JP2002347166A - シールド材の製造方法及びシールド材 - Google Patents

シールド材の製造方法及びシールド材

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JP2002347166A JP2001155747A JP2001155747A JP2002347166A JP 2002347166 A JP2002347166 A JP 2002347166A JP 2001155747 A JP2001155747 A JP 2001155747A JP 2001155747 A JP2001155747 A JP 2001155747A JP 2002347166 A JP2002347166 A JP 2002347166A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光の透過率が高く、ヘイズ(曇り度)が低い
シールド材の製造方法及びシールド材を提供する。 【解決手段】 表面に剥離層30bを備えたプラスチッ
クフィルム30aの剥離層30b上に、下から順に、第
1の粘着層12と樹脂層14と金属箔16とが積層され
た構造を形成する工程と、金属箔16をパターニングし
て金属層のパターン16aを形成する工程と、剥離層3
0bと第1の粘着層12との界面を剥がし、第1の粘着
層12を透明基材10上に貼着して、透明基材10上に
下から順に、第1の粘着層12と樹脂層14と金属層の
パターン16aとを形成する工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールド材の製造
方法及びシールド材に係り、さらに詳しくは、PDP
(プラズマディスプレイパネル)などから漏洩する電磁
波などを遮断するシールド材の製造方法及びシールド材
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、広い視野角をもち、表示品質がよ
く、大画面化ができるなどの特徴をもつPDP(プラズ
ラディスプレイパネル)は、マルチメディアディスプレ
イ機器などに急速にその用途を拡大している。PDPは
気体放電を利用した表示デバイスであり、管内に封入さ
れている気体を放電によって励起し、紫外領域から近赤
外線領域に至るまで広い波長の線スペクトルを発生す
る。PDPの管内には蛍光体が配置されており、この蛍
光体は紫外線領域の線スペクトルで励起されて可視領域
の光を発生する。近赤外領域の線スペクトルの一部はP
DPの表面ガラスから管外に放出される。
【0003】この近赤外領域の波長はリモートコントロ
ール装置及び光通信などで使用される波長(800nm
〜1000nm)に近く、これらの機器をPDPの近傍
で動作させた場合、誤動作を起こすおそれがあるので、
PDPから近赤外線の漏洩を防止する必要がある。ま
た、PDPの駆動によりマイクロ波や超低周波などの電
磁波が発生し、わずかではあるが外部に漏洩する。情報
機器装置などにはこれらの電磁波の漏洩の規定が定めら
れているので、電磁波の漏洩を規定値以下に抑える必要
がある。
【0004】また、PDPは表示画面が平滑であるの
で、外部からの光が表示画面に入射するときに、入射光
が反射し画面のコントラスト比が低下するため、外部か
らの入射光の反射を抑える必要がある。これらの目的
で、PDPの表示画面の前方にシールド材が配置されて
いる。従来、シールド材は、金属箔が貼られたプラスチ
ックフィルムを、透明なガラス基板に貼り付けた後、金
属箔をパターニングすることにより製造されていた。す
なわち、金属箔は一般にその厚みが10μm程度の薄い
ものであるので、金属箔の取り扱いを容易にするため、
まず、プラスチックフィルムに樹脂層を介して金属箔を
貼り合わせ、さらに、金属箔を精度よくパターニングす
るため、この金属箔を備えたプラスチックフィルムを剛
性の強いガラス基板などに貼り付けて金属箔をパターニ
ングしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
シールド板は、金属箔の取り扱いを容易にするために金
属箔とプラスチックフィルムとが一体化されているの
で、これを用いてシールド材を製造すると、このシール
ド材にはプラスチックフィルムが残存することになる。
プラスチックフィルムは、透明のガラス基板に比べる
と、光の透過率が低く、ヘイズ(曇り度)が高い。
【0006】従って、シールド材にプラスチックフィル
ムが残存すると、シールド材の光の透過率が低くなり、
かつヘイズ(曇り度)が高くなるので、シールド材によ
りPDPの画面の視認性が悪くなるという問題があっ
た。本発明は以上の問題点を鑑みて創作されたものであ
り、光の透過率が高く、ヘイズ(曇り度)が低いシール
ド材の製造方法及びシールド材を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明はシールド材の製造方法に係り、表面に剥離
層を備えたプラスチックフィルムの前記剥離層上に、下
から順に、第1の粘着層と樹脂層と金属箔とが積層され
た構造を形成する工程と、前記金属箔をパターニングし
て金属層のパターンを形成する工程と、前記剥離層と前
記第1の粘着層との界面を剥がし、前記第1の粘着層を
透明基板上に貼着して、前記透明基材上に下から順に、
前記第1の粘着層と前記樹脂層と前記金属層のパターン
とを形成する工程とを有することを特徴とする。
【0008】前述したように、パターニングされて金属
層のパターンになる金属箔は取り扱いが容易ではないた
め、プラスチックフィルムに樹脂層を介して貼着され、
さらに、金属箔を備えたプラスチックフィルムが剛性の
強いガラス基板などの透明基材に貼着される。従って、
光の透過率が低く、ヘイズ(曇り度)が高いプラスチッ
クフィルムがシールド材に残存してしまうことになる。
【0009】本発明のシールド材の製造方法は、シール
ド材にプラスチックフィルムが残存しないように工夫さ
れたものである。すなわち、まず、プラスチックフィル
ムの剥離層が形成された面上に粘着層と樹脂層と金属箔
とを形成し、このプラスチックフィルムの状態で金属箔
をパターニングして金属層のパターンを形成する。
【0010】このようにすることにより、プラスチック
フィルム上に粘着層と樹脂層を介して金属箔が形成され
ているので、プラスチックフィルムが剛性をもつように
