JP3536037B2 - 鋼管杭圧入引抜機 - Google Patents

鋼管杭圧入引抜機

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JP3536037B2 JP2001109682A JP2001109682A JP3536037B2 JP 3536037 B2 JP3536037 B2 JP 3536037B2 JP 2001109682 A JP2001109682 A JP 2001109682A JP 2001109682 A JP2001109682 A JP 2001109682A JP 3536037 B2 JP3536037 B2 JP 3536037B2
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圭一 中村
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土佐機械工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は既設の鋼管杭上に定
置して該鋼管杭の反力に基づいて新たな鋼管杭を地盤内
に圧入,引抜するとともに連続して圧入引抜される鋼管
杭の圧入引抜作業の進行方向及びピッチの変更に対応す
るため、複数の反力掴み装置の摺動方向とピッチを可変
可能にした静荷重型鋼管杭圧入引抜機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、各種の土木基礎工事において、鋼
管杭,例えば鋼管単杭とか鋼管矢板は大きな支持力が得
られるとともに経済性に優れているため、永久構造物の
外にも護岸工事及び山留め工事、締切り工事等の仮設工
事の支持杭として広く採用されている。従来からこれら
の鋼管杭の地盤への圧入,引抜工事は、例えば上空制限
のない場所ではバイブロハンマとかディーゼルハンマも
しくは中堀式などの工法や、静荷重型鋼管杭圧入機が用
いられており、また、上空制限のある場所では主として
静荷重型鋼管杭圧入引抜機が採用されている。
【0003】この静荷重型鋼管杭圧入引抜機に着目する
と、既設の鋼管杭上に定置された台座の下方に複数の反
力掴み装置を設けて、この反力掴み装置により既設杭を
掴むことによって反力を取っており、この反力掴み装置
は台座の下部にあって前後方向に摺動自在に取り付けら
れ、圧入引抜シリンダの下部にあっては左右方向に摺動
自在に配備されている。これはカーブ施工において建込
み杭の進行方向法線に対するクランプ装置の左右方向へ
の「ずれ」に対する位置合わせと、反力掴み装置が既設
杭に圧接する際に、既設杭の直径の相違や既設杭のピッ
チの誤差に起因するズレに追従する機構を構成している
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実公平
6−21962号に示す従来の鋼管杭圧入引抜機は、進
行方向先頭の反力掴み装置のみが左右方向に摺動自在に
設けられ、残りの反力掴み装置は全て前後及び左右方向
に摺動自在に配備されているため、圧入引抜機自体が大
型化するとともに、前後及び左右方向の双方の駆動機構
を組み込まなければならず、圧入引抜機自体の垂直方向
の寸法が高くなって機械重量も大きくなり、しかも機構
がきわめて複雑であって製作コストが高騰してしまうと
いう課題がある。
【0005】特に圧入引抜機自体が大型化することによ
り、建設現場への圧入引抜機の搬入には大型のクレーン
を用いるか、該圧入引抜機を分割して搬入してから現場
で組み立てる作業が必要であり、大きな現場スペースが
要求されるとともに作業の煩雑化と効率低下を招来し、
施工計画がスムーズに進行しないケースが生じるという
問題がある。
【0006】そこで本発明はこのような従来の鋼管杭圧
入引抜機が有している課題を解消して、圧入引抜機自体
の大型化を防止するとともに機構を簡易化して垂直方向
の寸法を低くし、機械重量も低減して建設現場での搬入
と操作を容易にし、製作コストを低廉化することができ
る鋼管杭圧入引抜機を提供することを目的とするもので
ある。
【0007】
【問題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、下方に反力掴み装置を配設して既設の鋼管
杭上に定置される台座と、該台座上にスライド自在に配
備されたスライドベースの上方にあって縦軸を中心とし
て回動自在に立設されたガイドフレームと、該ガイドフ
レームに昇降自在に装着されて杭圧入引抜シリンダが取
