JPH1183756A - ベアリングの自動検査方法および自動検査装置 - Google Patents
ベアリングの自動検査方法および自動検査装置Info
- Publication number
- JPH1183756A JPH1183756A JP24295997A JP24295997A JPH1183756A JP H1183756 A JPH1183756 A JP H1183756A JP 24295997 A JP24295997 A JP 24295997A JP 24295997 A JP24295997 A JP 24295997A JP H1183756 A JPH1183756 A JP H1183756A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- image processing
- rolling device
- laser beam
- inspection
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- Pending
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- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 検査の信頼性向上および省人化を図ったベア
リングの自動検査方法および自動検査装置を提供する。 【解決手段】 検査すべきベアリング１の表面にレーザ
発生装置６からのレーザ光Ｌを照射しながら、そのベア
リング１を転がし装置４によって回転させて照射部位を
ベアリング１の表面全周に亘って移動させつつ、かかる
ベアリング１の表面の反射状態をカメラ８で取り込んで
画像処理装置１０によって画像処理を行ってベアリング
１の傷の有無を検出するようにした。
リングの自動検査方法および自動検査装置を提供する。 【解決手段】 検査すべきベアリング１の表面にレーザ
発生装置６からのレーザ光Ｌを照射しながら、そのベア
リング１を転がし装置４によって回転させて照射部位を
ベアリング１の表面全周に亘って移動させつつ、かかる
ベアリング１の表面の反射状態をカメラ８で取り込んで
画像処理装置１０によって画像処理を行ってベアリング
１の傷の有無を検出するようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベアリングの自動
検査方法および自動検査装置に関する。
検査方法および自動検査装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】航空機用エンジンのオーバホール時に取
り出されたベアリングは、従来、平板上に転がして光を
当てることにより、熟練作業者が１個ずつ目視で確認し
て検査を行っていた。
り出されたベアリングは、従来、平板上に転がして光を
当てることにより、熟練作業者が１個ずつ目視で確認し
て検査を行っていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これでは検査
の信頼性は、作業者の熟練度等に依存することとなるた
め、人によってバラツキが出る可能性がある。また、作
業者の目の疲れや体調等により、検査の信頼性が低下す
る可能性がある。
の信頼性は、作業者の熟練度等に依存することとなるた
め、人によってバラツキが出る可能性がある。また、作
業者の目の疲れや体調等により、検査の信頼性が低下す
る可能性がある。
【０００４】そこで、本発明の目的は、検査の信頼性向
上および省人化を図ったベアリングの自動検査方法およ
び自動検査装置を提供することにある。
上および省人化を図ったベアリングの自動検査方法およ
び自動検査装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明に係るベアリングの自動検査方法は、検査すべきベ
アリングの表面にレーザ光を照射しながらそのベアリン
グを回転させて照射部位をベアリングの表面全周に亘っ
て移動させつつ、かかるベアリングの表面の反射状態を
カメラで取り込んで画像処理を行ってベアリングの傷の
有無を検出するようにしたものである。
発明に係るベアリングの自動検査方法は、検査すべきベ
アリングの表面にレーザ光を照射しながらそのベアリン
グを回転させて照射部位をベアリングの表面全周に亘っ
て移動させつつ、かかるベアリングの表面の反射状態を
カメラで取り込んで画像処理を行ってベアリングの傷の
有無を検出するようにしたものである。
【０００６】また、本発明に係るベアリングの自動検査
装置は、検査すべきベアリングの表面の一部へ向けてレ
ーザ光を照射するレーザ発生装置と、上記ベアリングを
回転させて上記レーザ光の照射部位をベアリングの表面
全周に亘って移動させる転がし装置と、上記ベアリング
の表面の反射状態を取り込んで画像処理を行ってそのベ
