JP2002339154A - 高強度・高弾性率のポリアミド繊維及びその製造方法、並びに該製造方法に用いられる溶融延伸装置 - Google Patents

高強度・高弾性率のポリアミド繊維及びその製造方法、並びに該製造方法に用いられる溶融延伸装置

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JP2002339154A
JP2002339154A JP2001152218A JP2001152218A JP2002339154A JP 2002339154 A JP2002339154 A JP 2002339154A JP 2001152218 A JP2001152218 A JP 2001152218A JP 2001152218 A JP2001152218 A JP 2001152218A JP 2002339154 A JP2002339154 A JP 2002339154A
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Masayoshi Ito
眞義 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高弾性率かつ高強度のポリアミド繊維及びそ
の製造方法、並びに該製造方法に用いられる溶融延伸装
置の提供。 【解決手段】 固有粘度が8.0dL/g以上の脂肪族
ポリアミドを溶剤に溶解し、ポリマー濃度が1〜20重
量%の紡糸原液を調製する工程と、該紡糸原液から溶液
紡糸法により未延伸繊維を作製する工程と、該未延伸繊
維の静的融点以上の温度において、該未延伸繊維を溶融
延伸する工程と、を有する高強度・高弾性率のポリアミ
ド繊維の製造方法である。また、未延伸繊維2を送り出
す送り出しプーリー10と、該送り出しプーリー10か
ら送り出された未延伸繊維2の張力を検出する張力検出
器20と、未延伸繊維2を静的融点以上の温度に溶融す
る加熱器30と、該加熱器30により溶融された未延伸
繊維2を延伸するとともに、延伸された繊維3を捲き取
る捲き取りプーリー40と、を備える溶融延伸装置であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高強度・高弾性率
のポリアミド繊維及びその製造方法、並びに該製造方法
に用いられる溶融延伸装置に関し、特に、製造性に優れ
た高強度・高弾性率のポリアミド繊維の製造方法、及び
該製造方法に用いられる新規な溶融延伸装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、ポリパラフェニレンテレフタルア
ミド(以下、PPTAと略記する。)に代表されるよう
に、全芳香族の剛直な分子鎖を有するポリアミド重合体
(アラミド)を用いて、硫酸等の特定溶媒に溶液が液晶
性を示すような濃度となるようにその重合体を溶解した
後、紡糸する、いわゆる液晶紡糸を行うことにより、2
0g/d以上の強度と、500g/d以上の初期弾性率
を有する高強度、高初期弾性率ポリアミド繊維を得るこ
とが可能となり、すでにPPTA繊維は実用段階に入っ
ている。しかしながら、かかる繊維は、原料コスト、製
造コストの面で、一般糸に比べて非常にコスト高とな
り、不利であるばかりか、耐屈曲疲労性において劣るこ
とが知られている。
【0003】一方、屈曲性の高分子量ポリマーから高強
度、高初期弾性率繊維を得る方法として、いわゆるゲル
紡糸法が開発され、注目を浴びている。ゲル紡糸法によ
るポリエチレン繊維においては、PPTA繊維の約2
倍、あるいはそれ以上の強度を有し、初期弾性率におい
ても、PPTAを超え、極限にかなり近い性能を有する
繊維が得られているものの、その融点の低さから、耐熱
性に欠けるという問題がある。
【0004】ところで、従来よりナイロン6やナイロン
66に代表される屈曲性高分子鎖からなるポリアミド繊
維は、その優れた機械的性質、特に強度、タフネス、耐
屈曲疲労性、耐摩耗性等の特徴を生かし、タイヤコー
ド、漁網、ロープ、その他の産業資材用繊維として広く
用いられている。これらの繊維は、通常は加熱溶融した
ポリマーを紡糸口金孔から空気中に吐出、冷却後、延伸
を施して巻き取るという、いわゆる溶融紡糸法により製
造されている。しかしながら、この方法により得られる
繊維は、通常は強度9g/d、弾性率50g/dのレベ
ルであり、理論的に予測される極限値、例えば、ナイロ
ン6の場合、極限強度316g/d、極限弾性率140
6g/dという値に比較して極めて低いレベルにとどま
っている。
【0005】これらポリアミド繊維の強度や弾性率の向
上を図る試みに関し、Zhurkovらは、強度17g
/d、弾性率50g/dのナイロン6について報告して
いる(S.N.Zhurkov,B.Ya.Levin
and A.V.Savittskij;Dokl.
