JP3764220B2 - 浴室換気乾燥機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室を利用して衣類を乾燥させたり浴室の湿気を換気する浴室換気乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、夫婦共働きの増加により夜間等を利用して洗濯物を室内にて乾かすために浴室を洗濯物の乾燥の場として利用する目的や、浴室にかび等が生えないように入浴後、浴室を乾燥させる目的で、浴室換気乾燥機の需要が増大してきた。
【0003】
また、要望としてシルバー世代向けに入浴前または入浴中に浴室内を暖める浴室暖房や、洗面所または脱衣所を暖める洗面所または脱衣所暖房の必要性もよく声に聞くようになってきた。
【0004】
従来この種の浴室換気乾燥機は、図6〜図8に示すような構成が一般的であった。以下、その構成について図6〜図8を参照しながら説明する。
【0005】
図に示すように、浴室換気乾燥機は浴室101の天井面に埋め込まれて設置され、本体102の内側に循環用モーター(図示せず)と循環用羽根103および循環用ケーシング104からなる循環用送風機105を有している。また、熱交換器106および本体102の外側には、換気チャンバー107に固定されている換気用モーター108と換気用羽根109および換気用ケーシング110からなる換気用送風機111を有し、循環用送風機105の吹き出し口から、熱交換器106側(矢印A)と換気用送風機111の吸い込み口側(矢印B)へ分岐される風路を有し、循環用送風機105と換気用送風機111の運転と熱交換器106の加熱能力を制御する制御部112を有し、また、天井面にはフロントパネル113が設けられ、吸い込み口114と吹き出し口115がそれぞれ1つずつ設けられていた。
【0006】
また、熱交換器106の出口に浴室側に吹き出す風路Cと洗面所または脱衣所側に吹き出す風路Dとに切り換えるための、切換えダンパー116が設けられていた。
【0007】
上記構成において、浴室換気乾燥機を衣類乾燥運転すると、循環用送風機105が運転され浴室101内の空気が吸い込み口114から吸い込まれ、熱交換器106で熱交換し、温風を吹き出し口115より吹き出し、浴室内に吊り下げられた洗濯物117を乾燥させるようになっている。その際、洗濯物117より蒸発した水分により浴室内空気の絶対湿度が上昇するため、換気用送風機111の運転により、本体102の外側の換気チャンバー107に換気ダクト118を介して浴室内の空気の一部を屋外に排出することにより絶対湿度の上昇を抑え、衣類の乾燥運転の継続を可能としていた。また、浴室乾燥運転についても、衣類乾燥運転と同様な動きをしていた。
【0008】
また、浴室の暖房運転をするときは、換気用送風機111は停止状態にあり、循環用送風機105が運転され浴室内の空気が吸い込み口114から吸い込まれ、熱交換器106で熱交換し、温風を吹き出し口115より吹き出し、浴室暖房するようになっていた。
【0009】
また、洗面所または脱衣所の暖房運転をするときは、循環用送風機105が運転され浴室内の空気が吸い込み口114から吸い込まれ、熱交換器106で熱交換し、切換えダンパー116が洗面所または脱衣所側に吹き出す風路Dとに切り換えるため洗面所または脱衣所のダクト119を通り、温風が洗面所または脱衣所より吹き出し、洗面所または脱衣所を暖房するようなっていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の浴室換気乾燥機では、衣類乾燥運転時には、吹き出し口115が1つで温風をスポット的に吹き出しても問題がないが、浴室乾燥運転時には、スポット的では浴室101の壁面に温風が直接当たらず十分に壁面が乾き難く、また、浴室暖房運転時にも、入浴中に使用すると、いくら吹き出し口115の風向変更羽根120により吹き出し方向を直接人に当てないようにしても集中的に吹き出すため、裸の濡れた体に直接風が当たってしまい快適でなく、浴室101内の壁面より輻射を受け冷風感があるという課題があり、浴室の壁面の乾燥の促進および入浴時に人体に直接風が当たらないようにして冷風感を感じないようにすることが要求されている。