り付けられた昇降体と、昇降体の下方に配備された旋回
自在な杭掴み装置とを備えた鋼管杭圧入引抜機におい
て、上記反力掴み装置を、前部反力掴み装置と中央部反
力掴み装置及び後部反力掴み装置に分割構成し、前部反
力掴み装置は進行方向に対して左右方向に摺動自在に、
中央部反力掴み装置は進行方向に対して前後方向に摺動
自在に、後部反力掴み装置は中央部反力掴み装置に対し
て相対的に前後方向に摺動自在に構成してある。
【0008】具体的な構成として、前部反力掴み装置と
台座との間に、一端が台座側に固定されて前部反力掴み
装置を進行方向に対して左右方向に摺動させるシリンダ
装置を配設し、中央部反力掴み装置と台座との間に、一
端が台座側に固定されて中央部反力掴み装置を前後方向
に摺動させるシリンダ装置を配設し、更に後部反力掴み
装置に一端が中央部反力掴み装置に固定されて該中央部
反力掴み装置に対して相対的に前後方向に摺動させるシ
リンダ装置を配設してある。
【0009】前記ガイドフレームを回動自在に支持する
支持アームの回転駆動用油圧モータと油圧源との間に、
油圧モータの最高使用圧力以下で伝達される機械構造部
分の許容強度範囲から決定した設定圧力を持つ安全弁を
介在して二方向切換電磁弁を配備し、該二方向切換電磁
弁のポートを切り換えることによって油圧モータの回転
方向を任意に変更して油圧モータの回転駆動力をモータ
ギヤからピニオンギヤを介してスライドベースに一体化
されたリングギヤに伝達し、支持アームの回転方向を変
更する。
【0010】かかる本発明によれば、鋼管杭圧入引抜機
により既設の鋼管杭上を走行しながら建込用の鋼管杭を
直線上に順次地盤に圧入するには、該既設の鋼管杭を前
部反力掴み装置と中央部反力掴み装置及び後部反力掴み
装置の各クランプシリンダの伸長に伴って強固にクラン
プして反力を取りながら杭掴み装置に内蔵されたチャッ
クシリンダの押圧力により鋼管杭をチャックして、杭圧
入引抜シリンダの駆動により昇降体をガイドフレームに
沿って下降させて新たな鋼管杭を地盤へ圧入する。
【0011】また、建込用の鋼管杭を曲線状にカーブし
ている既設の鋼管杭に沿って走行しながら順次圧入する
には、中央部反力掴み装置と台座間に配設されたシリン
ダ装置の伸長により、支持アームの回動支点を前進移動
させてから該支持アームを左右何れかの曲線方向に回転
駆動しながら前部反力掴み装置と台座間に配設されたシ
リンダ装置の伸長により、前部反力掴み装置を曲線方向
に移動させる。この時に前部反力掴み装置と中央部反力
掴み装置間の前後方向平行距離はシリンダ装置の伸縮に
伴って可変自在であり、後部反力掴み装置も同様にシリ
ンダ装置の伸縮により中央部反力掴み装置に対して相対
的に前後方向に摺動して、この中央部反力掴み装置に追
随して移動する。
【0012】上記ガイドフレームを回動自在に支持する
支持アームの回転駆動は、油圧モータと油圧源との間に
配備された二方向切換電磁弁を中立位置から左右何れか
のポートに切り換えることにより行われ、この油圧モー
タの回転駆動力がモータギヤからピニオンギヤを介して
スライドベースに一体化されたリングギヤに伝達されて
該支持アームの回転方向が任意に変更可能となる。安全
弁は二方向切換電磁弁と油圧モータの接続口間の異常圧
力が発生した際に圧油をリリーフして装置の機械的強度
を保護し、圧入引抜作業時の外力によってガイドフレー
ムがスライドベースに対して回転しないように保持する
機能を発揮する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明にかか
る鋼管杭圧入引抜機の具体的な実施形態を説明する。図
1は本発明を適用した鋼管杭圧入引抜機1を全体的に示
す側面図、図2は同平面図であり、2は台座、3は台座
2の下部に配設されて既設の鋼管杭をクランプする反力
掴み装置である。上記反力掴み装置3は、前部反力掴み
装置3aと中央部反力掴み装置3b及び後部反力掴み装
置3cに分割構成されている。Fは鋼管杭圧入引抜機1
の進行方向を示す。
【0014】台座2上には鋼管杭圧入引抜機1の進行方
向に沿って摺動自在にスライドベース4が配備されてお
り、このスライドベース4上には支持アーム5が縦軸を
中心として回動自在に軸支され、この支持アーム5の前
部に設けた軸受部6aを中心として回動可能なガイドフ
レーム6が立設されている。このガイドフレーム6は、
一端が支持アーム5に軸支された傾動シリンダ7の伸縮
によって軸受部6aを中心として傾動可能となってい
る。
【0015】上記ガイドフレーム6には昇降体8が昇降
自在に装着されている。該昇降体8の両側には左右一対
