JP2002348513A - インクジェット用白色インクおよびそれに用いる二酸化チタンスラリー - Google Patents
インクジェット用白色インクおよびそれに用いる二酸化チタンスラリーInfo
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Abstract
像記録を行うインクジェット記録装置に用いるインクに
おいて、分散安定性、印字ヘッドの目詰まり防止、吐出
安定性、保存安定性、隠蔽性に優れる白色インクおよび
その為の二酸化チタンスラリーを提供すること。 【解決手段】 無機リン酸化合物で表面処理された特定
の二酸化チタン粒子を水中に分散させた二酸化チタンス
ラリーを用いることにより、インクジェット用の白色イ
ンクを得る。
Description
られた微細なインク吐出口からインキを吐出させること
により飛翔液滴を形成して、その液滴によって記録を行
うインクジェット記録装置に用いる白色等のインク、お
よびそれに用いる二酸化チタンスラリーに関する。
低騒音であり、かつ記録の高速化およびカラー化が容易
であるため、近年各種プリンター、コピー、ファクシミ
リ等への応用が、盛んに行われている。このようなイン
クジェット記録方法は、インクの小液滴を飛翔させ、こ
れを被記録材に付着させて記録を行うものである。かか
る記録方法で使用するインクジェット用インクは、記録
材(染料、顔料)およびこれを溶解または分散する液媒
体を基本的成分とし、また必要に応じて各種添加剤が添
加されている。
明度の低い被印字面に印字することにより、視認性の良
い記録物が得られる。また、プラスチックなどの工業製
品へのマーキングとしても有用であり、木材、金属、ガ
ラス、陶器、皮革等に印刷にも好適であることから、様
々な検討が行われてきた。
白色インクは顔料粒子の比重と液媒体の比重の差により
顔料が沈降、凝集するため、インクジェットヘッドの微
細なノズルを目詰まりさせたり、保存安定性に欠けると
いう問題があった。また、顔料の粒子が小さいため隠蔽
力が不十分であるという問題もあった。
に対して種々の検討が行われてきた。例えば、特開昭6
0−118767号公報には顔料の分散安定性のために
アクリル系エステルモノマー単位を含有する重合体を加
えており、特開平6−145570号公報には顔料と高
分子分散剤と水と水に不溶な樹脂エマルジョンを含んだ
インクを用いることによって、目詰まり防止、保存安定
性に優れるインクを提案している。しかしながら、顔料
の十分な分散性を保持するためには、インク中に多量の
樹脂エマルジョンを加えなくてはならず、そのため印字
濃度が低くなったり、にじみが生じることがあり、十分
な印字品質が得られ難かった。
は、原料である二酸化チタンの表面処理を行う種々の方
法も提案されてきた。例えば、特開平4−277566
号公報には、有機リン酸エステルにより表面処理した二
酸化チタン顔料を熱可塑性樹脂に用いると、二酸化チタ
ン顔料の分散性が高まることが示されている。しかしな
がら、有機リン酸エステルにより表面処理された二酸化
チタン顔料は表面の極性が低いため、樹脂に分散させた
場合には安定であるが、水に分散させるには不安定であ
り、これをインクジェット用インクに用いた場合には、
インク中に沈殿が生じたり、ノズルの目詰まりが起きた
りしてしまう。
たもので、液体インクにより紙などの印字面へ文字・画
像記録を行うインクジェット記録装置に用いるインクに
おいて、分散安定性、印字ヘッドの目詰まり防止、吐出
安定性、保存安定性、隠蔽性に優れるインクおよびその
為の二酸化チタンスラリーの提供を目的とするものであ
る。
問題を解決する為の手段について鋭意検討を行った結
果、無機リン酸化合物により表面処理された特定の二酸
化チタン粒子スラリーがインクジェット記録用白色イン
クの原料として分散安定性、目詰まり防止、吐出安定
性、保存安定性、隠蔽性に優れることを見出し、本発明
に至った。
ン酸化合物で表面処理された二酸化チタン粒子が水中に
分散されていることを特徴とするものである。その無機
リン酸化合物としては、リン酸、リン酸アンモニウム、
リン酸水素二アンモニウム、およびリン酸水素三アンモ
ニウムの群から選ばれた少なくとも1種が望ましい。さ
らに、表面処理された二酸化チタン粒子のスラリー中の
濃度は30〜70質量%の範囲であることが望ましい。
表面処理された二酸化チタン粒子は、その累積質量分率
が10%となる粒子径d10が0.1μm以上0.15μm
未満の範囲にあり、かつ累積質量分率が50%となる粒
子径d50が0.15μm以上0.25μm未満の範囲にあ
り、かつ累積質量分率が90%となる粒子径d90が0.
