JP2002339195A - 織機における織段防止方法及び装置 - Google Patents

織機における織段防止方法及び装置

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JP2002339195A
JP2002339195A JP2001140447A JP2001140447A JP2002339195A JP 2002339195 A JP2002339195 A JP 2002339195A JP 2001140447 A JP2001140447 A JP 2001140447A JP 2001140447 A JP2001140447 A JP 2001140447A JP 2002339195 A JP2002339195 A JP 2002339195A
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Shigeo Yamada
茂生 山田
Morikazu Yamazaki
守一 山崎
Yutaka Matsuyama
豊 松山
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    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D51/00Driving, starting, or stopping arrangements; Automatic stop motions
    • D03D51/002Avoiding starting marks

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  • Textile Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 織機の起動角度により厚段が発生する織
機に対し、織前位置を適宜な位置にし得るようにするこ
とにある。 【解決手段】 織段防止技術は、起動時に織前位置を前
方に変位させる前方変位量を織機の起動角度に対応させ
て予め設定しておき、織機を起動させる際に織前位置を
変位させる織前位置変位部材を織機の起動角度に対応す
る前方変位量にしたがって駆動させて織前位置を前方に
変位させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、停止中の織機を起
動させた際に生じる織段を防止する方法及び装置に関す
る。
【0002】本発明においては、経糸及び織布の移動方
向における下流側(織布の巻取側)を「前方」といい、
上流側(経糸の供給側)を「後方」という。
【0003】
【従来の技術】停止中の織機を再起動させた際の織機
(実際には、主軸)の角度(すなわち、起動角度)の変
動により、起動後の最初の筬打ちまでの時間が変動する
ことに起因する織段を解消する方法及び装置の1つとし
て、目標キックバック量を織機の起動角度に対応させて
予め記憶させておき、織機を再起動させる際に、織機の
起動角度を検出し、送出モータ及び巻取モータの少なく
とも一方を検出した起動角度の応じた目標キックバック
量と等しく逆転させる技術がある(特許第278467
7号)。
【0004】
【解決しようとする課題】上記の従来技術では、起動開
始後から最初の筬打ちまでの時間差(いわゆる、筬打ち
力の不足)に応じてキックバック動作(織前位置を後方
に移動させる補正)をするにすぎないから、通常の起動
時に薄段が発生することは防止されるが、経糸の張力等
の関係から、織機の停止後に織前位置が次第に後方位置
に変位する織物の織段(例えば、織機起動時の筬打ち力
が織前に過大に作用して生じる厚段)の発生を防止する
ことができない。
【0005】本発明の目的は、織機の起動角度により織
段(特に、厚段)が発生する織機に対し、織前位置を適
宜な位置にし得るようにすることにある。
【0006】
【解決手段、作用、効果】本発明に係る織機における織
段防止方法は、起動時に織前位置を前方に変位させる前
方変位量を織機の起動角度に対応させて予め設定してお
き、織機を起動させる際に前記織前位置を変位させる織
前位置変位部材を織機の起動角度に対応する前記前方変
位量にしたがって駆動させて前記織前位置を前方に変位
させることを含む。
【0007】本発明に係る織機における織段防止装置
は、起動準備信号の発生時点における織機の機械角度を
検出して検出した機械角度を起動角度として出力する角
度検出部と、織前位置を前方に変位させる前方変位量に
対応する信号であって前記角度検出部からの起動角度に
対応する信号を出力する信号発生部と、前記織前位置を
