JPS6227542Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6227542Y2 JPS6227542Y2 JP1981054213U JP5421381U JPS6227542Y2 JP S6227542 Y2 JPS6227542 Y2 JP S6227542Y2 JP 1981054213 U JP1981054213 U JP 1981054213U JP 5421381 U JP5421381 U JP 5421381U JP S6227542 Y2 JPS6227542 Y2 JP S6227542Y2
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- JP
- Japan
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- reaction force
- piston rod
- reaction
- chuck
- cylinder
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- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 18
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 18
- 239000000463 material Substances 0.000 description 9
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 description 9
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 4
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 3
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は土木、建築工事等において、鋼矢板の
圧入を行う際すでに圧入した鋼矢板をチヤツクし
て反力の支持体となし、杭打を継続するとともに
下部フレーム等付属装置を撤去する事によつてハ
ンマー等を用いた他の杭材の打込み及びクレーン
車としての使用も可能とする万能型杭打機に関す
るものである。
圧入を行う際すでに圧入した鋼矢板をチヤツクし
て反力の支持体となし、杭打を継続するとともに
下部フレーム等付属装置を撤去する事によつてハ
ンマー等を用いた他の杭材の打込み及びクレーン
車としての使用も可能とする万能型杭打機に関す
るものである。
近年、建設工事に伴う振動、騒音に対処する
為、鋼矢板等杭材を無騒音、無振動に圧入する方
法が考えられ、ウインチとワイヤーによる方法、
油圧シリンダによる方法及び両者を併用した方法
等が採用されている。上記方法を採用するに際し
て硬質地盤等において大きな圧入力をかける場
合、杭打機の機体重量のみでこの反力を支持する
ことができない為、適当な反力装置を考えなけれ
ばならない。その一方法は、オーガによる掘削を
行い、オーガを介して地面の反力支持を得る手
段、又は反力用の杭を別に打設しておいてこの杭
とオーガ掘進機構をワイヤーで結合する等の手段
もあるが、前者は大きな反力を得るのが困難な
上、オーガ掘削による地盤の軟弱化をもたらし、
後者はリーダー中心と反力用杭との間に曲げ応力
が発生する等の難点を有している。
為、鋼矢板等杭材を無騒音、無振動に圧入する方
法が考えられ、ウインチとワイヤーによる方法、
油圧シリンダによる方法及び両者を併用した方法
等が採用されている。上記方法を採用するに際し
て硬質地盤等において大きな圧入力をかける場
合、杭打機の機体重量のみでこの反力を支持する
ことができない為、適当な反力装置を考えなけれ
ばならない。その一方法は、オーガによる掘削を
行い、オーガを介して地面の反力支持を得る手
段、又は反力用の杭を別に打設しておいてこの杭
とオーガ掘進機構をワイヤーで結合する等の手段
もあるが、前者は大きな反力を得るのが困難な
上、オーガ掘削による地盤の軟弱化をもたらし、
後者はリーダー中心と反力用杭との間に曲げ応力
が発生する等の難点を有している。
上記に対処する為、本願と同一出願人によつて
先に提案した実願昭55−38086号「杭打機の反力
装置」があり、既に圧入した杭材を把持すること
により反力をとるとともにこの反力の作用点がリ