25μm以上0.4μm未満の範囲にあることが望まし
い。さらに、pHが5〜9の範囲であることが望まし
い。また、粘度は3.0〜10.0mPa・sの範囲である
ことが望ましい。さらにまた、表面張力は50〜71m
N/mの範囲であることが望ましい。本発明のインクジ
ェット用白色インクは、上記二酸化チタンスラリーを含
むことを特徴とするものである。この際、二酸化チタン
スラリーの含有量は、二酸化チタンの純分として、白色
インク全体に対して、1〜50質量%であることが望ま
しい。また、水溶性有機溶剤、湿潤剤、高分子分散剤、
界面活性剤の少なくとも1種以上を含むことができる。
本発明のインクジェット用インクは、上記二酸化チタン
スラリーと、その他の顔料および/または染料を含むこ
とを特徴とするものである。これには、水溶性有機溶
剤、湿潤剤、高分子分散剤、界面活性剤の少なくとも1
種以上を含むことができる。
本発明の二酸化チタンスラリーで用いることのできる二
酸化チタン粒子は、アナターゼ型結晶構造を有するも
の、ルチル型結晶構造を有するもの、或いはこれらの組
合わせのいずれでもよい。
法、例えば、硫酸法や塩素法などにより製造することが
できる。このうち、硫酸法では、一般にチタン含有鉱石
を硫酸で浸出して硫酸チタン溶液を得、この硫酸チタン
溶液を加水分解して含水チタンの析出物を得る。そし
て、この析出物を適当な添加物の存在下でか焼して所望
の結晶構造を有するものを得る。この際、表面処理して
金属酸化物の被膜を付与することもできる。これにより
得られたものを最終的に粉砕して所望の粒径に調整する
と、目的とする二酸化チタン粒子が得られる。
ハロゲン化チタンを高温で気相酸化して得られた二酸化
チタンを最終的に粉砕して所望の粒径に調整すると、目
的とする二酸化チタン粒子が得られる。
ニウム、ケイ素、チタニウム、ジルコニウム、スズおよ
びセリウムなどの金属の含水酸化物または酸化物による
被膜を有していてもよい。
二酸化チタン粒子を無機リン酸化合物により処理し、ス
ラリー化したものである。ここで、無機リン酸化合物に
よる二酸化チタン粒子の処理とは、か焼時またはか焼後
に二酸化チタン粒子の表面に無機リン酸化合物を付着、
担持または被覆させることを意味する。
体例としては、リン酸、リン酸アンモニウム、リン酸水
素二アンモニウム、リン酸水素三アンモニウム、リン酸
一カリウム、リン酸一水素カルシウム、リン酸一ナトリ
ウム、リン酸水素二カリウム、リン酸水素三カリウム等
の他に、ピロリン酸、トリポリリン酸、テトラポリリン
酸、トリメタリン酸、テトラメタリン酸、ヘキサメタリ
ン酸、およびこれらの塩等が挙げられる。なお、本発明
では、上述の各種無機リン酸化合物が2種以上併用され
てもよい。
酸、リン酸アンモニウム、リン酸水素二アンモニウム、
リン酸水素三アンモニウムがより好ましい。特に、リン
酸のアンモニウム塩が好ましい。これらの無機リン酸化
合物によって表面処理することで、水に対しての分散性
も向上し、これを用いたインクは、目詰まり等の不具合
の生じにくいものとなる。
た二酸化チタンでは、二酸化チタンの好ましくは0.1
〜5質量%、より好ましくは0.3〜2質量%の上述の
リン酸化合物により処理されている。無機リン酸化合物
の使用量が0.1質量%未満の場合は、二酸化チタン粒
子がスラリー中で安定に分散することができない場合が
ある。逆に、5質量%を超えると、スラリーのpHが低
くなるため、保存安定性等に問題が生じることがある。
二酸化チタンの表面処理剤としては前記リン酸化合物の
他にカリウム化合物、アルミニウム化合物等の無機塩を
併用することもできる。
法について説明する。無機リン酸化合物で表面処理を行
うのは、か焼と同時に行うか、か焼後どちらでもかまわ
ない。
チタンに少なくとも1種類の無機リン酸化合物を加え、
か焼工程を行うもので、以下に示す方法で製造した二酸
化チタンが本発明において特に効果を発揮する。硫酸チ
タンの水溶液を非ルチル化性核から成る核懸濁液の存在
下で加熱して硫酸チタン水溶液から含水酸化チタンを沈
殿させる。この核懸濁液はアルミニウムイオンの実質的
不存在下で調整されたものである。ついで含水酸化チタ
ン沈殿物をこの水溶液から分離し、この含水酸化チタン
を少なくとも1種のカリウム化合物、少なくとも1種の
リン化合物、少なくとも1種のアルミニウム化合物の存
在下でか焼工程を行う。か焼工程では含水酸化チタンを
1000℃以上の温度に加熱することでアナターゼ型二
酸化チタンに転換し、無機リン酸化合物で表面処理され
たアナターゼ型二酸化チタンを得ることができる。
する。か焼後の二酸化チタンは所望によりアルミニウ
ム、ケイ素、チタニウム、ジルコニウム、スズおよびセ
リウムなどの金属の含水酸化物または酸化物を用いて表
面処理する。このような含水酸化物または酸化物による
表面処理方法としては、通常行なわれている種々の公知
の方法を採用することができ、例えば、二酸化チタンの
水性スラリー中に、上述の金属の水溶性化合物を添加し
た後に中和して、上述の金属の含水酸化物を二酸化チタ
ンの表面上に沈殿させ、その後濾過、乾燥する方法を採
用することができる。続いて、二酸化チタンを上述のリ
ン酸化合物により処理する。処理方法としては、乾燥し
た二酸化チタン粒子とリン酸化合物とを混合する方法、
二酸化チタンにリン酸化合物を吹き付ける方法、リン酸
化合物中に二酸化チタンを浸漬する方法、および流体エ
ネルギー粉砕機を用いる方法などが挙げられる。なお、
二酸化チタンとリン酸化合物とを混合する方法が採用さ
れる場合、混合装置としては、例えば、ヘンシェルミキ
サー、V型混合機、スクリューコンベヤー、パドルミキ
サーを用いることができる。また、流体エネルギー粉砕
機を用いる場合、二酸化チタンとリン酸化合物を混合
し、循環粉砕する。流体エネルギー粉砕機としてはジェ
ットミルなどを用いることができる。その流体として
は、圧縮空気や加熱蒸気を用いることができる。以上の
処理により、無機リン酸化合物で表面処理された二酸化
チタン顔料が得られる。
記リン酸化合物で処理した二酸化チタンを各種分散方法
を用いて水に分散したものである。その濃度は30〜7
0質量%が好ましく、より好ましくは40〜65質量%
であり、更に好ましくは50〜60質量%である。濃度
が70質量%よりも多いと安定に分散させることは困難
であり、30質量%未満では印字した際の隠蔽性が劣る
ため好ましくない。
水、蒸留水等の純水、または超純水を用いることができ
る。また、紫外線照射、または過酸化水素添加などによ
り滅菌した水を用いることにより、スラリーやインクを
長期保存する場合にカビやバクテリアの発生を防止する
ことができるので好適である。
けるリン酸化合物で表面処理した二酸化チタン粒子の平
均1次粒子径は、0.01〜1.0μm、好ましくは0.
