JP2002346464A - 自動車用ホイールの粉体塗料吸引装置 - Google Patents

自動車用ホイールの粉体塗料吸引装置

Info

Publication number
JP2002346464A
JP2002346464A JP2001159496A JP2001159496A JP2002346464A JP 2002346464 A JP2002346464 A JP 2002346464A JP 2001159496 A JP2001159496 A JP 2001159496A JP 2001159496 A JP2001159496 A JP 2001159496A JP 2002346464 A JP2002346464 A JP 2002346464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction
wheel
hole
cap type
nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001159496A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002346464A5 (ja
JP4660015B2 (ja
Inventor
Akiyoshi Inaba
昭芳 稲葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Motor Wheel Co Ltd
Original Assignee
Central Motor Wheel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Central Motor Wheel Co Ltd filed Critical Central Motor Wheel Co Ltd
Priority to JP2001159496A priority Critical patent/JP4660015B2/ja
Publication of JP2002346464A publication Critical patent/JP2002346464A/ja
Publication of JP2002346464A5 publication Critical patent/JP2002346464A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4660015B2 publication Critical patent/JP4660015B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車用ホイールを静電塗装する際に、塗装
不可部に付着した粉体塗料を除去する粉体塗料吸引装置
を提案する。 【解決手段】 自動車用ホイールの粉体塗料吸引装置と
して、端部吸引孔34と側面吸引部35を具備する円筒
形状吸引ノズル22を、オーナーメント部11の陰影の
有無によるハーフキャップタイプホイール9とセンター
キャップタイプホイール1との判別と共に、検出したハ
ブ孔2やボルト孔4の形状からホイール形態を判定する
形状判定手段に従って、センターキャップタイプ吸引作
動工程とハーフキャップタイプ吸引作動工程のいずれか
により、ホイールの意匠面側から作動制御するようにし
たものであるから、いずれの形状を有するホイールにあ
っても、吸引ノズル22を意匠面側から塗装不可部に対
して適切な吸引作動を実行することができるため、塗装
不可部に付着した粉体塗料をほぼ完全に除去することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ホイール
の塗装不可部に付着した粉体塗料を除去する粉体塗料吸
引装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用ホイールは、その意匠面に所定
の塗装を施すことにより、耐環境性や耐久性の向上及び
外観の良質性を高めている。このような自動車用ホイー
ルの意匠面の塗装としては、粉体塗料の静電塗装を行っ
た後、所定条件で加熱処理することにより該粉体塗料を
ホイールに焼き付ける一連の塗装工程が知られている。
ここで、意匠面を塗装する際に、ホイールのハブ孔やボ
ルト孔にまで塗装が施されると、ボルトの締め付け力不
足や、ハブ孔と車軸等との嵌め合い不良等を生じること
があるため、一般的にハブ孔の孔内周面やボルト孔の孔
座面等には塗装を施さないようにしている。
【0003】このため、自動車用ホイールのハブ孔の孔
内周面やボルト孔の孔座面等の塗装不可部に粉体塗料が
付着しないように、粉体塗料の静電塗装を行う前に、予
め塗装不可部に対しマスキングを行ってから、静電塗装
を行い、その後該マスキングを除去していた。又は、ホ
イール意匠面へ粉体塗料の静電塗装を行った後、塗装不
可部に付着した粉体塗料を除去するために、吸引ノズル
等をホイール背面からハブ孔やボルト孔に接触させる等
して塗装不可部に付着した粉体塗料を吸引していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
なマスキングによる手法では、マスキング治具を塗装不
可部に取り付ける等していたため、個々のホイールが持
つ許容寸法差によりマスキング治具が塗装不可部に適正
に取り付かず、静電塗装時に粉体塗料が塗装不可部に付
着したり、又は塗装不可部に取り付けたマスキング治具
を静電塗装後に取り外すことが困難になる等の不都合が
生じることもあった。
【0005】一方、静電塗装後に塗装不可部の粉体塗料
除去を行う手法にあって、塗装不可部に付着した粉体塗
料を十分に除去するためには、吸引ノズルをホイールの
意匠面側から適正に作動制御することによって、塗装不
可部に付着した粉体塗料を除去することが望ましい。し
かるに吸引ノズルを意匠面側より作動制御するにあって
は、意匠面に付着する粉体塗料まで吸引することもあり
得るため、吸引ノズルを可及的正確に作動させることが
必要であった。そのためには、自動車用ホイールを一般