Akad.Nauk SSSR,186,132(19
69))。また、Gogolewskiらは、溶剤成分
として蟻酸/クロロホルムを用いたナイロン6の乾式紡
糸において、強度1GPa(約10g/d)、初期弾性
率19GPa(約189g/d)の高弾性率繊維を得て
いる(S.Gogolewski and A.J.P
ennings;POLYMER,26.1394(1
985))。
【0006】しかしながら、前記刊行物において紹介さ
れた例においては、強度が高い場合には初期弾性率が低
く、一方、初期弾性率が高い場合には強度が低い等の問
題があり、強度および初期弾性率の両方とも高いレベル
の屈曲性高分子鎖からなるポリアミド繊維は知られてい
ない。これらポリアミド繊維がタイヤコードのような産
業資材用途に用いられる場合に要求される性能は、高強
度でかつ高弾性率であることが多く、高強度でかつ高弾
性率であるポリアミド繊維が要望されていた。
【0007】一方、特開平2−33316号公報には、
固有粘度が2.0以上の屈曲性高分子鎖からなるポリア
ミドを溶剤に溶解して調製したポリマー濃度が1〜40
重量%の紡糸原液を乾湿式紡糸してゲル状未延伸糸を形
成し、次いで前記未延伸糸中の溶剤を抽出、乾燥し、そ
の後、全延伸倍率が6倍以上になるように熱延伸するポ
リアミド繊維の製造方法が記載されている。これに記載
されているように、従来の延伸方法は、未延伸糸の融点
よりも数十℃以上低い温度で延伸が行われていたため、
高速で延伸することができず、製造性に劣るという問題
があった。
【0008】また、本発明者の知見によれば、ポリアミ
ド繊維の高弾性率・高強度化を達成するためには、分子
鎖を効率よく引き伸ばし、繊維軸方向に配向結晶化させ
なければいけない。しかし、ポリアミドは分子鎖内にア
ミド結合を有するために、この結合が分子鎖間に水素結
合を形成させるため、分子鎖一本一本の引き伸ばしや配
向制御が極めて困難であり、これが高弾性率、高強度化
の妨げとなっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来に
おける問題を解決し、以下の目的を達成することを課題
とする。即ち、本発明の目的は、製造性に優れ、高弾性
率かつ高強度のポリアミド繊維及びその製造方法、並び
に該製造方法に用いられる溶融延伸装置を提供すること
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、前記課題を
解決すべく、分子鎖を効率よく引き伸ばすために分子
鎖間の絡み合い密度を制御する(即ち溶液紡糸法を適用
する)、分子鎖を効率よく引き伸ばすために分子鎖一
本あたりの絡み合い点数を制御する(即ち高分子量ポリ
アミド(固有粘度が8.0dL/g以上)を適用する、
水素結合の影響をなるべく少なくするために未延伸繊
維の静的融点以上の温度で分子鎖の引き伸ばしを行う、
ことを検討し、本発明を完成するに至った。
【0011】前記課題を解決するための手段は、以下の
通りである。即ち、 <1> 固有粘度が8.0dL/g以上の脂肪族ポリア
ミドを溶剤に溶解し、ポリマー濃度が1〜20重量%の
紡糸原液を調製する工程(以下、「紡糸原液調製工程」
と呼ぶ)と、該紡糸原液から溶液紡糸法により未延伸繊
維を作製する工程(以下、「未延伸繊維作製工程」と呼
ぶ)と、該未延伸繊維の静的融点以上の温度において、
該未延伸繊維を溶融延伸する工程(以下、「溶融延伸工
程」と呼ぶ)と、を有することを特徴とする高強度・高
弾性率のポリアミド繊維の製造方法である。 <2> 前記未延伸繊維の静的融点以上の温度が、22
5℃以上である前記<1>に記載の高強度・高弾性率の
ポリアミド繊維の製造方法である。 <3> 前記溶融延伸する工程が、1MPa以上の延伸
応力下で前記未延伸繊維を延伸する工程である前記<1
>又は<2>に記載の高強度・高弾性率のポリアミド繊
維の製造方法である。 <4> 前記溶剤の沸点が、70〜120℃である前記
<1>から<3>のいずれかに記載の高強度・高弾性率