変位させる織前位置変位部材を前記変位量信号発生部か
ら出力される信号に基づいて駆動させて前記織前位置を
前方に変位させる制御部とを含む。
【0008】上記のように、織前の前方移動量を起動角
度に対応させて予め設定しておき、起動に際して、起動
角度に応じた前方移動量だけ織前を前方に移動させるな
らば、織前位置が起動角度に応じた適切な前方位置に変
位するから、厚段の発生を防止することができる。
【0009】織前位置変位部材は、織前位置を前方に移
動させることができる部材であり、織布の巻取ロール
(服巻ロール)、経糸の送出ロール、バックロール等の
各部材や、その駆動手段をあげることができる。また、
開口装置により経糸の開口を変化させて織前位置を変位
させてもよい。織前位置の前方変位量は、織機の主軸の
回転角度毎に設定してもよいし、主軸の一回転を複数の
角度範囲に分割して、それら角度範囲毎に設定してもよ
い。
【0010】前記前方変位量を前記織前位置に関係する
製織パラメータに対応して予め設定してもよい。また、
前記前方変位量を複数の起動角度範囲の各々について予
め設定し、検出した起動角度が属する起動角度範囲に対
応する前方変位量に基づいて前記織前位置変位部材を駆
動させてもよい。さらに、前記前方変位量を、織機の停
止時間をパラメータに加えて予め設定してもよい。
【0011】前記織前位置変位部材は巻取モータ及び送
出モータの少なくとも一方を含むことができる。また、
前記前方変位量は織機の起動角度に対応させて前記制御
部に設定されていてもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】図1を参照するに、織機10にお
いて、経糸12は、これが巻かれている送出ビーム14
から、バックローラ16、複数の綜絖18及び筬20を
経て織前22に繋がっている。製織された織布24は、
織前22から、ガイドローラ26を介して服巻ローラ2
8に達し、服巻ローラ28と一対のプレスロール30と
により布巻ビーム32に送り出されて布巻きビーム32
に巻き取られる。
【0013】送出ビーム14は、送出モータ34により
回転されて複数の経糸12をシートの形で送出する。各
綜絖18は、主軸モータ36により回転される主軸38
の回転運動を受ける運動変換機構40により上下に往復
移動されて、経糸12を上下に開口させる。筬20は、
主軸36の回転運動を受ける運動変換機構42により揺
動されて、経糸12の開口に緯入れされた緯糸を織前2
2に打ち付ける。服巻ロール28は、巻取モータ44に
より回転されて織布24を布巻ビーム32に送り出す。
モータ36,44は、主軸36の回転に対応して駆動さ
れる。
【0014】図2を参照するに、主軸モータ36のため
の主軸制御器50はモータ36を回転させる。巻取モー
タ44のための巻取制御器52及び送出モータ34のた
めの送出制御器54は、それぞれ、織機の主制御装置5
6の制御を受けつつ、モータ44及び34を回転させ
る。制御器50,52,54並びに主制御装置56に
は、主軸38の回転角度を表す回転角度信号θ1がロー
タリー式のエンコーダ58から供給される。
【0015】主制御装置56には、また、織機を停止さ
せる各種の停止指令信号S1が図示しない緯糸フィーら
や経糸切れセンサ等の各種の検出装置から供給される。
主制御装置56は、織機を運転させる運転ボタン60、
織機を寸動させる寸動ボタン62、織機を逆転させる逆
転ボタン64、織機を停止させる停止ボタン66等、各
種の指令を手動で入力するための複数のボタンすなわち
スイッチに接続されている。
【0016】主制御装置56は、上記のような各種の信
号又は指令や製織データ等、予め設定されている各種の
データを用いて、織機を稼働させる運転信号S2を主軸
制御器50と巻取制御器52とに供給し、織機の起動を
準備させる起動準備信号S3を巻取制御器52と送出制
御器54とに供給すると共に、製織のための各種の制御
データを主軸制御器50、巻取制御器52、緯入れ装置
等に供給する。
【0017】図3を参照するに、巻取モータ44の回転
角度は、ロータリー式のエンコーダ70により検出され
て、巻取モータ44の回転角度を表す回転角度信号θ2
として出力される。送出モータ34の回転角度は、ロー
タリー式のエンコーダ72により検出されて、送出モー
タ34の回転角度を表す回転角度信号θ3として出力さ
れる。
【0018】停止中の織機を起動させるときに織前22
の位置を前方に変位させる前方変位量fn(x)は、織
機を起動させるときの織機(実際には、主軸)の角度
(すなわち、起動角度)及び織機の停止時間に対応させ
て、巻取制御器52及び送出制御器54毎にf2(θ1)