【0011】
また、洗面所または脱衣所暖房運転時には、浴室101の空気を吸い込んで加熱して暖房するため、入浴直後等の浴室101内の湿気の高い場合には、湿気の高い空気が洗面所または脱衣所に吹き出され温度の低い洗面所または脱衣所で結露する恐れがあるという課題があり、洗面所または脱衣所の暖房時の結露を防止することが要求されている。
【0012】
本発明は、上記課題を解決するもので、衣類乾燥運転時には、集中的に吹き出して衣類を効率よく乾燥させ、浴室乾燥運転時には、4方向の浴室壁面に向かって吹き出し浴室を効率よく乾燥させ、また、浴室暖房運転時にも、4方向の浴室壁面に向かって吹き出し直接人に風を当てず、冷風感を感じさせずに運転することができ、また、洗面所または脱衣所の暖房運転時には、浴室内の湿った空気を利用せず洗面所または脱衣所の空気を利用し、洗面所または脱衣所の結露を防止でき、また、洗面所または脱衣所暖房運転の立ち上がり性能を良くし、快適性を向上することのできる浴室換気乾燥機を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の浴室換気乾燥機は、上記目的を達成するために、循環用送風機から4周に放散される空気が通り熱交換されるように本体内面との間に通路となる空間を形成し4周に配設される熱交換器と、可変自在な風向板を設けた前記空間と連通する独立した吹き出し口を形成したフロントパネルと、本体の天面に設けた換気用送風機とを備え、風向板により集中的あるいは浴室壁面に向かい循環風が送風できる構成としたものである。
【0014】
本発明によれば、風向板の調整により、衣類乾燥運転時には集中的に吹き出して衣類を効率よく乾燥させ、浴室乾燥運転時には4方向の浴室壁面に向かって吹き出し、浴室を効率よく乾燥させ、また、浴室暖房運転時にも4方向の浴室壁面に向かって吹き出し直接人に風を当てず、冷風感を感じさせない浴室乾燥機が得られる。
【0015】
また、他の手段は、本体内面と熱交換器間の空間と洗面所または脱衣所とを連通する往ダクトと、洗面所または脱衣所と換気用送風機の吸い込み側とを連通する復ダクトと、換気用送風機の吐出側に換気口ダンパーを設け、熱交換器に送風する循環口となるように設けられた換気口と、循環用送風機から熱交換器に至る空気流路を開閉する熱交換器入口切換えダンパーとを備え、洗面所または脱衣所の空気を前記換気用送風機により前記熱交換器を介し循環せしめて暖房する構成としたものである。
【0016】
そして、本発明によれば、洗面所または脱衣所暖房運転時には、浴室内の湿った空気を利用せず洗面所または脱衣所の空気を利用し、洗面所または脱衣所の結露を防止できる浴室換気乾燥機が得られる。
【0017】
また、他の手段は、洗面所または脱衣所から換気用送風機に吸い込まれる空気温度を検知する温度検知器と、浴室内の露点温度を検知する湿度検知器と制御部とを備え、浴室内の湿気が低い場合には、浴室内の空気も利用して洗面所または脱衣所の暖房を可能にする構成としたものである。
【0018】
そして、本発明によれば、洗面所または脱衣所暖房運転の立ち上がり性能を良くし、快適性を向上することのできる浴室換気乾燥機が得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明は、下面を開口したほぼ方形の箱状で天面に換気口を有し、浴室の天井に設けられる本体と、この本体の中央部に設けられる下面より吸い込み4周に放散する循環用送風機と、この循環用送風機から放散される空気が通り熱交換されるように前記本体内面との間に通路となる空間を形成し4周に配設される熱交換器と、中央部に吸い込み口を有し、4方に可変自在