JP2007300108A - ディスプレイ装置用フィルター及びその製造方法と、これを備えたプラズマディスプレイ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】工程数を減少させて、生産コストを節減することのできるディスプレイ装置用フィルターを提供する。
【解決手段】本発明に係るディスプレイ装置用フィルターは、ベースフィルム層110と、該ベースフィルム層上に直接形成された電磁波遮蔽層120と、該電磁波遮蔽層上に直接形成された樹脂層130と、を含むことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】本発明に係るディスプレイ装置用フィルターは、ベースフィルム層110と、該ベースフィルム層上に直接形成された電磁波遮蔽層120と、該電磁波遮蔽層上に直接形成された樹脂層130と、を含むことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明はディスプレイ装置に関し、さらに詳しくは、ディスプレイ装置用フィルター及びその製造方法と、これを備えたプラズマディスプレイ装置に関する。
ディスプレイ装置の一種であるプラズマディスプレイ装置は、プラズマディスプレイパネルと該プラズマディスプレイパネルを駆動するための駆動部を含んで構成される。そのプラズマディスプレイパネルは、前面パネルと背面パネルとの間に形成された隔壁により多数の放電セルが区画形成され、各放電セル内に、ネオン(Ne)、ヘリウム(He)又はネオン及びヘリウムの混合気体(Ne+He)のような主放電気体と、少量のキセノン(Xe)を含む不活性ガスとを充填した構造を有している。
その放電セルは、複数個がまとまって一つのピクセル(Pixel)を成す。例えば、赤色(Red、R)放電セル、緑色(Green、G)放電セル、青色(Blue、B)放電セルがまとまって一つのピクセルが構成される。
このようなプラズマディスプレイパネルは、高周波電圧によって放電を起こしたときに不活性ガスが真空紫外線(Vacuum Ultraviolet rays)を発生し、隔壁の間に形成された蛍光体を発光させることによって、画像を具現する。当該仕組みをもつプラズマディスプレイパネルは薄く軽いため、次世代表示装置として脚光を浴びている。
このようなプラズマディスプレイ装置を含めたディスプレイ装置は、一般に、その種類ごとに固有の光特性を持っており、外部光によって表示面で反射光が発生する。また、ディスプレイ装置で映像を映出するときには、電磁波や近赤外線などが表示面から放出されることが知られている。
従来、これを改善するために、ディスプレイ装置の表示面上にフィルターを備えるようにしている。当該フィルターは、上記課題を解決するための各機能層を含んだ複数の積層構造を有する。
従来のフィルターは、別々に製造したそれぞれの機能層を、粘着剤により積層することで形成されている。このため、各機能層ごとの製造工程とその積層工程を要し、工程数が多くて生産収率を高められず、ディスプレイ装置の生産コストを押し上げる要因の一つとなっている。
この点に鑑み、本発明の目的は、工程数を減少させて、生産コストを節減することのできるディスプレイ装置用フィルター及びその製造方法と、これを備えたプラズマディスプレイ装置を提供することにある。
本発明に係るディスプレイ装置用フィルターは、ベースフィルム層と、該ベースフィルム層上に直接形成された電磁波遮蔽層と、該電磁波遮蔽層上に直接形成された樹脂層と、を含んで構成されることを特徴とする。その電磁波遮蔽層は、メッシュタイプ又は導電膜タイプとすることができる。樹脂層は、熱硬化性樹脂層とすることができる。また、樹脂層は、電磁波遮蔽層の接地部を除いた領域に形成されたものとすることができる。さらに、樹脂層は、近赤外線遮蔽物質、かば色波長吸収物質及び色調節物質のいずれか又は全部を含んだものとすることができる。当該ディスプレイ装置用フィルターは、樹脂層上に形成された無反射層をさらに含むことができる。また、ベースフィルム層の背面に形成された粘着剤層をさらに含むことができる。この粘着剤層は、近赤外線遮蔽物質、かば色波長吸収物質又は色調節物質の少なくとも一つを含んだものとすることができる。
