JP2002335105A - 中心導体組立体およびこれを用いた非可逆回路素子 - Google Patents

中心導体組立体およびこれを用いた非可逆回路素子

Info

Publication number
JP2002335105A
JP2002335105A JP2001138525A JP2001138525A JP2002335105A JP 2002335105 A JP2002335105 A JP 2002335105A JP 2001138525 A JP2001138525 A JP 2001138525A JP 2001138525 A JP2001138525 A JP 2001138525A JP 2002335105 A JP2002335105 A JP 2002335105A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
center conductor
conductor assembly
hole
electrode
assembly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001138525A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4636355B2 (ja
JP2002335105A5 (ja
Inventor
Yasushi Kishimoto
靖 岸本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP2001138525A priority Critical patent/JP4636355B2/ja
Publication of JP2002335105A publication Critical patent/JP2002335105A/ja
Publication of JP2002335105A5 publication Critical patent/JP2002335105A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4636355B2 publication Critical patent/JP4636355B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 信頼性の高い接続構造となした中心導体組立
体とこれを用いた非可逆回路素を提供することを目的と
する。 【解決手段】 一端を共通端とし他端を高周波信号の入
出力端とする複数の中心導体を磁性体に積層配置すると
ともに、相対向する第1および第2の主面とこれら主面
間を連結する側面を備えた矩形状の中心導体組立体であ
って、前記第2の主面には広がりを有する導体層で形成
されたアース電極と、導体層で形成された入出力外部電
極を有し、前記アース電極はスルーホールを介して前記
複数の中心導体の共通端と接続し、前記入出力外部電極
はスルーホールを介して接続しており、前記中心導体組
立体の側面には段差部を備え、当該段差部から第2の主
面にわたる側面において前記スルーホールを露出させた
ことを特徴とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯電話などのマイク
ロ波通信機器などに使用されるサーキュレータ、アイソ
レータなどの非可逆回路素子に用いられる中心導体組立
体と、これを用いた非可逆回路素子に関する。
【0002】
【従来の技術】非可逆回路素子は、ガーネット等のフェ
ライトに複数の中心導体を交差させて設け、直流磁界を
磁石によってフェライトに加え、フェライト内に磁気共
鳴回転磁界を生じさせて、ある中心導体に入力された信
号を減衰させること無く特定方向の中心導体へ伝送する
回路素子である。例えば、アイソレータは、3つの中心
導体を交差させ、内一つを無反射終端とすることによ
り、他の2つの中心導体間で、特定方向の信号はほとん
ど減衰させずに通過させるが、逆方向の信号は大きく減
衰させるような特性を持たせた非可逆回路素子である。
この様な非可逆回路素子は、移動体通信機や携帯電話機
等に使用され、送信部及び受信部内での反射波の除去、
インピーダンス整合、増幅器・発振器等の安定動作など
のために必要不可欠な回路素子となっている。
【0003】従来の非可逆回路素子の中心導体として
は、薄い銅板から成るア−ス電極から3方向に放射状に
延びたストリップラインで円盤状フェライト(磁性体)
を包み、これらのストリップラインを互いに絶縁を保ち
中央120度で交差するようにして織り込んで設けてい
る。このようにして組み立てられたフェライトは透孔を
有する誘電体基板内に装着され、中心導体のアース電極
