JP2006310867A - ディスプレイ装置用フィルタ及びそれを含むプラズマディスプレイ装置 - Google Patents

ディスプレイ装置用フィルタ及びそれを含むプラズマディスプレイ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ディスプレイ装置用フィルタと該フィルタを備えるプラズマディスプレイ装置の機能を效果的に改善でき、生産費用を低減させ、かつ生産歩留まりを向上させ得るディスプレイ装置を提供することにある。
【解決手段】本発明のディスプレイ装置用フィルタは、1つのベースフィルム層の前面には、反射防止層を形成させ、背面には、電磁波遮蔽層を形成させた構造を有する。また、様々な機能を有する粘着剤層を備え、電磁波遮蔽層の側面に接地部材を形成させた構造を有する。これにより、ディスプレイ装置用フィルタと前記フィルタを備えるプラズマディスプレイ装置の機能を效果的に改善でき、生産費用を低減させ、生産歩留まりを向上させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディスプレイ装置に関し、さらに詳細には、ディスプレイ装置用フィルタ及びそれを含むプラズマディスプレイ装置に関する。
近年、半導体技術の急速な進歩にともない、各種電子装置の低電圧化及び低電力化と共に、電子機器の小型化、薄型化及び軽量化傾向に従って、新しい環境に適した電子ディスプレイ装置としてフラットディスプレイ装置に関する要求が急激に増大しつつある。
これにより、プラズマディスプレイ装置(Plasma Display Apparatus)、液晶ディスプレイ装置(Liquid Crystal Display)、有機ダイオードディスプレイ装置(Organic Light Emitting Diodes)などのフラットディスプレイ装置が開発されている。特に、フラットディスプレイ装置の中で、薄型化及び軽量化が可能で、大画面の実現が可能なプラズマディスプレイ装置が次世代ディスプレイ装置として注目されつつある。
一方、ディスプレイ装置は、その種類に応じて固有の光特性を有し、外部光によりその表示面から反射光が生じるという問題を抱えていた。また、ディスプレイ装置の実現時に電磁波または近赤外線などが表示面から放出されるという問題を持っている。これを改善するために、従来のディスプレイ装置は、表示面上にフィルタを具備している。フィルタは、上述したそれぞれの問題を解決するためのそれぞれの機能層が備えられた複数の層からなる。このようなフィルタは、それぞれの機能層をそれぞれのベースフィルム層上に形成させた後、これを粘着剤を利用して積層させる方法で製造された。これにより、従来には、複数の機能層製造工程及び複数の積層工程によって工程数が増加し、生産歩留まりが低下し、ディスプレイ装置の生産費用が上昇するという問題があった。
そこで、本発明は、上記した従来の問題を解決するためになされたものであって、その目的は、ディスプレイ装置用フィルタと該フィルタを備えるプラズマディスプレイ装置の機能を效果的に改善でき、生産費用を低減させ、かつ生産歩留まりを向上させ得るディスプレイ装置を提供することにある。
本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタは、1つのベースフィルム層と、該ベースフィルム層の一面に形成される反射防止層と、前記ベースフィルム層の他面に形成される電磁波遮蔽層とを備える。
本発明の他の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタは、1つのベースフィルム層と、該ベースフィルム層上に形成される電磁波遮蔽層と、該電磁波遮蔽層上に形成される粘着剤層とを備え、該粘着剤層は、近赤外線遮断機能又は色補正機能のうち少なくとも何れか1つの機能を有する。
本発明のさらに他の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタは、1つのベースフィルム層と、該ベースフィルム層の前面に形成される反射防止層と、前記ベースフィルム層の背面に形成される電磁波遮蔽層と、該電磁波遮蔽層の側面(edge side)で前記電磁波遮蔽層と接触するように形成される接地部材とを備える。
本発明の一実施形態に係るプラズマディスプレイ装置は、本発明の実施形態に係るフィルタのうちのいずれかのフィルタを備える。
本発明によれば、ディスプレイ装置用フィルタと該フィルタを備えるプラズマディスプレイ装置の機能を效果的に改善でき、生産費用を低減させ、かつ生産歩留まりを向上させることができる。
以下、本発明の最も好ましい実施形態を、添付した図面を参照しながら詳説する。
本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタは、1つのベースフィルム層と、該ベースフィルム層の一面に形成される反射防止層と、前記ベースフィルム層の他面に形成される電磁波遮蔽層とを備える。
前記電磁波遮蔽層上に形成される粘着剤層をさらに備えることが好ましい。
前記粘着剤層上に形成される保護層をさらに備えることが好ましい。
前記反射防止層が、外部光吸収タイプ又は外部光散乱タイプのうち少なくとも何れか1つのタイプであることが好ましい。
前記電磁波遮蔽層が、メッシュタイプ又はスパッタタイプであることが好ましい。
前記反射防止層が前記ベースフィルム層の前面に直接形成され、前記電磁波遮蔽層が前記ベースフィルム層の背面に直接形成されることが好ましい。
本発明の他の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタは、1つのベースフィルム層と、該ベースフィルム層上に形成される電磁波遮蔽層と、該電磁波遮蔽層上に形成される粘着剤層とを備え、該粘着剤層は、近赤外線遮断機能又は色補正機能のうち少なくとも何れか1つの機能を有する。
