JP2002337448A - インクジェット記録材料 - Google Patents

インクジェット記録材料

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JP2002337448A
JP2002337448A JP2001245997A JP2001245997A JP2002337448A JP 2002337448 A JP2002337448 A JP 2002337448A JP 2001245997 A JP2001245997 A JP 2001245997A JP 2001245997 A JP2001245997 A JP 2001245997A JP 2002337448 A JP2002337448 A JP 2002337448A
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孝一 住岡
Kozo Haino
耕造 拝野
Hiroshi Sakaguchi
博 坂口
Yukihiro Suzuki
幸浩 鈴木
Yukio Tokunaga
幸雄 徳永
Masahiro Hanmura
昌弘 半村
Hiroyuki Onishi
弘幸 大西
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フォトライクの高光沢と高いインク吸収性、
及び保存性が改良されたインクジェット記録用材料を提
供する。 【解決手段】 支持体上に気相法シリカ微粒子を含有す
る多孔質のインク受容層を設けたインクジェット記録材
料において、該インク受容層にヒドラジン誘導体を含有
することを特徴とするインクジェット記録材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録材料に関し、更に詳しくは、フォトライクな高い光沢
を有し、インク吸収性に優れ、かつ印字後の保存性が改
良されたインクジェット記録材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式に使用される記
録材料として、通常の紙やインクジェット記録用紙と称
される支持体上に非晶質シリカやアルミナ等の顔料をポ
リビニルアルコール等の水溶性バインダーからなる多孔
質のインク吸収層を設けてなる記録材料が知られてい
る。
【0003】例えば、特開昭55−51583号、同5
6−157号、同57−107879号、同57−10
7880号、同59−230787号、同62−160
277号、同62−184879号、同62−1833
82号、及び同64−11877号公報等に開示のごと
く、シリカ等の含珪素顔料を水系バインダーと共に紙支
持体に塗布して得られる記録材料が提案されている。
【0004】一方、特公平3−56552号、特開平2
−188287号、同平10−81064号、同平10
−119423号、同平10−175365号、同平1
0−193776号、同10−203006号、同10
−217601号、同平11−20300号、同平11
−20306号、同平11−34481号公報等には、
気相法による合成シリカ微粒子(以降、気相法シリカと
称す)を用いることが開示されている。一次粒子の平均
粒径が30nm以下の超微粒子とくに気相法シリカは、イ
ンク吸収性が良好で高い光沢の記録材料が得られるとい
う特徴がある。近年、フォトライクの記録シートが要望
される中、益々光沢性が重要視されてきており、ポリオ
レフィン樹脂被覆紙(紙の両面にポリエチレン等のポリ
オレフィン樹脂をラミネートしたもの)やポリエステル
フィルム等の耐水性支持体上に気相法シリカを主体とす
るインク受容層が塗設された記録材料が提案されてい
る。
【0005】従来から一般的に用いられてきた紙支持体
は、それ自体がインク吸収層としての役割を有していた
が、前述したポリオレフィン樹脂被覆紙等の耐水性支持
体は、紙支持体と違ってインクを吸収することができな
いため、支持体上に設けられたインク受容層のインク吸
収性が重要であり、インク受容層の空隙率を高める必要
がある。従って、気相法シリカの塗布量を多くし、更
に、気相法シリカに対するバインダーの比率を低減する
必要があった。
【0006】しかしながら超微粒子気相法シリカを用い
た高空隙率の記録層を有するインクジェット記録材料
は、インク吸収性は非常に優れているが、耐水性に劣っ
ていたり、印字後の保管中に印字画像が変色しやすいと
いう問題を有している。即ち、気相法シリカの空隙層を
有する記録媒体は、耐光性に劣るだけでなく、特に大気
中の微量ガスによる退色が生じやすいという問題が十分
には解決できていない。
【0007】微量ガスによる退色の防止剤および耐光性
改良剤として知られている化合物には、超微粒子シリカ
からなる多孔質インク受容層に含有した場合、微量ガス
による退色を防止する効果(以降、耐ガス性という)が
あっても耐光性を悪くしたり、逆に耐光性が良くなって
も耐ガス性が悪くなったりするため、耐ガス性および耐
光性の両方を改良する化合物は極めて少ないのが実情で
ある。
【0008】特開平8−25796号公報には、擬ベー
マイトからなる多孔質インク受容層にチオ尿素誘導体等
の化合物を含有させることにより、耐ガス性を改良でき
ることが記載されている。確かに、超微粒子シリカから
なる多孔質インク受容層にチオ尿素を含有させると耐ガ
ス性を著しく改良することができ、耐光性もある程度は
改良される。しかし、チオ尿素誘導体は、人体への悪影
響が懸念されるため、使用には制限がある。
【0009】特開平7−314882号公報には、擬ベ
ーマイトからなる多孔質インク受容層にジチオカルバミ
ン酸塩等の化合物を含有させることにより、耐ガス性を
改良することが記載されている。しかし、超微粒子シリ
カからなる多孔質インク受容層にジチオカルバミン酸を
含有させても、耐ガス性は改良されず、耐光性も劣化す
る。
【0010】特開平7−314881号公報には、擬ベ
ーマイトからなる多孔質インク受容層に尿素誘導体、セ
ミカルバジド誘導体、カルボヒドラジド誘導体またはヒ
ドラジン誘導体を含有させることにより、ポリ塩化ビニ
ルフイルムと接触したときの黄変色を防止することが記
載されている。しかし、超微粒子シリカからなる多孔質
インク受容層に尿素を含有させても耐ガス性も耐光性も
ほとんど改良することはできない。
【0011】また特開昭61−154989号公報に
は、合成シリカからなるインク受容層にヒドラジド系化
合物を含有することにより耐光性が改良されることが記
載されているが、耐ガス性を改良できることは示されて
いない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、フォトライクの高光沢、高インク吸収性、高耐水性
及び保存性が改良されたインクジェット記録用材料を提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、耐
水性支持体上に一次粒子の平均粒径が30nm以下の無機
微粒子を含有する多孔質のインク受容層を有するインク
ジェット記録材料において、ヒドラジン誘導体を含有す
ることを特徴とするインクジェット記録材料によって達
成された。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の好ましいインクジェット記録材料は、気相法シ
リカによって皮膜中に形成された空隙にインクを吸収さ
せるものであり、高いインク吸収性を発現させるために
は空隙容量を高める必要がある。このため、支持体上に
は比較的多量の気相法シリカを塗布する必要があり、ま
た、親水性バインダー量は空隙率を高めるために減量す
ることが好ましい。
【0015】本発明に好ましく用いられる超微粒子気相
法シリカは、インク受容層に8g/m 2以上含有するのが
好ましく、10〜30g/m2の範囲で用いるのがより好
ましい。この範囲より少ないと、インク吸収性が劣る。
親水性バインダー量は、気相法シリカ微粒子に対して1
0〜40重量%が好ましい。このように親水性バインダ
ーの比率を小さくすることによって、インク吸収性は向
上するが、耐水性ならびに印字後の耐光性および耐ガス
性が低下しやすく、本発明は、これらの性能を同時に満
足させるものである。
【0016】本発明において、気相法シリカ微粒子はイ
ンク受容層中に主たる割合、すなわちインク受容層の全
固形分に対して無機微粒子を50重量%以上、好ましく
は60重量%以上、より好ましくは65重量%以上含有
することが好ましい。
【0017】気相法シリカは、湿式法に対して乾式法と
も呼ばれ、一般的には火炎加水分解法によって作られ
る。具体的には四塩化ケイ素を水素及び酸素と共に燃焼
して作る方法が一般的に知られているが、四塩化ケイ素
の代わりにメチルトリクロロシランやトリクロロシラン
等のシラン類も、単独または四塩化ケイ素と混合した状
態で使用することができる。気相法シリカは日本アエロ
ジル株式会社からアエロジル、トクヤマ株式会社からQ
Sタイプとして市販されており入手することができる。
【0018】本発明に用いられる無機超微粒子とくに気
相法シリカの一次粒子の平均粒径は30nm以下である。
好ましくは一次粒子の平均粒径が3〜20nmでかつBE
T法による比表面積が200m2/g以上(好ましくは2
50〜500m2/g)のものを用いることである。本発
明で云うBET法とは、気相吸着法による粉体の表面積
測定法の一つであり、吸着等温線から1gの試料の持つ
総表面積、即ち比表面積を求める方法である。通常吸着
気体としては、窒素ガスが多く用いられ、吸着量を被吸
着気体の圧、または容積の変化から測定する方法が最も
多く用いられている。多分子吸着の等温線を表すのに最
も著名なものは、Brunauer、Emmett、Tellerの式であっ
てBET式と呼ばれ表面積決定に広く用いられている。
BET式に基づいて吸着量を求め、吸着分子1個が表面
で占める面積を掛けて、表面積が得られる。
【0019】本発明において、超微粒子気相法シリカと
ともに用いられる親水性バインダーとしては、公知の各
種バインダーを用いることができるが、透明性が高くイ
ンクのより高い浸透性が得られる親水性バインダーが好
ましく用いられる。親水性バインダーの使用に当たって
は、親水性バインダーがインクの初期の浸透時に膨潤し
て空隙を塞いでしまわないことが重要であり、この観点
から比較的室温付近で膨潤性の低い親水性バインダーが
好ましく用いられる。特に好ましい親水性バインダーは
完全または部分ケン化のポリビニルアルコールまたはカ
チオン変性ポリビニルアルコールである。
【0020】ポリビニルアルコールの中でも特に好まし
いのは、ケン化度が80以上の部分または完全ケン化し
たものである。平均重合度200〜5000のものが好
