体に対して旋回して進行方向を転回させながら前
部反力掴み装置と台座間に配設されたシリンダ装置を駆
動させることにより、前部反力掴み装置が進行方向の中
心線に対して左右方向に移動するので、該前部反力掴み
装置をカーブしている既設の鋼管杭又は直角方向の鋼管
杭のクランプ位置に適正に移動させて、内蔵されたクラ
ンプシリンダにより前部反力掴み装置と既設の鋼管杭を
クランプしてから後部反力掴み装置と既設の鋼管杭との
クランプを解除して、シリンダ装置の短縮により後部反
力掴み装置を前方にスライドさせて既設の鋼管杭にクラ
ンプさせることにより、曲線及び直角方向に沿った前進
工程を行うことができる。
設の鋼管杭に沿って走行しながら順次圧入したり、該鋼
管杭を進行方向と直角方向に打設するには、杭掴み装置
を昇降体に対して旋回して進行方向を転回させながら前
部反力掴み装置と台座間に配設されたシリンダ装置を駆
動させることにより、前部反力掴み装置が進行方向の中
心線に対して左右方向に移動するので、該前部反力掴み
装置をカーブしている既設の鋼管杭又は直角方向の鋼管
杭のクランプ位置に適正に移動させて、内蔵されたクラ
ンプシリンダにより前部反力掴み装置と既設の鋼管杭を
クランプしてから後部反力掴み装置と既設の鋼管杭との
クランプを解除して、シリンダ装置の短縮により後部反
力掴み装置を前方にスライドさせて既設の鋼管杭にクラ
ンプさせることにより、曲線及び直角方向に沿った前進
工程を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明にかか
る鋼管杭圧入引抜機の具体的な実施形態を説明する。図
1は本発明を適用した鋼管杭の圧入引抜機本体1を全体
的に示す側面図、図2は同平面図であり、2は台座、3
は台座2の下部に配設されて既設の鋼管杭をクランプす
る反力掴み装置である。この反力掴み装置3は前部反力
掴み装置3aと後部反力掴み装置3bとに分割構成され
ている。詳細は後述するように、前部反力掴み装置3a
は台座2の下面にあって進行方向に対して左右方向に摺
動自在に配設され、後部反力掴み装置3bは進行方向に
対して前後方向に摺動自在に配設されている。Fは圧入
引抜機本体1の進行方向を示す。
る鋼管杭圧入引抜機の具体的な実施形態を説明する。図
1は本発明を適用した鋼管杭の圧入引抜機本体1を全体
的に示す側面図、図2は同平面図であり、2は台座、3
は台座2の下部に配設されて既設の鋼管杭をクランプす
る反力掴み装置である。この反力掴み装置3は前部反力
掴み装置3aと後部反力掴み装置3bとに分割構成され
ている。詳細は後述するように、前部反力掴み装置3a
は台座2の下面にあって進行方向に対して左右方向に摺
動自在に配設され、後部反力掴み装置3bは進行方向に
対して前後方向に摺動自在に配設されている。Fは圧入
引抜機本体1の進行方向を示す。
【0012】台座2上には圧入引抜機本体1の進行方向
に沿って摺動自在にスライドベース4が配備されてお
り、このスライドベース4上には支持アーム5が縦軸を
中心として回動自在に軸支され、この支持アーム5の前
部に設けた軸受部6aを中心として回動可能なガイドフ
レーム6が立設されている。このガイドフレーム6は、
一端が支持アーム5に軸支された傾動シリンダ7の伸縮
によって軸受部6aを中心として傾動可能となってい
る。
に沿って摺動自在にスライドベース4が配備されてお
り、このスライドベース4上には支持アーム5が縦軸を
中心として回動自在に軸支され、この支持アーム5の前
部に設けた軸受部6aを中心として回動可能なガイドフ
レーム6が立設されている。このガイドフレーム6は、
一端が支持アーム5に軸支された傾動シリンダ7の伸縮
によって軸受部6aを中心として傾動可能となってい
る。