の杭圧入引抜シリンダ9,9が取り付けられていて、こ
の杭圧入引抜シリンダ9,9の一端が前記軸受部6aに
軸支されており、昇降体8を上下駆動するように構成さ
れている。
【0016】昇降体8の下方には、杭掴み装置10が該
昇降体8に対して旋回自在に配備されている。この杭掴
み装置10の内壁面には2個の固定側チャック爪10
a,10aと、該固定側チャック爪10a,10aと対
向する位置に2個の可動側チャック爪10b,10bと
が配置されていて、杭掴み装置10に内蔵されたチャッ
クシリンダ11,11の押圧力により可動側チャック爪
10b,10bを用いて建込用鋼管杭の外周を円筒方向
から固定側チャック爪10a,10a方向に押動して該
鋼管杭を4方向からチャックし、地盤への圧入と引抜を
行う。
【0017】図3は図1のA−A線に沿う断面図、図4
は同じく図1のB−B線とC−C線に沿う断面図であ
り、図3に示すように前部反力掴み装置3aと台座2と
の間に、一端が台座2側に固定されて前部反力掴み装置
3aを進行方向Fに対して左右方向に摺動させるシリン
ダ装置12aが配設されており、図4に示すように中央
部反力掴み装置3bと台座2との間には、一端が台座2
側に固定されて中央部反力掴み装置3bを前後方向に摺
動させるシリンダ装置12bが配設されている。更に後
部反力掴み装置3cには、一端が中央部反力掴み装置3
bに固定されて該中央部反力掴み装置3bに対して相対
的に前後方向に摺動させるシリンダ装置12cが配設さ
れている。
【0018】図5は反力掴み装置3の縦断面図、図6は
図5のD−D線に沿う断面図であり、該反力掴み装置3
内にはクランプシリンダ13が内蔵されている。該クラ
ンプシリンダ13の一端が反力掴み装置3の一方側に固
定されているとともに他方側が半円形部分に固定されて
いて、このクランプシリンダ13の伸長に伴って既設の
鋼管杭の内面に反力掴み装置3が圧接して、摩擦抵抗に
より鋼管杭の圧入引抜時の反力を得るように構成されて
いる。
【0019】図7は前記支持アーム5の回転駆動機構を
説明するための要部断面図であり、該支持アーム5はス
ライドベース4に一体化されたリングギヤ14及びピニ
オンギヤ15を介してモータギヤ16に連接され、油圧
モータ17の回転駆動力により回転自在に構成されてい
る。
【0020】図8は油圧モータ17の制御系を示す油圧
回路図であり、該油圧モータ17と油圧源Pとの間に二
方向切換電磁弁18と安全弁19とが配備されていて、
二方向切換電磁弁18をX1ポート,X2ポートの何れ
かに切り換えることによって油圧モータ17の回転方向
を任意に変更することができる。安全弁19の設定圧力
は油圧モータ17の最高使用圧力以下で伝達される機械
構造部分の許容強度範囲から決定される。
【0021】図9〜図10は本発明を適用して既設の鋼
管杭20上を走行しながら建込用の鋼管杭21を打設す
る際の作業姿勢を示す概略図であり、図9は建込用の鋼
管杭21を直線状に圧入する作業姿勢を、図10は曲線
状にカーブしている既設の鋼管杭20に沿って走行しな
がら建込用の鋼管杭21を圧入する作業姿勢を夫々示し
ている。図9に示したように建込用の鋼管杭21を直線
上に順次地盤に圧入するには、既設の鋼管杭20を前部
反力掴み装置3aと中央部反力掴み装置3b及び後部反
力掴み装置3cの各クランプシリンダ13の伸長に伴っ
て強固にクランプして反力を取りながら、杭掴み装置1
0に内蔵されたチャックシリンダ11,11により可動
側チャック爪10bを固定側チャック爪10a方向に押
動して建込用鋼管杭21の外周を4方向からチャック
し、杭圧入引抜シリンダ9,9を駆動して昇降体8をガ
イドフレーム6に沿って下降することにより、鋼管杭2
1を地盤へ圧入する。なお、図示の鋼管杭20,21は
雄型の継ぎ手と雌型の継ぎ手を係合させた各種のセクシ
ョン部Sによって相互に噛合した状態で圧入されるもの
である。
【0022】次に図10に示すように建込用の鋼管杭2
1を曲線状にカーブしている既設の鋼管杭20に沿って
走行しながら順次圧入するには、中央部反力掴み装置3
bと台座2との間に配設されたシリンダ装置12bの伸
長により、スライドベース4上に軸支された支持アーム
5の回動支点Gを距離Lだけ前進移動させて該支持アー
ム5を左右何れかの曲線方向に回転駆動しながら、前部
反力掴み装置3aと台座2との間に配設されたシリンダ
装置12aの伸長により前部反力掴み装置3aを左右方
向に距離Mだけ移動させる。この時に前部反力掴み装置
3aと中央部反力掴み装置3b間の前後方向平行距離N
