JP2002335099A - 電気回路板組立ライン,電気回路板製造方法および電気回路板組立ライン制御用プログラム - Google Patents

電気回路板組立ライン,電気回路板製造方法および電気回路板組立ライン制御用プログラム

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electric circuit
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電気回路板組立ラインの作業者による管理を容
易にする。 【解決手段】それぞれ独立した制御装置100を備え、
電気回路板組立ラインを構成する複数台の電気部品装着
機10A,B・・・を、通信装置144により互いに接
続する。複数台の電気部品装着機の各々は、いずれもマ
スタ装置およびスレーブ装置として作動する機能を有
し、作業者の操作によって、それらのうちの任意の1台
をマスタ装置、残りをスレーブ装置に設定可能であり、
マスタ装置とスレーブ装置とを交替させることができ
る。マスタ装置の起動・停止スイッチ128の操作によ
りスレーブ装置も起動,停止させることができる。電気
回路板の組立に関する情報をホストコンピュータ152
からマスタ装置に送信し、マスタ装置から各スレーブ装
置に供給する。スレーブ装置は、状況データをマスタ装
置に供給し、マスタ装置は、必要であれば、スレーブ装
置からの状況データに基づいて制御指令を作成し、スレ
ーブ装置に送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路基板に電気部
品(電子部品を含む)を装着することにより電気回路板
を組み立てる電気回路板組立ラインおよびそれによる電
気回路板製造方法ならびに電気回路板組立ライン制御用
プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】回路基板に電気部品を装着することによ
り電気回路板を組み立てる作業に関連した電気回路板組
立関連作業を行う電気回路板組立関連装置を複数台並
べ、電気回路板組立ラインが構成されることが多い。こ
の場合、各電気回路板組立関連装置には互いに独立した
制御装置が設けられるのが普通であり、従来は、作業者
によって各装置が別々に操作されていた。例えば、電気
回路板組立ラインの起動時には、各装置の起動スイッチ
を作業者がそれぞれONにしていた。ラインの運転を停
止する場合も同様であり、その他の操作も装置毎に別々
に行う必要があって、作業者の作業能率が悪く、また、
電気回路板組立ラインの管理が煩雑となることを避け得
なかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効
果】本発明は、以上の事情を背景とし、電気回路板組立
ラインにおける作業者の作業能率向上およびライン管理
の容易化を課題としてなされたものであり、本発明によ
って、下記各態様の電気回路板組立ライン,電気回路板
製造方法および電気回路板組立ライン制御用プログラム
等が得られる。各態様は請求項と同様に、項に区分し、
各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用す
る形式で記載する。これは、あくまでも本発明の理解を
容易にするためであり、本明細書に記載の技術的特徴お
よびそれらの組合わせが以下の各項に記載のものに限定
されると解釈されるべきではない。また、一つの項に複
数の事項が記載されている場合、それら複数の事項を常
に一緒に採用しなければならないわけではない。一部の
事項のみを選択して採用することも可能なのである。
【0004】なお、以下の各項において、(1)項が請求
項1に相当し、 (2)項が請求項2に、(5)項が請求項3
に、(8)項が請求項4に、(9)項が請求項5にそれぞれ相
当する。
【0005】(1)それぞれ独立した制御装置を備え、
回路基板に電気部品を装着することにより電気回路板を
組み立てる作業に関連した電気回路板組立関連作業を行
う電気回路板組立関連装置を複数台、通信装置により接
続し、かつ、前記複数台の装置のうち1台をマスタ装
置、残りをスレーブ装置とし、(a)マスタ装置の操作に
よりスレーブ装置を制御することと、(b)マスタ装置か
らスレーブ装置へ組み立てるべき電気回路板に関する情
報を供給することと、(c)スレーブ装置からそのスレー
ブ装置の状況を前記マスタ装置へ供給し、マスタ装置に
おいてスレーブ装置の状況を把握することとの少なくと
も1つを可能としたことを特徴とする電気回路板組立ラ
イン。
【0006】複数台の電気回路板組立関連装置を通信装
置により接続し、かつ、複数台のうちの1台をマスタ装
置、残りをスレーブ装置とし、マスタ装置の操作により
スレーブ装置を制御することができるようにすれば、作
業者はいちいちスレーブ装置の位置まで移動する必要が
なくなる。また、マスタ装置からスレーブ装置へ組み立
てるべき電気回路板に関する情報を供給可能とすれば、
複数の装置の各々にいちいち上記情報を入力する必要が
なくなる。さらに、スレーブ装置からそのスレーブ装置
の状況をマスタ装置へ供給し、マスタ装置においてスレ
ーブ装置の状況を把握できれば、電気回路板組立ライン
全体の制御が容易になる。また、作業者はマスタ装置の
位置に居ながらスレーブ装置の状況を知ることができ、