前記粘着剤層が、近赤外線遮断物質又は色補正物質のうち少なくとも何れか1つの物質を含むことが好ましい。
前記近赤外線遮断物質は、近赤外線遮断顔料又は近赤外線遮断染料のうち少なくとも何れか1つであることが好ましい。
前記色補正物質は、色補正顔料または色補正染料のうち少なくとも何れか1つであることが好ましい。
外部光を吸収又は散乱させるための反射防止層をさらに備えたことが好ましい。
前記粘着剤層上に形成される保護層をさらに備えることが好ましい。
前記電磁波遮蔽層が、メッシュタイプ又はスパッタタイプであることが好ましい。
本発明のさらに他の実施形態に係る志津プレイ装置用フィルタは、1つのベースフィルム層と、該ベースフィルム層の前面に形成される反射防止層と、前記ベースフィルム層の背面に形成される電磁波遮蔽層と、該電磁波遮蔽層の側面(edge side)で前記電磁波遮蔽層と接触するように形成される接地部材とを備える。
前記接地部材が、前記反射防止層の前面のエッジまで延長されることが好ましい。
前記接地部材が、前記電磁波遮蔽層の背面のエッジまで延長されることが好ましい。
前記接地部材が、前記反射防止層の前面のエッジまで延長され、前記電磁波遮蔽層の背面のエッジまで延長されることが好ましい。
前記接地部材が、導電性膜であることが好ましい。
前記接地部材が、導電性テープであることが好ましい。
前記ベースフィルム層、前記反射防止層及び前記電磁波遮蔽層のエッジが実質的に同じであることが好ましい。
前記電磁波遮蔽層の背面に形成される粘着剤層をさらに備えることが好ましい。
前記粘着剤層は、近赤外線遮断機能又は色補正機能のうち少なくとも何れか1つの機能を有することが好ましい。
前記粘着剤層は、近赤外線遮断物質又は色補正物質のうち少なくとも何れか1つの物質を含むことが好ましい。
前記粘着剤層の背面に形成される保護層をさらに備えることが好ましい。
前記電磁波遮蔽層が、メッシュタイプ又は導電膜タイプであることが好ましい。
前記反射防止層が、外部光吸収タイプ又は外部光散乱タイプのうち少なくとも何れか1つのタイプであることが好ましい。
前記反射防止層が前記ベースフィルム層の前面に直接形成され、前記電磁波遮蔽層が前記ベースフィルム層の背面に直接形成されることが好ましい。
本発明の一実施形態に係るプラズマディスプレイ装置は、本発明の実施形態に係るフィルタのうち少なくとも何れか1つのフィルタを備えたことを特徴とする。
前記フィルタは、ガラスフィルタ又はフィルムフィルタであることが好ましい。
その他の実施形態の具体的な事項らは、詳細な説明及び図面に含まれている。本発明の利点及び特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付する図面と共に詳細に後述している実施形態を参照すれば明確になる。明細書全体にかけて同じ参照符号は、同じ構成要素を表す。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタを説明するための図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタは、ベースフィルム層110、反射防止層120及び電磁波遮蔽層130を備える。
ベースフィルム層110は、反射防止層120を形成する基礎となる。ベースフィルム層110は、ディスプレイ装置の表示光を透過させ得る透明な物質で形成する。好ましくは、ベースフィルム層110は、透明性を有するPET(Polyethyleneterephthalate)フィルムまたはTAC(Tantalum Carbide)フィルムなどで形成する。
反射防止層120は、ベースフィルム層110の一面に形成される。本発明の第1の実施形態に係る反射防止層120は、外部光吸収タイプ又は外部光散乱タイプのうち少なくとも何れか1つのタイプを使用する。すなわち、外部光吸収タイプの反射防止層、外部光散乱タイプの反射防止層または外部光吸収タイプと外部光散乱タイプの複合層からなる反射防止層を使用することができる。
外部光吸収タイプの反射防止層は、屈折率が互いに異なる複数の屈折層からなる。屈折率が互いに異なる複数の屈折層を介して外部光が吸収されることによって、反射防止機能を有するようになる。すなわち、外部光吸収タイプの反射防止層は、相対的に高屈折率を有する第1屈折層と、相対的に低屈折率を有する第2屈折層が積層された構造を有する。外部光吸収タイプの反射防止層は、第1屈折層と第2屈折層が1つのセットとなって単位反射防止層をなし、その必要に応じて、単位反射防止層が複数で積層される構造を有することができる。第1屈折層は、TiO又はSnOを含み、その屈折率は、略1.46である。第2屈折層は、SiOを含み、その屈折率は、略1.65である。
外部光散乱タイプの反射防止層は、反射防止層自体をなす第1物質と、第1物質より粒子の大きさが大きい第2物質が混合された混合層を含む。これにより、外部光散乱タイプの反射防止層は、その表面に屈曲を有する。表面の屈曲により外部光を散乱させて、外部光の反射を抑制する機能を果たす。
電磁波遮蔽層130は、ベースフィルム層110の他面に形成される。電磁波遮蔽層130は、ディスプレイ装置で発生する電磁波がディスプレイ装置の前面を介して放出されることを遮蔽させるためのものである。本発明の第1の実施形態に係る電磁波遮蔽層130は、メッシュタイプ又はスパッタタイプのうちのいずれかを使用する。
図1に示す電磁波遮蔽層130は、メッシュタイプの電磁波遮蔽層である。メッシュタイプの電磁波遮蔽層130は、ベースフィルム層110上に導電性を有する金属層をメッシュパターンに形成したものであって、メッシュパターンの金属層を接地するために、その終端に接地部131を有する。