のポリアミド繊維の製造方法である。 <5> 前記溶剤が、ヘキサフルオロ2−プロパノール
/ジクロロメタン混合溶媒、又は蟻酸である前記<4>
に記載の高強度・高弾性率のポリアミド繊維の製造方法
である。 <6> 前記<1>から<5>のいずれかに記載の高強
度・高弾性率のポリアミド繊維の製造方法によって得ら
れ、固有粘度が8.0dL/g以上の脂肪族ポリアミド
からなり、初期弾性率が100g/d以上であり、か
つ、引張り強度が12g/d以上であることを特徴とす
る高強度・高弾性率のポリアミド繊維である。 <7> 前記引張り強度が15g/d以上である前記<
6>に記載の高強度・高弾性率のポリアミド繊維であ
る。 <8> 未延伸繊維を送り出す送り出しプーリーと、該
送り出しプーリーから送り出された未延伸繊維の張力を
検出する張力検出器と、未延伸繊維を静的融点以上の温
度に溶融する加熱器と、該加熱器により溶融された未延
伸繊維を延伸するとともに、延伸された繊維を捲き取る
捲き取りプーリーと、を備えることを特徴とする溶融延
伸装置である。 <9> 前記張力検出器により検出された未延伸繊維の
張力の強さに応じて、前記捲き取りプーリーの捲き取り
速度を制御する前記<8>に記載の溶融延伸装置であ
る。
【0012】本発明の製造方法により高強度・高弾性率
のポリアミド繊維が得られる理由は、以下のように考え
られる。 水素結合の影響が小さい静的融点以上で分子鎖の引き
伸ばしを行ったこと。 分子鎖の絡み合い密度と、分子鎖一本あたりの絡み合
い点数をコントロールして、延伸効率を高めたこと。 特に、本発明のポリアミド繊維の製造方法は、未延伸繊
維の静的融点以上の温度において、該未延伸繊維を溶融
延伸することに特徴がある。この溶融延伸を採用するこ
とにより、歪速度が300 1/min以上の高速で延
伸が可能となり、製造性を向上させることができるとい
う利点がある。また、高速で延伸することにより、ポリ
マーが熱にさらされている時間が少なく、分子鎖が切れ
難いため、分子量低下を抑えることができる。従って、
力学的特性(特に、初期弾性率及び引張り強度)に優れ
たポリアミド繊維を得ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。 [高強度・高弾性率のポリアミド繊維の製造方法]本発
明の製造方法は、紡糸原液調製工程と、未延伸繊維作製
工程と、溶融延伸工程とを有し、更に必要に応じて、そ
の他の工程を有してなる。以下、各工程について詳細に
説明する。
【0014】(紡糸原液調製工程)紡糸原液調製工程
は、固有粘度が8.0dL/g以上の脂肪族ポリアミド
を溶剤に溶解し、ポリマー濃度が1〜20重量%の紡糸
原液を調製する工程である。本発明に用いられる脂肪族
ポリアミドは、分子鎖を効率よく引き伸ばすために分子
鎖一本あたりの絡み合い点数を制御する観点から、固有
粘度が8.0dL/g以上であることが必要であり、好
ましくは固有粘度が8.0〜20.0dL/gであり、
より好ましくは固有粘度が10.0〜15.0dL/g
である。固有粘度を8.0dL/g以上とするために
は、陰イオン重合法、固相重合法等により、脂肪族ポリ
アミドを合成することが好ましい。ここでいう固有粘度
とは、96.0±0.1重量%の試薬特級硫酸を溶媒と
して用い、25℃において求めた値である。
【0015】また、本発明に用いられる脂肪族ポリアミ
ドの重量平均分子量(Mw)は、高いことが好ましく、
具体的には、500,000〜2,000,000が好
ましく、800,000〜1,200,000がより好
ましい。該重量平均分子量が500,000未満である
と、溶融延伸が不可能となることがあり、一方、2,0
00,000を超えると、溶融紡糸法による繊維化が困
難となることがある。
【0016】本発明に用いられる脂肪族ポリアミドとし
ては、ナイロン4、ナイロン5、ナイロン6、ナイロン
11、ナイロン12、ナイロン46、ナイロン66、ナ
イロン610等が好ましく挙げられ、中でもナイロン6
及びナイロン66がより好ましい。