側はアース板に、入出力電極は誘電体基板上面の外部電
極にそれぞれ半田付け等して接続されている。さらにフ
ェライトの中心導体の上には直流磁界を与えるための永
久磁石とヨークを兼ねた金属製ケースを配置し、さらに
下側の金属製ケースとの間で磁気回路を構成して非可逆
回路素子としている。
【0004】移動体通信の分野では、このような非可逆
回路素子においても小型高性能化の要求は高まるばかり
で、今やコンマ数mm単位での低背化が求められてい
る。しかしながら、上記のような中心導体とフェライト
を織り込む構造の中心導体組立体では小型・低背化には
限界がある。また、中心導体に対するフェライトの位置
合わせが困難で微妙なズレがその特性に大きな影響を与
えるといった問題があった。そこで、フェライトを複数
のフェライトグリーンシートを積層した焼結積層体とな
し、積層体内部に中心導体を印刷形成した中心導体組立
体が種々提案されている(例えば特開平7−21210
7号公報)。また、同様に誘電体基板についても複数の
セラミックグリーンシートに整合用コンデンサを電極パ
ターンで印刷形成しながら積層し、一体焼結することが
提案されている(例えば特開平9−55607号公
報)。
【0005】図6は特開平7−212107号公報で開
示された一例を示すものである。非可逆回路素子9は、
フェライト積層体(中心導体組立体)90と、フェライ
ト積層体90を収容する基台91と、誘電体フィルム9
2と、遮蔽板93と、永久磁石94a,94bと、上部
ヨーク95aと、下部ヨーク95bとから構成されてい
る。ここでフェライト積層体90は、円板状のグリーン
シートの上面に互いに絶縁され、かつ等角度で交差する
中心導体を導電ペーストを印刷し、この上に他の同形状
のグリーンシートを積層密着して中心導体を挟み込み、
その後、積層したグリーンシートの側面及び上下面にそ
れぞれ電極となる導電体ペーストを印刷して焼成を行な
うことで一体燒結型のフェライト積層体90としてい
る。
【0006】基台91には、その中央にフェライト積層
体90を収容する円形凹部96を有している。円形凹部
96の内面にはフェライト積層体90を収容したとき
に、入出力電極90b及び90cと接触導通する内部電
極91b及び91cと、アース電極90dに接触導通す
る側面アース電極91dと、下部アース電極に接触導通
し下部アース電極と同一形状のアース面電極97とが形
成されている(他のアース電極についても同様)。電極
91bは、円形凹部96の内周面から基台91の上面に
かけて形成されており、スルーホール98を介して基台
91の下部に設けられた入出力端子99に接続されてい
る。電極91cについても電極91bと同様である。
【0007】次に、フェライト積層体90を基台91の
円形凹部96に挿入すると、入出力電極90b及び90
cは、それぞれ内面電極91b及び91cに接触導通
し、スルーホールを介して入出力端子に電気的に接続さ
れる。フェライト積層体90の上面には、誘電体フィル
ム92が搭載され遮蔽板93が冠着される。これによ
り、コンデンサ電極90g,90h,及び90i、誘電
体フィルム92、及び遮蔽板93は静電容量を構成す
る。遮蔽板93を冠着するとその接続部93dはアース
電極90dに接触導通すると共に側面アース電極91d
に接触導通する(以下93e、93fについても同
様)。次に、永久磁石94aは遮蔽板93の上面に搭載
され、永久磁石94bは基台91の下部に配置される。
これら永久磁石94a及び94bは、上部ヨーク95a
及び95bによって固定されている。また、上部ヨーク
95a及び下部ヨーク95bは、互いに接続部を接続す
ることにより閉磁路を構成している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】さて、繰り返すようで
あるがこの分野では小型であると共に性能的にも高い信
頼性が要求される。例えば外部からのノイズによる誤作
動が少なく、かつ過酷な振動や衝撃などにも耐え得る構
造であることが必要である。ここで中心導体組立体と容
量素子基板との接続構造に着目してみると、特開平9−
55607号公報で開示されたものは、中心導体を交互
に織り込み各中心導体の電極端を容量素子基板上面に形
成した電極パターンに半田付けして接続している。これ
は従来の接続構造であって低背化に問題がある。そこで
低背化を進めるために外面電極と内面電極を対向させ側
面同士を接続する構造が考えられる。上述の特開平7−
212107号公報によるものはその例であるが、本例
では遮蔽板を側面電極に嵌着することで接触導通させた
だけの構造であった。従って、振動や衝撃に対する信頼
性に極めて乏しいと言う問題がある。また、特開平10
−178304号公報にも外側面電極と内側面電極の接