的に区別する、オーナメント部を有するハーフキャップ
タイプとセンターキャップタイプとを判別し、各ホイー
ルタイプに合った吸引作動を行う必要がある。しかし、
従来のカメラやセンサでは、ホイールのハブ孔の大きさ
やボルト孔の数及び大きさ等は検出できても、該オーナ
メント部を検出することがなかなか困難であった。さら
には、ホイールの意匠面からのオーナメント部の深さ
や、ホイールのオフセットに対する意匠面位置及び、ハ
ブ孔とボルト孔の深さ等のようなホイール軸方向に対す
る形状を検出することにも限界があったため、ホイール
を立体的に把握することが難しかった。そのため、従来
は吸引ノズルを、ホイールの背面側よりハブ孔及びボル
ト孔に接触させて、粉体塗料の吸引を作動制御してい
た。ところが、ホイール背面側より吸引作動を行って
も、ボルト孔座面やオーナメント部座面に付着した粉体
塗料を十分に吸引することはなかなか困難であった。
【0006】本発明は、かかる上記問題点を解決し、塗
装不可部に付着した粉体塗料を十分に除去できる粉体塗
料吸引装置を提案するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動車用ホイ
ールの塗装不可部に付着した粉体塗料を除去する粉体塗
料吸引装置として、吸引装置に連通し、該吸引装置の吸
引作用により粉体塗料を吸引する円筒形状のノズル部分
に、円筒軸方向に沿って円筒側面に設けられたスリット
状の側面吸引部と該ノズル部分の端部に設けられた端部
吸引孔とを具備する吸引ノズルと、自動車用ホイールの
オーナーメント部の陰影の有無により、ハーフキャップ
タイプとセンターキャップタイプとを判別するととも
に、ハブ孔とボルト孔の形状を検出することによりホイ
ール形態を判定する形状判定手段と、該形状判定手段か
ら得られたデータにより、センターキャップタイプ吸引
作動工程と、ハーフキャップタイプ吸引作動工程のいず
れかを選定して、選定された吸引作動工程に従って、吸
引ノズルをホイールの意匠面側から作動制御するノズル
制御手段とを備えたことを特徴とする。ここでホイール
形態とは、ホイールを立体的に認識することを表し、ホ
イール形態を表現するに必要なデータを形態データとす
る。
【0008】このように、オーナメント部を有するハー
フキャップタイプホイールに、該オーナメント部内周面
の深さにより生ずる陰影を生成させるようにしたことに
よって、該オーナメント部の陰影の有無によりセンター
キャップタイプとハーフキャップタイプとを判別でき得
る。これにより、センターキャップタイプ吸引作動工程
と、ハーフキャップタイプ吸引作動工程のいずれかに従
って、端部吸引孔とスリット状の側面吸引部を有する円
筒形状の吸引ノズルを、意匠面側より作動制御すること
としたため、吸引ノズルがホイールの塗装不可部に対し
適切な動きをすることができるようになり、該塗装不可
部に付着した粉体塗料を十分に除去することができ得る
こととなる。
【0009】上述のように自動車用ホイールは、一般的
にセンターキャップタイプとハーフキャップタイプとに
判別される。センターキャップタイプは、ホイールの意
匠面上にハブ孔とボルト孔が各々設けられ、ハブ孔の表
面部分にセンターキャップが取り付けられるタイプであ
り(図10参照)、粉体塗料はハブ孔内周面とボルト孔
座面等に付着する。また、ハーフキャップタイプはホイ
ールの意匠面から所定の深さ位置にオーナメント部が設
けられ、該オーナメント部の中心にハブ孔が存在し、ボ
ルト孔の一部がオーナメント部内に存在するタイプであ
り(図11参照)、粉体塗料はオーナメント部座面とボ
ルト孔座面、及びハブ孔内周面等に付着する。
【0010】ここで、粉体塗料を適正に吸引する際に
は、先ずホイールがセンターキャップタイプとハーフキ
ャップタイプのいずれであるか判別する必要がある。そ
こで、ハーフキャップタイプホイールにおいて、オーナ
メント部と意匠面との間に所定の深さを形成するオーナ
メント部内周面により陰影を生じさせ、該陰影を検知す
ることによって、ハーフキャップタイプホイールと判別
するようにした。このようにオーナメント部によって生
じた陰影の有無を検知することにより、ホイールがハー
フキャップタイプかセンターキャップタイプかを適正に
判別でき得ることとなる。ここで陰影としては、例えば
ホイール意匠面の所定の位置に設けた光源装置からホイ
ールに向かって照射した光が、意匠面とオーナメント部
の位置の違いにより生成される影である。
【0011】また、形状判定手段として、上記のように
ハーフキャップタイプホイールとセンターキャップタイ
プホイールとの判別と、ハブ孔径及びボルト孔径や数量
等とによって、ホイールを立体的に判定できるホイール
形態を認識するようにしている。例えば、形状判定手段
は予めホイールを立体的に表現でき得る形態データを記
憶装置に記憶しており、ホイールタイプの判別とハブ孔
やボルト孔等の形状等とを検知した画像データにより、
該ホイールの形態データを選出するものであることが提
案される。又は、形状判定手段が、ホイール各部位の意
匠面からの深さによって生じる陰影の大きさを検知し、
予め定められた解析手段に従って演算処理することによ
り、該陰影を生じるオーナメント部内周面の深さと、ボ
ルト孔やハブ孔の深さを求めて、ホイールの形態データ
を認識するものであっても良い。このように、ホイール
を立体的に把握できる形態データによって、ノズル制御
手段は吸引ノズルを適正な深さまで作動させることが可
能となるため、吸引ノズルの吸引作動工程をホイールの
意匠面より行うことができ得ることとなる。これによ
り、ボルト孔座面やオーナメント部座面に付着した粉体
塗料を十分かつ、効率的に吸引することができる。
【0012】一方、吸引ノズルによる吸引作動として
は、粉体塗料を吸引するノズル部分を、粉体塗料の付着
する塗装不可部に対面させることによって、粉体塗料を
吸引する際に高い吸引性を発揮することができる。その
ため、吸引ノズルは、ホイールの塗装不可部形状に対応
する円筒形状とし、ハブ孔内周面に対面するように円筒
軸方向に沿って円筒側面にスリット状の側面吸引部を設