ラインの監視が容易となる。上記(a),(b),(c)の少な
くとも1つを可能とすれば、それだけ電気回路板組立ラ
インの使い勝手が向上し、(a),(b),(c)のすべてを可
能とすれば、電気回路板組立ライン全体の操作,制御情
報の入力,監視等を作業者がマスタ装置から離れること
なく行うことが可能となり、電気回路板組立ラインの使
い勝手が特に向上する。また、マスタ装置を、スレーブ
装置の監視や制御を自動で行う機能を有するものとすれ
ば、複数の電気回路板組立関連装置を関連させて制御す
ることが容易となり、電気回路板組立ラインの生産能率
を高めることができる。 (2)前記マスタ装置と前記スレーブ装置とを交替させ
得る(1)項に記載の電気回路板組立ライン。
【0007】マスタ装置とスレーブ装置とを交替させる
ことができれば、マスタ装置が故障等で使用できなくな
った場合に、スレーブ装置をマスタ装置として機能さ
せ、電気回路板組立関連作業を支障なく継続することが
できる。あるいは、何らかの都合で、作業者が特定の電
気回路板組立関連装置の近傍に留まる必要がある場合
に、その特定の電気回路板組立関連装置をマスタ装置と
することにより、支障なくライン全体を管理することが
できる。あるいは、組み立てるべき電気回路板の種類に
よっては、特定の電気回路板組立関連装置を作動させる
必要がない場合があり、その装置がたまたまマスタ装置
であった場合に、別の電気回路板組立関連装置をマスタ
装置とする方がよい場合もある。 (3)前記複数台の電気回路板組立関連装置の各々が、
いずれもそれぞれ前記マスタ装置および前記スレーブ装
置として作動する機能を有する (2)項に記載の電気回路
板組立ライン。非常に自由度に富んだ電気回路板組立ラ
インが得られる。 (4)前記複数台の電気回路板組立関連装置の各々がす
べて互いに同じ機能を有する(1)項ないし (3)項のいず
れかに記載の電気回路板組立ライン。
【0008】複数台の電気回路板組立関連装置の各々が
すべて互いに同じ機能を有するものであれば、それら装
置のうちのいずれの1台がマスタ装置として作動し、残
りがスレーブ装置として作動するようにもすることがで
き、電気回路板組立ラインの使用の自由度が増す。ま
た、マスタ装置とスレーブ装置との交替も容易となる。 (5)前記複数台の電気回路板組立関連装置の各々がす
べて電気部品装着機である (1)項ないし (4)項のいずれ
かに記載の電気回路板組立ライン。 (6)前記スレーブ装置からそのスレーブ装置の状況デ
ータが前記マスタ装置に供給可能であり、マスタ装置が
その状況データに基づいて当該電気回路板組立ラインを
制御可能である(1)項ないし (5)項のいずれかに記載の
電気回路板組立ライン。
【0009】例えば、スレーブ装置において電気部品の
装着ミスが発生し、不良回路基板となった場合に、マス
タ装置が、そのスレーブ装置より下流側の装置がその不
良回路基板に対して作業を行うことを禁止することと、
そのスレーブ装置より上流側の装置に作業を行うべき回
路基板の数を1増加させることとの少なくとも一方を行
うようにすることができる。また、スレーブ装置の1つ
において、1種類の電気部品の供給が不能になった場合
に、それ以外の装置の中にその電気部品を装着可能なも
のがあれば、マスタ装置が、その装置にその電気部品を
余分に装着させるようにすることも可能である。 (7)前記回路基板に関する情報である基板情報が前記
マスタ装置から前記スレーブ装置へ、あるいは前記スレ
ーブ装置間で送信可能な(1)項ないし (5)項のいずれか
に記載の電気回路板組立ライン。
【0010】基板情報はマスタ装置からすべてのスレー
ブ装置へ直接供給されるようにしても、マスタ装置から
一スレーブ装置へ、そのスレーブ装置から別のスレーブ
装置へというように、順送りに供給されるようにしても
よい。 (8)それぞれ独立した制御装置を備え、回路基板に電
気部品を装着することにより電気回路板を組み立てる作
業に関連した電気回路板組立関連作業を行う電気回路板
組立関連装置を複数台並べて構成された電気回路板製造
ラインにより電気回路板を製造する方法であって、前記
複数台の電気回路板組立関連装置のうちの1台をマスタ
装置、残りをスレーブ装置とし、(a)マスタ装置の操作
によりスレーブ装置を制御することと、(b)マスタ装置
からスレーブ装置へ組み立てるべき電気回路板に関する
情報を供給することと、(c)スレーブ装置からそのスレ
ーブ装置の状況を前記マスタ装置へ供給し、マスタ装置
においてスレーブ装置の状況を把握することとの少なく
とも1つを行って電気回路板を製造することを特徴とす
る電気回路板製造方法。(2)項ないし (7)項のいずれか
に記載の特徴は本項の電気回路板製造方法にも適用可能
である。
【0011】(9)それぞれ独立した制御装置を備え、
回路基板に電気部品を装着することにより電気回路板を
組み立てる作業に関連した電気回路板組立関連作業を行
う電気回路板組立関連装置を複数台並べて構成された電
気回路板組立ラインを制御するためにコンピュータによ
り実行可能なプログラムであって、前記複数台の電気回
路板組立関連装置の1台をマスタ装置として機能させる
ためのマスタ用プログラムと、前記1台の電気回路板組
立関連装置とは別の1台を、(a)マスタ装置の操作によ
りその別の1台を制御することと、(b)マスタ装置から
その別の1台へ、組み立てるべき電気回路板に関する情
