JP2002339338A - 流下物捕捉構造 - Google Patents

流下物捕捉構造

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JP2002339338A JP2001145195A JP2001145195A JP2002339338A JP 2002339338 A JP2002339338 A JP 2002339338A JP 2001145195 A JP2001145195 A JP 2001145195A JP 2001145195 A JP2001145195 A JP 2001145195A JP 2002339338 A JP2002339338 A JP 2002339338A
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宏 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大木や岩石等の流下物を捕捉する捕捉構造
は、外力に対向する手段として剛構造として構造体を構
成するために、コンクリートや鋼材等の重量材料を大量
に使用する必要があり、しかも保守・管理工事が大規模
な工事となる問題がある。 【解決手段】 渓床に配置した剛構造体と少なくとも一
個所に伸縮材を連結した複数本の綱状の張力材を組み合
わせ、その張力材を接地部に固定支持した支持アンカー
に連結し、渓谷間に配置することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土石流、泥流、流
下土砂礫、流木、落石等の土砂捕捉工、河川区間におけ
る流木の捕捉工、火山地域における火砕流、火山泥流、
流下土砂礫等の捕捉工、斜面落石防止工、雪崩防止工そ
れらの区域の緊急対策工および安全管理対策工等に利用
することができる流下物捕捉構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、台風や大雨の水害によって河川
の上流や源流付近で発生した土石流、泥流、流下土砂
礫、流木、落石等(以下流下物という。)により、家
屋、田畑等に土砂災害を与えたり、流下物が流下して橋
脚に衝突して破壊させたり、橋脚間を塞いでそこに作用
する流圧力が過大となって橋を流失させることがある。
また、橋脚間が埋塞されることにより洪水が側岸に溢流
氾濫、道路、人家、田畑等に災害を与えることがある。
【0003】そこで、上流に主としてコンクリートや鋼
鉄によってダム状の種々の形態の重力式土砂等捕捉工を
構築することが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の重力
式土砂等捕捉工は、外力に対抗する手段として剛構造と
して構造体を構成するために、コンクリートや鋼材等の
重量材料を大量に使用する必要がある。そのために、こ
れら構造体の建設費用はそれら重量材料を運搬するため
の工事用道路の建設費や運搬費を含めると膨大な費用と
なり、しかもその施工期間は数年や早くとも数カ月を費
やすことが多く、緊急対策には間に合わない等の問題が
あり、特に火山地域では規模が大きくなるために施設整
備が遅れがちとなる。
【0005】さらに、これら捕捉工には、透過型と不透
過型があるが、いずれにせよその構造体の上流側には土
石流、泥流、流下土砂礫、流木、落石等の流下物が堆積
して所期の目的が達せられなくなった場合は、それら流
下物を取り除くことが必要となるが、一般に不動構造で
あるため、堆積物の除去作業は長時間を要し、経費も高
くなる。また、捕捉工自体の老朽化や劣化に対して補強
工事が必要となるが、それら保守・管理工事が大規模な
工事となる問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、渓床に
配置した剛構造体と少なくとも一個所に伸縮材を連結し
た複数本の綱状の張力材を組み合わせ、その張力材を接
地部に固定支持した支持アンカーに連結して渓谷間に張
設したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。 第1実施の形態例 図1は正面説明図、図2は背面斜視説明図、図3は作用
状態を示す説明図であり、図において、1は基礎、2は
この基礎1の上に所定間隔に配置した剛構造体であり、
コンクリートや鋼製等による管状体もしくは柱状体であ
