JP2002332983A - プルアウト形立軸両吸込渦巻ポンプ - Google Patents

プルアウト形立軸両吸込渦巻ポンプ

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JP2002332983A
JP2002332983A JP2001141581A JP2001141581A JP2002332983A JP 2002332983 A JP2002332983 A JP 2002332983A JP 2001141581 A JP2001141581 A JP 2001141581A JP 2001141581 A JP2001141581 A JP 2001141581A JP 2002332983 A JP2002332983 A JP 2002332983A
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impeller
suction
water
water level
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JP2001141581A
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Toshiyasu Taniguchi
敏康 谷口
Hirohiko Furukawa
博彦 古川
Nobuhiro Suzuki
信廣 鈴木
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Kubota Corp
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 先行待機運転ポンプとして機能させることが
できるプルアウト形立軸両吸込渦巻ポンプを提供する。 【解決手段】 両吸込羽根車1と、内部ケーシング3と
該内部ケーシング3を挿脱可能に嵌合した外部ケーシン
グ4からなるケーシング2を備え、内部ケーシング3の
上側ケーシング部30における第2ケーシング部30B
には、入口を下向きに開口した吸込ベルマウス8を設
け、下側ケーシング部31には、入口を下向きに開口し
た吸込ベルマウス9を設け、外部ケーシング4には、羽
根車1の出口に対応して内部ケーシング3の外周に設け
られた渦室10と、この渦室10と揚水管11とを連通
させる複数の案内管12を設け、吸込ベルマウス8,9
に、空気の供給・遮断を行なう気水切替系17を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プルアウト形立軸
両吸込渦巻ポンプに係り、詳しくは、先行待機運転機能
を付加したプルアウト形立軸両吸込渦巻ポンプに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、立軸に配置された両吸込羽根
車によって吸込性能を向上させることができるととも
に、内部ケーシングを外部ケーシングに立軸方向で挿脱
可能かつ水密に嵌合して、メンテナンスなどに際しては
内部ケーシングを外部ケーシングから抜き取り、これを
上方へ吊り上げて取出すように構成したプルアウト形立
軸両吸込渦巻ポンプが知られている。
【0003】この種のプルアウト形立軸両吸込渦巻ポン
プは、図4に示すように、立軸線を有する両吸込羽根車
1と、この羽根車1を収容しているケーシング2とを備
え、ケーシング2は内部ケーシング3と、該内部ケーシ
ング3を立軸方向で挿脱可能かつ水密に嵌合した外部ケ
ーシング4とから構成されている。
【0004】内部ケーシング3は、羽根車1の上側を覆
う上側ケーシング部30と羽根車1の下側を覆う下側ケ
ーシング部31とを備え、上側ケーシング部30と下側
ケーシング部31は連結されて互いに連通しており、上
側ケーシング部30には、その内部に羽根車1を同時回
転可能に取付けた主軸6を軸支する軸受部7Aと、羽根
車1の上側入口1Aに通じて上向きに開口する吸込ベル
マウス8が設けられ、下側ケーシング部31には、羽根
車1の下側入口1Bに通じて下向きに開口する吸込ベル
マウス9と、主軸6を軸支する軸受部7Bが設けられて
いる。
【0005】外部ケーシング4は、羽根車1の出口に対
応して内部ケーシング3の外周に設けられた複数の渦室
10と、これら渦室10と揚水管11とを連通させる複
数の案内管12を備え、たとえばポンプ井13の底13
Aに設置した架台14に載置固定されている。
【0006】また、内部ケーシング3と外部ケーシング
4の嵌合面15が内部ケーシング3と外部ケーシング4
の分割面となっており、外部ケーシング4に内部ケーシ
ング3を嵌合した組立状態では、内部ケーシング3と外