続が見られるが、この側面電極同士の接続に関し如何様
にしたかの具体的な開示はない。このように従来、側面
電極同士の接続構造について電気的また機械的に信頼性
の高い具体的な接続構造の提案はなかった。
【0009】以上のことより本発明は、アイソレータや
サーキュレータを構成する中心導体組立体と容量素子基
板の電極間接続する場合、その位置合わせが容易で、電
極部が電気的にも機械的にも確実かつ強固に接続できる
信頼性の高い接続構造となした中心導体組立体とこれを
用いた非可逆回路素を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願発明者らは中心導体
組立体を積層体で形成することによって、電極パターン
の形成と共にスルーホールも容易かつ正確に形成可能で
ある点に着目し、前記中心導体組立体の裏面に導体でア
ース電極、入出力電極を形成するとともに、前記アース
電極、入出力電極と接続するスルーホールを中心導体組
立体の外表面露出させ外部電極として利用することによ
り上記問題を解決できると考え本発明に想到したもので
ある。第1の発明は、一端を共通端とし他端を高周波信
号の入出力端とする複数の中心導体を磁性体に積層配置
するとともに、相対向する第1および第2の主面とこれ
ら主面間を連結する側面を備えた矩形状の中心導体組立
体であって、前記第2の主面には広がりを有する導体層
で形成されたアース電極と、導体層で形成された入出力
外部電極を有し、前記アース電極はスルーホールを介し
て前記複数の中心導体の共通端と接続し、前記入出力外
部電極はスルーホールを介して接続しており、前記中心
導体組立体の側面には段差部を備え、当該段差部から第
2の主面にわたる側面において前記スルーホールを露出
させた中心導体組立体である。そして第2の発明は、請
求項1の中心導体組立体を用いた非可逆回路素子であっ
て、磁性体に直流磁界を印加する永久磁石と、前記中心
導体組立体と、前記中心導体に接続される複数の負荷容
量を備え、該負荷容量は複数の誘電体層と導体層とでコ
ンデンサ積層体に積層形成され、前記コンデンサ積層体
は前記中心導体組立体が収容される透孔を有し、前記透
孔の側面には前記負荷容量と接続する外部電極を備え、
該外部電極と前記中心導体組立体のアース電極及び入出
力外部電極をはんだ接続する非可逆回路素子である。本
発明において、前記中心導体組立体は、前記積層体の透
孔の内側面と前記中心導体組立体の段差凸部とで位置決
めされる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の中心導体組立体と
これを用いた非可逆回路素子の実施例について図面を参
照して説明する。図1は、この発明の一実施例による中
心導体組立体の外観を示す斜視図である。図2は中心導
体組立体の一実施例を示す分解斜視図であり、図3は中
心導体組立体を複数備える積層体を裏面から見た下面斜
視図である。この中心導体組立体4は、中心導体10
a,10b,10cを複数の磁性体層とともに積層配置
している。この中心導体組立体4のたとえば4つの側面
には、スルーホールT1〜T10が露出し、前記中心導
体10a,10b,10cはそれぞれ中心導体組立体4
の裏面に形成されたアース電極20や入出力電極21
a,21bと前記スルーホールにより電気的に接続され
ている。
【0012】次に、中心導体組立体4の詳細を製造方法
と共に説明する。この中心導体組立体4はガーネット等
の磁性体のグリーンシートをドクターブレード法にて作
成し、このグリーンシートに所定パターンの中心導体1
0a,10b,10cをそれぞれAgやCu等の導電性
のペ−ストを印刷して形成する。図2にその構造を斜視
図で示すように、グリーンシート2、3、4にはそれぞ
れ中心導体10a、10b、10cを互いに絶縁を保っ
て等角度で交差するように設け、グリーンシート1には
その裏面にアース電極20と入出力電極21a、21b
を形成している。グリーンシート1の縁部には中心導体
10aの一端と前記入出力電極21bを接続するφ0.
2〜φ0.4のスルーホールT7,T8と、中心導体1
0aの一端とアース電極20とを接続するスルーホール
T9,T10と、中心導体10bの一端と前記入出力電
極21cを接続するスルーホールT5と、中心導体10
bの一端とアース電極20とを接続するスルーホールT
6、中心導体10cの一端と前記入出力電極21aを接
続するスルーホールT1,T2と、中心導体10cの一
端とアース電極20とを接続するスルーホールT3,T
4を形成している。これらのスルーホールにはAgやC
u等の導体が充填されている。
【0013】グリーンシート1の上層に積層配置される
グリーンシート2の縁部には中心導体10aの一端と前
記入出力電極21bを接続するスルーホールT7,T8