スパッタタイプの電磁波遮蔽層は、誘電体層(D)と金属層(M)を(DMD)nの構造で形成したものである。誘電体層(D)は、実質的にITO,ZnOなどの透明導電体で形成する。また、金属層(M)は、銀(Ag)などの低抵抗金属で形成する。スパッタタイプの電磁波遮蔽層は、n値が大きくなるほど、すなわち電磁波遮蔽層の積層される層数が増加するほど、電磁波遮蔽層の抵抗値が減ることに対し、n値が大きくなるほど、生産費用が増加する。このような点を考慮して、最適のn値を決定するようにする。一方、スパッタタイプの電磁波遮蔽層は、電磁波遮蔽だけでなく近赤外線吸収機能を有する。
このように、本発明の第1の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタは、1つのベースフィルム層110の前面には、反射防止層120が直接形成され、背面には、電磁波遮蔽層130が直接形成される構造を有する。これにより、生産工数を減らすことができ、生産歩留まりを向上させることができる。
すなわち、反射防止機能を有する反射防止層を別のベースフィルム層に形成せず、電磁波遮蔽機能を有する電磁波遮蔽層を別のベースフィルム層に形成しないことによって、それぞれの機能層の製造工程及び積層工程の数を減らすことができる。また、それぞれの機能層を積層する過程において、異質物が含まれる等により不良が発生することを減らすことができる。
粘着剤層140は、電磁波遮蔽層130上に形成される。粘着剤層140は、本発明の第1の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタをディスプレイ装置に付着させるか、または他の機能層に積層させる。
保護層150は、粘着剤層140上に形成される。保護層150は、完成されたフィルタを保護するためのものである。本発明の第1の実施形態では、粘着性を有する粘着剤層140を保護するために粘着剤層上にのみ形成されたが、その必要に応じて反射防止層上またはフィルタの側面などにも形成されることができる。保護層は、フィルタをディスプレイ装置に形成する際に除去される。
一方、本発明のフィルタのそれぞれの機能を有する層は、本発明の第1の実施形態に限定されず、ディスプレイ装置の機能的要求に相応して、追加または削除が可能である。また、各機能性層の形成順序も製造工程の便宜のために変更できる。
図2は、本発明の第1の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタを備えるプラズマディスプレイ装置を説明するための図である。
図2に示すように、本発明の第1の実施形態に係るプラズマディスプレイ装置は、プラズマディスプレイパネル200及びプラズマディスプレイパネル上に形成されるフィルタ100を備える。
プラズマディスプレイパネル200は、画像がディスプレイされる表示面である前面基板201上にスキャン電極202及びサステイン電極203が対をなして形成された複数の維持電極対が配列された前面パネル210、及び背面をなす後面基板211上に複数の維持電極対と交差するように複数のアドレス電極213が配列された後面パネル220が一定距離を隔てて平行に結合される。
前面パネル210は、透明なITO物質からなる透明電極202a,203aとバス電極202b,203bからなるスキャン電極202及びサステイン電極203が対をなして含まれる。スキャン電極202及びサステイン電極203は、上部誘電体層204により覆われ、上部誘電体層204上には、保護層205が形成される。
後面パネル220には、放電セルを区画するための隔壁212を備えられる。また、複数のアドレス電極213が隔壁212に対し平行に配置される。アドレス電極213上には、R(Red),G(Green),B(Blue)蛍光体214が塗布される。アドレス電極213と蛍光体214との間には、下部誘電体層215が形成される。ここで、図2は、プラズマディスプレイパネル構造の一例を示したものであって、電極構造または隔壁構造などをその必要に応じて別にすることができる。
プラズマディスプレイパネル200は、前面パネル210と後面パネル220との間に形成された隔壁212が1つの単位セルをなすものであって、各セル内には、ネオン(Ne)、ヘリウム(He)またはネオン及びヘリウムの混合気体(Ne+He)などの主放電気体と少量のキセノンを含有する不活性ガスが充填されている。高周波電圧により放電される時、不活性ガスは、真空紫外線(Vacuum Ultraviolet rays)を発生し、かつ隔壁212の間に形成された蛍光体214を発光させて画像を実現する。
画像を実現するプラズマディスプレイパネル200の背面には、フレームと駆動装置(図示せず)などを組み立ててプラズマディスプレイモジュールを製作する。プラズマディスプレイモジュールに、外形を決定するケース(図示せず)などを形成すれば、プラズマディスプレイ装置が完成される。
このような構造を有するプラズマディスプレイ装置は、プラズマ放電のための高周波を印加して画像を実現することから、カラー陰極線管(CRT)や液晶ディスプレイ装置より表示面から電磁波がより多く放出される。
したがって、本発明の第1の実施形態に係るプラズマディスプレイ装置は、プラズマディスプレイパネル200上に図1で述べた本発明の第1の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタを具備させる。本発明の第1の実施形態に係るプラズマディスプレイ装置に備えられたフィルタ100の構造を、図1のA領域で表示されたプラズマディスプレイ装置の断面を参照してさらに詳説すると、次の通りである。プラズマディスプレイ装置のフィルタ100は、1つのベースフィルム層110と、ベースフィルム層110の前面に直接形成される反射防止層120と、ベースフィルム層110の背面に直接形成される電磁波遮蔽層130と、フィルタ100をプラズマディスプレイパネルの前面基板201に粘着させるための粘着剤層140とを備える。