【0013】上記ガイドフレーム6には昇降体8が昇降
自在に装着されている。該昇降体8の両側には左右一対
の杭圧入引抜シリンダ9,9が取り付けられていて、こ
の杭圧入引抜シリンダ9,9の一端が前記軸受部6aに
軸支されており、昇降体8を上下駆動するように構成さ
れている。
自在に装着されている。該昇降体8の両側には左右一対
の杭圧入引抜シリンダ9,9が取り付けられていて、こ
の杭圧入引抜シリンダ9,9の一端が前記軸受部6aに
軸支されており、昇降体8を上下駆動するように構成さ
れている。
【0014】昇降体8の下方には、杭掴み装置10が該
昇降体8に対して旋回自在に配備されている。この杭掴
み装置10の内壁面には2個の固定側チャック爪10
a,10aと、該固定側チャック爪10a,10aと対
向する位置に2個の可動側チャック爪10b,10bと
が配置されていて、杭掴み装置10に内蔵されたチャッ
クシリンダ11,11の押圧力により可動側チャック爪
10b,10bを用いて建込用鋼管杭の外周を円筒方向
から固定側チャック爪10a,10a方向に押動して該
鋼管杭を4方向からチャックし、地盤への圧入と引抜を
行う。
昇降体8に対して旋回自在に配備されている。この杭掴
み装置10の内壁面には2個の固定側チャック爪10
a,10aと、該固定側チャック爪10a,10aと対
向する位置に2個の可動側チャック爪10b,10bと
が配置されていて、杭掴み装置10に内蔵されたチャッ
クシリンダ11,11の押圧力により可動側チャック爪
10b,10bを用いて建込用鋼管杭の外周を円筒方向
から固定側チャック爪10a,10a方向に押動して該
鋼管杭を4方向からチャックし、地盤への圧入と引抜を
行う。
【0015】図3は図1のA−A線に沿う断面図であ
り、前部反力掴み装置3aと台座2との間に、一端が台
座2側に固定されて前部反力掴み装置3aを進行方向F
に対して左右方向に摺動させるシリンダ装置12が配設
されている。図4は図1のB−B線に沿う断面図であ
り、後部反力掴み装置3bと台座2との間に、一端が台
座2側に固定されて後部反力掴み装置3bを進行方向F
に対して前後方向に摺動させるシリンダ装置13が配設
されている。
り、前部反力掴み装置3aと台座2との間に、一端が台
座2側に固定されて前部反力掴み装置3aを進行方向F
に対して左右方向に摺動させるシリンダ装置12が配設
されている。図4は図1のB−B線に沿う断面図であ
り、後部反力掴み装置3bと台座2との間に、一端が台
座2側に固定されて後部反力掴み装置3bを進行方向F
に対して前後方向に摺動させるシリンダ装置13が配設
されている。
【0016】図5は反力掴み装置3a(3b)の縦断面
図、図6は図5のC−C線に沿う断面図であり、反力掴
み装置3a(3b)内にはクランプシリンダ14が内蔵
されている。該クランプシリンダ14の一端が杭掴み装
置3a(3b)の一方側に固定されているとともに他方
側が半円形部分に固定されていて、このクランプシリン
ダ14の伸長に伴って既設の鋼管杭の内面に反力掴み装
置3a(3b)が圧接して、摩擦抵抗により建込用鋼管
杭の圧入引抜時の反力を得るように構成されている。
図、図6は図5のC−C線に沿う断面図であり、反力掴
み装置3a(3b)内にはクランプシリンダ14が内蔵
されている。該クランプシリンダ14の一端が杭掴み装
置3a(3b)の一方側に固定されているとともに他方
側が半円形部分に固定されていて、このクランプシリン
ダ14の伸長に伴って既設の鋼管杭の内面に反力掴み装
置3a(3b)が圧接して、摩擦抵抗により建込用鋼管
杭の圧入引抜時の反力を得るように構成されている。
【0017】かかる構成によれば、建込用の鋼管杭16
を地盤に圧入する際の基本操作として、先ず前部反力掴
み装置3aと後部反力掴み装置3bの各クランプシリン