と、中心導体10aの一端とアース電極20とを接続す
るスルーホールT9,T10と、中心導体10bの一端
と前記入出力電極21cを接続するスルーホールT5
と、中心導体10bの一端とアース電極20とを接続す
るスルーホールT6、中心導体10cの一端と前記入出
力電極21aを接続するスルーホールT1,T2と、中
心導体10cの一端とアース電極20とを接続するスル
ーホールT3,T4を形成している。
【0014】そしてグリーンシート2の上層にグリーン
シート3が積層されるが、その縁部には中心導体10b
の一端と前記入出力電極21cを接続するスルーホール
T5と、中心導体10bの一端とアース電極20とを接
続するスルーホールT6、中心導体10cの一端と前記
入出力電極21aを接続するスルーホールT1,T2
と、中心導体10cの一端とアース電極20とを接続す
るスルーホールT3,T4を形成している。
【0015】さらにグリーンシート3の上層にグリーン
シート4が積層されるが、その縁部には中心導体10c
の一端と前記入出力電極21aを接続するスルーホール
T1,T2と、中心導体10cの一端とアース電極20
とを接続するスルーホールT3,T4を形成している。
そして、この上に何も形成されていないグリーンシート
5を積層する。
【0016】このようにして形成したグリーンシートを
重ねて熱圧着して積層体100とした後、スルーホール
を2分割するような位置で所定の大きさ、形状となるよ
うに、切断線300,301にそって、たとえばダイシ
ングソーによって溝400を形成する。この溝400の
形成によって、溝400の内側面にスルーホールT1〜
T10が露出する状態となる。好ましくは、溝400の
底面とそれに対向する積層体の下面とに、それぞれ、ス
リット200および201を設ける。スリット200お
よび201は、いずれか一方を省略してもよい。そして
前記積層体100は焼成され、その後、個片に分離され
る。また必要に応じてスルーホールの露出部、アース電
極、入出力電極にめっきが施される。以上の工程を経て
側面に段差を形成し、この段差部から第2の主面にわた
る側面においてスルーホールを露出させスルーホール電
極T1〜T10とした中心導体組立体4が形成される。
上記の如く、アース電極20は中心導体組立体4の裏面
に一体形成されているが、これにより、各中心導体とア
ース電極との距離が一定となるので、組立てによるイン
ピーダンスばらつきを少なく構成できる。また、アース
電極20と後述する樹脂基板6とをはんだ付けできるの
でアース電位をより確実にとることが出来る。そして、
アース電極20は中心導体組立体4とを強固にはんだ付
けすることが出来る。
【0017】また、上記に示した実施例において、スル
ーホールは、その断面を円形としているが他の形状に変
更してもよく、レーザー加工等により横長のスルーホー
ルを形成してもよい。そして溝200やスリット20
0,201の形成は、積層体100の焼成後に行なって
もよい。
【0018】図4は、前記中心導体組立体4を用いて構
成した非可逆回路素子の一例を示す分解斜視図である。
この非可逆回路素子の基本構成としては、中心導体組立
体4、中央部の透孔の中に前記中心導体組立体4を組み
込むようになしたコンデンサ積層体5、このコンデンサ
積層体5に組み入れられるチップあるいは抵抗膜で形成
した抵抗体90、中心導体組立体4に直流磁界を印加す
る永久磁石3、磁性ヨークを兼ねる金属製の上ケース1
と同じく下ケース2とからなっている。コンデンサ積層
体5と下ケース2との間に、実装基板との接続端子を備
え、中心導体組立体4とコンデンサ積層体5を接続する
ランド16a〜16c,及び18を備えた樹脂基板6を
配置している。また、コンデンサ積層体中央部の透孔と
中心導体組立体4はその嵌合と位置合わせが容易かつ正
確に行われるように、また加工の容易さから矩形形状と
している。
【0019】前記コンデンサ積層体5も一体型の積層焼
結体からなり、その上面および積層体内部には整合用の
コンデンサを形成するための入力容量電極5c、出力容
量電極5aと終端抵抗90が組まれるロード電極5bが
形成されている。そして透孔の内側面には入出力容量電
極5a、5cと繋がる側面電極30a,30eとロード
側に繋がる側面電極30cと、アースに繋がる側面電極
30b,30d,30fが形成されている。また、コン
デンサ積層体5の裏面には樹脂基板6に対して電気的に
接続するための入出力端子、アース端子(図示せず)が
それぞれ設けられている。
【0020】上記中心導体組立体4及びコンデンサ積層
体5はそれぞれ別個に製造し、中心導体組立体4をコン
デンサ積層体5の透孔内に嵌合装着させた後、中心導体
組立体4の外側面に形成したスルーホール電極T1〜T