ーダーの中心線上に来るべくした上、垂直度の修
正が容易な装置を得ているが本考案は上記考案を
更に改良した装置を得る事を目的としており、適
切な反力装置を実現するとともに、反力及び圧入
機構を撤去した際には他の各種杭材の打込みを可
能とし、且つ杭打機本体を取外すことによりクレ
ーンとしても使用が可能な万能型杭打機を得る事
を要旨とするものである。
先に提案した実願昭55−38086号「杭打機の反力
装置」があり、既に圧入した杭材を把持すること
により反力をとるとともにこの反力の作用点がリ
ーダーの中心線上に来るべくした上、垂直度の修
正が容易な装置を得ているが本考案は上記考案を
更に改良した装置を得る事を目的としており、適
切な反力装置を実現するとともに、反力及び圧入
機構を撤去した際には他の各種杭材の打込みを可
能とし、且つ杭打機本体を取外すことによりクレ
ーンとしても使用が可能な万能型杭打機を得る事
を要旨とするものである。
以下本考案の実施例を図面に基いて説明する。
第1図は装置全体を示す正面図であり、1は公知
の油圧式クレーン車であつてその車台上の上部旋
回体2により旋回自在なメインブーム3と、旋回
体上に設置した掘進機用ワイヤー及び杭打用ワイ
ヤー、杭吊込用ワイヤーを巻上げ、繰出す複数の
ウインチ4、ワイヤー5が装備されている。6は
杭打機を示し、メインブーム3の先端から上部旋
回座7、前後移動機構8を介してリーダー9が懸
垂されて成り、該リーダー9の一側には掘進機用
ワイヤー10によつて上下するオーガ11の駆動
装置12がその一端をリーダー9にガイドされて
装設してある。該オーガ11の下端部には鋼矢板
12′を強固にチヤツクするチヤツキングテーブ
ル13と該チヤツキングテーブル13を上昇、下
降駆動する油圧シリンダ14を備え、オーガ11
はチヤツキングテーブル13内を貫通するごとく
構成する。一方リーダー9の下端部には、以後の
説明によつて詳述する吊り反力台15、下部フレ
ーム16、反力高さ調整用シリンダ17、手動に
よる反力高さ調整用シリンダ18を具備して成
る。
第1図は装置全体を示す正面図であり、1は公知
の油圧式クレーン車であつてその車台上の上部旋
回体2により旋回自在なメインブーム3と、旋回
体上に設置した掘進機用ワイヤー及び杭打用ワイ
ヤー、杭吊込用ワイヤーを巻上げ、繰出す複数の
ウインチ4、ワイヤー5が装備されている。6は
杭打機を示し、メインブーム3の先端から上部旋
回座7、前後移動機構8を介してリーダー9が懸
垂されて成り、該リーダー9の一側には掘進機用
ワイヤー10によつて上下するオーガ11の駆動
装置12がその一端をリーダー9にガイドされて
装設してある。該オーガ11の下端部には鋼矢板
12′を強固にチヤツクするチヤツキングテーブ
ル13と該チヤツキングテーブル13を上昇、下
降駆動する油圧シリンダ14を備え、オーガ11
はチヤツキングテーブル13内を貫通するごとく
構成する。一方リーダー9の下端部には、以後の
説明によつて詳述する吊り反力台15、下部フレ
ーム16、反力高さ調整用シリンダ17、手動に
よる反力高さ調整用シリンダ18を具備して成
る。
第2図は上記チヤツキングテーブルと下部フレ
ーム部分の構成を説明するイ上面図、ロ側面図で
あり、チヤツキングテーブル13の両側部には油
圧シリンダ14,14′が二基備えられ、且つ該
シリンダの下端は下部フレーム16より突出する
ブラケツト16′に固設して成り、一方吊り反力
台15の両側部には反力高さ調整用シリンダ1
7,17′が二基備えられ、反力用チヤツク1
9,19′のチヤツキング位置を調整可能として
いる。更に下部フレーム16の後端には手動によ
る反力高さ調整用シリンダ18が、溝20内を任
意移動可能に装設してある。21は圧入の完了し
た鋼矢板の位置を示す。尚、吊り反力台15内に
おける反力チヤツク19,19′は後述のように
鋼矢板の位置に合わせて移動可能な機構となつて
いる。
ーム部分の構成を説明するイ上面図、ロ側面図で
あり、チヤツキングテーブル13の両側部には油
圧シリンダ14,14′が二基備えられ、且つ該
シリンダの下端は下部フレーム16より突出する
ブラケツト16′に固設して成り、一方吊り反力
台15の両側部には反力高さ調整用シリンダ1
7,17′が二基備えられ、反力用チヤツク1
9,19′のチヤツキング位置を調整可能として
いる。更に下部フレーム16の後端には手動によ
る反力高さ調整用シリンダ18が、溝20内を任
意移動可能に装設してある。21は圧入の完了し