なり、金属箔の取り扱いが容易になる。従って、剛性が
強い透明基材にこのプラスチックフィルムを貼着してか
ら金属箔をパターニングする必要がなく、金属箔が貼着
されたロール状のプラチックフィルムを引き出して、い
わゆるロールツーロール法で金属箔をパターニングでき
るようになる。
【0011】その後、プラスチックフィルム上に形成さ
れた剥離層と第1の粘着層との界面を剥離し、第1の粘
着層、樹脂層及び金属層のパターンをガラス基板などの
剛性の強い透明基材に貼着する。これにより、透明基材
上に第1の粘着層と樹脂層と金属層のパターンが形成さ
れ、光の透過率が低く、ヘイズ(曇り度)が高いプラス
チックフィルムが残存しないシールド材が製造される。
【0012】以上のように、本発明のシールド材の製造
方法によれば、金属箔のパターニングをロールツーロー
ル法で行うことができるようになり、シールド材の製造
効率を向上させることができるとともに、シールド材に
プラスチックフィルムが残存しないので、光の透過率が
高く、ヘイズ(曇り度)が低いシールド材を容易に製造
することができる。
【0013】また、上記問題を解決するため、本発明は
シールド材の製造方法に係り、表面に剥離層を備えたプ
ラスチックフィルムの前記剥離層上に、下から順に、第
1の粘着層と樹脂層と金属箔とが積層された構造を形成
する工程と、前記剥離層と前記第1の粘着層との界面を
剥がし、前記第1の粘着層を透明基材上に貼着して、前
記透明基材上に下から順に、前記第1の粘着層と前記樹
脂層と前記金属層とを形成する工程と、前記金属層をパ
ターニングして金属層のパターンを形成する工程とを有
することを特徴とする。
【0014】本発明によれば、まず、プラスチックフィ
ルム上に剥離層を介して第1の粘着層、樹脂層及び金属
層を形成し、剥離層と第1の粘着層との界面を剥離し、
第1の粘着層、樹脂層及び金属層を透明基材に貼着す
る。その後、透明基材上の金属層をパターニングして金
属層のパターンを形成する。前述したシールド材の製造
方法は、プラスチックフィルムの上方に形成された金属
箔をロールツーロールでパターニングして金属層のパタ
ーンを形成するのに対して、本発明では透明基材上に第
1の粘着層と樹脂層と金属層とを転写した後に、金属層
をパターニングする。
【0015】このような製造方法により製造されたシー
ルド材も前述したシールド材と同様な作用・効果を奏す
るとともに、例えば、透明基材としてガラス基板などの
剛性の強い基板を用いることにより、より微細な金属層
のパターンを安定して形成することができるようにな
り、シールド材の設計の自由度を向上させることができ
る。
【0016】上記したシールド材の製造方法において、
前記第1の粘着層と樹脂層と金属箔とが積層された構造
を形成する工程が、前記金属箔の前記樹脂層側の面を黒
化処理する工程を含むことが好ましい。また、前記金属
層のパターンを形成する工程の後に、前記金属層のパタ
ーンの露出面を黒化処理する工程をさらに有することが
好ましい。
【0017】これによれば、金属箔の樹脂側の面が黒化
処理され、金属箔をパターニングして金属層のパターン
が形成された後にもさらに黒化処理されるので、金属層
のパターンの両面及び側面、すなわち全ての面が黒化処
理されることになる。従って、このシールド材をPDP
のシールド材に使用する場合、PDPの表示画面からの
出射光及び外部からの入射光の反射を抑えることができ
るので、PDPの表示画面のコントラスト比を向上させ
ることができる。
【0018】また、上記問題を解決するため、本発明は
シールド材に係り、透明基材と、前記透明基材上に形成
された第1の粘着層と、前記第1の粘着層上に形成され
た樹脂層と、前記樹脂層上にパターン化されて形成され
た金属層と、前記金属層のパターン及び前記樹脂層の上
に、第3の粘着層を介して形成された反射防止層とを有
することを特徴とする。
【0019】本発明のシールド材は、例えば、上記した
製造方法によって製造されたシールド材であって、光の
透過率が低く、ヘイズ(曇り度)が高いプラスチックフ
ィルムを含まないので、PDPのシールド材に使用する
場合、PDPの視認性を向上させることができる。上記
したシールド材において、前記第1の粘着層及び前記第
3の粘着層のうち、少なくとも1つの粘着層が近赤外線
吸収機能を備えていることが好ましい。
【0020】これによれば、本発明のシールド材は、P
DPからの電磁波を遮断することができ、また、外部か
ら入射する光やPDPからの出射光の反射を抑えること
ができるとともに、粘着層が赤外線吸収機能を備えてい
ることで、特別に赤外線吸収層を必要としないので、シ
ールド材を簡易な構造にすることができる。また、上記
したシールド材において、前記反射防止層は、PET
(ポリエチレンテレフタレート)フィルムからなり、前
記粘着層のうち、少なくとも1つの粘着層が紫外線(U
V)吸収機能を備えていることが好ましい。また、前記
反射防止層が、TAC(トリアセチルセルロース)フィ
ルムからなり、かつ紫外線(UV)吸収機能を備えてい
ることが好ましい。
【0021】これによれば、シールド材が紫外線(U
V)吸収機能を備えた粘着層又は反射防止層を備えてい
るので、PDPからの有害な紫外線をも遮断することが
できるようになる。また、上記したシールド材におい
て、前記透明基材は、前記第1の粘着層側の面に剥離層
を備えたセパレータであって、前記シールド材から前記
セパレータが剥離され、前記第1の粘着層を介して、前
記セパレータ以外の層がPDPの表示画面に貼着される
ことが好ましい。
【0022】これによれば、シールド材の透明基材が、
例えばプラスチックフィルムとプラスチックフィルムの
第1の粘着層側に形成された剥離層とから構成されるセ
パレータからなり、このセパレータの剥離層と第1の粘
着層との界面から容易に剥がすことができる。そして、
プラスチックフィルムが剥がされたシールド材を第1の
粘着層を介してPDPの表示画面に直接貼りつけること
ができる。
【0023】このようにしても、PDPの表示画面に貼
着されたシールド材にはプラスチックフィルムが残存し
ないので、光の透過率が高く、ヘイズ(曇り度)が低い
シールド材となる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
を参照しながら説明する。 (第1の実施の形態)図1(a)〜(d)は本発明の第
1の実施の形態のシールド材の第1の製造方法を示す概