は、スライドベース4の動きに応動するシリンダ装置1
2aの伸縮に伴って可変自在である。更に後部反力掴み
装置3cはシリンダ装置12cの伸縮により中央部反力
掴み装置3bに対して相対的に前後方向に摺動自在であ
り、中央部反力掴み装置3bに追随して移動する。
【0023】図9,図10の何れのケースでも鋼管杭2
1の圧入引抜作業の進行方向及びピッチの変更があった
場合には、中央部反力掴み装置3bと台座2との間に配
設されたシリンダ装置12bの伸長による支持アーム5
の回動支点Gの前進移動距離Lと、前部反力掴み装置3
aと台座2との間に配設されたシリンダ装置12aの伸
長による前部反力掴み装置3aの左右方向への移動距離
Mを調整することによって対応可能であり、反力掴み装
置3a,3b,3cの摺動方向とピッチを可変にするこ
とができる。また、鋼管杭21の圧入のみでなく、鋼管
杭21の引抜時の動作態様も略同一である。
【0024】支持アーム5の回転駆動は、図8に示す油
圧モータ17と油圧源Pとの間に配備された二方向切換
電磁弁18を中立位置からX1ポート又はX2ポートの
何れかに切り換えると、図7に示す油圧モータ17の回
転駆動力がモータギヤ16からピニオンギヤ15を介し
てスライドベース4に一体化されたリングギヤ14に伝
達され、この支持アーム5の回転方向を任意に変更する
ことができる。この時に安全弁19は二方向切換電磁弁
18と油圧モータ17の接続口間の異常圧力が発生した
際にX1ポートからX2ポート又はX2ポートからX1
ポートへ圧油をリリーフして装置の機械的強度を保護す
るとともに、圧入引抜作業時の外力によって杭掴み装置
10が回転しないように保持する機能を有している。更
に既設の鋼管杭20の位置合わせ及び反力掴み装置3
a,3b,3cが既設の鋼管杭20に圧接する位置が解
除された際に該反力掴み装置3a,3b,3cと鋼管杭
20との間に生じるクリアランス分の移動は外力として
支持アーム5から伝達され、この外力を安全弁19で逃
がすことができる。
【0025】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる鋼管杭圧入引抜機によれば、建込用の鋼管杭を直線
上に圧入,引抜するばかりでなく、曲線状にカーブして
いる既設の鋼管杭に沿って走行しながら順次圧入する場
合にも、ガイドフレームを回動自在に支持する支持アー
ムの回動支点の移動と該支持アームの曲線方向への回転
駆動により対処可能であるとともに前部反力掴み装置と
中央部反力掴み装置間の前後方向平行距離は可変自在で
あり、後部反力掴み装置も中央部反力掴み装置に対して
相対的に前後方向に摺動して追随移動させることができ
る。特に従来の鋼管杭圧入引抜機のように台座の下方に
配設された複数の反力掴み装置を前後方向及び左右方向
に摺動自在にする必要がなくなり、圧入引抜機自体を小
型化するとともに圧入引抜機自体の垂直方向の寸法と重
量を下げて、機構を簡易化して製作コストを低廉化する
という効果が得られる。
【0026】また、圧入引抜機自体が小型化されたこと
により、建設現場への圧入引抜機の搬入に大型のクレー
ンが不要であり、分割搬入してから現場で組み立てる作
業も要しないので、大きな現場スペースは要求されず、
作業の効率を高めて施工計画をスムーズに進行させるこ
とができる。
【0027】支持アームの回転駆動は、油圧モータと油
圧源との間に配備された二方向切換電磁弁を中立位置か
ら左右何れかのポートに切り換えることにより行うこと
ができて、安全弁は二方向切換電磁弁と油圧モータの接
続口間の異常圧力が発生した際に圧油をリリーフして装
置の機械的強度を保護し、外力によってガイドフレーム
がスライドベースに対して回転しないように保持するこ
とができる。
【0028】従って本発明によれば、圧入引抜機自体の
小型化と機構の簡易化をはかって建設現場への搬入と操
作を容易にし、製作コストを低廉化するとともに、支持
アームの回転駆動時には安全弁が異常圧力に対応して装
置の機械的強度を保護し、外力によってガイドフレーム
がスライドベースに対して回転しないように保持するこ
とができる鋼管杭圧入引抜機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した鋼管杭圧入引抜機を全体的に
示す側面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1のA−A線に沿う断面図。
【図4】図1のB−B線とC−C線に沿う断面図。
【図5】反力掴み装置の縦断面図。
【図6】図5のD−D線に沿う断面図。