って断面形状は円形、角形、H形等どのような構造でも
よい。
【0008】また、この剛構造体2は必ずしも直立状態
でなくてもよく、例えば図4に示す如く、上部が川下側
となるような傾斜状態で設置してもよく、この剛構造体
2を後述する如く、支持材によって川上側から引張支持
する場合には川上側に倒れないように川下側に多少傾斜
させておくとよい。この剛構造体2は、その下端の基礎
1との接触部が支点となって頭部が前後方向(川の流れ
と平行の方向)に回動(移動、揺動)できるように設置
してあり、基礎1には剛構造体2の下端が外れないよう
な構造、例えば係止凸部や係止凹部3が形成してある。
この回動できる構造は基礎1に係止凹部3を形成する構
造に限らずどのような構造でもよく、剛構造体の下部に
回動部を形成し、下端を基礎1に固定したような構造で
もよく、要は、剛構造体2の頭部が川下方向に回動可能
であり、上記した如く、剛構造体2が川上側に倒れない
構造であればよい。また、河床の状態によっては必ずし
も基礎1を必要としない場合もある。
【0009】4は上記剛構造体2を川上側から支持する
綱状の支持材であり、渓床に設けたアンカー基礎部5と
剛構造体2を連結している。この支持材4の構造は、例
えば剛構造体2の上部と下部からそれぞれアンカー基礎
部5に対して綱状の張力材6を張設し、その剛構造体2
およびアンカー基礎部5との連結部の少なくとも一方も
しくは途中に伸縮材7を配置した構造である。
【0010】なお、上記支持材4は、上部の張力材6を
渓床に設けたアンカー基礎部5でなく、渓岸に設けたア
ンカー基礎部に連結する構造にしてもよく、さらには、
渓岸間に張った綱状の張力材に連結する構造としてもよ
い。また、渓床の状態や剛構造体2の構造によっては支
持材4を設けなくてもよい。上記各剛構造体2間は複数
の綱状の張力材8からなる水平材9によって連結すると
共にそれによって流下物を捕捉する閉止状態を構成す
る。この閉止状態を構成する水平材9の端部もしくは途
中に伸縮材10を配置して剛構造体2に連結してあり、
必要に応じては上下端の水平材9間に綱状の張力材8か
らなる垂直材11を渡して網状に構成してもよい。これ
ら水平材9、垂直材11の状態は必ずしも両端で強力に
引張しておかなくてもよく、たわませた状態で設けても
よい。
【0011】上記綱状の張力材6、8は金属線、天然繊
維、合成繊維もしくはそれらの組み合わせ等による綱や
索等の微小の伸び能力を有する紐状体であり、例えば図
5に示す如く、金属線、天然繊維もしくは合成繊維を捩
ったロープ12であり、必要に応じて外周をゴム等の耐
磨耗性、耐衝撃性の被覆材13で覆ったもの等である。
【0012】上記伸縮材7、10は、張力材8にかかる
衝撃力や静的荷重のエネルギー吸収力と伸び能力を有す
る構造であればよく、例えば図6に示すような、外筒1
4内にスプリングやゴム等の弾性材15を内蔵させた伸
縮構造や、図7に示す如く、外筒14の内側端部に剛性
体製のストッパを間隔をあけて複数配置し、そのストッ
パの破棄によって衝撃力を吸収するような延伸構造や、
さらには図8に示す如く、外筒14内に液体を入れてお
き、衝撃力が作用すると液体が内部もしくは外部に移動
する構造等弾性力を発生する延伸構造等どのような構造
でもよい。
【0013】17は渓岸や渓床等の接地部であり、この
接地部17と上記剛構造体2間に水平材18が渡してあ
り、この水平材18は上記の水平材9と同様に綱状の張
力材8とその端部もしくは途中に連結した伸縮材10と
によって構成されている。19は水平材18を渓岸や渓
床等の接地部17に支持固定する支持アンカーであり、
上記水平材18の端部に取り付けた伸縮材10が連結さ
れる。なお、支持アンカー19に伸縮材10を取り付
け、その伸縮材10に水平材18を連結するようにして
も全く同様であり、全体として水平材18が支持アンカ
ー19と一体となるように連結されていればどのような
構成でもよい。
【0014】20は水平材18の連結を行うと共に水平
材18に荷重を伝達する垂直材であり、水平材18と同
様に綱状の張力材8とその端部に連結した伸縮材10と
によって構成される。この垂直材20と上記水平材18
とによって網状体21が構成される。これら水平材1
8、垂直材20の状態も上記同様に必ずしも両端で引張
しておかなくてもよく、たわませた状態で設けてもよ
い。
【0015】この垂直材20の下端は必要に応じて支持