略断面図、図2(a)〜(d)は本発明の第1の実施の
形態のシールド材の第2の製造方法を示す概略断面図で
ある。図3(a)は本発明の第1の実施の形態のシール
ド材を示す概略断面図、図3(b)は本発明の第1の実
施の形態のシールド材の変形例を示す概略断面図であ
る。
【0025】最初に、本発明の実施の形態のシールド材
の製造方法を説明する。 (シールド材の第1の製造方法)まず、図1(a)に示
すように、プラスチックフィルムの一実施例であるPE
T(ポリエチレンテレフタレート)30aを用意する。
このPETフィルム30aの一方の面には剥離層の一実
施例である、膜厚が例えば1μmのシリコーン層30b
が塗布されている。
【0026】このシリコーン層30bの形成方法は、ま
ず、シリコーン(信越化学工業社製:KS−3703)
が100重量部、触媒(CAT−PL−50T)が1重
量部及び溶剤(トルエン)499重量部の割合で混合し
て、合計600重量部の処理液を作成する。続いて、こ
の処理液をバーコータでPETフィルム30a上に塗布
し、120℃、30秒の条件下で熱処理を行うことによ
り、シリコーン層30bが形成される。このシリコーン
層30bが一方の面に形成されたプラスチックフィルム
30aを、以下、セパレータ30という。
【0027】その後、セパレータ30のシリコーン層3
0bが形成された面上に、例えば、膜厚が10〜50μ
mの範囲、好適には25μmの第1の粘着層12を形成
する。続いて、金属箔の一実施例である膜厚が例えば1
0μmの銅箔16を用意する。この銅箔16の光沢面
を、例えば、ピロリン酸銅水溶液とピロリン酸カリウム
水溶液とアンモニア水溶液との混合液に浸漬し、電流密
度5A/dm2の条件下で、10秒間、電解めっきを行
うことにより、黒化処理する。
【0028】次いで、第1の粘着層12上に樹脂層14
を形成し、銅箔16の黒化処理された面が樹脂層14側
になるようにして配置し、例えば、80℃、20秒の条
件でベークし、その後、5Kg/cm2の条件下で加圧
することにより貼着する。これにより、セパレータ30
上に、下から順に、第1の粘着層12と樹脂層14と銅
箔16とが積層された構造が形成される。セパレータ3
0と銅箔16の間には樹脂層14ばかりではなく第1の
粘着層12が形成されているので、セパレータ30の剛
性を強くすることができる。
【0029】次いで、ロールツーロール法で、銅箔16
上に、レジスト膜(図示せず)を形成し、このレジスト
膜をマスクにして、例えば塩化第2鉄水溶液をスプレー
状にして銅箔16に吹きかけて銅箔をエッチングして、
金属層のパターンの一実施例である銅層パターン16a
を例えばメッシュ状に形成する。このとき、セパレータ
30と銅箔16との間には第1の粘着層12が存在し、
それが存在しない場合に比べ剛性が強くなっているの
で、スプレー状のエッチング液の圧力に耐えることがで
き、安定して銅箔16をエッチングすることができる。
また、銅箔16をエッチングした後に、第1の粘着層1
2が露出する構造の場合、すなわち、樹脂層14が存在
しない構造の場合、エッチング液により第1の粘着層1
2が透明から黄色に変色してしまう。しかしながら、本
実施の形態では、第1の粘着層12の上に硬化した樹脂
層14が存在するので、このような不具合が起こらず、
粘着層の12の透明度を保つことができる。
【0030】その後、銅層パターン16aを亜塩素酸ソ
ーダ水溶液とカセイソーダ水溶液との混合液により化成
処理することにより、銅層パターン16aの露出面を黒
化処理する。銅箔16の樹脂層14側の面が上記した工
程で黒化処理されているので、この工程が終了した時点
で、銅層パターン16aの両面及び側面は全て黒化処理
されたことになる。
【0031】このようにして、図1(b)に示すよう
に、セパレータ30上に、第1の粘着層12、樹脂層1
4及び銅層パターン16aからなる転写体32が形成さ
れる。次いで、図1(c)に示すように、セパレータ3
0と第1の粘着層12との界面を剥離する。このとき、
シリコーン層30bと第1の粘着層12との密着強度
が、シリコーン層30bとPETフィルム30aとの密
着強度より弱くなっているので、セパレータ30と第1
の粘着層12との界面で容易に剥離することができる。
【0032】その後、図1(d)に示すように、一方の
面の周縁部に黒枠層22が形成された、透明基材の一実
施例である透明のガラス基板10を用意する。続いて、
露出した第1の粘着層12の面をガラス基板10の黒枠
層22が形成されていない面に貼着する。これにより、
ガラス基板10上に下から順に、第1の粘着層12、樹
脂層14及び銅層パターン16aからなる転写体32が
形成される。
【0033】次いで、図3に示すように、銅層パターン
16a及び樹脂層14上に色補正機能を備えた第2の粘
着層12aを周縁部の銅膜パターン16aが露出するよ
うにして形成し、この第2の粘着層12a上に近赤外線
吸収層18を形成する。次いで、近赤外線吸収層18上
に紫外線(UV)吸収機能を備えた第3の粘着層12b
を形成し、この第3の粘着層12b上にPETフィルム
上に反射防止層を形成するなどして、反射防止機能を備
えたPET製反射防止層20を形成する。
【0034】以上により、本実施の形態のシールド材の
第1の製造方法で製造されたシールド材26が完成す
る。 (シールド材の第2の製造方法)第2の製造方法が第1
の製造方法と異なる点は、金属層などをガラス基板に転
写した後に、金属層をパターニングして金属パターンを
形成することであるので、図2において図1と同一物に
は同一符号を付してその詳しい説明を省略する。
【0035】まず、図2(a)に示すように、第1の製
造方法と同様な方法で、セパレータ30上に第1の粘着
層12と樹脂層14と樹脂層14側の面が黒化処理され
た銅箔16とが積層された構造を形成する。その後、図
2(b)及び(c)に示すように、第1の製造方法と同
様な方法で、シリコーン層30bと粘着層12との界面
を剥がし、粘着層12をガラス基板10の黒枠層が形成
されていない面に貼着することにより、ガラス基板10
上に、下から順に、第1の粘着層12、樹脂層14及び
銅箔16からなる転写体32aを形成する。
【0036】次いで、図2(d)に示すように、銅箔1
6上にレジスト膜(図示せず)をパターニングし、この
レジスト膜をマスクにして、例えば塩化第2鉄水溶液な
どにより、銅箔16をエッチングすることにより銅層パ
