JPH06235700A - 塗装欠陥検査装置 - Google Patents

塗装欠陥検査装置

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JPH06235700A
JPH06235700A JP2094393A JP2094393A JPH06235700A JP H06235700 A JPH06235700 A JP H06235700A JP 2094393 A JP2094393 A JP 2094393A JP 2094393 A JP2094393 A JP 2094393A JP H06235700 A JPH06235700 A JP H06235700A
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JP
Japan
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defect
marking
imaging
image
robot
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Application number
JP2094393A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Oishi
博之 大石
Masao Kawase
昌男 川瀬
Yasuhiko Morinaga
泰彦 森永
正人 ▲榊▼原
Masato Sakakibara
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は塗装時に発生する塗装欠陥を検出する
塗装欠陥検査装置に関し、塗装欠陥検査の効率及び精度
の向上を図ることを目的とする。 【構成】塗装処理が実施されたボデー2の表面状態を撮
像して画像信号として出力する撮像カメラ7と、この撮
像カメラ7から出力される画像信号に対して画像処理を
行うことにより塗装表面の欠陥の検出を行う画像処理装
置22と、ボデー2の表面上に直接マークを付すマーキ
ング装置6と、上記画像処理装置22により検出された
欠陥検出情報に基づいて上記マーキング装置6を作動さ
せ、検出された欠陥の発生位置又はその近傍位置に上記
マークを付すようマーキング装置6を制御するマーキン
グ制御装置16とを設けたことを特徴とするものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗装欠陥検査装置に係
り、特に自動車ボデー等の塗装時に発生する塗装欠陥を
検出する塗装欠陥検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に自動車の製造工程における塗装工
程では、塗装処理後に所定の塗装が実施されたかどうか
を確認する塗装欠陥検査が行われる。この塗装欠陥検査
は、検査効率及び検査精度の向上を図るために自動化が
図られている。
【0003】従来の自動塗装欠陥検査装置としては、例
えば特開平1−210806号公報に開示されたものが
ある。同公報に開示された自動塗装欠陥検査装置は、被
検査物(自動車のボデー)の種類を識別し、撮像手段を
被検査物の種類に従って所定の位置に移動させ、被検査
物表面に被検査物の種類に対応した明暗模様を照射し、
上記移動に伴い明暗模様撮像手段によりこの明暗模様を
撮像する。そして、撮像手段により撮像された明暗模様
を細線化しその線方向の相違から被検査物の平滑度(即
ち、欠陥の有無)を判定する構成とされていた。
【0004】また検査の結果はコンピュータの出力装置
から出力される構成とされており、具体的にはプリンタ
ーから打ち出される。そして、作業者はこのプリンター
から打ち出されたプリントアウト用紙に基づき、被検査
物となる自動車のボデー上に発生した欠陥を発見し、手
直しを実施する構成とされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに従来の塗装欠
陥検査装置では、検査の結果がコンピュータの出力装置
から出力される構成とされていたため、必然的に作業者
によるプリンターから打ち出されたプリントアウト用紙
と、実際に欠陥が発生している自動車のボデーとの見比
べ作業が必要となる。
【0006】この見比べ作業は、二次元的に表されたプ
リントアウト用紙と、三次元的形状を有する車体ボデー
とを見比べる作業であるため時間を要し、欠陥を発見す
る時間が増大するという問題点があった。
【0007】また、プリントアウト用紙と車体ボデーと
を見比べる作業は集中力を要し、この見比べ作業を行う