【0017】本発明において好ましく用いられる溶剤
は、紡糸原液を室温まで冷却しても溶液状態にあるもの
であり、相分離やポリマーの沈殿を生じるようなものは
好ましくない。また、本発明に用いられる溶剤は、乾式
紡糸法の観点から、低沸点であるものが好ましく、具体
的には、70〜120℃の沸点を有するものが好まし
く、70〜90℃の沸点を有するものがより好ましい。
【0018】本発明における好ましい溶剤としては、ジ
メチルスルホキシド、N−メチル−2−ピロリドン、ベ
ンジルアルコール、アニリン、グリセリン、蟻酸、ヘキ
サフルオロ2−プロパノール/ジクロロメタン混合溶剤
等が挙げられるが、乾式紡糸法に好ましい溶剤は、低沸
点を有することであることから、本発明に最も適した溶
剤は、蟻酸(沸点:100℃)あるいはヘキサフルオロ
2−プロパノール/ジクロロメタン混合溶剤(沸点:8
0℃)である。
【0019】高重合度の脂肪族ポリアミドを上記溶剤に
溶かす場合の濃度は、1〜20重量%であり、好ましく
は5〜15重量%、より好ましくは7〜12重量%であ
る。ポリマー濃度が1重量%未満では、曳糸性が低下
し、一方、20重量%を超えると、紡糸原液の粘度が高
くなりすぎて紡糸が困難となる。乾式紡糸法で得られた
未延伸繊維中には溶剤が含まれているが、溶剤の沸点が
低いため、常温、常圧で溶剤を除去することができる。
【0020】(未延伸繊維作製工程)未延伸繊維作製工
程は、紡糸原液調製工程で得られた紡糸原液から溶液紡
糸法により未延伸繊維を作製する工程である。溶液紡糸
法には、湿式紡糸法と乾式紡糸法とがあるが、本発明に
おいては、繊維の巨視的形状が比較的均一である点で、
乾式紡糸法がより好ましく用いられる。また、湿式紡糸
法や乾式紡糸法としては、特に制限はなく、従来公知の
方法及び装置を用いることができる。
【0021】(溶融延伸工程)溶融延伸工程は、未延伸
繊維作製工程で得られた未延伸繊維を、その静的融点以
上の温度において溶融延伸する工程である。本発明に適
用される延伸方法は、従来から行われている固体状態か
らの延伸とは全く異なるところにその特徴を有する。即
ち、未延伸繊維をその静的融点以上の温度で高分子溶融
状態にし、分子鎖の引き伸ばしを行い、その後室温に急
冷する段階で、特定方向に引き伸ばされた分子鎖を配向
結晶化により構造固定を行うものである。溶融延伸工程
における延伸温度は、未延伸繊維の静的融点以上の温度
にする必要がある。本発明における脂肪族ポリアミドと
して好ましく用いられるナイロン6やナイロン66を例
にとると、これらの静的融点は約220℃である。よっ
て、ナイロン6やナイロン66を使用する場合には、延
伸温度は、225℃以上であることが好ましく、230
〜270℃であることがより好ましく、235〜250
℃であることが特に好ましい。
【0022】溶融延伸工程においては、適当な延伸応力
下で未延伸繊維を延伸することが、配向分子鎖の緩和を
抑え、配向結晶化を促進させる点で好ましく、具体的に
は1MPa以上の延伸応力が好ましく、1〜40MPa
がより好ましく、5〜30MPaが特に好ましい。
【0023】溶融延伸工程において、未延伸繊維を溶融
延伸するための装置としては、未延伸繊維を高分子溶融
状態にすることができる加熱部材と、溶融状態の未延伸
繊維から延伸繊維を作製することができる糸巻き部材と
を少なくとも有しており、高強度・高弾性率のポリアミ
ド繊維を製造することができる装置であれば特に制限さ
れず、本発明の製造方法に使用することができる。本発
明の製造方法においては、後述する本発明の溶融延伸装
置を用いることが特に好ましい。
【0024】以下に、脂肪族ポリアミドとしてナイロン
6を例とした実験結果を示す。ナイロン6の結晶相では
分子鎖間に水素結合が形成されているため、結晶相の塑
性変形性が低く、延伸を利用した高強度・高弾性率化の
妨げとなっている。この問題を解決する方法として、結
晶の静的融点以上における分子鎖引き伸ばしと配向を試
みた。
【0025】−方法− 高分子量ナイロン6(Mw=810,000)を蟻酸に