アンカー19によって、渓岸や渓床等の接地部17に支
持固定され、上端はいちばん上の水平材18かもしくは
図示しないが水平材18の上方に設けた水平材18と同
様に接地部17と剛構造体2間に渡して水平材18の一
部とした高張力の水平材に支持固定される。なお、この
垂直材20を支持する支持アンカー19は、水平材18
が荷重を支持する主構造体であるのとは異なるために支
持アンカーの支持強度は低くてもよい。また、状況によ
っては支持アンカー19の設置をしないで最下段の水平
材18で固定してもよい。
【0016】この水平材18と垂直材20との交差部は
係止具によって固定し、全体として上記の網状体21が
構成される。なお、上記の構成において、水平材18お
よび垂直材20の伸縮材10は必ず取り付けなければい
けないものではなく、現場の状況や規模によっては組み
合わせなくてもよい。また、支持アンカーの設置間隔は
現場の状況や規模によって決めればよく、その間隔によ
って網状体21の網目の大きさも決まり、それによって
透過させる流下物の大きさを決めることができる。ま
た、支持アンカーの設置間隔を狭く設定しておき、網目
を選択して変えることにより流下物捕捉機能を変更させ
ることができることになる。
【0017】上記の構成において、両渓岸側に形成した
網状体21の水平材18の固定状態は、垂直状態や上方
の水平材18ほど上流側に固定した状態で固定する等現
場の状況に応じて決定される。また、必要に応じて上端
の水平材18に両渓岸もしくは片渓岸から張力材による
補強材を渡して補強してもよい。
【0018】このように下部を支点として回動して傾く
ことができる剛構造体2を水平材9もしくはそれと垂直
材11とによって連結すると共に支持材6によって支持
し、それと網状体21とによって川の断面積を覆うよう
に配置することにより、流下物の衝撃荷重を構造全体の
傾斜および網状体21の伸縮変形によって軽減させて捕
捉することができる。また、剛構造体2の間隔および網
状体21の網目の大きさは任意に設定されるもので、大
きな流下物を捕捉し、通過させてもよい大きさの流下物
のみを流出させることができるように決定される。
【0019】第2実施の形態例 上記第1実施の形態例では、剛構造体を下部を支点とし
て回動可能に設置した構造としたが、剛構造体を自立さ
せて前後方向(川の流れと平行の方向)に移動可能に設
置した構造とすることもできる。本実施の形態例はその
ような構造例である。図9は背面斜視図、図10は作動
状態を示す説明図であり、渓床に所定面積の基礎1を形
成する。この基礎1上に、鉄骨材やPCパネル等を組み
合わせた骨組みや面組みもしくはそれらの組み合わせに
よる通水構造となる剛構造体2を配置し、その剛構造体
2の底面は倒れないで自立できるように縦、横方向に所
定の支持間隔を形成する骨組みの寸法を有しており、骨
組みの各骨間は大きな流下物を捕捉し、通過させてもよ
い大きさの流下物のみを流出させることができる寸法に
してある。
【0020】剛構造体2の形状は図面では大略長方形を
示したが任意であり、湾曲形や三角形等どのような形状
でもよい。組み合わせ構造も図面ではボックス構造を示
したが、トラス構造等剛構造が構成できる構造であれば
どのような構造でもよい。また、剛構造体2の幅は、渓
床幅いっぱいでもよくまたその一部であってもよい。
【0021】4は上記剛構造体2を川上側から支持する
綱状の支持材であり、渓床に設けたアンカー基礎部5と
剛構造体2を連結している。この支持材4の構造は、上
記第1実施の形態例と同様に剛構造体2の上部と下部か
らそれぞれアンカー基礎部5に対して綱状の張力材6を
張設し、その剛構造体2およびアンカー基礎部5との連
結部の少なくとも一方もしくは途中に伸縮材7を配置し
た構造でもよいが、図示する如く、渓岸間に張った綱状
の張力材27に上方の張力材6を連結した構造としても
よい。また、上記支持材4は、上部の張力材6を渓床に
設けたアンカー基礎部5でなく、渓岸に設けたアンカー
基礎部に連結した構造としてもよい。
【0022】17は渓岸や渓床等の接地部であり、この
接地部17と上記剛構造体2間に水平材18が渡してあ
り、この水平材18は上記と同様に綱状の張力材とその
端部もしくは途中に連結した伸縮材10とによって構成
されている。19は水平材18を渓岸や渓床等の接地部
17に支持固定する支持アンカーであり、上記水平材1