ダ14を用いて既設の鋼管杭15,15をクランプして
から、図7に示すように杭掴み装置10に内蔵されたチ
ャックシリンダ11,11により可動側チャック爪10
bを固定側チャック爪10a方向に押動して建込用の鋼
管杭16の外周を4方向からチャックし、杭圧入引抜シ
リンダ9,9を駆動して鋼管杭16の地盤への圧入を行
う。そして杭圧入引抜シリンダ9,9のストローク分だ
け圧入すると、チャックシリンダ11,11を開放して
から該チャックシリンダ11,11を杭圧入引抜シリン
ダ9,9のストローク分だけ上昇させ、再び前記同様の
操作を繰り返して所定の深度まで圧入を行う。鋼管杭1
6を地盤から引き抜く際の基本操作もほぼ同一であり、
杭圧入引抜シリンダ9,9を駆動して該杭圧入引抜シリ
ンダ9,9のストローク分だけ鋼管杭16の引抜作業を
行えばよい。
を地盤に圧入する際の基本操作として、先ず前部反力掴
み装置3aと後部反力掴み装置3bの各クランプシリン
ダ14を用いて既設の鋼管杭15,15をクランプして
から、図7に示すように杭掴み装置10に内蔵されたチ
ャックシリンダ11,11により可動側チャック爪10
bを固定側チャック爪10a方向に押動して建込用の鋼
管杭16の外周を4方向からチャックし、杭圧入引抜シ
リンダ9,9を駆動して鋼管杭16の地盤への圧入を行
う。そして杭圧入引抜シリンダ9,9のストローク分だ
け圧入すると、チャックシリンダ11,11を開放して
から該チャックシリンダ11,11を杭圧入引抜シリン
ダ9,9のストローク分だけ上昇させ、再び前記同様の
操作を繰り返して所定の深度まで圧入を行う。鋼管杭1
6を地盤から引き抜く際の基本操作もほぼ同一であり、
杭圧入引抜シリンダ9,9を駆動して該杭圧入引抜シリ
ンダ9,9のストローク分だけ鋼管杭16の引抜作業を
行えばよい。
【0018】図8〜図9は本発明を適用して既設の鋼管
杭15上を走行しながら建込用の鋼管杭16を打設する
際の作業姿勢を示す概略図であり、図8は建込用の鋼管
杭16を直線状に圧入する作業姿勢を、図9は曲線状に
カーブしている既設の鋼管杭15に沿って走行しながら
建込用の鋼管杭16を圧入する作業姿勢を夫々示してい
る。図8に示したように建込用の鋼管杭16を直線上に
順次地盤に圧入するには、既設の鋼管杭15を前部反力
掴み装置3aと後部反力掴み装置3bの各クランプシリ
ンダ14の伸長に伴って強固にクランプして反力を取り
ながら、杭掴み装置10に内蔵されたチャックシリンダ
11,11の押圧力により可動側チャック爪10bと固
定側チャック爪10aを用いて鋼管杭16を4方向から
チャックして、左右一対の杭圧入引抜シリンダ9,9の
駆動により昇降体8をガイドフレーム6に沿って下降す
ることにより、鋼管杭16を地盤へ順次圧入する。
杭15上を走行しながら建込用の鋼管杭16を打設する
際の作業姿勢を示す概略図であり、図8は建込用の鋼管
杭16を直線状に圧入する作業姿勢を、図9は曲線状に
カーブしている既設の鋼管杭15に沿って走行しながら
建込用の鋼管杭16を圧入する作業姿勢を夫々示してい
る。図8に示したように建込用の鋼管杭16を直線上に
順次地盤に圧入するには、既設の鋼管杭15を前部反力
掴み装置3aと後部反力掴み装置3bの各クランプシリ
ンダ14の伸長に伴って強固にクランプして反力を取り
ながら、杭掴み装置10に内蔵されたチャックシリンダ
11,11の押圧力により可動側チャック爪10bと固
定側チャック爪10aを用いて鋼管杭16を4方向から
チャックして、左右一対の杭圧入引抜シリンダ9,9の
駆動により昇降体8をガイドフレーム6に沿って下降す
ることにより、鋼管杭16を地盤へ順次圧入する。
【0019】圧入引抜機本体1を前進させるには、前部
反力掴み装置3aと既設の鋼管杭15とのクランプを解
