JP2002340515A - 回転角度検出装置 - Google Patents

回転角度検出装置

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JP2002340515A JP2001150508A JP2001150508A JP2002340515A JP 2002340515 A JP2002340515 A JP 2002340515A JP 2001150508 A JP2001150508 A JP 2001150508A JP 2001150508 A JP2001150508 A JP 2001150508A JP 2002340515 A JP2002340515 A JP 2002340515A
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清孝 笹之内
Koji Miike
幸司 御池
Masaharu Ushihara
正晴 牛原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車の車体制御システムなどに用いられる
多回転のハンドルの回転角度検出装置において、簡単な
組込み調整で、温度補正することもなく簡単な計算処理
で、多回転する回転体の絶対回転角度を大きな誤差なく
検出することを目的とする。 【解決手段】 第1の回転体1が回転すると第2の回転
体2と第3の回転体7が回転し、それぞれに組み込まれ
ている磁石が回転し、検出手段3,5を貫く磁界の方向
が変化し、出力が変化し、その出力をマイクロコンピュ
ータ21で計算処理し第1の回転体1の回転角度を検出
するときに、それぞれの検出手段の信号の感度を記憶
し、電源投入毎に補正を行うことにより検出誤差をなく
すことができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車体制御
システムなどに用いられる多回転のハンドルの回転角度
検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用ハンドルなどのように1
回転以上に有限で回転する回転体の回転角度を検出する
検出装置として、特表平11−500828号公報に開
示されている回転体における角度測定装置が知られてい
る。この装置においては、位相差を有する2つの回転体
の角度から回転角度を検出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
装置においては、歯車のがたつきなどにより2つの歯車
の角度がそれぞれずれた場合、特に装置の動作開始時に
大きな測定誤差が発生する可能性があり、また回転角度
を算出するにあたり、複雑な計算処理を必要としてい
た。
【0004】本発明はこの課題を解決するためのもので
あり、大きな誤差を発生することなく、また簡単な計算
処理で多回転する回転体の回転角度を高分解能で検出で
き、回転体や検出手段の異常検出もでき、温度特性の優
れた高信頼性の回転角度検出装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、多回転可能な歯車を持った第1の回転体と、
前記第1の回転体の歯車に接続され第1の回転体より高
速に回転する第2の回転体と、前記第2の回転体の回転
角度を検出する第1の検出手段と、前記第2の回転体に
接続され前記第1の回転体より低速で回転する第3の回
転体と、前記第3の回転体の回転角を検出する第2の検
出手段とを備え、第1、第2の検出手段により前記第1
の回転体の回転角度を検出することを特徴とする回転角
度検出装置としたものであり、多回転可能な回転体を大
きな誤差の発生無く回転角度を算出できるという作用を
有する。
【0006】本発明の請求項2に記載の発明は、多回転
可能な歯車を持った第1の回転体と、前記歯車に接続さ
れ前記第1の回転体より低速で回転する第3の回転体
と、前記第3の回転体の回転角を検出する第2の検出手
段と、前記第1の回転体の歯車に接続され第1の回転体
より高速に回転する第2の回転体と、前記第2の回転体
の回転角度を検出する第1の検出手段とを備え、前記第
1の検出手段と前記第2の検出手段より前記第1の回転
体の回転角度を検出することを特徴とする回転角度検出
装置であり、請求項1と同様の作用を有する。
【0007】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1又は2に記載の発明において、前記第1の検出手段と
第2の検出手段が異方性磁気検出素子であり、各異方性
磁気検出素子が前記第2、第3の回転体に結合された磁
石を走査し、各磁石の形状が磁極方向よりもこれと垂直
に交わる方向の長さを長くしたことを特徴とする回転角
度検出装置としたものであり、上述の異方性磁気検出素
子と上述の磁石との相対位置が若干ずれても大きな角度
検出誤差を発生することなく、回転体の回転角度を検出
することができるという作用を有する。
【0008】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1又は2記載の発明において、前記第1の検出手段と第
2の検出手段が異方性磁気検出素子であり、各異方性磁
気検出素子が前記第2、第3の回転体に結合された磁石
を走査し、各磁石に磁極方向と垂直に交わる方向にヨー
クを設置したものであり、請求項3と同様の作用を有す
る。
【0009】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
3又は4記載の発明において、前記第1、第2、第3の
回転体とを組込み後、前記各異方性磁気検出素子から出
力されるsin信号とcos信号の感度を記憶する不揮
発性のメモリを有し、電源投入時毎に前記メモリに記憶
した各感度にて上述sin信号とcos信号の補正を行
うものであり、上述した各異方性磁気検出素子或いは各
信号の増幅部の感度ばらつきによる角度検出誤差を発生
することなく回転体の回転角度を検出することができる
という作用を有する。
【0010】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
5に記載の発明において、前記各異方性磁気検出素子の
感度を記憶するときに感度が規定値内であるかを確認す
る手段を有することを特徴とする回転角度検出装置とし
たものであり、前記各異方性磁気検出素子の感度のばら
つきなどにより誤った信号が入力されても除去すること
ができるという作用を有する。
【0011】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
5又は6記載の発明において、前記各異方性磁気検出素
子の感度を記憶するときに信号出力の振幅の中心が規定
値内であるかを確認する手段を有することを特徴とする
回転角度検出装置としたものであり、前記各異方性磁気
検出素子の特性のばらつきなどにより誤った信号が入力
されても除去することができるという作用を有する。
【0012】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
5〜7記載の発明において、前記各異方性磁気検出素子
の感度を記憶するときに前記sin信号とcos信号を
複数回数検出する手段を有する回転角度検出装置とした
ものであり、ノイズなどによりsin信号、cos信号
に異常があった場合でも検出誤差を小さくすることがで
きるという作用を有する。
【0013】本発明の請求項9に記載の発明は、請求項
5〜8に記載の発明において、前記各異方性磁気検出素
子の任意の特定位置を判断する手段を有し、その位置で
のsin信号、cos信号の値を記憶し、特定位置から
の絶対角度を検出することを特徴とする回転角度検出装
置としたものであり、一定回転範囲内での絶対回転角度
の検出ができるという作用を有する。
【0014】本発明の請求項10に記載の発明は、請求
項9記載の発明において、前記各異方性磁気検出素子の
特定位置を判断する手段の電気信号入力を外部への信号
出力との場合により入出力を切り替え、同じ入出力線か
ら入力することを特徴とする回転角度検出装置としたも
のであり、外部への信号入出力線を少なくできるという
作用を有する。
【0015】本発明の請求項11に記載の発明は、請求
項9又は10記載の発明において、前記特定位置を判断
する手段に誤入力があったとき誤入力であることを判断
する手段を有する回転角度検出装置としたものであり、
ノイズ等により誤った電気信号があったとき誤入力と判
断し誤動作を起こさないという作用を有する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図9を用いて説明する。
【0017】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1における回転角度検出装置を示す平面図であり、図
2はその正面図、図3はその側面図、図4〜図6は第
1、第2の検出手段の構成斜視図であり、図7は同回転
角度検出装置のブロック図であり、図8は第1、第2の
検出手段3,5、図9は第1の検出手段3の出力信号を
示す波形図である。図10は第1または第2の検出手段
の回転角度に対する出力信号を示す波形図である。
【0018】図1〜図3において、1は外周に歯車がつ
いた第1の回転体、2は外周に歯車がついた第2の回転
体、3は第2の回転体2とともに回転する第2の回転体
2の中央部に組み込まれた磁石4の磁界方向を検出する
第1の検出手段(異方性磁気検出素子)、5は第3の回
転体7の中央部に組み込まれた第3の回転体7とともに
回転する第3の回転体7の中央部に組み込まれた磁石6
の磁界方向を検出する第2の検出手段(異方性磁気検出
素子)、8は第2の回転体2に固定されたウォームギヤ
