JP2002123309A - 処理装置及びその処理方法のプログラムを記録した記憶媒体 - Google Patents

処理装置及びその処理方法のプログラムを記録した記憶媒体

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JP2002123309A
JP2002123309A JP2000313536A JP2000313536A JP2002123309A JP 2002123309 A JP2002123309 A JP 2002123309A JP 2000313536 A JP2000313536 A JP 2000313536A JP 2000313536 A JP2000313536 A JP 2000313536A JP 2002123309 A JP2002123309 A JP 2002123309A
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Takashi Suzuki
隆司 鈴木
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Yamagata Casio Co Ltd
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ネットワークで接続され各種の作業を効率良く
処理する複数の処理装置及びその処理方法のプログラム
を記録した記憶媒体を提供する。 【解決手段】ネットワーク14に接続された各装置13
(13−1〜13−5)は、それぞれ全ラインで共通の
データベース及び同一生産ラインで共通のデータベース
を備えている。いずれかの装置13でデータの更新の必
要が発生すると、先ずデータベースのロックが通知さ
れ、全装置のデータベースが、ロックを通知した装置以
外の全ての装置に対してロックされる。ロックを通知し
た装置は、更新対象データを有するレコードにロックフ
ラグを立てて他装置からの操作を禁止した後、データベ
ースに対するロックを解除し、ロックフラグを立てたレ
コードのデータを更新し、再び全装置のデータベースを
ロックし、更新対象レコードのロックフラグを解除し、
データベースのロックを解除して、処理を終了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークで接
続され各種の作業を効率良く処理する複数の処理装置及
びその処理方法のプログラムを記録した記憶媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、電子部品を回路基板に搭載す
る作業を処理する処理装置としてNCプログラムで動作
する部品搭載装置がある。中には極めて大型で、それ一
台で、複雑な回路構成の基板に多種類の電子部品を搭載
可能な部品搭載装置もあるが、通常は、1号機、2号
機、3号機というように複数台の小型の部品搭載装置を
組み合わせて連結し、これで1つの生産ラインを構成す
る場合が多い。
【0003】図14は、そのような数台の部品搭載装置
からなる生産ラインの構成を模式的に示す図である。同
図に示す例では、装置(部品搭載装置、以下同様)1、
装置2及び装置3の3台の装置で第1生産ラインを構成
し、装置4及び装置5の2台の装置で第2生産ラインを
構成している。各生産ラインにおいて、不図示の回路基
板は、搬送ガイドレール6に案内され、この搬送ガイド
レール6の下部に配置されている不図示の搬送ベルトに
より、生産ライン上流側の装置から生産ライン下流側の
装置へと順次搬送されて所定の電子部品を搭載されて行
く。
【0004】近年のように生産すべき製品(電子部品を
搭載して出来上がった回路基板)が少量多品種である場
合には、上記のように小型の装置を複数台組み合わせて
生産ラインを構成したほうが、作業の態様に合致してお
り、生産効率の良い生産ラインの構築方法であるという
ことが出来る。
【0005】ところで、上記生産ラインを構成する複数
の装置は元来は個々に独立した装置であり、個々の装置
の動作制御は個々の装置にそれぞれ委ねられているか
ら、ラインで生産すべき製品の仕様に変更がある場合、
例えば搭載する電子部品のマスターデータに変更が生じ
ような場合、これに応じて生産ラインの動作の制御を切
り替えるための作業が必要となるが、つまり通常「段取
り」と呼ばれている作業が必要になるが、この段取りを
行うには、複数の、例えば3台の装置が連結していれば
3台の装置に対してそれぞれ個別に段取り作業が発生す
る。
【0006】また、生産中つまり部品搭載作業の実行中
において、搭載する電子部品が無くなった、あるいは画
像認識処理又は位置認識処理でエラーが生じた、あるい
は、電子部品をピックアップし損じたなどの不具合が生
じた場合に、警告灯の点滅、ブザーの放音等による警告
報知がエラーの発生した装置から行われるが、この警告
報知で停止した生産ラインの復帰処理は、警告報知を行
った装置から行われるようになっている。
【0007】また、各々の装置が独立しているために、
1つの装置でデータを変更しても、その変更した情報が
他の装置へは伝達されないから、変更した情報を他の装
置へ伝達する作業が必要である。例えば、ある装置で部
品マスターデータの欠陥が発見され、その欠陥が発見さ
れた部品マスターデータに修正が加えられたとき、その
修正された部品マスターデータを各装置に共有させて作
業を再開するという段取りのやり直しが必要となる。
【0008】この場合、オペレータは、その修正部品マ
スターデータを一旦パーソナルコンピュータ等のデータ
処理機にダウンロードし、そのダウンロードした修正部
品マスターデータを他の装置に1台毎にアップロードし
ていくという作業を行う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに段取り作業を複数の装置に対して個々に行うのでは
手数がかかって面倒であるという問題があった。但し従
来よりこの問題を解決するために、ホストコンピュータ
を設置し、このホストコンピュータに各装置をネットワ
ークで接続して、ホストコンピュータで複数の装置を制
御する方法があるにはあった。これであると、一見、オ
ペレータの手数が省けるように見える。
【0010】しかし、この方法では、ホストコンピュー
タの導入・設置費用が高価であるばかりでなく、このホ
ストコンピュータのデータのバックアップ、整備保守等
のホストコンピュータの維持管理のための費用が極めて
高価となるため、数十台の装置を生産ラインに組み込ん
で稼動させる場合であれば採算上の問題は無いといえる
が、数台程度の装置を稼動させて作業を行う小規模ライ
ンの工場では、採算が合わないという問題があった。
【0011】また、このようにホストコンピュータを設
置する方法は、ホストコンピュータを生産ラインから離
れたところに配置せざるを得ないため、例えば、装置が
4台程度の規模の生産ラインでも、生産ラインの長さは
30mほどにもなるから、生産ラインの端部に配置した
ホストコンピュータを操作して(生産ラインの中央部で
は各種作業の邪魔になる)反対側端部の装置を制御する
場合はリモート制御の形態となり、操作するオペレータ
は、反対側端部の装置で始動の安全を確認した後、30
mを走ってホストコンピュータに始動の指令を入力する
ということになり、操作性が悪いという問題も有してい
る。
【0012】したがって、ホストコンピュータを生産ラ
インに組み込んで用いる種々の方法が提案されている
が、小規模工場で実用化されているものは極めて少なく
依然として、オペレータの手を煩わしながら各装置に対
し個々に段取りを行う非能率的な状態は改善されていな
いのが現状である。
【0013】本発明の課題は、上記従来の実情に鑑み、
例えば生産ラインを構成する部品搭載装置のような各種
の作業を処理する複数の処理装置において、ホストコン
ビユータを使用せずに、リモート制御とデータベースの