け、さらにボルト孔座面やオーナメント部座面に対面す
るようにノズル端部に端部吸引孔を具備するものであ
る。ここで、側面吸引部は、円筒軸方向の任意の部分に
あっても良いし、ノズル円周方向に複数箇所存在するよ
うにしても良い。また、側面吸引部がハブ孔内周面の粉
体塗料を効率良く吸引するに適度な長さのスリット形状
を有することが望ましい。同様に、端部吸引孔が効率良
く粉体塗料を吸引するために、端部吸引孔をできるだけ
大きくすることが望ましい。但し、端部吸引孔を備える
吸引ノズルがボルト孔に挿入可能な範囲内でなければな
らない。このような吸引ノズルとして、ホイールの種類
やホイールタイプ等に適した異なるタイプの吸引ノズル
を用意して、適宜ホイールに合った吸引ノズルを使用し
て吸引作動を行うようにしても良いし、一種類の吸引ノ
ズルによって吸引作動を行うようにしても良い。
【0013】上述のように、ホイールがセンターキャッ
プタイプかハーフキャップタイプかのいずれかによっ
て、粉体塗料が付着する塗装不可部が異なるため、各タ
イプに合わせて吸引ノズルを作動制御する必要がある。
この吸引ノズルの作動制御としては、形状判定手段によ
って判定したホイールの形態データに従って、ノズル制
御手段が吸引ノズルをセンターキャップタイプ吸引作動
工程か、ハーフキャップタイプ吸引作動工程かのいずれ
かの吸引作動工程で実行する。センターキャップ吸引作
動工程としては、吸引ノズルの側面吸引部がハブ孔内周
面に対面するように吸引ノズルをハブ孔に挿入した後、
側面吸引部が常にハブ孔内周面に対面するように、吸引
ノズルをハブ孔内周面に沿って公転作動と自転作動を実
行させることが提案される。ここで、吸引ノズルの自転
作動としては、一個の側面吸引部が360度回転してハ
ブ孔内周面に対面するようにしても良いし、又は、側面
吸引部を吸引ノズルの円周面上で互いに180度の角度
差を持つ対称位置に二個設けて、吸引ノズルが180度
回転する作動とその逆回転作動とを繰り返すようにし
て、どちらか一方の側面吸引部がハブ孔内周面に対面す
るようにしても良い。このような吸引ノズルの作動によ
って、側面吸引部及び端部吸引孔からハブ孔内周面に付
着する粉体塗料をほぼ完全に除去することができ得る
(図4参照)。ここで、吸引ノズルの吸引作用を効率的
に行うために、ホイールの背面側のハブ孔をフランジ等
によって塞ぐようしても良く、この場合には、吸引ノズ
ルが該フランジに近接するようにハブ孔に挿入されるこ
とが望ましい。次に、吸引ノズルを、端部吸引孔がボル
ト孔座面に近接するようにボルト孔に挿入して、ボルト
孔座面に付着する粉体塗料を吸引する。この吸引作動は
ホイールが有する全てのボルト孔に対し実行される。こ
のボルト孔座面の吸引作動の際に、吸引ノズルを自転作
動させて、側面吸引部よりボルト孔内周面に付着する粉
体塗料も吸引させるようにしても良い。本発明でいう近
接には、ほとんど接触している状態をも含むものであ
る。
【0014】一方、上述のハーフキャップタイプ吸引作
動工程としては、吸引ノズルの端部吸引孔がオーナメン
ト部座面に近接するように吸引ノズルをオーナメント部
に挿入した後、端部吸引孔がオーナメント部に沿って移
動するように公転作動を実行させることが提案される。
このとき、吸引ノズルの端部吸引孔をハブ孔に干渉させ
ることによって、吸引ノズルは、端部吸引孔からオーナ
メント部座面に付着する粉体塗料に加え、ハブ孔内周面
に付着する粉体塗料をもほぼ完全に除去することができ
得る(図5参照)。さらに、この吸引作動の際に、吸引
ノズルの側面吸引部をオーナメント部内周面に常に対面
するように自転作動させ、側面吸引部からオーナメント
部内周面に付着する粉体塗料を吸引するようにしても良
い。また、センターキャップタイプの場合と同様に、ホ
イールの背面側のハブ孔をフランジ等によって塞ぐこと
により吸引ノズルの吸引作用を効率的に行うこともでき
る。次に、吸引ノズルを、端部吸引孔がボルト孔座面に
近接するようにボルト孔に挿入して、ボルト孔座面に付
着する粉体塗料を吸引する。この吸引作動はホイールの
有する全てのボルト孔に対して実行する。また、このボ
ルト孔座面の吸引作動の際に、吸引ノズルを自転作動さ
せて、側面吸引部からボルト孔内周面に付着する粉体塗
料を吸引させるようにしても良い。一般的にハーフキャ
ップタイプホイールのハブ孔は、センターキャップタイ
プホイールのハブ孔に比べ比較的薄いため、ハブ孔内周
面に付着した粉体塗料はオーナメント部座面を移動する
吸引ノズルの端部吸引孔から十分吸引可能であるが、セ
ンターキャップタイプの場合と同様に吸引ノズルをハブ
孔に挿入し、側面吸引部をハブ孔内周面に沿って公転作
動と自転作動を実行させる吸引作動を行い、ハブ孔内周
面に対する粉体塗料の吸引効果を一層高めるようにして
も良い。
【0015】このようなセンターキャップ吸引工程やハ
ーフキャップ吸引工程においては、ボルト孔の吸引作動
を行った後に、ハブ孔やオーナメント部の吸引作動を実
行するようにしても良い。
【0016】上述のようなセンターキャップタイプ吸引
作動工程とハーフキャップタイプ吸引作動工程として
は、各吸引作動に用いる吸引ノズルが必ずしも同じ吸引
ノズルである必要はなく、それぞれの吸引作動工程に合
わせた吸引ノズルを適宜使用したり、又は、吸引作動を
行う塗装不可部に対し、該塗装不可部に合わせた吸引ノ
ズルを使用するようにしても良い。また、複数の吸引ノ
ズルを使用して吸引作動工程を効率的に行うこともでき
る。例えば、センターキャップ吸引作動工程において、
一個のハブ孔用吸引ノズルと、ボルト孔個数に対応する
複数個のボルト孔用吸引ノズルと用いて、一度にハブ孔
とボルト孔に対する各吸引作動を実行するようにして、
吸引作動工程に要する作動時間を短縮するようにしても
良い。同様にハーフキャップタイプ吸引作動工程におい
ても、オーナメント部とボルト孔とにそれぞれ対応する
吸引ノズルを用いて、各吸引作動を一度に行うようにし
ても良い。
【0017】このように塗装不可部に付着した粉体塗料
を吸引する際に、吸引作動を実行する吸引装置と吸引ノ
ズルとの間に、粉体塗料と雑物を分別する装置を設け