な風向板を設けた前記空間と連通する独立した吹き出し口を形成し、前記本体の下方に配設されるフロントパネルと、前記換気口に連通し設けられる換気用送風機とを備え、前記風向板の調整により集中的あるいは浴室壁面に向かい循環風が送風できる構成としたものであり、フロントパネルに有している4つの独立した吹き出し口の開度により衣類乾燥運転時には、洗濯物に直接当たるように必要な吹き出し口のみを開け、その他の吹き出し口は閉として使用することができ、浴室乾燥運転時には、4つの独立した吹き出し口の開度をそれぞれ対向する浴室壁面に向け、浴室内の壁面を効率よく乾燥させることができ、また、浴室暖房運転時には、入浴中、4つの独立した吹き出し口の開度を浴室壁面に向けて直接人に当たらないようにして冷風感を感じさせない暖房ができるという作用を有する。
【0020】
また、本体内面と熱交換器間の空間と洗面所または脱衣所となる部屋とを連通する往ダクトと、前記部屋と換気用送風機の吸い込み側とを連通する復ダクトと、前記換気用送風機の吐出側に設けられる開閉自在な吐出口ダンパーを設けた換気用吐出口および、開閉自在な換気口ダンパーを設け、本体の天面に前記熱交換器に送風する循環口となるように設けられた換気口と、前記往ダクトと吹き出し口側の流路を切換える吹き出し流路切換えダンパーと、循環用送風機から熱交換器に至る空気流路を開閉する熱交換器入口切換えダンパーとを備え、前記洗面所または脱衣所となる部屋の空気を前記換気用送風機により前記熱交換器を介し循環せしめて暖房する構成としたものであり、浴室内の湿った空気を利用せず、洗面所または脱衣所の空気を加熱するため、洗面所または脱衣所での結露を起こりにくくすることができる作用を有する。
【0021】
また、洗面所または脱衣所となる部屋から換気用送風機に吸い込まれる空気温度を検知する温度検知器と、浴室内の露点温度を検知するように設けられる湿度検知器と前記各検知器により検知されたデータにより、各ダンパーの切換え、各送風機の運転、熱交換器の加熱能力を制御する制御部とを備え、浴室内の湿気が低い場合には、浴室内の空気も利用して洗面所または脱衣所の暖房を可能にする構成としたことにより、浴室内の露点温度と洗面所または脱衣所の空気温度を検出し、演算により浴室内の空気を利用しても洗面所または脱衣所に結露が起こりにくい場合には、浴室の空気を利用し循環用送風機も利用することにより熱交換器の能力を最大限に発揮し、洗面所または脱衣所の暖房の立ち上がり性能を向上させることができる作用を有する。
【0022】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0023】
【実施例】
(実施例1)
図1〜図3に示すように、下面を開口したほぼ方形の箱状で天面に換気口1を有し、浴室2の天井に設けられる本体3の中央部に下面より吸い込み4周に放散するターボファン4を取り付けた循環用送風機5を設け、循環用送風機5から放散される空気が通り熱交換されるように本体3の内面との間にロの字形の通路となる空間6を形成し、循環用送風機5の外方4周に熱交換器7を設け、中央部にエアーフィルター8を設けた吸い込み口9を有し、4方にステッピングモーター(図示せず)により角度調整できる可変自在な風向板10a、10b、10c、10dを設けた空間6と連通する独立した吹き出し口11a、11b、11c、11dを4ヶ所に設け、本体3の下方に配設されるフロントパネル12を形成し、換気口1に連通される換気用送風機13を換気チャンバー14内に設け、換気ダクト14aを接続し、本体3の天面には循環用送風機5と換気用送風機13の運転と熱交換器7の加熱能力を制御する制御部15を設け構成する。
【0024】