部ケーシング4のメタルタッチによる嵌合面15で水密
を保持するように構成されているとともに、メンテナン
スなどに際しては、外部ケーシング4から内部ケーシン
グ3を抜き取り、これを上方へ吊り上げて取出すことが
できるように構成されている。
【0007】前記構成のプルアウト形立軸両吸込渦巻ポ
ンプによれば、図示していない原動機により主軸6およ
び両吸込羽根車1を回転させることで、ポンプ井13の
水は、実線矢印で示すように、下側ケーシング部31の
下向きに開口する吸込ベルマウス9から羽根車1の下側
入口1Bに吸い込まれるとともに、破線矢印で示すよう
に、上側ケーシング部30の上向きに開口する吸込ベル
マウス8から羽根車1の上側入口1Aに吸い込まれて複
数の渦室10に吐出され、これら渦室10から複数の案
内管12を通って、揚水管11に押し揚げられる排水運
転(揚水運転)を実行することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
プルアウト形立軸両吸込渦巻ポンプは、激しい降雨など
によりポンプ井13に雨水が急激に流入してくるのを予
測して、先行待機運転を行なう先行待機運転ポンプとし
て機能させることができない。このため、プルアウト形
立軸両吸込渦巻ポンプを設置しているポンプ機場が冠水
するおそれを有している。
【0009】そこで、本発明は、先行待機運転ポンプと
して機能させることができるプルアウト形立軸両吸込渦
巻ポンプを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明に係るプルアウト形立軸両吸
込渦巻ポンプは、立軸に配置されて主軸とともに回転す
る両吸込羽根車と、この羽根車を収容しているケーシン
グとを備え、このケーシングが内部ケーシングと、該内
部ケーシングを立軸方向で挿脱可能かつ水密に嵌合した
外部ケーシングとからなるプルアウト形立軸両吸込渦巻
ポンプにおいて、前記内部ケーシングは、前記羽根車の
上側を覆う上側ケーシング部と、この上側ケーシング部
に連結されて前記羽根車の下側入口部に通じる第2吸込
口が設けられて前記羽根車の下側を覆う下側ケーシング
部とを備え、前記外部ケーシングは、前記羽根車の出口
に対応して前記内部ケーシングの外周に設けられた渦室
と、この渦室と揚水管とを連通させる案内管とを備え、
前記上側ケーシング部に立軸方向で着脱可能かつ水密に
連結されて前記羽根車の上側入口に通じる第1吸込口
が、その入口を下向きに開口して設けられ、この第1吸
込口および前記第2吸込口を介して前記内部ケーシング
に空気を供給・遮断する気水切替系が設けられているこ
とを特徴としている。
【0011】また、前記目的を達成するために、請求項
2に記載の発明に係るプルアウト形立軸両吸込渦巻ポン
プは、立軸に配置されて主軸とともに回転する両吸込羽
根車と、この羽根車を収容しているケーシングとを備
え、このケーシングが内部ケーシングと、該内部ケーシ
ングを立軸方向で挿脱可能かつ水密に嵌合した外部ケー
シングとからなるプルアウト形立軸両吸込渦巻ポンプに
おいて、前記内部ケーシングは、前記羽根車の上側入口
に通じる上向きの第1吸込口が設けられて前記羽根車の
上側を覆う上側ケーシング部と、この上側ケーシング部
に連結されて前記羽根車の下側入口部に通じる下向きの
第2吸込口が設けられて前記羽根車の下側を覆う下側ケ
ーシング部とを備え、前記外部ケーシングは、前記羽根
車の出口に対応して前記内部ケーシングの外周に設けら
れた渦室と、この渦室と揚水管とを連通させる案内管を
備え、前記内部ケーシングに空気を供給・遮断する気水
切替系が設けられていることを特徴としている。
【0012】請求項1に記載の発明によれば、プルアウ
ト形立軸両吸込渦巻ポンプが設置されているポンプ井の
水位が揚水遮断水位を超えて揚水開始水位に上昇するま
での間は、気水切替系により第1吸込口および前記第2
吸込口を介して内部ケーシングに空気を供給して気中運
転(先行待機運転)を行うことができる。また、水位が
揚水開始水位まで上昇した時点で気水切替系による内部
ケーシングへの空気の供給を遮断して排水運転(揚水運
転)に切り替えて、揚水開始水位以上の水位では排水運
転を継続して行なうことができる。
【0013】一方、前記ポンプ井の水位が揚水開始水位
以上の領域から揚水開始水位を経て揚水遮断水位に低下
するまでの間は前記排水運転を継続し、水位が揚水遮断
水位まで低下した時点で気水切替系により内部ケーシン
グに空気を供給して、真空破壊により排水(揚水)を遮
断して、気中運転(先行待機運転)を行うことができ
る。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、プルアウ
ト形立軸両吸込渦巻ポンプが設置されているポンプ井の