て、粉体塗料のみを分別回収することにより、該粉体塗
料を再利用することが提案される。これによって、ホイ
ールの粉体塗料を効率的に使用できるため、製造コスト
の低減にも繋がる。なお、本発明にかかる吸引工程で
は、吸引ノズルの端部吸引孔や側面吸引部を塗装不可部
に近接させて粉体塗料を吸引するようにしたから、粉体
塗料以外の雑物の吸引が少なく、粉体塗料を比較的容易
に再利用することができるという利点もある。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に従って説
明する。図1は、本発明にかかる自動車用ホイールの粉
体塗料吸引装置の具体例である。この粉体塗料吸引装置
は、搬送コンベア24により移動してきたホイール23
に対し、所定の光を照射する光源装置25と、ホイール
23の画像を検出する検出カメラ26と、検出カメラ2
6の制御及び検出カメラ26から得た画像データにより
陰影を解析する形状判定装置27と、該形状判定装置2
7から受信したデータに従って吸引作動を制御するノズ
ル制御装置32と、粉体塗料を吸引する円筒形状の吸引
ノズル22と、ノズル制御装置32により吸引ノズル2
2を立体的に操作するノズル操作ロボット21と、ノズ
ル制御装置32により吸引ノズル22から吸引作用を行
う吸引装置29とを備えるものである。
【0019】ここでホイール23は、フロアーハンガー
37の上端部に支持されている。このフロアーハンガー
37は、ホイール23の中心に形成されているハブ孔2
に、杆部39の先端を下方から嵌入すると共に、該先端
部に形成したフランジ38によりホイール23を支持す
るようにしている。このフロアーハンガー37は、スプ
ロケットにより走行するチエーン40に連結されて、加
工ラインに沿って間欠走行する。そして、ホイール23
は上述した粉体塗料吸引装置の位置に移送されて、ホイ
ール23の塗装不可部の粉体が除去される。
【0020】形状判定装置27は記憶装置を備えるもの
であって、複数種類のホイール形態を表す形態データを
予め該記憶装置にしておくことにより、検出カメラ26
から得られたオーナメント部11の陰影の有無と、ホイ
ール23のハブ孔2の径及びボルト孔4の径や数量との
データに合致するホイール形態を表す形態データを、記
憶装置内から選出してノズル制御装置32に送信する。
該形態データに従ってノズル制御装置32は吸引ノズル
を制御するようにしている。また、この形状判定装置2
7は、予め記憶装置に所定の解析をおこなうための演算
処理プログラムを記憶しており、検出カメラ26から得
られたオーナメント部11の陰影の形状と、ホイール2
3のハブ孔2やボルト孔4の陰影の形状とを用いて該演
算処理プログラムによって、オーナメント部11の深さ
と、ハブ孔2やボルト孔4の深さを解析し、ホイール2
3の形態データを求めてノズル制御装置32に送信する
ものであっても良い。
【0021】上述の吸引ノズル22は図2及び図3のよ
うに、ノズル操作ロボット21に取り付けブラケット3
3を介して取り付けられており、円筒形状の吸引ノズル
22はノズル制御装置32により自転作動することがで
きる。ここで、ノズル部分の端部には端部吸引孔34が
設けられ、吸引ノズル22の円周面には互いに対面する
2箇所に円筒軸方向に沿ってスリット状の側面吸引部3
5が備えられている。この吸引ノズル22の自転作動
は、吸引ノズル22が180度回転した後、逆方向に1
80度回転する正逆180度の回転をするものであり、
これにより吸引ノズル22の回転制御と吸引ホース36
等の配置とが容易になるという利点がある。また、吸引
ノズル22が備える側面吸引部35を一個にして吸引効
率を高めるようにしても良く、その場合は吸引ノズル2
2は360度回転するようにして、ハブ孔内周面等の吸
引作動を行う。
【0022】この粉体塗料吸引装置の作動要領を図1及
び、図4乃至図9に従って説明する。意匠面に粉体塗料
を静電塗装したホイール23が搬送コンベア24により
図1の粉体塗料吸引装置に移送され、ホイール23を位
置決め装置31によって固定する。形状判定装置27
は、光源装置25からホイール23に所定の光を照射し
た後、検出カメラ26によりホイール23の画像データ
を検出し、該画像データから、ホイール23上にオーナ
メント部内周面により生じた陰影の有無により、ホイー
ル23がセンターキャップタイプかハーフキャップタイ
プかを判別する。さらに該画像データよりホイール23
のハブ孔径及びボルト孔径や数量を検出し、これら画像
データより得られたホイール23の情報を基に、予め形
状判定装置27の記憶装置に記憶されている複数種類の
ホイール形態データにより選出し、該形態データをノズ
ル制御装置32に送信する。そして該形態データに従っ
てノズル制御装置32は所定の吸引作動を制御実行す
る。
【0023】ホイール23がセンターキャップタイプホ
イール1である場合は図4乃至図6による吸引作動工程
が実行される。図4(イ)のように、ノズル制御装置3
2はノズル操作ロボット21を操作し、吸引ノズル22
をセンターキャップタイプホイール1の意匠面7側から
ハブ孔2に、吸引ノズル22の側面吸引部35がハブ孔
内周面3に対面するように挿入する。ここで、吸引ノズ
ル22は、図4(ロ)のようにホイール23をハブ孔2
下部より支えるフランジ38に近接するようにハブ孔2
に挿入する。そして吸引装置29の作動に同期して、図
4(ロ)とその上面図の図5に示すように、ノズル操作
ロボット21は、吸引ノズル22をハブ孔内周面3に沿
って公転作動させると共に、側面吸引部35が常にハブ
孔内周面3に対面するように自転作動させ、ハブ孔内周
面3に付着した粉体塗料を側面吸引部35から吸引す
る。この吸引ノズル22の自転作動は、二個の側面吸引
部35のうち少なくとも一方の側面吸引孔35がハブ孔
内周面3に対面するように、公転作動を180度行うに
伴って、180度回転することにより行う。そして、一
旦公転作動を停止して、逆方向に180度自転させても
う一方の側面吸引部35をハブ孔内周面3に対面させた
後、再び公転作動と自転作動とをそれぞれ180度づつ