報を供給することと、(c)その別の1台の状況を前記マ
スタ装置へ供給し、マスタ装置においてその別の1台の
状況を把握することとの少なくとも1つを行うことが可
能なスレーブ装置として機能させるためのスレーブ用プ
ログラムとを含むことを特徴とする電気回路板組立ライ
ン制御用プログラム。(2)項ないし (7)項のいずれかに
記載の特徴は本項の電気回路板組立ライン制御用プログ
ラムにも適用可能である。 (10) (9)項に記載の電気回路板組立ライン制御用プ
ログラムがコンピュータにより読み取り可能に記録され
た記録媒体。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態である
電気回路板組立ラインを図面に基づいて説明する。上記
電気回路板組立ラインを使用した電気回路板製造方法も
本発明の一実施形態である。本電気回路板組立ライン
は、回路基板(本実施形態では、後述するプリント配線
板である)の搬送方向に並ぶ複数台の電気部品装着機1
0により構成されている。それら複数台の電気部品装着
機10のうちの1台を代表的に図1に示す。電気部品装
着機10においては、1枚ずつの回路基板が上記搬送方
向に搬送されるとともに、上記各電気部品装着機10に
おいて順次電気部品が装着されることにより電気回路板
としてのプリント回路板が製造される。図示は省略する
が、回路基板の搬送方向において最上流側に位置する電
気部品装着機10より上流側には、上流側装置であっ
て、塗布システムの一種であり、回路基板にペースト状
半田を印刷するスクリーン印刷システムが設けられ、最
下流側に位置する電気部品装着機10より下流側には、
下流側装置たるリフローシステム(半田を溶融させて電
気部品を回路基板に電気的に接続するシステム)が設け
られている。
【0013】電気部品装着機10の基台12上には、図
1に示すように、基板コンベヤ14、2つずつの電気部
品供給装置16,18および電気部品搬送装着装置2
0,22が設けられている。基板コンベヤ14は、2つ
のメインコンベヤ24,26と、1つずつの搬入コンベ
ヤ28および搬出コンベヤ30とを備えている。メイン
コンベヤ24,26はそれぞれ、プリント配線板32を
位置決め支持する基板位置決め支持装置を備えており、
回路基板たるプリント配線板32の搬送方向(以下、基
板搬送方向と称する。基板搬送方向は図1において左右
方向であり、基板搬送方向をX軸方向とする)と水平面
内において直角な方向(Y軸方向とする)に並んで配設
されている。搬入コンベヤ28は、基板搬送方向におい
て、メインコンベヤ24,26の上流側に設けられてお
り、図示しない搬入コンベヤシフト装置により、メイン
コンベヤ24につらなる第1シフト位置と、メインコン
ベヤ26につらなる第2シフト位置とにシフトさせられ
る。搬入コンベヤ28は、最上流の電気部品装着機10
の場合、スクリーン印刷システムからスクリーン印刷後
のプリント配線板32を受け取り、あるいは、それ以外
の電気部品装着機10の場合、上流側に位置する別の電
気部品装着機10から電気部品が一部に装着されたプリ
ント配線板32を受け取り、メインコンベヤ24あるい
は26に搬入する。
【0014】搬出コンベヤ30は、プリント配線板32
の搬送方向において、メインコンベヤ24,26の下流
側に設けられており、図示しない搬出コンベヤシフト装
置により、メインコンベヤ24につらなる第1シフト位
置と、メインコンベヤ26につらなる第2シフト位置と
にシフトさせられる。搬出コンベヤ30は、メインコン
ベヤ24あるいは26から、電気部品が一部装着された
プリント配線板32を受け取って下流側に位置する別の
電気部品装着機10に搬出するか、あるいは、最下流の
電気部品装着機10の場合、電気部品の装着が完了した
電気回路板としてのプリント回路板を受け取り、リフロ
ーシステムへ搬出する。
【0015】電気部品供給装置16,18はそれぞれ、
フィーダ支持台40上に着脱可能に固定された複数の電
気部品供給フィーダ42(以下、フィーダ42と略称す
る)を備えている。フィーダ42により供給される電気
部品は、キャリヤテープにより保持されており、それら
電気部品およびキャリヤテープを含む部品保持テープ
は、フィーダ42に設けられたテープ送り装置により送
られ、電気部品が1個ずつ部品供給部へ送られる。複数
のフィーダ42は、各部品供給部がX軸方向に平行な一
直線上に並ぶ状態でフィーダ支持台40に固定されてい
る。
【0016】電気部品搬送装着装置20,22はそれぞ
れ、装着ヘッド50,52と、それぞれX軸スライド5
4,56およびY軸スライド58,60を備えて装着ヘ
ッド50,52を水平面内の任意の位置へ移動させるX
Yロボット62,64とを有している。これら装着ヘッ
ド50,52は同様に構成され、XYロボット62,6
4は同様に構成されており、装着ヘッド50およびXY
ロボット62を代表的に説明する。
【0017】Y軸スライド58は基台12上にY軸方向
に移動可能に設けられ、X軸スライド54はY軸スライ
ド58上にX軸方向に移動可能に設けられている。Y軸
スライド58は、サーボモータを駆動源とし、サーボモ
ータの回転を直線運動に変換してY軸スライド58に伝
達する運動変換装置を含むY軸スライド移動装置により
Y軸方向に移動させられる。X軸スライド54も同様
に、サーボモータを駆動源とし、運動変換装置を含むX
