JP4387572B2 - 部品認識制御方法及び部品認識制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、フリップチップ用等の極小のバンプを有する電子部品の認識に用いられる部品認識制御方法及び部品認識制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記の如き電子部品には、図4に示すように電子部品本体71の片面に多数の半球状のバンプ73が形成されている。このような電子部品7は被実装用の基板に対し実装されるものであり、その実装に際しては部品収容部から表面実装機上の基板まで、吸着ノズルを備えたマウンタヘッドにより吸着されて移送されるようになっている。この実装に際しては、現在吸着されて基板に実装される予定の電子部品の良否等の判別が、上記マウンタヘッドの吸着ノズルに吸着された状態の電子部品をカメラで撮像し、その撮像した画像の画像認識に基づいて行われている。また、吸着した電子部品を基板上の所定の実装位置に対して精度良く装着するために、部品吸着後で装着前に、吸着ノズルに吸着された電子部品を撮像してその画像認識に基づきノズル中心と電子部品の中心とのずれ量を検出し、そのずれ量に対応して部品装着位置の補正を行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のカメラによる撮像に際し、撮像対象である電子部品のバンプ形成面に対する照明光の入射方向によって撮像される画像が大きく異なり、画像認識が困難になる場合がある。これは、主として、撮像対象となる電子部品7のバンプ形成面72が全体的に鏡面とされ、この鏡面から半球状のバンプ73が突出していることに起因する。
【0004】
すなわち、図5に示すように吸着ノズル8に吸着されて所定位置に位置付けられた電子部品7のバンプ形成面72に対し、その側方に配置された光源20により側方からの照明光を照射するように構成されたものがある(サイド照明方式)。この場合には、バンプ形成面72に側方から光を照射した状態で、バンプ形成面72をこれに相対向するよう下方位置に配置したカメラ5により撮像すると、バンプ形成面72自体に当たる照射光はカメラ位置以外の側方に反射する一方、バンプ73の下半部の半球面に当たった照射光が反射して上記カメラ5に取り込まれることになる。この結果、撮像された画像は図6に示すようにバンプ形成面部分72aが暗くバンプ形成部分73aが丸く光った状態に写るものの、そのバンプ形成部分73aと周囲とのコントラストが不鮮明であり両者の境界は明確とはならない。このため、バンプ73自体の表面はくっきりと鮮明に認識し得るものの、バンプ外縁位置の認識が困難となってバンプ中心位置の割り出しに精度を欠くものとなる。
【0005】
一方、図7に示すように下方位置の光源40からの光をハーフミラー41を介して吸着ノズル8の中心軸方向に照明光を照射するように構成されたものも知られている(同軸照明方式)。この場合には、バンプ形成面72に対し光が下から上向きに照射されるため、各バンプ73の半球面に当たった照射光がカメラ位置以外の側方に反射する一方、バンプ形成面72の鏡面に当たった照射光が反射してカメラに取り込まれることになる。この結果、撮像された画像は図8に示すように各バンプ形成部分73aが真っ黒となりバンプ形成部分73a以外のバンプ形成面部分72aがくっきりと光った状態に写ることになる。この場合、バンプ形成面部分72aとバンプ形成部分73aとのコントラストが強調されて両者の境界位置が明確に認識可能である反面、バンプ形成部分73aの一部もしくは全部にたとえ欠損が存在していても正常なバンプ形成部分73aと同様に暗く写るためバンプ形成部分73aの良否判別に精度を欠くものとなる。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、バンプの有無もしくは良否と、そのバンプの位置検出とを共に精度よく行い得る部品認識制御方法及び部品認識制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、略球状のバンプが片面に形成された電子部品に対しそのバンプ形成面に対向する側に撮像手段を配置し、この撮像手段により撮像した上記バンプ形成面についての画像に基づいて上記電子部品の認識を行う部品認識制御方法を対象として、以下のバンプ判定処理をまず行い、次に、バンプ位置割り出し処理を行う構成としたものである。すなわち、バンプ判定処理として、上記バンプ形成面に対し対向する方向と直交する方向から光を照射した状態で上記撮像手段により上記バンプ形成面についての第1画像を撮像し、この第1画像に基づいてバンプの有無を判定するようにする。そして、バンプ位置割り出し処理として、上記バンプ形成面に対し対向する方向から光を照射した状態で上記撮像手段により上記バンプ形成面についての第2画像を撮像し、この第2画像に基づいて上記バンプの位置を割り出すようにする。このバンプ位置割り出し処理を、バンプ判定処理により所定のバンプが存在すると判定された電子部品に対してのみ行うようにする。