行い、ハブ孔内周面3を一周して粉体塗料を吸引する。
その後ノズル操作ロボット21は吸引ノズル22をハブ
孔2より離脱させ、図4(ハ)のように端部吸引孔34
がボルト孔座面5に近接する位置まで吸引ノズル22を
ボルト孔4に挿入させる。そして図4(ニ)とその上面
図の図6に示すように、端部吸引孔34からボルト孔座
面5に付着した粉体塗料を吸引すると共に、吸引ノズル
22を自転させて、ボルト孔内周面8に付着した粉体塗
料を吸引する。このボルト孔4に対する吸引作動が、セ
ンターキャップタイプホイール1の全てのボルト孔4に
ついて実行された後、吸引装置29の吸引作動を停止さ
せて吸引作動工程が終了する。
【0024】一方、ホイール23がハーフキャップタイ
プホイール9である場合は、図7乃至図9による作動工
程が実行される。図7(イ)のように、ノズル制御装置
32はノズル操作ロボット21を操作し、吸引ノズル2
2をハーフキャップタイプホイール9の意匠面7側か
ら、図7(ロ)のように吸引ノズル22の端部吸引孔3
4がオーナメント部座面12に近接すると共にハブ孔2
に干渉するようにし、側面吸引部35がオーナメント部
内周面13に対面するようにオーナメント部11に挿入
する。そして吸引装置29の作動に同期して、図7
(ロ)とその上面図の図8に示すように、ノズル操作ロ
ボット21は、吸引ノズル22をオーナメント部座面1
2に沿って公転作動させると共に、側面吸引部35が常
にオーナメント部内周面13に対面するように自転作動
させ、端部吸引孔34からオーナメント部座面12とハ
ブ孔内周面3に付着した粉体塗料を吸引し、また、側面
吸引部35からオーナメント部内周面13に付着した粉
体塗料を吸引する。この吸引ノズル22の自転作動は、
上述したセンターキャップタイプホイール1のハブ孔内
周面3における場合と同様に正逆180度の回転を行う
ものとする。また、このオーナメント部座面12が端部
吸引孔34に比べ十分広い場合には、吸引ノズル22の
側面吸引部35がオーナメント部内周面13に近接する
公転作動と、端部吸引孔34がハブ孔2に干渉する公転
作動とをそれぞれ行うようにすることもできる。その後
ノズル操作ロボット21は、吸引ノズル22をオーナメ
ント部11より離脱させた後、図7(ハ)のように端部
吸引孔34がボルト孔座面5に近接する位置まで吸引ノ
ズル22をボルト孔4に挿入させる。そして図7(ニ)
とその上面図の図9に示すように、端部吸引孔34から
ボルト孔座面5に付着した粉体塗料を吸引すると共に、
吸引ノズル22を自転させて、ボルト孔内周面8に付着
した粉体塗料も吸引する。このボルト孔4に対する吸引
作動をハーフキャップタイプホイール9の全てのボルト
孔4について実行した後、吸引装置29の吸引作動を停
止させて吸引作動工程が終了する。
【0025】上記のハーフキャップタイプホイール9の
吸引作動については、さらに吸引ノズル22を意匠面1
0側からハブ孔2に、吸引ノズル22の側面吸引部35
がハブ孔内周面3に対面するように挿入し、吸引ノズル
22がハブ孔内周面3に沿って公転作動させると共に、
側面吸引部35が常にハブ孔内周面3に対面するように
自転作動させ、ハブ孔内周面3に付着した粉体塗料を吸
引する工程を実行するようにしても良い。この場合に
は、吸引ノズル22が、ホイール23をハブ孔2下部よ
り支えるフランジ38に近接する位置までハブ孔2に挿
入する。
【0026】上記したセンターキャップタイプホイール
1とハーフキャップタイプホイール9の吸引作動は、ボ
ルト孔4に対する吸引作動を最初に行った後、ハブ孔2
やオーナメント部11の吸引作動を行うようにしても良
い。
【0027】一方、上記した形状判定装置27を、ホイ
ール23に生じた陰影の画像データを基に所定の演算プ
ログラムによって、オーナメント部内周面12の深さ
と、ハブ孔及びボルト孔深さとを解析してホイール23
の形態データを求め、該形態データをノズル制御装置3
2に送信するものとしても良い。これにより、上述のセ
ンターキャップタイプホイール1とハーフキャップホイ
ール9とのいずれかの吸引作動が実行されるようにする
こともできる。
【0028】上述のように粉体吸引作動を終了したホイ
ール23は、位置決め装置21による固定を解除された
後、搬送コンベア24により、粉体塗料の焼き付け工程
へ移送される。
【0029】上記の吸引作動によって吸引ノズル22か
ら吸引された粉体塗料は、吸引ホース36を通じてサイ
クロン装置28に運ばれ、粉体塗料とその他の雑物とに
区別され、粉体塗料のみを回収機30に集める。このよ
うにして集められた粉体塗料を再び静電塗装に供して、
粉体塗料を効率的に用いるようにしても良い。
【0030】かかる本発明はこの形態に限定されるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲において、
様々な形態で実施しうるのものであり、自動車用ホイー
ル以外の用途においても適宜実施し得る。
【0031】
【発明の効果】本発明は、ハーフキャップタイプホイー
ルの有するオーナメント部により生じさせた陰影の有無
を検出することによって、センターキャップタイプとハ
ーフキャップタイプとの判別と、ハブ孔とボルト孔の形
状とを検出することにより形状判定手段がホイール形態
を判定できるようにしたから、ホイールを立体的に認識
できるので、端部吸引孔と側面吸引部を具備する円筒形
状吸引ノズルを、ホイール意匠面側からセンターキャッ
プタイプ吸引作動工程かハーフキャップタイプ吸引作動
工程のいずれかに従って適正に作動制御することできる
ため、塗装不可部に付着した粉体塗料をほぼ完全に除去
することが可能となる。
【0032】また、センターキャップタイプ吸引作動工
程として、吸引ノズルをハブ孔内周面に沿って移動する
公転作動と自転作動させることにより、側面吸引部から
ハブ孔内周面に付着した粉体塗料を吸引するようにし、
さらにボルト孔座面に吸引ノズルを近接させることによ
り端部吸引孔からボルト孔座面に付着した粉体塗料を吸
引するようにしたから、センターキャップタイプホイー
ルの塗装不可部に付着した粉体塗料をほぼ完全に除去す