溶解し、ポリマー濃度が12重量%の紡糸原液を調製し
た。この紡糸原液から直径200μm、長さ5mmのダ
イスを用いて室温における乾式紡糸法により未延伸繊維
を作製した。この未延伸繊維を種々の延伸温度と延伸速
度でPin延伸を行い、延伸繊維を得た。試料の構造と
物性は、広角X線回析(WAXD)及び応力−歪み曲線
測定により検討した。
【0026】−結果と考察− (i)未延伸繊維の構造:乾式紡糸法から得た未延伸繊
維の直径は約123μmで、結晶化度約48%、またW
AXD像から、結晶は全て無配向のα晶であることがわ
かった。 (ii)未延伸繊維の融解挙動:示差走査熱量測定(DS
C)から、融解開始温度が200.6℃、融解ピーク温
度が220.7℃であることがわかった。また吸熱ピー
クが幅広いことから、未延伸繊維の結晶は大きさが不揃
いであることが推定された。 (iii)延伸温度の決定:DSCより得た融点は静的融
点である。Pin延伸は試料に荷重をかけながら行うの
で、見かけの融点は上昇する。そこで静的融点と見かけ
の融点の間で、延伸が可能な温度を検討した結果、延伸
温度を230℃、240℃、245℃とした。 (iv)溶融延伸挙動:各延伸温度において、延伸繊維の
ヤング率は延伸速度に依存した。これは延伸速度増加に
伴い延伸応力が高まったためで、分子鎖引き伸ばし効率
が向上したためと考えられる。しかし、延伸応力は延伸
速度のほかに、延伸直前の初期応力にも大きく依存する
ことから、初期応力と延伸効率の関係を検討する必要が
ある。 (v)延伸物の物性と構造:ここでは、延伸温度240
℃、初期荷重12.6MPaの条件下で、ヤング率9
5.0g/d、破断強度9.70g/dを有するナイロ
ン6繊維を得た。WAXD像には、結晶弾性率が小さい
γ型結晶(30GPa)の(020)γ、(001)γ
の回析が認められず、α型結晶(142GPa)の(2
00)αと(202+002)α回析が赤道付近に認め
られた。
【0027】(その他の工程)本発明の製造方法は、前
記その他の工程として、溶融延伸工程後の延伸繊維を熱
処理する工程を有することが好ましい。この熱処理工程
において、温度及び応力を調整することにより、延伸繊
維の初期弾性率及び引張り強度を向上させることができ
る。これは、延伸繊維中に結晶弾性率が小さいγ型結晶
が含まれている場合に、この熱処理工程によって、γ型
結晶をなくすことができるためである。熱処理工程にお
ける熱処理温度は、180〜210℃が好ましく、18
0〜200℃がより好ましい。また、熱処理工程におけ
る応力は、3〜60MPaが好ましく、10〜50MP
aがより好ましい。更に、熱処理工程における熱処理時
間は、10〜40分が好ましく、15〜20分がより好
ましい。
【0028】[高強度・高弾性率のポリアミド繊維]本
発明のポリアミド繊維は、前記本発明の高強度・高弾性
率のポリアミド繊維の製造方法によって得られ、固有粘
度が8.0dL/g以上の脂肪族ポリアミドからなり、
初期弾性率が100g/d以上であり、かつ、引張り強
度が12g/d以上であることを特徴とする。本発明の
ポリアミド繊維は、初期弾性率や引張り強度等の力学特
性に優れるだけでなく、これまでにない溶融延伸を採用
した前記本発明のポリアミド繊維の製造方法によって得
られるため、製造コストが低いという利点を有してい
る。
【0029】本発明のポリアミド繊維は、初期弾性率が
100g/d以上であるが、150g/d以上が好まし
く、200g/d以上がより好ましい。また、本発明の
ポリアミド繊維は、引張り強度が12g/d以上である
が、15g/d以上であることが好ましく、20g/d
以上であることが更に好ましく、25g/d以上である
ことが特に好ましい。
【0030】本発明のポリアミド繊維は、初期弾性率及
び引張り強度の両方に優れているため、ゴム補強材料と
してのタイヤコード、Vベルト、タイミングベルトやロ
ープ、漁網等の産業資材として使用することができる。
【0031】[溶融延伸装置]前記本発明のポリアミド