更新を自動的に行う処理装置及びその処理方法のプログ
ラムを記録した記憶媒体を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】先ず、請求項1記載の発
明の処理装置は、少なくとも1台以上の他の処理装置と
共にネットワークに接続されたとき、該ネットワークを
介して、他の上記処理装置をリモート制御すべくリモー
ト制御の開始を通知する開始通知手段と、他の上記処理
装置からリモート制御の開始の通知を受けたとき該リモ
ート制御に移行できない場合にリモート制御の拒絶を通
知する拒絶通知手段と、他の上記処理装置からリモート
制御の開始の通知を受けたとき該リモート制御に移行で
きる場合にリモート制御の許諾を通知する許諾通知手段
と、他の上記処理装置をリモート制御すべくリモート制
御の開始を通知した後、該リモート制御の開始の通知に
対し上記リモート制御の許諾の通知を行った他の上記処
理装置に対しリモート制御を行う制御実行手段と、該制
御実行手段によるリモート制御が終了したとき該リモー
ト制御の終了を他の上記処理装置に指令する終了指令手
段とを備えて構成される。
【0015】そして、例えば請求項2記載のように、処
理ラインの構成データを記憶するライン構成記憶手段
と、該ライン構成記憶手段に記憶される処理ラインの構
成データに基づいて上記リモート制御の開始の通知を行
った処理装置が自装置と同一ラインを構成する処理装置
であるか否かを判別する判別手段と、を更に備え、上記
拒絶通知手段は、上記判別手段により上記リモート制御
の開始の通知を行った処理装置が自装置と同一ラインを
構成しない処理装置であると判別された場合に上記リモ
ート制御の拒絶を通知するように構成される。
【0016】また、例えば請求項3記載のように、処理
作業に係わるデータベースを記憶するデータベース記憶
手段を更に備え、上記制御実行手段は、上記ネットワー
クを介し、上記データベース記憶手段に記憶されるデー
タベースの更新対象レコードを更新するようリモート制
御するように構成される。
【0017】そして、上記制御実行手段は、例えば請求
項4記載のように、全処理装置の上記更新対象レコード
に自装置からの更新データ以外に基づくデータ更新を禁
止するよう禁止状態を設定する禁止設定手段と、上記更
新対象レコードの更新データを全処理装置へ通知する更
新データ通知手段と、全処理装置の更新対象レコードの
上記禁止状態の設定を解除する禁止解除手段と、を備え
て構成され、また、例えば請求項5記載のように、上記
ネットワークに参加していない上記処理装置に対する上
記禁止状態の設定、上記更新データの通知、又は上記禁
止状態の設定解除、の各処理を表わす処理データを保存
する保存手段を備えて構成される。
【0018】この場合、上記処理装置は、例えば請求項
6記載のように、上記ネットワークへの参加を開始した
とき、上記保存手段に保存されていた処理データを読み
出して、該読み出した処理データに基づいて上記禁止状
態の設定、上記更新データの通知、又は上記禁止状態の
設定解除を行うように構成される。
【0019】また、例えば請求項7記載のように、上記
データベースは、電子部品のマスターデータからなるデ
ータベースであり、上記処理装置は、部品搭載装置であ
ってもよい。次に、請求項8記載の発明の記憶媒体は、
少なくとも1台以上の他の処理装置と共にネットワーク
に接続されたとき、該接続された処理装置に、前記ネッ
トワークを介して、他の上記処理装置をリモート制御す
べくリモート制御の開始を通知する開始通知機能と、他
の上記処理装置からリモート制御の開始の通知を受けた
とき該リモート制御に移行できない場合にリモート制御
の拒絶を通知する拒絶通知機能と、他の上記処理装置か
らリモート制御の開始の通知を受けたとき該リモート制
御に移行できる場合にリモート制御の許諾を通知する許
諾通知機能と、他の上記処理装置をリモート制御すべく
リモート制御の開始を通知した後、該リモート制御の開
始の通知に対し上記リモート制御の許諾の通知を行った
他の上記処理装置に対しリモート制御を行う制御実行機
能と、該制御実行機能によるリモート制御が終了したと
き該リモート制御の終了を他の上記処理装置に指令する
終了指令機能とを実行させるためのプログラムを記録し
たコンピュータによる読取りが可能な記憶媒体である。
【0020】そして、上記プログラムには、例えば請求
項9記載のように、処理ラインの構成データを記憶する
ライン構成記憶機能と、該ライン構成記憶機能に記憶さ
れる処理ラインの構成データに基づいて上記リモート制
御の開始の通知を行った処理装置が自装置と同一ライン
を構成する処理装置であるか否かを判別する判別機能
と、を更に備え、上記拒絶通知機能は、上記判別機能に
より上記リモート制御の開始の通知を行った処理装置が
自装置と同一ラインを構成しない処理装置であると判別
された場合に上記リモート制御の拒絶を通知するように
構成され、また、例えば請求項10記載のように、処理
作業に係わるデータベースを記憶するデータベース記憶
機能を更に備え、上記制御実行機能は、上記ネットワー
クを介し、上記データベース記憶機能に記憶されるデー
タベースの更新対象レコードを更新するようリモート制
御するように構成される。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、一実施の形態に係わ
る生産ラインネットワークシステムの基本構成を模式的
に示す図である。同図に示すように、この生産ラインネ
ットワークシステム10は、第1生産ライン11と第2
生産ライン12の二つの生産ラインから成り、第1生産
ライン11及び第2生産ライン12は、それぞれ複数の
処理装置としての装置13(第1生産ライン11は01
装置13−1、02装置13−213−2、03装置1
3−3、第2生産ラインは04装置13−4、05装置
13−5)から構成されている。そして、これらの装置
13は、それぞれ有線または無線のネットワーク14を
介して接続されている。
【0022】上記の01装置13−1、02装置13−
213−2、・・・の名称の先頭に付与されている「0
1」「02」、・・・は各装置13を個々に識別するI
Dであり、各装置13の不図示の記憶装置にソフト的
に、または設定スイッチ等でハード的に設定されてい
る。各装置13は、このIDによって自装置を認識し、
また、このIDと、不図示のライン構成データベースと
に基づいて、自装置が第1生産ライン11又は第2生産
ライン12のどの生産ラインに所属しているか、所属す
る生産ラインの上流側から(又は下流側から)何番目の
位置に配置されているか等の認識を行うことができる。
【0023】このように、生産ラインが何ラインあって
も、また一つの生産ラインの中に装置13が何台であっ
ても、上記のように各装置13はIDで区別され、か
つ、各々の装置13が全体の生産ラインの構成をライン
構成データベースに記憶している。
【0024】図2(a) は、上記装置13を部品搭載装置
としたときの外観斜視図であり、同図(b) は、上下の保
護カバーを取り除いて内部の構成を模式的に示す斜視図
である。同図(a),(b) に示す部品搭載装置(以下、本体
装置ともいう)13は、天井カバー上部に、液晶ディス
プレイとタッチパネルからなり外部からの操作により各
種の指示を入力することができる表示入力装置16と、
CRTディスプレイからなるモニタ装置17と、稼動状
態を報知する警報ランプ18とを備えている。
【0025】下部の基台19の上には、中央に、固定と
可動の1対の平行する基板案内レール21−1及び21
−2が基板の搬送方向(図の斜め右下から斜め左上方
向)に水平に延在して配設される。これらの基板案内レ
ール21−1及び21−2の下部に接して、ループ状の
搬送ベルト(コンベアベルト)が走行可能に配設され
る。搬送ベルトは、それぞれ数ミリ幅のベルト脇部を基