ターン16aを形成する。第2の製造方法では、ガラス
基板10上に第1の粘着層12、樹脂層14及び銅箔1
6を転写した後に、銅箔16をパターニングして銅層パ
ターン16aを形成する。剛性が非常に強いガラス基板
の状態で銅箔のパターニングを行うので、レジスト膜の
パターニング精度が上がり、より微細な銅層パターンを
安定して形成することができる。
【0037】続いて、銅層パターン16aの表面及び側
面を第1の製造方法と同様な方法で黒化処理する。これ
により、図2(d)に示すように、図1(d)と同様な
構造、すなわち、ガラス基板上に、下から順に、粘着層
12と樹脂層14と銅層パターン16aとが形成され
る。
【0038】次いで、図3に示すように、第1の製造方
法と同様な方法で、銅層パターン16a及び樹脂層14
上に色補正機能を備えた第2の粘着層12aを介して近
赤外線吸収層18を形成し、この近赤外線吸収層18上
に紫外線(UV)吸収機能を備えた第3の粘着層12b
を介してPET製反射防止層20を形成する。以上によ
り、本実施の形態のシールド材の第2の製造方法で製造
されたシールド材26が完成する。
【0039】本実施の形態のシールド材26は、図3
(a)に示すように、ガラス基板10の一方の面上に第
1の粘着層12及び樹脂層14を介して、例えばメッシ
ュ状の銅層パターン16aが形成されている。この銅層
パターン16aは、両面及び側面、すなわち、その全て
の面が黒化処理され、金属光沢が消されて黒系の色を呈
するようになっている。
【0040】さらに、銅層パターン16a及び樹脂層1
4上には第2の粘着層12aを介して近赤外線吸収層1
8が形成され、さらに、近赤外線吸収層18上には第3
の粘着層12bを介して、PET製反射防止層20が形
成されている。PET製反射防止層20の直下に形成さ
れた第3の粘着層12bには紫外線(UV)吸収剤が添
加されており、この第3の粘着層12bは紫外線(U
V)吸収機能を備えている。また、例えば、第2の粘着
層12aは色補正機能を備えている。なお、第1、第2
及び第3の粘着層(12,12a,12b)のうち、少
なくとも1つの粘着層が色補正機能を備えた形態であれ
ばよい。
【0041】第2の粘着層12a、近赤外線吸収層1
8、第3の粘着層12b及びPET製反射防止層20
は、周縁部の金属層パターン16aが露出するように形
成され、ガラス基板10の周縁部に形成された銅層パタ
ーン16aは、帯電防止のためPDPの接地回路に接続
される。ガラス基板10の他方の面の周縁部には、黒枠
層22が形成されている。なお、黒枠層22が、ガラス
基板10の一方の面、すなわち、ガラス基板10の第1
の粘着層12側の面の周縁部に形成された形態としても
よく、又は、黒枠層22を省略した形態にしてもよい。
【0042】本実施の形態のシールド材26は、このよ
うな構成になっており、ガラス基板10の周縁部の銅層
パターン16aがPDPの筐体の接地端子に電気的に接
続され、ガラス基板10の黒枠層22側の面がPDPの
表示画面側になり、ガラス基板10の第1の粘着層12
側の面がPDPを操作する人側になるようにしてPDP
に配置される。銅層パターン16aは良導体なので、P
DPの表示画面から放出されるマイクロ波や超低周波な
どの電磁波を遮断することができる。
【0043】本実施の形態のシールド材26の製造方法
は、シールド材26の中に光の透過率が低く、ヘイズ
(曇り度)が高いPETフィルム30aが残存しないよ
うに工夫されたものである。すなわち、PETフィルム
30aをPETフィルム30a上に形成された第1の粘
着層12と樹脂層14と銅層パターン16a又は銅箔1
6とからなる転写体(32又は32a)から容易に剥離
できるように、PETフィルム30a上にシリコーン層
30bからなる剥離層が形成されたセパレータ30を用
いることを特徴としている。
【0044】つまり、第1の製造方法では、まず、取り
扱いが容易ではない銅箔16を第1の粘着層12と樹脂
層14とを介してセパレータ30に貼着することによ
り、セパレータ30の剛性を強くし、ロール状のセパレ
ータ30を引き出した状態で銅箔をエッチングして銅層
パターン16aを形成する。その後、セパレータ30と
第1の粘着層12との界面にはシリコーン層30bが形
成されており、この界面で容易に剥離することができる
ので、第1の粘着層12、樹脂層14及び銅層パターン
16aからなる転写体32をガラス基板10上に貼着す
ることができる。
【0045】このようにすることにより、銅箔16をロ
ール状のセパレータ30の状態で、いわゆるロールツー
ロール法でパターニングすることができるようになり、
製造効率を向上させることができる。さらに、転写体3
2をセパレータ30から剥離し、PETフィルム30a
が残存しない転写体32をガラス基板10上に転写して
形成することができる。
【0046】第2の製造方法においては、ガラス基板1
0上に粘着層12、樹脂層14及び銅箔16を転写した
後に、銅箔16をパターニングして銅層パターン16a
を形成している。この第2の製造方法においても、PE
Tフィルム30aが残存しないシールド材を容易に製造
することができる。このように、本実施の形態のシール
ド材26は、PET製反射防止層20以外にPETフィ
ルムを含まない構成であり、その結果、シールド材の光
の透過率が上がり、ヘイズ(曇り度)を低くすることが
できる。
【0047】また、本実施の形態のシールド材26はP
ET製反射防止層20を備え、外部からの光の反射を抑
えることができるので、電磁波を遮断できるとともに、
PDPの表示画面のコントラスト比を向上させることが
できる。さらに、PET製反射防止層20はPETフィ
ルムからなるので、第3の粘着層12bとの密着性を向
上させることができる。
【0048】また、本実施の形態のシールド材26は、
近赤外線吸収機能を備えているので、リモートコントロ
ール装置などをPDPの近傍で操作しても誤動作を起こ
すおそれがなくなる。さらに、本実施の形態のシールド
材26は紫外線(UV)吸収機能を備えているので、人
体に有害な紫外線を遮断することができる。さらにま
た、色補正機能を備えているので、PDPのある色の発
光が強くなっている場合、この色の発光強度を補正する
ことができる。
【0049】次に、本実施の形態のシールド材の製造方
法の変形例を説明する。まず、シールド材の第1の製造
方法により図1(d)の構造体を、又はシールド材の第
