JP2002340388A - 除湿運転機能を有する空気調和機 - Google Patents

除湿運転機能を有する空気調和機

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JP2002340388A JP2001149525A JP2001149525A JP2002340388A JP 2002340388 A JP2002340388 A JP 2002340388A JP 2001149525 A JP2001149525 A JP 2001149525A JP 2001149525 A JP2001149525 A JP 2001149525A JP 2002340388 A JP2002340388 A JP 2002340388A
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evaporator
full
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drain tank
frost
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Yoshihiro Nomura
好弘 野村
Yoshihiko Maeda
好彦 前田
Hideyuki Sasao
英亨 笹尾
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排水タンク満水時において除霜運転が不要な
場合には、無駄な除霜運転を廃止して報知時間を早めた
除湿運転機能を有する空気調和機を提供すること。 【解決手段】 満水検知装置により排水タンクの満水状
態が検知された場合において、判別装置により蒸発器の
着霜有りと判断された場合には、除霜完了までの期間、
蒸発器を除霜する除霜装置を作動させるとともに報知装
置の作動を遅延させ、判別装置により蒸発器の着霜無し
と判断された場合には、蒸発器を除霜する除霜装置を作
動させることなく直ちに報知装置を作動させるように制
御する制御装置を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、除湿運転機能を有
する空気調和機に関し、より具体的には、除湿運転機能
を有する空気調和機における排水タンクの満水報知装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】除湿運転機能を有する空気調和機は、一
般的に除湿能力を大きくするために蒸発器における蒸発
温度を0℃以下としている。このため、蒸発器で空気中
の水分を除去する定常運転時においては、空気から除湿
した水分が霜状態となって蒸発器に付着する状態とな
る。また、このような定常運転を長時間継続している
と、蒸発器に付着する霜の量が多くなり、蒸発器の熱交
換率が低下するため、蒸発器にホットガスを流すなどの
除霜運転が定期的行われている。したがって、空気中か
ら除湿された水分は、この除霜運転において蒸発器から
融解し、蒸発器の下部に設けられている水受け皿に滴下
し、さらに、この水受け皿から下方の排水タンクに流れ
落ちるように構成されている。このようにして除湿運転
を継続していると、排水タンク内の除湿水が増加し、満
水になる。
【0003】従来の除湿運転機能を有する空気調和機で
は、排水タンクが満水になったとき除湿運転を休止する
とともに、報知装置が作動して排水タンクが満水になっ
たことを使用者に知らせるように構成されている。しか
し、この場合、満水直後に報知すると、使用者が直ちに
排水タンクを空気調和機本体から取り出すことになる。
そして、取り外した排水タンクが直ちに機内に戻されな
い場合は、定常運転により蒸発器に付着していた霜が融
解し、大量の水が受け皿に連続的に滴下される。このた
め、水受け皿から排水タンクが取り外された機内底面に
水が流れ始め、底面から空気調和機が設置されている床
面へ水漏れを発生させる。
【0004】そこで、従来の除湿運転機能を有する空気
調和機では、排水タンクが満水になったとき、直ちに報
知するのではなく、一定時間、蒸発器に付着している霜
を融解するため除霜運転を行ってから報知するように
し、このような水漏れ事故を防止するようにしていた。
【0005】なお、除霜方法としては、圧縮機も、室内
ファンも運転せずに単に一定時間運転を停止させてお