フィルタ100に関する特徴は、図1の説明時に十分に記述したので、その説明は省略する。
このように、本発明の第1の実施形態に係るプラズマディスプレイ装置は、本発明の第1の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタを備えることによって、他のディスプレイ装置より、電磁波遮蔽において、その効果を上昇させることができる。また、生産歩留まりの向上と生産費用の低減を図ることができる。
一方、本発明の第1の実施形態に係るフィルタは、フィルムフィルタタイプ又はガラスフィルタタイプで形成できる。フィルタのタイプは、フィルタがプラズマディスプレイパネルに形成される構造によって区分される。フィルムフィルタタイプは、図2のように、フィルタ100をプラズマディスプレイパネル200に直接付着させたものであって、ガラスフィルタタイプは、プラズマディスプレイパネル200と離隔される所定のガラス基板上にフィルタ100を付着させたものである。
本発明の第1の実施形態におけるディスプレイ装置用フィルタは、ディスプレイ装置の様々な機能を改善するためのそれぞれの機能層を別に形成せず、1つのベースフィルム層に直接形成させた構造を有する。特に、プラズマディスプレイ装置に用いられるフィルタは、他のディスプレイ装置に用いられるフィルタと比較して、フィルタ自体により多様な機能が求められる。したがって、本発明の第1の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタをプラズマディスプレイ装置に使用することによって、プラズマディスプレイ装置の生産効率を向上させ、生産費用を低減するのに充分な効果を有することができる。
<第2の実施形態>
図3は、本発明の第2の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタを説明するための図である。
図3に示すように、本発明の第2の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタは、ベースフィルム層110、電磁波遮蔽層130及び粘着剤層340を含む。
本発明の第2の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタは、本発明の第1の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタとは異なり、粘着体層340が近赤外線遮断機能又は色補正機能のうち少なくとも何れか1つの機能を有する。
このような近赤外線遮断機能又は色補正機能を有するために、粘着体層340には、近赤外線遮断物質又は色補正物質のうち少なくとも何れか1つの物質を含む。この時、近赤外線遮断物質は、近赤外線遮断顔料または近赤外線遮断染料のうち少なくとも何れか1つを使用することが好ましい。
また、色補正物質は、色補正顔料または色補正染料のうち少なくとも何れか1つを使用するようにする。色補正機能は、表示光色補正機能であって、ディスプレイ装置の駆動時に発生する表示光の色を補正するための機能である。ディスプレイ装置は、その種類に応じて固有の表示光特性を有する。表示光特性は、2つのケースに分けられる。すなわち、特定波長帯の色が異なる波長帯の色に比べてめだってみえるケースと、特定波長帯の色が他の波長帯の色に比べて人の肉眼で認知できないケースに分けられる。前者の場合には、特定波長帯の色が外部に放出されることを低減する方法で色を補正することができ、後者の場合には、特定波長帯の色が外部に放出されることを増加させる方法で色を補正することができる。
本発明の第2の実施形態に係る粘着体層340は、表示光の色補正のために、表示光色補正物質を含むようにする。表示光色補正物質は、アミン系染料、硫黄アミン系染料、金属酸化物系顔料顔料または有機顔料のうち少なくとも何れか1つを使用することが好ましい。
ここで、本発明の粘着体層の近赤外線遮断機能又は色補正機能は、前に言及された物質が粘着体層340に添加されることによるものであるとは限定しない。例えば、近赤外線は、導電膜積層構造などで遮断される点を考慮する時、本発明の粘着体層は、物質を添加する方法の他にその構造を変更する方法でも近赤外線遮断機能又は色補正機能を有することができる。
このように、本発明の第2の実施形態に係るフィルタは、近赤外線遮断機能又は色補正機能を有する粘着体層340を含む構造を有することによって、生産工数を減らすことができ、生産歩留まりを向上させることができる。
すなわち、近赤外線遮断機能を有する別途の機能層を別途のベースフィルム層に形成せず、色補正機能を有する別途の機能層を別途のベースフィルム層に形成しないことによって、機能層製造工程及び積層工程数を減らすことができる。また、それぞれの機能層を積層す過程で異質物が含まれる等により発生する不良を減らすことができる。また、様々な機能を有することによって、フィルタの機能を向上させることができる。
本発明の第2の実施形態に係るフィルタは、外部光を吸収または外部光を散乱させるための反射防止層120をさらに備える。本発明の第2の実施形態に係るフィルタは、様々な機能を有する粘着剤層340を備えると共に、本発明の第1の実施形態と同様に、1つのベースフィルム層110の前面には、反射防止層120が直接形成され、背面には、電磁波遮蔽層130が直接形成される構造を有することによって、生産工数を減らし、生産歩留まりを向上させるのに上昇効果を有することができる。