アリングの傷の有無を検出する画像処理装置とを備えた
ものである。
装置は、検査すべきベアリングの表面の一部へ向けてレ
ーザ光を照射するレーザ発生装置と、上記ベアリングを
回転させて上記レーザ光の照射部位をベアリングの表面
全周に亘って移動させる転がし装置と、上記ベアリング
の表面の反射状態を取り込んで画像処理を行ってそのベ
アリングの傷の有無を検出する画像処理装置とを備えた
ものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図１
に基いて説明する。
に基いて説明する。
【０００８】航空機用エンジンのオーバホール時に取り
出されたベアリング１（ボールベアリング、ニードルベ
アリング、テーパベアリング等）は、まず洗浄されてオ
イルや塵芥が除去された後、ベアリング１の種類ごとに
貯蓄ケース２に収容される。そして、貯蓄ケース２のゲ
ートが開閉されて１個ずつ通路３を介して転がし装置４
に供給される。
出されたベアリング１（ボールベアリング、ニードルベ
アリング、テーパベアリング等）は、まず洗浄されてオ
イルや塵芥が除去された後、ベアリング１の種類ごとに
貯蓄ケース２に収容される。そして、貯蓄ケース２のゲ
ートが開閉されて１個ずつ通路３を介して転がし装置４
に供給される。
【０００９】転がし装置４は、一対の支持ローラ５、５
を有しており、それら支持ローラ５、５上にベアリング
１が載置されるようになっている。載置されたベアリン
グ１は、支持ローラ５、５によって接触回転され、頂部
に位置する部位がベアリング１表面の全周に亘って移動
されるようになっている。
を有しており、それら支持ローラ５、５上にベアリング
１が載置されるようになっている。載置されたベアリン
グ１は、支持ローラ５、５によって接触回転され、頂部
に位置する部位がベアリング１表面の全周に亘って移動
されるようになっている。
【００１０】詳しくは、ボールベアリング１の場合に
は、テーパ状の支持ローラ５、５が相互に逆回転されて
ボールベアリング１が水平軸および垂直軸回りに接触回
転され、頂部に位置する部位がベアリング１の全表面に
亘って移動される。この場合、転がし装置４には、公知
の鋼球全面回転装置が用いられる。
は、テーパ状の支持ローラ５、５が相互に逆回転されて
ボールベアリング１が水平軸および垂直軸回りに接触回
転され、頂部に位置する部位がベアリング１の全表面に
亘って移動される。この場合、転がし装置４には、公知
の鋼球全面回転装置が用いられる。
【００１１】かかるベアリング１の頂部には、Ａｒガス
レーザ発生装置６からのレーザＬがミラー７で反射され
て照射される。なお、上記ミラー７の角度は、ボールベ
アリング１の位置は転がし装置４が作動されても動かな
いので、固定でよい。この状態で、転がし装置４を作動
させれば、レーザＬの照射部位が相対的にベアリング１
の表面全周に亘って移動することになる。
レーザ発生装置６からのレーザＬがミラー７で反射され
て照射される。なお、上記ミラー７の角度は、ボールベ
アリング１の位置は転がし装置４が作動されても動かな
いので、固定でよい。この状態で、転がし装置４を作動
させれば、レーザＬの照射部位が相対的にベアリング１
の表面全周に亘って移動することになる。
【００１２】かかるベアリング１の表面の反射状態を取
り込むために、転がし装置４の上方にはＣＣＤカメラ８
が固設されている。ＣＣＤカメラ８に取り込まれた反射
情報は、アンプ９を介して増幅された後に画像処理装置
１０に送られ、ベアリング１の傷の有無が判断される。
り込むために、転がし装置４の上方にはＣＣＤカメラ８
が固設されている。ＣＣＤカメラ８に取り込まれた反射
情報は、アンプ９を介して増幅された後に画像処理装置
１０に送られ、ベアリング１の傷の有無が判断される。
【００１３】すなわち、ベアリング１の表面に傷があれ
ば、その部分が影になって反射が暗くなるので、転がし
装置４によってベアリング１を回転させながらその全表
面をＣＣＤカメラ８でスキャンしてその反射情報を積算
し、予め設定された敷居値を越える影情報があったなら
ベアリング１に傷があると不合格判定し、さもなければ
傷がないと合格判定する。
ば、その部分が影になって反射が暗くなるので、転がし
装置４によってベアリング１を回転させながらその全表
面をＣＣＤカメラ８でスキャンしてその反射情報を積算
し、予め設定された敷居値を越える影情報があったなら
ベアリング１に傷があると不合格判定し、さもなければ
傷がないと合格判定する。
【００１４】この際、上記敷居値は、予め傷のない合格
品のベアリング１と傷のある不合格品のベアリング１と
をそれぞれ転がし装置４に載せて上述のようにＣＣＤカ
メラ８でスキャンしてそれらのパターンを記憶してお
き、それらスキャンパターンを比較して設定される。よ
って、こうして設定された敷居値を越える影情報があれ
ば、傷のある不合格品のベアリング１と判定されること
になり、判定の精度が高まる。