板案内レール21−1又は21−2の下から基板搬送路
に覗かせて、ベルト駆動モータにより駆動され、基板搬
送方向に走行し、基板の裏面両側を下から支持しながら
装置本体内に部品搭載前の基板をライン上流側から搬入
し、部品搭載済みの基板をライン下流側に搬出する。
【0026】そして、基台19の内部には、特には図示
しないが、基板の位置決め装置、基板を2本の案内レー
ル21−1、21−2間に固定する基板固定機構、各部
を制御する制御回路等が備えられている。また、更に基
台19の上には、上記1対の基板案内レール21−1及
び21−2を跨いで、基板搬送方向に直角の方向(前後
方向)に平行に延在する左右一対の固定レール22−1
及び22−2が配設されている。これら固定レール22
−1及び22−2に移動レール23が固定レール22−
1及び22−2に沿って滑動自在に係合し、この移動レ
ール23に、基板に部品を搭載する作業を行う作業塔2
4が移動レール23に沿って滑動自在に懸架されてい
る。
【0027】図には定かに示していないが、上記の移動
レール23には、その長手方向(横方向)に沿って作業
塔24を自在に移動させせる横方向駆動サーボモータが
配設され、基台19上には、移動レール23を固定レー
ル22−1及び22−2に沿って前後に進退させる前後
方向駆動サーボモータが配設されている。これらの横方
向駆動サーボモータ及び前後方向駆動サーボモータが制
御回路からの指示により正逆両方向に自在に回転するこ
とにより、作業塔24が横方向及び前後方向に自在に移
動する。
【0028】上記の基台19上の前部と後部には夫々部
品供給ステージ25−1及び25−2が配設されてい
る。これら部品供給ステージ25−1及び25−2に
は、特には図示しないが、部品を収納したテープを巻着
したリールを備えたカートリッジ方式の多数の部品供給
装置が複数種類の部品に対応して載設され、あるいは複
数種類の部品に対応する複数枚のパレットを備えたトレ
イ方式の部品供給装置等が係合する。
【0029】上記の作業塔24は、上下方向に自在に昇
降可能であると共に360度方向に回転可能な機構を有
する一つ又は複数の作業ヘッドを備え、その作業ヘッド
の先端に着脱自在に装着する吸着ノズル26又は不図示
のチャック機構により、部品供給ステージ25−1又は
25−2上に載設または係合する部品供給装置から所望
の部品を吸着または把持して基板上に搭載する。
【0030】この作業塔24は、屈曲自在で内部が空洞
な帯状のチェーン体27−1及び27−2に保護・収容
された複数本の不図示の信号コードによって装置本体の
中央制御部と連結されている。作業塔24は、これらの
信号コードを介して中央制御部からは電力及び制御信号
を供給され、中央制御部へは基板上の部品搭載位置の情
報を示す画像データを送信する。
【0031】作業塔24は、上述した移動レール23と
固定レール22−1及び22−2に係合して自在に移動
し、その作業ヘッドの先端にこれから吸着又は把持すべ
き部品に対応する吸着ノズル26又はチャック機構を装
着すべく、保持具交換器28上で所望の吸着ノズル26
又はチャック機構を装着し、部品供給ステージ24−1
又は24−2上の適宜の部品供給装置から所望の部品を
吸着又は把持し、その吸着又は把持した部品を、本体装
置13内に自動搬入されて所定の位置に位置決め固定さ
れている基板上に搭載する。
【0032】このとき、作業塔24は、上記部品の搭載
に先立って、基板案内レール21−1と部品供給ステー
ジ24−1の間に在って、保持具交換器28と並んで配
設されている照明具付き部品認識用カメラ29の上に移
動し、その部品認識用カメラ29により、保持している
部品の保持状態を撮像させ、その撮像された画像データ
を中央制御部に送信する。更に、作業塔24は、自装置
内部に配設されている基板認識用カメラ(図では見えな
い)によって、基板の部品搭載位置を撮像して、その撮
像データを中央制御部へ転送する。
【0033】図3は、上記中央制御部の構成を示すブロ
ック図である。同図に示すように、中央制御部30は、
装置全体を制御するCPU(中央演算処理装置)31
と、このCPU31にバス32を介して接続されたRO
M(Read-Only-Memory)33、RAM(Random-Access-Mem
ory)34、画像処理部35、伝送制御部36、上述した
表示入力装置16、同じくモニタ装置17、及び記憶装
置37から構成されている。
【0034】上記の記憶装置37には、記憶媒体38が
着脱自在に配設される。この記憶媒体38は、内蔵HD
D、外付けHDD、FDD、MO、CD−ROM、メモ
リカード、又はメモリスティック等から成る。CPU3
1は、ROM33に格納されているファームウエアに基
づいて各ハード機構部を制御し、記憶装置37に搭載さ
れているOS(ユーザの操作環境を設定する基本ソフ
ト)を、順次RAM34の所定領域に読み出し、このO
Sに従い、更に、同じく記憶装置37に搭載されている
生産ラインネットワークシステム10における制御処理
プログラムに基づいて全体の動作を制御する。また、生
産実稼動中においては、記憶装置37に搭載されている
NCプログラムを読み出して部品搭載処理を実行する。
【0035】RAM34は、CPU31の制御により、
記憶装置37から読み出されたOSの、あるいは生産ネ
ットワークシステム10の処理プログラムのファイル
や、この処理プログラムの各種管理情報ファイルやその
他の各種中間データを一時的に記憶する。
【0036】画像処理部35は、図2に示した部品認識
用カメラ29や不図示の基板認識カメラを駆動し、その
撮像のアナログ信号をデジタル信号に変換し、内蔵のメ
モリにドットイメージで展開して、これをCPU31に
転送する。伝送制御部36は、ネットワーク14を介し
て他の部品搭載装置13と通信が可能な有線用コネク
タ、あるいは無線でネットワーク14に接続可能な無線
装置を接続するためのモデム、モデムカード、又はモジ
ュール等のコネクタを有するI/O(入出力)インター
フェースを備えている。
【0037】記憶装置37は、内蔵HDD、外付けHD
D、FDD、MO、CD−ROM、メモリカード等の記
憶媒体38のドライブ装置又は着脱装置を備えており、
CPU31の制御の下に、所望のプログラムファイルや
データファイルをこれらの記憶媒体38から読み出し、
又は保管すべきプログラムファイルやデータファイルを
これらの記憶媒体38に格納する。
【0038】図4は、上記構成の部品搭載装置13(図
1の01装置13−1、02装置13−213−2、0
3装置13−3、04装置13−4、05装置13−
5)の中央制御部30により実行される生産ラインネッ
トワークシステム10におけるリモート制御開始の処理
動作を説明するフローチャートである。
【0039】尚、本発明のリモート制御には、段取り段
階における可動の基板案内レール21−2の位置決めや
部品搭載処理のティーチング、実稼動開始の指示や停止
の指示等の機械的動作に係わるリモート制御と、段取り
段階におけるデータの更新(追加、修正、削除)、ある
いは実稼動中における実績データや履歴データの作成等
のデータ処理に係わるリモート制御とがある。
【0040】ここでは、機械的動作に係わるリモート制
御について説明する。また、ここでは、ネットワーク1
4において、01装置13−1から他の装置13への制
御を開始する場合を例にとって説明する。また、他の装
置の代表として02装置13−2を例にとって説明す
る。
【0041】先ず、01装置13−1からリモート制御
を開始する旨の通知がネットワーク14を介して02装
置13−2に発信される(ステップS101)。この発
信されたリモート制御開始の通知は、02装置13−2
により受信される(ステップS201)。
【0042】02装置13−2は、この受信により、先
ず、現在、リモート制御中(自装置が他装置に対しリモ
ート制御中あるいは他装置からのリモート制御受け付け