ることができ得る。
【0033】さらにまた、ハーフキャップタイプ吸引作
動工程として、吸引ノズルをオーナメント部座面に近接
し、オーナメント部に沿って始動する公転作動させるこ
とにより、端部吸引孔からオーナメント部座面及びハブ
孔内周面に付着した粉体塗料を吸引するようにし、さら
にボルト孔座面に吸引ノズルを近接させることにより端
部吸引孔よりボルト孔座面に付着した粉体塗料を吸引す
るようにしたから、ハーフキャップタイプホイールの塗
装不可部に付着した粉体塗料をほぼ完全に除去すること
ができ得る。
【0034】ホイール形態を判定する形状判定手段が、
オーナメント部の有無と、ハブ孔やボルト孔形状とを検
出する画像データから、記憶装置に予め記憶しているホ
イール形態データを選出して用いるか、又は、オーナメ
ント部と、ハブ孔やボルト孔により生じる陰影を解析す
ることにより得たホイールの形態データを用いるかのい
ずれかで行われるようにしたから、ホイールを立体的に
把握できる形態データを基にノズル制御手段が吸引ノズ
ルを制御作動できるため、意匠面側よりホイール形状に
沿って吸引ノズルが作動させて、塗装不可部の粉体塗料
をほぼ完全に吸引することができる。
【0035】本発明にかかる粉体塗料吸引装置は、ホイ
ールタイプの判別と、ホイール形態を適正に検出でき得
るから、種々のホイールの製造工程にあって、粉体塗料
の除去不足による製品の不具合を減少できるため、ホイ
ールの塗装工程を自動化でき、製造コストを低減するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる粉体塗料吸引装置の具体例であ
る。
【図2】本発明にかかる吸引ノズルの具体例を示す側面
図である。
【図3】本発明にかかる吸引ノズルの具体例を示す底面
図である。
【図4】センターキャップタイプホイールに対する本発
明にかかる粉体塗料吸引作動進行図である。
【図5】図4に示すセンターキャップタイプホイールの
ハブ孔内周面を吸引する吸引ノズルの作動の具体例であ
る。
【図6】図4に示すセンターキャップタイプホイールの
ボルト孔座面を吸引する吸引ノズルの作動の具体例であ
る。
【図7】ハーフキャップタイプホイールに対する本発明
にかかる粉体塗料吸引作動進行図である。
【図8】図7に示すハーフキャップタイプホイールのオ
ーナメント部内周面を吸引する吸引ノズルの作動の具体
例である。
【図9】図7に示すハーフキャップタイプホイールのボ
ルト孔座面を吸引する吸引ノズルの作動の具体例であ
る。
【図10】自動車用ホイールのセンターキャップタイプ
ホイールの具体例を示し、(イ)は縦断側面図、(ロ)
は平面図である。
【図11】自動車用ホイールのハーフキャップタイプホ
イールの具体例を示し、(イ)は縦断側面図、(ロ)は
平面図である。
【符号の説明】
1 センターキャップタイプホイール 2 ハブ孔 3 ハブ孔内周面 4 ボルト孔 5 ボルト孔座面 7 意匠面 9 ハーフキャップタイプホイール 11 オーナメント部 12 オーナメント部座面 22 吸引ノズル 26 検知カメラ 29 吸引装置 34 端部吸引孔 35 側面吸引部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸引装置に連通し、該吸引装置の吸引作用
    により粉体塗料を吸引する円筒形状のノズル部分に、円
    筒軸方向に沿って円筒側面に設けられたスリット状の側
    面吸引部と該ノズル部分の端部に設けられた端部吸引孔
    とを具備する吸引ノズルと、自動車用ホイールのオーナ
    ーメント部の陰影の有無により、ハーフキャップタイプ
    とセンターキャップタイプとを判別するとともに、ハブ
    孔とボルト孔の形状を検出することによりホイール形態
    を判定する形状判定手段と、該形状判定手段から得られ
    たデータにより、センターキャップタイプ吸引作動工程
    と、ハーフキャップタイプ吸引作動工程のいずれかを選
    定して、選定された吸引作動工程に従って、吸引ノズル
    をホイールの意匠面側から作動制御するノズル制御手段
    と、を備えたことを特徴とする自動車用ホイールの粉体
    塗料吸引装置。
  2. 【請求項2】センターキャップタイプ吸引作動工程は、
    ハブ孔に挿入した吸引ノズルに、ハブ孔内周面に沿って
    移動する公転作動と、該公転作動に伴い側面吸引部を常
    にハブ孔内周面に対面する自転作動とを実行させて、側
    面吸引部からハブ孔内周面に付着した粉体塗料を吸引す
    る工程を備えたものであることを特徴とする請求項1に
    記載の自動車用ホイールの粉体塗料吸引装置。
  3. 【請求項3】ハーフキャップタイプ吸引作動工程は、オ
    ーナメント部座面に近接させた吸引ノズルに、オーナメ
    ント部に沿って移動する公転作動を実行させて、端部吸
    引孔からオーナメント部座面及びハブ孔内周面に付着し
    た粉体塗料を吸引する工程を備えたものであることを特
    徴とする請求項1に記載の自動車用ホイールの粉体塗料
    吸引装置。
  4. 【請求項4】センターキャップタイプ吸引作動工程及び
    ハーフキャップタイプ吸引作動工程は、吸引ノズルを、
    ボルト孔の座面に近接するように挿入し、ボルト孔座面
    に付着した粉体塗料を端部吸引孔から吸引する工程を備
    えたものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれかに記載の自動車用ホイールの粉体塗料吸引装
    置。
  5. 【請求項5】形状判定手段が、オーナメント部に陰影を
    生成する所定の位置に設けられた光源装置と、ホイール
    意匠面に対面して配された検出カメラと、該検出カメラ
    から得た画像データによってオーナーメント部の陰影を
    解析する解析手段とからなるものであることを特徴とす
    る請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の自動車用ホ