作業者の精神的疲れが大きいという問題点があった。
【0008】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、検出された被検査物の欠陥部に直接マーキングを
行うことにより、塗装欠陥検査の確認及び手直し効率の
向上を図った塗装欠陥検査装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。
【0010】上記の課題を解決するために本発明になる
塗装欠陥検査装置では、同図に示されるように、塗装処
理が実施された被検査物(A1)の表面状態を撮像し、画像
信号として出力する撮像手段(A2)と、この撮像手段(A2)
から出力される画像信号に対して画像処理を行うことに
より塗装表面の欠陥の検出を行う画像処理装置(A3)と、
被検査物(A1)の表面上に直接マークを付すマーキング装
置(A4)と、上記画像処理装置(A3)により検出された欠陥
検出情報に基づいて上記マーキング装置(A4)を作動さ
せ、検出された欠陥の発生位置又はその近傍位置に上記
マークを付すようマーキング装置(A4)を制御するマーキ
ング制御手段(A5)とを設けたことを特徴とするものであ
る。
【0011】
【作用】塗装欠陥検査装置を上記構成とすることによ
り、撮像手段(A2)及び画像処理装置(A3)により欠陥が検
出された際、マーキング装置(A4)及びマーキング制御手
段(A5)により直接被検査物(A1)の欠陥発生位置またはそ
の近傍位置にマーキングが行われるため、欠陥の発生位
置を容易かつ確実に確認することができ、欠陥位置の確
認作業の効率化を図ることができる。
【0012】
【実施例】次に本発明の実施例について図面と共に説明
する。図2は本発明の一実施例である塗装欠陥検査装置
1の全体構成図である。本実施例では、塗装欠陥検査装
置1を自動車ボデーの塗装後に実施される塗装欠陥検査
に用いた例を示している。
【0013】同図において、被検査物となるボデー2は
塗装ブースを通過することにより所定の塗装処理が行わ
れた後、ラインコンベア3に載置された状態で塗装欠陥
検査装置1に送り込まれる。塗装欠陥検査装置1のライ
ンコンベア3の上部にはフレーム4が設けられており、
このフレーム4には撮像用ロボット5及びマーキング装
置6が配設されている。
【0014】撮像用ロボット5は、例えば直交タイプの
ロボット(他軸構成のロボットでも可)であり、そのハ
ンド部には撮像カメラ7が配設されている。この撮像用
ロボット5はロボット制御装置8によりその動作が制御
されており、ボデー2上を所定の軌跡で移動(走査)す
ることによりボデー2の表面全体を撮像しうる構成とさ
れている。また撮像カメラ7は例えば固体撮像素子(C
CD)を用いたものであり、ボデー2の表面状態を撮像
してこれを画像信号として出力する。
【0015】上記のロボット制御装置8は全体制御装置
21に接続されており、ロボット制御装置8はその制御
動作を全体制御装置21に制御されている。この全体制
御装置21は、ロボット制御装置8に加え後述するマー
キング制御装置16,画像処理装置22,情報処理装置
23等を統括的に制御する機能を奏するものである。
尚、全体制御装置21の具体的制御動作については後に
詳述する。
【0016】マーキング装置6は、図3に拡大して示す
如く、マーキング用ロボット9,ON/OFFバルブ1
0,吹き付けガン11,及び塗料タンク12等により構
成されている。このマーキング装置6は、後述するよう
にボデー2に発生した欠陥位置或いはその近傍位置に塗
料19を吹き付けることにより、ボデー2に直接マーキ
ングを行うものである。
【0017】このマーキング装置6を構成するマーキン
グ用ロボット9は、左右軸13,前後軸14,上下軸1
5を有した直交タイプのロボット(直交以外の軸構成の
ロボットを使用することも可)であり、上下軸15の先
端部にはON/OFFバルブ10及び吹き付けガン11
が取り付けられている。そして、各軸14〜15が駆動
することにより、吹き付けガン11は前記した撮像カメ
ラ7と同じ走査軌跡を走査できるよう構成されている。
このマーキング用ロボット9の動作はマーキング制御装
置16により制御される構成とされており、前記のよう
にマーキング制御装置16の動作は全体制御装置21に
より制御される。
【0018】ON/OFFバルブ10には、塗料19の
吐出口となる吹き付けガン11が取り付けられると共
に、塗料タンク12に接続された塗料ホース17,図示
しないエア供給装置に接続されたエアホース18,マー
キング制御手段16に接続されたON/OFF信号ケー