水位が揚水遮断水位を超えて揚水開始水位に上昇するま
での間は、気水切替系により内部ケーシングに空気を供
給して気中運転(先行待機運転)を行うことができる。
また、水位が揚水開始水位上昇した時点で気水切替系に
よる内部ケーシングへの空気の供給を遮断して排水運転
(揚水運転)に切り替えて、揚水開始水位以上の水位で
は排水運転を継続して行なうことができる。
【0015】一方、ポンプ井の水位が第1吸込口におけ
る上向きの開口位置のレベル以上の領域から該上向きの
開口位置のレベルに低下するまでの間は、前記排水運転
を継続し、水位が前記上向きの開口位置のレベルまで低
下すると気水混合運転がなされ、さらに水位が揚水遮断
水位に低下するまでの間は気水混合運転を継続し、水位
が揚水遮断水位まで低下した時点で気水切替系により内
部ケーシングに空気を供給して、気中運転(先行待機運
転)を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、請求項1に記載の発明の一
実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、両吸込羽
根車1、内部ケーシング3と外部ケーシング4からなる
ケーシング2、下側ケーシング部31、羽根車1を同時
回転可能に取付けた主軸6を軸支する軸受部7A,7
B、羽根車1の下側入口1Bに通じて下向きに開口する
吸込ベルマウス9、複数の渦室10、これら渦室10と
揚水管11とを連通させる複数の案内管12、ポンプ井
13の底に設置されて外部ケーシング4を載置固定する
架台14、内部ケーシング3と外部ケーシング4の嵌合
面15などの構成は、図4の従来例と同一であるので、
この従来例と同一もしくは相当部分には同一符号を付し
て重複した構造および作用説明は省略する。
【0017】図1は請求項1に記載の発明の一実施の形
態を示す縦断正面図、図2は縦断側面図であり、これら
の図において、内部ケーシング3における上側ケーシン
グ部30は、第1ケーシング部30Aと第2ケーシング
部30Bの2段構造になっており、第2ケーシング部3
0Bに軸封部7Cが取付けられ、この軸封部7Cと軸受
部7A,7Bよりなる二つの軸受部によって主軸6を回
転自在に軸支している。
【0018】第2ケーシング部30Bの両側端面(嵌合
面15)に両吸込羽根車1の上側入口1Aに通じる二つ
の吸込ベルマウス取付け孔8A,8Aが設けられ、これ
ら吸込ベルマウス取付け孔8A,8Aには、入口を下向
きに開口した二つの吸込ベルマウス8,8の出口が水密
に連通している。つまり、吸込ベルマウス取付け孔8
A,8Aと吸込ベルマウス8,8の出口は、外部ケーシ
ング4に内部ケーシング3を嵌合した組立状態で、メタ
ルタッチにより水密を保持して当接するように構成され
ている。また、吸込ベルマウス8,8における下向きの
入口の開口位置は、両吸込羽根車1の下側入口1Aに通
じる吸込ベルマウス9の下向きの入口の開口位置と同じ
レベルに設定してある。
【0019】一方、吸込ベルマウス8,8と吸込ベルマ
ウス9の内部に空気を供給・遮断できる気水切替系17
が設けられている。この気水切替系17は、各吸込ベル
マウス8,8,9の内部と大気を連通させる気水切替管
17Aと、この気水切替管17Aに介設した気水切替弁
17Bとを備えている。そして、水位検出手段18によ
ってポンプ井13の水位を検出し、検出された水位信号
が制御器19に入力され、制御器19は水位検出手段1
8から入力された水位信号に基づいて気水切替弁17B
に開閉切替信号を出力して、気水切替弁17Bを開閉す
るように構成してある。
【0020】前記構成において、ポンプ井13の水位が
上昇する場合には、その水位が揚水遮断水位SWLを超
えて揚水開始水位RWLに上昇するまでの間は、この水
位の上昇が水位検出手段18によって検出され、検出さ
れた水位信号が制御器19に入力される。制御器19は
水位検出手段18から入力された水位信号に基づいて気
水切替弁17Bに弁開信号を出力して、気水切替弁17
Bを開放する。これにより、気水切替管17Aを通して
吸込ベルマウス8,9に空気を供給して気中運転(先行
待機運転)を行うことができる。また、水位が揚水開始
水位RWLまで上昇すると、この水位RWLが水位検出
手段18によって検出され、検出された水位信号が制御
器19に入力される。制御器19は水位検出手段18か
ら入力された水位信号に基づいて気水切替弁17Bに弁
閉信号を出力して、気水切替弁17Bを閉じる。これに
より、排水運転(揚水運転)に切り替えられ、揚水開始
水位RWL以上の水位では排水運転を継続して行なうこ
とができる。
【0021】一方、ポンプ井13の水位が下降する場合
には、その水位が揚水開始水位RWL以上の領域から揚