ましい。
【0021】また、カチオン変性ポリビニルアルコール
としては、例えば特開昭61−10483号に記載され
ているような、第1〜3級アミノ基や第4級アンモニウ
ム基をポリビニルアルコールの主鎖あるいは側鎖中に有
するポリビニルアルコールである。
【0022】本発明は、上記親水性バインダーと共に架
橋剤(硬膜剤)を用いることが好ましい。架橋剤の具体
的な例としては、ホルムアルデヒド、グルタルアルデヒ
ドの如きアルデヒド系化合物、ジアセチル、クロルペン
タンジオンの如きケトン化合物、ビス(2−クロロエチ
ル尿素)、2−ヒドロキシ−4,6−ジクロロ−1,
3,5トリアジン、米国特許第3,288,775号記
載の如き反応性のハロゲンを有する化合物、ジビニルス
ルホン、米国特許第3,635,718号記載の如き反
応性のオレフィンを持つ化合物、米国特許第2,73
2,316号記載の如きN−メチロール化合物、米国特
許第3,103,437号記載の如きイソシアナート
類、米国特許第3,017,280号、同2,983,
611号記載の如きアジリジン化合物類、米国特許第
3,100,704号記載の如きカルボジイミド系化合
物類、米国特許第3,091,537号記載の如きエポ
キシ化合物、ムコクロル酸の如きハロゲンカルボキシア
ルデヒド類、ジヒドロキシジオキサンの如きジオキサン
誘導体、クロム明ばん、硫酸ジルコニウム、ほう酸及び
ほう酸塩の如き無機架橋剤等があり、これらを1種また
は2種以上組み合わせて用いることができる。これらの
中でも、特にほう酸またはほう酸塩が好ましい。
【0023】本発明の好ましい態様によれば、気相法シ
リカと組み合わせて、膜面pH3〜6、好ましくはpH
3〜5.5のインク受容層にヒドラジン誘導体を含有す
ることによって、耐水性と印字後の保存性を著しく改良
することができる。
【0024】本発明の別の好ましい態様によれば、気相
法シリカと組み合わせて、膜面pH3〜6、好ましくは
pH3〜5.5のインク受容層にカチオン性化合物とヒ
ドラジン誘導体を含有することによって、さらに耐水性
と印字後の保存性を著しく改良することができる。
【0025】本発明に用いられるヒドラジン誘導体は、
好ましくは下記化1で表される。
【0026】
【化1】
【0027】化1中、R1〜R4は独立して水素原子、置
換もしくは未置換の脂肪族基、芳香族基、複素環基、カ
ルボニル基、スルホニル基、スルホキシ基、ホスホリル
基、イミノメチレン基等を表し、これらは連結して環を
形成してもよく、またポリマーになっていてもよい。
【0028】上記の置換基としては、例えばアルキル
基、アリール基、複素環基、アルコキシ基、アミノ基、
ヒドラジノ基、カルボニル基、カルバモイル基等が挙げ
られ、これらの置換基はさらに別の置換基を有していて
もよい。
【0029】R1〜R4の少なくとも1つに置換もしくは
非置換のカルボニル基またはスルホニル基を有するヒド
ラジン誘導体が特に好ましい。本発明に用いられるヒド
ラジン誘導体としては以下の化合物が例示される。
【0030】
【化2】
【0031】
【化3】
【0032】
【化4】
【0033】
【化5】
【0034】本発明に用いられるヒドラジン誘導体のイ
ンク受容層中における含有量は、0.1〜50ミリモル
/m2が好ましくは0.2〜20ミリモル/m2がより好ま
しい。
【0035】本発明に好ましく用いられるカチオン性化
合物としては、例えばカチオン性ポリマーや水溶性金属
化合物が挙げられる。カチオン性ポリマーとしては、ポ
リエチレンイミン、ポリジアリルアミン、ポリアリルア
ミン、アルキルアミン重合物、特開昭59−20696
号、同59−33176号、同59−33177号、同
59−155088号、同60−11389号、同60
−49990号、同60−83882号、同60−10
9894号、同62−198493号、同63−494
78号、同63−115780号、同63−28068
1号、特開平1−40371号、同6−234268
号、同7−125411号、同10−193776号公
報等に記載された1〜3級アミノ基、4級アンモニウム
塩基を有するポリマーが好ましく用いられる。これらの
カチオンポリマーの分子量は、5,000以上が好まし
く、更に5,000〜10万程度が好ましい。
【0036】本発明のインクジェット記録材料は、ヒド
ラジン化合物に組み合わせて、ジシアンジアミド系樹脂
を用いることにより、各々単独の含有量を増加しても達
成できない高い耐光性と耐ガス性を達成することができ
る。
【0037】ジシアンジアミド系樹脂をとしては、ジシ
アンジアミドポリアルキレンポリアミン縮合物、ジシア
ンジアミドホルマリン縮合物等が挙げられ、例えば日華
化学からネオフィックスRP−70Y、里田化工からジ
ェットフィックス20、三洋化成からサンフィックス7
0、日本カーバイドからニカフロックD1000、里田
化工からジェットフィックス105の商品名で入手する
ことができる。
【0038】これらのカチオン性ポリマーの使用量は無
機超微粒子に対して0.1〜20重量%、好ましくは1
〜10重量%である。
【0039】本発明に用いられる水溶性金属化合物とし
て、例えば水溶性の多価金属塩が挙げられる。カルシウ
ム、バリウム、マンガン、銅、コバルト、ニッケル、ア
ルミニウム、鉄、亜鉛、ジルコニウム、クロム、マグネ
シウム、タングステン、モリブデンから選ばれる金属の