た鋼矢板の位置を示す。尚、吊り反力台15内に
おける反力チヤツク19,19′は後述のように
鋼矢板の位置に合わせて移動可能な機構となつて
いる。
第3図は反力用チヤツク19近辺の詳細図であ
り下部フレーム16上に設けた吊り反力台15に
支持された反力高さ調節用シリンダ17のピスト
ンに対して、前記反力用チヤツク19,19′を
支持する支杆22がボルト止め23してあり、且
つ反力用チヤツク19,19′の上部支持杆2
4,24′が矢印Aの如く回転自在となるように
嵌着形成してある。矢印Bは反力用チヤツク1
9,19′の上下動位置を示す。尚上記機構は手
動による反力高さ調整シリンダ18及び反力用チ
ヤツク19′部分においてもほぼ同様な構成を有
する。
り下部フレーム16上に設けた吊り反力台15に
支持された反力高さ調節用シリンダ17のピスト
ンに対して、前記反力用チヤツク19,19′を
支持する支杆22がボルト止め23してあり、且
つ反力用チヤツク19,19′の上部支持杆2
4,24′が矢印Aの如く回転自在となるように
嵌着形成してある。矢印Bは反力用チヤツク1
9,19′の上下動位置を示す。尚上記機構は手
動による反力高さ調整シリンダ18及び反力用チ
ヤツク19′部分においてもほぼ同様な構成を有
する。
第4図は吊り反力台16の詳細を示すイ裏面
図、ロ同C−C1断面図である。同図において両
端に反力高さ調整用シリンダ17,17′を支持
する吊り反力台15上に2本の溝部25,25′
が削設され、該溝部25,25′に嵌合しつつ摺
動する反力用チヤツクの上部支持杆24,24′
がガイド26,26′を介して結合されており、
且つ両ガイド26,26′を連結するように設定
したリンク部材27の略中間部にスライドシリン
ダ28のピストン28′が長穴27′を通して連結
された構成を有する。尚29はリンク部材27の
回動中心を示す。よつてスライドシリンダ28の
伸縮駆動によつて反力用チヤツクの上部支持杆2
4,24′がガイド26,26′とともに溝部2
5,25′内を互に逆方向に摺動しつつ移動する
ことになる。反力用チヤツク19はその内部にお
いて鋼矢板を嵌入する間隙19″が形成され、そ
の一側において突歯が核設された固定チヤツキン
グプレートがねじで取付けられて強固に杭材をチ
ヤツキングする構成となつている。(第3図参
照)更に第5図は吊り反力台部分の他の実施例を
示すイ裏面図、ロD−D′断面図であり、第4図
に示す実施例を簡略化した構成を有するものであ
つて、スライドシリンダ28aのピストン28b
にリンク部材27aが、長穴27bを介して連結
された構成となつており、支点30を回動中心と
してリンク部材27aが回動することによつて、
該リンク部材の一端に連結したガイド26a及び
反力用チヤツクの上部支持杆24aが溝部25a
内を摺動しつつ移動する構成となつている。本例
では他側の溝部26a′内を移動する反力用チヤツ
クがリンク部材27aと連結していない為、手動
によつてチヤツクする事になるが、他の作用態様
は全く同一である。
図、ロ同C−C1断面図である。同図において両
端に反力高さ調整用シリンダ17,17′を支持
する吊り反力台15上に2本の溝部25,25′
が削設され、該溝部25,25′に嵌合しつつ摺
動する反力用チヤツクの上部支持杆24,24′
がガイド26,26′を介して結合されており、
且つ両ガイド26,26′を連結するように設定
したリンク部材27の略中間部にスライドシリン
ダ28のピストン28′が長穴27′を通して連結
された構成を有する。尚29はリンク部材27の
回動中心を示す。よつてスライドシリンダ28の
伸縮駆動によつて反力用チヤツクの上部支持杆2
4,24′がガイド26,26′とともに溝部2
5,25′内を互に逆方向に摺動しつつ移動する
ことになる。反力用チヤツク19はその内部にお
いて鋼矢板を嵌入する間隙19″が形成され、そ
の一側において突歯が核設された固定チヤツキン
グプレートがねじで取付けられて強固に杭材をチ
ヤツキングする構成となつている。(第3図参
照)更に第5図は吊り反力台部分の他の実施例を
示すイ裏面図、ロD−D′断面図であり、第4図
に示す実施例を簡略化した構成を有するものであ
つて、スライドシリンダ28aのピストン28b
にリンク部材27aが、長穴27bを介して連結
された構成となつており、支点30を回動中心と
してリンク部材27aが回動することによつて、
該リンク部材の一端に連結したガイド26a及び
反力用チヤツクの上部支持杆24aが溝部25a