中)であるか否かを判別し(ステップS202)、リモ
ート制御中でなければ(S2020がNo)、続いて、
本通知を発信した01装置13−1が自装置と同じ生産
ライン(本例では第1生産ライン11)か否かを判別す
る(ステップS203)。
【0043】そして、本例では、01装置13−1は第
1生産ライン11に所属する、すなわち同じ生産ライン
であるので(S203がYes)、01装置13−1か
らのリモート制御の開始を受け付けることを許諾する旨
の信号をネットワーク14を介して返信する(ステップ
S204)。そして、自装置を、01装置13−1から
のリモート制御中モードに設定して(ステップS20
5)、処理を終了する(ステップS206)。
【0044】このように、例えば基板案内レール21−
1及び21−2間のレール幅の調整等のような本例の機
械的動作に係わるリモート制御は、一般に、生産ライン
に対して行なわれるものであるため、同一生産ライン内
の装置からのみ、リモート制御できるようにしている。
【0045】他方、上記ステップS203の判別で、同
じ生産ラインでない場合、例えばリモート制御開始の通
知が01装置13−1からではなく、04装置13−4
からであったような場合には(S203がNo)、リモ
ート制御の開始を受け付けることを拒絶する旨の信号を
返信して(ステップS207)、上記ステップS206
の終了処理を行う。
【0046】また、上記ステップS202の判別で自装
置がリモート制御中である場合は(S202がYe
s)、同様に、ステップS207に進み、リモート制御
の開始を受け付けることを拒絶する旨の信号を返信し
て、上記ステップS206の終了処理を行う。
【0047】上記02装置13−2からネットワーク1
4に送出された許諾又は拒絶の返信は、01装置13−
1により受信され(ステップS102)、その返信が許
諾であるか否かが判別される(ステップS103)そし
て、許諾であれば(S103がYes)、OK処理に移
行する(ステップS104)。このOK処理は、リモー
ト制御権を獲得したことを設定する処理である。
【0048】他方、上記ステップS103で拒絶であれ
ば(S103がNo)、NG処理に移行する(ステップ
S105)。このNG処理は、オペレータに、リモート
制御権を獲得出来なかった旨の報知や、次にどのような
処理を行うべきかを問い合わせる表示処理、指示の入力
を待つ処理等である。
【0049】図5は、上記のようにリモート制御権を獲
得したことによって可能となったリモート制御実行のフ
ローチャートである。同図において、01装置13−1
は、リモート制御を実行する(ステップS111)。こ
の処理では、01装置13−1から02装置13−2に
対し実行したいコマンドがネットワーク14を介して通
知(指示)される。
【0050】02装置13−2は、上記のコマンドを受
信すると(ステップS211)、その受信したコマンド
が01装置13−1からのリモート制御信号であるかい
なかを判別する(ステップS212)。この処理は、自
装置が01装置13−1からのリモート制御が可能な状
態に設定されている(制御開始の許諾信号を返信した先
の装置として01装置13−1が所定の記憶領域に登録
されている)ことを確認し、送信されてきた制御信号の
送出元装置が、上記登録されている装置であるかを調べ
る処理である。
【0051】この例では、登録されている01装置13
−1からの制御信号であるので(S212がYes)、
制御を実行する(ステップS213)。すなわち、上記
の通知によって指示されたコマンドを実行する。そし
て、その結果を、つまり終了値を、01装置13−1へ
ネットワーク14を介して通知して(ステップS21
4)、処理を終了する(ステップS215)。
【0052】尚、02装置13−2は、上記のステップ
S211において、01装置13−1以外の他の装置1
3から誤って送信された制御信号も受信しており、これ
らの制御信号を受信する都度、ステップS212におけ
る判別処理を行い、01装置13−1以外の他の装置か
らの制御信号であるときは、その装置に対して、拒絶信
号を送信する(ステップS217)。これにより、万が
一、制御権を獲得していない他の装置から誤って制御信
号が入力してきたときでも、その制御信号によって誤動
作を起さないように制御される。
【0053】01装置13−1は、上記の終了値を受信
して(ステップS112)、その受信した終了値が、拒
絶信号でないことを確認して(ステップS113、及び
判別がNo)、OK処理に移行する(ステップS11
4)。これにより、リモート制御権の獲得が維持され、
リモート制御権獲得解除までの間、02装置13−2に
対し所望のリモート制御コマンドを何回でも発信するこ
とができる。
【0054】尚、リモート制御権を獲得していない他の
装置が、オペレータの操作ミス又はプログラムのバグ等
により、制御信号を誤って送信した場合も、他の装置は
同図に示す01装置13−1が行う処理と同一の処理を
行っており、この場合は02装置13−2からステップ
S217の処理による拒絶信号を返信されることによ
り、ステップS113の判別で「Yes」となるため、
NG処理を行う(ステップS115)。
【0055】また、上記のリモート制御実行におけるリ
モート制御コマンドの実現方法については、例えば従来
より知られているRPC(リモートプロシジャーコー
ル)といった複数のコンピュータ間の分散処理に用いら
れるプログラムを利用しても良い。但し、RPCには、
開始、終了、拒絶のコマンドが無い、つまり他装置との
同期性がなく、リモート制御コマンドはアット・ランダ
ムに送出され、これに対する他装置による処理は、他装
置による自己判断で行われるから、そのままでは本例の
生産ラインネットワークシステム10に用いることはで
きない。
【0056】すなわち、先に述べた本発明のリモート制
御開始の処理に基づくリモート制御権獲得と、後述する
リモート制御終了の処理に基づくリモート制御権獲得解
除とを行う必要がある。図6は、上記のリモート制御を
終了する処理動作を説明するフローチャートである。上
述したリモート制御の実行を終了する場合は、獲得した
リモート制御権を解放しなければならない。同図におい
て、先ず、01装置13−1は、 リモート制御終了の通
知を、ネットワーク14を介して02装置13−2に送
信する(ステップS121)。
【0057】02装置13−2は、上記の通知を受信す
ると(ステップS221)、その受信した通知が01装
置13−1からのリモート制御信号であるかいなかを判
別する(ステップS222)。この処理も、前述したリ
モート制御実行処理におけるステップS212の処理と
同様に、自装置が01装置13−1からのリモート制御
が可能な状態に設定されていることを確認する処理であ
る。
【0058】そして、この場合も、リモート制御権を獲
得している01装置13−1からの制御信号であるので
(S222がYes)、リモート制御の終了を許諾する
旨を示す許諾信号を、ネットワーク14を介して01装
置13−1に返信した後(ステップS223)、リモー
ト制御の設定を解除して(ステップS224)、処理を
終了する(ステップS225)。
【0059】尚、この場合も、02装置13−2は、上
記のステップS221において、01装置13−1以外
の他の装置13から誤って送信された制御信号を受信し
ており、そのように01装置13−1以外の他の装置か
らの制御信号を受信したときは、ステップS222にお
ける判別処理で「No」となるので、その場合は、その
装置13に対して拒絶信号を送信する(ステップS22
6)。これにより、他の装置からの誤った制御信号によ
る万が一の誤動作を防止している。
【0060】01装置13−1は、上記の許諾信号を受
信して(ステップS122)、その受信した信号が許諾
信号であることを確認して(ステップS123、及び判
別がYes)、OK処理に移行する(ステップS12