10をコンデンサ積層体5の透孔内側面に形成した側面
電極30a〜30fに、それぞれ電気的に接続すること
によって非可逆回路素子が構成される。このように中心
導体組立体4の外側面に形成したスルーホール電極とコ
ンデンサ積層体5の内側面に形成した側面電極を接続す
ることによって、周囲空間を有効に利用して非可逆回路
素子の高さ方向および横方向の小型化を達成することが
出来る。
【0021】図5は中心導体組立体4とコンデンサ積層
体5との電気的接続部分を拡大した断面図である。中心
導体組立体4に段差を設けているために、中心導体組立
体4とのはんだ接続部分においてコンデンサ積層体5の
透孔内側面との間に空間が形成され、中心導体組立体4
とコンデンサ積層体5とを極めて近傍に配置しても、は
んだが前記空間内にとどまることとなり、信頼性良くは
んだ接続でき、そして前記はんだが前記永久磁石3と対
向する中心導体組立体4やコンデンサ積層体5の主面に
回り込むことがなく、コンデンサ電極との短絡が生じる
ことがない。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明によればアイソレ
ータやサーキュレータを構成する中心導体組立体と容量
素子基板の電極間接続する場合、その位置合わせが容易
で、電極部が電気的にも機械的にも確実かつ強固に接続
できる信頼性の高い接続構造となした中心導体組立体と
これを用いた非可逆回路素を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による中心導体組立体の斜視
図である。
【図2】本発明の一実施例による中心導体組立体の分解
斜視図である。
【図3】本発明の一実施例による中心導体組立体の裏面
斜視図である。
【図4】本発明の一実施例による非可逆回路素子の分解
斜視図である。
【図5】本発明の一実施例による非可逆回路素子の中心
導体組立体とコンデンサ積層体のはんだ接続部の部分断
面図である。
【図6】従来の非可逆回路素子の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 上ケース 2 下ケース 3 永久磁石 4 中心導体組立体 5 コンデンサ積層体 6 樹脂基板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端を共通端とし他端を高周波信号の入
    出力端とする複数の中心導体を磁性体に積層配置すると
    ともに、相対向する第1および第2の主面とこれら主面
    間を連結する側面を備えた矩形状の中心導体組立体であ
    って、前記第2の主面には広がりを有する導体層で形成
    されたアース電極と、導体層で形成された入出力外部電
    極を有し、前記アース電極はスルーホールを介して前記
    複数の中心導体の共通端と接続し、前記入出力外部電極
    はスルーホールを介して接続しており、前記中心導体組
    立体の側面には段差部を備え、当該段差部から第2の主
    面にわたる側面において前記スルーホールを露出させた
    ことを特徴とする中心導体組立体。
  2. 【請求項2】 請求項1の中心導体組立体を用いた非可
    逆回路素子であって、磁性体に直流磁界を印加する永久
    磁石と、前記中心導体組立体と、前記中心導体に接続さ
    れる複数の負荷容量を備え、該負荷容量は複数の誘電体
    層と導体層とでコンデンサ積層体に積層形成され、前記
    コンデンサ積層体は前記中心導体組立体が収容される透
    孔を有し、前記透孔の側面には前記負荷容量と接続する
    外部電極を備え、該外部電極と前記中心導体組立体のア
    ース電極及び入出力外部電極をはんだ接続することを特
    徴とする非可逆回路素子。
  3. 【請求項3】 前記中心導体組立体は、前記積層体の透
    孔の内側面と前記中心導体組立体の段差凸部とで位置決
    めされることを特徴とする請求項1に記載の非可逆回路
    素子。
JP2001138525A 2001-05-09 2001-05-09 中心導体組立体およびこれを用いた非可逆回路素子 Expired - Lifetime JP4636355B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001138525A JP4636355B2 (ja) 2001-05-09 2001-05-09 中心導体組立体およびこれを用いた非可逆回路素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001138525A JP4636355B2 (ja) 2001-05-09 2001-05-09 中心導体組立体およびこれを用いた非可逆回路素子