    イールの粉体塗料吸引装置。
  6. 【請求項6】形状判定手段が、検出カメラから得たオー
    ナーメント部の陰影と、ハブ孔やボルト孔の形状とを有
    する画像データによって、記憶装置によりあらかじめ記
    憶されているホイール形態データを選出し、このホイー
    ル形態データに基づいて吸引作動を行うようにしたこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の
    自動車用ホイールの粉体塗料吸引装置。
  7. 【請求項7】形状判定手段が、ホイール意匠面に対面し
    て配された検出カメラから得た画像データによってオー
    ナーメント部の陰影を解析することにより、オーナーメ
    ント部の内周面の深さを検出するものであることを特徴
    とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の自動車
    用ホイールの粉体塗料吸引装置。
JP2001159496A 2001-05-28 2001-05-28 自動車用ホイールの粉体塗料吸引装置 Expired - Fee Related JP4660015B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001159496A JP4660015B2 (ja) 2001-05-28 2001-05-28 自動車用ホイールの粉体塗料吸引装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001159496A JP4660015B2 (ja) 2001-05-28 2001-05-28 自動車用ホイールの粉体塗料吸引装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002346464A true JP2002346464A (ja) 2002-12-03
JP2002346464A5 JP2002346464A5 (ja) 2008-06-26
JP4660015B2 JP4660015B2 (ja) 2011-03-30

Family

ID=19003067

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001159496A Expired - Fee Related JP4660015B2 (ja) 2001-05-28 2001-05-28 自動車用ホイールの粉体塗料吸引装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4660015B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101006790B1 (ko) * 2002-10-26 2011-01-10 아이젠만 마쉬넨바우 아게 파우더-코팅된 차량 휠의 특정 표면 영역을 흡입하기위한 장치
KR101175683B1 (ko) * 2010-07-16 2012-08-21 신우코스텍 (주) 휠 석션 장치
WO2015079685A1 (en) * 2013-11-26 2015-06-04 Akebono Brake Industry Co., Ltd. Insulated support tool
JP2015127047A (ja) * 2013-11-26 2015-07-09 曙ブレーキ工業株式会社 粉体塗布システム、粉体塗布方法、キャリパの製造方法、及びキャリパ
CN108237058A (zh) * 2017-05-26 2018-07-03 佛山得韬电力科技有限公司 一种改进型电力管装置

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6179680A (ja) * 1984-09-28 1986-04-23 Toshiba Corp サ−マルプリンタ
JPS6179680U (ja) * 1984-10-29 1986-05-27
JPH02138668A (ja) * 1988-07-08 1990-05-28 Saakuru Tekko:Kk 長尺物の選別装置
JPH034844U (ja) * 1989-12-06 1991-01-18
JPH0414180A (ja) * 1990-05-07 1992-01-20 Toshiba Corp 画像形成記憶装置
JPH0414180U (ja) * 1990-05-23 1992-02-05
JPH05272946A (ja) * 1992-03-26 1993-10-22 Toyoda Mach Works Ltd 物体判別装置
JP3004844U (ja) * 1994-04-21 1994-11-29 敏治 大坂 穿孔清掃器
JPH08145635A (ja) * 1994-11-25 1996-06-07 Matsushita Electric Works Ltd 剃り深さや皺深さの測定方法
JPH10165881A (ja) * 1996-12-05 1998-06-23 Nippon Parkerizing Co Ltd ロードホイールの静電粉体塗装方法
JP2000033331A (ja) * 1998-07-22 2000-02-02 Topy Ind Ltd アルミホイール穴面からの粉体塗料の除去方法および装置

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6179680A (ja) * 1984-09-28 1986-04-23 Toshiba Corp サ−マルプリンタ
JPS6179680U (ja) * 1984-10-29 1986-05-27
JPH02138668A (ja) * 1988-07-08 1990-05-28 Saakuru Tekko:Kk 長尺物の選別装置
JPH034844U (ja) * 1989-12-06 1991-01-18
JPH0414180A (ja) * 1990-05-07 1992-01-20 Toshiba Corp 画像形成記憶装置