2の製造方法により図2(d)の構造体を製造する。そ
の後、図3(b)に示すように、プラスチックフィルム
の一実施例であるPETフィルム21を用意し、このP
ETフィルム21の一方の面上に反射防止層25を形成
し、他方の面上に近赤外線吸収層23を形成する。すな
わち、一方の面上に反射防止機能を備え、他方の面上に
近赤外線吸収機能を備えたプラスチックフィルム21を
用意すればよい。
【0050】次いで、同じく図3(b)に示すように、
銅層パターン16a及び樹脂層14上に第2の粘着層1
2aを形成する。続いて、この第2の粘着層12aを介
して、ガラス基板10上にPETフィルム21の近赤外
線吸収層23側の面を貼着する。これにより、同じく図
3(b)に示すように、図3(a)の第2の粘着層12
a上に形成された近赤外線吸収層18、第3の粘着層1
2b及びPET製反射防止層20の代わりに、一方の面
上に近赤外吸収層23が、他方の面上に反射防止層25
が形成されたPETフィルム21が第2の粘着層12a
上に貼着される。これにより、本実施の形態のシールド
材の変形例のシールド材26gが完成する。
【0051】本実施の形態の変形例のシールド材26g
においても、前述したシールド材26と実質的に同一の
機能を有するシールド材となり、同様な作用・効果を奏
するとともに、近赤外線吸収機能と反射防止機能を備え
たPETフィルムを、銅層パターンなどを備えたガラス
基板上に貼着するので、シールド材26より製造が容易
になり、また、その構造を簡易なものとすることができ
る。
【0052】(第2の実施の形態)図4は本発明の第2
の実施の形態のシールド材を示す概略断面図である。第
2の実施の形態のシールド材が第1の実施の形態のシー
ルド材と異なる点は、近赤外線吸収層が形成されておら
ず、粘着層にその機能をもたせた点にあるので、図4に
おいて図3と同一物には、同一の符号を付してその詳し
い説明を省略する。
【0053】第2の実施の形態のシールド材26aは、
図4に示すように、特別に近赤外線吸収層が形成されて
いない構成になっている。ガラス基板10上に第1の粘
着層12及び樹脂層14を介して銅層パターン16aが
形成され、銅層パターン16a上には近赤外線吸収機能
を備えた第3の粘着層12bを介してPET製反射防止
層20が形成されている。このように、第3の粘着層1
2bが近赤外線吸収機能をもっているので、特別に近赤
外線吸収層を形成する必要がない。
【0054】また、第1の粘着層12及び第3の粘着層
12bのうち、少なくとも1つが紫外線(UV)吸収機
能を備えている。さらに、第1の粘着層12及び第3の
粘着層12bのうち、少なくとも1つが色補正機能を備
えている。なお、第3の粘着層12bの代わりに、第1
の粘着層12に近赤外線吸収機能を備えてもよく、ま
た、両者とも近赤外線吸収機能をもつようにしてもよ
い。また、黒枠層22を省略した形態としてもよい。
【0055】本実施の形態のシールド材26aは、第1
の実施の形態のシールド材と同様な製造方法によって製
造される。本実施の形態のシールド材26aによれば、
第1の実施の形態のシールド材26と同様な作用・効果
を奏するとともに、特別に近赤外線吸収層を設ける必要
がないので、製造が容易になる。また、近赤外線吸収層
が存在せず、その分、光の透過率を向上させることがで
きるので、第1の実施の形態のシールド材26よりPD
Pの視認性を向上させることができる。
【0056】(第3の実施の形態)図5は本発明の第3
の実施の形態のシールド材を示す概略断面図である。第
3の実施の形態のシールド材が第1の実施の形態のシー
ルド材と異なる点は、シールド材の金属層のパターンが
透明基材のPDP側になる面側に形成され、かつ、反射
防止層が透明基材の両面に形成されている点にあるの
で、図5において図3と同一物には同一の符号を付し、
その詳しい説明を省略する。
【0057】本発明の第3の実施の形態のシールド材2
6bは、図5に示すように、ガラス基板10の一方の面
上、すなわち、PDP側になる面上に、黒枠層22が形
成され、黒枠層22及びガラス基板10上には第1の粘
着層12c及び樹脂層14を介して銅層パターン16a
が形成されている。一方、ガラス基板10の他方の面に
は、第2の粘着層12dを介して近赤外線吸収層18が
形成され、近赤外線吸収層18上には第3の粘着層12
eを介して第1のPET製反射防止層20aが形成され
ている。さらに、銅層パターン16a上には第4の粘着
層12fを介して第2のPET製反射防止層20bが形
成されている。
【0058】なお、近赤外線吸収層18を第4の粘着層
12fと第2のPET製反射防止層20bとの間に形成
し、この近赤外線吸収層18上に第2の粘着層12dを
介して第2のPET製反射防止層が形成された形態とし
てもよい。また、近赤外線吸収層18と第2の粘着層1
2dとを設けず、その代わり、第2のPET製反射防止
層20bのPDP側の面上に近赤外線吸収層をコーティ
ングした形態としてもよい。
【0059】第3の実施の形態のシールド材26bは、
ガラス基板10のPDPを操作する人側になる面に第1
のPET製反射防止層20aが形成され、ガラス基板1
0のPDP側になる面に第2のPET製反射防止層20
bが形成されている。第1のPET製反射防止層20a
及び第2のPET製反射防止層20bはいずれも紫外線
(UV)吸収機能を備えていない。その代わり、第1、
第2、第3及び第4の粘着層(12c,12d,12
e,12f)のうち、少なくとも1つの粘着層が紫外線
(UV)吸収機能を備えており、好適には、第3の粘着
層12eが紫外線(UV)吸収機能を備えている形態に
すればよい。
【0060】また、第1の粘着層12c、第2の粘着層
12d、第3の粘着層12e及び第4の粘着層12fの
うち、少なくとも1つの粘着層が色補正機能を備えてお
り、好適には、第2の粘着層12dが色補正機能を備え
た形態とすればよい。また、黒枠層22を省略した形態
としてもよい。第3の実施の形態のシールド材26bに
よれば、第1の実施の形態のシールド材と同様の作用・
効果を奏するとともに、PDPを操作する人側の面とシ
ールド材のPDP側の面とにそれぞれ第1のPET製反
射防止層20aと第2のPET製反射防止層20bとが
形成されているので、外部からの光の反射やPDPの表
示画面からの光の反射を確実に抑えることができ、PD
Pの表示画面のコントラスト比を向上させることができ
る。