4)。このOK処理は、自装置を平常の処理動作を行う
ように設定する処理である。
【0061】尚、この場合も、リモート制御権を獲得し
ていない他の装置が、オペレータの操作ミス又はプログ
ラムのバグ等により、終了通知の制御信号を誤って送信
した場合も、他の装置は同図に示す01装置13−1が
行う処理と同一の処理を行っていることにより、02装
置13−2からステップS226の処理による拒絶信号
を返信されて、ステップS123の判別で「No」とな
るため、NG処理を行う(ステップS125)。
【0062】尚、01装置13−1の表示装置(表示入
力装置16又はモニタ装置17)に02装置13−2を
リモート制御中であることを表示し、02装置13−2
の表示装置(表示入力装置16又はモニタ装置17)に
01装置13−1からリモート制御されていることを表
示するようにしても良い。これであると、オペレータが
混乱しないので、好適にシステムを運用できる。
【0063】次に、各装置13毎に設けられている例え
ば電子部品搭載処理プログラムのパラメータテーブル等
からなるデータベースのデータに対して、段取り作業時
において、追加、修正、削除等の更新を行うデータ処理
や、実稼動中において、生産実績データや処理履歴デー
タの作成等のデータ処理に係わるリモート制御について
説明する。
【0064】このリモート制御により、各装置13毎に
設けられているデータベースのデータに対する処理が、
いずれか1台の装置13でデータ処理するだけで、この
処理に自動的に同期して、他の装置13のデータ処理が
行われる。図7(a),(b) は、それぞれ01装置13−1
と02装置13−2の記憶装置37に記憶されるデータ
ベースの構成を模式的に示す図である。同図(a) に示す
01装置13−1のデータベース39−1の内容と、同
図(b) に示す02装置13−2のデータベース39−2
の内容は、全て同一である。つまり、同一生産ラインの
異なる装置13のデータベース39(39−1、39−
2、・・・)の内容は、それぞれ同一である。また、生
産ラインが異なっても、共通のデータは同一内容で保持
される。
【0065】同図(a),(b) に示すデータベース39−1
及び39−2に示すように、データベースは複数のテー
ブル(同図の例ではテーブルAとテーブルBの2つのテ
ーブルを示している)を持つことができる。また、各テ
ーブルは、それぞれ複数のレコードを持つことができ
る。そして、各レコードは、キー、データ、及びロック
フラグの3つの領域から成る。
【0066】同図(a),(b) に示す例では、テーブルA
は、キー領域にそれぞれ1、2、3、4、5、6、7、
及び8を格納された8個のレコードを有し、テーブルB
は、キー領域にそえぞれa、b、c、d、e、及びfを
格納された6個のレコードを有している。
【0067】データ領域には、特には図示していない
が、部品マスタデータの各レコード、NCプログラムの
各ステップ、処理の履歴を示す実績データ等の種々のデ
ータがそれぞれ格納されている。そして、ロックフラグ
領域には、「00」又は装置13の「ID」が格納され
る。同図(a),(b) に示す例では、テーブルAのキー領域
が「3」及び「4」となっているレコードのロックフラ
グ領域には、01装置13−1のIDである「01」が
格納されており、キー領域が「6」及び「7」となって
いるレコードのロックフラグ領域には、02装置13−
2のIDである「02」が格納されている。
【0068】ロックフラグ領域の「00」は、いずれの
装置13もデータを更新しようとしていないことを表わ
し、ロックフラグ領域のID(「01」及び「02」)
は、当該IDの装置13が、そのレコードのデータを更
新しようとしていることを表している。
【0069】すなわち、同図(a) に示す例は、01装置
13−1のCPU31−1が、テーブルAのキー領域が
「3」と「4」のレコードのデータと、テ−ブルBのキ
ー領域が「f」のレコードのデータとを更新しようとし
て、それぞれのレコードのロックフラグ領域を「01」
にしたものである。
【0070】また、同図(b) に示す例は、02装置13
−2のCPU31−2が、テーブルAのキー領域が
「6」と「7」のレコードのデータと、テーブルBのキ
ー領域が「b」のレコードのデータとを更新しようとし
て、ロックフラグ領域を「02」にしたものである。
【0071】この状態で、例えば01装置13−1によ
ってロックフラグ領域に「01」のロックフラグが立て
られているテーブルAのキー領域が「3」と「4」のレ
コードに対しては、02装置13−2は(01装置13
−1以外の他の装置13も同様)、データの更新をする
ことはできない。このように、レコード毎に持つロック
フラグを利用し、各装置13でのデータ更新時の排他的
制御を実現するものである。
【0072】尚、本例におけるデータベース39の各テ
ーブルは、一般的なリレーショナル型データベースの形
式から成っているが、勿論、他の形式のデータベースで
あっても良い。いずれにしても、各テーブルの各レコー
ドには、ロックフラグ領域を設けるようにする。
【0073】図8は、上記のレコードのデータを更新す
る処理動作の全体の流れを示すフローチャートである。
尚、以下の説明では、ロックグラグ領域にロックフラグ
を設定する処理を、単に「ロック、又はロックする」と
いい、他装置にロックフラグの設定を要求することを、
単に「ロック要求」という。また、以下の説明では01
装置13−1を主体にして説明を進めることとし、01
装置13−1のことを、単に01号機といい、これは他
の装置13−2〜13−5についても同様に02号機〜
05号機という。
【0074】図8において、01号機は、先ず、更新し
たいレコード(更新対象レコード)に対するロック要求
を他の全装置(02号機〜05号機)に対して通知する
(ステップS131)。続いて、そのロック要求が実行
されたか否かを判別し(ステップS132)、ロックが
出来ななかった場合は(S132がN)、すでに他の装
置13で当該レコードを編集中であると判断して(ステ
ップS135)、処理を終了する。他方、ロックが出来
た場合は(S132がY)、当該更新対象レコードのデ
ータを更新し(ステップS133)、データの更新が終
わったならば、設定したロックを解除して(ステップS
134)、処理を終了する。
【0075】ここで、上記の処理によって、全装置のデ
ータベースのレコードのいずれかを更新する場合、同時
に複数の装置が、同一のレコードを更新しようとする場
合があることも考えられ、その場合は同一のレコードに
対して複数のロック要求が行われて、混乱したり誤動作
が起きないように、全装置のレコードに対して更新を実
行する装置は必ず1台のみでなければならない。
【0076】そこで、以下に説明するように、先ず全装
置のデータベースをロックし、自装置(以下の説明では
01号機)以外の装置からは、ロックされたデータベー
スに対しては、その中のいずれのレコードに対してもロ
ックの設定や解除が出来ないようにして、01号機によ
る全装置への排他的制御を実現する。
【0077】図9は、上記ステップS131で行われる
データベースのレコードをロックする処理の詳細を示す
フローチャートである。先ず、同図に示すように、自装
置(01号機)のデータべースをロックする(ステップ
S131−1)。この処理では、自装置のデータベース
39の不図示のロックフラグ領域に、自装置の指示によ
り設定されたことを示すデータと共にロックフラグが設
定される。
【0078】上記に続いて、他装置(02号機〜05号
機)へのデータベースのロック要求の通知をネットワー
ク14を介して発信する(ステップS131−2)。こ
のロック要求の通知に対して他装置は、許諾又は拒絶を
通知する。すなわち、他装置は、自己のデータベースを
ロック出来るときは、自己のデータベースをロックする
と共に許諾信号をネットワーク14に送出し、ロック出