JPH0414180U (ja) * 1990-05-23 1992-02-05
JPH05272946A (ja) * 1992-03-26 1993-10-22 Toyoda Mach Works Ltd 物体判別装置
JP3004844U (ja) * 1994-04-21 1994-11-29 敏治 大坂 穿孔清掃器
JPH08145635A (ja) * 1994-11-25 1996-06-07 Matsushita Electric Works Ltd 剃り深さや皺深さの測定方法
JPH10165881A (ja) * 1996-12-05 1998-06-23 Nippon Parkerizing Co Ltd ロードホイールの静電粉体塗装方法
JP2000033331A (ja) * 1998-07-22 2000-02-02 Topy Ind Ltd アルミホイール穴面からの粉体塗料の除去方法および装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101006790B1 (ko) * 2002-10-26 2011-01-10 아이젠만 마쉬넨바우 아게 파우더-코팅된 차량 휠의 특정 표면 영역을 흡입하기위한 장치
KR101175683B1 (ko) * 2010-07-16 2012-08-21 신우코스텍 (주) 휠 석션 장치
WO2015079685A1 (en) * 2013-11-26 2015-06-04 Akebono Brake Industry Co., Ltd. Insulated support tool
JP2015100761A (ja) * 2013-11-26 2015-06-04 曙ブレーキ工業株式会社 支持具、粉体塗布システム、粉体塗布方法、及びキャリパ
JP2015127047A (ja) * 2013-11-26 2015-07-09 曙ブレーキ工業株式会社 粉体塗布システム、粉体塗布方法、キャリパの製造方法、及びキャリパ
CN108237058A (zh) * 2017-05-26 2018-07-03 佛山得韬电力科技有限公司 一种改进型电力管装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4660015B2 (ja) 2011-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2746267C (en) Weight applicator for a wheel and method for utilizing the same
US5735965A (en) Method for the removal of paint from wheel hubs
JP2002346464A (ja) 自動車用ホイールの粉体塗料吸引装置
JPH02303566A (ja) 吹付け塗装装置
US11192152B2 (en) Cleaning apparatus and method of cleaning and drying an object
WO2015079685A1 (en) Insulated support tool
JP6426766B2 (ja) 加工後の物品を搬出するロボットを備えた加工システム及び物品搬出方法
EP1410898A1 (en) Method of forming tire component member
KR20190068663A (ko) 영상처리분석을 이용한 대상물 자동 선별, 분류 시스템 및 자동선별 분류방법
JPH06235700A (ja) 塗装欠陥検査装置
JP2000033331A (ja) アルミホイール穴面からの粉体塗料の除去方法および装置
US5925419A (en) Electrostatic powder coating method for road wheels
EP4281226A2 (fr) Système de préhension
KR100436685B1 (ko) 자동차의 냉각팬 모터 하우징의 분체도장용 지그와 이를 이용한 분체도장방법
JP2007326275A (ja) タイヤ更生用バフ装置およびそれを用いたタイヤの更生方法
JPH0847831A (ja) シリンダヘッドのバルブ組み込み装置
JP4773046B2 (ja) 溶接システム
JP2002160306A (ja) タイヤ成型用シート部材への目標線形成方法および装置
JPH0824884B2 (ja) ステアリングホイールの製造装置
JPH0366942B2 (ja)
FR2562685A1 (fr) Procede et installation pour l'execution repetee d'une operation ou suite d'operations enregistree
JPH06235623A (ja) 塗装欠陥検査装置
JP2504113Y2 (ja) 水切炉
JPH0340385Y2 (ja)
JP2005014712A (ja) 車体ルーフの粉塵除去回収装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080509

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080509

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100915

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101130

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101228

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140107

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees