JPH10339613A - ワイヤボンディングにおけるボンディング点の検査方法 - Google Patents

ワイヤボンディングにおけるボンディング点の検査方法

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JPH10339613A
JPH10339613A JP9151786A JP15178697A JPH10339613A JP H10339613 A JPH10339613 A JP H10339613A JP 9151786 A JP9151786 A JP 9151786A JP 15178697 A JP15178697 A JP 15178697A JP H10339613 A JPH10339613 A JP H10339613A
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edge
bonding
point
ball
wire
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JP9151786A
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Hirofumi Matsuzaki
浩文 松崎
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
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    • H01L2224/80Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画面上でボールや圧痕の位置や大きさを安定
して検出できるワイヤボンディングにおけるボンディン
グ点の検査方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 チップ4上の1stボンディング点20
を撮像した画面上でボールのエッジをサーチする工程に
おいて、ボールからワイヤ6が延出する方向の所定角度
範囲をエッジをサーチする範囲から予め除外する。これ
によりノイズデータが除去され、ボールの位置と大きさ
を安定して検出することができる。また、基板2上の2
ndボンディング30点を撮像して求めたキャピラリツ
ールの圧痕の縁部のエッジ点からキャピラリツールの近
似円を求める工程において、検出された部分円弧に基づ
いて近似円を求める。これにより圧痕が明瞭に検出され
ない場合でも圧痕の位置や大きさを推定することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チップと基板を接
続するワイヤボンディングにおけるボンディング点の検
査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】チップと、チップが搭載されたリードフ
レームやプリント基板などの基板をワイヤで接続するワ
イヤボンディングは、次のようにして行われる。まず、
キャピラリツールの下端部から下方へ導出されたワイヤ
の下端部とトーチとの間で電気的にスパークを発生さ
せ、ワイヤの下端部にボールを形成した後、キャピラリ
ツールを下降させてボールを基板に搭載されたチップの
上面にボンディングする(以下、「1stボンディン
グ」という)。次いで、キャピラリツールを一旦上方に
移動させた後に、キャピラリツールの下端部を所定の軌
跡を描かせながら基板のパッドに向かって下降させワイ
ヤを基板にボンディングする(以下、「2ndボンディ
ング」という)。そしてワイヤボンディング後には、チ
ップやワイヤを保護するため、樹脂封止が行われる。
【0003】この樹脂封止に先立って、ワイヤボンディ
ングの状態を確認するための検査が行われ、正常なワイ
ヤボンディングが行われているか否かが検査される。こ
の検査では、1stボンディング点については、ボンデ
ィングされたボールの大きさおよび位置が、また2nd
ボンディング点では、パッド上に印されたキャピラリツ
ールの圧痕の位置および大きさが検査における検出対象
となる。これらを検出することにより、ボンディングが
正常に行われたか否かを検査できるとともに、ボンディ
ング圧力やボンディング位置など、ボンディング装置の
ボンディング条件の設定に何らかの異常があるか否かを
推定することができる。
【0004】ところで、ボールやキャピラリツールの圧
痕の位置や大きさを検出する方法として、画像認識によ
る方法が知られている。この方法は、ボンディング点を
カメラで撮像し、得られた画面上でボールや圧痕のエッ
ジをサーチし、サーチの結果得られたエッジ点を円近似
することにより、ボールや圧痕の位置と大きさを求める
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1st