上記構成により、浴室暖房運転時、特に入浴中には、循環用送風機5を運転し、フロントパネル12の吸い込み口9よりエアーフィルター8を通して浴室2内の空気が吸い込まれ、循環用送風機5により4周に放散された空気が熱交換器7を通ることにより暖められ、4つの吹き出し口11a、11b、11c、11dに設けられた4つの風向板10a、10b、10c、10dをそれぞれの浴室2の壁面に向けることにより、それぞれの壁面が暖められるために、輻射による冷風感もなく、また、入浴中の人に直接風も当たらないため快適に入浴することができる。
【0025】
また、浴室乾燥運転時にも、浴室暖房運転時と同様に、4つの吹き出し口11a、11b、11c、11dに設けられた4つの風向板10a、10b、10c、10dをそれぞれの壁面に向けることにより、それぞれの壁面の結露が速くなり、かび等の発生を抑制することができる。
【0026】
また、衣類乾燥運転時には、洗濯物に直接温風が当たるように必要な吹き出し口11aの風向板10aを真下に向け、残りの3つの吹き出し口11b、11c、11dに設けられた3つの風向板10b、10c、10dを閉にし、吹き出し口11aしか開いていないが、熱交換器7と本体3側面の内側との空間6は4方向ともロの字型に1つにつながっているため、加熱能力を落とすことなく衣類乾燥を行うことができる。
【0027】
このように本発明の実施例1の浴室換気乾燥機によれば、フロントパネル12に有している4つの独立した吹き出し口11a、11b、11c、11dの開度により浴室暖房運転時、特に入浴中には、4つの独立した吹き出し口11a、11b、11c、11dの開度をそれぞれの壁面に向け、壁面からの輻射による冷風感をなくし、かつ直接人に風が当たらないようにして快適な暖房ができ、衣類乾燥運転時には、洗濯物に直接当たるように必要な吹き出し口のみを開け、その他の吹き出し口は閉とし使用し衣類に効率よく温風を当て乾燥させることができ、浴室乾燥運転時には、4つの独立した吹き出し口の開度をそれぞれの壁面に向け、浴室2内の壁面を効率よく乾燥させ浴室2内のかびの発生を抑制することができる。
【0028】
(実施例2)
図4に示すように、本体3内面と熱交換器7間の空間6と洗面所または脱衣所となる部屋16とを連通する出口17aを介して設けられる往ダクト17および、部屋16と換気用送風機13の吸い込み側とを入口18aを介して連通する復ダクト18を設け、換気用送風機13の吐出側には開閉自在な吐出口ダンパー19を設けた換気用吐出口20および、開閉自在な換気口ダンパー21を設け、本体3の天面に熱交換器7に送風する循環口となるように換気口1を設ける。
【0029】
そして、往ダクト17と吹き出し口11a側の流路を切換える吹き出し流路切換えダンパー22を設け、循環用送風機5から熱交換器7に至る空気流路23を開閉する熱交換器入口切換えダンパー24を設け、換気用送風機13により熱交換器7を介し循環せしめて暖房する構成とする。
【0030】
上記構成により、洗面所または脱衣所暖房運転時には、フロントパネル12の4つの風向板10a、10b、10c、10dは全て閉状態にし、本体3の内側の一辺に循環用送風機5から風が熱交換器7にいかないように仕切るように熱交換器入り口切換えダンパー24を循環用送風機5との空気流路23を閉じるようにし(図4の実線の位置)、吹出し流路切換えダンパー22を洗面所または脱衣所に連通する往ダクト17側に空気が流れるような位置に開け(図4の実線の位置)、また、換気用送風機13に本体3の換気口1からの吸い込みを開閉できる換気口ダンパー21を本体3の換気口1から空気を吸い込むことのできないようにし(図4の実線の位置)、かつ換気チャンバー14から屋外へ排出する換気用吐出口20を開閉できる吐出口ダンパー19により、換気用吐出口20を閉にし(図4の実線の位置)て、換気用送風機13を運転することにより、洗面所または脱衣所から空気が吸われ復ダクト18を通り換気チャンバー14に吸い込まれ、換気用送風機13より吹き出された空気は熱交換器7を通り加熱され、往ダクト17を通り温風が吹き出され洗面所または脱衣所の暖房ができる。なお、各ダンパーは制御部15にてモーター(図示せず)より制御される。
【0031】