来ない場合は拒絶信号をネットワーク14に送出する。
【0079】このように、ロック出来ない場合とは、0
1号機がレコード更新のため上記のようにステップS1
31−1において自己のデータベースをロックしたと
き、その同じタイミングで他装置(例えば02号機)も
自己のデータベースの同一レコードに対して更新のため
にステップS131−1の処理を行ってロックした場合
であり、この場合は、01号機及び02号機は共々ステ
ップS131−2の処理に同時に進むため、お互いが自
己のデータベースを既にロック済みであり他装置からの
指示ではロックすることは出来ないということである。
【0080】そして、このような場合は、他装置からの
ロック要求に対して応じることができないので拒絶を通
知することになる。上記に続いて01号機では、各他装
置からの返信を受信して、全装置でデータベースのロッ
クが出来たか否か、すなわち、拒絶の通知が無いか否か
を判別する(ステップS131−3)。そして、もし1
台でも拒絶を通知してきた他装置があると(S131−
3で「拒絶通知があった」)、この場合は、許諾を通知
してきた他装置のデータベースのロックを解除する(取
消す)信号を出力し(ステップS131−4)、次に自
装置のデータベースのロックも解除して(ステップS1
31−5)、一旦通常の状態に戻す。
【0081】そして、ランダムな適宜の待ち時間を不図
示のタイマに設定し、このタイマがカウントアップする
と(ステップS131−6)、再び上記のステップS1
31−1の処理に戻る、ということを繰り返す。尚、上
記一旦通常の状態に戻ったときに、他装置からのロック
要求を受信したときは、その他装置からのロック要求に
従うことになる。
【0082】上記のように01号機と02号機の最初の
自己レコードのロックのタイミングが同時であって、そ
の後の数ステップの処理が双方同じタイミングで進行し
ても、ステップS131−6の処理では、上記タイマに
設定される計時時間にはランダムな値が設定されるの
で、次からの繰り返し処理では、やがては01号機と0
2号機との間に必ず処理の開始時間にずれを生じて、い
ずれかの装置が処理を先行することになり、ステップS
131−2において全装置によってデータベースがロッ
クされる。
【0083】ここでは、01号機が処理を先行して、他
装置のデータベースをロック出来たものとする。これに
より、01号機において、上記ステップS131−3の
判別で、拒絶を通知してきた他装置が1台も無いことが
判別される(S131−3で「拒絶通知はなかっ
た」)。そして、これで、ネットワークに接続されてい
る全ての装置のデータベースがロックされたため、01
号機は、全装置のデータベースの所望のレコード(更新
対象レコード)のロックフラグ(データベースではなく
レコードに対するロックフラグ)の操作(この場合は、
IDの書き込み、すなわちロックフラグを立てる処理)
を、01号機でのみ排他的にを行うことができるように
なる。
【0084】上記に続いて、もし通知の無い装置があれ
ば、その通知の無い装置用に、上記のデータベースのロ
ツク要求を記録する(ステップS131−7)。この処
理は、図には示していないが、01号機は、先ず、許諾
通知を発信してきた装置のIDを調べ、本来ネットワー
ク上に存在しているはずの全ての装置から許諾通知が来
ているかを調べ、もし通知が無い装置(許諾の通知も拒
絶の通知もいずれも応答が無い装置、すなわち通知無し
装置)が存在していれば、その通知無し装置に対するデ
ータベースロックの要求を自己の記憶装置の所定の記憶
領域に記憶しておく。
【0085】このように、本発明では、通知が無い装置
は、通常は保守作業中等で電源が切られている装置であ
り、ネットワーク14に現在参加していない装置であ
る。その通知無し装置が後刻どの時点であっても電源を
入れられてネットワーク14に復帰したときに、その通
知無し装置のデータベースが直ちに正しく更新されて、
その通知無し装置が他装置と同期して正しく動作するよ
うに、要求通知を出力した装置は、そのときネットワー
クに不在(不参加)の装置のために、上記ステップS1
31−2の処理のようにデータ更新に係わる処理の履歴
を所定の記憶領域に記録して保存するようにする。
【0086】続いて、ロック対象レコード(更新対象レ
コード)のロックフラグが「00」になっているか否か
を判別する(ステップS131−8)。尚、この処理で
は、複数のレコードを更新しようとしている場合は、そ
れら複数のレコードの全てのロックフラグが「00」に
なっているか否かが判別される。
【0087】尚、上述したデータベースに対するロック
は、レコードのロックフラグ領域に自己IDを書き込む
(ロックフラグを立てる)、または後述するように立て
たロックフラグを消去する(自己IDを「00」に書き
換える)、という処理のみに対して排他的に行うことが
有効となる設定であり、レコードのデータ更新処理には
関与しないものである。そして、レコードのデータ更新
には、ロックフラグ領域のロックフラグのみが関与す
る。
【0088】上記ステップS131−8の判別で、ロッ
ク対象レコードのロックフラグが「00」でない、すな
わち他装置のIDが書き込まれているものがあれば、既
に他装置がロック対象レコードを更新中であると判断し
て(ステップS131−8がN)、その場合は、全ての
他装置にデータベースのロックを解除するよう指示をし
(ステップS131−9)、続いて、自装置のデータベ
ースのロックを解除し(ステップS131−10)、更
に、通知無し装置用にデータベースのロツク解除を記録
して(ステップS131−11)、他装置によるデータ
更新に委ねる処理(図6のステップS135)に戻る。
【0089】一方、上記ステップS131−8の判別
で、ロック対象レコードのロックフラグが全て「00」
であれば(S131−8がYes)、ロック対象レコー
ドのロックフラグ領域に、自己ID(01号機の場合は
「01」)を書き込んでロックフラグを立て(ステップ
S131−12)、更に、他装置の同一レコードのロッ
クフラグ領域にも自己IDを書き込んでロックフラグを
立てた後(ステップS131−13)、同じく通知なし
装置用に、ロックフラグ領域に自己ID(01号機の
「01」)を書き込む処理を記録する(ステップS13
1−14)。
【0090】更に、続いて、他装置のデータベースのロ
ックを解除し(ステップS131−15)、自装置のデ
ータベースのロックを解除し(ステップS131−1
6)、更に、通知なし装置用にデータベースロツクの解
除を記録して(ステップS131−17)、この、レコ
ードをロックする処理を終了する。
【0091】これにより、01号機がこれから更新しよ
うとする更新対象レコードには全て01号機のロックフ
ラグが立てられているので、01号機は排他的に更新対
象レコードの更新を行うことができると共に、全装置の
データベースのロックが解除されたので、任意の装置か
ら、所望のデータベースの上記01号機がロックフラグ
を立てたレコード以外の所望のレコードに対して、ロッ
クフラグを立てることが出来るようになる。
【0092】図10は、上記のようにロックフラグを立
てたレコードを更新する処理の詳細を示すフローチャー
トである。尚、この処理では、更新対象となるレコード
は、立てられているロックフラグが自装置のIDのもの
のみである。同図に示すように、先ず、01号機は自装
置の更新対象レコードのデータを更新する(ステップS
133−1)。続いて他装置ヘ、上記更新対象レコード
のデータ更新の要求を出力する(ステップS133−
2)。
【0093】他装置は、上記更新対象レコードのロック
フラグ領域に間違いなく01号機のID「01」が書き
込まれていることを確認して、そのレコードのデータを
01号機からの要求通りに更新した後、更新終了の通知
を出力し、01号機はこの通知を受信する(ステップS
133−3)。そして、通知なし装置用に上記同様のデ