除してから後部反力掴み装置3bと台座2との間に配設
されたシリンダ装置13を伸長することにより、圧入引
抜機本体1がシリンダ装置13のストローク分だけ前方
にスライドするので、そこで前部反力掴み装置3aに内
蔵されたクランプシリンダ14の伸長により前部反力掴
み装置3aと既設の鋼管杭15とをクランプし、次に後
部反力掴み装置3bと既設の鋼管杭15とのクランプを
解除してから上記シリンダ装置13の短縮により後部反
力掴み装置3bを前方にスライドさせて再度既設の鋼管
杭15にクランプすることにより、1ステップの前進工
程が行われる。
反力掴み装置3aと既設の鋼管杭15とのクランプを解
除してから後部反力掴み装置3bと台座2との間に配設
されたシリンダ装置13を伸長することにより、圧入引
抜機本体1がシリンダ装置13のストローク分だけ前方
にスライドするので、そこで前部反力掴み装置3aに内
蔵されたクランプシリンダ14の伸長により前部反力掴
み装置3aと既設の鋼管杭15とをクランプし、次に後
部反力掴み装置3bと既設の鋼管杭15とのクランプを
解除してから上記シリンダ装置13の短縮により後部反
力掴み装置3bを前方にスライドさせて再度既設の鋼管
杭15にクランプすることにより、1ステップの前進工
程が行われる。
【0020】図9に示すように建込用の鋼管杭16を曲
線Mのようにカーブしている既設の鋼管杭15に沿って
走行しながら順次圧入するには、前部反力掴み装置3a
と既設の鋼管杭15とのクランプを解除して、杭掴み装
置10を昇降体8に対して旋回して進行方向を転回させ
ながら、前部反力掴み装置3aと台座2との間に配設さ
れたシリンダ装置12を駆動させることにより、前部反
力掴み装置3aが進行方向Fに対して左右方向(図示例
では右方向)に摺動する。
線Mのようにカーブしている既設の鋼管杭15に沿って
走行しながら順次圧入するには、前部反力掴み装置3a
と既設の鋼管杭15とのクランプを解除して、杭掴み装
置10を昇降体8に対して旋回して進行方向を転回させ
ながら、前部反力掴み装置3aと台座2との間に配設さ
れたシリンダ装置12を駆動させることにより、前部反
力掴み装置3aが進行方向Fに対して左右方向(図示例
では右方向)に摺動する。
【0021】シリンダ装置12の駆動により、圧入引抜
機本体1の中心線Oに対して前部反力掴み装置3aが距
離hだけ右方向に移動するので、該前部反力掴み装置3
aをカーブしている既設の鋼管杭15のクランプ位置に
適正に移動させることができる。そこで前部反力掴み装
置3aに内蔵されたクランプシリンダ14の伸長により
前部反力掴み装置3aと既設の鋼管杭15とをクランプ
し、杭掴み装置10に内蔵されたチャックシリンダ1
1,11により可動側チャック爪10bを固定側チャッ
ク爪10a側に押圧して鋼管杭16を4方向からチャッ
クして、杭圧入引抜シリンダ9,9の駆動により昇降体
8をガイドフレーム6に沿って下降させて鋼管杭16を
地盤へ順次圧入する。次に後部反力掴み装置3bと既設
の鋼管杭15とのクランプを解除してからシリンダ装置
13の短縮により後部反力掴み装置3bを前方にスライ
ドさせて既設の鋼管杭15にクランプすることによって
曲線Mに沿う前進工程が行われる。
機本体1の中心線Oに対して前部反力掴み装置3aが距
離hだけ右方向に移動するので、該前部反力掴み装置3
aをカーブしている既設の鋼管杭15のクランプ位置に
適正に移動させることができる。そこで前部反力掴み装
置3aに内蔵されたクランプシリンダ14の伸長により
前部反力掴み装置3aと既設の鋼管杭15とをクランプ
し、杭掴み装置10に内蔵されたチャックシリンダ1
1,11により可動側チャック爪10bを固定側チャッ
ク爪10a側に押圧して鋼管杭16を4方向からチャッ