9を有する軸であり、ケース10に設けられた軸受け1
2,13により位置規制されている。ウォームギヤ9は
軸8に固定されており、第3の回転体7の外周に切られ
たホイールギヤと連結されている。第3の回転体7はケ
ース10に設けられた軸受け11により位置規制されて
いる。
【0019】第1の回転体1の歯車は第2の回転体2の
歯車と連結されており、第2の回転体2は第1の回転体
1が回転すると各歯車の歯数の比による増速比で回転す
る。第3の回転体7のホイールギヤはウォームギヤ9と
連結されており、第2の回転体2が回転すると軸8、ウ
ォームギヤ9が回転しウォームとホイールの減速比で回
転する。
【0020】図7において、21はマイクロコンピュー
タ(演算回路部)であり、第1の検出手段3と第2の検
出手段5にAMP(増幅器)20a〜20dを介して接
続されており、それぞれの出力信号をマイクロコンピュ
ータ21へ入力して回転角度を演算し、その結果をシリ
アル信号として送信する。また、マイクロコンピュータ
21には前記第1、第2の検出手段3,5としての各異
方性磁気検出素子から出力されるsin信号とcos信
号の感度等を記憶する不揮発性のメモリ(EEPRO
M)22が接続されている。
【0021】次に、以上の構成により回転体の回転角度
検出の方法について説明する。図1〜図3において、第
1の回転体1が回転したとき、その外周にある歯車と第
2の回転体2の外周にある歯車によって第2の回転体2
を回転させる。第1の回転体1の歯車の歯数をa、第2
の回転体2の歯車の歯数をb、ウォームギヤ9と第3の
回転体7の外周に切られたホイールギヤとの減速比をc
とすると、第2の回転体2は第1の回転体1に対してa
/b倍の速さで回転する。第2の回転体2は軸8を回転
させ、ウォームギヤ9も同等の速さで回転する。次にウ
ォームギヤ9は第3の回転体7を回転させ、第3の回転
体7はウォームギヤ9に対してc倍の速さで回転する。
【0022】一方、回転数で見ると、第1の回転体1が
1回転すると第2の回転体2はa/b回転し、第3の回
転体7は(a/b)*c回転する。また、この際、歯車
の歯数をa,b及び減速比cを適切に選択することによ
り、第3の回転体7は第1の回転体1よりも十分低速回
転し、第2の回転体2は第1の回転体1よりも十分高速
回転する。第1の検出手段3は第2の回転体2に組み込
まれている磁石4の真下に配置されているため、第2の
回転体2が回転すると第1の検出手段3を貫く磁界の方
向が変化し、出力が変化する。同様に第2の検出手段5
も第3の回転体7が回転すると検出手段5を貫く磁界の
方向が変化し、出力は変化する。
【0023】さらに、第1の検出手段3と第2の検出手
段5の出力を演算回路部21(マイクロコンピュータ)
内のA/Dコンバータを介して入力する。第2の回転体
2が初期位置から何回転目であるかという粗い絶対角度
検出を第2の検出手段5の出力から、第1の回転体1の
回転角度の細かい絶対角度検出を第1の検出手段3の出
力から演算する。
【0024】図4、図5、図6でもって、第1、第2の
検出手段3,5について説明する。図4は第1の検出手
段3と第2の回転体2に組み込まれている磁石4及び第
2の検出手段5と第3の回転体7に組み込まれている磁
石6を拡大したものである。前記第1の検出手段3と第
2の検出手段5が異方性磁気検出素子であり、各異方性
磁気検出素子が前記第2、第3の回転体に固定された磁
石4,6を走査する。
【0025】図4では各磁石4,6の形状が磁極方向の
長さ15よりも、これと垂直に交わる方向の長さ14が
短いが、図5に示す各磁石4,6の形状は磁極方向の長
さ17よりもこれと垂直に交わる方向の長さ16を長く
して第2、第3の回転体2,7に固定し、各異方性磁気
検出素子3,5上の磁界方向の平行度及び磁界強度を高
めて磁界方向の検出精度を高める。又図6に示すように
各磁石4,6に磁極方向と垂直に交わる方向の長さが長
くなるようにヨーク18,19を取付けて第2、第3の
回転体2,7に固定する。
【0026】次に前記異方性磁気検出素子3,5及び増
幅部20a〜20dの感度バラツキを抑え、装置動作時
の回転検出誤差発生を防止する方法について説明する。
【0027】図1〜図3において、第2の回転体2が回
転すると磁石6も回転する。この磁石6の回転と共に磁
界方向も回転し、この磁界方向を第1の検出手段(異方
性磁気検出素子)3で検出する。第1の検出手段(異方
性磁気検出素子)3からはこの磁界方向の回転角に対し
てsin信号24とcos信号23を出力する。図8に
これらの出力信号を示す。x軸に第1の回転体1の回転
角をとってそれぞれの信号を示している。これらの信号
は図8(a)に示すようにマイクロコンピュータ(演算
回路部)21に入力され、sin信号24とcos信号
23よりtan信号25を算出する。図8(a),
(b)に示すように第2の回転体2は第1の回転体1に