ブル20等が接続されている。このON/OFFバルブ
10は、マーキング制御手段16からON/OFF信号
ケーブル20を介して供給されるON/OFF信号によ
り開閉する構成とされており、ON/OFFバルブ10
が開弁するとエアホース18を介して供給される圧縮空
気により、塗料ホース17を介して塗料タンク12より
供給される塗料19は吹き付けガン11からボデー2に
向けて吐出される構成とされている。尚、塗料19は、
例えば顔料に水を加えたものであり、ボデー2に実施さ
れた塗装を侵すことなく、また水洗浄等により容易に除
去できるものが選定されている。
【0019】ここで再び図2に戻り塗装欠陥検査装置1
の構成要素の説明を続ける。
【0020】前記した撮像カメラ7は画像処理装置22
に接続されており、ボデー2の表面塗装状態の情報であ
る画像情報はこの画像処理装置22において所定の画像
処理が実施され欠陥の検出が行われる。この欠陥の検出
結果を示す欠陥検出情報は全体制御装置21に送信され
る。
【0021】情報処理装置23は、全体制御装置21を
介して画像情報処理装置22から送信されてくる欠陥検
出情報を内設された記憶装置内に格納する。この際、撮
像カメラ7が撮像を実施するボデー2上の位置は予めボ
デー2の種類毎に設定されており、本実施例では図4に
○印で示す各位置に設定されている。従って、撮像カメ
ラ7は○印で示す各位置上において撮像処理を行う。ま
た、この○印で示す各撮像位置は、後述する上位コンピ
ュータ24から送信されてくる車種情報よりX,Y座標
値として全体制御装置21内に格納されており、情報処
理装置23に欠陥検出情報を格納する際、撮像位置を示
すX,Y座標値をアドレスとして欠陥検出情報は情報処
理装置23に格納される構成とされている。更に、この
情報処理装置23はマーキング制御装置16とも接続さ
れており、格納された欠陥検出情報をマーキング制御装
置16に送信しうる構成ともされている。
【0022】上記してきたように全体制御装置21は、
ロボット制御装置8,マーキング制御装置16,画像処
理装置22,情報処理装置23と接続されており、この
各装置8,16,22,23を統括的に制御する機能を
奏するものである。また、全体制御装置21は、塗装工
程を含む自動車の各製造工程を統括的に制御・管理する
上位コンピュータ24に接続されており、この上位コン
ピュータ24からは車種情報を含む欠陥検査に必要な各
種情報が全体制御装置21に送信される構成とされてい
る。
【0023】続いて、この全体制御装置21が実施する
制御動作について図5を用いて説明する。
【0024】同図に示す処理が起動すると、先ずステッ
プ10(以下、ステップをSと略称する)において、上
位コンピュータ24から送信される車種情報を取り込
み、予め設定されている当該車種の撮像ポイントを設定
する。この撮像ポイントは例えば図4に○印で示す位置
であり、この撮像ポイントは車種により異なるため、上
位コンピュータ24から送信される車種情報に基づき撮
像ポイントが設定されるよう構成されている。
【0025】続くS12では、全体制御装置21はロボ
ット制御装置8を介して撮像用ロボット5を駆動制御す
ることにより、撮像カメラ7を撮像ポイントの第1ポイ
ント(図4に参照符号25で示す)に移動させる。撮像
カメラ7が第1ポイント25まで移動すると、全体制御
装置21はS14において画像処理装置22を介して撮
像カメラ7を作動させ、第1ポイント25を含む所定領
域を撮像する。撮像カメラ7で生成されるボデー2上の
所定領域状態の情報を含む画像信号は画像処理装置22
に送信される。
【0026】画像処理装置22は画像信号を受け取る
と、S16において、画像信号を2値化した上で例えば
拡大縮小法或いは周囲平均法等を用いて画像処理を行い
欠陥の抽出を行う。ここで検出された欠陥検出情報は全
体制御装置21に送信され、全体制御装置21は第1ポ
イント25の座標を欠陥検出情報に付与した上で(以下
説明の便宜上、撮像ポイントの座標を含む欠陥検出情報
を単に欠陥検出情報ということもある)、情報処理装置
23に送信する。S18においては、全体制御装置21
から送信されてくる欠陥検出情報を、撮像ポイントの座
標をアドレスとして情報処理装置23に内設されている
記憶装置に格納する。
【0027】続くS20では、今回の撮像ポイントが設
定されている最後の撮像ポイントであるかどうかが判断
され、最後の撮像ポイントでないと判断された場合には
S22に処理は進む。S22においては、全体制御装置
21はロボット制御装置8を介して撮像用ロボット5を
駆動制御し、撮像カメラ7を次の撮像ポイントに移動さ
せる。