クして、杭圧入引抜シリンダ9,9の駆動により昇降体
8をガイドフレーム6に沿って下降させて鋼管杭16を
地盤へ順次圧入する。次に後部反力掴み装置3bと既設
の鋼管杭15とのクランプを解除してからシリンダ装置
13の短縮により後部反力掴み装置3bを前方にスライ
ドさせて既設の鋼管杭15にクランプすることによって
曲線Mに沿う前進工程が行われる。
【0022】図10〜図11は本発明を適用して既設の
鋼管杭15上を走行しながら建込用の鋼管杭16を直角
方向に打設する際の作業姿勢を示す概略図であり、図1
0に示したように、既設の鋼管杭15を前部反力掴み装
置3aと後部反力掴み装置3bの各クランプシリンダ1
4の伸長に伴って強固にクランプして反力を取りなが
ら、杭掴み装置10に内蔵されたチャックシリンダ1
1,11の押圧力により前記図8により説明した操作方
法に基づいて鋼管杭16aをチャックして直進方向に鋼
管杭16aを圧入する。
鋼管杭15上を走行しながら建込用の鋼管杭16を直角
方向に打設する際の作業姿勢を示す概略図であり、図1
0に示したように、既設の鋼管杭15を前部反力掴み装
置3aと後部反力掴み装置3bの各クランプシリンダ1
4の伸長に伴って強固にクランプして反力を取りなが
ら、杭掴み装置10に内蔵されたチャックシリンダ1
1,11の押圧力により前記図8により説明した操作方
法に基づいて鋼管杭16aをチャックして直進方向に鋼
管杭16aを圧入する。
【0023】鋼管杭16aの圧入が終了してから前部反
力掴み装置3aと既設の鋼管杭15とのクランプを解除
して、杭掴み装置10を昇降体8に対して旋回させて進
行方向を転回させながら前部反力掴み装置3aと台座2
との間に配設されたシリンダ装置12を駆動することに
より、図9の例と同様に前部反力掴み装置3aが進行方
向Fに対して右方向、即ち圧入引抜機本体1の中心線O
に対して距離hだけ右方向に移動するので、該前部反力
掴み装置3aを既設の鋼管杭15のクランプ位置に適正
に移動させることができる。そして進行方向と直角方向
で鋼管杭16aと隣接する位置に別の鋼管杭16bを同
様な操作方法により圧入し、必要に応じて該鋼管杭16
bと逆方向に隣接する位置にも鋼管杭16cを圧入す
る。尚、鋼管杭16cは圧入引抜機本体1の自走後に後
部反力掴み装置3bの支持力が不足することが予測され
たケースで打設すれば良く、該鋼管杭16cの圧入は省
略しても良い。
力掴み装置3aと既設の鋼管杭15とのクランプを解除
して、杭掴み装置10を昇降体8に対して旋回させて進
行方向を転回させながら前部反力掴み装置3aと台座2
との間に配設されたシリンダ装置12を駆動することに
より、図9の例と同様に前部反力掴み装置3aが進行方
向Fに対して右方向、即ち圧入引抜機本体1の中心線O
に対して距離hだけ右方向に移動するので、該前部反力
掴み装置3aを既設の鋼管杭15のクランプ位置に適正
に移動させることができる。そして進行方向と直角方向
で鋼管杭16aと隣接する位置に別の鋼管杭16bを同
様な操作方法により圧入し、必要に応じて該鋼管杭16
bと逆方向に隣接する位置にも鋼管杭16cを圧入す
る。尚、鋼管杭16cは圧入引抜機本体1の自走後に後
部反力掴み装置3bの支持力が不足することが予測され
たケースで打設すれば良く、該鋼管杭16cの圧入は省
略しても良い。
【0024】圧入引抜機本体1の転回は、上記鋼管杭1
6bの圧入工程を一時停止して、杭掴み装置10に内蔵
されたチャックシリンダ11,11により鋼管杭16b
をチャックしたまま前部反力掴み装置3a及び後部反力
掴み装置3bと既設の鋼管杭15間の各クランプを解除
し、図11に示すように鋼管杭16bを回動中心として
圧入引抜機本体1を直角方向に転回してから既設の鋼管