水開始水位RWLを経て揚水遮断水位SWLに低下する
までの間は、この水位の下降が水位検出手段18によっ
て検出され、検出された水位信号が制御器19に入力さ
れる。制御器19は水位検出手段18から入力された水
位信号に基づいて気水切替弁17Bに弁閉信号を出力し
て、気水切替弁17Bを閉じる。これにより、排水運転
(揚水運転)が継続して行なわれる。また、水位が揚水
遮断水位SWLまで低下すると、この水位SWLが水位
検出手段18によって検出され、検出された水位信号が
制御器19に入力される。制御器19は水位検出手段1
8から入力された水位信号に基づいて気水切替弁17B
に弁開信号を出力して、気水切替弁17Bを開放する。
これにより、給気管17Aを通して吸込ベルマウス8,
9に空気を供給して気中運転(先行待機運転)を行うこ
とができる。
【0022】すなわち、激しい降雨などによりポンプ井
13に雨水が急激に流入してくるのを予測して、先行待
機運転を行なうことができるので、ポンプ機場が冠水す
るのを避けることができる。
【0023】つぎに、請求項2に記載の発明の実施の形
態を図面に基づいて説明する。なお、両吸込羽根車1、
内部ケーシング3と外部ケーシング4からなるケーシン
グ2、上側ケーシング部30、下側ケーシング部31、
羽根車1を同時回転可能に取付けた主軸6を軸支する軸
受部7A,7B、羽根車1の上側入口1Aに通じて上向
きに開口する吸込ベルマウス8、羽根車1の下側入口1
Bに通じて下向きに開口する吸込ベルマウス9、複数の
渦室10、これら渦室10と揚水管11とを連通させる
複数の案内管12、ポンプ井13の底に設置されて外部
ケーシング4を載置固定する架台14、内部ケーシング
3と外部ケーシング4の嵌合面15などの構成は、図4
の従来例と同一であるので、この従来例と同一もしくは
相当部分には同一符号を付して重複した構造および作用
説明は省略する。
【0024】図3は請求項2に記載の発明の実施の形態
を示す縦断正面図であり、この図において、吸込ベルマ
ウス9の内部に空気を供給・遮断できる気水切替系17
が設けられている。この気水切替系17は、各吸込ベル
マウス9の内部と大気を連通させる気水切替管17A
と、この気水切替管17Aに介設した気水切替弁17B
とを備えている。そして、水位検出手段18によってポ
ンプ井13の水位を検出し、検出された水位信号が制御
器19に入力され、制御器19は水位検出手段18から
入力された水位信号に基づいて気水切替弁17Bに開閉
切替信号を出力して、気水切替弁17Bを開閉するよう
に構成してある。
【0025】前記構成において、ポンプ井13の水位が
上昇する場合には、その水位が揚水遮断水位SWLを超
えて揚水開始水位RWL1に上昇するまでの間は、この
水位の上昇が水位検出手段18によって検出され、検出
された水位信号が制御器19に入力される。制御器19
は水位検出手段18から入力された水位信号に基づいて
気水切替弁17Bに弁開信号を出力して、気水切替弁1
7Bを開放する。これにより、気水切替管17Aを通し
て吸込ベルマウス9に空気を供給して気中運転(先行待
機運転)を行うことができる。また、水位が揚水開始水
位RWL1まで上昇すると、この水位RWL1が水位検
出手段18によって検出され、検出された水位信号が制
御器19に入力される。制御器19は水位検出手段18
から入力された水位信号に基づいて気水切替弁17Bに
弁閉信号を出力して、気水切替弁17Bを閉じる。そし
て、水位がさらに上昇して、これ以下では空気を吸い込
むという水位RWLに達するまでは気水混合運転で吐出
量は50〜100%程度となる。さらに水位がRWL以
上になると通常の100%Qの運転を継続できる。
【0026】一方、ポンプ井13の水位が下降する場合
には、RWLよりも水位が下がると気水混合運転で吐出
量は50〜100%程度となり、さらに水位が上向きの
開口位置のレベルRWL1まで低下すると50%Q以下
の気水混合運転がなされ、水位が揚水遮断水位SWLに
低下するまでの間は気水混合運転が継続される。水位が
揚水遮断水位SWLに低下すると、この水位の下降が水
位検出手段18によって検出され、検出された水位信号
が制御器19に入力される。制御器19は水位検出手段
18から入力された水位信号に基づいて気水切替弁17
Bに弁開信号を出力して、気水切替弁17Bを開放す
る。これにより、給気管17Aを通して吸込ベルマウス
9に空気を供給して完全に揚水は遮断されて気中運転
(先行待機運転)を行うことができる。
【0027】すなわち、激しい降雨などによりポンプ井
13に雨水が急激に流入してくるのを予測して、先行待
機運転を行なうことができるので、ポンプ機場が冠水す
るのを避けることができる。