【0028】以下、前記したS14〜S18の処理が実
施され次の撮像ポイントの欠陥検出情報が情報処理装置
23の記憶装置に格納される。図4に撮像カメラ7が撮
像用ロボット5により移動させられる移動軌跡を示す。
同図に示す移動軌跡で撮像カメラ7が移動することによ
り、全ての撮像ポイントにおいて欠陥検査が実施され
る。
【0029】このS14〜S18の処理は、前記のよう
にボデー2に対して予め設定されている全ての撮像ポイ
ントに対して実施され、よって全ての撮像ポイントにお
ける欠陥検出情報が情報処理装置23の記憶装置に格納
される。尚、上記してきた説明から明らかなように、S
10〜S20の処理は、塗装処理が実施されたボデー2
に欠陥が発生しているかを検出するための処理である。
また、S24以降の処理は欠陥発生位置をマーキングす
るための処理である。以下、このマーキング処理のにつ
いて説明する。
【0030】S20において肯定判断がされた場合、即
ち全ての撮像ポイントにおける撮像処理が終了し、各撮
像ポイントにおける欠陥検出情報が情報処理装置23に
格納されると、処理はS24に進む。
【0031】S24では、全体制御装置21はマーキン
グ制御装置16を介してマーキング用ロボット9を駆動
制御し、吹き付けガン11を前記した第1ポイント(図
4に参照符号25で示す)に移動させる。続くS24で
は、全体制御装置21はS18において情報処理装置2
3の記憶装置に格納した欠陥検出情報より、第1ポイン
トの座標値をアドレスとして第1ポイントの欠陥検出情
報を読み出す。
【0032】S28では、S26において読み出された
欠陥検出情報に基づき、当該撮像ポイントの領域に欠陥
が発生しているかどうかを判断する。そして、当該撮像
ポイントの領域に欠陥が発生していると判断された場合
には、処理はS30に進み、全体制御装置21はマーキ
ング制御装置16を介してマーキング装置6を駆動さ
せ、吹き付けガン11より塗料19を吐出させる。これ
により、ボデー2の欠陥発生位置又はその近傍位置に直
接塗料19が塗布される。
【0033】ここで、直接塗料19が塗布される部位が
欠陥発生位置又はその近傍位置となるのは、撮像ポイン
トの領域の面積と塗料19が塗布される面積が異なるこ
とによる(塗料19が塗布される面積の方が小さい)。
【0034】撮像ポイントの面積と塗料19が塗布され
る面積とを等しく設定すれば、欠陥発生位置に塗料19
を塗布することが可能となるが、このために撮像ポイン
トのポイント数を多くした場合には撮像処理及びマーキ
ング処理に多大な時間を要してしまい却って検査効率が
低下してしまう。また、塗料19が塗布される面積を大
きくした場合には、欠陥の発生位置を含め広い範囲に塗
料19が塗布されるため、塗料19の塗布範囲内で改め
て欠陥部の検出を行う必要が生じ検査効率が低下する。
また、これに加えて塗料19の使用量が増大し、更に塗
料19の洗浄作業が面倒となるという各問題点が生じ
る。
【0035】よって、本実施例では撮像ポイントの面積
に対して塗料19が塗布される面積が小さくなるよう設
定することにより、上記の各問題点を解決し検査効率の
向上を図った構成とされている。
【0036】また、塗装の欠陥は塗料19が塗布された
位置又はその近傍位置に発生しているため、作業者はボ
デー2上に直接塗布された塗料19を見つけることによ
り、欠陥発生部位を容易かつ確実に検出することができ
る。
【0037】一方、S28において否定判断がされた場
合、即ち当該撮像ポイントに欠陥が発生していなかった
場合、またS30の処理により塗料19がボデー2上に
吐出されると処理はS32に進み、今回の撮像ポイント
が設定されている最後の撮像ポイントであるかどうかが
判断され、最後の撮像ポイントでないと判断された場合
にはS34に処理は進む。
【0038】S34においては、全体制御装置21はマ
ーキング制御装置16を介してマーキング用ロボット9
を駆動制御し、吹き付けガン11を次の撮像ポイントに
移動させる。以下、前記したS26〜S30の処理が実
施され、次の撮像ポイントにおいて欠陥が発生している
場合には当該撮像ポイントに塗料19が吐出され、欠陥
が発生していない場合には塗料19を吐出することなく
次の撮像ポイントに吹き付けガン11は移動する。
【0039】このS26〜S30の処理は、前記のよう
にボデー2に対して予め設定されている全ての撮像ポイ
ントに対して実施され、よって各撮像ポイントの内、欠
陥が発生している撮像ポイントのみに塗料19が塗布さ
れる。そして、全ての撮像ポイントにおてS26〜S3
0の処理が終了すると、当該ボデー2に対する塗装欠陥