杭16aと鋼管杭16cに前部反力掴み装置3aと後部
反力掴み装置3bの各クランプシリンダ14を用いて強
固にクランプして反力を取り、以下同様な操作方法に基
づいて新たな建込用の鋼管杭16の圧入を継続する。
6bの圧入工程を一時停止して、杭掴み装置10に内蔵
されたチャックシリンダ11,11により鋼管杭16b
をチャックしたまま前部反力掴み装置3a及び後部反力
掴み装置3bと既設の鋼管杭15間の各クランプを解除
し、図11に示すように鋼管杭16bを回動中心として
圧入引抜機本体1を直角方向に転回してから既設の鋼管
杭16aと鋼管杭16cに前部反力掴み装置3aと後部
反力掴み装置3bの各クランプシリンダ14を用いて強
固にクランプして反力を取り、以下同様な操作方法に基
づいて新たな建込用の鋼管杭16の圧入を継続する。
【0025】図9〜図11の何れのケースでも建込用の
鋼管杭16の圧入引抜方向及びピッチの変更があった場
合には、前部反力掴み装置3aと台座2との間に配設さ
れたシリンダ装置12及び後部反力掴み装置3bと台座
2との間に配設されたシリンダ装置13の伸長と短縮に
伴って対処可能である。また、鋼管杭16の圧入のみで
なく、引抜時の動作態様も略同一である。
鋼管杭16の圧入引抜方向及びピッチの変更があった場
合には、前部反力掴み装置3aと台座2との間に配設さ
れたシリンダ装置12及び後部反力掴み装置3bと台座
2との間に配設されたシリンダ装置13の伸長と短縮に
伴って対処可能である。また、鋼管杭16の圧入のみで
なく、引抜時の動作態様も略同一である。
【0026】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる鋼管杭圧入引抜機によれば、建込用の鋼管杭を地盤
に圧入するには前部反力掴み装置と後部反力掴み装置を
用いて既設の鋼管杭をクランプしてから杭掴み装置に内
蔵された可動側チャック爪を固定側チャック爪方向に押
動して建込用鋼管杭をチャックし、該鋼管杭の圧入を行
うことが可能であり、建込用の鋼管杭を直線状に圧入,
引抜するばかりでなく、曲線状にカーブしている既設の
鋼管杭に沿って走行しながら順次圧入したり、既設の鋼
管杭上を走行しながら建込用の鋼管杭を直角方向に打設
する等の使用形態に対しても容易に対処することができ
る。
かる鋼管杭圧入引抜機によれば、建込用の鋼管杭を地盤
に圧入するには前部反力掴み装置と後部反力掴み装置を
用いて既設の鋼管杭をクランプしてから杭掴み装置に内
蔵された可動側チャック爪を固定側チャック爪方向に押
動して建込用鋼管杭をチャックし、該鋼管杭の圧入を行
うことが可能であり、建込用の鋼管杭を直線状に圧入,
引抜するばかりでなく、曲線状にカーブしている既設の
鋼管杭に沿って走行しながら順次圧入したり、既設の鋼
管杭上を走行しながら建込用の鋼管杭を直角方向に打設
する等の使用形態に対しても容易に対処することができ
る。
【0027】特に従来の鋼管杭圧入引抜機のように、台
座の下方に配設された進行方向先頭の反力掴み装置以外
の反力掴み装置を全て前後及び左右方向に摺動自在に配
備する必要がなくなり、圧入引抜機自体を小型化すると
ともに機構が簡易化されて製作コストが低廉化され、し
かも圧入引抜機自体の垂直方向の寸法と重量を下げたこ
とにより、大きな現場スペースは要求されずに建設現場
への搬入が可能であり、作業の効率を高めて施工計画を
スムーズに進行させることができる。
座の下方に配設された進行方向先頭の反力掴み装置以外
の反力掴み装置を全て前後及び左右方向に摺動自在に配
備する必要がなくなり、圧入引抜機自体を小型化すると
ともに機構が簡易化されて製作コストが低廉化され、し
かも圧入引抜機自体の垂直方向の寸法と重量を下げたこ
とにより、大きな現場スペースは要求されずに建設現場