ボンディング点においては、ボールよりワイヤが延出し
ており、ボールはワイヤで部分的に隠されているため、
この部分では上方から撮像した画面上でボールのエッジ
を検出することができない。また、2ndボンディング
点においては、圧痕は画面上で明瞭に認識できない場合
が多く、エッジは部分的にしか検出できない。このよう
に、ボンディング点の画像認識による検査では、ボール
や圧痕の位置や大きさを安定して検出することが困難で
あるという問題点があった。
【0006】そこで本発明は、上記問題点を解消し、画
面上でボールや圧痕の位置や大きさを安定して検出でき
るワイヤボンディングにおけるボンディング点の検査方
法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のワイヤボ
ンデイングにおけるボンディング点の検査方法は、チッ
プのパッドのボンディング点をカメラにより撮像し、撮
像結果を画像データとして画像記憶部に記憶させる第1
工程と、前記ボンディング点の画像を示す画面上で予め
設定された起点からボールのエッジをサーチしてエッジ
上のエッジ点を検出する第2工程と、このエッジ点から
ボールの近似円を求める第3工程と、求められた近似円
の中心位置および直径をボールの位置および大きさとし
て出力する第4工程とを含み、ボールのエッジをサーチ
する前記第2工程において、ボールからワイヤが延出す
る方向の所定角度範囲をエッジをサーチする範囲から予
め除外するようにした。
【0008】また、請求項2記載のワイヤボンデイング
におけるボンディング点の検査方法は、基板のパッドの
ボンディング点をカメラにより撮像し、撮像結果を画像
データとして画像記憶部に記憶させる第1工程と、前記
ボンディング点の画像を示す画面上で予め設定された起
点からパッド面のキャピラリツールの圧痕の縁部をサー
チして縁部のエッジ点を検出する第2工程と、このエッ
ジ点から圧痕の近似円を求める第3工程と、求められた
近似円の中心位置および直径を圧痕の位置および大きさ
として出力する第4工程とを含み、圧痕の近似円を求め
る前記第3工程において、検出されたエッジ点から成る
部分円弧に基づいて近似円を求めるようにした。
【0009】
【発明の実施の形態】請求項1記載のワイヤボンディン
グにおけるボンディング点の検査方法によれば、チップ
のパッドのボンディング点を撮像した画面上でボールの
エッジをサーチする第2工程において、ボールからワイ
ヤが延出する方向の所定角度範囲をエッジをサーチする
範囲から予め除外することにより、ボールの位置と大き
さを安定して検出することができる。
【0010】また、請求項2記載のワイヤボンディング
におけるボンディング点の検査方法によれば、基板のパ
ッドのボンディング点を撮像して求めたキャピラリツー
ルの圧痕の縁部のエッジ点から圧痕の近似円を求める第
3工程において、検出されたエッジ点から成る部分円弧
に基づいて近似円を求めることにより、圧痕が明瞭に検
出されない場合でも圧痕の位置や大きさを推定すること
ができる。
【0011】次に、本発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施の形態のワイヤボン
ディングにおけるボンディング点の検査装置の構成を示
すブロック図、図2は同ワイヤボンディングが行われる
基板の平面図、図3(a)は同1stボンディング点の
拡大側面図、図3(b)は同1stボンディング点の部
分拡大画像図、図4(a)、(b)は同1stボンディ
ング点の部分拡大画像図、図5は同2ndボンディング
点の拡大側面図、図6、図7は同2ndボンディング点
の部分拡大画像図である。
【0012】まず、図1を参照してワイヤボンディング
におけるボンディング点の検査装置の構成を説明する。
図1において、ステージ1上には基板2が載置されてい
る。基板2上にはチップ4が搭載されている。基板2の
パッド3とチップ4のパッド5はワイヤ6によって接続
されている。ステージ1の上方にはXテーブル9及びY
テーブル10より成る可動テーブル11が配設されてい
る。可動テーブル11にはカメラ8が装着されている。
カメラ8は可動テーブル11によりX方向やY方向に水
平移動し、チップ4と基板2を接続するワイヤ6を撮像
する。カメラ8の下方には照明部7が装着されている。
照明部7は撮像時に基板2やチップ4を上方より照明す
る。
【0013】カメラ8にはAD変換部12が接続されて
いる。AD変換部12はカメラ8に取り込まれた撮像デ
ータを画像データにAD変換する。画像記憶部13はA
D変換された画像データを記憶する。検査処理部14は
ボンディング点の画像データに基づき、ボールやキャピ
ラリツールの圧痕のエッジのサーチや、求められたエッ
ジ点の近似円演算などの処理を行う。記憶部15は、ボ
ンディング座標データ、ワイヤサイズなどワイヤボンデ