【0008】
この請求項1の部品認識制御方法によれば、バンプ判定処理においてバンプ形成面に対し側方から光が照射された状態、つまりサイド照明方式にてバンプ形成面についての第1画像が撮像される。この場合、第1画像にはバンプが正常な半球面を有するものであればそのバンプが上記サイド照明光を反射して光った状態で表れるため、複数個のバンプの有無が確実に判別・認識し得る上に、その複数個のバンプの一部の表面に欠損があればその部分が薄暗く表れて欠損の存在が確実に判別・認識し得ることになる。次に、バンプ位置割り出し処理において、バンプ形成面に対し相対向する方向に光が照射された状態、つまり同軸照明方式にてバンプ形成面についての第2画像が撮像される。この場合、第2画像にはバンプ部分を除く他のバンプ形成面が上記同軸照明光を反射して光った状態で表れる一方、バンプ部分の特に外縁部が暗く表れるため、バンプの外縁部位置が明確に認識し得ることになる。これにより、バンプの外縁部位置に基づくバンプの中心位置の割り出しが正確に行われることになる。後処理としては、ノズル中心に対する本来のバンプ位置(基準位置)と、上記で割り出したバンプの中心位置との比較により部品装着位置の補正量を割り出せばよい。
【0009】
上記バンプ位置割り出し処理を、バンプ判定処理により所定のバンプが存在すると判定された電子部品に対してのみ行うようにする構成により、バンプ判定処理において、本来存在するはずのバンプがない不良品や、バンプの一部に欠損等のある不良品が除去され、無駄なバンプ位置割り出し処理の実行が回避される。
【0010】
請求項2に係る発明は、略球状のバンプが片面に形成され撮像位置に位置設定された電子部品に対しそのバンプ形成面に対向する側に配設された撮像手段と、上記バンプ形成面に対し対向する方向と直交する方向から光を照射する第1光源と、上記バンプ形成面に対し対向する方向から光を照射する第2光源とを用い、上記撮像手段により撮像した上記バンプ形成面についての画像に基づいて上記電子部品の認識を行う部品認識制御装置を対象として以下の各処理部を備える構成とするものである。すなわち、上記撮像位置に位置設定された電子部品のバンプ形成面に対し上記第1光源から光を照射した状態で上記撮像手段による撮像を行い第1画像を取得する第1撮像処理部と、この第1撮像処理部により取得した第1画像に基づいてバンプの有無を判定するバンプ判定処理部と、上記第1撮像処理部で対象としたものと同じ電子部品のバンプ形成面に対し上記第2光源から光を照射した状態で上記撮像手段による撮像を行い第2画像を取得する第2撮像処理部と、この第2撮像処理部により取得した第2画像に基づいてバンプの位置を割り出すバンプ位置割り出し処理部とを備え、上記第2撮像処理部は、第1判定処理部により所定のバンプが存在すると判定された電子部品に対してのみ処理が実行されるように構成されているものとする。
【0011】
この請求項2の部品認識制御装置によれば、バンプが形成された電子部品について、そのバンプの有無及び良否の判定・認識と、バンプの位置割り出しとが自動的に行われることになる。すなわち、第1撮像処理部により請求項1の場合に説明したサイド照明方式によるバンプ形成面についての第1画像が取得され、この第1画像に基づいてバンプ判定処理部によりバンプの有無等が判定されることになる。この判定処理は第1画像を例えば2値化処理等すればバンプの有無や上記欠損部の存在を容易に認識し得る。なお、グレイ処理を追加することにより、上記欠損部やバンプの表面異常等の存在をより確実に認識し得ることになる。そして、第2撮像処理部により上記の同軸照明方式によるバンプ形成面についての第2画像が取得され、この第2画像に基づいてバンプ位置割り出し処理部によりバンプ位置が割り出されることになる。このバンプ位置の割り出しは、第2画像を例えば2値化処理等してバンプ部分の暗部とバンプ形成面の明部との境界を連続させた円周軌跡からバンプ中心位置を割り出すようにすればよい。なお、このバンプ中心位置が割り出されれば、請求項1の場合と同様にノズル中心に対する本来のバンプ位置(基準位置)と、上記で割り出したバンプの中心位置との比較により部品装着位置の補正量を割り出す補正量演算処理部による処理を実行させればよい。