このように本発明の実施例2の浴室換気乾燥機によれば、浴室内の湿った空気を利用せず、洗面所または脱衣所の空気を吸い込んで加熱するため、洗面所または脱衣所を暖房しても結露が起こりにくくすることができる。
【0032】
(実施例3)
図5に示すように、洗面所または脱衣所となる部屋16から換気用送風機13に吸い込まれる空気温度を検知する温度検知器25を入口18aに設け、浴室2内の露点温度を検知できるようにフロントパネル12に設けたエアーフィルター8の風下位置に湿度検知器26を設け、温度検知器25と湿度検知器26により検知されたデータを演算した結果により吐出口ダンパー19、換気口ダンパー21、吹き出し流路切換えダンパー22および、熱交換器入口切換えダンパー24と、循環用送風機5と換気用送風機13および、熱交換器7の加熱能力を制御する制御部15Aを設け、浴室2内の湿気が低い場合には、浴室2内の空気を利用して洗面所または脱衣所となる部屋16の暖房を可能にする構成とする。
【0033】
上記構成により、洗面所または脱衣所暖房運転時には、入口18aにある温度検知器25の温度がフロントパネル12にあるエアーフィルター8の風下側に設けられた露点温度を測定できる湿度検知器26の露点温度より低い場合、すなわち、洗面所または脱衣所となる部屋16の温度が低く、浴室2内が湿気の高い場合は、実施例2と同様に熱交換器入口切換えダンパー24と、吹き出し流路切換えダンパー22と、換気口ダンパー21および吐出口ダンパー19はそれぞれ同じ開閉位置にセットされ換気用送風機13が運転されて洗面所または脱衣所となる部屋16の暖房をする。
【0034】
次に、洗面所または脱衣所となる部屋16の暖房運転時には、入口18aにある温度検知器25の温度がフロントパネル12にあるエアーフィルター8の風下側に露点温度が測定できるように設けた湿度検知器26の露点温度より高い場合、すなわち、洗面所または脱衣所となる部屋16の温度が高く、浴室2内が湿気の低い場合は、熱交換器入口切換えダンパー24は、実施例2と反対の開閉位置(図5の実線の位置)にセットされ、その他の吹き出し流路切換えダンパー22と、換気口ダンパー21および吐出口ダンパー19はそれぞれ実施例2と同じ開閉位置にセットされ換気用送風機13および循環用送風機5が運転されて洗面所または脱衣所となる部屋16の暖房をする。また、このときフロントパネル12の4つの風向板10a、10cおよび10b、10d(図示せず)は全て閉状態になっている。洗面所または脱衣所から空気が吸われ復ダクト18を通り換気チャンバー14に吸い込まれ、換気用送風機13より吹き出された空気と浴室2内から循環用送風機5により吸い込まれた一部の空気とが合流し熱交換器7を通り加熱され、また、循環用送風機5により吸い込まれた残りの空気は残りの3方向にも吹き出され熱交換器7を通り加熱され、熱交換器7と本体3側面の内側との空間6は4方向ともロの字型に1つにつながっているため、出口17aにて合流し、最大の加熱能力で往ダクト17を通り温風が吹き出され洗面所または脱衣所となる部屋16の暖房ができる。
【0035】
このように本発明の実施例3の浴室換気乾燥機によれば、浴室2内の湿気が低い場合には、浴室2の空気も利用し、最大の能力で洗面所または脱衣所を暖房し、暖房の立ち上がりをよくすることができ、結露も起こりにくくすることができる。
【0036】
【発明の効果】
以上の実施例から明らかなように本発明によれば、フロントパネルに有している4つの独立した吹き出し口の開度により衣類乾燥運転時には、洗濯物に直接当たるように必要な吹き出し口のみを開け、その他の吹き出し口は閉として使用することができ、浴室乾燥運転時には、4つの独立した吹き出し口の開度をそれぞれの壁面に向け、浴室内の壁面を効率よく乾燥させることができる。また、浴室暖房運転時には、入浴中、4つの独立した吹き出し口の開度をそれぞれの壁面に向け、直接人に当たらないようにして冷風感のない暖房ができる浴室換気乾燥機を提供できる。