【0028】なお、図2の実施の形態では、気水切替管
17Aの一つの出口を吸込ベルマウス9の内部に連通し
て接続した構成の気水切替系17で説明しているが、気
水切替管17Aの出口を複数に分岐して形成し、これら
出口を吸込ベルマウス9の内部に連通して接続した構成
の気水切替系17であってもよい。
【0029】また、図1および図2の実施の形態では、
クローズド羽根によって構成した両吸込羽根車1で説明
しているが、オープン羽根によって構成した両吸込羽根
車1であってもよい。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1または請
求項2に記載の発明に係るプルアウト形立軸両吸込渦巻
ポンプは構成されているので、以下のような格別の効果
を奏する。
【0031】すなわち、激しい降雨などによりポンプ井
に雨水が急激に流入してくるのを予測して、先行待機運
転を行なうことができるので、ポンプ機場が冠水するの
を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載の発明の一実施の形態を示す縦
断正面図である。
【図2】図1の縦断側面図である。
【図3】請求項2に記載の発明の一実施の形態を示す縦
断正面図である。
【図4】従来例の縦断正面図である。
【符号の説明】
1 両吸込羽根車 1A 両吸込羽根車の上側入口 1B 両吸込羽根車の下側入口 2 ケーシング 3 内部ケーシング 4 外部ケーシング 6 主軸 7A 上軸受部(軸受部) 7B 下軸受部(軸受部) 8 吸込ベルマウス(第1吸込口) 9 吸込ベルマウス(第2吸込口) 10 渦室 11 揚水管 12 案内管 17 気水切替系 30 上側ケーシング部 31 下側ケーシング部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04D 29/44 F04D 29/44 D E (72)発明者 鈴木 信廣 大阪府枚方市中宮大池1丁目1番1号 株 式会社クボタ枚方製造所内 Fターム(参考) 3H034 AA01 AA20 BB01 BB06 BB10 BB16 CC01 CC03 DD01 DD02 DD12 DD17 EE05 EE07 EE14 EE17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立軸に配置されて主軸とともに回転する
    両吸込羽根車と、この羽根車を収容しているケーシング
    とを備え、 このケーシングが内部ケーシングと、該内部ケーシング
    を立軸方向で挿脱可能かつ水密に嵌合した外部ケーシン
    グとからなるプルアウト形立軸両吸込渦巻ポンプにおい
    て、 前記内部ケーシングは、前記羽根車の上側を覆う上側ケ
    ーシング部と、この上側ケーシング部に連結されて前記
    羽根車の下側入口部に通じる第2吸込口が設けられて前
    記羽根車の下側を覆う下側ケーシング部とを備え、 前記外部ケーシングは、前記羽根車の出口に対応して前
    記内部ケーシングの外周に設けられた渦室と、この渦室
    と揚水管とを連通させる案内管とを備え、 前記上側ケーシング部に立軸方向で着脱可能かつ水密に
    連結されて前記羽根車の上側入口に通じる第1吸込口
    が、その入口を下向きに開口して設けられ、 この第1吸込口および前記第2吸込口を介して前記内部
    ケーシングに空気を供給・遮断する気水切替系が設けら
    れていることを特徴とするプルアウト形立軸両吸込渦巻
    ポンプ。
  2. 【請求項2】 立軸に配置されて主軸とともに回転する
    両吸込羽根車と、この羽根車を収容しているケーシング
    とを備え、 このケーシングが内部ケーシングと、該内部ケーシング
    を立軸方向で挿脱可能かつ水密に嵌合した外部ケーシン
    グとからなるプルアウト形立軸両吸込渦巻ポンプにおい
    て、 前記内部ケーシングは、前記羽根車の上側入口に通じる
    上向きの第1吸込口が設けられて前記羽根車の上側を覆
    う上側ケーシング部と、この上側ケーシング部に連結さ
    れて前記羽根車の下側入口部に通じる下向きの第2吸込
    口が設けられて前記羽根車の下側を覆う下側ケーシング
    部とを備え、 前記外部ケーシングは、前記羽根車の出口に対応して前
    記内部ケーシングの外周に設けられた渦室と、この渦室
    と揚水管とを連通させる案内管を備え、 前記内部ケーシングに空気を供給・遮断する気水切替系
    が設けられていることを特徴とするプルアウト形立軸両
    吸込渦巻ポンプ。
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