【0012】
また、上記第2撮像処理部として、第1判定処理部により所定のバンプが存在すると判定された電子部品に対してのみ処理が実行される構成とすることにより、請求項1の場合と同様に不良品に対する無駄な処理の実行が回避されることになる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1は、本発明の実施形態が適用された部品認識装置を示し、2は本発明の第1光源としての上部光源、3は中間部光源、4は本発明の第2光源としての下部光源、5は撮像手段としてのCCDからなるカメラであり、これら光源2〜4及びカメラ5とこれらを収納する後記各ハウジング11〜13等で撮像用ユニット1が構成されている。6は部品認識制御装置を構成するコントローラである。また、7は部品認識対象である電子部品、8はこの電子部品7を吸着して移送及び図示省略の基板に対する実装等を行うためにマウンタヘッドに装備された吸着ノズルである。吸着ノズル8を装備するマウントヘッドは、図示省略の実装機の部品供給部と撮像用ユニット1の配置箇所と基板設置箇所とにわたり移動可能となっている。
【0015】
まず、電子部品7について説明すると、この電子部品(例えばフリップリップ)7は電子部品本体71(図4参照)の片面(バンプ形成面)72に多数の略球状の極小のバンプ(ボールバンプ)73が所定配置で形成されたものである。なお、図4には平面視で4×4の16個のバンプ73が形成された例を示している。そして、この電子部品7が上記バンプ形成面を下向きにした状態でマウンタヘッドの吸着ノズル8に吸着され、部品認識位置(図1の電子部品7の位置)まで移送されてきたものである。上記部品認識位置とは、吸着ノズル8の中心軸とカメラ5の光軸とが同軸上に位置付けられる位置であって、上記上部光源2、中間部光源3及び下部光源4の中心位置に対応する位置である。
【0016】
次に、上記中間部光源3及び下部光源4はそれぞれ上部ハウジング11内に配設され、上記カメラ5は上記上部ハウジング11の下側に結合された下部ハウジング12内に配設されている。この下部ハウジング12が図示省略の表面実装機に対し取り付けられて支持されている。また、上記上部ハウジング11には昇降ハウジング13が上部ハウジング11に対し昇降可能に装着されており、この昇降ハウジング13に上記上部光源2が配設されている。そして、昇降ハウジング13に対し、これを昇降させる駆動手段14が設けられている。
【0017】
上記上部光源2は、平面視で例えば八角形等の多角形の各辺を構成するように配設され、それぞれが上記多角形の中心側に向かうよう真横もくしは微小角度だけ斜め上向きに照明光を照射し得るようにされている。これにより、この上部光源2が点灯された場合には、上記部品認識位置の電子部品7の各バンプ73及びバンプ形成面72に対し側方から照明光が照射されるサイド照明を行うようになっている。なお、このようなサイド照明を行う上で、照明対象である電子部品7に応じて昇降ハウジング13を昇降調整するようになっている。
【0018】
上記中間部光源3は、例えば上記と同様に多角形の各辺を構成するように配置され、点灯された場合には略45度の仰角で上記各バンプ73及びバンプ形成面72に対し斜め下方位置から斜め上方に向かう照明光を照射するようになっている。
【0019】
上記下部光源4は、点灯された場合には横向きに照射した照明光をハーフミラー41により上向きの照明光に変換して、上記各バンプ73及びバンプ形成面72に対し上向きに照明光が照射される同軸照明を行うようになっている。
【0020】
以上の3種類の光源、すなわち、上部光源2、中間部光源3及び下部光源4はそれぞれコントローラ6により点灯・消灯等の作動制御がなされ、撮像処理の種類に応じていずれか1又は2以上の組み合わせで選択的に点灯作動が行われるようになっている。
【0021】
次に、上記各光源2,3,4及びカメラ5を用いた部品認識及びその部品認識に基づく補正等についての制御を説明する。
【0022】
上記コントローラ6は、図2に示すように第1撮像処理部61と、バンプ判定処理部62と、第2撮像処理部63と、バンプ位置割り出し処理部64と、位置補正量演算処理部65と、ヘッド駆動制御部66とを備えている。
【0023】
上記第1撮像処理部61は上記上部光源2によるサイド照明状態で第1画像を撮像し、この第1画像に基づいてバンプ判定処理部62による判定処理が行われる。このバンプ判定処理部62では、上記第1画像に基づきバンプ73の良否、つまり複数あるバンプ73の内の一部のバンプの欠損の有無及び個々のバンプ73自体が正常に形成されているか否かといったバンプ良否の判定が行われる。