【0061】また、本実施の形態のシールド材26b
は、ガラス基板10の黒枠層22が形成された面に第1
の粘着層12c及び樹脂層14を介して銅層パターン1
6aが形成された構造となっている。ここで、第1の粘
着層12cと樹脂層14との間にPETフィルム30a
が残存する場合を想定してみる。この場合、PETフィ
ルム30aはある程度の剛性をもっているので、第1の
粘着層12cがPETフィルム30a側に引っ張られ
て、黒枠層22のパターンエッジの段差部(図4、A
部)に入り込めなくなり、この段差部に気泡が発生しや
すい。これにより、黒枠層22のパターンエッジに沿っ
て気泡に起因する線が発生することになり、PDPの高
級感を損ねたり、視認性を劣化させたりするおそれがあ
る。
【0062】しかしながら、本実施の形態によれば、P
ETフィルム30aが存在しないので、第1の粘着層1
2cが黒枠層22のパターンのエッジの段差部(図5、
A部)に追随してこの段差を埋め込むようにして形成さ
れる。これにより、黒枠層22のパターンのエッジに沿
った気泡に起因する線が発生しなくなくなり、PDPの
高級感を損ねたり、視認性を劣化させたりすることを防
止することができる。
【0063】次に、本実施の形態のシールド材26bの
製造方法を説明する。まず、第1の実施の形態の第1の
製造方法と同様な方法で、セパレータ30上に形成され
た第1の粘着層12c、樹脂層14及び銅層パターン1
6aからなる転写体32をセパレータ30から剥離し、
ガラス基板10の黒枠層22が形成された一方の面に貼
着する。このとき、上記したように、転写体32にはP
ETフィルムがないので、第1の粘着層12cが黒枠層
22の段差部Aに追随し、段差部Aに埋め込まれるよう
にしてガラス基板10に貼着される。
【0064】または、第1の実施の形態の第2の製造方
法と同様な方法で、セパレータ30上に形成された第1
の粘着層12c、樹脂層14及び銅箔16からなる転写
体32aをセパレータ30から剥離し、ガラス基板10
の黒枠層22が形成された一方の面に貼着する。その
後、第2の製造方法を用いる場合は、ガラス基板10上
方の銅箔16をパターニングして銅層パターン16aを
形成する。
【0065】次いで、銅層パターン16a及び樹脂層1
4上に、第4の粘着層12fを介して第2のPET製反
射防止層20bを形成する。次いで、ガラス基板10の
他方の面上に、第2の粘着層12dを介して近赤外線吸
収層18を形成し、続いて、近赤外線吸収層18上に、
第3の粘着層12eを介して第1のPET製反射防止層
20aを形成する。
【0066】以上により、第3の実施の形態のシールド
材26bが完成する。 (第4の実施の形態)図6は本発明の第4の実施の形態
のシールド材を示す概略断面図である。第4の実施の形
態のシールド材は、第1の実施の形態のシールド材の反
射防止層の材料を代えた形態であるので、図6において
図3と同一物には同一符号を付し、その詳細の説明を省
略する。
【0067】本実施の形態のシールド材26cが第1の
実施の形態のシールド材26と異なる点は、図6に示す
ように、反射防止層20cとしてPETフィルムの代わ
りにTAC(トリアセチルセルロース)フィルムを用い
たことである。このTAC製反射防止層20cは紫外線
(UV)吸収機能を備えているので、例えば第3の粘着
層12bが紫外線(UV)吸収機能を備える必要がな
い。
【0068】また、第1の実施の形態のシールド材26
と同様に、第1、第2及び第3の粘着層(12,12
a,12b)のうち、少なくとも1つの粘着層が色補正
機能を備えている。なお、黒枠層22を省略した形態と
してもよい。また、第1の実施の形態のシールド材の変
形例のように、近赤外線吸収層18、第3の粘着層12
b及びTAC製反射防止層20cの代わりに、一方の面
上に反射防止層が形成され、他方の面上に近赤外線吸収
層が形成されたTACフィルムを用意し、このTACフ
ィルムの近赤外線吸収層の面をガラス基板10上方の第
2の粘着層上に貼着してもよい。
【0069】本実施の形態のシールド材26cによれ
ば、反射防止層としてTAC製反射防止層20cを用い
ているので、PET製反射防止層を用いた第1の実施の
形態よりシールド材の光の透過率を向上させることがで
きる。これにより、第1の実施の形態のシールド材26
bよりPDPの視認性を向上させることができる。 (第5の実施の形態)図7は本発明の第5の実施の形態
のシールド材を示す概略断面図である。第5の実施の形
態のシールド材は、第3の実施の形態のシールド材の反
射防止層の材料を代えた形態であるので、図7において
図5と同一物には同じ符号を付して、その詳しい説明を
省略する。
【0070】本実施の形態のシールド材26dが第3の
実施の形態のシールド材26bと異なる点は、図7に示
すように、反射防止層としてPETフィルムの代わりに
TACフィルムを用いたことである。すなわち、ガラス
基板10のPDPを操作する人側になる面上にTACフ
ィルム上に反射防止層を形成するなどして、反射防止機
能を備えた第1のTAC製反射防止層20dが形成さ
れ、ガラス基板10のPDP側になる面上に同様な第2
のTAC製反射防止層20eが形成されている。
【0071】また、第1のTAC製反射防止層20d及
び第2のTAC製反射防止層20eのうち、少なくとも
1つの反射防止層が紫外線(UV)吸収機能を備えてお
り、第1、第2、第3及び第4の粘着層(12c,12
d,12e,12f)はいずれも紫外線吸収機能を備え
ていない。また、第1、第2、第3及び第4の粘着層
(12c,12d,12e,12f)のうち、少なくと
も1つの粘着層が色補正機能を備えており、好適には、
第2の粘着層12dが色補正機能を備えた形態にすれば
よい。なお、黒枠層22を省略した形態にしてもよい。
【0072】本実施の形態のシールド材26dによれ
ば、第1及び第2のTAC製反射防止層20d,20e
は、PET製反射防止層より光の透過率を向上させるこ
とができるので、第3の実施の形態のシールド材26b
よりPDPの視認性を向上させることができる。 (第6の実施の形態)図8(a)及び(b)は本発明の
第6の実施の形態のシールド材を示す概略断面図であ
る。第6の実施の形態のシールド材は、第1及び第2の
実施の形態のシールド材のように透明基材としてガラス
基板を用いるのではなく、表面に剥離層を備えたセパレ
ータを用いる形態であるので、図8において、図3及び
図4と同一物には同一符号を付し、その詳細な説明を省