軸スライド移動装置によりX軸方向に移動させられる。
【0018】装着ヘッド50は、X軸スライド54に垂
直軸線まわりに回転可能に取り付けられた回転体68を
有している。回転体68は、サーボモータを駆動源とす
る回転駆動装置により、正逆両方向に任意の角度回転さ
せられる。上記各サーボモータは、電動モータの一種で
ある電動回転モータであって、回転角度および回転速度
の精度の良い制御が可能なモータであり、サーボモータ
に代えてステップモータを用いてもよい。
【0019】回転体68には、複数個の電気部品保持具
を保持するホルダ72が等角度間隔に設けられている。
これらホルダ72はそれぞれ、回転体68に、回転体6
8の回転軸線に平行な方向(Z軸方向と称する)に移動
可能かつ自身の軸線まわりに回転可能に嵌合されてお
り、回転体68の回転時にそれらホルダ72が回転体6
8の回転軸線を中心として旋回させられる。ホルダ72
(保持具)のZ軸方向に移動させられることにより、電
気部品供給フィーダ42から電気部品を取り出し、ある
いは、プリント配線板32に電気部品を装着する。
【0020】このように構成される電気部品装着機10
を制御する制御装置100は、図2に示すように、PU
(プロセッシングユニット)112,ROM(リードオ
ンリメモリ)114,RAM(ランダムアクセスメモ
リ)116,制御用インタフェース120およびそれら
を接続するバス124を有するコンピュータ126を主
体とするものである。制御用インタフェース120に
は、作業者により操作される起動・停止スイッチ12
8,マスタ装置設定開始キー129,図示を省略するキ
ャラクタキー等を含むキーボードと、作業者にデータの
入力状況やプリント回路板組立作業の状況等を報知する
ディスプレイとを有する操作装置130や、前記各サー
ボモータ、および装着ヘッド50,52による電気部品
の保持姿勢を撮像する撮像装置等とそれらの駆動回路群
とを含む作動装置136等が接続されている。なお、制
御装置100が上記駆動回路群を含んでいると考えるこ
ともできる。ROM114には、電気部品装着機10の
一般的作動を制御するプログラムが格納されている。ま
た、RAM116には、電気部品の種類,装着位置,装
着順序等に従って装着ヘッド50,52を移動させ、プ
リント配線板32に複数の電気部品を装着し、電気回路
を製造するためのプログラム,データ等が格納されてい
る。
【0021】このように構成される電気部品装着機10
が複数台、一方向(本実施形態の場合基板搬送方向であ
るX軸方向)に並んで設けられている。各電気部品装着
機10の制御装置100はまた、PU112,ROM1
14,RAM116等とバス124によって接続された
通信用インタフェース140を備え、通信装置144に
接続されている。各電気部品装着機10は、制御装置1
00,操作装置130,作動装置136をそれぞれ独立
して備えるものである。また、各電気部品装着機10
は、それぞれ上記通信装置144を備え、それら通信装
置144が互いにネットワーク150によって接続さ
れ、互いに情報のやりとりを行うことができる。本実施
形態においては、複数台の電気部品装着機10のうちの
1台がマスタ装置、残りがスレーブ装置として作動す
る。これら電気部品装着機10の通信装置144は、ネ
ットワーク150によりホストコンピュータ152にも
接続されている。ホストコンピュータ152には、プリ
ント回路板の種類およびその種類毎の製造量等の生産計
画と、多種類のプリント回路板の各々の装着プログラム
とが格納されており、ホストコンピュータ152からマ
スタ装置に、必要に応じて生産計画の情報と装着プログ
ラムとが送られる。
【0022】上記電気部品装着機10の各々は、すべて
互いに同じ機能を有するものであり、各々がすべてマス
タ装置およびスレーブ装置として作動し得る機能を有す
る。すべての電気部品装着機10の各々のROM114
には、すべての電気部品装着機10のうちいずれをマス
タ装置とするかを設定するための図3のフローチャート
で表されるプログラムが格納されており、前記マスタ装
置設定開始キー129の操作に応じて実行が開始され
る。各電気部品装着機10には、便宜上装置符号が付け
られており、最上流側のマスタ装置をA、下流側へ向か
うにつれてアルファベット順にB,C,D・・・と符号
が付されている。
【0023】図3のフローチャートで示すように、ま
ず、マスタ装置設定プログラムのステップ101(以
下、「S101」と称する。他のステップについても同
じ。)において、マスタ装置の設定操作がなされたか否
かが判定される。マスタ装置の設定操作とは、作業者に
よってマスタ装置設定開始キー129が1回押圧操作さ
れることを指す。S101がYESと判定されれば、S
102においてフラグがONにされる。本実施形態にお
いては、マスタ装置設定開始キー129の1回目の押圧
操作で、マスタ装置の設定が開始され、2回目の押圧操
作で、マスタ装置の設定が確定する。S101の判定が
NOであれば、S102がスキップされてS103が実
行される。S103では、マスタ装置の設定が終了した
か否かが判定され、判定がYESであればS104にお
いてフラグがOFFにされるのであるが、初回はマスタ
装置の設定が終了していないため、判定がNOとなり、
S105が実行される。S105においては、フラグが
ONであるか否かが判定され、YESと判定されれば、