品のベアリング１と傷のある不合格品のベアリング１と
をそれぞれ転がし装置４に載せて上述のようにＣＣＤカ
メラ８でスキャンしてそれらのパターンを記憶してお
き、それらスキャンパターンを比較して設定される。よ
って、こうして設定された敷居値を越える影情報があれ
ば、傷のある不合格品のベアリング１と判定されること
になり、判定の精度が高まる。
【００１５】なお、スキャン時の転がし装置４の作動時
間によっては、転がし装置４がベアリング１の全表面を
１周ではなくそれ以上回転させてしまい、ＣＣＤカメラ
８によるスキャンがベアリング１の表面の同じ箇所を重
複してなされることが考えられるが、この場合も問題は
ない。
間によっては、転がし装置４がベアリング１の全表面を
１周ではなくそれ以上回転させてしまい、ＣＣＤカメラ
８によるスキャンがベアリング１の表面の同じ箇所を重
複してなされることが考えられるが、この場合も問題は
ない。
【００１６】何故なら、傷がなければ影情報はＣＣＤカ
メラ８に取り込まれず、傷があればその影情報が少なく
とも１回はＣＣＤカメラ８に取り込まれるからである。
よって、転がし装置４の作動時間は、ベアリング１が少
なくとも１周以上回転する十分な安全率を考慮して設定
される。
メラ８に取り込まれず、傷があればその影情報が少なく
とも１回はＣＣＤカメラ８に取り込まれるからである。
よって、転がし装置４の作動時間は、ベアリング１が少
なくとも１周以上回転する十分な安全率を考慮して設定
される。
【００１７】その後、合格判定または不合格判定された
ベアリング１は、転がし装置４から図示しないエジェク
トピン等によって通路１１に排出されて下方に導かれ、
合否判定に応じて開閉されるゲートを介して合格品ケー
ス１２または不合格品ケース１３に収容される。
ベアリング１は、転がし装置４から図示しないエジェク
トピン等によって通路１１に排出されて下方に導かれ、
合否判定に応じて開閉されるゲートを介して合格品ケー
ス１２または不合格品ケース１３に収容される。
【００１８】こうして、１個のベアリング１の検査が終
了したら、すなわち、転がし装置４からベアリング１が
排出されたら、貯蓄ケース２のゲートが開いて次のベア
リング１が転がし装置４に載せられ、上述と同様の自動
検査が行われる。
了したら、すなわち、転がし装置４からベアリング１が
排出されたら、貯蓄ケース２のゲートが開いて次のベア
リング１が転がし装置４に載せられ、上述と同様の自動
検査が行われる。
【００１９】以上の検査によれば、熟練作業者の技能に
たよらずに自動的に機械判定してベアリング１の合否判
断を行っているので、検査の信頼性が向上すると共に、
省人化を図ることができる。
たよらずに自動的に機械判定してベアリング１の合否判
断を行っているので、検査の信頼性が向上すると共に、
省人化を図ることができる。
【００２０】なお、ニードルベアリング１を検査すると
きには、転がし装置４の円柱状の支持ローラ５、５を同
方向に回転させてニードルベアリング１を水平軸回りに
回転させつつ、ミラー７の角度をその反射光がニードル
ベアリング１の頂部に沿って移動するように変更し、そ
の影情報をＣＣＤカメラ８で取り込むようにすればよ
い。
きには、転がし装置４の円柱状の支持ローラ５、５を同
方向に回転させてニードルベアリング１を水平軸回りに
回転させつつ、ミラー７の角度をその反射光がニードル
ベアリング１の頂部に沿って移動するように変更し、そ
の影情報をＣＣＤカメラ８で取り込むようにすればよ
い。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るベアリ
ングの自動検査方法および自動検査装置によれば、検査
の信頼性を向上させることができると共に省人化を図る
ことができる。
ングの自動検査方法および自動検査装置によれば、検査
の信頼性を向上させることができると共に省人化を図る
ことができる。
【図１】本発明の一実施形態を示すベアリングの自動検
査方法の概要図である。
査方法の概要図である。
１ ベアリング ４ 転がし装置 ６ レーザ発生装置 ８ カメラ １０ 画像処理装置 Ｌ レーザ光
Claims (2)
- 【請求項１】 検査すべきベアリングの表面にレーザ光
を照射しながらそのベアリングを回転させて照射部位を
ベアリングの表面全周に亘って移動させつつ、かかるベ
アリングの表面の反射状態をカメラで取り込んで画像処
理を行ってベアリングの傷の有無を検出するようにした
ことを特徴とするベアリングの自動検査方法。 - 【請求項２】 検査すべきベアリングの表面の一部へ向
けてレーザ光を照射するレーザ発生装置と、上記ベアリ
ングを回転させて上記レーザ光の照射部位をベアリング
の表面全周に亘って移動させる転がし装置と、上記ベア
リングの表面の反射状態を取り込んで画像処理を行って
そのベアリングの傷の有無を検出する画像処理装置とを