水溶性塩が挙げられる。具体的には例えば、酢酸カルシ
ウム、塩化カルシウム、ギ酸カルシウム、硫酸カルシウ
ム、酢酸バリウム、硫酸バリウム、リン酸バリウム、塩
化マンガン、酢酸マンガン、ギ酸マンガンニ水和物、硫
酸マンガンアンモニウム六水和物、塩化第二銅、塩化ア
ンモニウム銅(II)ニ水和物、硫酸銅、塩化コバルト、
チオシアン酸コバルト、硫酸コバルト、硫酸ニッケル六
水和物、塩化ニッケル六水和物、酢酸ニッケル四水和
物、硫酸ニッケルアンモニウム六水和物、アミド硫酸ニ
ッケル四水和物、硫酸アルミニウム、亜硫酸アルミニウ
ム、チオ硫酸アルミニウム、ポリ塩化アルミニウム、硝
酸アルミニウム九水和物、塩化アルミニウム六水和物、
臭化第一鉄、塩化第一鉄、塩化第二鉄、硫酸第一鉄、硫
酸第二鉄、臭化亜鉛、塩化亜鉛、硝酸亜鉛六水和物、硫
酸亜鉛、酢酸ジルコニウム、塩化ジルコニウム、塩化酸
化ジルコニウム八水和物、ヒドロキシ塩化ジルコニウ
ム、酢酸クロム、硫酸クロム、硫酸マグネシウム、塩化
マグネシウム六水和物、クエン酸マグネシウム九水和
物、りんタングステン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウ
ムタングステン、12タングストりん酸n水和物、12
タングストけい酸26水和物、塩化モリブデン、12モ
リブドりん酸n水和物等が挙げられる。
【0040】本発明において、特に水溶性アルミニウム
化合物あるいは周期表4A族元素を含む水溶性化合物が
好ましい。水溶性アルミニウム化合物は、例えば無機塩
としては塩化アルミニウムまたはその水和物、硫酸アル
ミニウムまたはその水和物、アンモニウムミョウバン等
が知られている。さらに、無機系の含アルミニウムカチ
オンポリマーである塩基性ポリ水酸化アルミニウム化合
物がある。特に、塩基性ポリ水酸化アルミニウム化合物
が好ましい。
【0041】前記塩基性ポリ水酸化アルミニウム化合物
とは、主成分が下記の一般式1、2又は3で示され、例
えば〔Al6(OH)153+、〔Al8(OH)204+
〔Al13(OH)345+、〔Al21(OH)603+、等
のような塩基性で高分子の多核縮合イオンを安定に含ん
でいる水溶性のポリ水酸化アルミニウムである。
【0042】 〔Al2(OH)nCl6-nm 式1 〔Al(OH)3nAlCl3 式2 Aln(OH)mCl(3n-m) 0<m<3n 式3
【0043】これらのものは多木化学(株)よりポリ塩
化アルミニウム(PAC)の名で水処理剤として、浅田
化学(株)よりポリ水酸化アルミニウム(Paho)の
名で、また、(株)理研グリーンよりピュラケムWTの
名で、また他のメーカーからも同様の目的を持って上市
されており、各種グレードの物が容易に入手できる。本
発明ではこれらの市販品をそのままでも使用できるが、
pHが不適当に低い物もあり、その場合は適宜pHを調
節して用いることも可能である。
【0044】本発明に用いられる周期表4A族元素を含
む水溶性化合物は水溶性で有れば特に制限はないがチタ
ンまたはジルコニウムを含む水溶性化合物が好ましい。
例えばチタンを含む水溶性化合物としては塩化チタン、
硫酸チタンが、ジルコニウムを含む水溶性化合物として
は酢酸ジルコニウム、塩化ジルコニウム、オキシ塩化ジ
ルコニウム、ヒドロキシ塩化ジルコニウム、硝酸ジルコ
ニウム、塩基性炭酸ジルコニウム、水酸化ジルコニウ
ム、炭酸ジルコニウム・アンモニウム、炭酸ジルコニウ
ム・カリウム、硫酸ジルコニウム、フッ化ジルコニウム
化合物等が知られている。これらの化合物はpHが不適
当に低い物もあり、その場合は適宜pHを調節して用い
ることも可能である。本発明に於いて、水溶性とは常温
常圧下で水に1重量%以上溶解することを目安とする。
【0045】本発明において、上記水溶性の金属化合物
のインク受容層中の含有量は、気相法シリカ微粒子に対
して0.1〜10重量%が好ましく、更に好ましくは1
〜5重量%である。
【0046】上記したカチオン性化合物は2種以上を併
用することができる。例えば、カチオン性ポリマーと水
溶性金属化合物を併用するのが好ましい。
【0047】本発明のインクジェット記録材料は、ヒド
ラジン化合物に組み合わせて、チオエーテル化合物を用
いることにより、各々単独の含有量を増加しても達成で
きない高い耐光性と耐ガス性を達成することができる。
【0048】本発明に用いられるチオエーテル化合物
は、親水性基もしくは塩基性窒素原子を有する基で置換
されたアルキル基を有するチオエーテル化合物が好まし
く、下記一般式(1)で表される化合物が挙げられる。
【0049】
【化6】
【0050】一般式(1)において、R1及びR2はそれ
ぞれ独立に、水素原子、置換もしくは未置換のアルキル
基、置換もしくは未置換のアリール基またはそれらを含
む基を表し、R1とR2は同一でも異なっていてもよく、
結合して環を形成してもよい。ただしR1とR2の少なく
とも一方は、ヒドロキシ基、スルホ基、カルボキシ基、
(ポリ)エチレンオキシ基等の親水性基あるいはアミノ
基、アミド基、アンモニウム基、含窒素ヘテロ環基、ア
ミノカルボニル基、アミノスルホニル基等の塩基性窒素
原子を有する基で置換されたアルキル基またはそれを含
む基(たとえばこの置換アルキル基はさらにカルバモイ
ル基、カルボニル基、カルボニルオキシ基等の2価の連
結基を介してチオエーテルの硫黄原子に結合していても