S106において、マスタ指定データが作成されたか否
かが判定される。
【0024】本実施形態において、マスタ指定データと
は、作業者によるキーボードの操作により、すべての電
気部品装着機10A,B,C,D・・・のいずれか1台
がマスタ装置に指定されたデータのことである。ここで
は、便宜上、基板搬送方向において最上流側に位置する
電気部品装着機10Aがマスタ装置に指定されるものと
する。そして、S107において、作業者により作成さ
れた指定データに従って、電気部品装着機10Aがマス
タ装置として設定される。S105の判定がNOであれ
ば、S106以降がスキップされ、S106の判定がN
Oであれば、S107がスキップされる。以上のプログ
ラムが繰り返し実行されるのであるが、S107におい
てマスタ装置設定後に、再びS103でマスタ設定が終
了したか否かが判定される。この状態でマスタ装置設定
開始キー129が押されれば判定がYESとなり、S1
04においてフラグがOFFにされ、マスタ装置の設定
が終了する。フラグがONの状態で、作業者によりマス
タ装置設定開始キー129が押された時点で、指定され
たマスタ装置が確定されるのであり、それ以前は、マス
タ指定データをクリアすればデータを変更することがで
きるため、誤操作による設定間違いを回避することがで
きる。なお、マスタ指定データ作成後、作業者が確定キ
ーを押すことにより、マスタ指定データが確定されるよ
うにすることも可能である。
【0025】制御装置100のRAM116には、図4
に示すように、ホストコンピュータ152からの情報を
記憶する部分であるホスト情報メモリとして、電気回路
板情報メモリ160および製造量メモリ162等が設け
られている。電気回路板情報メモリ160は、製造すべ
きプリント回路板の種類に関する情報が記憶される部分
である。製造量メモリ162は、プリント回路板を何枚
製造するかの情報がプリント回路板の種類と関連付けて
記憶される部分である。RAM116にはまた、その電
気部品装着機10がマスタ装置として作動する場合に、
スレーブ装置としての他の電気部品装着機10から送信
される情報であるスレーブ情報を記憶する部分として、
作業進行情報メモリ170,製品状態情報メモリ172
および装置状況情報メモリ174等が設けられている。
作業進行情報メモリ170は、各スレーブ装置におい
て、現在何枚目のプリント配線板32に装着作業が行わ
れており、また、その作業の途中であるか完了している
かの情報が、各スレーブ装置の装置番号A,B,C,D
・・・に対応付けて記憶される部分である。製品状態情
報メモリ172は、各スレーブ装置において、保持され
た電気部品に不良品があったか否かや、プリント配線板
32への電気部品の装着ミスが発生したか否か等の情報
が、各スレーブ装置の装置番号A,B,C,D・・・に
対応付けて記憶される部分である。装置状況情報メモリ
174は、各スレーブ装置において、保持具の不良品が
存在するか否かや、搭載されるフィーダのうち電気部品
供給不能となったもの、あるいは供給不能になりそうな
ものがあるか否か等の装置の状況を、各スレーブ装置の
装置番号A,B,C,D・・・に対応付けて記憶する部
分である。なお、上記作業進行情報メモリ170,製品
状態情報メモリ172および装置状況情報メモリ174
等には、マスタ装置自身の作業進行状態,製品状態,装
置状況等も記憶され、その点では、マスタ装置は自身に
管理されてスレーブ装置としても機能する。
【0026】制御装置100のROM114には、前記
マスタ装置設定プログラムと共に、前記電気回路板組立
ラインを制御するための電気回路板組立ライン制御用プ
ログラムが記憶されている。電気回路板組立ライン制御
用プログラムは、図5にフローチャートで示すように、
複数台の電気部品装着機10の1台をマスタ装置として
機能させるためのマスタ用プログラム(図5における左
側のフロー)と、他の電気部品装着機10をスレーブ装
置として機能させるためのスレーブ用プログラム(図5
における右側のフロー)とを備えるものである。
【0027】以下、電気回路板組立ライン制御用プログ
ラムのフローチャートに基づいて、マスタ装置として機
能する電気部品装着機10の作動と、スレーブ装置とし
て機能する電気部品装着機10の作動とをそれぞれ説明
する。前述のように、電気部品装着機10A,B,C,
D・・・はいずれもマスタ装置となり得るのであるが、
ここにおいては電気部品装着機10Aがマスタ装置、他
の電気部品装着機10B,C,D・・・がスレーブ装置
に設定されているものとし、以下、マスタ装置たる電気
部品装着機10Aの作動について図5の左側のフローに
基づいて説明する。まず、電気回路板組立ライン制御用
プログラムのステップ1(以下、「S1」と称する。他
のステップについても同じ。)において、その電気部品
装着機10Aがマスタ装置であるか否かが判定される。
本実施形態においては、電気部品装着機10Aはマスタ
装置であるため、判定がYESとなり、S2が実行され
る。S2においては、作業者によって起動・停止スイッ
チ128等の操作部材が操作され、何らかの操作指令が
入力されたか否かの判定がなされ、その判定がYESで
あれば、S3においてその入力された操作指令がマスタ
装置からスレーブ装置に送信される。そして、S4にお
いて、マスタ装置10A自身により操作指令が実行され
