JP2008075595A - 先行待機型立軸ポンプの排水量測定方法 - Google Patents

先行待機型立軸ポンプの排水量測定方法 Download PDF

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【課題】気水混合運転状態を含む先行待機型立軸ポンプの排水量を、簡易かつ高精度で測定する。
【解決手段】水位センサ11で測定された吸水位TPが空気供給口10aに対応する水位である上側閾値TPUPを上回っていれば、水位センサ11で測定された吸水位TP、水位センサ12で測定された吐出水位TE、予め測定された通常排水運転状態における全揚程と排水量の関係、及び予め測定された管路抵抗に基づいて排出量Qを算出する。吸水位TPが上側閾値TPUP以下であり、かつ吸込口5aの水位より上方の所定の水位である下側閾値TPLWを上回っていれば、予め測定された吸水位TPと排水量Qの関係を用いて排水量Qを算出する。吸水位TPが下側閾値TPLW以下であれば、排水量Qをゼロとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、先行待機型立軸ポンプの排水量測定方法に関する。
近年、市街地化や道路の舗装化により雨水の地下浸透率が低下している。また、ヒートアイランド現象等による局地的集中豪雨の発生が増加している。これらの原因により、下水道の排水ポンプ場へ短時間に多量の雨水が流入する傾向がある。この短時間かつ多量の雨水流入に対処するために、降雨情報等に基づいて予めポンプを始動しておいて雨水が排水ポンプ場に流入するのと同時に排水を開始し、かつ吸水槽内の水位が変動しても運転状態を維持することができる先行待機型立軸ポンプに対する要求が高まっている。
羽根車より下方のケーシングに空気を導入することで先行待機運転を実現した立軸ポンプが知られている(特許文献1)。この方式の先行待機型立軸ポンプでは、吸水槽内の水位がケーシング内の羽根車より上方の排水水位より低い状態でも運転を行うため、吸水槽内の水位が排水水位以上であって空気が混入しない状態で水を排水する運転状態(通常排水運転状態)に加え、空気が混入した状態で水を排水する運転状態(気水混合運転)と、羽根車の下方に空気だまりが形成され羽根車の上方に水柱が形成される運転状態(エアロック運転)がある。
エネルギ消費の低減、管理レベルの向上等の観点から、先行待機型立軸ポンプの排水量の高精度での測定に対する要求が高まっている。しかし、気水混合運転時の排水量を通常排水運転時と同様に実揚程(測定値)、排水量と全揚程の関係を示す特性曲線、及び管路抵抗から算出すると、排水量を過大に見積ることになる。逆に、気水混合運転の際の排水量をゼロとすると排水量を過小に見積ることなる。従って、これらの手法はいずれも正確さに欠ける。特許文献2に気水混合運転を含む先行待機型立軸ポンプの排水量測定方法が記載されている。しかし、この特許文献2に記載の測定方法では、複雑な演算を実行する必要がある。
特開2004−162644号公報 特開平6−26899号公報
本発明は、気水混合運転状態を含む先行待機型立軸ポンプの排水量を、簡易かつ高精度で測定することを課題とする。
本発明の第1の態様は、ケーシングの羽根車よりも吸込口側の位置に空気供給口を備える先行待機型立軸ポンプが吸水槽内の水を吐出水槽に排水する排水量を測定する方法であって、前記吸水槽の水位である吸水位を第1の水位センサで測定し、前記吐出水槽の水位である吐出水位を第2の水位センサで測定し、前記第1の水位センサで測定された前記吸水位が前記空気供給口に対応する水位である上側閾値を上回っていれば、前記第1の水位センサで測定された前記吸水位、前記第2の水位センサで測定された前記吐出水位、予め測定された通常排水運転状態における全揚程と前記排水量の関係、及び予め測定された管路抵抗に基づいて前記排出量を算出し、前記第1の水位センサで測定された前記吸水位が前記上側閾値以下であり、かつ前記吸込口の水位より上方の所定の水位である下側閾値を上回っていれば、予め測定された前記吸水位と前記排水量の関係を用いて前記排水量を算出し、前記第1の水位センサで測定された前記吸水位が前記下側閾値以下であれば、前記排水量をゼロとする、先行待機型立軸ポンプの排水量測定方法を提供する。
本発明の第2の態様は、ケーシングの羽根車よりも吸込口側の位置に空気供給口を備える先行待機型立軸ポンプが吸水槽内の水を吐出水槽に排水する排水量を測定する方法であって、前記吸水槽の水位である吸水位を第1の水位センサで測定し、前記吐出水槽の水位である吐出水位を第2の水位センサで測定し、前記第1の水位センサで測定された前記吸水位が前記空気供給口に対応する水位である上側閾値を上回っていれば、前記第1の水位センサで測定された前記吸水位、前記第2の水位センサで測定された前記吐出水位、予め測定された通常排水運転状態における全揚程と前記排水量の関係、及び予め測定された管路抵抗に基づいて前記排出量を算出し、前記第1の水位センサで測定された前記吸水位が前記上側閾値以下であり、かつ前記吸込口の水位より上方の所定の水位である下側閾値を上回っていれば、前記排出量を予め定められた規定排水量とし、前記第1の水位センサで測定された前記吸水位が前記下側閾値以下であれば、前記排水量をゼロとする、先行待機型立軸ポンプの排水量測定方法を提供する。
本発明の排水量測定方法により、気水混合運転状態を含む先行待機型立軸ポンプの排水量を簡易かつ高精度で測定できる。
次に、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1を参照すると、先行待機型立軸ポンプ(以下、単に立軸ポンプという)1は、図示しない流入側管路から排水ポンプ場の吸水槽2内に流入する雨水等の水を吐出水槽3に排水する。立軸ポンプ1は鉛直方向に延びるケーシング5を備え、このケーシング5内には鉛直方向に延びる回転軸6が配置されている。回転軸6の下端には羽根車7が固定されている。回転軸6の上端はケーシング5の外部に突出し、概略的に示すモータ8に連結されている。ケーシング5の上端(吐出側)には吐出側の配管9の一端が接続されている。この配管9の他端は吐出水槽3内で開放している。羽根車7よりも下方(吸込口5a側)のケーシング5には空気導入管10の一端である空気供給口10aが開口している。空気導入管10の他端は大気に開放されている。
吸水槽2には第1水位センサ11が配置されている。本実施形態では、第1水位センサ11が測定する吸水槽2内の水位(吸水位TP)は、吸水槽2の上方に設定された基準高さから下向きに測った距離である(下向きであることを示すため吸水位TPの符号はマイナスとする。)。同様に、吐出水槽3には、吐出水槽3内の水位(吐出水位TE)を測定する第2水位センサが配置されている。第1水位センサ11が測定する吸水位TPと第1水位センサ12が測定する吐出水位TEは演算装置15に常時入力されている。なお、実揚程hdは吸水位TPと吐出水位TEから得られる(hd=TE−TP)。
立軸ポンプ1には、概ね3つの運転状態がある。まず、吸水位TPが十分に高い場合、例えば羽根車7の上端に対応する水位TPよりも高い場合に、空気が混入しない状態で水を排水する通常排水運転状態がある。また、吸水位TPの低下に伴って生じる空気が混入した状態で水を排水する気水運転状態がある。さらに、気水運転状態からさらに吸水位TPが低下することにより生じる、羽根車7の下方に空気だまりが形成されると共に羽根車7の上方に水柱が形成されるエアロック運転状態がある。
演算装置15は、記憶部16と処理部17を備える。
記憶部16には、少なくとも以下の情報とそれに基づいて立軸ポンプ1の排水量Qを演算する方法ないしは手順が予め記憶されている。
1)立軸ポンプ1が通常排水運転の状態にあるときの全揚程Hと排水量Qの関係(H−Q特性)。
2)立軸ポンプ1の吸込口から配管9の出口までの管路抵抗。
3)実揚程hd、H−Q特性、及び管路抵抗から排水量Qを計算するための関係式。この関係式は当業者に広く知られている。
4)空気供給口に対応する水位である上側閾値TPUP
5)上側閾値TPUPよりも低く吸込口5aの水位TPよりも高い下側閾値TPLW。この下側閾値TPLWは、それ以上水位が低下すると立軸ポンプ1がエアロック運転に移行する吸水位TPに対応している。さらに具体的には、この下側閾値TPLWは、ケーシング5の下端の吸込口5aからケーシング5内に流入する空気の損失と、空気導入管10を介して空気供給口10aからケーシング5内に流入する空気の損失とが釣り合う吸水位TPに対応している。
6)吸水位TPが上側閾値TPUPと同一又はそれよりも低く、かつ下側閾値TPLWよりも高い場合の吸水位TPと立軸ポンプ1の排水量Qの関係(図3参照)。この場合、吸水位TPが低下するほど排水量Qが減少する。
処理部17は水位センサ11,12から入力される吸水位TP及び吐出水位TEと、記憶部16に記憶されている情報及び手順とにより立軸ポンプ1の排水量Qを算出し、算出した排水量Qを表示装置18に表示させる。具体的には、処理部17は以下のよう立軸ポンプ1の排水量Qを算出する。
吸水位TPが上側閾値TPUPよりも高い場合(TPUP<TP)には、前述の情報1)〜3)に基づいて立軸ポンプ1の排水量Qが算出される。具体的には、水位センサ11,12から入力される吸水位TPと吐出水位TEから立軸ポンプ1の実揚程hdを求める。また、求めた実揚程hd、H−Q特性、及び管路抵抗から排水量Qを計算する。吸水位TPが上側閾値TPUPよりも高い場合(TPUP<TP)は、立軸ポンプ1が通常排水運転の状態にある場合に相当する。
吸水位TPが上側閾値TPUPと同一又はそれよりも低く、かつ下側閾値TPLWよりも高い場合(TPUP≧TP>TPLW)には、図3の関係を使用して吸水水位TPから排水量Qを求める。吸水位TPが上側閾値TPUPと同一又はそれよりも低く、かつ下側閾値TPLWよりも高い場合(TPUP≧TP>TPLW)は、立軸ポンプ1が気水混合運転状態となったことにより排水量の低下が生じている状態に対応する。
吸水位TPが下側閾値TPLWと同一又はそれよりも低い場合(TPLW≧TP)は、立軸ポンプ1がエアロック運転又は気中運転の状態にある場合に相当し、立軸ポンプ1の排水量Qはゼロに設定される(Q=0)。
以下の表1に処理部17が実行する立軸ポンプ1の排水量Qの算出方法をまとめて示す。
Figure 2008075595
H−Q特性、上側閾値TPUP、下側閾値TPLW、及び図3に示す吸水位TPと吸水量Qの関係は、例えば製造工場において立軸ポンプ1を実際に通常排水運転や気水混合運転の状態で動作させ、その際の排水量Q、吸水位TP、及び吐出水位TEを測定することによって得られる。
以下、吸水位TPがTPUP≧TP>TPLWの範囲にあるときの吸水位TPと排水量Qの関係の決定方法の一例を説明する。まず、定格排水量(300m3/min)を最大とする6種類の流量、すなわち50m3/min、100m3/min、150m3/min、200m3/min、250、及び300m3/minについて、排水量Qを一定に維持したままで、吸水位TPを徐々に低下させつつ全揚程Hを測定する。測定結果を図4に示す。6種類の排水量Qのそれぞれについて吸水位TPが特定の水位まで低下すると、気水混合運転状態であることの影響で全揚程の急激な降下が始まっている。例えば、排水量Qが定格の300m3/minの場合には、空気供給口10aの高さ位置(上側閾値TPUP)である、−16.4mの吸水位TPで全揚程Hの急激な降下が開始する。排水量Qの減少に伴い、ケーシング5内への空気の吸込量が減少するので、全揚程Hの急激な降下が開始する吸水位TPも低下していく。図4において全揚程Hの急激な降下の開始点を結ぶ曲線Lを求める。この曲線Lと6種類の流量について吸水位TPと全揚程Hの交点を横軸が流量Qで縦軸が吸水位である座標平面上にプロットしたものが図3のグラフである。すなわち、この例ではTPUP≧TP>TPLWの範囲にあるときの吸水位TPと排水量Qの関係を、排水量Qと気水混合運転状態となることによる全揚程Hの降下が始まる吸水位TPとの関係から求められている。
本実施形態では、気水混合運転状態により排水量Qの減少が生じているTPUP≧TP>TPLWの範囲における排水量Qを図3の関係に基づいて求めており、気水混合運転状態の排水量Qを過大(定格排水量である通常排水運転と同一)に見積ることも、過小(排水量がゼロ)に見積もることもない。またTPUP≧TP>TPLWの範囲における排水量Qを求めるために複雑な演算を実行する必要もない。よって、本実施形態の方法により方法により排水量Qを簡易かつ高精度で測定できる。
(第2実施形態)
第2実施形態は演算装置15が実行する立軸ポンプ1の排水量Qの測定方法のみが異なり、立軸ポンプ1自体の構造等は第1実施形態と同様である(図1参照)。以下の表2に示すように、処理部17が実行する立軸ポンプ1の排水量Qの算出方法も、吸水位TPがTPUP≧TP>TPLWの範囲にある場合を除いて第1実施形態と同一である。
Figure 2008075595
本実施形態では、吸水位TPがTPUP≧TP>TPLWである場合、排水量Qは予め定められた一定の排水量である規定排水量QREであると推定される。この規定排水量QREは少なくとも定格排水量での通常排水運転状態での排水量(本実施形態では300m3/min)よりも少なく設定する必要がある。また、この規定排水量QREを通常排水運転状態での排水量に近い値に設定すると、実際に立軸ポンプ1が吸水槽2から排出している排水量よりも多くの水が排出されていると推定する可能性があり好ましくない。逆に、規定排水量QREを通常排水運転状態での排水量よりも十分に少なく設定しておけば、実際に立軸ポンプ1が吸水槽2から排出している排水量よりも少ない量の水が排出されていると推定する可能性はあっても、実際の排水量よりも多くの水が排出されていると推定する可能性を排除できる。従って、規定排水量QREを通常排水運転状態での排水量よりも十分に少なく、具体的には定格排水量での通常排水運転状態での排水量(本実施形態では300m3/min)の1/10以上1/5以下の範囲の排水量に設定される。例えば、規定排水量QREは定格排水量での通常排水運転状態での排水量(300m3/min)の1/6である50m3/minに設定される。
本実施形態では、気水混合運転状態により排水量Qの減少が生じているTPUP≧TP>TPLWの範囲における排水量Qを規定排水量QREに設定しているので、気水混合運転状態の排水量Qを過大(定格排水量である通常排水運転と同一)に見積ることも、過小(排水量がゼロ)に見積ることもない。またTPUP≧TP>TPLWの範囲における排水量Qを求めるために複雑な演算を実行する必要もない。よって、本実施形態の方法により方法により排水量Qを簡易かつ高精度で測定できる。
本発明は前記実施形態に限定されず種々の変形が可能である。例えば、先行待機型立軸ポンプの構造は図1のものに限定されず、ケーシングの羽根車よりも吸込口側の位置に空気供給口を備えるものであればよい。
先行待機型立軸ポンプを示す模式図。 立軸ポンプの部分拡大図。 吸水位と排水量の関係を示す線図。 種々の排水量について吸水位と全揚程の関係を示す線図。
符号の説明
1 先行待機型立軸ポンプ
2 吸水槽
3 吐出水槽
5 ケーシング
5a 吸込口
6 回転軸
7 羽根車
8 モータ
9 配管
10 空気導入管
10a 空気供給口
11 第1水位センサ
12 第2水位センサ
15 演算装置
16 記憶部
17 処理部
18 表示装置

Claims (6)

  1. ケーシングの羽根車よりも吸込口側の位置に空気供給口を備える先行待機型立軸ポンプが吸水槽内の水を吐出水槽に排水する排水量を測定する方法であって、
    前記吸水槽の水位である吸水位を第1の水位センサで測定し、
    前記吐出水槽の水位である吐出水位を第2の水位センサで測定し、
    前記第1の水位センサで測定された前記吸水位が前記空気供給口に対応する水位である上側閾値を上回っていれば、前記第1の水位センサで測定された前記吸水位、前記第2の水位センサで測定された前記吐出水位、予め測定された通常排水運転状態における全揚程と前記排水量の関係、及び予め測定された管路抵抗に基づいて前記排出量を算出し、
    前記第1の水位センサで測定された前記吸水位が前記上側閾値以下であり、かつ前記吸込口の水位より上方の所定の水位である下側閾値を上回っていれば、予め測定された前記吸水位と前記排水量の関係を用いて前記排水量を算出し、
    前記第1の水位センサで測定された前記吸水位が前記下側閾値以下であれば、前記排水量をゼロとする、先行待機型立軸ポンプの排水量測定方法
  2. 前記下側閾値は、前記吸込口から前記ケーシング内に流入する空気の損失と、前記空気供給口から前記ケーシング内に流入する空気の損失とが釣り合う水位である、請求項1に記載の先行待機型立軸ポンプの排水量測定方法。
  3. 前記吸水位と前記排水量の関係は、排水量と気水混合運転状態となることによる全揚程の降下が始まる吸水位との関係から求められている、請求項1又は請求項2に記載の先行待機型立軸ポンプの排水量測定方法。
  4. ケーシングの羽根車よりも吸込口側の位置に空気供給口を備える先行待機型立軸ポンプが吸水槽内の水を吐出水槽に排水する排水量を測定する方法であって、
    前記吸水槽の水位である吸水位を第1の水位センサで測定し、
    前記吐出水槽の水位である吐出水位を第2の水位センサで測定し、
    前記第1の水位センサで測定された前記吸水位が前記空気供給口に対応する水位である上側閾値を上回っていれば、前記第1の水位センサで測定された前記吸水位、前記第2の水位センサで測定された前記吐出水位、予め測定された通常排水運転状態における全揚程と前記排水量の関係、及び予め測定された管路抵抗に基づいて前記排出量を算出し、
    前記第1の水位センサで測定された前記吸水位が前記上側閾値以下であり、かつ前記吸込口の水位より上方の所定の水位である下側閾値を上回っていれば、前記排出量を予め定められた規定排水量とし、
    前記第1の水位センサで測定された前記吸水位が前記下側閾値以下であれば、前記排水量をゼロとする、
    先行待機型立軸ポンプの排水量測定方法。
  5. 前記下側閾値は、前記吸込口から前記ケーシング内に流入する空気の損失と、前記空気供給口から前記ケーシング内に流入する空気の損失とが釣り合う水位である、請求項4に記載の先行待機型立軸ポンプの排水量測定方法。
  6. 前記規定排水量は、前記通常排水運転状態の排水量の1/10以上1/5以下の範囲で設定されている、請求項4又は請求項5に記載の先行待機型立軸ポンプの排水量測定方法。
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