本発明に係るプラズマディスプレイ装置は、プラズマディスプレイパネル上に形成されたフィルターを含んで構成され、該フィルターは、ベースフィルム層と、該ベースフィルム層上に直接形成された電磁波遮蔽層と、該電磁波遮蔽層上に直接形成された樹脂層と、を含んだ構成であることを特徴とする。その電磁波遮蔽層は、メッシュタイプ又は導電膜タイプとすることができる。樹脂層は、熱硬化性樹脂層とすることができる。また、樹脂層は、電磁波遮蔽層の接地部を除いた領域に形成されたものとすることができる。さらに、樹脂層は、近赤外線遮蔽物質、かば色波長吸収物質及び色調節物質のいずれか又は全部を含んだものとすることができる。当該プラズマディスプレイ装置のフィルターは、樹脂層上に形成された無反射層をさらに含むことができる。また、ベースフィルム層の背面に形成された粘着剤層をさらに含むことができる。この粘着剤層は、近赤外線遮蔽物質、かば色波長吸収物質又は色調節物質の少なくとも一つを含んだものとすることができる。
本発明に係るディスプレイ装置用フィルターの製造方法は、ベースフィルム層上に電磁波遮蔽層を直接形成する段階と、前記電磁波遮蔽層上に樹脂層を直接形成する段階と、を含むことを特徴とする。さらに、前記樹脂層上に無反射層を形成する段階と、前記ベースフィルム層の背面に粘着剤層を形成する段階と、含むことができる。前記電磁波遮蔽層がメッシュタイプ又は導電膜タイプであり、この電磁波遮蔽層形成段階では、写真蝕刻法、印刷法、メッキ法、オフセット法、インクジェット法又は真空蒸着法を使用することができる。前記樹脂層形成段階は、近赤外線遮蔽物質、かば色波長吸収物質及び色調節物質のいずれか又は全部を混合した熱硬化性樹脂を、前記電磁波遮蔽層の接地部を除いた領域に塗布する段階と、該熱硬化性樹脂を硬化させる段階と、を含むことができる。
本発明に係るディスプレイ装置用フィルターは、工程数が少なくて生産収率を高められるので、該フィルター及び製造方法をプラズマディスプレイ装置に提供することで、プラズマディスプレイ装置の生産効率を向上させて、生産コストを節減する効果を得られる。
以下では、本発明の具体的な実施形態について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係るディスプレイ装置用フィルターを説明するための図である。図示のように、 ディスプレイ装置用フィルターは、ベースフィルム層110、電磁波遮蔽層120及び樹脂層130を含んで構成されている。
ベースフィルム層110には、ポリエチレンテレフタレート(PET)やトリアセチルセルロース(TAC)のような透明材質のフィルムを使用することができる。
電磁波遮蔽層120は、ディスプレイ装置の駆動時に発生し得る電磁波が表示面を通じて外部に放出されないように、遮蔽する。本実施形態に係る電磁波遮蔽層120は、ベースフィルム層110上に直接形成されている。すなわち、直接形成することによって、電磁波遮蔽層120をベースフィルム層110上に粘着するために従来必要であった粘着剤層を、とり除くことに成功している。本実施形態の電磁波遮蔽層120はメッシュタイプで、このメッシュタイプの電磁波遮蔽層120は、導電性をもつ金属層をメッシュパターン形成したものであり、メッシュパターンの金属層を接地するために端部に接地部をもっている。
樹脂層130は、ディスプレイ装置の駆動時に発生し得る近赤外線が表示面を通じて外部に放出されないように遮蔽したり、かば色波長の590nmの波長を吸収する、ディスプレイ装置固有の光特性によって現われる色感を調節するなどの多様な機能をもつ。このために、樹脂層130は、近赤外線を遮蔽する近赤外線遮蔽物質、590nmの波長光を吸収するためのかば色波長吸収物質、色感を調節するための色調節物質のうちの少なくとも一つを含む透明性樹脂として形成される。当フィルターを使用するディスプレイ装置の特性に応じて、これら物質中の不要なものは使わなくても良いし、逆に他の機能をもつ物質をさらに加えることも可能である。
このように、一つの樹脂層130に多様な機能をもたせることで、機能層個数を減らすことができる。また、機能層の個数が減ると、機能層を互いに粘着するための粘着剤層の個数も減らすことができる。本実施形態の多様な機能物質を含む樹脂層130は、メッシュタイプの電磁波遮蔽層120上に直接形成されている。すなわち、直接形成することによって、樹脂層130を電磁波遮蔽層120上に粘着するために従来必要であった粘着剤層を、とり除くことに成功している。このとき、樹脂層130は、上述の電磁波遮蔽層120の接地部上には、形成しないようにする。
図1に示すディスプレイ装置用フィルターは、さらに、無反射層140と粘着剤層150とをさらに含んでいる。