き、自然循環により室内空気を機内に循環させ、自然循
環する室内空気と霜とを熱交換させる「オフサイクル方
式」、室内ファンのみの運転により室内空気を機内に強
制循環させ、強制循環する室内空気と霜とを積極的に熱
交換させる「送風方式」、室内ファンの運転を停止し、
圧縮機を運転して、圧縮機の吐出ガスを直接蒸発器に流
すことにより、このホットガスの熱により霜を融解させ
る「ホットガス方式」とが知られている
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、排水タンク
が満水になったとき、定常運転により蒸発器に霜が付着
している場合と、除霜運転直後のように蒸発器に霜が付
着していないで、霜の融解した後の水が付着している程
度の場合とがある。蒸発器に霜が付着している場合は、
霜が溶け出すことにより大量の水が発生するので、除霜
運転により蒸発器に付着している霜を溶かしてから報知
するようにしないと、上述のような問題が発生する。し
かし、蒸発器に霜が付着していないで、霜の融解した後
の水が付着している程度の場合には、蒸発器から滴下す
る水の量は少量であるので、水受け皿の排水口が水受け
皿の受け面から多少の段差が上方向についている場合は
水受け皿から下方に水の流れる虞がないか、または、少
なくとも水受け皿から下方に流下する水の量が少量であ
って空気調和器の設置されている床面を濡らせるような
心配がない。したがって、排水タンク満水時に蒸発器に
霜が付着していない場合には、上記のような除霜運転は
不要である。
【0007】しかしながら、上記従来のものにおいて
は、排水タンクが満水になったとき、排水タンク満水時
に蒸発器に霜が付着しているか否かに関係なく、必ず除
霜運転が行われていた。つまり、排水タンク満水時に蒸
発器に霜が付着していない場合であっても、除霜運転が
行われていた。このため、次ぎのような不都合があっ
た。
【0008】この場合の除霜運転が上記オフサイクル方
式の場合は、除霜能力が低いため、除霜運転時間として
長い時間が予定されているのが一般的である。このた
め、不要な除霜運転を行うと、不要な長時間の待ち時間
が発生し、報知時間が遅れる。
【0009】また、上記送風方式の場合は、上記オフサ
イクル方式より除霜能力が大きくなるとはいうものの、
積極的に加熱しないのでかなりの時間を要することにつ
いては同じことである。したがって、この場合も上記オ
フサイクル方式と同様に不要な長時間の待ち時間が発生
し、報知時間が遅れる。また、ファンを運転するため、
無駄なエネルギの消費が行われる。
【0010】また、上記ホットガス方式は、他の方式に
比し除霜能力は大きくなるので待ち時間も短くてよい
が、蒸発器に霜が付着していないときにこのようなホッ
トガスサイクルで圧縮機を駆動すると、蒸発器に流され
たホットガスが殆ど冷却されずに圧縮機に戻ることにな
るので、圧縮機吸入ガスの過熱度が大きくなり、圧縮機
吐出ガスの過熱度も大きくなり過ぎ、圧縮機のモータが
焼けるなどの危険がある。また、前記他の方式に比し待
ち時間が短くなるとはいえ、報知時間が遅れることに変
わりはない。
【0011】本発明は、このような従来技術に存在する
問題点に着目してなされたものである。その目的とする
ところは、排水タンク満水時において除霜運転が不要な
場合には、無駄な除霜運転を廃止して報知時間を早めた
除湿運転機能を有する空気調和機を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る除湿運転機能を有する空気調和機は、
空気を冷却除湿する蒸発器と、蒸発器により除湿された
水を貯留する排水タンクと、排水タンクの満水状態を検
知する満水検知装置と、満水検知装置により排水タンク
の満水状態が検知されたときに蒸発器の着霜有無を判別
する判別装置と、排水タンクの満水状態を報知する報知
装置と、前記判別装置により蒸発器に着霜有りと判断さ
れた場合には、除湿運転を停止させるとともに、蒸発器
を除霜する除霜装置を作動させて除霜完了までの期間前
記報知装置の作動を遅延させ、前記判別装置により蒸発
器の着霜無しと判断された場合には、除湿運転を停止さ
せるとともに、蒸発器を除霜する除霜装置を作動させる
ことなく直ちに前記報知装置を作動させるように制御す
る制御装置とを備えたものである。このように構成する
ことにより、排水タンクの満水状態が検知されたとき、
除霜運転の要否に基づき、不要な除霜運転を省略し、満