内を摺動しつつ移動する構成となつている。本例
では他側の溝部26a′内を移動する反力用チヤツ
クがリンク部材27aと連結していない為、手動
によつてチヤツクする事になるが、他の作用態様
は全く同一である。
以下本考案装置における動作の概要を説明す
る。鋼矢板等杭材の圧入現場において本機を設置
し、第1図に示すウインチ4、ワイヤー5の中で
杭吊込みワイヤーをを用いて一本目の鋼矢板を吊
込み、チヤツキングテーブル13内でチヤツクし
ながらオーガ11、油圧シリンダ14を併用して
圧入を行う。尚上記圧入時に際して図示しない引
込みワイヤーの引張り力による圧入を用いること
もできる。上記一本目の鋼矢板圧入時の反力は杭
打機自体の機体重量で支持されるものであるか
ら、圧入は除々に行うことが必要である。上記一
本目の鋼矢板圧入が終了すると、油圧クレーン車
の操作によつて機体を移動し、下部フレーム16
内において反力用チヤツク19を動作させて圧入
済みの杭材をチヤツクして以後の圧入工程を継続
することになるが、圧入した鋼矢板はその形状的
な特質によつて第2図の21に示した如き位置を
占めるものであるからそれに応じて反力用チヤツ
ク19の把持位置を変更しなければならない。即
ち本考案の場合は、第4図に示すスライドシリン
ダ28を伸縮駆動させる事によつてリンク部材2
7が回動中心29を支点として回転し、それに応
じてガイド26,26′を介して結合した反力用
チヤツクの上部支持杆24,24′が溝部25内
を摺動して希望するチヤツキング位置まで反力用
チヤツク19を移動させることができる。この際
予め反力用チヤツクは高目の位置に保持してお
き、所定のチヤツク位置に達した後、反力高さ調
整用シリンダ17を駆動して反力用チヤツク19
を下降せしめ、鋼矢板にチヤツクする。反力用チ
ヤツク19自体は自在に回転し得るように構成し
てあるので、鋼矢板の形状、圧入方向に合せて回
転調節しつつチヤツクせしめれば良い。一方下部
フレーム16の最後部には溝20内を手動によつ
て任意移動可能な反力高さ調整用シリンダ18及
びこれに連結された反力用チヤツク19′が設け
てあり、圧入済みの鋼矢板21に合せて適宜移動
調整しつつチヤツキングを行う。よつて圧入済み
の鋼矢板に対し、計三個所にわたつて反力用チヤ
ツクが実施できることになり、極めて強力な反力
機構が得られることになる。
る。鋼矢板等杭材の圧入現場において本機を設置
し、第1図に示すウインチ4、ワイヤー5の中で
杭吊込みワイヤーをを用いて一本目の鋼矢板を吊
込み、チヤツキングテーブル13内でチヤツクし
ながらオーガ11、油圧シリンダ14を併用して
圧入を行う。尚上記圧入時に際して図示しない引
込みワイヤーの引張り力による圧入を用いること
もできる。上記一本目の鋼矢板圧入時の反力は杭
打機自体の機体重量で支持されるものであるか
ら、圧入は除々に行うことが必要である。上記一
本目の鋼矢板圧入が終了すると、油圧クレーン車
の操作によつて機体を移動し、下部フレーム16
内において反力用チヤツク19を動作させて圧入
済みの杭材をチヤツクして以後の圧入工程を継続
することになるが、圧入した鋼矢板はその形状的
な特質によつて第2図の21に示した如き位置を
占めるものであるからそれに応じて反力用チヤツ
ク19の把持位置を変更しなければならない。即
ち本考案の場合は、第4図に示すスライドシリン
ダ28を伸縮駆動させる事によつてリンク部材2
7が回動中心29を支点として回転し、それに応
じてガイド26,26′を介して結合した反力用
チヤツクの上部支持杆24,24′が溝部25内
を摺動して希望するチヤツキング位置まで反力用
チヤツク19を移動させることができる。この際
予め反力用チヤツクは高目の位置に保持してお
き、所定のチヤツク位置に達した後、反力高さ調
整用シリンダ17を駆動して反力用チヤツク19
を下降せしめ、鋼矢板にチヤツクする。反力用チ
ヤツク19自体は自在に回転し得るように構成し
てあるので、鋼矢板の形状、圧入方向に合せて回
転調節しつつチヤツクせしめれば良い。一方下部
フレーム16の最後部には溝20内を手動によつ
て任意移動可能な反力高さ調整用シリンダ18及
びこれに連結された反力用チヤツク19′が設け
てあり、圧入済みの鋼矢板21に合せて適宜移動
調整しつつチヤツキングを行う。よつて圧入済み
の鋼矢板に対し、計三個所にわたつて反力用チヤ
ツクが実施できることになり、極めて強力な反力
機構が得られることになる。
上記の実施に際して杭材のチヤツキングは油圧