05〜0.5μm、さらに好ましくは0.05〜0.4μ
mの範囲である。平均1次粒子径が0.01μm未満の
場合は十分な隠蔽性を得ることができず、1.0μmを
超える場合は水に分散させた際にすぐに沈降してしまう
ことから、安定なスラリーを得ることができない。ここ
でいう平均一次粒子径とは透過型電子顕微鏡で観測した
値である。
記表面処理された二酸化チタン粒子を以下のような粒度
分布になるように水に分散させておくことが望ましい。
粒度分布はd10、d50、d90の値で示す。d10、d50、
d90は、粒子径(直径)とその質量分率の累積曲線にお
いてその累積質量分率がそれぞれ10%、50%、90
%となる粒径を意味する。粒度分布はd10が0.1μm
以上で0.15μm未満であり、かつ、d50が0.15μ
m以上で0.25μm未満、かつ、d90が0.25μm以
上で0.4μm未満の範囲となることが好ましい。さら
に、d10が0.11μm以上で0.15μm未満であり、
かつ、d50が0.19μm以上で0.21μm未満、か
つ、d90が0.26μmで0.31μm未満の範囲となる
ことがより好ましい。粒度分布が上記範囲より広がる場
合(d10の値が小さくなり、d90の値が大きくなる)
は、吐出安定性が劣るため好ましくない。なお、ここで
の粒径はマイクロトラックUPA(Honeywell製)で前
処理としての超音波分散を行わずに測定した値である。
子の水への分散方法としてはポットミル、ボールミル、
ビーズミル、サンドミル、超音波ホモジナイザー、ダイ
ノーミル、アイガーモーターミル、ナノマイザー等の分
散機が使用できる。
時間を選択することによって前記粒度分布を得ることが
できる。
記リン酸化合物で表面処理した二酸化チタン顔料をpH
が5〜9の範囲で、好ましくは6〜8、より好ましくは
6.5〜7.5の範囲で前記分散方法で水に分散したもの
である。pHが5より低い場合または9より高い場合
は、ヘッド等の他の部材を侵す恐れがあるため適当では
ない。リン酸化合物の添加量によりpHに影響が出るた
め、前記範囲に収まるようにリン酸化合物の添加量を調
節する必要がある。ここでいうpHとはpHメーターF
−23(堀場製作所製)を使って25℃で測定したもの
である。
度は3.0〜10.0mPa・sの範囲が好ましく、より好
ましくは3.0〜8.0mPa・sであり、さらに好ましく
は3.0〜6.0mPa・sの範囲である。粘度が10.0
mPa・sよりも大きい場合はインクの粘度が高くなるた
め、インクの吐出が困難になるため適当ではない。他
方、粘度が3.0mPa・s未満である場合は、スラリー
の分散安定性が低下する場合がある。ここでいう粘度と
はE型粘度計(トキメック製)で25℃、50rpmで
測定したものである。
面張力が50〜71mN/mの範囲にあり、好ましくは
55〜71mN/mであり、より好ましくは60〜71
mN/mの範囲であることが望ましい。表面張力が50
mN/m以下の場合はインク組成物として溶剤、各種添
加剤を加えた際に、インクとして最適とされている表面
張力の30〜40mN/mを下回る可能性があり、ドッ
トがにじみやすくなり、はっきりした印字が得られない
という問題があるため適当でない。ここでいう表面張力
とは表面張力計CBVP−Z(協和界面科学製)で25
℃で測定したものである。
の分散性をより良くするため、下記のような界面活性剤
を加えて用いることもできる。このような界面活性剤と
しては、アニオン性、非イオン性、カチオン性、両イオ
ン性活性剤を用いることができる。アニオン性活性剤と
しては、脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキル
アリールスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸
塩、ジアルキルスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク
酸塩、アルキルジアリールエーテルジスルホン酸塩、ア
ルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
硫酸塩、ナフタレンスルホン酸フォルマリン縮合物、ポ
リオキシエチレンアルキルリン酸エステル塩、グリセロ
ールボレイト脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリ
セロール脂肪酸エステル等を例示できる。非イオン性活
性剤としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオ
キシエチレンオキシプロピレンブロックコポリマー、ソ
ルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトール脂
肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシ
エチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、フッ素
系、シリコン系等の非イオン性活性剤が例示できる。カ
チオン性活性剤としては、アルキルアミン塩、第4級ア
ンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩、アルキルイミ
ダゾリウム塩、等を例示できる。両イオン性活性剤とし
ては、アルキルベタイン、アルキルアミンオキサイド、
ホスファジルコリン等が例示できる。本発明の二酸化チ
タンスラリー中には、さらに防カビ剤、増粘剤、消泡
剤、pH調整剤などの通常用いられる各種添加剤を含ん
でいてもよい。
を使ったインクジェット用白色インクについて説明す
る。白色インクは前記二酸化チタンスラリーに水、水溶
性有機溶剤、湿潤剤、高分子分散剤、界面活性剤、その
他各種添加剤を加えたものである。但し、二酸化チタン
スラリー以外の成分は必ずしも必須ではなく、必要に応
じて添加することができる。また、各成分はその2種以
上を組み合わせて使用することもできる。
ーの添加量は、二酸化チタン純分としてインク全体に対
して1〜50質量%程度の範囲が好ましく、より好まし
くは3〜30質量%である。1質量%未満であると、印
字した際の隠蔽性が低下し、50質量%よりも多いと、
二酸化チタン粒子の分散性や印字ヘッドのノズルの目詰
まり防止に問題を生じる可能性がある。
溶性有機溶媒からなるものが好ましい。水は、イオン交
換水、限外濾過水、逆浸透水、蒸留水等の純水、または
超純水を用いることができる。また、紫外線照射、また
は過酸化水素添加などにより滅菌した水を用いることに
より、インク組成物を長期保存する場合にカビやバクテ