水報知をより早く行うことができる。
【0013】前記判別装置は、排水タンクが満水状態に
なったときの蒸発器の着霜の有無を、蒸発器の温度が所
定値以下であるか否かにより行うものとしてもよい。こ
のようにすれば、蒸発器の着霜の有無を正確に判別する
ことができるので、より厳格に不要な除霜運転を省略
し、より早く満水報知を行うことができる。
【0014】また、前記判別装置は、排水タンクが満水
状態になったときの蒸発器の着霜の有無を、除湿運転時
間と室温から判別するようにしてもよい。このようにす
れば、格別に部品を用いることなく蒸発器の着霜の有無
を判断することができる。
【0015】また、前記制御装置は、前記除霜完了まで
の期間を、蒸発器の温度が所定値以上となるまでの期間
としてもよい。このようにすれば、除霜完了時期を正確
に判断することができる。
【0016】また、前記制御装置は、前記除霜完了まで
の期間を、所定時間経過するまでの期間とするようにし
てもよい。このようにすれば、格別の部品を用いること
なく除霜完了時期を判断することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)本実施の形態
は、この発明を空気調和機としての除湿機に具体化した
ものであって、以下図図面に基づき説明する。まず、図
1〜図4に基づきこの除湿機の構造について説明する。
なお、図1は本実施の形態に係る空気調和機としての除
湿機の側断面図であり、図2は図1記載の除湿機の、前
吹出し状態の吹出ルーバ部の拡大図であり、図3は図1
記載の除湿機の、背面斜め吹出し状態の吹出ルーバ部の
拡大図であり、図4は図1に記載の除湿機の正面図であ
る。
【0018】この除湿機は、本体1の内部が仕切り板2
により上下に2分割されている。そして、上部スペース
には、蒸発器3、凝縮器4、ファンモータ5aを備えた
ファン5等が収納されている。仕切り板2は、蒸発器3
から滴下する除湿水を受ける水受け皿を兼用するもの
で、後部側に排水口2aが設けられている。また、下部
スペースには、仕切り板2の排水口2aから流出する除
湿水を貯留する排水タンク6、圧縮機7等が収納されて
いる。
【0019】本体1の背面上部にはフィルタ10を備え
た吸気口11が形成されている。また、本体1の上面か
ら前面にかけて、前ルーバ13、中央ルーバ14、後ル
ーバ15からなる吹出ルーバ16を備えた吹出口17が
形成されている。この吹出ルーバ16は、図1では閉鎖
した状態で示されているが、図示しないステッピングモ
ータにより、図2に示す前吹出しから図3に示す背面側
斜め吹出しまでの範囲で、任意の方向に吹出方向を変更
できるように構成されている。また、本体1の前面上方
には操作パネル20が設けられている。
【0020】操作パネル20は、図4に示されるよう
に、右側に電源スイッチ21が配置され、中央部には運
転状態、例えば定常運転状態、除霜運転状態、排水タン
ク内の除湿水貯留状態、室内空気の温度、湿度などを表
示する表示部22が配置され、左側には、運転モード切
換スイッチ23、満水報知ランプ24等が配置されてい
る、
【0021】また、排水タンク6上部前方には、スイッ
チ機構本体31、スイッチレバー32、フロート33、
フロートレバー39、突出部39a等からなる満水検知
装置30が配設されている(図1参照)。スイッチ機構
本体31は排水タンク上部前方に配置されている。スイ
ッチレバー32は、スイッチ機構本体31に回動自在に
軸支され、スイッチ機構本体31aと排水タンク6との
間に配設されている。フロートレバー39は、排水タン
ク6の上部に回動自在に軸支されている。突出部39a
はフロートレバー39の軸支側に対して反対側に形成さ
れている。
【0022】排水タンク6が満水状態になるまでは、ス
イッチレバー32は、フロートレバー39に形成された
突出部39aによって押し込まれ、スイッチ機構31の
ボタン31aを押圧して電気回路を閉じた状態(すなわ
ち除湿機を作動する状態)にしている。しかし、排水タ
ンク6が満水状態になったときは、フロート39の突出
部39aがスイッチレバー32の上方に外れ、スイッチ
レバー32が揺動して電気回路を開の状態(すなわち除
湿機を作動させない状態)にしている。
【0023】次ぎに、この除湿機の冷媒回路について図
5に基づき説明する。この図に示すように、圧縮機7、
凝縮器4、膨張装置としてのキャピラリ−チューブ8、
蒸発器3が順次接続され、さらに、圧縮機7の吐出側と