本発明の第2の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタも保護層150をさらに備える。また、電磁波遮蔽層は、メッシュタイプ又はスパッタタイプのうちのいずれかのタイプの電磁波遮蔽層が用いられる。このように、本発明の第2の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタの特徴の中で、本発明の第1の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタと実質的に同じ特徴に関する説明は、図1を通じて十分に記述したので、省略する。
一方、本発明のフィルタのそれぞれの機能を有する層は、本発明の第2の実施形態に限定されず、ディスプレイ装置の機能的要求に相応して追加または削除が可能である。また、各機能性層の形成順序も製造工程の便宜のために変更できる。
図4は、本発明の第2の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタを備えるプラズマディスプレイ装置を説明するための図である。
図4に示すように、本発明の第2の実施形態に係るプラズマディスプレイ装置は、プラズマディスプレイパネル200及びプラズマディスプレイパネル上に形成されるフィルタ300を備える。
プラズマディスプレイ装置は、電磁波を放出するだけでなく、Ne,Xeのような不活性ガスから誘導される近赤外線を放出するようになるが、このような近赤外線は、家電製品のリモートコントローラの波長と極めて近くて誤作動を起こす恐れがある。また、プラズマディスプレイ装置は、蛍光体の特性に応じて、他のディスプレイ装置に比べて樺色の波長が多く放出されるという特徴を有する。
したがって、本発明の第2の実施形態に係るプラズマディスプレイ装置は、プラズマディスプレイパネル200上に、図3を通じて言及された本発明の第2の実施形態に係るフィルタを備える。
本発明の第2の実施形態に係るプラズマディスプレイ装置に備えられたフィルタ300の構造を、図4のB領域で表示されたプラズマディスプレイ装置の断面を参照してさらに詳説すると、次の通りである。プラズマディスプレイ装置のフィルタ300は、1つのベースフィルム層110と、ベースフィルム層110の前面に直接形成される反射防止層120と、ベースフィルム層110の背面に直接形成される電磁波遮蔽層130と、フィルタ300をプラズマディスプレイパネルの前面基板201に粘着させ、近赤外線遮断機能又は色補正機能のうち少なくとも何れか1つの機能を有する粘着剤層340とを備える。
本発明の第2の実施形態に係るプラズマディスプレイ装置の特徴及び効果の中で、図1〜図3を通じて記述された内容と実質的に同じ説明は省略する。
このように、本発明の第2の実施形態に係るプラズマディスプレイ装置は、本発明の第2の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタを備えることによって、生産歩留まりの向上と生産費用の低減を図ることができ、プラズマディスプレイ装置の機能をさらに向上させることができる。
<第3の実施形態>
図5は、本発明の第3の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタを説明するための図である。
図5に示すように、本発明の第3の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタは、ベースフィルム層110、反射防止層120、電磁波遮蔽層130及び接地部材560を備える。
本発明の第3の実施形態に係るフィルタは、本発明の第1の実施形態及び第2の実施形態に係るフィルタとは異なり、電磁波遮蔽層130の側面で電磁波遮蔽層130と接触するように形成される接地部材560を備える。好ましくは、接地部材560として導電性テープを使用する。また、接地部材560は、導電性膜で形成することも好ましい。また、電磁波遮蔽層130を接地するための接地空間を確保する手段として、導電性のテープまたは導電性膜を電磁波遮蔽膜130の側面に沿って形成することによって、電磁波遮蔽層130の接地が容易なようにすることができる。
電磁波遮蔽層は、電磁波遮蔽層を接地させるための接地部材を必要とする。本発明の第3の実施形態では、別途に電磁波遮蔽層を接地部材と接触させるために、電磁波遮蔽層の前面または背面を露出させる必要がなく、ベースフィルム層110、反射防止層120及び電磁波遮蔽層130は、実質的に同じエッジを有する。ここで、同じエッジとは、ベースフィルム層110、反射防止層120及び電磁波遮蔽層130のそれぞれのサイド(side)の長さが互いに同じであること、反射防止層120と電磁波遮蔽層130のエッジが実質的に一致することを意味する。
すなわち、電磁波遮蔽層の前面または背面が露出されるように、ベースフィルム層及び反射防止層などを形成した後、エッジ部分を除去する工程が不要となる。また、ベースフィルム及び反射防止層などのエッジ部分を電磁波遮蔽層のエッジ部分より小さく設計して形成し、それぞれを精密にアラインメントさせて積層する工程が不要となる。このように、本発明の第3の実施形態では、電磁波遮蔽層の側面に接地部材が接触されるように形成することによって、工程数を低減し、工程歩留まりを向上させることができると共に、接地するための空間の確保が可能になることから、接地を容易なようにすることができる。
本発明の第3の実施形態では、接地部材560を反射防止層120の前面のエッジまで延長させて、接地部材560の接地するための空間をさらに容易に確保でき、電磁波遮蔽層130をさらに安定して接地させることができる。また、接地部材560を電磁波遮蔽層130の背面のエッジまで延長させて、接地部材560と電磁波遮蔽層130の接触面を広くすることができ、電磁波遮蔽層130をさらに安定して接地させることができる。また、接地部材560を反射防止層120の前面のエッジまで延長させ、電磁波遮蔽層130の背面のエッジまで延長させて、その効果を上昇させることができる。