対して増速されているので第1の検出手段3の信号周期
は短くなっており、逆に第3の回転体7は第1の回転体
1に対して減速されているので第2の検出手段5の信号
周期は長くなっている。しかし、図9に示すようにsi
n信号レベル27とcos信号レベル26が素子や増幅
部の感度バラツキにより微妙に異なると、算出されたt
an信号25の精度が落ちてくる。そこで、図7に示す
スイッチ28をONして感度記憶モードにした時のみ、
第2の回転体2及び第3の回転体7を180deg以上
回転するように第1の回転体1を回転させ、sin信号
24とcos信号23の最大、最小レベルを算出し、そ
れぞれの信号レベル(感度)を不揮発性のメモリ(EE
PROM)22に記憶する。次にスイッチ28をOFF
して舵角値を算出する時には記憶した感度によりsin
信号24とcos信号23の最大、最小レベルが一致す
るように調整してtan信号25を算出して舵角値を求
める。
【0028】また、図10の第1または第2の検出手段
(異方性磁気検出素子)の出力の最大値、最小値が28
や29のように基準範囲に無い場合、温度特性などによ
って出力が変化しなかったり、必要な分解能が得られな
いことが発生する。そこで、出力が30のように基準範
囲内に最大値、最小値があることを比較確認する手段
(図示しない)で確認することにより誤出力の防止が可
能になる。なお、第1または第2の検出手段(異方性磁
気検出素子)の出力の振幅中心を比較確認する手段(図
示しない)で確認することにより特性ばらつきによる誤
出力の防止が可能になる。さらに、このとき複数回ずつ
入力を行い、平均値を取る、もしくは最大値、最小値を
除いた平均値を取るなどすればより高い精度で誤出力の
防止が可能となる。
【0029】また、任意の特定位置での第1の検出手段
3、第2の検出手段5の出力を記憶することにより任意
の特定位置からの絶対角度の検出も可能となる。また、
このとき、図11の特定位置決定用信号線31のように
電気信号で特定位置であることの信号を送れば、機械的
な動作無しで特定位置の確定ができる。さらに、電気信
号を複数回読み込みチェックする、または、シリアル信
号などで送るようにすれば、ノイズなどにより誤った信
号が入った場合に除去することができる。なお、特定位
置決定用信号線31は信号出力線32と入出力を切り替
えて、同じ端子を使っても同様の効果が得られる。
【0030】なお、第1の実施の形態においては第1の
回転体1に対して増速結合した第2の回転体2に第3の
回転体7を減速結合し、第2の回転体2および第3の回
転体7の回転検出を第1、第2の検出手段3,5により
行うことにより、第1の回転体1の絶対舵角を検出した
が、他に第1の回転体1に対して減速結合した第3の回
転体7と、その減速結合系列以外に第1の回転体1に対
して増速結合した第2の回転体2を有し、それらの第
1、第2の回転体2を第1、第2の検出手段35より、
第1の回転体1の絶対舵角を接触するようにしてもよい
ことはいうまでもない。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、少ない部
品点数で大きな誤差を発生することなく、また簡単な計
算処理で温度補正することもなく多回転する回転体の絶
対回転角度を精度よく検出することができる回転角度検
出装置を実現できるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による回転角度検出
装置の平面図
【図2】その正面図
【図3】その側面図
【図4】同装置における検出手段の構成斜視図
【図5】同装置における検出手段の他の例を示す構成斜
視図
【図6】同装置における検出手段の他の例を示す構成斜
視図
【図7】同装置を示すブロック図
【図8】同装置における第1の回転体の回転角度に対す
る第1、第2の検出手段の出力信号を示す波形図
【図9】同じく第2の回転体の回転角度に対する第1の
検出手段の出力信号を示す波形図
【図10】同じく第1または第2の検出手段の回転角度
に対する出力信号を示す波形図
【図11】本発明の回転角度検出装置の他の事例を示す
ブロック図
【符号の説明】
1 第1の回転体 2 第2の回転体 3 第1の検出手段 4 磁石 5 第2の検出手段 6 磁石 7 第3の回転体 8 軸 9 ウォームギヤ 10 ケース 11 軸受け 12 軸受け 13 軸受け 14 磁石の磁極方向と垂直に交わる方向の長さ 15 磁石の磁極方向の長さ 16 磁石の磁極方向と垂直に交わる方向の長さ 17 磁石の磁極方向の長さ 18 ヨーク 19 ヨーク 20a〜20d 増幅部 21 マイクロコンピュータ 22 EEPROM 23 cos信号 24 sin信号 25 tan信号 26 cos信号レベル 27 sin信号レベル 28 検出手段の出力 29 検出手段の出力 30 検出手段の出力 31 特定位置決定用信号線 32 信号出力線