への搬入が可能であり、作業の効率を高めて施工計画を
スムーズに進行させることができる。
【0028】また、鋼管杭の圧入時に後部反力掴み装置
を支点としてガイドフレームが後傾するモーメントが生
じた場合には、傾動シリンダを伸長駆動することによっ
てガイドフレームに前傾するモーメントが生じて、上記
後傾モーメントを打ち消すことができて、建込用の鋼管
杭の姿勢を垂直に維持することができる。
を支点としてガイドフレームが後傾するモーメントが生
じた場合には、傾動シリンダを伸長駆動することによっ
てガイドフレームに前傾するモーメントが生じて、上記
後傾モーメントを打ち消すことができて、建込用の鋼管
杭の姿勢を垂直に維持することができる。
【0029】従って本発明によれば、圧入引抜機自体の
大型化を防止するとともに機構を簡易化して垂直方向の
寸法を低くし、連続して圧入引抜される鋼管杭の圧入引
抜ピッチの変更及び進路変更にも素早く対処可能とした
鋼管杭圧入引抜機を提供することができる。
大型化を防止するとともに機構を簡易化して垂直方向の
寸法を低くし、連続して圧入引抜される鋼管杭の圧入引
抜ピッチの変更及び進路変更にも素早く対処可能とした
鋼管杭圧入引抜機を提供することができる。
【図1】本発明を適用した鋼管杭圧入引抜機を全体的に
示す側面図。
示す側面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1のA−A線に沿う断面図。
【図4】図1のB−B線に沿う断面図。
【図5】反力掴み装置の縦断面図。
【図6】図5のC−C線に沿う断面図。
【図7】鋼管杭を地盤に圧入する際の状態を示す要部縦
断面図。
断面図。
【図8】建込用の鋼管杭を直線状に圧入する作業姿勢を
示す概略図。
示す概略図。
【図9】建込用の鋼管杭を曲線状にカーブしている既設
の鋼管杭に沿って圧入する作業姿勢を示す概略図。
の鋼管杭に沿って圧入する作業姿勢を示す概略図。
【図10】建込用の鋼管杭を直角方向に打設する際の作
業姿勢を示す概略図。
業姿勢を示す概略図。
【図11】建込用の鋼管杭を直角方向に打設する次段階
の作業姿勢を示す概略図。
の作業姿勢を示す概略図。
1…圧入引抜機本体 2…台座 3a…前部反力掴み装置 3b…後部反力掴み装置 4…スライドベース 5…支持アーム 6…ガイドフレーム 6a…軸受部 7…傾動シリンダ 8…昇降体 9…杭圧入引抜シリンダ 10…杭掴み装置 10a…固定側チャック爪 10b…可動側チャック爪 11…チャックシリンダ 12,13…シリンダ装置 14…クランプシリンダ 15…(既設の)鋼管杭 16…(建込用の)鋼管杭 整理番号 P3288
Claims (3)
- 【請求項1】 下方に反力掴み装置を配設して既設の鋼
管杭上に定置される台座と、該台座上にスライド自在に
配備されたスライドベースの上方にあって縦軸を中心と
して回動自在に立設されたガイドフレームと、該ガイド
フレームに昇降自在に装着されて杭圧入引抜シリンダが
取り付けられた昇降体と、昇降体の下方に配備された旋
回自在な杭掴み装置とを備えた鋼管杭圧入引抜機におい
て、 上記反力掴み装置を、前部反力掴み装置と後部反力掴み
装置に分割構成し、前部反力掴み装置は進行方向に対し
て左右方向に摺動自在に構成するとともに後部反力掴み
装置は進行方向に対して前後方向に摺動自在に構成した
ことを特徴とする鋼管杭圧入引抜機。 - 【請求項2】 下方に反力掴み装置を配設して既設の鋼
管杭上に定置される台座と、該台座上にスライド自在に
配備されたスライドベースの上方にあって縦軸を中心と
して回動自在に立設されたガイドフレームと、該ガイド
フレームに昇降自在に装着されて杭圧入引抜シリンダが
取り付けられた昇降体と、昇降体の下方に配備された旋
回自在な杭掴み装置とを備えた鋼管杭圧入引抜機におい