リアの発生を防止することができるので好適である。ま
た、水溶性有機溶媒は、好ましくは低沸点有機溶剤であ
り、その例としては、メタノール、エタノール、n−プ
ロピルアルコール、iso−プロピルアルコール、n−
ブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノー
ル、iso−ブタノール、n−ペンタノールなどが挙げ
られる。特に一価アルコールが好ましい。低沸点有機溶
剤は、インクの乾燥時間を短くする効果がある。低沸点
有機溶剤の添加量はインクの0.5〜10質量%が好ま
しく、より好ましくは1.5〜6質量%の範囲である。
有機溶媒などの湿潤剤を含んでなることが好ましい。湿
潤剤の好ましい例としては、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、プロピレ
ングリコール、ブチレングリコール、1,2,6−ヘキサ
ントリオール、チオグリコール、ヘキシレングリコー
ル、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロー
ルプロパンなどの多価アルコール類、エチレングリコー
ルモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチル
エーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、
ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレン
グリコールモノブチルエーテル、トリエチエレングリコ
ールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノ
エチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエ
ーテルなどの多価アルコールのアルキルエーテル類、尿
素、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、
1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンなどが挙げら
れる。
〜40質量%が好ましく、より好ましくは2〜20質量
%の範囲である。
の好ましい例としては天然高分子が挙げらる。その具体
例としては、にかわ、ゼラチン、ガゼイン、アルブミン
などのタンパク質類、アラビアゴム、トラガントゴムな
どの天然ゴム類、サボニンなどのグルコシド類、アルギ
ン酸およびアルギン酸プロピレングリコールエステルア
ルギン酸トリエタノールアミン、アルギン酸アンモニウ
ムなどのアルギン酸誘導体、メチルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、
エチルヒドロキシセルロースなどのセルロース誘導体な
どが挙げられる。さらに、高分子分散剤の好ましい例と
して合成高分子が挙げられ、ポリビニルアルコール類、
ポリビニルピロリドン類、ポリアクリル酸、アクリル酸
/アクリロニトリル共重合体、アクリル酸カリウム/ア
クリロニトリル共重合体、酢酸ビニル/アクリル酸エス
テル共重合体、アクリル酸/アクリル酸エステル共重合
体などのアクリル酸系樹脂、スチレン/アクリル酸共重
合体、スチレン/メタクリル酸共重合体、スチレン/メ
タクリル酸/アクリル酸エステル共重合体、スチレン/
α−メチルスチレン/アクリル酸共重合体、スチレン/
α−メチルスチレン/アクリル酸/アクリル酸エステル
共重合体などのスチレン−アクリル樹脂、スチレン/マ
レイン酸共重合体、スチレン/無水マレイン酸共重合
体、ビニルナフタレン/アクリル酸共重合体、ビニルナ
フタレン/マレイン酸共重合体、および酢酸ビニル/エ
チレン共重合体、酢酸ビニル/脂肪酸ビニル/エチレン
共重合体、酢酸ビニル/マレイン酸エステル共重合体、
酢酸ビニル/クロトン酸共重合体、酢酸ビニル/アクリ
ル酸共重合体などの酢酸ビニル系共重合体およびそれら
の塩が挙げられる。これらの中で、特に疎水性基を持つ
モノマーと親水性基を持つモノマーとの共重合体、およ
び疎水性基と親水性基を分子構造中に併せ持ったモノマ
ーからなる重合体、例えばスチレン/アクリル酸共重合
体、スチレン/メタクリル酸共重合体等が好ましい。
を含有することができる。界面活性剤の例としては、ア
ニオン性界面活性剤(例えばドデシルベンゼルスルホン
酸ナトリウム、ラウリル酸ナトリウム、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテルサルフェートのアンモニウム塩な
ど)、非イオン性界面活性剤(例えば、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエ
ステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレン
アルキルアミドなど)および、アセチレングリコール
(オレフィンY、並びにサーフィノール82、104、
440、465、および485(いずれもAir Products
and Chemicals Inc.製))、リン酸エステル系界面活
性剤(フォスファノールRS−410、RS−610、
RS−710(いずれも東邦化学工業株式会社製))が
挙げられる。これらは単独使用または二種以上を併用す
ることができる。その他、必要に応じて、pH調整剤、
防腐剤、防かび剤、酸化防止剤等を添加しても良い。
たは染料を適当量添加することにより淡色系のインクと
することもできる。染料、あるいは顔料としては種々の
ものが挙げられるが、特にアルカリ可溶性のものが好ま
しい。染料の例を具体的に挙げると、直接染料として
は、例えば、C.I.ダイレクトブラック2、4、9、
11、14、17、19、22、27、32、36、3
8、41、48、49、51、56、62、71、7
4、75、77、78、80、91、105、106、
107、108、112、113、117、122、1
32、146、151、154、194;C.I.ダイ
レクトブルー1、2、6、8、10、14、15、2
2、25、34、69、70、71、72、75、7
6、78、80、81、82、83、86、90、9
5、98、106、108、110、120、123、
158、159、163、165、192、193、1
94、195、196、199、200、201、20
2、203、207、218、236、237、23
9、246、258;C.I.ダイレクトブラウン1
A、2、6、25、27、31、44、52、58、9
5、100、101、106、112、173、19
4、195、209、210、211、222;C.