よい)である。R3は置換されていてもよく、場合によ
っては酸素原子を有するアルキレン基を表す。mは0〜
10の整数を表し、mが1以上の場合R3に結合する少
なくとも1つの硫黄原子はスルホニル基であってもよ
い。
【0051】一般式(1)の特に好ましい化合物は、R
1及びR2の少なくとも一方がヒドロキシ基、カルボキシ
基、アミノ基、アンモニウム基で置換されたアルキル基
を有する化合物である。またアミノ基置換アルキル基の
アミノ基としては、アミノ基、モノアルキル(好ましく
は炭素数1〜5のアルキル基)置換アミノ基、ジアルキ
ル(好ましくは炭素数1〜5のアルキル基)置換アミノ
基を含み、更に含窒素ヘテロ環基であることができる。
以下に一般式(1)の化合物の具体例を挙げるが、本発
明はこれらに限定されるものではない。
【0052】
【化7】
【0053】
【化8】
【0054】
【化9】
【0055】
【化10】
【0056】
【化11】
【0057】上記チオエーテル化合物のインク受容層中
における含有量は、0.1〜50ミリモル/m2が好まし
くは0.2〜20ミリモル/m2がより好ましい。
【0058】本発明において、インク受容層の膜面pH
は、J.TAPPI紙パルプ試験方法N0.49に記載
の方法に従って、蒸留水を用い、30秒後に測定した表
面pHである。
【0059】インク受容層のpHは、塗布液の段階で調
整するのが好ましいが、塗布液のpHと塗布乾燥された
状態での膜面pHとは必ずしも一致しないため、塗布液
と膜面pHとの関係を予め実験等によって求めておくこ
とが所定の膜面pHにするために必要である。インク受
容層塗布液のpHは、酸またはアルカリを適当に組み合
わせて行われる。酸としては、塩酸、硝酸、硫酸、リン
酸等の無機酸、酢酸、クエン酸、コハク酸等の有機酸が
用いられ、アルカリとしては、水酸化ナトリウム、アン
モニア水、炭酸カリウム、リン酸三ナトリウム、または
弱アルカリとして、酢酸ナトリウム等の弱酸のアルカリ
金属塩が用いられる。
【0060】本発明のインク受容層は、更に皮膜の脆弱
性を改良するために各種油滴を含有することができる。
そのような油滴としては室温における水に対する溶解性
が0.01重量%以下の疎水性高沸点有機溶媒(例え
ば、流動パラフィン、ジオクチルフタレート、トリクレ
ジルホスフェート、シリコンオイル等)や重合体粒子
(例えば、スチレン、ブチルアクリレート、ジビニルベ
ンゼン、ブチルメタクリレート、ヒドロキシエチルメタ
クリレート等の重合性モノマーを一種以上重合させた粒
子)を含有させることができる。そのような油滴は好ま
しくは親水性バインダーに対して10〜50重量%の範
囲で用いることができる。
【0061】本発明において、インク受容層に界面活性
剤を添加することができる。用いられる界面活性剤はア
ニオン系、カチオン系、ノニオン系、ベタイン系のいず
れのタイプでもよく、また低分子のものでも高分子のも
のでもよい。1種もしくは2種以上界面活性剤をインク
受理層塗液中に添加するが、2種以上の界面活性剤を組
み合わせて使用する場合は、アニオン系のものとカチオ
ン系のものとを組み合わせて用いることは好ましくな
い。界面活性剤の添加量はインク受容層を構成するバイ
ンダー100gに対して0.001〜5gが好ましく、よ
り好ましくは0.01〜3gである。
【0062】本発明において、インク受容層には更に、
着色染料、着色顔料、インク染料の定着剤、紫外線吸収
剤、酸化防止剤、顔料の分散剤、消泡剤、レベリング
剤、防腐剤、蛍光増白剤、粘度安定剤などの公知の各種
添加剤を添加することもできる。
【0063】本発明に用いられる耐水性支持体として
は、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹
脂、ジアセテート樹脂、トリアセテート樹脂、アクリル
樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリイ
ミド樹脂、セロハン、セルロイド等のプラスチック樹脂
フィルム、及び紙の両面にポリオレフィン樹脂をラミネ
ートした樹脂被覆紙が挙げられる。本発明に用いられる
耐水性支持体の厚みは、約50〜300μm程度が好ま
しい。
【0064】本発明において好ましく用いられる樹脂被
覆紙を構成する原紙は、特に制限はなく、一般に用いら
れている紙が使用できるが、より好ましくは例えば写真
用支持体に用いられているような平滑な原紙が好まし
い。原紙を構成するパルプとしては天然パルプ、再生パ
ルプ、合成パルプ等を1種もしくは2種以上混合して用
いられる。この原紙には一般に製紙で用いられているサ
イズ剤、紙力増強剤、填料、帯電防止剤、蛍光増白剤、
染料等の添加剤が配合される。
【0065】さらに、表面サイズ剤、表面紙力剤、蛍光
増白剤、帯電防止剤、染料、アンカー剤等が表面塗布さ
れていてもよい。
【0066】また、原紙の厚みに関しては特に制限はな
いが、紙を抄造中または抄造後カレンダー等にて圧力を
印加して圧縮するなどした表面平滑性の良いものが好ま
しく、その坪量は30〜250g/m2が好ましい。
【0067】樹脂被覆紙の樹脂としては、ポリオレフィ
ン樹脂や電子線で硬化する樹脂を用いることができる。
ポリオレフィン樹脂としては、低密度ポリエチレン、高
密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリ
ペンテンなどのオレフィンのホモポリマーまたはエチレ
ン−プロピレン共重合体などのオレフィンの2つ以上か
らなる共重合体及びこれらの混合物であり、各種の密
度、溶融粘度指数(メルトインデックス)のものを単独
にあるいはそれらを混合して使用できる。
【0068】また、樹脂被覆紙の樹脂中には、酸化チタ
ン、酸化亜鉛、タルク、炭酸カルシウムなどの白色顔
料、ステアリン酸アミド、アラキジン酸アミドなどの脂
肪酸アミド、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシ
ウムなどの脂肪酸金属塩、イルガノックス1010、イ
ルガノックス1076などの酸化防止剤、コバルトブル
ー、群青、セシリアンブルー、フタロシアニンブルーな
どのブルーの顔料や染料、コバルトバイオレット、ファ
ストバイオレット、マンガン紫などのマゼンタの顔料や
染料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤などの各種の添加剤を
適宜組み合わせて加えるのが好ましい。
【0069】本発明において好ましく用いられる支持体
である樹脂被覆紙は、走行する原紙上にポリオレフィン
樹脂の場合は、加熱溶融した樹脂を流延する、いわゆる
押出コーティング法により製造され、その両面が樹脂に
より被覆される。また、電子線により硬化する樹脂の場
合は、グラビアコーター、ブレードコーターなど一般に
用いられるコーターにより樹脂を塗布した後、電子線を
照射し、樹脂を硬化させて被覆する。また、樹脂を原紙
に被覆する前に、原紙にコロナ放電処理、火炎処理など
の活性化処理を施すことが好ましい。支持体のインク受
容層が塗布される面(表面)は、その用途に応じて光沢
面、マット面などを有し、特に光沢面が優位に用いられ
る。裏面に樹脂を被覆する必要はないが、カール防止の
点から樹脂被覆したほうが好ましい。裏面は通常無光沢
面であり、表面あるいは必要に応じて表裏両面にもコロ
ナ放電処理、火炎処理などの活性処理を施すことができ
る。また、樹脂被覆層の厚みとしては特に制限はない
が、一般に5〜50μmの厚味に表面または表裏両面に
コーティングされる。
【0070】本発明における支持体には帯電防止性、搬
送性、カール防止性などのために、各種のバックコート
層を塗設することができる。バックコート層には無機帯
電防止剤、有機帯電防止剤、親水性バインダー、ラテッ
クス、硬化剤、顔料、界面活性剤などを適宜組み合わせ
て含有せしめることができる。
【0071】本発明において、インク受容層の塗布方法
は、特に限定されず、公知の塗布方法を用いることがで
きる。例えば、スライドリップ方式、カーテン方式、エ
クストルージョン方式、エアナイフ方式、ロールコーテ
ィング方式、ロッドバーコーティング方式等がある。
【0072】本発明において、インクジェット記録材料
には、少なくとも1つの気相法シリカを含有する層に加
え、さらにインク吸収層、インク定着層、中間層、保護
層等を設けてもよい。例えば、下層に水溶性ポリマー層
を塗設したり、上層に膨潤層や多孔質層を塗設しても良
い。特に下層の気相法シリカより少ない塗布量でアルミ
ナ水和物の多孔質上層を設けることにより印字濃度が高
く保存性に優れたインクジェット記録材料を得ることが
できる。
【0073】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳しく説明する
が、本発明の内容は実施例に限られるものではない。な
お、部とは固形分重量部を意味する。
【0074】実施例1 広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)と針葉樹晒サルフ
ァイトパルプ(NBSP)の1:1混合物をカナディア
ン スタンダード フリーネスで300mlになるまで叩
解し、パルプスラリーを調製した。これにサイズ剤とし
てアルキルケテンダイマーを対パルプ0.5重量%、強
度剤としてポリアクリルアミドを対パルプ1.0重量
%、カチオン化澱粉を対パルプ2.0重量%、ポリアミ
ドエピクロロヒドリン樹脂を対パルプ0.5重量%添加
し、水で希釈して1%スラリーとした。このスラリーを
長網抄紙機で坪量170g/m2になるように抄造し、乾
燥調湿してポリオレフィン樹脂被覆紙の原紙とした。抄
造した原紙に、密度0.918g/cm3の低密度ポリエチ
レン100重量%の樹脂に対して、10重量%のアナタ
ーゼ型チタンを均一に分散したポリエチレン樹脂組成物
を320℃で溶融し、200m/分で厚さ35μmになる
ように押出コーティングし、微粗面加工されたクーリン
グロールを用いて押出被覆した。もう一方の面には密度
0.962g/cm3の高密度ポリエチレン樹脂70重量部
と密度0.918の低密度ポリエチレン樹脂30重量部
のブレンド樹脂組成物を同様に320℃で溶融し、厚さ
30μmになるように押出コーティングし、粗面加工さ
れたクーリングロールを用いて押出被覆した。
【0075】上記ポリオレフィン樹脂被覆紙表面に高周
波コロナ放電処理を施した後、下引き層をゼラチンが5
0mg/m2となるように塗布乾燥して支持体を作成した。
【0076】気相法シリカとシャロールDC902Pを
含む水溶液を高圧ホモジナイザーで分散し、ポリビニル
アルコール等を加えて下記組成となるようなインク受容
層塗液を調整し、気相法シリカの塗布量が固形分で18