シリンダを用いて行い、チヤツキングテーブル1
3の旋回は内蔵する油圧モータ駆動方式で行うの
が良い。尚チヤツキングテーブル13に付設する
油圧シリンダ14は、鋼矢板12が中途で圧入不
能となつた場合に、引抜くように作動させる事も
できる。
シリンダを用いて行い、チヤツキングテーブル1
3の旋回は内蔵する油圧モータ駆動方式で行うの
が良い。尚チヤツキングテーブル13に付設する
油圧シリンダ14は、鋼矢板12が中途で圧入不
能となつた場合に、引抜くように作動させる事も
できる。
本装置の利用範囲は上述の如き杭材の圧入、引
抜きのみにとどまるものではなく、以下に説明す
る応用が可能である。即ちリーダー最下端部の下
部フレーム16を取外し、オーガ掘進機構とは反
対側のリーダー部分に、上方より図示しないハン
マー装置を装着すれば、鋼管杭、コンクリート
杭、H型鋼杭等の杭材圧入時に、オーガと併用し
つつハンマーによる打撃工法が可能となる。更に
杭打機全体を取外す事によつて本来のクレーン車
としての使用態様も得られ、多くの付加価値を含
むものである。
抜きのみにとどまるものではなく、以下に説明す
る応用が可能である。即ちリーダー最下端部の下
部フレーム16を取外し、オーガ掘進機構とは反
対側のリーダー部分に、上方より図示しないハン
マー装置を装着すれば、鋼管杭、コンクリート
杭、H型鋼杭等の杭材圧入時に、オーガと併用し
つつハンマーによる打撃工法が可能となる。更に
杭打機全体を取外す事によつて本来のクレーン車
としての使用態様も得られ、多くの付加価値を含
むものである。
以上詳細に本考案に係る万能杭打機における反
力装置の説明を行つたが、本装置はリーダーの下
端部で複数個の反力チヤツクが取れる為、動作の
確実性を大とし、該反力チヤツク機構が油圧シリ
ンダ(スライドシリンダ)による駆動である為、
操作が容易となり、且つ手動による反力チヤツク
機構との併用が可能となつた為、鋼矢板等の圧入
方向の変化にも充分対応し得、且つ反力チヤツク
部自体も回転自在な構成である事と相挨つて、位
置合せも極めて容易となり、敏速な作業遂行が実
施できるという利点を発揮し、実用的効果の大き
な装置を実現する。尚本考案は実施例の構造に限
定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲
に記載の技術思想を逸脱しない範囲内で、種々の
設計的変更あるは勿論である。
力装置の説明を行つたが、本装置はリーダーの下
端部で複数個の反力チヤツクが取れる為、動作の
確実性を大とし、該反力チヤツク機構が油圧シリ
ンダ(スライドシリンダ)による駆動である為、
操作が容易となり、且つ手動による反力チヤツク
機構との併用が可能となつた為、鋼矢板等の圧入
方向の変化にも充分対応し得、且つ反力チヤツク
部自体も回転自在な構成である事と相挨つて、位
置合せも極めて容易となり、敏速な作業遂行が実
施できるという利点を発揮し、実用的効果の大き
な装置を実現する。尚本考案は実施例の構造に限
定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲
に記載の技術思想を逸脱しない範囲内で、種々の
設計的変更あるは勿論である。
図面は本考案の実施例を示すものであり、第1
図は装置全体を示す正面図、第2図はチヤツキン
グテーブルと下部フレーム部分の構成を説明する
イ上面図及びロ側面図、第3図は反力用チヤツク
近辺の詳細図、第4図は吊り反力台の詳細を示す
イ裏面図、ロ同C−C1断面図、第5図は吊り反
力台部分の他の実施例を示すイ裏面図、ロD−
D′断面図である。 1……油圧式クレーン車、2……上部旋回体、
3……メインブーム、4……ウインチ、5……ワ
イヤー、6……杭打機、7……上部旋回座、8…
…前後移動機構、9……リーダー、10……掘進
機用ワイヤー、11……オーガ、12′……鋼矢
板、13……チヤツキングテーブル、14……油
圧シリンダ、15……吊り反力台、16……下部
フレーム、17,18……反力高さ調整用シリン
ダ、19,19′……反力用チヤツク、25,2
5′……溝部、26,26′……ガイド、27……
リンク部材、28……スライドシリンダ、29…
…回動中心、30……支点。
図は装置全体を示す正面図、第2図はチヤツキン
グテーブルと下部フレーム部分の構成を説明する
イ上面図及びロ側面図、第3図は反力用チヤツク
近辺の詳細図、第4図は吊り反力台の詳細を示す
イ裏面図、ロ同C−C1断面図、第5図は吊り反
力台部分の他の実施例を示すイ裏面図、ロD−