I.ダイレクトグリーン 1、6、8、26、28、3
3、37、59、63、64;C.I.ダイレクトオレ
ンジ6、8、10、26、29、32、39、40、4
1、46、49、51、102;C.I.ダイレクトレ
ッド1、2、4、8、9、11、13、17、20、2
3、24、26、28、31、33、37、39、4
4、46、47、48、51、54、59、62、7
2、75、76、79、80、81、83、90、9
9、101、111、113、145、189、22
0、225、230、234;C.I.ダイレクトバイ
オレット1、7、9、12、35、47、48、51、
66、90、94;C.I.ダイレクトイエロー1、
2、4、8、11、12、22、24、26、27、2
8、29、33、34、39、41、42、44、4
8、50、51、58、72、85、86、87、8
8、98、100、106、110、132、142、
144等が挙げられる。酸性染料としては、例えば、
C.I.アシッドブラック1、2、7、16、17、2
1、24、26、28、31、41、48、52、5
6、58、60、63、84、94、107、109、
112、118、119、121、122、123、1
31、155、156、172、194、208;C.
I.アシッドブルー1、7、9、15、22、23、2
5、27、29、40、41、43、45、47、4
9、51、53、55、56、59、62、69、7
4、77、78、83、90、91、92、93、10
2、104、111、113、117、120、12
4、126、145、158、161、167、17
1、175、183、185、193、229、23
4、236、254;C.I.アシッドブラウン4、
6、8、14、17、20、102、105;C.I.
アシッドグリーン3、5、9、12、16、19、2
0、25、27、35、41、95;C.I.アシッド
オレンジ1、2、7、8、10、14、19、20、2
4、28、33、51、52、56、61、63、6
4、67、74、92、125、127、156;C.
I.アシッドレッド1、2、4、6、8、13、14、
15、18、19、21、26、27、30、32、3
3、34、35、37、38、40、42、45、5
1、52、54、57、73、80、82、83、8
5、87、88、89、92、94、97、99、10
1、106、108、110、111、114、11
9、128、129、131、134、135、13
8、145、151、154、155、161、17
2、176、179、180、183、184、18
6、187、214、243、248、249、25
4、256、257、266、270、288、28
9、296、317、318、337、351;C.
I.アシッドバイオレット1、7、9、11、15、1
7、34、35、41、43、49、56、58、7
5;C.I.アシッドイエロー1、3、4、7、9、1
1、12、13、14、17、18、19、23、2
5、29、34、36、38、40、41、42、4
4、49、53、55、56、59、61、62、6
5、71、72、73、76、78、99、111、1
14、116、118、121、122、129、13
5、161、162、171、172、183、19
9、201等が挙げられる。塩基性染料としては、例え
ば、C.I.ベイシックブラック2、8;C.I.ベイ
シックブルー1、3、5、7、9、24、25、26、
28、29;C.I.ベイシックブラウン1、12;
C.I.ベイシックグリーン1、4;C.I.ベイシッ
クオレンジ2、15、21、22;C.I.ベイシック
レッド1、2、9、12、13、37;C.I.ベイシ
ックバイオレット1、3、5、7、9、24、25、2
6、28、29;C.I.ベイシックイエロー1、2、
11、12、14、21、32、36等が挙げられる。
反応性染料としては、例えば、C.I.リアクティブブ
ラック 1、3、5、6、8、12、14;C.I.リ
アクティブブルー2、5、7、12、13、14、1
5、17、18、19、20、21、25、27、2
8、37、38、40、41、71;C.I.リアクテ
ィブブラウン1、7、16;C.I.リアクティブグリ
ーン5、7;C.I.リアクティブオレンジ2、5、
7、16、20、24;C.I.リアクティブレッド
6、7、11、12、15、17、21、23、24、
35、36、42、63、66;C.I.リアクティブ
バイオレット2、4、5、8、9;C.I.リアクティ
ブイエロー1、2、3、13、14、15、17等が挙
げられる。食品用色素としては、例えば、C.I.フー
ドブラック2;C.I.フードブルー3、4、5;C.
I.フードグリーン2、3;C.I.フードレッド2、
3、7、9、14、52、87、92、94、102、
104、105、106;C.I.フードバイオレット
2;C.I.フードイエロー3、4、5等が挙げられ
る。分散染料としては、例えば、C.I.ディスパース
ブルー1、3、14;C.I.ディスパースオレンジ
1、3、13、25;C.I.ディスパースレッド1.