樹脂層130上に形成されている無反射層140は、屈折率が互いに異なる複数の層を利用して外部光を消滅させるAR(Anti−Reflection)層、表面に凹凸を持つ層を利用して集中した外部光を拡散させるAG(Anti−Glare)層、及びこれらAR層とAG層の複合層の何れかとして形成することができる。
粘着剤層150は、ベースフィルム層110の背面に形成されてディスプレイ装置にフィルターを粘着させる層である。このような粘着剤層150は、必要に応じて、上述した近赤外線遮蔽物質、かば色波長吸収物質又は色調節物質のうちの少なくとも一つの物質を含ませることが可能である。この場合、粘着剤層150に混合した物質は、樹脂層130から除外しておくことができる。
図2A〜図2Eに、本発明に係るディスプレイ装置用フィルターの製造方法の例を説明した図を示している。図示のように、一つのベースフィルム層110上に、電磁波遮蔽層120と樹脂層130とを順に直接形成する。
先ず、図2Aに示すように、ベースフィルム層110を用意する。ベースフィルム層110は、透明性を持つPET(Polyethyleneterephthalate)フィルムやTAC(Tantalum Carbide)フィルムなどで形成する。
次に、図2Bに示すように、ベースフィルム層110上にメッシュタイプの電磁波遮蔽層120を、直接形成する。メッシュタイプの電磁波遮蔽層120は、ベースフィルム層110上に、金属のメッシュパターンを直に形成する方法、あるいは、金属膜を形成した後にエッチングなどで不要部分をとり除く方法、を利用して形成することができる。メッシュパターンを直に形成する方法には、印刷方法、オフセット方法、インクジェット方法、メッキ方法、真空蒸着方法などがある。
次に、図2Cに示すように、電磁波遮蔽層120上に樹脂層130を、直接形成する。樹脂層130を直接形成する方法には、図1で上述した各機能をもつ物質を混合した硬化性樹脂を利用する方法がある。一例として、熱硬化性樹脂を利用する例で説明する。
先ず、熱硬化性樹脂に、近赤外線遮蔽特性をもつ染料又は顔料、かば色波長吸収特性をもつ染料又は顔料、色調節特性をもつ染料又は顔料のいずれか又は全部を混合する。そして、この熱硬化性樹脂をメッシュタイプの電磁波遮蔽層120上に塗布する。このとき、電磁波遮蔽層120の接地部には熱硬化性樹脂を塗布しないようにする。塗布後の熱硬化性樹脂は、平坦化する。続いて熱硬化性樹脂を硬化させ、樹脂層130を形成する。
硬化性樹脂としては、PMMA、アクリル、EVAなどを使うことができるし、上述の染料や顔料は、フィルターの透過率設計などに応じて種類を異にすることができる。すなわち、熱硬化性樹脂を例を挙げて説明したが、これ以外であっても、多様な機能物質を含ませて電磁波遮蔽層に直接形成することができれば、樹脂層は他の方法で形成することも可能である。
次に、図2Dに示すように、樹脂層130上に無反射層140を形成する。無反射層140は、図1で説明したAR層、AG層、又はAR層及びAG層の複合層のいずれかを樹脂層130上にコーティングして形成する。AR層とAG層の複合層の場合は、AG層をコーティングした後にAR層をコーティングする方法で形成すると良い。そのコーティング方法は、乾式方法又は湿式方法を利用することができる。
次に、図2Eに示すように、ベースフィルム層110の背面に粘着剤層150を形成する。なお、粘着剤層形成工程を最後にした例を示しているが、場合に応じて、最初や上記工程の間にすることも可能である。粘着剤層150には、近赤外線遮蔽物質、かば色波長吸収物質、色調節物質のいずれか1以上を含ませることができ、この場合、樹脂層130において該当物質を除くことができる。
このように、ベースフィルム上の積層数と積層工程数を減らすことで、生産収率向上と生産コスト低減をはかることができる。
図3は、本発明に係るディスプレイ装置用フィルターの別の実施形態を説明するための図である。
この実施形態のディスプレイ装置用フィルターは、ベースフィルム層110、電磁波遮蔽層320及び樹脂層330を含んで構成される。なお、当該ディスプレイ装置用フィルターに関する特徴のうち、図1で説明した実施形態に係る特徴と実質的に同じ特徴は、説明を略する。
この実施形態に係る電磁波遮蔽層320も、ベースフィルム層110上に直接形成されている。すなわち、直接形成によって、電磁波遮蔽層320をベースフィルム110上に固着させるための粘着剤層を省くことができる。この電磁波遮蔽層320は、導電膜タイプで、誘電体層(D)と金属層(M)とを(DMD)nの構造で形成したものである。誘電体層(D)は、ITO、ZnOなどの透明導電体で形成する。 また、金属層(M)は、銀(Ag)のような低抵抗金属で形成する。導電膜タイプは、n値が大きくなるほど、すなわち電磁波遮蔽層320の積層数が増加するほど、電磁波遮蔽層320の抵抗値が減る一方で、生産コストが増加する。このような点を考慮して最適のn値を決めるようにする。