ィング時に使用したデータ及び検出されたデータや判定
値などを記憶する。表示部16は検査画面を表示するモ
ニタである。
【0014】次に、図2を参照してワイヤボンディング
点について説明する。図2において、基板2上には、チ
ップ4が搭載されている。チップ4の上面には縁部に沿
って多数のパッド5形成されている。また、基板2上に
はチップ4のそれぞれのパッド5に対応した位置にパッ
ド3が形成されている。チップ4のパッド5と基板2の
パッド3を接続するようにワイヤ6が放射状にボンディ
ングされている。チップ4のパッド5のボンディング点
は1stボンディング点20であり、基板2のパッド3
のボンディング点は2ndボンディング点30である。
【0015】このワイヤボンディングにおけるボンディ
ング点の検査装置は上記のような構成より成り、以下ボ
ンディング点の検査方法について各図を参照して説明す
る。まず、図1に示すようにチップ4が搭載された基板
2がステージ1上に載置される。次に可動テーブル11
を駆動してカメラ8を検査対象である各ボンディング点
20、30の上方に移動させ、照明部を点灯してカメラ
8により各ボンディング点20、30を撮像する。撮像
されたデータはAD変換部12を経て画像記憶部13に
送られ、画像データとして記憶される。この画像データ
は、検査処理部14に送られ、以下に説明する各ボンデ
ィング点の画像データの検査処理が行われる。
【0016】次に、図3、図4を参照して1stボンデ
ィング点20の検査について説明する。図3(a)は、
カメラ8にて1stボンディング点20を撮像する際の
状態を示している。下向きの矢印aは照明光の入射方向
を、上向きの矢印bは反射光の反射方向を示している。
パッド5の表面に入射する光は上方に反射し、ワイヤ6
やボール6aに入射する光は斜め方向に反射するため、
カメラ8によって上方から撮像された画像データ上で
は、パッド5とワイヤ6およびボール6aは輝度が異な
る。したがって、画像データを2値化処理することによ
り、図3(b)に示すように、パッド3面を明像としワ
イヤ6とボール6aの部分を暗像とする画像を得ること
ができる。
【0017】このようにして得られた画像データよりボ
ール6aの位置と大きさを求める方法について図4を参
照して説明する。図4(a)において、6a’はボンデ
ィング座標データ上でボール6aがパッド5上に存在す
べき位置を示しており、P1はその中心を示す。また矢
印cはワイヤボンディング後にワイヤ6がボール6aか
ら延出する方向を平面上に投射して示している。
【0018】この画面上において、ボンディング座標デ
ータ上のボール6aの中心として予め設定されたP1を
起点として放射状にボール6aのエッジをサーチする。
矢印d1,d2・・dnは、エッジのサーチを行う方向
を示している。サーチを行う方向の数は、通常は円周の
分割数にして8分割から32分割の間で設定される。こ
のとき、ワイヤ6の延出方向(矢印c)を中心とした所
定の中心角αの範囲はサーチ範囲から予め除外される。
この中心角αは、ワイヤ6とボール6aの交点を完全に
範囲内に含むように設定される。
【0019】ワイヤ6がボール6aから延出する方向の
ワイヤ幅に相当する範囲では、ボール6aのエッジはワ
イヤ6によって隠れているため上方から撮像した画面上
では検出できず、サーチ時にはワイヤ6のエッジなど、
ボール6a以外のものが検出される。したがって、この
範囲を予めエッジのサーチを行う範囲から除外すること
により、ボール6a以外のノイズデータを減少させるこ
とができる。
【0020】次に、図4(b)で示すように、各方向で
のサーチにより得られたエッジ点E1,E2、・・En
から、ボールのエッジを表す近似円を求める。まず、最
小2乗法により各エッジ点E1,E2、・・Enを近似
する円を求める。この結果に基づき、得られた近似円
と、各エッジ点との距たりを表す偏差を求め、偏差が大
きく近似円から大きくはずれるエッジ点(図4(b)の
E3参照)はノイズデータと見なしてエッジ点から除外
し、残りのエッジ点のみを用いて再び近似円を求める。
ノイズデータとされるエッジ点の数が多く、近似円の再
演算に用いるエッジ点が少ない場合には、サーチ方向の
分割数を増やしてエッジの再サーチを行う。このように
エッジのサーチと近似円演算を繰り返し、得られた近似
円C1とエッジ点との距たりを表す偏差が所定の範囲内
に収まったならば、その近似円C1の直径D1および中
心点P2の位置を、ボール6aの大きさおよび位置とし
て出力する。このように,1stボンディング点20に
おいては、ボール6aからワイヤ6が延出する範囲を予
めボール6aのエッジのサーチ対象から除外することに
より、近似円演算を行う場合のノイズデータを減少さ
せ、検出精度を著しく向上させることができる。
【0021】次に、2ndボンディング点30の検査に