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2002335105A true JP2002335105A (ja) 2002-11-22
JP2002335105A5 JP2002335105A5 (ja) 2008-05-29
JP4636355B2 JP4636355B2 (ja) 2011-02-23

Family

ID=18985445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001138525A Expired - Lifetime JP4636355B2 (ja) 2001-05-09 2001-05-09 中心導体組立体およびこれを用いた非可逆回路素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4636355B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0710954U (ja) * 1993-07-28 1995-02-14 キンセキ株式会社 表面実装タイプのパッケージ
JPH07212107A (ja) * 1994-01-11 1995-08-11 Tokin Corp 非可逆回路素子
JPH0955607A (ja) * 1995-08-11 1997-02-25 Taiyo Yuden Co Ltd 非可逆回路素子
JPH1098309A (ja) * 1996-09-25 1998-04-14 Murata Mfg Co Ltd 非可逆回路素子
JPH10178304A (ja) * 1996-10-16 1998-06-30 Tdk Corp 非可逆回路素子及びその製造方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0710954U (ja) * 1993-07-28 1995-02-14 キンセキ株式会社 表面実装タイプのパッケージ
JPH07212107A (ja) * 1994-01-11 1995-08-11 Tokin Corp 非可逆回路素子
JPH0955607A (ja) * 1995-08-11 1997-02-25 Taiyo Yuden Co Ltd 非可逆回路素子
JPH1098309A (ja) * 1996-09-25 1998-04-14 Murata Mfg Co Ltd 非可逆回路素子
JPH10178304A (ja) * 1996-10-16 1998-06-30 Tdk Corp 非可逆回路素子及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4636355B2 (ja) 2011-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1939973B1 (en) Irreversible circuit element, its manufacturing method and communication apparatus
JP4345709B2 (ja) 非可逆回路素子、その製造方法及び通信装置
US8058945B2 (en) Ferrite magnet device, nonreciprocal circuit device, and composite electronic component
US20060022766A1 (en) High frequency circuit module having non-reciprocal circuit element
US6900704B2 (en) Two-port isolator and communication device
JP3858852B2 (ja) 2ポート型アイソレータおよび通信装置
EP1309031B1 (en) Nonreciprocal circuit device and communication apparatus
JPH0955607A (ja) 非可逆回路素子
JP3852373B2 (ja) 2ポート型非可逆回路素子および通信装置
JP3705253B2 (ja) 3ポート型非可逆回路素子および通信装置
JP4636355B2 (ja) 中心導体組立体およびこれを用いた非可逆回路素子
JP2002026615A (ja) 非可逆回路素子および通信装置
JP2000114818A (ja) 集中定数型非可逆回路素子
US6888432B2 (en) Laminated substrate, method of producing the same, nonreciprocal circuit element, and communication device
JP3939622B2 (ja) 非可逆回路素子及びアイソレータ並びに非可逆回路素子の製造方法
JP3829806B2 (ja) 積層基板、積層基板の製造方法、非可逆回路素子および通信装置
JPH088610A (ja) 非可逆回路素子
JP4193759B2 (ja) 非可逆回路素子及び通信装置
JP4457335B2 (ja) 非可逆回路素子
JP4329079B2 (ja) 2ポート型非可逆回路素子
JP2004350164A (ja) 非可逆回路素子、非可逆回路素子の製造方法および通信装置
JP4182926B2 (ja) 非可逆回路素子及び通信装置
JP3948391B2 (ja) 非可逆回路素子、その製造方法及び通信装置
JP2001189607A (ja) 非可逆回路素子及びその製造方法
JPH11308013A (ja) 集中定数型非可逆回路素子

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080414

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080414

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091030

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101029

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4636355

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

EXPY Cancellation because of completion of term