ここで、前面のエッジまで延長させるとは、接地部材560の端辺が反射防止層120(電磁波遮蔽層130)の前面の端辺と一致する場合と、接地部材560の端辺が反射防止層120(電磁波遮蔽層130)の前面の端辺と端辺近傍の領域まで延長する場合とを含む。
一方、接地部材560は、ディスプレイ装置のグラウンド電圧源と接続させる。
このように、本発明の第3の実施形態に係るフィルタは、さらに簡単な構造を有することによって、生産工数を減らすことができ、生産歩留まりを向上させることができる。
本発明の第3の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタも、近赤外線遮断機能又は色補正機能を有する粘着剤層340をさらに備えることができる。また、保護層150をさらに備える。本発明の第3の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタの特徴及び効果の中で、本発明の第1及び第2の実施形態に係るディスプレイ装置と実質的に同じ特徴及び効果に関する説明は、図1及び図3を通じて詳細に記述したので省略する。
図6は、本発明の第3の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタの製造方法を説明するための図である。
図6に示すように、本発明の第3の実施形態に係るフィルタは、次のような工程により製造される。
図6の(a)のように、透明性ベースフィルム層110の前面に反射防止層120を形成する。図6の(b)のように、電磁波遮蔽層130を形成するためのパターンが形成されたマスク50をベースフィルム層110の背面に整列する。図6の(c)のように、マスク50に形成されたパターンに沿って導電性物質をコーティングして、電磁波遮蔽層130を形成する。図6の(d)の電磁波遮蔽層130の側面に沿って接地部材560を形成する。接地部材560は、例えば、反射防止層120の前面のエッジから、反射防止層120、ベースフィルム層110及び電磁波遮蔽層130の側面に延在し、電磁波遮蔽層130の背面のエッジまで延長されるように、導電テープを貼り付けることで形成する。また、接地部材560は、反射防止層120の前面のエッジから、反射防止層120、ベースフィルム層110及び電磁波遮蔽層130の側面に延在し、電磁波遮蔽層130の背面のエッジまで延長されるように、導電性ペーストをスクリーン印刷することにより形成することも可能である。
接地部材560の形成後、図6の(e)の電磁波遮蔽層130の背面に粘着剤層340を形成する。図6の(f)のように、粘着剤層340背面に保護層150を形成する。
図7は、本発明の第3の実施形態に係るフィルタの他の製造方法を示した図である。
図7に示すように、本発明の第3の実施形態に係るフィルタは、次のような工程により製造される。
図7の(a)のように、ベースフィルム層110の前面に反射防止層120を形成する。図7の(b)のように、ベースフィルム層110の背面に導電性金属層60をコーティングする。図7の(c)のように、導電性金属層60上にフォトレジスト61をコーティングする。図7の(d)のように、電磁波遮蔽層130を形成するためのパターンが形成されたマスク63をフォトレジスト61上に整列する。図7の(e)のように、マスクに形成されたパターンに沿って、現像、露光、エッチング等の工程により電磁波遮蔽層130を形成する。図7の(f)のように、電磁波遮蔽層130を接地するための接地部材560を電磁波遮蔽層130の側面に形成する。接地部材560は、例えば、反射防止層120の前面のエッジから、反射防止層120、ベースフィルム層110及び電磁波遮蔽層130の側面に延在し、電磁波遮蔽層130の背面のエッジまで延長されるように、導電テープを貼り付けることで形成する。また、接地部材560は、反射防止層120の前面のエッジから、反射防止層120、ベースフィルム層110及び電磁波遮蔽層130の側面に延在し、電磁波遮蔽層130の背面のエッジまで延長されるように、導電性ペーストをスクリーン印刷することにより形成することも可能である。
接地部材560の形成後、図7の(g)のように、電磁波遮蔽層130の背面に粘着剤層340を形成する。図7の(h)のように、粘着剤層340の背面に保護層150を形成する。
ここで、図6と図7のフィルタ製造方法は、フィルタ製造工程中に接地部材560を形成する工程が含まれる。すなわち、ディスプレイ装置にフィルタを形成した後に、接地部材を形成する工程が不要となる。図6と図7の接地部材形成工程は、導電性テープを使用すれば、容易に接地部材を形成できる。
図8は、本発明の第3の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタを備えるプラズマディスプレイ装置を説明するための図である。
図8に示すように、本発明の第3の実施形態に係るプラズマディスプレイ装置は、プラズマディスプレイパネル200及びプラズマディスプレイパネル上に形成されるフィルタ500を備える。
本発明の第3の実施形態に係るプラズマディスプレイ装置に備えられたフィルタ500の構造を、図8のC領域で表示されたプラズマディスプレイ装置の断面を参照して、さらに詳説すると、次の通りである。プラズマディスプレイ装置のフィルタ500は、1つのベースフィルム層110と、ベースフィルム層110の前面に直接形成される反射防止層120と、ベースフィルム層110の背面に直接形成される電磁波遮蔽層130と、フィルタ500をプラズマディスプレイパネルの前面基板201に粘着させ、近赤外線遮断機能又は色補正機能のうち少なくとも何れか1つの機能を有する粘着剤層340とを備える。また、電磁波遮蔽層130の側面で電磁波遮蔽層130と直接接触される導電テープタイプの接地部材を備える。