繊維の製造方法には、以下の本発明の溶融延伸装置を使
用することが好ましい。これまで、延伸方法として溶融
延伸という概念は全くなかったため、未延伸繊維を溶融
延伸するための装置が必要となった。本発明者は鋭意検
討の結果、高強度・高弾性率のポリアミド繊維を製造す
ることができる溶融延伸装置を完成するに至った。本発
明の溶融延伸装置は、未延伸繊維を送り出す送り出しプ
ーリーと、該送り出しプーリーから送り出された未延伸
繊維の張力を検出する張力検出器と、未延伸繊維を静的
融点以上の温度に溶融する加熱器と、該加熱器により溶
融された未延伸繊維を延伸するとともに、延伸された繊
維を捲き取る捲き取りプーリーと、を備えることを特徴
とする。また、前記張力検出器により検出された未延伸
繊維の張力の強さに応じて、前記捲き取りプーリーの捲
き取り速度を制御可能であることが好ましい。
【0032】以下に、本発明の溶融延伸装置の一実施形
態を示すが、本発明はこの実施形態に何ら限定されるも
のではない。図1は、本発明の溶融延伸装置の一例を示
す正面図であり、図2は、その側面図である。この溶融
延伸装置1は、基盤70上に、送り出しプーリー10
と、張力検出器20と、加熱器であるヒーター30と、
捲き取りプーリー40とを備えている。送り出しプーリ
ー10には、未延伸繊維2が捲きつけられている。そし
て、送り出しプーリー10の背面に設けられた送り出し
モータ50によって回転可能となっており、張力検出器
20に未延伸繊維2を送り出す。未延伸繊維2の送り出
し速度は、適宜調整することができるが、10〜1,0
00mm/分が好ましく、100〜500mm/分がよ
り好ましい。
【0033】張力検出器20は、送り出しプーリー10
から送り出された未延伸繊維2の張力を検出する。張力
検出器20は、捲き取りプーリー40の背面に設けられ
た捲き取りモータ60と電気回路で接続されており、検
出した未延伸繊維2の張力の大きさに応じて、捲き取り
プーリー40の捲き取り速度を制御している。この溶融
延伸装置1では、張力検出器20により検出された張力
が電気信号に変換され、図示しないマイクロコンピュー
ターと駆動回路を介して、捲き取りモータ60の回転速
度を制御し、捲き取りプーリー40の捲き取り速度を調
整している。マイクロコンピューターによるこの捲き取
り速度の制御について、図3のフローチャートを用いて
説明する。ステップS1では、張力検出器20が未延伸
繊維の張力Tを検出する。続いてステップS2におい
て、検出された張力Tが目標張力T0よりも小さい場合
には、ステップS3において、捲き取りモータ60の回
転速度が上昇させられる。一方、検出された張力Tが目
標張力T0よりも大きい場合には、ステップS4におい
て、捲き取りモータ60の回転速度が減少させられる。
そして、ステップS5において、制御ルーチンが終了す
る場合には、捲き取りモータ60の回転速度が一定の状
態となり、終了しない場合には、ステップS1から繰り
返される。
【0034】加熱器であるヒーター30は、張力検出器
20から送り出された未延伸繊維2を、未延伸繊維2の
静的融点以上の温度に溶融する。この溶融延伸装置1で
は、カートリッジタイプのヒーターを使用しているが、
未延伸繊維をその静的融点以上の温度に溶融することが
できるものであれば、加熱器の形状や大きさは特に制限
されるものではない。未延伸繊維として脂肪族ポリアミ
ドを原料に用いた場合には、静的融点以上の温度として
は225℃以上であることが好ましく、230〜270
℃であることがより好ましく、235〜250℃である
ことが特に好ましい。
【0035】捲き取りプーリー40は、ヒーター30に
より溶融された未延伸繊維を延伸し、延伸された繊維3
を捲き取る。未延伸繊維を延伸するには、1〜40MP
aの延伸応力下で延伸することが好ましく、5〜30M
Paの延伸応力下で延伸することがより好ましい。捲き
取りプーリー40は、その背面に設けられた捲き取りモ
ータ60によって回転可能となっており、前述のよう