13、19;C.I.ディスパースイエロー3、5、
7、9等が挙げられる。更に、好ましい染料としてはア
ゾ系染料が挙げられる。例えば、C.I.アシッドブラ
ック1、21、24、26、41、48、52、60、
63、84、94、123;C.I.アシッドブルー
1、7、9、15、25、27、43、45、47、5
9、62、69、77、78、83、90、92、10
2、104、113、120、158、161、19
3;C.I.アシッドブラウンン6、8、14、17、
20、102、105;C.I.アシッドグリーン
3、5、9、12、19、20、25、35、95;
C.I.アシッドオレンジ 1、6、7、8、10、1
4、19、20、24、28、33、51、52、6
1、63、67、74、92、125、127、15
6:C.I.アシッドレッド 1、2、13、14、1
8、27、32、33、35、37、42、52、7
3、85、87、88、89、97、99、101、1
06、111、114、128、134、138、14
5、151、154、161、179、180、18
3、186、214、248、249、266、28
8、296、337、351;C.I.アシッドバイオ
レット 1、7、9、17、56、58;C.I.アシ
ッドイエロー 7、9、11、17、19、23、2
5、29、36、38、40、42、44、49、5
6、59、62、65、72、76、99、118、1
21、129、135、161、162、171、18
3、199、201;C.I.ダイレクトブラック
4、17、19、22、32、38、80、91、12
2、154;C.I.ダイレクトブルー 1、2、6、
10、14、15、22、25、71、76、78、8
0、95、98、159、218;C.I.ダイレクト
ブラウン 2、27、31、52、95、100、22
2;C.I.ダイレクトグリーン 1、6、26、2
8、33、59;C.I.ダイレクトオレンジ 6、2
6、29、32、39、40、46、102;C.I.
ダイレクトレッド 2、4、23、24、26、31、
37、39、54、62、75、76、79、80、8
1、83、99、111、113、220、234;
C.I.ダイレクトバイオレット 7、9、35、4
7、48、51、66;C.I.ダイレクトイエロー
4、8、11、12、22、26、27、29、33、
44、50、106が挙げられる。これらの化合物は単
独あるいは2種以上を任意の割合で組み合わせて使用す
ることができる。また染料の構造にスルホン酸やカルボ
ン酸などの酸性基が含有している場合、酸であってもそ
の塩であってもよい。あるいはその複合体であってもよ
い。塩の種類は同一でもあるいは異なっていてもよい。
同様に、染料の構造中にアミンなどの塩基が含有してい
る場合、塩基型であってもその塩であってもよい。ある
いはその複合体であってもよい。塩の種類は同一でもあ
るいは異なっていでもよい。
ゾレーキ、不溶性アゾ顔料、縮合アゾ顔料、キレートア
ゾ顔料、フタロシアニン顔料、ペリレン顔料、ペリノン
顔料、キナクリドン顔料、チオインジゴ顔料、イソイン
ドリノン顔料、キノフラロン顔料、ジオキサジン顔料、
アントラキノン顔料、ニトロ顔料、ニトロソ顔料、アニ
リンブラック等)、無機顔料(例えば、亜鉛華、鉛白、
カーボンブラック系、ベンガラ、朱、カドミウム赤、黄
鉛、群青、コバルト青、コバルト紫、ジンクロメート
等)が挙げられる。これらの化合物は単独あるいは2種
以上を任意の割合で組み合わせて使用することができ
る。
当な方法で分散、混合することによって製造することが
できる。好ましくは前記リン酸化合物で処理した二酸化
チタンを水に分散した二酸化チタンスラリーに、水、水
溶性有機溶媒、pH調整剤、防腐剤、防かび剤等を加え
て充分溶解させてインク溶液を調製する。充分に撹拌し
た後に、目詰まりの原因となる粗大粒子および異物を除
去するためにろ過を行って目的のインク組成物を得る。
び白色インクは、特開2000−158793号公報に
示したようなインク組成物と反応液との二液を記録媒体
に吐出することにより良好な印字を行うインクジェット
記録方法にも用いることができる。
インク組成物と反応液とを付着させて印字を行うインク
ジェット記録方法であって、前記インク組成物が、リン
酸化合物で処理された二酸化チタンスラリーと、オリゴ
マーまたはモノマーのいずれか一方と、水性溶媒とを少
なくとも含んでなり、前記反応液が、光重合開始剤と、
モノマーまたはオリゴマーのいずれか一方と、水性溶媒
とを少なくとも含んでなり、前記インク組成物と前記反
応液のいずれか一方がオリゴマーを含むとき他方がモノ
マーを含んでなるものであり、かつ、インク組成物を反
応液よりも先に記録媒体に付着させるものである。イン
ク組成物と反応液とを接触させた後に、重合開始剤に光
照射し、モノマーおよびオリゴマーを重合させる硬化反
応を行う。光照射は、可視光照射、紫外線照射でもよ
く、特に紫外線照射が好ましい。これにより、金属やプ
ラスチック等の水性媒体を浸透することが不可能な媒体
表面にも鮮明でかつ耐摩擦性に優れた印字物を得ること
ができる。二液型記録方式において用いられるオリゴマ
ーは、例えば骨格を構成する分子構造により、ポリエス
テルアクリレート、ポリウレタンアクリレート、エポキ
シアクリレート、ポリエーテルアクリレート、オリゴア
クリレート、アルキドアクリレート、ポリオールアクリ
レート等が挙げられ、好ましくは、ポリエステルアクリ
レート、ポリウレタンアクリレートである。二液型記録
方式に用いられるオリゴマーは、分子量が500〜1
0,000程度の範囲のもの、好ましくは5,000〜1
0,000程度の範囲のものが使用される。
リゴマーを含んでなる場合には、インク組成物における
オリゴマーの含有量は1〜50質量%程度の範囲、好ま
しくは3〜30質量%程度の範囲である。二液型記録方
式のインク組成物に含まれるモノマーとは、高分子の基