蒸発器3の入口側との間に、電磁弁9を備えたホットガ
スバイパス回路9aが介装されている。
【0024】この除湿機の除湿作用は、電源スイッチ2
1が投入され、圧縮機7およびファン5が駆動されるこ
とにより行われる。圧縮機7が駆動されると、圧縮機7
から吐出された冷媒は、図5における実線矢印のように
循環し、凝縮器4で、吸気口11から吸入され蒸発器3
を経て機内を循環する室内空気を加熱しながら凝縮液化
する。凝縮液化した液冷媒はキャピラリーチュ−ブ8で
減圧され、蒸発器3で、吸気口11から吸入された室内
空気を冷却減湿しながら気化し、低圧ガス冷媒となって
圧縮機7に吸入される。除湿運転における定常運転中は
このサイクルを繰り返す。なお、この定常運転において
は、電磁弁9が閉鎖されている。
【0025】除湿運転における定常運転が継続される
と、蒸発器3には霜が付着し始める。この霜の量が一定
値以上になると、蒸発器3の熱交換能力が低下し、圧縮
機7の吸入圧力が低下して除湿能力が低下する。これを
防止するため、図示しない着霜検知器が作動し、電磁弁
9を開とし、図5における点線矢印のように、圧縮機7
の吐出ガスを蒸発器3の入口に直接循環させる除霜運転
が行われる。これにより蒸発器3が加熱され、蒸発器3
に付着していた霜を融解させ、水の状態で仕切り板2上
に滴下させる。なお、蒸発器3の除霜が完了すると、再
び電磁弁9を閉とし、実線矢印のように冷媒を流通させ
る定常運転に戻される。
【0026】一方、吸気口11から吸入された室内空気
は、上記のように蒸発器3で冷却減湿され、凝縮器4で
レヒートされることにより、除湿された空気となる。そ
して、吹出口17から吹き出される。また、この除湿作
用により蒸発器3で減湿された空気中の水分は、一旦は
蒸発器3の熱交換表面(フィンおよび熱交換チューブの
表面)に霜となって付着するが、前述のように、除霜運
転により仕切り板2上に水の状態となって滴下する。こ
の除湿水は排水口2aから下方の排水タンク6内に流下
し、貯留される。したがって、排水タンク6内に貯留さ
れる除湿水の量は、除湿運転時間の経過につれ次第に増
加する。そして、排水タンク6が満水になったときは、
前述の満水検知装置30が作動し、除湿運転を停止し、
以下に記す満水報知制御が行われる。
【0027】次に、実施の形態1に係る制御構成を示す
ブロック図について、図6に基づき説明する。制御装置
としてのCPU41の入力ポートには、電源スイッチ2
1、運転モード切換スイッチ23等からなる操作装置4
2、室内空気の温度を検出する室内温度センサ43、蒸
発器3の温度を検知する蒸発器温度センサ44、満水検
知装置30等が接続されている。また、CPU31の出
力ポートには、圧縮機7を駆動するための圧縮機駆動回
路47、ファン5を駆動するためのファン駆動回路4
8、電磁弁9を開閉するための電磁弁駆動回路49、表
示部に運転状態や排水タンク6内の除湿水貯留状態を表
示する表示回路50、および、排水タンク6の満水状態
を報知するための満水報知ランプ24、図示しない満水
報知ブザーなどからなる満水報知装置51が接続されて
いる。
【0028】次に、CPU31によるこの報知制御動作
を図7のフローチャートに基づき説明する。電源スイッ
チが投入されており(ステップS1)、満水検知装置3
0により排水タンク6の満水状態が検知されると(ステ
ップS2)、まず蒸発器温度センサ44により蒸発器3
の温度が検出される。蒸発器3の温度が一定温度以下で
あるか否か判断される(ステップS3)。この一定温度
を例えば0℃とすると、0℃以下の場合には、蒸発器3
は着霜していると考えられる。逆に0℃以上であれば着
霜の虞がないと考えられる。このような着霜の虞がない
状態は、例えば除霜運転完了後間もないような場合であ
る。
【0029】ステップS3で蒸発器3の温度が一定温度
以下であると判断されたときは、蒸発器3に着いている
霜を融解させるために、ファンモータ5aを停止し、圧
縮機7を駆動し、電磁弁9を開とすることにより、圧縮
機吐出ガスを直接蒸発器3に流通させる(ステップS
4)。これは前述の所謂ホットガス方式の除霜法であ
る。そして、所定時間経過すると(ステップS5)除霜
完了と判断されるので、ここで除霜運転を停止して、満
水報知ランプ24を点灯し、警報ブザーを発音させる
(ステップS7)。また、ステップS3で蒸発器3の温
度が一定温度を超えていると判断されたときは、圧縮機