8の端部に取り付けた伸縮材10が連結される。なお、
支持アンカー19に伸縮材10を取り付け、その伸縮材
10に水平材18を連結するようにしても全く同様であ
り、全体として水平材18が支持アンカー19と一体と
なるように連結されていればどのような構成でもよい。
【0023】20は上下の水平材18の連結を行うと共
に水平材18に荷重を伝達する垂直材であり、水平材1
8と同様に綱状の張力材8とその端部に連結した伸縮材
10とによって構成される。この垂直材20と上記水平
材18とによって網状体21が構成される。これら水平
材18、垂直材20の状態も上記同様に必ずしも両端で
引張しておかなくてもよく、たわませた状態で設けても
よい。
【0024】この垂直材20の下端は支持アンカー19
によって、渓岸や渓床等の接地部17に支持固定され、
上端はいちばん上の水平材18かもしくは図示しないが
水平材18の上方に設けた水平材18と同様に接地部1
7と剛構造体2間に渡して水平材18の一部とした高張
力の水平材に支持固定される。なお、この垂直材20を
支持する支持アンカー19は、水平材18が荷重を支持
する主構造体であるのとは異なるために支持アンカーの
支持強度は低くてもよい。また、場合によっては設置せ
ずに水平材18に固定してもよい。
【0025】この水平材18と垂直材20との交差部は
係止具によって固定し、全体として上記の網状体21が
構成される。上記綱状の張力材8および伸縮材10は、
上記第1実施の形態例で説明したものと同様のものでよ
い。なお、上記の構成において、水平材18および垂直
材20の伸縮材10は必ず取り付けなければいけないも
のではなく、現場の状況や規模によっては組み合わせな
くてもよい。また、支持アンカーの設置間隔は現場の状
況や規模によって決めればよく、その間隔によって網状
体21の網目の大きさも決まり、それによって透過させ
る流下物の大きさを決めることができる。また、支持ア
ンカーの設置間隔を狭く設定しておき、網目を選択して
変えることにより流下物捕捉機能を変更させることがで
きることになる。
【0026】上記の構成において、両渓岸側に形成した
網状体21の水平材18の固定状態は、垂直状態や上方
の水平材18ほど上流側に固定した状態で固定する等現
場の状況に応じて決定される。また、必要に応じて上端
の水平材18に両渓岸もしくは片渓岸から張力材による
補強材を渡して補強してもよい。
【0027】このように、下部が基礎に沿って移動でき
る剛構造体2を水平材18もしくはそれと垂直材20と
によって連結支持して川の断面積を覆うように配置する
ことにより、流下物の衝撃荷重を構造全体の移動および
網状体21の伸縮変形によって軽減させて捕捉すること
ができる。また、剛構造体2の骨組み間隔および網状体
21の網目の大きさを任意に設定することができるもの
である。大きな流下物を捕捉し、通過させてもよい大き
さの流下物のみを流出させることができる。
【0028】第3実施の形態例 上記第1実施の形態例および第2実施の形態例では、剛
構造体2は回動や移動等による可動状態であったが、剛
構造体を自立させて固定した構造と網状張力材を組み合
わせた構造とすることもできる。図11は正面説明図、
図12は背面斜視説明図、図13は作用状態を示す説明
図である。剛構造体2は所望の間隔に配置してある。こ
の剛構造体2は渓床を掘削等して外力に対して前後左右
の方向に対して回動や移動のないように自立させてあ
る。
【0029】この剛構造体2の構造は、図面では大略台
形形状を示したが、かならずしもこのような形状である
必要はなく、湾曲型、円錐台形、円柱形、箱構造もしく
はトラス構造等剛構造が構成できる構造であればどのよ
うな構造でもよい。また、それを構築する材質はコンク
リート、鋼管、鋼材もしくはそれらの組み合わせた複合
材等でよい。
【0030】さらに、剛構造体2の構造は、図14に示
す如く、前面から支持部材によって支持する構造でもよ
く、さらには図15に示す如く、剛構造体2を単に張力
材で支持した構造としてもよい。このような剛構造体2
間および接地部と剛構造体間は第1実施の形態例と同様
に複数の網状の張力材8からなる水平材9および水平材
18によって連結すると共にそれによって流下物を捕捉
する閉止状態を構成する。
【0031】この閉止状態を構成する水平材9および1
8は両端もしくは途中に伸縮材10を配置して剛構造体