本構造の構成単位となり得る分子をいう。また、ここで
言うモノマーは光重合性モノマーとも呼ばれ、単官能ア
クリレート、多官能アクリレートが含まれる。
アクリレート構造を有しており、低粘度で硬化性が速い
という特徴を有する。
ーは、代表的なものとして、ジエチレングリコールジア
クリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、
1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ヒドロキシ
ピオペリン酸エステルネオペンチンルグリコールジアク
リレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、
ペンタエリストールトリアクリレート、ジペンタエリス
トールヘキサアクリレート、アクリロイルモルホリン、
2−フェノキシエチルアクリレート、フタル酸水素−
(2,2,2−トリアクリロイルオキシメチル)エチル、
ジペンタエリストールポリアクリレート、ジペンタエリ
ストールポリアクリレート等が挙げられ、好ましくは、
アクリロイルモルホリン、2−フェノキシエチルアクリ
レート、フタル酸水素−(2,2,2−トリアクリロイル
オキシメチル)エチル、ジペンタエリストールポリアク
リレートである。
分子量が50〜3,000程度の範囲、好ましくは50
〜2,000程度の範囲のものが使用される。二液型記
録方式のインク組成物にモノマーを含んでなる場合に
は、インク組成物におけるモノマーの含有量は1〜70
質量%程度の範囲、好ましくは3〜50質量%程度の範
囲である。
3次元化する性質を有する。従って、インク組成物にお
ける、オリゴマーまたはモノマーの含有量は、重合効
率、重合速度、重合後の体積収縮率、重合被膜強度等を
考慮して定める必要がある。さらに、本発明二液型記録
方式におけるインク組成物または反応液のいずれか一方
が、オリゴマーを含むとき他方はモノマーを含むもので
ある。
水性溶媒は水と水溶性有機溶媒からなるのが好ましい。
水、水溶性溶媒は前記一液系のインクジェット組成物に
記述したものと同じものを用いることができる。
ン、無機酸化物コロイド、湿潤剤、pH調整剤、防腐
剤、防かび剤等を添加しても良い。
開始剤は、代表的なものとして、ベンゾインメチルエー
テル、ベンゾインエチルエーテル、イソプロピルベンゾ
インエーテル、イソブチルベンゾインエーテル、1−フ
ェニル−1,2−プロパンジオン−2−(o−エトキシ
カルボニル)オキシム、ベンジル、ジエトキシアセトフ
ェノン、ベンゾフェノン、クロロチオキサントン、2−
クロロチオキサントン、イソプロピルチオキサントン、
2−メチルチオキサントン、ポリ塩化ポリフェニル、ヘ
キサクロロベンゼン等が挙げられ、好ましくは、イソブ
チルベンゾインエーテル、1−フェニル−1,2−プロ
パンジオン−2−(o−エトキシカルボニル)オキシム
である。
ffer Chemical社製)、Irgacure
184、651、2959、907、369、170
0、1800、1850、819(チバスペシャルティ
ケミカルズ社製)、Darocure1173(EM
Chemical社製)、QuantacureCT
X、ITX(Aceto Chemical社製)、L
ucirin TPO(BASF社製)の商品名で入手
可能な重合開始剤も使用することができる。
ンクは、インクが浸透し難い紙、布類、または浸透しな
い金属、プラスチック等の素材、例えばフェノール樹
脂、メラミン樹脂、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、ポ
リカーボネートなどの樹脂から製造される板、フィルム
などの記録媒体に印字するのに特に適している。
するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるもの
ではない。
ン溶液を得る。この硫酸チタン溶液を加水分解して得た
含水酸化チタンに、TiO2の100質量部に対してリ
ン酸アンモニウムを0.50質量部、硫酸カリウムを0.
30質量部、硫酸アルミニウムを0.30質量部添加
し、含水酸化チタンを生成物温度が1,020℃になる
まで実験室用回転マッフル炉内で加熱した。生成した二
酸化チタンを室温に冷却し、透過型電子顕微鏡写真で観
測したところ、平均一次粒子径が0.13μmであるア
ナターゼ型であることが判った。この表面処理された二
酸化チタン1500gと純水1000gを混合し、サン
ドミル(安川製作所製)でジルコニウムビーズ(1.0
mm)をスラリーの1.5倍量を充填し、2時間分散さ
せた後、ビーズを取り除きインクジェット用白色インク
に用いる二酸化チタンスラリー(A)を得た。このスラ
リーの平均一次粒子径、濃度、粘度、pH、表面張力、
粒度分布を表1に示した。
一次粒子径が0.15μmのアナターゼ型二酸化チタン
「W−10」(石原産業(株)製)をスチームを用いて
温度を170℃に保ちながら、ヘンシェルミキサーを用
いてTiO2基準で0.1質量%相当量のリン酸トリブチ
ルエステルを処理した。この二酸化チタンを実施例1と
同様にして分散し二酸化チタンスラリー(B)を得た。
このスラリーの平均一次粒子径、濃度、粘度、pH、表
面張力、粒度分布は表1に示した。
一次粒子径が0.15μmのアナターゼ型二酸化チタン
「W−10」(石原産業(株)製)1500gと純水1
000gを混合し、サンドミル(安川製作所製)でジル
コニウムビーズ(1.0mm)をスラリーの1.5倍量を
充填し、2時間分散させた後、ビーズを取り除き、二酸
化チタンスラリー(C)を得た。このスラリーの平均一
次粒子径、濃度、粘度、pH、表面張力、粒度分布を表
1に示した。
粒子径が0.01〜0.03μmのルチル型二酸化チタン
「TTO−55(N)」(石原産業(株)製)を比較例
1と同様にして分散し二酸化チタンスラリー(D)を得
た。このスラリーの平均一次粒子径、濃度、粘度、p