また、導電膜タイプの電磁波遮蔽層320は、電磁波遮蔽だけではなく近赤外線吸収機能をもつので、樹脂層330に近赤外線遮蔽物質を含ませない構成とすることも可能である。たとえばこの導電膜タイプ電磁波遮蔽層320は、AgとITOをスパッタリング法によって繰り返し積層して形成する。
図4は、上記各実施形態のようなディスプレイ装置用フィルターを備えたプラズマディスプレイ装置を説明するための図である。すなわち、このプラズマディスプレイ装置は、プラズマディスプレイパネル上に形成したフィルター500を含んで構成されている。
プラズマディスプレイパネルは、所定の間隔で互いに平行に配置された前面パネル410及び背面パネル420を含んで構成されている。その前面パネル410は、映像を映出する表示面である前面基板401 に、スキャン電極402及びサステイン電極403の対からなる維持電極対を多数配列して形成されている。また、背面パネル420は、背面を成す背面基板411に、前記維持電極対と交差するアドレス電極413を多数配列して形成されている。
前面パネル410には、ITO物質で透明に形成された透明電極402a,403aにバス電極402b,403bを備えたスキャン電極402及びサステイン電極403が対を成して含まれる。スキャン電極402及びサステイン電極403は、誘電体層404によって覆われ、該誘電体層404にさらに保護層405が積層される。
背面パネル420には、放電セルを区画るための隔壁412が含まれる。この隔壁412に対して平行に、アドレス電極413が配置されている。アドレス電極413の上方には、R(Red)、G(Green)、B(Blue)の蛍光体414が塗布される。アドレス電極413と蛍光体414との間には、誘電体層415が形成されている。
図4に示すプラズマディスプレイパネル構造は一例であり、電極構造や隔壁構造などは異なったものとすることができる。
プラズマディスプレイパネルは、前面パネル410と背面パネル420との間に形成された隔壁412により多数の単位セルが区画され、この各セル内には、ネオン(Ne)、ヘリウム(He) 、又はネオン及びヘリウムの混合気体(Ne+He)などの主放電気体と、少量のキセノンを含む不活性ガスとが充填されている。高周波電圧による放電があると、不活性ガスが真空紫外線を発生して、隔壁412の間に形成された蛍光体414を発光させ、映像が映出される。
映像を映出するプラズマディスプレイパネルの背面には、フレームと駆動装置(図示せず)などが組み付けられて、プラズマディスプレイモジュールが製作される。プラズマディスプレイモジュールを、外形を決めるケース(図示せず) などに組み入れれば、プラズマディスプレイ装置が作成される。このような構造を持つプラズマディスプレイ装置は、プラズマ放電のための高周波を印加して映像を具現するので、カラー陰極線管(CRT)や液晶ディスプレイ装置に比べて表示面を通じて電磁波が放出されやすい。また、プラズマディスプレイ装置は、Ne、Xeのような不活性ガスから誘導される近赤外線を放出し、この近赤外線が、家電製品のリモートコントローラーの波長に近くて誤作動を誘発し得る。また、プラズマディスプレイ装置は、蛍光体特性によって、他のディスプレイ装置に比べてかば色の波長が多く放出される特徴をもつ。
そこで、図示のプラズマディスプレイ装置は、プラズマディスプレイパネル上に、図1又は図3に示したようなディスプレイ装置用フィルター500を備えている。すなわち、当該プラズマディスプレイ装置のフィルター500は、ベースフィルム層と、ベースフィルム層上に直接形成された電磁波遮蔽層と、近赤外線遮蔽物質、かば色波長吸収物質及び色調節物質のいずれか又は全部を含み、電磁波遮蔽層上に直接形成された樹脂層と、を含んで構成されている。フィルター500の構造及び製造方法に関する説明は、図1〜図3を通じて十分に上述したので省略する。
このように、プラズマディスプレイ装置に対し本発明に係るディスプレイ装置用フィルターを適用すると、他の種類のディスプレイ装置に備えた場合よりも、電磁波遮蔽などでその効果を存分に発揮させることができる。また、生産収率向上と生産コスト節減をはかることもできる。