2に連結してあり、必要に応じては上端の水平材9から
綱状の張力材8からなる垂直材11、20を支持アンカ
ーにわたして網状体を構成してもよい。これら水平材
9、18、垂直材11、20の状態も上記同様に必ずし
も両端で引張しておかなくてもよく、たわませた状態で
設けてもよい。
【0032】上記綱状の張力材8および伸縮材10は上
記各実施の形態例のものと同様である。なお、上記水平
材9は、自立剛構造体2毎に連結してもよいが、図16
および図17に示す如く、途中の自立剛構造体2には通
孔構造を設けて貫通させ、端部を渓岸や渓床の接地部に
直接連結してもよい。
【0033】また、垂直材11、20の渓床や渓岸への
連結は図16に示す如く、必要に応じてはコンクリート
ブロック、自然石等の重量物に連結してもよく、状況に
よっては支持アンカー19や上記のような重量物に連結
せずに最下段水平材9もしくは18で固定してもよい。
このように自立した剛構造体2間と渓床や渓岸を水平材
9、18もしくはそれと垂直材11、20によって連結
支持して配置することにより、図13に示す如く、流下
物の衝撃荷重を構造全体および網状体の伸縮変形によっ
て軽減させて捕捉することができる。また、網目の大き
さを任意に設定することができるものであり、大きな流
下物は捕捉し、通過させてもよい大きさの流下物は流出
させることができる。
【0034】第4実施の形態例 上記第1実施の形態例、第2実施の形態例および第3実
施の形態例では、渓床に回動、移動もしくは固定状態の
剛構造体2を構築し、その剛構造体2と渓岸や渓床に対
する設置はアンカーと張力材を連結する構造としたが、
本実施の形態例は、既存の剛構造体もしくは新築の剛構
造体で固定状態の剛構造体と綱状の張力材との組み合わ
せによる構造である。
【0035】図18に示す如く、ダム状の重力式土砂等
捕捉工の剛構造体2の一部に起立部22を残したり新設
して間隙23を形成し、この間隙23を複数の綱状の張
力材8からなる水平材9によって連結すると共にそれに
よって流下物を捕捉する閉止状態を構成する。この閉止
状態を構成する水平材9の両端もしくは途中に伸縮材1
0を配置して剛構造体2に連結してあり、必要に応じて
は上端の水平材9から綱状の張力材8からなる垂直材1
1を支持アンカーに渡して網状体に構成してもよい。こ
れら水平材9、垂直材11の状態も上記同様に必ずしも
両端で引張しておかなくてもよく、たわませた状態で設
けてもよい。
【0036】上記綱状の張力材8および伸縮材10は上
記各実施の形態例のものと同様である。なお、上記水平
材9は、各起立部22毎に連結してもよいが、図示する
如く途中の起立部22には通孔を設けて貫通させ、両端
によって連結してもよい。また、剛構造体2の起立部2
2の間隔および網状体の網目の大きさを任意に設定する
ことができるものである。
【0037】このように剛構造体2に形成した起立部2
2を水平材9もしくはそれと垂直材11とによって連結
支持して配置することにより、図19に示す如く、流下
物の衝撃荷重を構造全体および網状体の伸縮変形によっ
て軽減させて捕捉することができる。また、網目の大き
さを任意に設定することができるものであり、大きな流
下物を捕捉し、通過させてもよい大きさの流下物のみを
流出させることができる。
【0038】なお、上記における起立部22の形状は、
図面では直立した直方体を示したが、その形状は任意で
あり、湾曲形、円錐形、円柱形等どの様な形状でもよ
い。また、その材質もコンクリート、鋼管もしくはそれ
らを含めた複合材等剛体構造が構築できる形状および材
質であればよい。図20は起立部を形成しない形態であ
り、所望の大きさの開口24を形成し(水通し部として
形成されている場合があり、そのような場合にはそれを
利用してもよいし、その水通し部が浅い場合には深く加
工してもよい。)、その開口24間を複数の綱状の張力
材8からなる水平材9によって連結すると共にそれによ
って流下物を捕捉する閉止状態を構成する。この閉止状
態を構成する水平材9の両端もしくは途中に伸縮材10
を配置して剛構造体2に連結してあり、必要に応じては
上端の水平材9から綱状の張力材8からなる垂直材11
を支持アンカーに渡して網状体に構成してもよい。
【0039】上記綱状の張力材8および伸縮材10は、
上記第1実施の形態例で説明したものと同様のものでよ
い。以上の構成によると、図21に示す如く、流下物の