に、張力検出器20で測定された張力に応じて、捲き取
り速度が制御されている。延伸繊維3の捲き取り速度
は、適宜選択することができるが、100〜10,00
0mm/分が好ましく、1,000〜5,000mm/
分がより好ましい。
【0036】この溶融延伸装置1では、送り出しモータ
50は、モータ取付板100を介して送り出しプーリー
10の背面に設けられ、また、捲き取りモータ60も、
モータ取付板100を介して捲き取りプーリー40の背
面に設けられている。そして、送り出しプーリー10、
張力検出器20、ヒーター30、及び捲き取りプーリー
40は、安全アクリルカバー80と前面ハネ上げ式アク
リルカバー90とによって覆われており、これらを安定
させるために、支え板110を基盤70上に設けてい
る。
【0037】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明するが、本発明
はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。 実験条件 引張り特性は、20℃65%RHの条件下で測定した。 初期弾性率測定の歪速度10-3 1/s (測定装置
名:オリエンテック製RTM−100) 引張り強度測定の歪速度10-1 1/s (測定装置
名:オリエンテック製RTM−100)
【0038】(実施例1)陰イオン重合法により固有粘
度(IV)が12.5dL/gのナイロン6を合成し
た。具体的には、開始剤(N−N’−adipoyl−
bis−ε−caprolactam)0.015mo
l%、触媒(EtMgBr)0.1mol%、重合温度
150℃の条件下で合成を行った。得られたナイロン6
の重量平均分子量は、810,000であった。このナ
イロン6を、溶剤である蟻酸に溶解し、ポリマー濃度が
12重量%の紡糸原液を調製した。得られた紡糸原液を
用いて室温にて乾式紡糸を行い、未延伸繊維を作製し
た。得られた未延伸繊維に対し、図1に示す溶融延伸装
置を用いて、延伸温度240℃、延伸応力30MPaで
高速延伸を行った。なお、この時、未延伸繊維の送り出
し速度は85mm/分、延伸後の捲き取り速度は9,0
00mm/分であった。得られた延伸繊維の初期弾性率
は110g/dであり、引張り強度は12g/dであっ
た。
【0039】(実施例2)実施例1で得られた延伸繊維
を、熱処理温度180℃、60MPaの応力下で20分
間熱処理を行った結果、初期弾性率が120g/dであ
り、引張り強度が14g/dとなり、力学特性が向上し
た。
【0040】(実施例3)陰イオン重合法により、固有
粘度(IV)が9.0dL/gのナイロン6を合成し
た。得られたナイロン6の重量平均分子量は、500,
000であった。このナイロン6を、溶剤であるヘキサ
フルオロ2−プロパノール/ジクロロメタン混合溶媒
(重量混合比:50/50)に溶解し、ポリマー濃度が
10重量%の紡糸原液を調製した。得られた紡糸原液を
用いて室温にて乾式紡糸を行い、未延伸繊維を作製し
た。得られた未延伸繊維に対し、図1に示す溶融延伸装
置を用いて、延伸温度240℃で溶融延伸を行い、14
倍に延伸された繊維を作製した。なお、この時、未延伸
繊維の送り出し速度は85mm/分、延伸後の捲き取り
速度は9,600mm/分であった。得られた延伸繊維
の初期弾性率は60g/dであり、引張り強度は7g/
dであった。この繊維中には、結晶弾性率の小さいγ晶
が含まれていたため、この繊維を熱処理温度180℃、
60MPaの応力下で20分間熱処理した結果、初期弾
性率が130g/dであり、引張り強度が14g/dで
ある高弾性率・高強度のポリアミド繊維が得られた。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、製造性に優れ、高弾性
率かつ高強度のポリアミド繊維及びその製造方法、並び
に該製造方法に用いられる溶融延伸装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の溶融延伸装置の一例を示す正面図で