【0024】
上記第2撮像処理部63は上記下部光源4による同軸照明状態で第2画像を撮像し、この第2画像に基づいてバンプ位置割り出し処理部64による処理が行われる。そして、バンプ位置割り出し処理部64により割り出されたバンプ位置に基づいて部品装着位置の補正量が位置補正量演算処理部65により演算され、この演算された補正量がヘッド駆動制御部66に出力されるようになっている。補正量としては、直交平面基準軸に対するX軸方向ずれ量(ΔX)及びY軸方向ずれ量(ΔY)と、上記基準軸に対する回転方向ずれ量(Δθ)とからなる。
【0025】
上記ヘッド駆動制御部66は、図示省略の基板に対する上記電子部品7の基準実装位置に対し上記補正量を加味して目標実装位置を設定し、この目標実装位置にマウンタヘッドを移動させるよう、例えば平面方向のX軸駆動モータやY軸駆動モータ等のマウンタヘッド各種駆動部80に対する駆動制御を行うようになっている。なお、60はコントローラ6に接続されたディスプレイである。
【0026】
以下、上記各処理部61〜66の処理を図3のフローチャートに基づいて説明する。
【0027】
まず、マウンタヘッドの吸着ノズル8に吸着された電子部品7が上記部品認識位置に位置付けられたことを確認して(ステップS1)、第1段階として、上部光源2を点灯させて上記電子部品7に対しサイド照明を行う(ステップS2)。このサイド照明状態でカメラ5によりバンプ形成面72及び各バンプ73についての第1画像を撮像して取り込む(ステップS3)。以上のステップS2及びS3が第1画像処理部61により行われる。そして、上記第1画像に基づいてバンプ判定処理部62によりバンプ73の良否についての判定を行う(ステップS4)。
【0028】
この良否の判定は次のようにして行えばよい。すなわち、上記第1画像P1(図6参照)では、バンプ73が存在すれば少なくともそのバンプ部分73aがくっきりと明るく光り、それ以外のバンプ形成面部分72aが暗く影となる。従って、上記第1画像P1を例えば2値化処理すれば、バンプ形成部分73aの存在自体が明らかになる。これにより、多数のバンプ73,73,…の全数が所定通り有るか否かが確実に認識される。そして、もしも個々のバンプ73の一部に欠損等が存在すれば、その部分が影となるため上記2値化処理によってもその一部欠損の存在を認識することが可能になる。なお、上記のバンプ73,73,…の良否の判定はディスプレイ60に表示した第1画像P1に基づいて判定作業者の目視により行ってもよい。
【0029】
このステップS4において今回の認識対象の電子部品7が一部のバンプ73自体の欠損や個々のバンプ73に一部欠損等を有する不良品であると認識判定されれば、その電子部品7を実装ラインから除外する一方(ステップS4で「NO」、S5)、上記電子部品7が不良品ではない良品であれば、上記上部光源2を消灯し下部光源4を点灯させて第2段階の処理に進行する(ステップS4で「YES」、S6)。
【0030】
すなわち、上記下部光源4の点灯により電子部品7に対し同軸照明を行った状態でカメラ5により再度撮像して第2画像を取り込む(ステップS7)。これらステップS6及びS7が第2撮像処理部63を構成する。そして、バンプ位置割り出し処理部64による上記第2画像に基づきバンプ位置の割り出しを行う(ステップS8)。
【0031】
このバンプ位置の割り出しは次のようにして行えばよい。すなわち、上記第2画像P2(図8参照)はバンプ形成部分73a以外のバンプ形成面部分72aからの反射光により画像が構成され、特に各バンプ形成部分73aと周囲のバンプ形成面部分72aとの境界が明暗の強いコントラストで表れる。このため、上記第2画像P2を例えば2値化処理することにより各バンプ形成部分73aの境界円軌跡が明確に得られ、その境界円軌跡の各XY座標位置から各バンプ形成部分73aの中心位置のXY座標値(バンプ位置)の割り出しを行うことができることになる。
【0032】
そして、位置補正量演算処理部65において、割り出された各バンプ位置と、吸着ノズル8の中心軸位置に対する基準の各バンプ位置との比較から、実際に今回吸着されている電子部品7のX軸方向補正量(ΔX)、Y軸方向補正量(ΔY)及び回転方向補正量(Δθ)を演算により割り出す(ステップS9)。
【0033】
以上で今回の電子部品7に対する部品認識が終了し、リターンすることにより次回の電子部品についての部品認識を順に行う。
【0034】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。すなわち、上記実施形態では、第1撮像処理部61では上部光源2によるサイド照明のみを、第2撮像処理部63では下部光源4による同軸照明のみをそれぞれ点灯作動させているが、これに限らず、例えば中間部光源3を同時に点灯作動させて併用させるようにしてもよい。