7およびファンモータ5aを停止し、電磁弁9を閉じた
状態として(ステップS6)、上記のように除霜運転を
させることなく直ちにステップS7に進み、満水報知ラ
ンプ24を点灯し、警報ブザーを発音させる。そして、
排水タンク6の除霜水を排水されたことを確認し(ステ
ップS8)、ステップS1に戻り上述の手順を繰り返
す。
【0030】実施の形態1に係る除湿運転機能を有する
空気調和機としての除湿機によれば、満水検知装置30
により排水タンク6の満水状態が検知されたときに、制
御装置としてのCPU31による制御により、蒸発器3
が着霜していると判断されたときには除霜運転完了後に
満水報知をするが、蒸発器3が着霜していないと判断さ
れたときには除霜運転することなく、すなわち、蒸発器
3が着霜していないと判断されたときには、一定時間待
つことなく、直ちに満水報知ランプ24満水報知ブザー
などの満水報知装置51を作動させる。したがって、従
来と比較すると、不要な除霜運転を省略し、満水報知を
より早く行うことができる。
【0031】なお、CPU31によるこの報知制御動作
は、以下に記す各実施の形態のように変更することがで
きる。
【0032】(実施の形態2)実施の形態2に係る報知
制御動作を図8に示す。この図8は、実施の形態1に係
る図7のステップ4をステップ24に変更したものであ
る。すなわち、実施の形態1に係る図7のステップS4
では、ホットガス方式の除霜運転を行っていたが、実施
の形態2では、図8に示すように、排水タンク6の満水
状態が検知され(ステップS3)、蒸発器温度が一定温
度以下であると判断されたとき、圧縮機7を停止すると
ともに電磁弁9を閉とし、ファンモータ5aを駆動して
除霜運転、すなわち送風方式の除霜運転を行う。なお、
この場合ホットガス方式の除霜運転に比し除霜時間が長
くなるので、ステップS5における所定時間は実施の形
態1に比し長く設定する必要がある。
【0033】(実施の形態3)実施の形態3に係る報知
制御動作を図9に示す。この図9は、実施の形態1に係
る図7のステップ4をステップ34に変更したものであ
る。すなわち、実施の形態1に係る図7のステップS4
では、ホットガス方式の除霜運転を行っていたが、実施
の形態3では、図9に示すように、排水タンク6の満水
状態が検知され(ステップS3)、蒸発器温度が一定温
度以下であると判断されたとき、圧縮機7および室内フ
ァン5を停止するとともに電磁弁9を閉として除霜運
転、すなわちオフサイクル方式の除霜運転を行う。な
お、この場合実施の形態1のホットガス方式の除霜運転
および実施の形態2の送風方式の除霜運転に比し除霜時
間が長くなるので、ステップS5における所定時間は実
施の形態1および実施の形態2の場合に比し長く設定す
る必要がある。
【0034】(実施の形態4)実施の形態4に係る報知
制御動作を図10に示す。この図10は、実施の形態1
に係る図7のステップ5をステップ45に変更したもの
である。すなわち、実施の形態1に係る図7のステップ
S5では、除霜運転の終了を、予め設定された所定時間
を経過した否かで間接的に判断していたが、この実施の
形態4では、図10に示すように、蒸発器3の温度が設
定値(例えば1℃)以上となった場合、除霜完了と判断
するものである(ステップS45)。なお、このスッテ
プS45で除霜完了と判断された場合は、除霜運転を停
止して満水報知ランプ24を点灯し、警報ブザーを発音
させる(ステップS7)。また、この場合は、実施の形
態1の場合に比較し、除霜完了をより直接的に判断する
ことができるので、より厳格に不要な除霜運転を省略
し、より早く満水報知を行うことができる。
【0035】(実施の形態5)実施の形態5に係る報知
制御動作を図11に示す。この図11は、実施の形態2
に係る図8のステップ5をステップ55に変更したもの
である。すなわち、実施の形態2に係る図8のステップ
S5では、除霜運転の終了を、予め設定された所定時間
を経過した否かで間接的に判断していたが、この実施の
形態5では、図11に示すように、蒸発器3の温度が設
定値以上となった場合、除霜が完了したと判断するもの
である(ステップS55)。なお、このスッテプS55
は、実施の形態4におけるステップ45と同様のもので
あり、同様の効果を奏する。
【0036】(実施の形態6)実施の形態6に係る報知
制御動作を図12に示す。この図12は、実施の形態3
に係る図9のステップ5をステップ65に変更したもの
