JP2002332782A - 浴室の換気口構造 - Google Patents

浴室の換気口構造

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JP2002332782A
JP2002332782A JP2001136504A JP2001136504A JP2002332782A JP 2002332782 A JP2002332782 A JP 2002332782A JP 2001136504 A JP2001136504 A JP 2001136504A JP 2001136504 A JP2001136504 A JP 2001136504A JP 2002332782 A JP2002332782 A JP 2002332782A
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JP
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bathroom
ventilation
door
room
ventilating
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Masaki Suzuki
雅喜 鈴木
Masahiko Morishita
正彦 森下
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Inax Corp
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Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】浴室内の換気効率を維持しつつ、洗い場で身体
を洗っている際に換気扇を使用しても冷気が入って来な
い換気構造を提供し、さらに、換気口から隣室への湯水
の流出を防止することができる換気構造を提供する。 【解決手段】浴室1のドア3に換気口4が設けられてお
り、換気口4は、浴室1内に対して下方で開口する浴室
側開口5と、浴室の隣室である脱衣室2側に対して上方
で開口する隣室側開口6と、両開口を連通する通気路7
と、によって構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室のドア等に設
けられる換気口に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、浴室のドアの換気口構造として
は、図8に示すようにドア30の下方にガラリ31と呼
ばれる換気口を設けることが一般的であった。図8にお
いて32は浴室を、33は隣室(例えば脱衣室)を示
す。ガラリ31は浴室32に向かって下方に傾斜が設け
られており、浴室32内から湯水が隣室33へ飛び出す
ことを防止している。このガラリ31は、浴室32内の
換気扇を使用するときの空気供給口となる。通例、換気
扇はドア30と対向する壁面の上方又は天井に設けら
れ、ドア30の下部にガラリ31が設けられているの
は、対角線状に空気の流れを作るためである。仮にドア
30の上部にガラリ31を設けると、空気の流れは上方
から上方へとショートカットしてしまい、浴室32の下
方の湿気が滞留してしまうからである。また、特開平5
−332037では、ドアの上方及び側方に通孔を設け
て換気を行っている。この通孔は、換気扇のON・OF
Fと連動して、換気扇が稼動すると通孔が開口し、換気
扇を止めると通孔が閉じるように制御されている。さら
に、この特開平5−332037に開示された別例で
は、ドア付近の天井に通孔を設け、換気扇を稼動させる
と通孔が開口し、換気扇を止めると通孔が閉じるように
制御されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図8のガラリ
31は、ドア30の下方に設けられているので、浴室3
2で換気扇を使用した場合に、ガラリ31から隣室33
の冷気が浴室32に流れ込む。このため、浴室32の洗
い場で身体を洗っている場合に冷気が直接身体に触れ、
使用者が不快な思いをすることがあった。また、ガラリ
31は、多少の湯水については跳ね返し、隣室33への
流出を防止するが、例えば、浴槽に勢いよく入浴した際
に大量のオーバーフロー湯が押し寄せた場合等、隣室3
3への湯の流出が防止できないこともあった。
【0004】一方、特開平5−332037の通孔は、
上記のように制御されているので、換気扇の使用時に洗
い場で身体を洗っていても通孔から冷気が進入すること
がなく、快適なものとなっている。しかしながら、換気
扇を稼動する時には必ず空気取り入れ口である通孔が閉
じられてしまうため、換気効率が極めて悪いものとなっ
ていた。従って、シャワーの使用時等に換気扇を稼動し
ても、湯気が良好に排除できないという問題点があっ
た。さらに、この例では、換気扇を稼動していない場
合、ドア側方かつ下方の通孔から、浴室内の湯水が隣室
に流出してしまうおそれがあった。そして、特開平5−
332037に開示された別例によれば、天井に設けら
れた通孔から空気を取り込むため、洗い場で寒い思いを
することは防止できるが、空気の流れが上方から上方へ
とショートカットされた状態となり、浴室下方の湿気は
滞留してしまうという問題があった。
【0005】本発明は、浴室内の換気効率を維持しつ
つ、洗い場で身体を洗っている際に換気扇を使用しても