ついて図5〜図7を参照して説明する。まず、図5を参
照して2ndボンディングについて説明する。図5にお
いて、基板2のパッド3の上面にワイヤ6がボンディン
グされている。31a、31b、31cは、ワイヤ6を
ボンディングするキャピラリツールの下端部の動きを動
作の順に従って示したものである。まず31aは、キャ
ピラリツールの下端部がワイヤ6をパッド3の上面に押
しつけ始めたタイミングでのキャピラリツールの下端部
の位置を示している。
【0022】この後、キャピラリツールはワイヤ6をパ
ッドに押しつけながら更に下降するとともにボンディン
グ点へ向かって横移動し、31bの位置を経て最終的に
31cの位置に至り、パッド3の上面に下端部を押しつ
けて凹型形状の圧痕32を形成する。このとき、圧痕3
2の周囲にはキャピラリツールの下端部の形状にならっ
て斜面状の縁部33が形成される。また、ワイヤ6をパ
ッド3の上面に押しつける過程、すなわちキャピラリツ
ールが31aの位置から31bの位置に移動する過程に
おいて、ワイヤ6はキャピラリツールの下端部によって
押しつぶされ、斜面状部6bが形成される。
【0023】また、図5において下向きの矢印eは照明
光の入射方向を、上向きの矢印fは反射光の反射方向を
示している。パッド3の上面に入射する光は上方に反射
し、ワイヤ6やワイヤ6の斜面状部6bおよび圧痕32
の縁部33に入射する光は斜め方向に反射するため、カ
メラ8によって上方から撮像された画面上ではパッド3
とワイヤ6および斜面状部6bおよび縁部33は輝度が
異なる。したがって、画像データを2値化処理すること
により、図6に示すように、パッド3の表面を明像と
し、ワイヤ6、図5に示す斜面状部6bを平面視して三
日月形状となる部分(以下、「クレセント」という)、
および縁部33を暗像とする画像を得ることができる。
【0024】このようにして得られた画像データに基づ
き圧痕32の位置と大きさを求める方法について図6、
図7を参照して説明する。図6において、P3はボンデ
ィング座標データ上での圧痕32の中心点、すなわちキ
ャピラリツールの下端部がパッド3に着地するときのキ
ャピラリツールの中心位置である。したがって、P3は
この画像において既知の点であり、画像データに基づき
縁部33をサーチする際の起点として予め設定すること
ができる。本実施の形態では、図6に示すように、P3
を起点として放射状に縁部33のエッジをサーチする。
矢印g1,g2・・gnは、縁部33のサーチを行う方
向を示しており、サーチを行う方向の数は、通常は円周
の分割数にして8分割から32分割の間で設定される。
矢印g1,g2・・gnの延長線上の点F1、F2、F
3、・・Fnは、サーチにより検出されたエッジ点を示
している。
【0025】2ndボンディング点30においては、縁
部33は画像上では明瞭な円弧として検出されない場合
が多く、図6に示すように不明瞭部分が途切れた部分円
弧となる。この結果、得られるエッジ点の数が少なく、
また多くのノイズデータを含んだものとなる。例えば図
6の矢印g5方向やg7方向では縁部33は明瞭な円弧
として存在しないためエッジが検出されず、得られるエ
ッジ点のデータ数がその分だけ少なくなる。また矢印g
5方向では、縁部33のエッジが検出されず矢印g5の
延長線上にあるクレセント6cの境界線上にF5が誤っ
てエッジ点として検出されている。このように、2nd
ボンディング点30においては、エッジ点として得られ
るデータが少ないとともに、ノイズデータを含む可能性
が大きい。したがって、検出された少ないエッジ点を有
効に利用し、かつノイズデータを極力排除してより適切
な位置検出処理を行う必要がある。
【0026】そこで、縁部33から検出されたエッジ点
より成る部分円弧に基づいて近似円を演算する方法につ
いて説明する。この方法は、図7で示すように、各方向
でのサーチにより得られたエッジ点F1,F2、・・F
nから、圧痕32のエッジを表す近似円C2を求めるも
のである。このとき、F5のように誤って検出されたノ
イズデータも含まれている。まず、最小2乗法により各
エッジ点F1,F2、・・Fnを近似する円を求める。
この結果に基づき、得られた近似円C2と、各エッジ点
との距たりを表す偏差を求め、偏差が大きく近似円C2
から大きくはずれるエッジ点(F5参照)はノイズデー
タと見なしてエッジ点から除外する。
【0027】次いで残りのエッジ点から再び最小2乗法
により近似円C2を求める。ノイズデータとされるエッ
ジ点の数が多く、最小2乗法による近似の対象となるエ
ッジ点が少ない場合には、サーチ方向の分割数を増やし
た上で、エッジの再サーチを行う。このようにエッジの
サーチと近似円演算を繰り返し、得られた近似円C2と
エッジ点との偏差が所定の範囲内に収まったならば、そ
の近似円C2の直径D2および中心点P4の位置を、圧