ータ更新要求を記録して(ステップS133−4)、処
理を終了する。
【0094】図11は、上記のように更新を終了したデ
ータベースのレコードのロックフラグの設定を解除する
処理の詳細を示すフローチャートである。先ず、同図に
示すステップS134−1〜S134−7の処理は、図
9に示したステップS131−1〜ステップS131−
7の処理と、それぞれ同一の処理である。
【0095】上記に続いて図11の処理では、自装置の
ロック対象レコード(ロックフラグが立っていたレコー
ド)のロックフラグ領域に「00」を書き込んで、自己
のレコードのロックを解消し(ステップS134−
8)、続いて、他装置のデータベースの同じくロック対
象レコードのロックフラグ領域に「00」を書き込んで
他装置のレコードのロックを解消した後(ステップS1
34−9)、更に、通知なし装置用に、レコードのロッ
ク解除の処理を記録する(ステップS134−10)。
【0096】これで、自装置によるレコードのロックを
解除する処理が終了したので、そのロック対象レコード
であったレコードに他装置からデータの更新が出来るよ
うに、すなわち、レコードにロックフラグを立てるため
にデータベースをロックできるように、先ず、他装置の
データベースのロックを解除し(ステップS134−1
1)、次に、自装置のデータベースのロックを解除した
後(ステップS134−12)、通知なし装置用にデー
タベースのロック解除を記録して(ステップS134−
13)、処理を終了する。
【0097】このように、本例は、ホストコンピュータ
が存在しないネットワークシステムにおいてデータベー
スの更新処理を逐次行うので、電源が切れていてネット
ワークに参加していない装置に対しても、その装置がネ
ットワークに復帰したときには、直ちに他装置と同期し
て正しく動作できるように、データ更新に係わる処理の
履歴は、要求コマンドの記録として、コマンド記録テー
ブルに順次記録されいく。
【0098】図12は、上記通知なし装置用に、処理の
履歴(処理の要求コマンド)が記録されるコマンド記録
テーブルのデータ構成を示す図である。同図に示すよう
にコマンド記録テーブル40は、対象装置記録領域41
と要求コマンド記録領域42から成る。対象装置記録領
域41には、例えば同図に示すように「03」、「0
3」、「04」、「05」等の、この記録を残した装置
のIDが書き込まれている。そして、要求コマンド記録
領域42には、上記IDの装置からの処理を要求する要
求コマンドが、例えば「データベースロック要求」、
「データベースロック解除」、「データ更新」、「デー
タ更新」というように記述されている。
【0099】尚、同図のおいて、対象装置記録領域41
の「04」又は「05」に対応する要求コマンド記録領
域42に、「データ更新」のコマンドのみが記述されて
いるが、この場合、通知無し装置(いずれの装置か不明
であるが、この例では少なくとも03号機又は04号機
ではない)が長期に亙ってネットワーク14に不在であ
ったときには、「データ更新」に続く処理の要求コマン
ド、すなわち、「データベースロック要求」、「レコー
ドのロックフラグの解除」及び「データベースロック解
除」と、一連の要求コマンドが記述される。
【0100】但し、図12に示す例では、通知無し装置
は、最初の「データベースロック要求」、「レコードの
ロックフラグを立てる」及び「データベースロック解
除」まで、ネットワークに参加しており、丁度「データ
更新」のとき、ネットワークに不在となっており、その
「データ更新」が終了した直後にネットワーク復帰した
ときの状態を示している。
【0101】この場合、この通知無し装置は、上記のよ
うにネットワークに復帰した後、直ちにコマンド記録テ
ーブル40の記録に基づいて後述するようにデータの更
新を行って、これらID「04」及び「05」の対象装
置からの「データベースロック要求」、「レコードのロ
ックフラグ解除」及び「データベースロック解除」のそ
れぞれの通知に応じて処理を行うことになる。
【0102】図13は、上記のように通知無し装置がネ
ットワークに復帰後にコマンド記録テーブル40の記録
に基づいて行われるデータ更新の処理動作を示すフロー
チャートである。先ず、通知無し装置は、電源が投入さ
れて起動した場合には、ネットワークに参加していなか
った期間のデータを更新しなければならない。そこで、
ネットワーク14上にブロードキャスト(全装置対象)
で参加を通知する(ステップS301)。
【0103】この参加通知を受けた他装置は、自己のコ
マンド記録テーブル40にデータがあれば、未処理分の
データがあることを返信し、コマンド記録テーブル40
にデータが無ければ、未処理分のデータが無いことをを
返信する。通知無し装置は、未処理データが有ることを
通知してきた他装置の中でもっとも小さい装置IDを有
する装置と更新処理を開始する(ステップS302)。
【0104】この処理では、当該IDを有する装置(対
象装置)と、上述したレコードロック、データ更新、及
びレコードロック解除の処理を、コマンド記録テーブル
40の記録に従って実行して、自己のデータベースを更
新し、その更新したことを対象装置に通知する。この通
知を受けた対象装置は当該処理済みのデータを自己のコ
マンド記録テーブル40から削除する。
【0105】そして、対象装置との更新処理がすべて終
了すると、通知無し装置は、他に未処理の更新データを
有する対象装置が存在するかを調べ(ステップS30
3)、存在するときは(S303が「いる」)、ステッ
プS302の処理に戻って、未処理中のものでもっとも
小さい装置IDの装置を次の対象装置として処理を続行
する。
【0106】そして、ステップS303で、未処理の更
新データを有する対象装置が存在しなくなったときは
(S303が「いない」)、処理を終了する。尚、特に
図示していないが、レコードの追加の場合は、キー項目
を固有なものにする。また、レコードの削除について
は、更新の場合と同様である。また、ネットワークに復
帰した通知無し装置からのレコードデータの問い合わせ
については、特別な処理を行うこと無く、単に自装置内
のデータベースから当該データを取得して返信すればよ
い。
【0107】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、複数の処理装置においてホストコンピュータを設
置することなく相互にリモート制御が出来、又、いずれ
の処理装置におけるデータベースのデータ更新も自動的
に他の全ての装置のデータベースに反映されるので、例
えば段取り作業において手数や作業ミスが著しく低減
し、したがって、複数の処理装置における処理の作業効
率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態に係わる生産ラインネットワーク
システムの基本構成を模式的に示す図である。
【図2】(a) は生産ラインネットワークシステムの装置
を部品搭載装置としたときの外観斜視図、(b) はその上
下の保護カバーを取り除いて内部の構成を模式的に示す
斜視図である。
【図3】部品搭載装置の中央制御部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】部品搭載装置の中央制御部により実行されるリ
モート制御開始の処理動作を説明するフローチャートで
ある。
【図5】部品搭載装置の中央制御部により実行されるリ
モート制御実行の処理動作を説明するフローチャートで
ある。
【図6】部品搭載装置の中央制御部により実行されるリ
モート制御終了の処理動作を説明するフローチャートで
ある。
【図7】(a),(b) は同一生産ラインのそれぞれ異なる装
置の記憶装置に記憶されるデータベースの構成を模式的
に示す図である。
【図8】データベースの各テーブルのレコードのデータ
を更新する処理動作の全体の流れを示すフローチャート
である。
【図9】データベースのレコード更新時にロックフラグ