である。すなわち、実施の形態3に係る図9のステップ
S5では、除霜運転の終了を、予め設定された所定時間
を経過した否かで間接的に判断していたが、この実施の
形態6では、図12に示すように、蒸発器3の温度が設
定値以上となった場合、除霜が完了したと判断するもの
である(ステップS65)。なお、このスッテプS65
は、実施の形態4におけるステップ45と同様のもので
あり、同様の効果を奏する。
【0037】(実施の形態7)実施の形態7に係る報知
制御動作を図13に示す。この図13は、実施の形態1
に係る図7のステップ3をステップ73に変更したもの
である。すなわち、実施の形態1に係る図7のステップ
S3では、排水タンク6が満水状態になったときの、蒸
発器3の着想の有無を、蒸発器3の温度により判断して
いたが、この実施の形態7では、図13に示すように、
室内温度と除湿運転モードにおける定常運転に入ってか
らの運転時間とから、蒸発器3の着想の有無を判断する
ものである(ステップS73)。この場合は、蒸発器温
度センサ44を用いなくてもよく、装置の簡略化を図る
ことができる。
【0038】(実施の形態8)実施の形態8に係る報知
制御動作を図14に示す。この図14は、実施の形態2
に係る図8のステップ3をステップ83に変更したもの
である。すなわち、実施の形態2に係る図8のステップ
S3では、排水タンク6が満水状態になったときの、蒸
発器3の着想の有無を、蒸発器3の温度により判断して
いたが、この実施の形態8では、図14に示すように、
室内温度と除湿運転モードにおける定常運転に入ってか
らの運転時間とから、蒸発器3の着想の有無を判断する
ものである(ステップS83)。なお、このスッテプS
83は、実施の形態7におけるステップ73と同様のも
のであり、同様の効果を奏する。
【0039】(実施の形態9)実施の形態9に係る報知
制御動作を図15に示す。この図15は、実施の形態3
に係る図9のステップ3をステップ93に変更したもの
である。すなわち、実施の形態3に係る図9のステップ
S3では、排水タンク6が満水状態になったときの、蒸
発器3の着想の有無を、蒸発器3の温度により判断して
いたが、この実施の形態9では、図15に示すように、
室内温度と除湿運転モードにおける定常運転に入ってか
らの運転時間とから、蒸発器3の着想の有無を判断する
ものである(ステップS93)。なお、このスッテプS
93は、実施の形態7におけるステップ73と同様のも
のであり、同様の効果を奏する。
【0040】
【発明の効果】この発明は以上のように構成されている
ため、次のような効果を奏する。請求項1記載の発明に
よれば、満水検知装置により排水タンクの満水状態が検
知された場合、蒸発器が着霜していると判断されたとき
には、除湿運転を停止するとともに除霜運転を行い、除
霜運転完了後に満水報知をするが、蒸発器が着霜してい
ないと判断されたときには、除湿運転を停止するととも
に、除霜運転することなく直ちに満水報知装置を作動さ
せるので、従来と比較すると、不要な除霜運転を省略
し、満水報知をより早く行うことができる。
【0041】また、請求項2記載の発明によれば、排水
タンクが満水状態になったときの蒸発器の着霜の有無
を、蒸発器の温度により行うようにしているので、上記
請求項1の発明の効果に加え、より厳格に不要な除霜運
転を省略し、より早く満水報知を行うことができる。
【0042】また、請求項3記載の発明によれば、排水
タンクが満水状態になったときの蒸発器の着霜の有無
を、除湿運転時間と室温から判別するようにしているの
で、上記請求項1の発明の効果に加え、格別に部品を用
いることなく蒸発器の着霜の有無を判断することができ
る。
【0043】また、請求項4記載の発明によれば、排水
タンク満水検知後の除霜運転の完了を、蒸発器の温度が
所定値以上になったか否かにより判断しているので、上
記請求項1の発明の効果に加え、除霜完了時期をより正
確に判断することができ、より一層厳格に不要な除霜運
転を省略し、より一層早く満水報知を行うことができ
る。
【0044】また、請求項5記載の発明によれば、排水
タンク満水検知後の除霜運転の完了を、所定時間経過し
たか否かにより判断しているので、上記請求項1の発明
の効果に加え、格別の部品を用いることなく除霜完了時
期を判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係る除湿機の側断面図であ
る。