検査は終了し、図5に示す処理は終了する。
【0040】上記したS10〜S34の処理を実行する
ことにより、塗装処理が実施されたボデー2上に塗装欠
陥が発生している場合には、その全ての欠陥発生位置或
いはその近傍位置に塗料19が塗布されるため、欠陥の
発生位置を容易かつ確実に検知することができる。ま
た、作業者は塗料19の存在を確認することにより欠陥
の発生位置を検知できるためその作業は容易であり、作
業者を精神的疲労から開放することができる。よって、
塗装欠陥発生部位の確認及び手直しの効率化を図ること
ができ、塗装欠陥検査の検査効率及び検査精度の向上を
図ることができる。また、塗料19は前記のように水洗
浄等により容易に洗浄できるものであり、塗料19を塗
布してもボデー2がこれにより影響を受けるようなこと
はない。
【0041】尚、上記した実施例では全体制御装置21
を設け、この全体制御装置21によりロボット制御装置
8,マーキング制御装置16,画像処理装置22,情報
処理装置23を統括的に制御する構成としたが、全体制
御装置21は必ずしも設ける必要はなく、マーキング制
御装置16に直接情報処理装置23より欠陥検出情報が
供給される構成とし、マーキング制御装置16がこの欠
陥検出情報に基づいてマーキング装置6を作動させるこ
とにより、マーキング処理を行う構成としても良い。こ
の構成とした場合、各装置8,16,22,23の同期
を正確に行えない不利益はあるが、塗装欠陥検査装置1
の構成を簡単化することができる。
【0042】また、上記した実施例においてはマークと
して塗料19を用いたが、マークの材質は塗料19に限
定されるものではなく、作業者が容易に欠陥発生位置を
検出できる構成であれば他の構成(例えばシールを添付
する等)としても良い。
【0043】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、撮像手段及
び画像処理装置により欠陥が検出された際、マーキング
装置及びマーキング制御手段により直接被検査物の欠陥
発生位置またはその近傍位置にマーキングが行われるた
め、欠陥の発生位置を容易かつ確実に確認することがで
き、発生欠陥の確認及び手直し作業の作業効率の向上を
図ることができる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の一実施例である塗装欠陥検査装置の全
体構成図である。
【図3】マーキング装置を拡大して示す図である。
【図4】撮像ポイント及び撮像カメラの移動軌跡の一例
を示す図である。
【図5】全体制御装置が実施する塗装欠陥検査動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 塗装欠陥検査装置 2 ボデー 3 ラインコンベアー 4 フレーム 5 撮像用ロボット 6 マーキング装置 7 撮像カメラ 8 ロボット制御装置 9 マーキング用ロボット 10 ON/OFFスイッチ 11 吹き付けガン 12 塗料タンク 16 マーキング制御装置 17 塗料ホース 18 エアホース 19 塗料 20 ON/OFF信号ケーブル 21 全体制御装置 22 画像処理装置 23 情報処理装置 24 上位コンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲榊▼原 正人 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装処理が実施された被検査物の表面状
    態を撮像し、画像信号として出力する撮像手段と、 該撮像手段から出力される画像信号に対して画像処理を
    行うことにより塗装表面の欠陥の検出を行う画像処理装
    置と、 該被検査物の表面上に直接マークを付すマーキング装置
    と、 該画像処理装置により検出された欠陥検出情報に基づい
    て該マーキング装置を作動させ、検出された欠陥の発生
    位置又はその近傍位置に上記マークを付すよう該マーキ
    ング装置を制御するマーキング制御手段とを具備するこ
    とを特徴とする塗装欠陥検査装置。
JP2094393A 1993-02-09 1993-02-09 塗装欠陥検査装置 Pending JPH06235700A (ja)

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JP2094393A JPH06235700A (ja) 1993-02-09 1993-02-09 塗装欠陥検査装置

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