【図7】支持アームの回転駆動機構を説明する要部断面
図。
【図8】油圧モータの制御系を示す油圧回路図。
【図9】建込用の鋼管杭を直線状に圧入する作業姿勢を
示す概略図。
【図10】建込用の鋼管杭を曲線状にカーブしている既
設の鋼管杭に沿って圧入する作業姿勢を示す概略図。
【符号の説明】
1…鋼管杭圧入引抜機 2…台座 3a…前部反力掴み装置 3b…中央部反力掴み装置 3c…後部反力掴み装置 4…スライドベース 5…支持アーム 6…ガイドフレーム 6a…軸受部 7…傾動シリンダ 8…昇降体 9…杭圧入引抜シリンダ 10…杭掴み装置 10a…固定側チャック爪 10b…可動側チャック爪 11…チャックシリンダ 12a,12b,12c…シリンダ装置 13…クランプシリンダ 14…リングギヤ 15…ピニオンギヤ 16…モータギヤ 17…油圧モータ 18…二方向切換電磁弁 19…安全弁 20…(既設の)鋼管杭 21…(建込用の)鋼管杭 整理番号 P3269
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2001−49663(JP,A) 特開2001−27202(JP,A) 実開 平2−23035(JP,U) 実開 昭55−178047(JP,U) 特公 平6−15771(JP,B2) 実公 平6−21962(JP,Y2) 実公 平7−6196(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 7/20 E02D 11/00 E02D 13/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方に反力掴み装置を配設して既設の鋼
    管杭上に定置される台座と、該台座上にスライド自在に
    配備されたスライドベースの上方にあって縦軸を中心と
    して回動自在に立設されたガイドフレームと、該ガイド
    フレームに昇降自在に装着されて杭圧入引抜シリンダが
    取り付けられた昇降体と、昇降体の下方に配備された旋
    回自在な杭掴み装置とを備えた鋼管杭圧入引抜機におい
    て、 上記反力掴み装置を、前部反力掴み装置と中央部反力掴
    み装置及び後部反力掴み装置に分割構成し、前部反力掴
    み装置は進行方向に対して左右方向に摺動自在に、中央
    部反力掴み装置は進行方向に対して前後方向に摺動自在
    に、後部反力掴み装置は中央部反力掴み装置に対して相
    対的に前後方向に摺動自在に構成したことを特徴とする
    鋼管杭圧入引抜機。
  2. 【請求項2】 下方に反力掴み装置を配設して既設の鋼
    管杭上に定置される台座と、該台座上にスライド自在に
    配備されたスライドベースの上方にあって縦軸を中心と
    して回動自在に立設されたガイドフレームと、該ガイド
    フレームに昇降自在に装着されて杭圧入引抜シリンダが
    取り付けられた昇降体と、昇降体の下方に配備された旋
    回自在な杭掴み装置とを備えた鋼管杭圧入引抜機におい
    て、 上記反力掴み装置を、前部反力掴み装置と中央部反力掴
    み装置及び後部反力掴み装置に分割構成し、前部反力掴
    み装置と台座との間に、一端が台座側に固定されて前部
    反力掴み装置を進行方向に対して左右方向に摺動させる
    シリンダ装置を配設し、中央部反力掴み装置と台座との
    間に、一端が台座側に固定されて中央部反力掴み装置を
    前後方向に摺動させるシリンダ装置を配設し、更に後部
    反力掴み装置に一端が中央部反力掴み装置に固定されて
    該中央部反力掴み装置に対して相対的に前後方向に摺動
    させるシリンダ装置を配設したことを特徴とする鋼管杭
    圧入引抜機。
  3. 【請求項3】 前記ガイドフレームを回動自在に支持す
    る支持アームの回転駆動用油圧モータと油圧源との間
    に、油圧モータの最高使用圧力以下で伝達される機械構
    造部分の許容強度範囲から決定した設定圧力を持つ安全
    弁を介在して二方向切換電磁弁を配備し、該二方向切換
    電磁弁のポートを切り換えることによって油圧モータの
    回転方向を任意に変更して油圧モータの回転駆動力をモ
    ータギヤからピニオンギヤを介してスライドベースに一
    体化されたリングギヤに伝達し、支持アームの回転方向
    を変更するようにした請求項1又は2に記載の鋼管杭圧
    入引抜機。
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