D′断面図である。 1……油圧式クレーン車、2……上部旋回体、
3……メインブーム、4……ウインチ、5……ワ
イヤー、6……杭打機、7……上部旋回座、8…
…前後移動機構、9……リーダー、10……掘進
機用ワイヤー、11……オーガ、12′……鋼矢
板、13……チヤツキングテーブル、14……油
圧シリンダ、15……吊り反力台、16……下部
フレーム、17,18……反力高さ調整用シリン
ダ、19,19′……反力用チヤツク、25,2
5′……溝部、26,26′……ガイド、27……
リンク部材、28……スライドシリンダ、29…
…回動中心、30……支点。
Claims (1)
- メインブーム3先端部に上部旋回座7を介して
リーダ9を吊設し、該リーダ9の一側部には駆動
装置12により回動するオーガ11を吊設し、前
記リーダ9下部に着脱自在に下部フレーム16を
固定すると共に、下部フレーム16上にはピスト
ンロツド下端部を固定してシリンダ14を立設
し、該シリンダ14には矢板12′を圧入するチ
ヤツキングテーブル13を固定し、該チヤツキン
グテーブル13は中央部に前記オーガを貫通させ
てリーダ9に沿つて上下動自在に構成し、前記チ
ヤツキングテーブル13の反対側に当る下部フレ
ーム16には、前記リーダ9の中心とチヤツキン
グテーブル13の中心を結ぶ直線に対して直角方
向に長い溝20を穿設して溝20に沿つて摺動可
能状にピストンロツドを下向け態様でシリンダ1
8を立設し、該ピストンロツド下端部に反力チヤ
ツク19′を固定すると共に、下部フレーム16
にはピストンロツドを下向けとしてシリンダ1
7,17′を立設し、該ピストンロツド下端部に
吊反力台15を固定し、該吊反力台15には前記
溝20と平行に一対の溝部25,25′を穿設
し、該両溝部25,25′には各々ガイド26,
26′を摺動可能状に嵌装し、両ガイド26,2
6′内に反力チヤツク19,19の上部支持杆2
4,24′を各々嵌装すると共に、両ガイド2
6,26′間にリンク部材27を介設して両反力
チヤツク26,26′を両溝部25,25′に沿つ
て反対方向へ共動するよう構成したことを特徴と
する万能杭打機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981054213U JPS6227542Y2 (ja) | 1981-04-14 | 1981-04-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1981054213U JPS6227542Y2 (ja) | 1981-04-14 | 1981-04-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57168539U JPS57168539U (ja) | 1982-10-23 |
JPS6227542Y2 true JPS6227542Y2 (ja) | 1987-07-15 |
Family
ID=29850815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1981054213U Expired JPS6227542Y2 (ja) | 1981-04-14 | 1981-04-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6227542Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5387959B2 (ja) * | 2009-05-19 | 2014-01-15 | 株式会社 ▲高▼▲橋▼監理 | 山留め用の杭圧入装置 |
JP2019044483A (ja) * | 2017-09-04 | 2019-03-22 | 株式会社技研製作所 | 杭圧入装置及び杭圧入工法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5647239Y2 (ja) * | 1978-05-17 | 1981-11-05 |
-
1981
- 1981-04-14 JP JP1981054213U patent/JPS6227542Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57168539U (ja) | 1982-10-23 |
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