g/m2となるように塗布、乾燥してインクジェット記録
シートを作成した。尚、いずれの記録シートもインク受
容層の膜面pHが4.0になるように調整した。
【0077】 <記録シート1> 気相法シリカ(平均一次粒径7nm、BET法による比表面積300m2/g) 100部 ジメチルジアリルアンモニウムクロライド重縮合物 3部 (第一工業製薬(株)製、商品名シャロールDC902P) ポリビニルアルコール 25部 (商品名:PVA235、(株)クラレ製、ケン化度88%、平均重合度3500) ほう酸 4部 塩基性ポリ水酸化アルミニウム(理研ク゛リーン株製のヒ゜ュラケムWT) 3部 両性界面活性剤 0.3部 (商品名:SWAM AM-2150、日本サーファクタント製)
【0078】<記録シート2>上記記録シート1のイン
ク受容層に尿素を5ミリモル/m2加えた。
【0079】<記録シート3>上記記録シート1のイン
ク受容層にジエチルジチオカルバミン酸を5ミリモル/
m2加えた。
【0080】<記録シート4>上記記録シート1のイン
ク受容層にチオセミカルバジドを5ミリモル/m2加え
た。
【0081】<記録シート5>上記記録シート1のイン
ク受容層に本発明のヒドラジン化合物(5)を5ミリモ
ル/m2加えた。
【0082】<記録シート6>上記記録シート1のイン
ク受容層に本発明のヒドラジン化合物(15)を5ミリ
モル/m2加えた。
【0083】<記録シート7>上記記録シート1のイン
ク受容層に本発明のヒドラジン化合物(16)を5ミリ
モル/m2加えた。
【0084】<記録シート8>上記記録シート1のイン
ク受容層に本発明のヒドラジン化合物(23)を5ミリ
モル/m2加えた。
【0085】<記録シート9>上記記録シート1のイン
ク受容層に本発明のヒドラジン化合物(27)を5ミリ
モル/m2加えた。
【0086】得られた各々のインクジェット記録シート
について、インク吸収性、耐水性、印字後の保存性(耐
光性及び耐ガス性)、及び光沢度を評価した。その結果
を表1に示す。
【0087】<インク吸収性>インクジェットプリンタ
ー(セイコーエプソン社製PM−800C)を用いて、
C、M、Yをそれぞれ100%で印字して、印字直後に
PPC用紙を印字部に重ねて軽く圧着し、PPC用紙に
転写したインク量の程度を目視で観察し、下記の基準で
評価した。 ○:全く転写しない。 ×:転写する。
【0088】<耐水性>幅100μmの細線を100μm
間隔で印字し、1日放置した後で、35℃90%相対湿
度(RH)の条件下に2日間置いた後、細線の滲みを下
記の基準で評価した。 ○:ほとんど滲んでいなく、細線と細線の間隔が明確で
ある。 △:滲みがあるが、細線と細線の間が完全には潰れてい
ない。 ×:細線が滲み、細線と細線の間隔が無くなっている。
【0089】<耐光性>インクジェットプリンター(セ
イコーエプソン社製PM−770C)を用いてCYMK
のインクでそれぞれベタ印字を行い、アトラス社製サン
テストCPS光退色試験機にて600W/m2で30時間
照射した後、印字部の濃度を測定し、画像残存率(照射
後濃度/照射前の濃度)を求め、CMYK画像の内、最
も残存率が低いものを表示した。
【0090】<耐ガス性>上記耐光性試験と同様に印字
後、空気中に室温で3ヶ月間曝露した後、印字部の濃度
を測定し、画像残存率(曝露後濃度/曝露前の濃度)を
求め、CMYK画像の内、最も残存率が低いものを表示
した。
【0091】<光沢度>JIS P−8142(紙及び
板紙の75度鏡面光沢度試験方法)に記載の方法に従っ
て測定した。
【0092】
【表1】
【0093】光沢度は、いずれの記録シートも60〜6
5%で、高い光沢を示した。上記結果から明らかなよう
に、本発明のヒドラジン誘導体を用いることによって、
高いインク吸収性、高い耐水性を維持しつつ耐光性と耐
ガス性が改良される。即ち本発明は、インク吸収性、耐
水性および保存性が同時に改良され、かつフォトライク
な高光沢が得られる。
【0094】実施例2 実施例1に用いた気相法シリカを平均一次粒径が15nm
のものに代える以外は同様に試験した。その結果、イン
ク吸収性及び保存性はほぼ同じ結果が得られたが、光沢
度が3〜6%低下した。
【0095】実施例3 実施例1の支持体としてポリエステルフイルムを用いる
以外は実施例1と同様に試験した結果、実施例1と同様
の結果を得た。
【0096】実施例4 実施例1の支持体上に下記2種類の組成のインク受容層
A、B塗布液を同時にスライドビード塗布装置で塗布し
乾燥した。下記に示す支持体に近い下層用のインク受容
層A、上層用のインク受容層B塗布液は、無機微粒子を
9重量%の固形分濃度になるように高圧ホモジナイザー
で分散した後調製した。これらの塗布液を、インク受容
層Aは気相法シリカが固形で16g/m2、インク受容層
Bの擬ベーマイトが4g/m2になるように塗布、乾燥し
た(記録シート1A)。
【0097】 <インク受容層A塗布液> 気相法シリカ 100部 (平均一次粒径7nm) ジメチルジアリルアンモニウムクロライド重縮合物 4部 (第一工業製薬(株)製、商品名シャロールDC902P) ほう酸 4部 ポリビニルアルコール 20部 (ケン化度88%、平均重合度3500) 界面活性剤 0.3部 酢酸ジルコニウム 2部
【0098】 <インク受容層B塗布液> 擬ベーマイト 100部 (平均一次粒径15nm、アスペクト比5の平板状) ほう酸 4部 ポリビニルアルコール 20部 (ケン化度88%、平均重合度3500) 界面活性剤 0.3部 酢酸ジルコニウム 2部