痕32の大きさおよび位置として出力する。
【0028】このようにして画像認識により、1stボ
ンディング点20におけるボール6aの大きさや位置、
2ndボンディング点30におけるキャピラリツールの
圧痕32の大きさや位置を検出することにより、ワイヤ
ボンディングが正常に行われたか否かを作業性よく高速
度でしかも高い信頼性を以て検査することができる。
【0029】また、これらの検出対象を連続して検出
し、検出結果を標準データと比較して検出データの傾向
を判断することにより、ボンディング圧力やボンディン
グ位置など、ワイヤボンディング装置のボンディング条
件の設定に何らかの異常があるか否かを推定することが
できる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、チップのパッドのボン
ディング点を撮像した画面上でボールのエッジをサーチ
する第2工程において、ボールからワイヤが延出する方
向の所定角度範囲をエッジをサーチする範囲から予め除
外するようにしたので、ノイズデータが除去され、ボー
ルの大きさや位置を安定して検出することができ、した
がって、従来目視で行っていたワイヤボンディング後の
検査を、作業性よく高速度でしかも高い信頼性を以て行
うことができる。また、基板のパッドのボンディング点
を撮像して求めたキャピラリツールの圧痕の縁部のエッ
ジ点からキャピラリツールの近似円を求める第3工程に
おいて、検出されたエッジ点から成る部分円弧に基づい
て近似円を求めるようにしたので、圧痕が明瞭に検出さ
れない場合でも圧痕の位置や大きさを推定することがで
き、これらの検出結果をボンディング装置のボンディン
グ条件の異常を推定するデータとして用いることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のワイヤボンディングに
おけるボンディング点の検査装置の構成を示すブロック
【図2】本発明の一実施の形態のワイヤボンディングが
行われる基板の平面図
【図3】(a)本発明の一実施の形態の1stボンディ
ング点の拡大側面図 (b)本発明の一実施の形態の1stボンディング点の
部分拡大画像図
【図4】(a)本発明の一実施の形態の1stボンディ
ング点の部分拡大画像図 (b)本発明の一実施の形態の1stボンディング点の
部分拡大画像図
【図5】本発明の一実施の形態の2ndボンディング点
の拡大側面図
【図6】本発明の一実施の形態の2ndボンディング点
の部分拡大画像図
【図7】本発明の一実施の形態の2ndボンディング点
の部分拡大画像図
【符号の説明】
2 基板 3 パッド 4 チップ 5 パッド 6 ワイヤ 6a ボール 7 照明部 8 カメラ 11 可動テーブル 13 画像記憶部 14 検査処理部 15 記憶部 16 表示部 20 1stボンディング点 30 2ndボンディング点 31a,31b、31c キャピラリツール 32 圧痕 33 縁部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チップのパッドのボンディング点をカメラ
    により撮像し、撮像結果を画像データとして画像記憶部
    に記憶させる第1工程と、前記ボンディング点の画像を
    示す画面上で予め設定された起点からボールのエッジを
    サーチしてエッジ上のエッジ点を検出する第2工程と、
    このエッジ点からボールの近似円を求める第3工程と、
    求められた近似円の中心位置および直径をボールの位置
    および大きさとして出力する第4工程とを含み、ボール
    のエッジをサーチする前記第2工程において、ボールか
    らワイヤが延出する方向の所定角度範囲をエッジをサー
    チする範囲から予め除外することを特徴とするワイヤボ
    ンディングにおけるボンディング点の検査方法。
  2. 【請求項2】基板のパッドのボンディング点をカメラに
    より撮像し、撮像結果を画像データとして画像記憶部に
    記憶させる第1工程と、前記ボンディング点の画像を示
    す画面上で予め設定された起点からパッド面のキャピラ
    リツールの圧痕の縁部をサーチして縁部のエッジ点を検
    出する第2工程と、このエッジ点から圧痕の近似円を求
    める第3工程と、求められた近似円の中心位置および直
    径を圧痕の位置および大きさとして出力する第4工程と
    を含み、圧痕の近似円を求める前記第3工程において、
    検出されたエッジ点から成る部分円弧に基づいて近似円
    を求めることを特徴とするワイヤボンディングにおける
    ボンディング点の検査方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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