及びf3(θ1)のように前方変位量設定器74に予め設
定されている。
【0019】そのような前方変位量は、既に述べたよう
に、織機の主軸の回転角度毎に設定されるか、又は主軸
の一回転を複数の角度範囲に分割して、それら角度範囲
毎に設定される。いずれの場合も、前方変位量は、手動
で設定されるか、又は記憶媒体を利用して設定される
か、もしくは関数発生器により自動的に設定される。
【0020】しかし、前方変位量は、起動角度θ1によ
り織前の移動に影響を与える条件、例えば経糸の開口量
やバックロールのイージング量等のように、主軸の角度
に関係し、経糸の張力に関連する条件や、織段に影響を
与え得る織物組織のような製織パターン等を考慮して設
定することが好ましい。
【0021】巻取制御器52は、エンコーダ58から出
力される主軸の回転角度信号θ1を基本速度発生器76
と変位量信号発生器78とに受けると共に、図2に示す
主制御装置56から出力される巻取モータ44の目標回
転数や打ち込み密度等の各種の信号S4を基本速度発生
器76に受け、さらに設定器74に設定された前方変位
量f2(θ1)を変位量信号発生器78に受ける。打ち込
み密度信号S4は、織機の通常運転時における緯糸の打
ち込み密度を表す信号である。
【0022】基本速度発生器76は、回転速度信号θ1
及び打ち込み密度S4に応じた巻取モータ44の基本速
度を表すパルス状の基本速度信号S5をリレーの接点8
0に出力する。変位量信号発生器78は、回転角度信号
θ1に対応する前方変位量f2(θ1)を表すパルス状の
変位量信号S6をリレーの接点82に出力する。
【0023】接点80は、運転信号S2を受けて織機の
正常運転の間にオンになるリレーの常開接点であり、加
算部84の一方の入力端子に接続されている。接点82
は、起動準備信号S3を受けて織機の起動準備の間にオ
ンになるリレーの常開接点であり、加算部84の他方の
入力端子に接続されている。
【0024】加算部84は、両入力信号S5,S6を加算
し、加算信号S7を正逆カウンタ86の正側入力端子に
出力する。正逆カウンタ86は、巻取モータ44に連結
されたエンコーダEN2からの角度信号θ2を負側入力端
子に受け、両入力信号S7,θ2の差(パルス数の差)に
対応する信号(計数値)を速度信号S8としてドライバ
ー88に出力する。
【0025】ドライバー88は、正逆カウンタ86の計
数値が正であれば、巻取モータ44を正転させ、負であ
れば巻取モータ44を逆転させる。
【0026】送出制御器54は、張力設定器90に設定
された経糸張力の目標値と張力センサ92から出力され
る経糸張力の実際値とを減算部94で減算し、求めた張
力偏差を基にパルス状の張力修正値V1を例えばPID
制御器等で構成される張力制御器96において算出し、
これを速度信号として加算部98の一方の入力端子に出
力する。
【0027】送出制御器54は、また、図2に示す主制
御装置56から出力される送出モータ34の目標回転数
や緯糸の打ち込み密度等の各種の信号S10を基本速度発
生器100に受け、受けた各種の信号S10を基に送出モ
ータ34の基本速度を表す基本速度信号V2を基本速度
発生器100で発生し、その信号V2を加算部98の他
方の入力端子に供給する。加算部98で加算された信号
(V1+V2)は、巻径補正器102に供給される。
【0028】巻径補正器102は、図示しない巻径セン
サから出力される経糸の巻径を表す巻径信号Dを受け、
受けた両信号(V1+V2),(D)を基に{(V1+V2)/f
(D)}の演算を行って巻径による速度補正信号D0をリレ
ーの接点104に出力する。
【0029】送出制御器54は、さらに、エンコーダ5
8から出力される主軸の回転角度信号θ1と、設定器7
4に設定された前方変位量f3(θ1)と、巻径信号Dと
を変位量信号発生器108に受ける。変位量信号発生器
108は、回転角度信号θ1に対応する前方変位量f3
(θ1)から求めた駆動量をさらに巻径信号Dによりほ
せいし、この補正結果に対応して変位量信号S11を正逆
カウンタ110の正側端子に出力する。変位量信号発生
器108は、停止時間算出器106で発生する織機の停
止時間tをも考慮して駆動量を補正するようにしてもよ
い。
【0030】正逆カウンタ110は、送出モータ34に
連結されたエンコーダEN3からの角度信号θ3を負側の
入力端子に受け、両入力信号S11,θ3の差(パルス数
の差)に対応する計数値を速度信号V3としてリレーの
接点112に出力する。
【0031】接点104は、運転信号S2を受けて織機
の正常運転の間にオンになるリレーの常開接点であり、
加算部114の一方の入力端子に接続されている。接点
112は、織機の起動準備の間にオンになるリレーの常
開接点であり、加算部114の他方の入力端子に接続さ
れている。
【0032】加算部114は両入力信号D0,V3を加算
した信号をドライバー116に出力する。ドライバー1
16は、加算部114の出力信号が正であれば、送出モ
ータ34を正転させ、負であれば送出モータ34を逆転
させる。
【0033】巻取制御器52及び送出制御器54は、そ
れぞれ、織機の通常運転中は、接点80及び104が閉
路しているのに対し、接点82及び112は開路してい
るから、基本速度発生器76及び巻径補正器102の出
力信号で対応するモータ44及び34を駆動させる。
【0034】これに対し、巻取制御器52及び送出制御
器54は、それぞれ、起動準備中は、接点80及び10
4が開路しているのに対し、接点82及び112は起動
準備信号により起動準備の間閉路しているから、変位量
信号発生器78及び正逆カウンタ110の出力信号で対
応するモータ44及び34を駆動させる。
【0035】巻取制御器52及び送出制御器54は、同
じように動作する。よって、図4を参照して、送出制御
器54の動作を以下に説明する。巻取制御器52におけ
る開閉及び信号の符号をかっこ内に示す。
【0036】運転ボタン60が時刻t1に押下されたこ
とにより図4(A)に示すように起動準備指令が主制御
装置56に入力されると、起動準備用のリレーがオンに
されて、接点112(82)が図4(B)に示すように
閉路される。
【0037】これにより、起動角度及び停止時間に対応
した変位量信号が変位信号発生器108から出力され、
図4(E)に示す信号S11(S8)が出力されるから、
モータ34はそれぞれ対応する変位量信号と自身の回転
角度信号θ3とに応じた信号V3(S8)を基にドライバ
ー116(88)により駆動される。
【0038】上記の結果、経糸12の移動方向における
織前22の位置は、時刻t1における主軸38の回転角
度に応じた目標前方位置へ移動され、その目標前方位置
に維持される。その後、所定時間経過すると、起動準備
用のリレーがオフになって、接点112(82)が開路
する。
【0039】図4(C)に示すように、時刻t2になる
と、運転用のリレーがオンにされて、主軸モータ36が
駆動され始め、織機の正常運転が開始される。これによ
り、図4(D)に示すように、主軸38の回転速度が上
昇する。
【0040】正常運転開始後の筬打ち時には、織前22
の位置が起動角度及び停止時間に応じた適切な前方位置
に変位されているから、厚段の発生が防止される。
【0041】上記の織前位置の駆動は、巻取側及び送出
側の双方に対して行ってもよいし、いずれか一方のみ行
うように構成してもよい。織前位置の目標前方位置への
変位を、上記のように織前位置を目標前方位置まで直接
変位させる代わりに、織前位置の前方変位と後方変位と
をその順に又はその逆に組み合わせて行うことにより、
結果として織前位置を目標前方位置に変位させてもよ
い。
【0042】例えば、図4(F)に実線で示すように織
前を、一旦後退させた後、織前を目標前方位置に向けて
前方に変位させてもよいし、図4(F)に点線で示すよ
うに織前を、目標前方位置を越えて前方に変位させた
後、前方目標位置に後退させてもよい。いずれも織前位
置の変位の妨げになる、筬、綜絖、ドロッパ、ロール等
による摩擦力の影響を排除することができる。換言すれ
ば、起動角度に関係なく、常に一定の織前位置に変位可
能になる。
【0043】また、前方変位量は、織機の起動角度や織
機の停止時間のみならず、それらに加えて、織前位置に
関係する製織パラメータに対応させて予め設定してもよ
い。例えば、パラメータとして、経糸張力に関連するも
の(経糸開口量、経糸張力等)、緯糸に関連するもの
(打ち込み密度、糸種等)、織物組織に関連するもの
(平織り、綾織り、朱子織り等が考えられる。特に、こ
れらパラメータが周期的に変更されるいわゆる代わり織
りが行われる場合には、パラメータの変更に対応して前
方変位量を発生するように構成すればより好ましい。
【0044】さらに、前方変位量は、複数の起動角度範
囲の各々について予め設定し、検出した起動角度が属す
る起動角度範囲に対応する前方変位量に基づいてモータ
を駆動させてもよい。
【0045】図5は、経糸の開口量及び主軸の回転角度
に対する前方変位量の2つの設定例を示す。図5におい
て、横軸は主軸の回転角度、(A)は経糸の開口量、
(B)は設定例1、(C)は設定例2である。
【0046】停止時間による影響がほとんどない織物に
は、これをパラメータとしない設定も可能である。図5
(B)においては、前方変位量を起動角度のみに対応さ
せて起動角度毎に設定した例を実線で示し、前方変位量
を起動角度及び停止時間に対応させて起動角度毎に設定
した例を一点鎖線で示す。
【0047】図5(C)は、主軸の一回転を、30°か
ら24°、24°から270°、270°から330
°、及び330°から30°の4つの角度範囲に分け、
前方変位量を起動角度範囲毎に設定した例を示す。
【0048】本発明は、上記実施例に限定されず、その
趣旨を逸脱しない限り、種々変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る織段防止技術を実行する織機の一
実施例を示す図である。
【図2】本発明に係る織段防止装置を備えた織機の電気
回路の一実施例を示すブロック図である。
【図3】図2に示す装置における巻取制御器及び送出制
御器の具体例を示すブロック図である。
【図4】図3に示す制御器の動作を説明するための図で
ある。
【図5】前方変位量の設定例を示す図である。
【符号の説明】
10 織機 12 経糸 14 送出ビーム 16 バックローラ 18 綜絖 20 筬 22 織前 24織布 26ガイドロール 28 服巻ロール 30 プレスロール 32 布巻きロール 34 送出モータ 36 主軸モータ 38 主軸 40,42 運動変換機構 44 巻取モータ 58,70,78 エンコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松山 豊 石川県金沢市野町5丁目18番18号 津田駒 工業株式会社内 Fターム(参考) 4L050 AB01 AB04 CA14 CC03 CC09 CC23 CC26 EA01 EA03 EA06 EA14 EB12 EC04 EC15 ED02 ED11 ED23 ED33 ED37 EE07 EE10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 起動時に織前位置を前方に変位させる前
    方変位量を織機の起動角度に対応させて予め設定してお
    き、 織機を起動させる際に前記織前位置を変位させる織前位
    置変位部材を織機の起動角度に対応する前記前方変位量
    にしたがって駆動させて前記織前位置を前方に変位させ
    ることを含む、織機における織段防止方法。
  2. 【請求項2】 前記前方変位量は前記織前位置に関係す
    る製織パラメータに対応して予め設定される、請求項1
    に記載の織段防止方法。
  3. 【請求項3】 前記前方変位量は複数の起動角度範囲の
    各々について予め設定され、 前記織前位置変位部材は検出した起動角度が属する起動
    角度範囲に対応する前方変位量に基づいて駆動される、
    請求項1又は2に記載の織段防止方法。
  4. 【請求項4】 前記前方変位量は織機の停止時間をパラ
    メータに加えて予め設定される、請求項1,2又は3に
    記載の織段防止方法。
  5. 【請求項5】 起動準備信号の発生時点における織機の
    機械角度を検出して検出した機械角度を起動角度として
    出力する角度検出部と、 織前位置を前方に変位させる前方変位量に対応する信号
    であって前記角度検出部からの起動角度に対応する信号
    を出力する信号発生部と、 前記織前位置を変位させる織前位置変位部材を前記変位
    量信号発生部から出力される信号に基づいて駆動させて
    前記織前位置を前方に変位させる制御部とを含む、織機
    における織段防止装置。
  6. 【請求項6】 前記織前位置変位部材は巻取モータ及び
    送出モータの少なくとも一方を含む、請求項5に記載の
    織段防止装置。
  7. 【請求項7】 前記前方変位量は織機の起動角度に対応
    させて前記制御部に設定されている、請求項5又は6に
    記載の織段防止装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1327062C (zh) * 2003-01-20 2007-07-18 津田驹工业株式会社 具有横档防止功能的织机
CN100362154C (zh) * 2003-05-09 2008-01-16 津田驹工业株式会社 横挡防止装置的驱动量确定方法及装置

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CN1327062C (zh) * 2003-01-20 2007-07-18 津田驹工业株式会社 具有横档防止功能的织机
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