備えたことを特徴とするベアリングの自動検査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24295997A JPH1183756A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | ベアリングの自動検査方法および自動検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24295997A JPH1183756A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | ベアリングの自動検査方法および自動検査装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1183756A true JPH1183756A (ja) | 1999-03-26 |
Family
ID=17096785
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24295997A Pending JPH1183756A (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | ベアリングの自動検査方法および自動検査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1183756A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011007540A (ja) * | 2009-06-24 | 2011-01-13 | Koyo Mach Ind Co Ltd | 外観検査装置 |
| CN102435435A (zh) * | 2011-09-28 | 2012-05-02 | 哈尔滨电机厂有限责任公司 | 贯流机组分块瓦导轴承试验装置 |
| CN105806228A (zh) * | 2016-04-25 | 2016-07-27 | 电子科技大学中山学院 | 轴承外圈检测方法及设备 |
| CN106239350A (zh) * | 2016-08-30 | 2016-12-21 | 江苏力星通用钢球股份有限公司 | 一种超精机滚子上母线检测装置 |
| CN106290392A (zh) * | 2016-08-05 | 2017-01-04 | 宁波达尔机械科技有限公司 | 一种小微轴承表面凹痕缺陷在线检测方法及其系统 |
| CN111014073A (zh) * | 2019-11-13 | 2020-04-17 | 苏州汉振深目智能科技有限公司 | 一种基于机器视觉的大直径轴承滚子检测设备 |
| JP2023112687A (ja) * | 2022-02-01 | 2023-08-14 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 軸受要素検査システムおよび方法 |
-
1997
- 1997-09-08 JP JP24295997A patent/JPH1183756A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011007540A (ja) * | 2009-06-24 | 2011-01-13 | Koyo Mach Ind Co Ltd | 外観検査装置 |
| CN102435435A (zh) * | 2011-09-28 | 2012-05-02 | 哈尔滨电机厂有限责任公司 | 贯流机组分块瓦导轴承试验装置 |
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| CN106290392A (zh) * | 2016-08-05 | 2017-01-04 | 宁波达尔机械科技有限公司 | 一种小微轴承表面凹痕缺陷在线检测方法及其系统 |
| CN106239350A (zh) * | 2016-08-30 | 2016-12-21 | 江苏力星通用钢球股份有限公司 | 一种超精机滚子上母线检测装置 |
| CN111014073A (zh) * | 2019-11-13 | 2020-04-17 | 苏州汉振深目智能科技有限公司 | 一种基于机器视觉的大直径轴承滚子检测设备 |
| CN111014073B (zh) * | 2019-11-13 | 2021-10-15 | 苏州汉振深目智能科技有限公司 | 一种基于机器视觉的大直径轴承滚子检测设备 |
| JP2023112687A (ja) * | 2022-02-01 | 2023-08-14 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 軸受要素検査システムおよび方法 |
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