略する。
【0073】本実施の形態のシールド材26eの透明基
材は、図8(a)に示すように、その一実施例であるセ
パレータ40からなり、このセパレータ40はシリコー
ン層40bとPETフィルム40aとから構成される。
このシールド材26eを、PDPの表示画面に設置する
際、シリコーン層40bと第1の粘着層12との界面を
剥離し、シールド材26eのセパレータ40以外の構造
体Bの第1の粘着層12の露出面を直接PDPの表示画
面に貼り付けることにより、PDPのシールド材として
機能させることができる。
【0074】本実施の形態のシールド材26eがPDP
の表示画面に配置される際には、PETフィルム40a
が残存しないことになるので、光の透過率が高く、ヘイ
ズ(曇り度)が少ないシールド材とすることができる。
また、ガラス基板を使用する必要がないので、シールド
材の構造が簡易になって製造しやすくなるとともに、製
造コストを下げることができる。
【0075】反射防止層20は、PET製反射防止層で
もTAC製反射防止層であってもよく、PET製反射防
止層を用いる場合は、第1の実施の形態と同様に、例え
ば第3の粘着層12bが紫外線(UV)吸収機能を備え
るようにし、TAC製反射防止層を用いる場合は、第4
の実施の形態と同様に、TAC製反射防止層20自体が
紫外線(UV)吸収機能を備えるようにすればよい。ま
た、第1の実施の形態と同様に、少なくとも1つの粘着
層が色補正機能を備えている形態にすればよい。
【0076】図8(b)に示すシールド材26fは、図
8(a)に示すシールド材26eの変形例であって、図
8(a)のシールド材26eの第2の粘着層12a及び
近赤外線吸収層18を省略した形態である。この変形例
では、第2の実施の形態と同様に、第1の粘着層12と
第3の粘着層12bのうち、少なくとも1つが近赤外線
吸収機能を備えている形態にすればよい。
【0077】次に、第6の実施の形態のシールド材26
eの製造方法を説明する。まず、第1の実施の形態と同
様な方法で、一方の面にシリコーン層40bが塗布され
たPETフィルム40aからなるロール状のセパレータ
40を用意し、これを引き出し、第1の粘着層12及び
樹脂層14を介して銅箔16を貼り付け、ロールツーロ
ール法で銅箔16をパターニングして銅層パターン16
aを形成する。
【0078】その後、ロールツーロール法で、銅層パタ
ーン16a及び樹脂層14の上に第2の粘着層12aを
介して近赤外線吸収層18を形成し、続いて、近赤外線
吸収層18上に、第3の粘着層12bを介してPET製
又はTAC製反射防止層20を形成する。なお、第1及
び第4の実施の形態の変形例と同様に、近赤外線吸収層
18、第3の粘着層12b及び反射防止層20の代わり
に、一方の面上に反射防止層が形成され、他方の面上に
近赤外線吸収層が形成されたPET又はTACフィルム
の近赤外線吸収層側の面をセパレータ40上方の第2の
粘着層12a上に貼着してもよい。
【0079】以上により、第6の実施の形態のシールド
材26eを製造することができる。以上、第1〜第6の
実施の形態により、この発明の詳細を説明したが、この
発明の範囲は上記実施の形態に具体的に示した例に限ら
れるものではなく、この発明を逸脱しない要旨の範囲の
上記実施の形態の変更はこの発明の範囲に含まれる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシールド
材の製造方法は、まず、プラスチックフィルムの剥離層
が形成された面上に粘着層と樹脂層と金属箔とが積層さ
れた構造を形成し、このプラスチックフィルムの状態で
金属箔をパターニングして金属層のパターンを形成す
る。その後、プラスチックフィルム上の剥離層と第1の
粘着層との界面を剥離し、第1の粘着層をガラス基板な
どの透明基材に貼着し、透明基材上に第1の粘着層、樹
脂層及び金属層のパターンを形成する。
【0081】または、透明基材上にプラスチックフィル
ム上に剥離層を介して形成された粘着層と樹脂層と金属
箔とを転写した後で、金属箔をパターニングして金属層
のパターンを形成する。これにより、シールド材にプラ
スチックフィルムが残存しないので、光の透過率が高
く、ヘイズ(曇り度)が低いシールド材を容易に製造す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)〜(d)は本発明の第1の実施の形
態のシールド材の第1の製造方法を示す概略断面図であ
る。
【図2】図2(a)〜(d)は本発明の第1の実施の形
態のシールド材の第2の製造方法を示す概略断面図であ
る。
【図3】図3(a)は本発明の第1の実施の形態のシー
ルド材を示す概略断面図、図3(b)は本発明の第1の
実施の形態のシールド材の変形例を示す概略断面図であ
る。
【図4】図4は本発明の第2の実施の形態のシールド材
を示す概略断面図である。
【図5】図5は本発明の第3の実施の形態のシールド材
を示す概略断面図である。
【図6】図6は本発明の第4の実施の形態のシールド材
を示す概略断面図である。
【図7】図7は本発明の第5の実施の形態のシールド材
を示す概略断面図である。
【図8】図8(a)及び(b)は本発明の第6の実施の
形態のシールド材を示す概略断面図である。
【符号の説明】
10:ガラス基板(第1〜第5の実施の形態のシールド
材に係る透明基材) 12,12c:第1の粘着層 12a,12d:第2の粘着層 12b,12e:第3の粘着層 12f:第4の粘着層 14:樹脂層 16:銅箔(金属箔) 16a:銅層パターン(金属層のパターン) 18,23:近赤外線吸収層 20:PET製反射防止層 20a:第1のPET製反射防止層 20b:第2のPET製反射防止層 20c:TAC製反射防止層 20d:第1のTAC製反射防止層 20e:第1のTAC製反射防止層 22:黒枠層 25:反射防止層 26〜26g:シールド材 30a,21,40a:PETフィルム(プラスチック
フィルム) 30b,40b:シリコーン層(剥離層) 30:セパレータ 40:セパレータ(第6の実施の形態のシールド材に係