【0037】
また、浴室内の湿った空気を利用せず、洗面所または脱衣所の空気を加熱するため、洗面所または脱衣所での結露は起こりにくくすることができる浴室換気乾燥機を提供できる。
【0038】
また、浴室内の露点温度と洗面所または脱衣所の空気温度を検出し、演算により浴室内の空気を利用しても洗面所または脱衣所に結露が起こりにくい場合には、浴室の空気を利用し循環用送風機も利用することにより熱交換器の能力を最大限に発揮し、洗面所または脱衣所の暖房の立ち上がり性能を向上させることができる浴室換気乾燥機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の浴室換気乾燥機の構成を示す断面図
【図2】同フロントパネルの構成を示す正面図
【図3】同浴室換気乾燥機の設置状態を示す断面図
【図4】同実施例2の浴室換気乾燥機の構成を示す断面図
【図5】同実施例3の浴室換気乾燥機の構成を示す断面図
【図6】従来の浴室換気乾燥機の設置状態を示す断面図
【図7】同浴室換気乾燥機の構成を示す断面図
【図8】同浴室換気乾燥機を他の部屋に関連して設置した状態を示す断面図
【符号の説明】
1 換気口
2 浴室
3 本体
5 循環用送風機
6 空間
7 熱交換器
9 吸い込み口
10a 風向板
10b 風向板
10c 風向板
10d 風向板
11a 吹き出し口
11b 吹き出し口
11c 吹き出し口
11d 吹き出し口
12 フロントパネル
13 換気用送風機
15A 制御部
16 部屋
17 往ダクト
18 復ダクト
19 吐出口ダンパー
20 換気用吐出口
21 換気口ダンパー
22 吹き出し流路切換えダンパー
23 空気流路
24 熱交換器入口切換えダンパー
25 温度検知器
26 湿度検知器

Claims (3)

  1. 下面を開口したほぼ方形の箱状で天面に換気口を有し、浴室の天井に設けられる本体と、この本体の中央部に設けられる下面より吸い込み4周に放散する循環用送風機と、この循環用送風機から放散される空気が通り熱交換されるように前記本体内面との間に通路となる空間を形成し4周に配設される熱交換器と、中央部に吸い込み口を有し、4方に可変自在な風向板を設けた前記空間と連通する独立した吹き出し口を形成し、前記本体の下方に配設されるフロントパネルと、前記換気口に連通し設けられる換気用送風機とを備え、前記風向板の調整により集中的あるいは浴室壁面に向かい循環風が送風できる構成とした浴室換気乾燥機。
  2. 本体内面と熱交換器間の空間と洗面所または脱衣所となる部屋とを連通する往ダクトと、前記部屋と換気用送風機の吸い込み側とを連通する復ダクトと、前記換気用送風機の吐出側に設けられる開閉自在な吐出口ダンパーを設けた換気用吐出口および、開閉自在な換気口ダンパーを設け、本体の天面に前記熱交換器に送風する循環口となるように設けられた換気口と、前記往ダクトと吹き出し口側の流路を切換える吹き出し切換えダンパーと、循環用送風機から熱交換器に至る空気流路を開閉する熱交換器入口切換えダンパーとを備え、前記洗面所または脱衣所となる部屋の空気を前記換気用送風機により前記熱交換器を介し循環せしめて暖房する構成とした請求項1記載の浴室換気乾燥機。
  3. 洗面所または脱衣所となる部屋から換気用送風機に吸い込まれる空気温度を検知する温度検知器と、浴室内の露点温度を検知するように設けられる湿度検知器と前記各検知器により検知されたデータにより、吐出口ダンパー、換気口ダンパー、吹き出し流路切換えダンパーおよび熱交換器入口切換えダンパーの各ダンパーの切換え、循環用送風機および換気用送風機の各送風機の運転、熱交換器の加熱能力を制御する制御部とを備え、浴室内の湿気が低い場合には、浴室内の空気も利用して洗面所または脱衣所の暖房を可能にする構成とした請求項2記載の浴室換気乾燥機。
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