【0099】塗布後の乾燥条件を下記に示す。5℃で3
0秒間冷却後、全固形分濃度が90重量%までを45℃
10%RHで乾燥し、次いで35℃10%RHで乾燥し
た。
【0100】インク受容層Aおよびインク受容層Bに実
施例1の記録シート2〜9で用いたヒドラジン化合物を
それぞれ5ミリモル/m2添加して記録シート2A〜9A
を同様に作成した。
【0101】上記のようにして作成したインクジェット
記録シートについて下記の評価を行った。インク吸収
性、耐光性および耐ガス性は実施例1に従った。その結
果を表2に示す。
【0102】<印字部濃度>黒ベタ部の印字濃度をマク
ベス反射濃度計で測定し、5回測定の平均値で示した。
【0103】
【表2】
【0104】実施例5 インク受容層の配合を以下のように変更する以外は実施
例1に従った。 <記録シート10> 気相法シリカ(平均一次粒径7nm、BET法による比表面積300m2/g) 100部 ジメチルジアリルアンモニウムクロライド重縮合物 3部 (第一工業製薬(株)製、商品名シャロールDC902P) ポリビニルアルコール 25部 (商品名:PVA235、(株)クラレ製、ケン化度88%、平均重合度3500) 塩基性ポリ水酸化アルミニウム(理研ク゛リーン株製のヒ゜ュラケムWT) 3部 アルキルアミンエピクロルヒドリン重縮合物 4部 (4級化度80%、平均分子量7000) ほう酸 4部 両性界面活性剤 0.3部 (商品名:SWAM AM-2150、日本サーファクタント製)
【0105】<記録シート11>上記記録シート10の
インク受容層に本発明のヒドラジン化合物(27)を
3.5ミリモル/m2加えた。
【0106】<記録シート12>上記記録シート10の
インク受容層に本発明のヒドラジン化合物(27)を7
ミリモル/m2加えた。
【0107】<記録シート13>上記記録シート10の
インク受容層にチオエーテル化合物(24)を3.5ミ
リモル/m2加えた。
【0108】<記録シート14>上記記録シート10の
インク受容層にチオエーテル化合物(24)を7ミリモ
ル/m2加えた。
【0109】<記録シート15>上記記録シート10の
インク受容層にジシアンジアミド系樹脂(ジェットフィ
ックス20)を0.3g/m2加えた。
【0110】<記録シート16>上記記録シート10の
インク受容層にジシアンジアミド系樹脂(ジェットフィ
ックス20)を0.6g/m2加えた。
【0111】<記録シート17>上記記録シート10の
インク受容層に本発明のヒドラジン化合物(27)を
3.5ミリモル/m2とチオエーテル化合物(24)を
3.5ミリモル/m2加えた。
【0112】<記録シート18>上記記録シート10の
インク受容層に本発明のヒドラジン化合物(27)を
3.5ミリモル/m2とジシアンジアミド系樹脂(ジェッ
トフィックス20)を0.3g/m2加えた。
【0113】得られた各々のインクジェット記録シート
について、インク吸収性、耐水性、印字後の保存性(耐
光性及び耐ガス性)、及び光沢度を評価した。その結果
を表3に示す。
【0114】
【表3】
【0115】
【発明の効果】本発明によれば、高インク吸収性、高耐
水性、高光沢でかつ保存性の改良されたフォトライクな
インクジェット記録材料が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 拝野 耕造 東京都千代田区丸の内3丁目4番2号 三 菱製紙株式会社内 (72)発明者 坂口 博 東京都千代田区丸の内3丁目4番2号 三 菱製紙株式会社内 (72)発明者 鈴木 幸浩 東京都千代田区丸の内3丁目4番2号 三 菱製紙株式会社内 (72)発明者 徳永 幸雄 東京都千代田区丸の内3丁目4番2号 三 菱製紙株式会社内 (72)発明者 半村 昌弘 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 大西 弘幸 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA13 FC06 2H086 BA15 BA31 BA33 BA45

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐水性支持体上に一次粒子の平均粒径が
    30nm以下の無機微粒子を含有する多孔質のインク受容
    層を有するインクジェット記録材料において、ヒドラジ
    ン誘導体を含有することを特徴とするインクジェット記
    録材料。
  2. 【請求項2】 無機微粒子が気相法シリカである請求項
    1記載のインクジェット記録材料。
  3. 【請求項3】 インク受容層が架橋剤で架橋されている
    請求項1または2記載のインクジェット記録材料。
  4. 【請求項4】 膜面pHが3〜6である請求項1〜3の
    いずれか記載のインクジェット記録材料。
  5. 【請求項5】 さらにチオエーテル化合物を含有する請
    求項1〜4のいずれか記載のインクジェット記録材料。
  6. 【請求項6】 さらにジシアンジアミド系樹脂を含有す
    る請求項1〜4のいずれか記載のインクジェット記録材
    料。
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