衝撃荷重を構造全体および網状体の伸縮変形によって軽
減させて捕捉することができる。また、網状体の網目の
大きさを任意に設定することができるものである。大き
な流下物を捕捉し、通過させてもよい大きさの流下物の
みを流出させることができる。
【0040】なお、このように起立部を形成しない形態
もあるが、この場合は開口幅が狭い場合はよいが、開口
幅が広い場合、外力をすべて水平材9の両端と垂直材1
1でもたせると各部材がすべて大きくしかも工事も大が
かりとなる場合がある。そこで、そのような場合、図2
2、図23に示す如く、開口間の所定間隔に上記各実施
の形態のような剛構造体を配置することにより水平材9
や垂直材11および支持アンカー等への負担を軽減させ
ることができ、施工規模および各部材の軽量化をはかる
ことができる。
【0041】なお、上記の各実施の形態例による張力材
である水平材、垂直材および引張材による網目の形成は
現場で係止具によって固定して網状体を構成するように
説明を行ったが、規模や現場の状況等の条件によっては
予め工場等で網状体に形成したものを使用することがで
き、その網状体を伸縮材を介して現場の支持アンカーに
連結してもよい。
【0042】また、上記各実施の形態例による張力材で
ある水平材、垂直材および引張材はアンカー基礎部5に
固定した構造として説明したが、図24の説明図に示す
如く、コンクリート、自然石もしくは土嚢等の重量物2
6を渓床や渓岸に配置してそれに連結してもよく、さら
に場合によっては近隣の立木に連結してもよい。以上説
明した各実施の形態例によると、剛構造体と網状体とに
よって川の断面を覆うことにより、台風や大雨等により
流されてきた流木や岩石等の流下物は原則として網目よ
り小さいものは透過流出され(網目より小さくてもかみ
合って網目より大きい状態となって網目で止まるものも
ある。)、大きな流下物が網状体に当たると、その衝突
荷重は網状体や伸縮材によって吸収される。しかもその
流下物は網状体で捕捉され、網状体と伸縮材の反力で押
し戻され、その後の押圧力には伸縮材の耐荷力で対応す
ることになる。
【0043】
【発明の効果】以上詳細に説明した本発明によると、剛
構造体と綱状の張力材による網状体により川の断面を覆
って土砂や流木等の流下物を捕捉するようにしたことに
より、原則として網目より小さい流下物は透過流出さ
れ、大きな流下物の衝突エネルギーを網状体および伸縮
材で吸収させて構造体に加わる荷重を大幅に減衰させる
ことができ、ひいては、軽量で建設費が安く、短期間の
施工期間とすることができる効果を有する。
【0044】また、流下物の衝撃荷重を網状体や伸縮材
が吸収するために、基本的に掘削を伴わないアンカー基
礎等で網状体を支持して外力に対抗することができるよ
うになり、渓岸の掘削による環境破壊をなくし、現地発
生土による施設機能の減衰や停止を防止し、施工期間中
の掘削手戻り災害をなくすという効果を有する。さら
に、伸縮材と支持アンカーとの連結をはずすことによ
り、網状体の上流側に堆積した土砂礫、流下物等を流水
により自然流下させたり、重機により下流に押し出すこ
とにより、簡単に除去できて機能を復元させることが容
易であるという効果を有する。
【0045】また、渓床に流下物が堆積して渓床が上昇
した場合にも、上方にさらに追加工事することが容易で
あるという効果を有すると共に、土砂礫等の現象・規模
が変化した場合には伸縮材と支持アンカーとの連結を外
すことにより事前の設置アンカーに流出土砂礫等の現象
・規模に応じた強度と網目を有する網状体を緊急的に設
置することにより、短期間に低価格で嵩上げすることが
可能となる効果を有する。
【0046】さらに、土砂崩れ等の危険が予知されるよ
うな個所の場合、予め支持アンカーを施工しておくこと
により、いつでも必要に応じて短期間に設置することが
できるために建設費用が安価で景観や環境に影響の少な
い恒久対策として利用することができる効果を有する。
また、各材料が軽量で基礎も簡単な構造であるために、
工事用道路のない山間部での建設が可能であり、外力は
渓岸および渓床の支持アンカーにより支持するため地耐
力の少ない不良地盤等においても地盤改良を行わずに工
事をすることが可能となる効果を有する。また、柔構造
であるために水平材、垂直材に各種検知装置を取り付け
ることにより、土石流や土砂流動の流動深、流下速度、
流下エネルギー等を確実に検知することが可能となり、