る。例えば、操作された操作部材が起動・停止スイッチ
128であった場合には、起動・停止指令がスレーブ装
置10B,C,D・・・に送信されるとともにマスタ装
置10Aが起動あるいは停止させられる。S2の判定が
NOであれば、S3,S4をスキップしてS5が実行さ
れる。
【0028】S5においては、スレーブ装置から作業進
行情報(今回は起動スイッチがONされたとの情報)等
の情報が送信されたか否かが判定され、YESであれ
ば、S6においてその情報がマスタ装置のRAM116
の作業進行情報メモリ170に記憶される。なお、マス
タ装置としての自身の作業進行情報等も、スレーブ装置
からの情報の処理と同様、RAM116の作業進行情報
メモリ170に記憶される。S5の判定がNOであれ
ば、S6をスキップしてS7が実行される。マスタ装置
として選択された電気部品装着機10Aには、これから
組み立てられる電気回路板の情報やその製造量の情報が
ホストコンピュータ152から送信され、電気部品装着
機10AのRAM116の電気回路板情報メモリ160
と製造量メモリ162とにそれぞれ記憶されるのである
が、S7では、それらホストコンピュータ152からの
情報がマスタ装置に送信されたか否かが判定され、判定
がYESであれば、S8において、ホストコンピュータ
152からのそれら情報がマスタ装置を経由して各スレ
ーブ装置に送信される。そして、S9においてマスタ装
置のRAM116の電気回路板情報メモリ160および
製造量メモリ162に記憶される。S7の判定がNOで
あれば、S8およびS9をスキップし、次の処理が実行
される。
【0029】次に、スレーブ装置として選択された電気
部品装着機10(例えば、電気部品装着機10B)の作
動について、図5の右側のフローに基づいて説明する。
S1の判定において、マスタ装置ではないと判定されれ
ば、スレーブ装置であることになり、S20において、
作業者による操作指令がマスタ装置から送信されたか
(マスタ装置の操作部材が押圧操作されたか)否かが判
定される。S20の判定がYESであれば、S21にお
いて上記操作指令に対応して各スレーブ装置自体の操作
部材が操作されたのと同じ処理が行われる。例えば、操
作指令が起動・停止指令であれば、スレーブ装置たる電
気部品装着機10Bが起動され、あるいは停止させられ
るのである。S20の判定がNOであれば、S21がス
キップされる。
【0030】S22において、マスタ装置に送信すべき
スレーブ情報(上記記載に対応すれば、起動スイッチを
ONしたとの情報)の存在の有無が判定され、YESで
あればS23において上記スレーブ情報がマスタ装置に
送信される。スレーブ情報がなければ、S23をスキッ
プしてS24が実行される。S24では、ホストコンピ
ュータ152からの電気回路板情報や製造量等の情報が
マスタ装置経由で送信されたか否かが判定され、それら
情報が送信されて判定がYESであれば、S25におい
て上記情報がスレーブ装置のRAM116の電気回路板
情報メモリ160および製造量メモリ162に記憶され
る。S24の判定がNOであれば、S25をスキップし
て次の処理が実行される。
【0031】前述のホストコンピュータ152からの電
気回路板情報および製造量情報に基づいて、マスタ装置
およびスレーブ装置において、電気部品搬送装着装置2
0,22の装着ヘッド50,52によって電気部品供給
装置16,18から取り出した電気部品がプリント配線
板32に順次装着され、1台の電気部品装着機10にお
ける電気部品の装着が完了すれば、搬送方向下流側の次
の装置に送られる。作業中には、現在何枚目のプリント
配線板32に対して作業をしているのか、また、装着作
業の途中であるのか終了したのか、電気部品の不良品や
装着不良が発生したか、保持具に不良があるか等の状況
データが、各スレーブ装置の装置番号A,B,C,D・
・・に対応付けて、各スレーブ装置からマスタ装置に送
信される。マスタ装置は、それら状況データに基づい
て、マスタ装置および複数台のスレーブ装置を含む電気
回路板組立ラインを制御可能である。
【0032】S10において、スレーブ装置から前述の
状況データが送信されたか否かが判定され、判定がYE
Sであれば、送信された状況データが前記スレーブ情報
メモリ(作業進行情報メモリ170,製品状態情報メモ
リ172および装置状況情報メモリ174)に記憶され
る。スレーブ装置からの状況データに基づいて、S12
においてマスタ装置からスレーブ装置に制御指令を送る
必要があるか否かが判定される。マスタ装置から制御指
令を送る必要がある場合としては、例えば、1台のスレ
ーブ装置において、電気部品の装着ミスが発生し、その
装着作業の途中のプリント配線板32が不良品となった
場合がある。このような場合には、S12の判定がYE
Sとなり、S13においてマスタ装置から各スレーブ装
置に制御指令が送信される。この場合の制御指令とは、
装着ミスが発生したスレーブ装置より下流側の装置に、
その不良となったプリント配線板32に対して装着作業
を行うことを禁止する指令と、装着ミスが発生したスレ
ーブ装置より上流側の装置に、装着作業を行うべきプリ
ント配線板32の数を1増加させる指令とである。した
がって、装着ミスの発生したプリント配線板32には、
ミス発生以降は装着作業が行われずに排除される。そし
て、予定のプリント配線板32の数より1増加したプリ