【0035】
また、カメラ5としては、電子部品7のバンプ形成面72の全体が同じ画角内に入るエリアセンサカメラの他に、上記バンプ形成面72に対し一方向に走査するラインセンサカメラを用いてもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上、説明したように、請求項1もしくは請求項2に係る部品認識制御方法によれば、先ず電子部品のバンプ形成面に対し対向する方向と直交する方向から光を照射した状態で撮像した第1画像に基づいてバンプの有無を判定する処理を行い、次に、バンプ形成面に対し対向する方向から光を照射した状態で撮像した第2画像に基づいて上記バンプの位置を割り出す処理を行うようにしているため、バンプの有無もしくは良否と、そのバンプの位置検出とを共に精度よく行うことができるようになる。
【0037】
特に、請求項2のように、バンプ位置割り出し処理を、バンプ判定処理により所定のバンプが存在すると判定された電子部品に対してのみ行うようにすれば、第1段階でのバンプ判定処理でバンプに欠落や欠損のある不良品を以後の処理対象から除外して部品認識の効率化を図ることができる。
【0038】
また、請求項3もしくは請求項4に係る部品認識制御装置によれば、上記の部品認識制御方法を自動制御により確実に実現させることができ、請求項4にれば上記請求項2の部品認識制御方法を実現させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す断面模式図である。
【図2】図1のコントローラを示すブロック図である。
【図3】コントローラの部品認識の各処理を示すフローチャートである。
【図4】部品認識の対象である電子部品を下面からみた図である。
【図5】サイド照明方式の説明図である。
【図6】サイド照明方式により得られる画像例である。
【図7】同軸照明方式の説明図である。
【図8】同軸照明方式により得られる画像例である。
【符号の説明】
2 上部光源(第1光源)
4 下部光源(第2光源)
5 カメラ(撮像手段)
7 電子部品
61 第1撮像処理部
62 バンプ判定処理部
63 第2撮像処理部
64 バンプ位置割り出し処理部
72 バンプ形成面
73 バンプ
P1 第1画像
P2 第2画像
Claims (2)
- 略球状のバンプが片面に形成された電子部品に対しそのバンプ形成面に対向する側に撮像手段を配置し、この撮像手段により撮像した上記バンプ形成面についての画像に基づいて上記電子部品の認識を行う部品認識制御方法であって、
まず、上記バンプ形成面に対し対向する方向と直交する方向から光を照射した状態で上記撮像手段により上記バンプ形成面についての第1画像を撮像し、この第1画像に基づいてバンプの有無を判定するバンプ判定処理を行い、
次に、上記バンプ形成面に対し対向する方向から光を照射した状態で上記撮像手段により上記バンプ形成面についての第2画像を撮像し、この第2画像に基づいて上記バンプの位置を割り出すバンプ位置割り出し処理を、バンプ判定処理により所定のバンプが存在すると判定された電子部品に対してのみ行うようにすることを特徴とする部品認識制御方法。 - 略球状のバンプが片面に形成され撮像位置に位置設定された電子部品に対しそのバンプ形成面に対向する側に配設された撮像手段と、上記バンプ形成面に対し対向する方向と直交する方向から光を照射する第1光源と、上記バンプ形成面に対し対向する方向から光を照射する第2光源とを用い、上記撮像手段により撮像した上記バンプ形成面についての画像に基づいて上記電子部品の認識を行う部品認識制御装置であって、
上記撮像位置に位置設定された電子部品のバンプ形成面に対し上記第1光源から光を照射した状態で上記撮像手段による撮像を行い第1画像を取得する第1撮像処理部と、
この第1撮像処理部により取得した第1画像に基づいてバンプの有無を判定するバンプ判定処理部と、
上記第1撮像処理部で対象としたものと同じ電子部品のバンプ形成面に対し上記第2光源から光を照射した状態で上記撮像手段による撮像を行い第2画像を取得する第2撮像処理部と、
この第2撮像処理部により取得した第2画像に基づいてバンプの位置を割り出すバンプ位置割り出し処理部と
を備え、
上記第2撮像処理部は、第1判定処理部により所定のバンプが存在すると判定された電子部品に対してのみ処理が実行されるように構成されていることを特徴とする部品認識制御装置。
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