フロントページの続き (72)発明者 牛原 正晴 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2F063 AA35 BA02 BC06 CA08 CB04 DA01 DA05 DB07 DC08 GA52 KA03 LA19 NA06 2F077 AA11 AA25 CC10 JJ10 JJ23 NN18 PP15 QQ05 TT06 TT32 TT42 TT61 TT66 UU11

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多回転可能な歯車を持った第1の回転体
    と、前記第1の回転体の歯車に接続され第1の回転体よ
    り高速に回転する第2の回転体と、前記第2の回転体の
    回転角度を検出する第1の検出手段と、前記第2の回転
    体に接続され前記第1の回転体より低速で回転する第3
    の回転体と、前記第3の回転体の回転角を検出する第2
    の検出手段とを備え、第1、第2の検出手段により前記
    第1の回転体の回転角度を検出することを特徴とする回
    転角度検出装置。
  2. 【請求項2】 多回転可能な歯車を持った第1の回転体
    と、前記歯車に接続され前記第1の回転体より低速で回
    転する第3の回転体と、前記第3の回転体の回転角を検
    出する第2の検出手段と、前記第1の回転体の歯車に接
    続され第1の回転体より高速に回転する第2の回転体
    と、前記第2の回転体の回転角度を検出する第1の検出
    手段とを備え、前記第1の検出手段と前記第2の検出手
    段より前記第1の回転体の回転角度を検出することを特
    徴とする回転角度検出装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の検出手段と第2の検出手段が
    異方性磁気検出素子であり、各異方性磁気検出素子が前
    記第2、第3の回転体に結合された磁石を走査し、各磁
    石の形状が磁極方向よりもこれと垂直に交わる方向の長
    さを長くしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の
    回転角度検出装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の検出手段と第2の検出手段が
    異方性磁気検出素子であり、各異方性磁気検出素子が前
    記第2、第3の回転体に結合された磁石を走査し、各磁
    石に磁極方向と垂直に交わる方向にヨークを設置したこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の回転角度検出装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2、第3の回転体とを組込
    み後、前記各異方性磁気検出素子から出力されるsin
    信号とcos信号の感度を記憶する不揮発性のメモリを
    有し、電源投入時毎に前記メモリに記憶した各感度にて
    前記sin信号とcos信号の補正を行うことを特徴と
    する請求項3又は4に記載の回転角度検出装置。
  6. 【請求項6】 前記各異方性磁気検出素子の感度を記憶
    するときに感度が規定値内であるかを確認する手段を有
    することを特徴とする請求項5に記載の回転角度検出装
    置。
  7. 【請求項7】 前記各異方性磁気検出素子の感度を記憶
    するときに信号出力の振幅の中心が規定値内であるかを
    確認する手段を有することを特徴とする請求項5又は6
    に記載の回転角度検出装置。
  8. 【請求項8】 前記各異方性磁気検出素子の感度を記憶
    するときに前記sin信号とcos信号を複数回数検出
    する手段を有することを特徴とする請求項5,6,7の
    いずれか1項に記載の回転角度検出装置。
  9. 【請求項9】 前記各異方性磁気検出素子の任意の特定
    位置を判断する手段を有し、その位置でのsin信号、
    cos信号の値を記憶し、特定位置からの絶対角度を検
    出することを特徴とする請求項5,6,7,8のいずれ
    か1項に記載の回転角度検出装置。
  10. 【請求項10】 前記各異方性磁気検出素子の特定位置
    を判断する手段の電気信号入力を外部への信号出力との
    場合により入出力を切り替え、同じ入出力線から入力す
    ることを特徴とする請求項9に記載の回転角度検出装
    置。
  11. 【請求項11】 前記特定位置を判断する手段に誤入力
    があったとき誤入力であることを判断する手段を有する
    請求項9又は10に記載の回転角度検出装置。
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