本発明の第3の実施形態に係るプラズマディスプレイ装置の特徴及び効果の中で、図1〜図7を通じて記述された特徴及び効果と重複する説明は省略する。
このように、本発明の第3の実施形態に係るプラズマディスプレイ装置は、本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタを備えることによって、生産歩留まりの向上と生産費用の低減を図り、プラズマディスプレイ装置の機能を改善できる。
図9は、本発明の第3の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタのさらに他の製造方法を説明するための図である。
図9に示すように、本発明の第3の実施形態に係るフィルタは、次のような工程により製造される。
図9の(a)のように、図6の方法または図7の方法のうちのいずれかの方法でフィルタ500を製造する。接地部材を形成させる工程は含めない。この時、それぞれの層は、精密にアラインメントさせる必要なく、概略的にラミネートして付着した後、同じエッジを有するように切り取る方法で形成できる。したがって、アラインメント誤差による歩留まり低下を抑制できる。
図9の(b)のように、フィルタ500をラミネートのような方法でディスプレイ装置900に形成する。この時、フィルタ500に形成された保護層150を除去した後に形成する。
図9の(c)のように、接地部材560をフィルタ500の側面に沿って形成する。
このように、図9の製造方法は、図6及び図7とは異なり、フィルタをディスプレイ装置に付着した後、接地部材を形成する工程を有する。すなわち、フィルタの製造時には、接地部材を形成する工程が不要である。このような図9の方法では、導電膜で接地部材を形成することが容易である。すなわち、導電性のペーストをスクリーン印刷して形成することが好ましい。
図10は、本発明の第3の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタを備えるプラズマディスプレイ装置の他の構造を説明するための図である。
図10に示すように、本発明の第3の実施形態に係るプラズマディスプレイ装置は、プラズマディスプレイパネル200及びプラズマディスプレイパネル上に形成されるフィルタ500を備える。
本発明の第3の実施形態に係るプラズマディスプレイ装置に備えられたフィルタ500の構造を、図8のD領域で表示されたプラズマディスプレイ装置の断面を参照してさらに詳説すると、次の通りである。プラズマディスプレイ装置のフィルタ500は、1つのベースフィルム層110と、ベースフィルム層110の前面に直接形成される反射防止層120と、ベースフィルム層110の背面に直接形成される電磁波遮蔽層130と、フィルタ500をプラズマディスプレイパネルの前面基板201に粘着させ、近赤外線遮断機能又は色補正機能のうち少なくとも何れか1つの機能を有する粘着剤層340とを備える。また、電磁波遮蔽層130の側面で電磁波遮蔽層130と直接接触される導電膜タイプの接地部材560を備える。
本発明の第3の実施形態に係る他の構造のプラズマディスプレイ装置の特徴及び効果の中で、図1〜図9を通じて記述された特徴及び効果と重複する説明は省略する。
このように、本発明の一実施形態に係るプラズマディスプレイ装置は、本発明の一実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタを備えることによって、生産歩留まり向上と生産費用の低減を図り、プラズマディスプレイ装置の機能を改善できる。
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明に係る技術的思想から逸脱しない範囲内で様々な変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に属する。
本発明の第1の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタを説明するための図である。 本発明の第1の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタを備えるプラズマディスプレイ装置を説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタを説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタを備えるプラズマディスプレイ装置を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタを説明するための図である。 本発明の第3の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタの製造方法を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態に係るフィルタの他の製造方法を示した図である。 本発明の第3の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタを備えるプラズマディスプレイ装置を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタのさらに他の製造方法を説明するための図である。 本発明の第3の実施形態に係るディスプレイ装置用フィルタを備えるプラズマディスプレイ装置の他の構造を説明するための図である。