を設定する処理の詳細を示すフローチャートである。
【図10】ロックフラグを設定したデータベースのレコ
ードの更新処理の詳細を示すフローチャートである。
【図11】更新を終了したデータベースのレコードのロ
ックフラグの設定を解除する処理の詳細を示すフローチ
ャトである。
【図12】通知なし装置用に記録されるのコマンド記録
テーブルのデータ構成を示す図である。
【図13】ネットワークに復帰後にコマンド記録テーブ
ルの記録に基づいて行われるデータ更新の処理動作を示
すフローチャートである。
【図14】従来における数台の部品搭載装置からなる生
産ラインの構成を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1、2、3、4、5 部品搭載装置 6 搬送ガイドレール 10 生産ラインネットワークシステム 11 第1生産ライン 12 第2生産ライン 13 装置 13−1 01装置 13−2 02装置 13−3 03装置 13−4 04装置 13−5 05装置 14 ネットワーク 15 部品搭載装置 16 表示入力装置 17 モニタ装置 18 警報ランプ 19 基台 21−1、21−2 基板案内レール 22−1、22−2 固定レール 23 移動レール 24 作業塔 25−1、25−2 部品供給ステージ 26 吸着ノズル 27−1、27−2 チェーン体 28 保持具交換器 29 部品認識用カメラ 30 中央制御部 31(31−1、31−2) CPU 32 バス 33 ROM 34 RAM 35 画像処理部 36 伝送制御部 37 記憶装置 38 記憶媒体 39(39−1、39−2) データベース 40 コマンド記録テーブル 41 対象装置記録領域 42 要求コマンド記録領域

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1台以上の他の処理装置と共
    にネットワークに接続されたとき、該ネットワークを介
    して、 他の前記処理装置をリモート制御すべくリモート制御の
    開始を通知する開始通知手段と、 他の前記処理装置からリモート制御の開始の通知を受け
    たとき該リモート制御に移行できない場合にリモート制
    御の拒絶を通知する拒絶通知手段と、 他の前記処理装置からリモート制御の開始の通知を受け
    たとき該リモート制御に移行できる場合にリモート制御
    の許諾を通知する許諾通知手段と、 他の前記処理装置をリモート制御すべくリモート制御の
    開始を通知した後、該リモート制御の開始の通知に対し
    前記リモート制御の許諾の通知を行った他の前記処理装
    置に対しリモート制御を行う制御実行手段と、 該制御実行手段によるリモート制御が終了したとき該リ
    モート制御の終了を他の前記処理装置に指令する終了指
    令手段とを備えたことを特徴とする処理装置。
  2. 【請求項2】 処理ラインの構成データを記憶するライ
    ン構成記憶手段と、 該ライン構成記憶手段に記憶される処理ラインの構成デ
    ータに基づいて前記リモート制御の開始の通知を行った
    処理装置が自装置と同一ラインを構成する処理装置であ
    るか否かを判別する判別手段と、を更に備え、 前記拒絶通知手段は、前記判別手段により前記リモート
    制御の開始の通知を行った処理装置が自装置と同一ライ
    ンを構成しない処理装置であると判別された場合に前記
    リモート制御の拒絶を通知することを特徴とする請求項
    1記載の処理装置。
  3. 【請求項3】 処理作業に係わるデータベースを記憶す
    るデータベース記憶手段を更に備え、 前記制御実行手段は、前記ネットワークを介し、前記デ
    ータベース記憶手段に記憶されるデータベースの更新対
    象レコードを更新するよう分散同期型リモート制御を行
    うことを特徴とする請求項1又は2記載の処理装置。
  4. 【請求項4】 前記制御実行手段は、全処理装置の前記
    更新対象レコードに自装置からの更新データ以外に基づ
    くデータ更新を禁止するよう禁止状態を設定する禁止設
    定手段と、前記更新対象レコードの更新データを全処理
    装置へ通知する更新データ通知手段と、全処理装置の更
    新対象レコードの前記禁止状態の設定を解除する禁止解
    除手段と、を備えていることを特徴とする請求項3記載
    の処理装置。
  5. 【請求項5】 前記制御実行手段は、前記ネットワーク
    に参加していない前記処理装置に対する前記禁止状態の
    設定、前記更新データの通知、又は前記禁止状態の設定
    解除、の各処理を表わす処理データを保存する保存手段
    を備えることを特徴とする請求項3又は4記載の処理装
    置。
  6. 【請求項6】 前記ネットワークへの参加を開始したと
    き、前記保存手段に保存されていた処理データを読み出
    して、該読み出した処理データに基づいて前記禁止状態
    の設定、前記更新データの通知、又は前記禁止状態の設
    定解除を行うことを特徴とする請求項5記載の処理装
    置。
  7. 【請求項7】 前記データベースは、電子部品のマスタ
    ーデータ、NCプログラム、実績データ等からなるデー
    タベースであり、前記処理装置は部品搭載装置であるこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の
    処理装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも1台以上の他の処理装置と共
    にネットワークに接続されたとき、該接続された処理装
    置に、前記ネットワークを介して、 他の前記処理装置をリモート制御すべくリモート制御の
    開始を通知する開始通知機能と、 他の前記処理装置からリモート制御の開始の通知を受け
    たとき該リモート制御に移行できない場合にリモート制
    御の拒絶を通知する拒絶通知機能と、 他の前記処理装置からリモート制御の開始の通知を受け
    たとき該リモート制御に移行できる場合にリモート制御
    の許諾を通知する許諾通知機能と、 他の前記処理装置をリモート制御すべくリモート制御の
    開始を通知した後、該リモート制御の開始の通知に対し
    前記リモート制御の許諾の通知を行った他の前記処理装
    置に対しリモート制御を行う制御実行機能と、 該制御実行機能によるリモート制御が終了したとき該リ
    モート制御の終了を他の前記処理装置に指令する終了指
    令機能とを実行させるためのプログラムを記録したコン
    ピュータによる読取りが可能な記憶媒体。
  9. 【請求項9】 処理ラインの構成データを記憶するライ
    ン構成記憶機能と、 該ライン構成記憶機能に記憶される処理ラインの構成デ
    ータに基づいて前記リモート制御の開始の通知を行った
    処理装置が自装置と同一ラインを構成する処理装置であ
    るか否かを判別する判別機能と、を更に備え、 前記拒絶通知機能は、前記判別機能により前記リモート
    制御の開始の通知を行った処理装置が自装置と同一ライ
    ンを構成しない処理装置であると判別された場合に前記
    リモート制御の拒絶を通知することを特徴とする請求項
    8記載の記憶媒体。
  10. 【請求項10】 処理作業に係わるデータベースを記憶
    するデータベース記憶機能を更に備え、 前記制御実行機能は、前記ネットワークを介し、前記デ
    ータベース記憶機能に記憶されるデータベースの更新対
    象レコードを更新するよう分散同期型リモート制御を行
    うことを特徴とする請求項8又は9記載の記憶媒体。
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