る透明基材) 32,32a:転写体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09F 9/00 313 H05K 9/00 V H05K 9/00 G02B 1/10 A Fターム(参考) 2H048 CA12 CA24 CA27 2K009 AA02 BB02 CC12 CC14 CC34 CC38 4F100 AB01D AB17 AK01A AK01C AK42 AK52 BA03 BA04 BA05 BA07 BA10A BA10D BA10E EH71 GB41 JD08 JD10E JL13B JL13E JM02D JN01 JN30E 5E321 AA04 BB25 CC16 GG05 GH01 5G435 AA01 AA16 AA17 GG11 GG33 HH03 KK07

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に剥離層を備えたプラスチックフィ
    ルムの前記剥離層上に、下から順に、第1の粘着層と樹
    脂層と金属箔とが積層された構造を形成する工程と、 前記金属箔をパターニングして金属層のパターンを形成
    する工程と、 前記剥離層と前記第1の粘着層との界面を剥がし、前記
    第1の粘着層を透明基材上に貼着して、前記透明基材上
    に下から順に、前記第1の粘着層と前記樹脂層と前記金
    属層のパターンとを形成する工程とを有することを特徴
    とするシールド材の製造方法。
  2. 【請求項2】 表面に剥離層を備えたプラスチックフィ
    ルムの前記剥離層上に、下から順に、第1の粘着層と樹
    脂層と金属箔とが積層された構造を形成する工程と、 前記剥離層と前記第1の粘着層との界面を剥がし、前記
    第1の粘着層を透明基材上に貼着して、前記透明基材上
    に下から順に、前記第1の粘着層と前記樹脂層と前記金
    属層とを形成する工程と、 前記金属層をパターニングして金属層のパターンを形成
    する工程とを有することを特徴とするシールド材の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の粘着層と樹脂層と金属箔とが
    積層された構造を形成する工程が、前記金属箔の前記樹
    脂層側の面を黒化処理する工程を含むことを特徴とする
    請求項1又は2に記載のシールド材の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記金属層のパターンを形成する工程の
    後に、前記金属層のパターンの露出面を黒化処理する工
    程をさらに有することを特徴とする請求項1乃至3のい
    ずれか1項に記載のシールド材。
  5. 【請求項5】 前記金属層のパターンを形成する工程の
    後に、前記金属層のパターン及び前記樹脂層の上に、第
    3の粘着層を介して反射防止層を形成する工程をさらに
    有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項
    に記載のシールド材の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記反射防止層を形成する工程の前に、
    前記金属層のパターン及び前記樹脂層の上に、第2の粘
    着層を介して近赤外線吸収層を形成する工程をさらに有
    することを特徴とする請求項5に記載のシールド材の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 透明基材と、 前記透明基材上に形成された第1の粘着層と、 前記第1の粘着層上に形成された樹脂層と、 前記樹脂層上にパターン化されて形成された金属層と、 前記金属層のパターン及び前記樹脂層の上に、第3の粘
    着層を介して形成された反射防止層とを有することを特
    徴とするシールド材。
  8. 【請求項8】 一方の面上に前記反射防止層が形成され
    たプラスチックフィルムと、 前記プラスチックフィルムの他方の面上に形成された近
    赤外線吸収層とをさらに有し、 前記透明基材の上方に形成された前記第3の粘着層と前
    記プラスチックフィルムの他方の面上に形成された近赤
    外線吸収層とが貼着されていることを特徴とする請求項
    7に記載のシールド材。
  9. 【請求項9】 前記金属層のパターンの前記樹脂層側の
    面、前記反射防止層側の面及び側面が黒化処理されてい
    ることを特徴とする請求項7又は8に記載のシ−ルド
    材。
  10. 【請求項10】前記第1の粘着層及び前記第3の粘着層
    のうち、少なくとも1つの粘着層が近赤外線吸収機能を
    備えていることを特徴とする請求項7に記載のシールド
    材。
  11. 【請求項11】 前記金属層のパターンと前記第3の粘
    着層との間であって、前記金属層のパターン及び前記樹
    脂層の上に、第2の粘着層を介して形成された近赤外線
    吸収層をさらに有することを特徴とする請求項7に記載
    のシールド材。
  12. 【請求項12】 前記反射防止層は、PET(ポリエチ
    レンテレフタレート)フィルム上に形成されたものであ
    り、前記粘着層のうち、少なくとも1つの粘着層が紫外
    線(UV)吸収機能を備えていることを特徴とする請求
    項7乃至11のいずれか1項に記載のシールド材。
  13. 【請求項13】 前記反射防止層は、TAC(トリアセ
    チルセルロース)フィルム上に形成されたものであり、
    かつ紫外線(UV)吸収機能を備えていることを特徴と
    する請求項7乃至11のいずれか1項に記載のシールド
    材。
  14. 【請求項14】 前記粘着層のうち、少なくとも1つの
    粘着層が、色補正機能を備えていることを特徴とする請
    求項7乃至13のいずれか1項に記載のシールド材。
  15. 【請求項15】 前記透明基材は、ガラスからなること
    を特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の
    シールド材。
  16. 【請求項16】 前記透明基材は、前記第1の粘着層側
    の面に剥離層を備えたセパレータであって、前記シール
    ド材から前記セパレータが剥離され、前記第1の粘着層
    を介して、前記セパレータ以外の層がPDPの表示画面
    に貼着されることを特徴とする請求項7乃至14のいず
    れか1項に記載のシールド材。
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