ント配線板32を搬送して装着作業を行うことにより、
最終的に予定通りの枚数のプリント回路板が完成するこ
とになる。S13の実行の後、S14において電気回路
板組立に関連するその他の処理が実行される。S10の
判定がNOであれば、S11以降がスキップされ、S1
2の判定がNOであれば、S13がスキップされてそれ
ぞれS14が実行される。
【0033】一方、スレーブ装置においては、図5の右
側のフローに示されるように、S26において、スレー
ブ装置からマスタ装置に送信する必要のある状況データ
があるか否かが判定される。判定がYESであれば、S
27において、スレーブ装置からマスタ装置へ状況デー
タが送信される。そして、S28において、マスタ装置
から制御指令が送信されたか否かが判定される。マスタ
装置から制御指令が出されて判定がYESとなれば、S
29でスレーブ装置においてその制御指令が実行され、
S30においてその制御指令が実行されたことがマスタ
装置に送信される。S30の実行後、S31においてそ
の他の処理が実行される。なお、S26の判定がNOで
あれば、S27以降がスキップされ、S28の判定がN
Oであれば、S29,30がスキップされてそれぞれS
31が実行される。マスタ装置およびスレーブ装置は、
以上のステップを繰り返しつつ、プリント回路板を製造
する。
【0034】制御指令が必要となる状況としては、前述
の例以外にも、例えば、1台のスレーブ装置において1
種類の電気部品の供給が不能になった場合がある。1台
のスレーブ装置に同種類の電気部品を収容する複数台の
電気部品供給フィーダ42が搭載されていれば、1台の
フィーダ42において部品供給不能となれば、同種類の
電気部品を収容するフィーダ42から電気部品を供給さ
せるように、スレーブ装置の制御装置100によって制
御が行われるのであるが、マスタ装置から制御指令が必
要となるのは、1台のスレーブ装置内に同じ種類の電気
部品を供給するフィーダ42が存在しないか、あるい
は、同じ種類の電気部品を供給する複数台のフィーダ4
2から全ての電気部品が供給されてしまった場合であ
る。1台のスレーブ装置において1種類の電気部品の供
給が不能になったことが、状況データとしてマスタ装置
に送信される。マスタ装置は、その状況データに基づい
て、他のスレーブ装置に同じ種類の電気部品を供給可能
な装置があれば、そのスレーブ装置に、供給不能となっ
たスレーブ装置に代わって電気部品を供給するように制
御指令を送信することができる。
【0035】つまり、マスタ装置は、ホストコンピュー
タ152からの生産計画どおりにスレーブ装置において
作業が行われているか否か等の状況を把握し、不具合が
発生すれば、それを解消するための制御指令を各スレー
ブ装置に送って、電気回路板組立ラインを一括して管理
するものである。それに対して、スレーブ装置は、搬送
されてきたプリント配線板32に指令通りに電気部品を
装着し、その指令を実行したことや、スレーブ装置にお
ける作業状況をマスタ装置に送信する。各電気部品装着
機10の通信装置144は、自分に関係のある情報のみ
を制御装置100に取り込むことができ、その他関係の
ない情報はシャットアウトすることができる。例えば、
ホストコンピュータ152は全ての電気部品装着機10
の通信装置144に接続されているのであるが、マスタ
装置として機能する電気部品装着機10の通信装置14
4のみがホストコンピュータ152からの情報を制御装
置100に取り込むこととし、スレーブ装置として機能
する残りの電気部品装着機10の通信装置144は、マ
スタ装置を経由してのみ上記情報を受け取る。そして、
各スレーブ装置からの情報はすべてマスタ装置に送信さ
れ、マスタ装置が、各スレーブ装置の状況を一括して管
理することができる。したがって、作業者は、マスタ装
置のみを操作すればよく、電気部品装着機10の各々を
全て操作するのと比較して、作業者の作業能率が向上
し、電気回路板組立ライン全体の管理が容易となる。し
かも、マスタ装置は、スレーブ装置の監視および制御を
自動で行うものであり、電気回路板組立ラインの生産能
率が向上する。
【0036】以上、電気部品装着機10Aがマスタ装置
である場合について説明したが、これは一例であり、い
ずれの電気部品装着機10A,B,C,D・・・もマス
タ装置としてもスレーブ装置としても作動し得るよう
に、それぞれマスタ用プログラムとスレーブ用プログラ
ムとを備えるものであり、生産計画等の事情に応じて、
電気部品装着機10A以外の電気部品装着機10B,
C,D・・・をマスタ装置として機能させることもでき
る。例えば、マスタ装置として作動していた電気部品装
着機10Aが故障した場合、スレーブ装置として作動し
ていた電気部品装着機10Bと交替させ、故障した電気
部品装着機10Aを電気回路板組立ラインから外して作
業を支障なく継続することができる。
【0037】また、本実施形態においては、電気回路板
組立ラインを構成する複数台の電気部品装着機10がそ
れぞれ電気回路板組立関連装置であり、本実施形態は、
複数台の電気回路板組立関連装置がすべて電気部品装着
機である実施形態である。しかし、前記上流側装置とし
てのスクリーン印刷システムと、下流側装置としてのリ
フローシステムとの少なくとも一方を、複数台の電気部
品装着機10と共にネットワーク150により接続し、
本発明の一実施形態としての電気回路板組立ラインを構