【図2】 実施の形態1に係る除湿機の、前吹出し状態
の吹出ルーバ部の拡大図である。
【図3】 実施の形態1に係る除湿機の、背面斜め吹出
し状態の吹出ルーバ部の拡大図である。
【図4】 実施の形態1に係る除湿機の正面図である。
【図5】 実施の形態1に係る除湿機の冷媒回路図であ
る。
【図6】 実施の形態1に係る除湿機の満水検知制御構
成を示すブロック図である。
【図7】 実施の形態1に係る除湿機の、満水報知制御
動作を示すフローチャートである。
【図8】 実施の形態2に係る除湿機の、満水報知制御
動作を示すフローチャートである。
【図9】 実施の形態3に係る除湿機の、満水報知制御
動作を示すフローチャートである。
【図10】 実施の形態4に係る除湿機の、満水報知制
御動作を示すフローチャートである。
【図11】 実施の形態5に係る除湿機の、満水報知制
御動作を示すフローチャートである。
【図12】 実施の形態6に係る除湿機の、満水報知制
御動作を示すフローチャートである。
【図13】 実施の形態7に係る除湿機の、満水報知制
御動作を示すフローチャートである。
【図14】 実施の形態8に係る除湿機の、満水報知制
御動作を示すフローチャートである。
【図15】 実施の形態9に係る除湿機の、満水報知制
御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 除湿機本体、2 仕切り板、3 蒸発器、4 凝縮
器、5 室内ファン、6 排水タンク、7 圧縮機、9
電磁弁、24 満水報知ランプ、30 満水検知装
置、41 制御装置(CPU)、43 室内温度セン
サ、44 蒸発器温度センサ、47 圧縮機駆動回路、
48 ファン、49 電磁弁駆動回路、50表示回路、
51 満水報知装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F24F 1/02 451 F24F 1/02 451 (72)発明者 笹尾 英亨 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L050 BD05 BE04 BF07 3L060 AA02 CC02 CC08 CC19 DD01 DD06 DD07 EE01 3L061 BC05 BD03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を冷却除湿する蒸発器と、蒸発器に
    より除湿された水を貯留する排水タンクと、排水タンク
    の満水状態を検知する満水検知装置と、満水検知装置に
    より排水タンクの満水状態が検知されたときに蒸発器の
    着霜有無を判別する判別装置と、排水タンクの満水状態
    を報知する報知装置と、前記判別装置により蒸発器に着
    霜有りと判断された場合には、除湿運転を停止させると
    ともに、蒸発器を除霜する除霜装置を作動させて除霜完
    了までの期間前記報知装置の作動を遅延させ、前記判別
    装置により蒸発器の着霜無しと判断された場合には、除
    湿運転を停止させるとともに、蒸発器を除霜する除霜装
    置を作動させることなく直ちに前記報知装置を作動させ
    るように制御する制御装置とを備えたことを特徴とする
    除湿運転機能を有する空気調和機。
  2. 【請求項2】 前記判別装置は、排水タンクが満水状態
    になったときの蒸発器の着霜の有無を、蒸発器の温度が
    所定値以下であるか否かにより行うことを特徴とする請
    求項1記載の除湿運転機能を有する空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記判別装置は、排水タンクが満水状態
    になったときの蒸発器の着霜の有無を、除湿運転時間と
    室温から判別することを特徴とする請求項1記載の除湿
    運転機能を有する空気調和機。
  4. 【請求項4】 前記制御装置は、前記除霜完了までの期
    間を、蒸発器の温度が所定値以上となるまでの期間とす
    ることを特徴とする請求項1記載の除湿運転機能を有す
    る空気調和機。
  5. 【請求項5】 前記制御装置は、前記除霜完了までの期
    間を、所定時間経過するまでの期間とすることを特徴と
    する請求項1記載の除湿運転機能を有する空気調和機。
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