冷気が入って来ない換気構造を提供し、さらに、換気口
から隣室への湯水の流出を防止することができる換気構
造を提供し、上記課題を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の浴室の換気口
構造は、浴室の出入り口のドアに換気口が設けられてお
り、該換気口は、浴室内に対して下方で開口する浴室側
開口と、浴室の隣室側に対して上方で開口する隣室側開
口と、両開口を連通する通気路と、によって構成された
ことを特徴とする。
【0007】請求項2の浴室の換気口構造は、浴室に換
気口が設けられており、該換気口は、浴室内に対して下
方で開口する浴室側開口と、浴室の隣室側に対して上方
で開口する隣室側開口と、両開口を連通する通気路と、
によって構成されたことを特徴とする。
【0008】請求項3の浴室の換気口構造は、請求項1
又は2の浴室の換気口構造において、隣室に暖房装置を
設けたことを特徴とする。
【0009】請求項4の浴室の換気口構造は、請求項
1、2又は3記載の浴室の換気口構造において、通気路
を断熱材で覆ったことを特徴とする。
【0010】
【作用及び発明の効果】請求項1の浴室の換気構造は、
浴室内に対してドアの下方で開口する浴室側開口と、浴
室の隣室側に対してドアの上方で開口する隣室側開口
と、両開口を連通する通気路と、によって構成されたの
で、浴室内に空気が入ってくるのは下方であり、対向す
る壁面上方又は天井に設けられた換気扇に向けて対角線
状に空気が流れ、湿気が滞ることがなく、効率的な換気
が可能である。また、浴室に入ってくる空気は、ドアに
おいて、隣室上方から通気路を経由し浴室下方へと流れ
る。したがって、隣室において比較的温度の高い上方の
空気を吸引し、下方から吹き出すことになる。だから、
洗い場で身体を洗っている場合に換気扇を稼動させて
も、身体に冷気が当ることがない。さらに、万一大量の
湯水が出入り口部に押し寄せても、隣室側開口は上方に
開口されているため、換気口から隣室に湯水が流出する
おそれがない。
【0011】また、請求項2のようにドア以外、例えば
ドア枠内に換気口を設けた場合、折り戸、開き戸、引き
戸と多様なドア夫々に換気口を設ける必要がなくなり、
共通のドア枠部材を用いることで本発明を適用すること
ができる。
【0012】請求項3のように、隣室、例えば脱衣室に
暖房装置を設けた場合、脱衣室自体が暖かくなり、浴室
との温度差が緩和されるとともに、吸引される空気が常
に暖かく、洗い場で感じる空気の流れが暖かいものとな
る。
【0013】請求項4の如く通気路を断熱材で覆った場
合、隣室の暖かい空気の温度が低下することが防止され
る。
【0014】
【実施例】図1は、本発明を開き戸に適用した実施例を
示す断面図である。図2は、図1を脱衣室側から見た図
である。図3は、図1を浴室側から見た図である。図4
は、折り戸に適用した実施例を示す図である。図5は、
引き戸に適用した実施例を示す図である。図6は、ドア
枠内のドア側方に本発明を適用した例を示す図である。
図7は、図6のA−A断面図である。1は浴室、2は脱
衣室、3はドア、4は換気口、5は浴室側開口、6は隣
室側開口としての脱衣室側開口、7は通気路、17は断
熱材である。
【0015】図に基づいて実施例を説明すると、図1か
ら図3において、浴室1と隣接する脱衣室2との境界に
開き戸のドア3が設けられている。ドア3には浴室1側
の下方に設けられた浴室側開口5、脱衣室2側の上方に
設けられた脱衣室側開口6、及び通気路7によって構成
される換気口4が設けられている。浴室1のドア3から
最も遠い天井には換気扇8が設けられている。脱衣室2
側のドア3の上方には暖房装置9が設けられている。ド
ア3を閉じた状態(浴室使用時)で換気扇8を稼動させ
ると、脱衣室側開口6から吸気され、通気路7を経て浴
室側開口5から浴室1内に脱衣室2の乾燥した空気が導
入される。浴室側開口5はドア3の下方に設けられてい
るので、導入された空気は対向する換気扇8に向けて浴
室1内を斜め上方に駆け上り、浴室1内の湿気を良好に
排出する。また、浴室側開口5はドア3の下方に設けら
れているので、洗い場1aに滞留した水を良好に乾燥さ
せることができる。さらに、脱衣室2の上方から吸気し
ているので、脱衣室2内の最も暖かい空気を浴室1内に
供給することができ、洗い場1aで身体を洗っている場
合でも、空気の流れを寒いと感じることがない。なお、
ドア3は、ドア枠10内に収められている。
【0016】この実施例のように、脱衣室2に暖房装置
9を設けておき、冬場等に運転すれば、脱衣室2の空気
は十分に暖められており、洗い場1a上の水分の乾燥効
率がさらに向上し、また、洗い場1aで身体を洗ってい
る際に寒さを感じることが防止される。
【0017】本実施例では、ドア3は透光部3aと換気
口4とによって構成されているが、透光部3aに代えて
全面を換気口4としてもよく、この場合、吸気される空
気量が増加し、換気効率が向上するとともに、流入する
空気の流速が遅くなり、洗い場1aで感じる寒さがさら
に緩和される。
【0018】また、透光部3aを二重構造とし、透光部
3a部分を通気路7とすることも可能である。この場
合、ドア3全面を透光部3aとすることも可能である。
【0019】なお、図示は省略するが、近年、浴室1内
にミスト(湯気)発生装置を備え、浴室1全体を湯気で
充満させミストサウナとして楽しむことがあるが、その
場合は、湯気の浴室1外への流出を防止するため、換気
扇8を稼動させない。このとき、換気口4から湯気が流
出しようとするが、本実施例においては、通気路7の距
離が十分に長いため、通気路7で湯気は結露し、脱衣室
2への湯気の流出が防止できる。これにより、浴室1を
ミストサウナとして使用しても、脱衣室2が湿気ってし
まうことが防止される。併せて、通気路7内で結露した
水は、自重により浴室側開口5から浴室1内に戻され、
脱衣室2が水浸しになることもない。
【0020】図4の実施例は、本発明を折り戸のドア1
1に適用した例を示す。折り戸の1枚を換気口4として
いる以外は、図1から図3によって説明した実施例と同
様である。
【0021】図5の実施例は、本発明を3枚引き戸のド
ア12に適用した例を示す。引き戸の1枚を換気口4と
している以外は、図1から図3によって説明した実施例
と同様である。
【0022】図6は、ドア13自体には換気口4を設け
ず、ドア13に隣接する部位に換気口4を設けた実施例
である。換気口4は、ドア枠14に一体化された間仕切
り部材15に設けられている。間仕切り部材15には、
浴室1側の下方に設けられた浴室側開口5、脱衣室2側
の上方に設けられた脱衣室側開口6、及び通気路7が夫
々設けられている。この実施例においては、規格化され
た間仕切り部材15を用意すれば、あらゆるタイプのド
ア(開き戸、折り戸、引き戸等)に対応することが可能
であり、特別に換気口4を備えたドアを製作する必要が
なくなるという利点を有する。
【0023】図7に示すように、通気路7を金属製のダ
クト16で構成し、ダクト16の周囲を断熱材17で覆
っている。この例では、脱衣室2から吸気された暖かい
空気が通気路7で冷却されることが防止される。
【0024】なお、通気路7は結露することが避けられ
ない。このため、塵・埃等が付着してしまうことが考え
られる。従って、図示は省略するが、上記で説明した全
ての実施例において、ドア3の片面側、間仕切り部材1
5の片面側を着脱自在、又は開放自在に構成すれば、通
気路7が汚れた際に簡単に清掃することが可能となる。
【0025】ところで、脱衣室2側の上方の暖かい空気
は通気路7内を下方に向かって流れるため、自然には流
れにくい。そこで、図示は省略するが、通気路7内に下
方向への送風装置としてファンを設置すると、換気効率
をさらに高めることができる。特に、ファンの運転を換
気扇8の運転と連動するように制御すると、換気扇8に
よる換気をファンが補うことになり、より効果的であ
る。また、換気扇8の運転に関係なくファンを運転して
も、脱衣室2の上方の暖かい空気を浴室1内に導入し、
浴室1の洗い場1a側を暖房することができる。
【0026】以上、本発明の実施例を説明したが、上記
説明以外に本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の換気口構造を示す断面図である。
【図2】実施例の換気口構造を浴室側から眺めた斜視図
である。
【図3】実施例の換気口構造を脱衣室側から眺めた斜視
図である。
【図4】折り戸を使用した実施例を示す斜視図である。
【図5】開き戸を使用した実施例を示す斜視図である。
【図6】ドア近傍に換気口を設けた実施例を示す図であ
る。
【図7】図6のA−A断面図である。。
【図8】従来のドアの換気口構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1:浴室 2:脱衣室 3、11、12、13:ドア 4:換気口 5:浴室側開口 6:脱衣室側開口 7:通気路 17:断熱材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室の出入り口のドアに換気口が設けら
    れており、該換気口は、浴室内に対して下方で開口する
    浴室側開口と、浴室の隣室側に対して上方で開口する隣
    室側開口と、両開口を連通する通気路と、によって構成
    されたことを特徴とする浴室の換気口構造。
  2. 【請求項2】 浴室に換気口が設けられており、該換気
    口は、浴室内に対して下方で開口する浴室側開口と、浴
    室の隣室側に対して上方で開口する隣室側開口と、両開
    口を連通する通気路と、によって構成されたことを特徴
    とする浴室の換気口構造。
  3. 【請求項3】 前記隣室に暖房装置を設けたことを特徴
    とする請求項1又は2の浴室の換気口構造。
  4. 【請求項4】 前記通気路を断熱材で覆ったことを特徴
    とする請求項1、2又は3記載の浴室の換気口構造。
JP2001136504A 2001-05-07 2001-05-07 浴室の換気口構造 Pending JP2002332782A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012122203A (ja) * 2010-12-06 2012-06-28 Lixil Corp 屋内用除湿装置
JP2017218876A (ja) * 2016-06-10 2017-12-14 株式会社Lixil 浴室ユニット
WO2023058552A1 (ja) * 2021-10-04 2023-04-13 株式会社Lixil 住宅換気システム及びその室内ドア

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