て、 上記反力掴み装置を、前部反力掴み装置と後部反力掴み
装置に分割構成し、前部反力掴み装置と台座との間に、
一端が台座に固定されて前部反力掴み装置を相対的に左
右方向に摺動させるシリンダ装置を配設し、後部反力掴
み装置と台座との間に、一端が台座に固定されて後部反
力掴み装置を相対的に前後方向に摺動させるシリンダ装
置を配設したことを特徴とする鋼管杭圧入引抜機。 - 【請求項3】 圧入引抜機本体の台座上に進行方向に沿
って摺動自在にスライドベースを配備して、このスライ
ドベース上に支持アームを縦軸を中心として回動自在に
軸支し、該支持アームの前部に設けた軸受部を中心とし
てガイドフレームを傾動自在に立設した請求項1又は2
に記載の鋼管杭圧入引抜機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001153880A JP2002348870A (ja) | 2001-05-23 | 2001-05-23 | 鋼管杭圧入引抜機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001153880A JP2002348870A (ja) | 2001-05-23 | 2001-05-23 | 鋼管杭圧入引抜機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002348870A true JP2002348870A (ja) | 2002-12-04 |
Family
ID=18998325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001153880A Pending JP2002348870A (ja) | 2001-05-23 | 2001-05-23 | 鋼管杭圧入引抜機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002348870A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005133348A (ja) | 2003-10-28 | 2005-05-26 | Giken Seisakusho Co Ltd | 護岸の連続構築方法および河川等の拡幅工法 |
JP2012246722A (ja) * | 2011-05-31 | 2012-12-13 | Yuichi Saegusa | 鋼管圧入工法及び鋼管圧入機 |
JP2017031714A (ja) * | 2015-08-04 | 2017-02-09 | 聖 川口 | 鋼管貫入装置 |
-
2001
- 2001-05-23 JP JP2001153880A patent/JP2002348870A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005133348A (ja) | 2003-10-28 | 2005-05-26 | Giken Seisakusho Co Ltd | 護岸の連続構築方法および河川等の拡幅工法 |
JP2012246722A (ja) * | 2011-05-31 | 2012-12-13 | Yuichi Saegusa | 鋼管圧入工法及び鋼管圧入機 |
JP2017031714A (ja) * | 2015-08-04 | 2017-02-09 | 聖 川口 | 鋼管貫入装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040402 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060404 |