成することも可能であり、それら以外の電気回路板組立
関連装置を含む電気回路板組立ラインを構成することも
可能である。
【0038】また、上記実施形態においては、制御装置
100のROM114が、マスタ装置設定プログラム
や、マスタ用プログラムおよびスレーブ用プログラムを
含み、コンピュータ126により実行可能なプログラム
である電気回路板組立ライン制御用プログラムが読み取
り可能に記録された記録媒体を構成しているが、フロッ
ピディスク等取り外し可能な記録媒体に電気回路板組立
ライン制御用プログラムを記録し、制御装置100にそ
れらの読取装置を設けることも可能である。
【0039】以上、本発明の実施形態を説明したが、こ
れは例示に過ぎず、本発明は、前記〔発明が解決しよう
とする課題,課題解決手段および効果〕の項に記載され
た態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変
更、改良を施した形態で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である電気回路板組立ライ
ンを構成する電気部品装着機を概略的に示す平面図であ
る。
【図2】上記電気回路板組立ラインの制御装置のうち、
本発明に関連の深い部分を示すブロック図である。
【図3】上記制御装置のROMに記憶されたマスタ装置
設定プログラムを表すフローチャートである。
【図4】上記制御装置のRAMの構成を概念的に示す図
である。
【図5】上記制御装置のROMに記憶された電気回路板
組立ライン制御用プログラムを表すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10:電気部品装着機 100:制御装置 11
2:PU 114:ROM 116:RAM 1
20:制御用インタフェース 126:コンピュータ
130:操作装置 136:作動装置 14
0:通信用インタフェース 144:通信装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ独立した制御装置を備え、回路
    基板に電気部品を装着することにより電気回路板を組み
    立てる作業に関連した電気回路板組立関連作業を行う電
    気回路板組立関連装置を複数台、通信装置により接続
    し、かつ、前記複数台の装置のうち1台をマスタ装置、
    残りをスレーブ装置とし、(a)マスタ装置の操作により
    スレーブ装置を制御することと、(b)マスタ装置からス
    レーブ装置へ組み立てるべき電気回路板に関する情報を
    供給することと、(c)スレーブ装置からそのスレーブ装
    置の状況を前記マスタ装置へ供給し、マスタ装置におい
    てスレーブ装置の状況を把握することとの少なくとも1
    つを可能としたことを特徴とする電気回路板組立ライ
    ン。
  2. 【請求項2】 前記マスタ装置と前記スレーブ装置とを
    交替させ得る請求項1に記載の電気回路板組立ライン。
  3. 【請求項3】 前記複数台の電気回路板組立関連装置の
    各々がすべて電気部品装着機である請求項1または2
    に記載の電気回路板組立ライン。
  4. 【請求項4】 それぞれ独立した制御装置を備え、回路
    基板に電気部品を装着することにより電気回路板を組み
    立てる作業に関連した電気回路板組立関連作業を行う電
    気回路板組立関連装置を複数台並べて構成された電気回
    路板製造ラインにより電気回路板を製造する方法であっ
    て、 前記複数台の電気回路板組立関連装置のうちの1台をマ
    スタ装置、残りをスレーブ装置とし、(a)マスタ装置の
    操作によりスレーブ装置を制御することと、(b)マスタ
    装置からスレーブ装置へ組み立てるべき電気回路板に関
    する情報を供給することと、(c)スレーブ装置からその
    スレーブ装置の状況を前記マスタ装置へ供給し、マスタ
    装置においてスレーブ装置の状況を把握することとの少
    なくとも1つを行って電気回路板を製造することを特徴
    とする電気回路板製造方法。
  5. 【請求項5】 それぞれ独立した制御装置を備え、回路
    基板に電気部品を装着することにより電気回路板を組み
    立てる作業に関連した電気回路板組立関連作業を行う電
    気回路板組立関連装置を複数台並べて構成された電気回
    路板組立ラインを制御するためにコンピュータにより実
    行可能なプログラムであって、 前記複数台の電気回路板組立関連装置の1台をマスタ装
    置として機能させるためのマスタ用プログラムと、 前記1台の電気回路板組立関連装置とは別の1台を、
    (a)マスタ装置の操作によりその別の1台を制御するこ
    とと、(b)マスタ装置からその別の1台へ、組み立てる
    べき電気回路板に関する情報を供給することと、(c)そ
    の別の1台の状況を前記マスタ装置へ供給し、マスタ装
    置においてその別の1台の状況を把握することとの少な
    くとも1つを行うことが可能なスレーブ装置として機能
    させるためのスレーブ用プログラムとを含むことを特徴
    とする電気回路板組立ライン制御用プログラム。
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