H、表面張力、粒度分布は表1に示した。
ーオーブンSPHH−100(TABAI製)で110
℃、4時間乾燥し、蒸発残分から固形分濃度を算出し
た。 (2)粘度 E型粘度計((株)トキメック製)を使用し、スラリー
約1mlをローターカップに入れ、25℃、50rpm
で測定を行った。 (3)pH pHメーター「F−23」((株)堀場製作所製)を使
い25℃で測定した。 (4)表面張力 表面張力計「CBVP−Z」(協和界面科学(株)製)
を使い、25℃で測定した。 (5)粒度分布 マイクロトラックUPA(Honeywell製)を使
い、前処理としての超音波分散なしで測定した。媒体は
超純水を使用した。
物を混合し、スリーワンモーターで20分間攪拌した
後、5μmのメンブランフィルターで粗大粒子およびご
みを除去してインクジェット記録用インクを得た。
J−830C」(セイコーエプソン(株)製)のヘッド
に充填し、黒色上質紙(薄口)(紀州製紙(株)製)に
ベタ印字を行い、下地の隠蔽性を比較した。また、イン
ク組成物を印字ヘッドにつめたまま常温にて1日間放置
した後、印字することを試み、保存安定性を評価した。
また、インクジェトプリンター「MJ−830C」(セ
イコーエプソン(株)製)を用いて、長時間の連続印字
を行い、ドット抜け及び飛び散りの有無を観察して吐出
安定性を評価した。
又はインクの飛び散りの発生数が10回以下である。;
A ・24〜48時間(24<T≦48)の間にドット抜け
又はインクの飛び散りが10回以上発生した。;B ・1〜24時間(1<T≦24)の間にドット抜け又は
インクの飛び散りが10回以上発生した。;C ・1時間内(T≦1)にドット抜け又はインクの飛び散
りが10回以上発生した。;D
インクであれば、隠蔽性、保存安定性、吐出安定性のい
ずれもが優れている。
色インクは、液体インクにより文字・画像記録を行うイ
ンクジェット記録装置に用いるものであって、目詰まり
防止、吐出安定性、保存安定性、隠蔽性に優れたもので
ある。特に、スラリー中の表面処理された二酸化チタン
粒子の濃度が30〜70質量%であることにより、安定
に分散させつつ、印字した際により隠蔽性を発揮させる
ことができる。さらに、二酸化チタン粒子が特定の粒度
分布になるように水に分散したものであると、粒度分布
が狭く、粒径が揃い、目詰まりしにくく、吐出安定性に
優れたものとなる。従って、特にインクジェット用イン
クとして望ましいものとなる。さらに特定のpHのもの
であることにより、プリンタヘッド等の他の部材への浸
食を防ぐことができる。さらに、粘度が特定の範囲内の
ものとすることで、吐出安定性をより向上できる。さら
にまた、表面張力が特定の範囲内のものとすることで、
インクの浸透性が適当なものとなり、明瞭な印字を得る
ことができるようになる。
Claims (12)
- 【請求項1】 無機リン酸化合物で表面処理された二酸
化チタン粒子が水中に分散されていることを特徴とする
インクジェット用インクのための二酸化チタンスラリ
ー。 - 【請求項2】 前記無機リン酸化合物が、リン酸、リン
酸アンモニウム、リン酸水素二アンモニウム、およびリ
ン酸水素三アンモニウムの群から選ばれた少なくとも1
種であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェ
ット用インクのための二酸化チタンスラリー。 - 【請求項3】 前記表面処理された二酸化チタン粒子の
濃度が30〜70質量%の範囲であることを特徴とする
請求項1または請求項2に記載のインクジェット用イン
クのための二酸化チタンスラリー。 - 【請求項4】 前記表面処理された二酸化チタン粒子
は、その累積質量分率が10%となる粒子径d10が0.
1μm以上0.15μm未満の範囲にあり、かつ累積質
量分率が50%となる粒子径d50が0.15μm以上0.
25μm未満の範囲にあり、かつ累積質量分率が90%
となる粒子径d90が0.25μm以上0.4μm未満の範
囲にあることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記
載のインクジェット用インクのための二酸化チタンスラ
リー。 - 【請求項5】 pHが5〜9の範囲であることを特徴と
する請求項1〜4のいずれかに記載のインクジェット用
インクのための二酸化チタンスラリー。 - 【請求項6】 粘度が3.0〜10.0mPa・sの範囲で
あることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
インクジェット用インクのための二酸化チタンスラリ
ー。 - 【請求項7】 表面張力が50〜71mN/mの範囲で
あることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の
インクジェット用インクのための二酸化チタンスラリ
ー。 - 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の二酸化
チタンスラリーを含むことを特徴とするインクジェット
用白色インク。 - 【請求項9】 二酸化チタンスラリーの含有量が、二酸
化チタンの純分として、白色インク全体に対して、1〜
50質量%であることを特徴とする請求項8に記載のイ
ンクジェット用白色インク。 - 【請求項10】 水溶性有機溶剤、湿潤剤、高分子分散
剤、界面活性剤の少なくとも1種以上を含むことを特徴
とする請求項8または請求項9に記載のインクジェット
用白色インク。 - 【請求項11】 請求項1〜7のいずれかに記載の二酸
化チタンスラリーと、その他の顔料および/または染料
を含むことを特徴とするインクジェット用インク。 - 【請求項12】 水溶性有機溶剤、湿潤剤、高分子分散
剤、界面活性剤の少なくとも1種以上を含むことを特徴
とする請求項11に記載のインクジェット用インク。
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