安全管理のトリガーとして利用することができる効果を
有する。
【0047】また、従来の構造物と異なり渓流空間を完
全に遮断する構造でないために渓流の景観や魚の遡上等
の渓流環境を壊さず、維持保全することができる効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態例を示す正面図
【図2】背面斜視図
【図3】作用状態を示す説明図
【図4】剛構造体を傾斜させた例を示す説明図
【図5】張力材の例を示す説明図
【図6】伸縮材の例を示す説明図
【図7】延伸材の例を示す説明図
【図8】延伸材の例を示す説明図
【図9】第2実施の形態例を示す背面斜視図
【図10】作用状態を示す説明図
【図11】第3実施の形態例を示す正面図
【図12】斜視説明図
【図13】作用状態を示す説明図
【図14】剛構造体の他の例を示す説明図
【図15】剛構造体の他の例を示す説明図
【図16】水平材を剛構造体に固定させない状態の説明
【図17】水平材を剛構造体に固定させない状態の説明
【図18】第4実施の形態例を示す正面図
【図19】作用状態を示す説明図
【図20】起立部を形成しない形態例を示す正面図
【図21】作用状態を示す説明図
【図22】起立部を形成しない形態例を剛構造体にした
例を示す正面図
【図23】起立部を形成しない形態例を剛構造体にした
例を示す正面図
【図24】端部をアンカー基礎部以外のもので固定した
場合の説明図
【符号の説明】 1 基礎 2 剛構造体 3 係止凹部 4 支持材 5 アンカー基礎部 6 張力材 7 伸縮材 8 張力材 9 水平材 10 伸縮材 11 垂直材 17 接地部 18 水平材 19 支持アンカー 20 垂直材 21 網状体 22 起立部 23 間隙 24 開口 25 支柱 26 重量物 27 張力材

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 渓床に配置した剛構造体と少なくとも一
    個所に伸縮材を連結した複数本の綱状の張力材を組み合
    わせ、その張力材を接地部に固定支持した支持アンカー
    に連結して渓谷間に張設したことを特徴とする流下物捕
    捉構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、柱状体の剛構造体を
    隙間を設けて渓床に複数配置し、その各剛構造体を川上
    側から支持材で引張して支持すると共に張力材で互いに
    連結し、両側の剛構造体に連結した張力材を接地部に固
    定支持した支持アンカーに連結したことを特徴とする流
    下物捕捉構造。
  3. 【請求項3】 請求項1において、通水構造となる剛構
    造体を渓床に配置し、その各剛構造体を川上側から支持
    材で引張して支持すると共に剛構造体の側部に連結した
    張力材を接地部に固定支持した支持アンカーに連結した
    ことを特徴とする流下物捕捉構造。
  4. 【請求項4】 請求項1において、張力材の端部を渓床
    や渓岸に設置したブロックや土嚢等の重量物に連結支持
    したことを特徴とする流下物捕捉構造。
  5. 【請求項5】 請求項1において、水平材を支柱で支持
    したことを特徴とする流下物捕捉構造。
  6. 【請求項6】 請求項2もしくは請求項3において、剛
    構造体の両側に設けた張力材を水平材と垂直材として網
    状体を構成し、その水平材を渓岸や渓床に固定支持した
    支持アンカーに連結し、垂直材を渓岸や渓床に固定支持
    した支持アンカーと水平材に連結したことを特徴とする
    流下物捕捉構造。
  7. 【請求項7】 請求項1において、既存の重力式土砂等
    捕捉工に設けた通水用の開口間に張力材として少なくと
    も一個所に伸縮材を連結した水平材を設け、その水平材
    と交差するように伸縮材を連結した垂直材を設けて網状
    体を構成したことを特徴とする流下物捕捉構造。
  8. 【請求項8】 請求項6もしくは請求項7において、張
    力材の交差部を固定させたことを特徴とする流下物捕捉
    構造。
  9. 【請求項9】 請求項1において、張力材に検知装置を
    取り付けたことを特徴とする流下物捕捉構造。
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