Claims (29)

  1. 1つのベースフィルム層と、
    該ベースフィルム層の一面に形成される反射防止層と、
    前記ベースフィルム層の他面に形成される電磁波遮蔽層と
    を備えたことを特徴とするディスプレイ装置用フィルタ。
  2. 前記電磁波遮蔽層上に形成される粘着剤層をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置用フィルタ。
  3. 前記粘着剤層上に形成される保護層をさらに備えたことを特徴とする請求項2に記載のディスプレイ装置用フィルタ。
  4. 前記反射防止層が、外部光吸収タイプ又は外部光散乱タイプのうち少なくとも何れか1
    つのタイプであることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置用フィルタ。
  5. 前記電磁波遮蔽層が、メッシュタイプ又はスパッタタイプであることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置用フィルタ。
  6. 前記反射防止層が前記ベースフィルム層の前面に直接形成され、前記電磁波遮蔽層が前記ベースフィルム層の背面に直接形成されることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ装置用フィルタ。
  7. 1つのベースフィルム層と、
    該ベースフィルム層上に形成される電磁波遮蔽層と、
    該電磁波遮蔽層上に形成される粘着剤層と
    を備え、
    該粘着剤層は、近赤外線遮断機能又は色補正機能のうち少なくとも何れか1つの機能を有することを特徴とするディスプレイ装置用フィルタ。
  8. 前記粘着剤層が、近赤外線遮断物質又は色補正物質のうち少なくとも何れか1つの物質を含むことを特徴とする請求項7に記載のディスプレイ装置用フィルタ。
  9. 前記近赤外線遮断物質は、近赤外線遮断顔料又は近赤外線遮断染料のうち少なくとも何れか1つであることを特徴とする請求項8に記載のディスプレイ装置用フィルタ。
  10. 前記色補正物質は、色補正顔料または色補正染料のうち少なくとも何れか1つであることを特徴とする請求項8に記載のディスプレイ装置用フィルタ。
  11. 外部光を吸収又は散乱させるための反射防止層をさらに備えたことを特徴とする請求項7に記載のディスプレイ装置用フィルタ。
  12. 前記粘着剤層上に形成される保護層をさらに備えたことを特徴とする請求項7に記載のディスプレイ装置用フィルタ。
  13. 前記電磁波遮蔽層が、メッシュタイプ又はスパッタタイプであることを特徴とする請求項7に記載のディスプレイ装置用フィルタ。
  14. 1つのベースフィルム層と、
    該ベースフィルム層の前面に形成される反射防止層と、
    前記ベースフィルム層の背面に形成される電磁波遮蔽層と、
    該電磁波遮蔽層の側面(edge side)で前記電磁波遮蔽層と接触するように形成される接地部材と
    を備えたことを特徴とするディスプレイ装置用フィルタ。
  15. 前記接地部材が、前記反射防止層の前面のエッジまで延長されることを特徴とする請求項14に記載のディスプレイ装置用フィルタ。
  16. 前記接地部材が、前記電磁波遮蔽層の背面のエッジまで延長されることを特徴とする請求項14に記載のディスプレイ装置用フィルタ。
  17. 前記接地部材が、前記反射防止層の前面のエッジまで延長されるとともに、前記電磁波遮蔽層の背面のエッジまで延長されることを特徴とする請求項14に記載のディスプレイ装置用フィルタ。
  18. 前記接地部材が、導電性膜であることを特徴とする請求項14に記載のディスプレイ装置用フィルタ。
  19. 前記接地部材が、導電性テープであることを特徴とする請求項14に記載のディスプレイ装置用フィルタ。
  20. 前記ベースフィルム層、前記反射防止層及び前記電磁波遮蔽層のエッジが実質的に同じであることを特徴とする請求項14に記載のディスプレイ装置用フィルタ。
  21. 前記電磁波遮蔽層の背面に形成される粘着剤層をさらに備えたことを特徴とする請求項14に記載のディスプレイ装置用フィルタ。
  22. 前記粘着剤層は、近赤外線遮断機能又は色補正機能のうち少なくとも1つの機能を有することを特徴とする請求項21に記載のディスプレイ装置用フィルタ。
  23. 前記粘着剤層は、近赤外線遮断物質又は色補正物質のうち少なくとも1つの物質を含むことを特徴とする請求項22に記載のディスプレイ装置用フィルタ。
  24. 前記粘着剤層の背面に形成される保護層をさらに備えたことを特徴とする請求項21に記載のディスプレイ装置用フィルタ。
  25. 前記電磁波遮蔽層が、メッシュタイプ又は導電膜タイプであることを特徴とする請求項14に記載のディスプレイ装置用フィルタ。
  26. 前記反射防止層が、外部光吸収タイプ又は外部光散乱タイプのうち少なくとも何れか1つのタイプであることを特徴とする請求項14に記載のディスプレイ装置用フィルタ。
  27. 前記反射防止層が前記ベースフィルム層の前面に直接形成され、前記電磁波遮蔽層が前記ベースフィルム層の背面に直接形成されることを特徴とする請求項14に記載のディスプレイ装置用フィルタ。
  28. 請求項1,7又は14のうちのいずれか1項に記載のフィルタを備えたことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。
  29. 前記フィルタは、ガラスフィルタ又はフィルムフィルタであることを特徴とする請求項28に記載のプラズマディスプレイ装置。
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