ある。
【図2】 本発明の溶融延伸装置の一例を示す側面図で
ある。
【図3】 捲き取り速度の制御を説明するためのフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 溶融延伸装置 2 未延伸繊維 3 延伸繊維 10 送り出しプーリー 20 張力検出器 30 ヒーター 40 捲き取りプーリー 50 送り出しモータ 60 捲き取りモータ 70 基盤 80 安全アクリルカバー 90 前面ハネ上げ式アクリルカバー 100 モータ取付板 110 支え板

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固有粘度が8.0dL/g以上の脂肪族
    ポリアミドを溶剤に溶解し、ポリマー濃度が1〜20重
    量%の紡糸原液を調製する工程と、 該紡糸原液から溶液紡糸法により未延伸繊維を作製する
    工程と、 該未延伸繊維の静的融点以上の温度において、該未延伸
    繊維を溶融延伸する工程と、を有することを特徴とする
    高強度・高弾性率のポリアミド繊維の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記未延伸繊維の静的融点以上の温度
    が、225℃以上である請求項1に記載の高強度・高弾
    性率のポリアミド繊維の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記溶融延伸する工程が、1MPa以上
    の延伸応力下で前記未延伸繊維を延伸する工程である請
    求項1又は2に記載の高強度・高弾性率のポリアミド繊
    維の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記溶剤の沸点が、70〜120℃であ
    る請求項1から3のいずれかに記載の高強度・高弾性率
    のポリアミド繊維の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記溶剤が、ヘキサフルオロ2−プロパ
    ノール/ジクロロメタン混合溶媒、又は蟻酸である請求
    項4に記載の高強度・高弾性率のポリアミド繊維の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載の高強
    度・高弾性率のポリアミド繊維の製造方法によって得ら
    れ、固有粘度が8.0dL/g以上の脂肪族ポリアミド
    からなり、初期弾性率が100g/d以上であり、か
    つ、引張り強度が12g/d以上であることを特徴とす
    る高強度・高弾性率のポリアミド繊維。
  7. 【請求項7】 前記引張り強度が15g/d以上である
    請求項6に記載の高強度・高弾性率のポリアミド繊維。
  8. 【請求項8】 未延伸繊維を送り出す送り出しプーリー
    と、該送り出しプーリーから送り出された未延伸繊維の
    張力を検出する張力検出器と、未延伸繊維を静的融点以
    上の温度に溶融する加熱器と、該加熱器により溶融され
    た未延伸繊維を延伸するとともに、延伸された繊維を捲
    き取る捲き取りプーリーと、を備えることを特徴とする
    溶融延伸装置。
  9. 【請求項9】 前記張力検出器により検出された未延伸
    繊維の張力の大きさに応じて、前記捲き取りプーリーの
    捲き取り速度を制御する請求項8に記載の溶融延伸装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019137934A (ja) * 2018-02-08 2019-08-22 株式会社ブリヂストン ナイロン4繊維の製造方法、ナイロン4繊維、及び、タイヤ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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