図4に示したフィルター500は、直接プラズマディスプレイパネルに固着させてあるが、プラズマディスプレイパネルとの間に間隔をあけて配置することも可能である。
本発明に係るディスプレイ装置用フィルターは、ディスプレイ装置の多様な機能を改善するための各機能層を別に形成するのではなく、一つのベースフィルム層に直接形成した構造をもつ。特に、プラズマディスプレイ装置に使われるフィルターは他のディスプレイ装置に使われるフィルターと比べてフィルター自体により多様な機能が要求される。
Claims (20)
- ベースフィルム層と、
該ベースフィルム層上に直接形成された電磁波遮蔽層と、
該電磁波遮蔽層上に直接形成された樹脂層と、
を含むことを特徴とするディスプレイ装置用フィルター。 - 前記電磁波遮蔽層は、メッシュタイプ又は導電膜タイプであることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ装置用フィルター。
- 前記樹脂層は、熱硬化性樹脂層であることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ装置用フィルター。
- 前記樹脂層は、前記電磁波遮蔽層の接地部を除いた領域に形成されることを特徴とする請求項1記載のディスプレイ装置用フィルター。
- 前記樹脂層は、近赤外線遮蔽物質、かば色波長吸収物質及び色調節物質のいずれか又は全部を含むことを特徴とする請求項1記載のディスプレイ装置用フィルター。
- 前記樹脂層上に形成された無反射層をさらに含むことを特徴とする請求項1記載のディスプレイ装置用フィルター。
- 前記ベースフィルム層の背面に形成された粘着剤層をさらに含むことを特徴とする請求項1記載のディスプレイ装置用フィルター。
- 前記粘着剤層は、近赤外線遮蔽物質、かば色波長吸収物質又は色調節物質の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項7記載のディスプレイ装置用フィルター。
- プラズマディスプレイパネル上に形成されたフィルターを含んで構成され、
前記フィルターは、
ベースフィルム層と、
該ベースフィルム層上に直接形成された電磁波遮蔽層と、
該電磁波遮蔽層上に直接形成された樹脂層と、
を含むことを特徴とするプラズマディスプレイ装置。 - 前記電磁波遮蔽層は、メッシュタイプ又は導電膜タイプであることを特徴とする請求項9記載のプラズマディスプレイ装置。
- 前記樹脂層は、熱硬化性樹脂層であることを特徴とする請求項9記載のプラズマディスプレイ装置。
- 前記樹脂層は、前記電磁波遮蔽層の接地部を除いた領域に形成されることを特徴とする請求項9記載のプラズマディスプレイ装置。
- 前記樹脂層は、近赤外線遮蔽物質、かば色波長吸収物質及び色調節物質のいずれか又は全部を含むことを特徴とする請求項9記載のプラズマディスプレイ装置。
- 前記樹脂層上に形成された無反射層をさらに含むことを特徴とする請求項9記載のプラズマディスプレイ装置。
- 前記ベースフィルム層の背面に形成された粘着剤層をさらに含むことを特徴とする請求項9記載のプラズマディスプレイ装置。
- 前記粘着剤層は、近赤外線遮蔽物質、かば色波長吸収物質又は色調節物質の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項15記載のプラズマディスプレイ装置。
- ベースフィルム層上に電磁波遮蔽層を直接形成する段階と、
前記電磁波遮蔽層上に樹脂層を直接形成する段階と、
を含むことを特徴とするディスプレイ装置用フィルターの製造方法。 - 前記樹脂層上に無反射層を形成する段階と、
前記ベースフィルム層の背面に粘着剤層を形成する段階と、
をさらに含むことを特徴とする請求項17記載のディスプレイ装置用フィルターの製造方法。 - 前記電磁波遮蔽層がメッシュタイプ又は導電膜タイプであり、
前記電磁波遮蔽層形成段階で、写真蝕刻法、印刷法、メッキ法、オフセット法、インクジェット法又は真空蒸着法が使用されることを特徴とする請求項17記載のディスプレイ装置用フィルターの製造方法。 - 前記樹脂層形成段階は、
近赤外線遮蔽物質、かば色波長吸収物質及び色調節物質のいずれか又は全部を混合した熱硬化性樹脂を、前記電磁波遮蔽層の接地部を除いた領域に塗布する段階と、
該熱硬化性樹脂を硬化させる段階と、
を含むことを特徴とする請求項17記載のディスプレイ装置用フィルターの製造方法。
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