JP2002331994A - 水ジェット推進艇 - Google Patents
水ジェット推進艇Info
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- B63H25/44—Steering or slowing-down by extensible flaps or the like
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B63H11/02—Marine propulsion by water jets the propulsive medium being ambient water
- B63H11/10—Marine propulsion by water jets the propulsive medium being ambient water having means for deflecting jet or influencing cross-section thereof
- B63H11/107—Direction control of propulsive fluid
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Abstract
なく、水抵抗板の効果を大きくする。 【解決手段】 操作レバー38を操作すると、船尾船底
板23に配置した水吸い込み案内板24と水抵抗板25
とが船尾船底板23に対して斜め後上向きに立ち上がる
上揺動位置に連動して揺動操作される。
Description
に関する。
れるインペラを備えたジェット推進機で発生する噴流を
噴射ノズルから後方に噴射することにより前進するもの
であり、跨座式シートに跨った操縦者が操舵ハンドルを
操作してディフレクターを左右に揺動させることにより
旋回するようになっている。また、操舵ハンドルのスロ
ットルレバーを握り・離し操作してエンジンの出力を制
御することにより船速を変化させるようになっている。
前進中に岸壁等に横向きに着岸させるような場合、スロ
ットルレバーを操作して噴射ノズルから噴射される水の
強さを調整しながら、操舵ハンドルを操作してディフレ
クターを左又は右に揺動させる必要があり、より簡単な
操作でスムーズに着岸できるようにすることが要望され
ている。
る船尾船底板の後端部近傍に水抵抗板を配置して、この
水抵抗板を船尾船底板に対して、船底面がほぼ同一面と
なる上揺動位置と、斜め前下向きに立ち下がる下揺動位
置とに揺動可能に支持して、操作レバーに連動して揺動
操作するようにしたものが提案されている。
抵抗板を下揺動位置に揺動操作すると、水抵抗板の水抵
抗作用で水ジェット推進艇の速度を調整することができ
る。
抵抗板は、その下端部を船底面より下方に大きく突出さ
せるほど、速度調整の効果とともに船首が沈み込むバウ
ダイブ防止の効果が利きやすくなるが、船底面より下方
に大きく突出することで漂流物などで破損するおそれが
生じやすくなるという問題がある。
れたもので、水抵抗板を船底面より下方に突出させるこ
となく、水抵抗板の効果を大きくすることを可能とした
水ジェット推進艇を提供することを目的とするものであ
る。
に、本発明は、エンジンで駆動されるジェット推進機で
発生する噴流を噴射ノズルから後方に噴射することによ
り前進する水ジェット推進艇において、上記ジェット推
進機の下方に位置する船尾船底板の後端部近傍に、水吸
い込み案内板が前側、水抵抗板が後側となるように配置
され、この水吸い込み案内板と水抵抗板は、船尾船底板
に対して、船底面がほぼ同一面となる下揺動位置と、斜
め後上向きに立ち上がる上揺動位置とに揺動可能に支持
されて、操作レバーに連動して揺動操作されることを特
徴とする水ジェット推進艇を提供するものである。
と、船尾船底板に配置した水吸い込み案内板と水抵抗板
とが船尾船底板に対して斜め後上向きに立ち上がる上揺
動位置に連動して揺動操作されるから、船尾船底板に沿
って流れる水が水吸い込み案内板に沿って吸い込まれ
て、多量の水が水抵抗板に突き当たるようになるので、
水抵抗板の水抵抗作用で水ジェット推進艇の速度を調整
することができる。
に水が突き当たると、水抵抗板に下向きの揚力が発生す
るので、船首が沈み込むバウダイブを防止することがで
きる。さらに、水吸い込み案内板の水吸い込み作用を利
用することで水抵抗板を船底面より下方に突出させる必
要が全くなくなるので、漂流物などで破損するおそれが
なくなる。
と水抵抗板の各下端部は、船底面より下方に突出しない
ように設定されていると、破損のおそれが全くなくな
る。
い込み案内板より立ち上がり角度が大きく設定されてい
ると、水吸い込み案内板に沿って吸い込まれた水が水抵
抗板に強く突き当たるので、速度調整の効果とともにバ
ウダイブ防止の効果がより利きやすくなる。
を参照して詳細に説明する。
は、ハル部材2とデッキ部材3とがその周縁部で接合さ
れて艇体4が構成されて、この艇体4の内部の前後方向
のほぼ中央位置に形成されたエンジンルームにはエンジ
ン6が搭載され、このエンジン6の前方には燃料タンク
7が設置され、このエンジン6の後方にはジェット推進
機8が設置されている。
プがそれぞれ形成される一方、デッキ部材3の前上部に
はカバー部材10が設けられ、このカバー部材10の前
部にはハッチカバー11が取付けられるとともに、後部
には操舵ハンドル12が設けられている。
3が設けられ、このシート台13の上部には前後方向の
跨座式シート14が着脱可能に取付けられて、このシー
ト台13の上面には、跨座式シート14を取外したとき
に、上記エンジンルーム内のエンジン6を点検するため
に点検用開口が形成されている。
比を備えた変速手段とカップリング17を介してインペ
ラ軸18が連結され、このインペラ軸18には、上記ジ
ェット推進機8のインペラハウジング8aに収容された
インペラ(不図示)が取付けられ、このインペラハウジ
ング8aの後端部に噴射ノズル19aが設けられ、この
噴射ノズル19aにディフレクター19bが取付けられ
ている。
入口21aを形成した水導入ダクト21が設けられて、
この水導入ダクト21の後端部と上記インペラハウジン
グ8aの前端部とが連結されている。
インペラが駆動されると、船底の水導入口21aから吸
引された水が水導入ダクト21からインペラハウジング
8aに導入されて、インペラで発生した噴流が噴射ノズ
ル19aから後方に噴射されることにより艇体4が推進
されるとともに、跨座式シート14に跨った乗員が操舵
ハンドル12を操作して噴射ノズル19aのディフレク
ター19bを垂直ねじ20(図2参照)を中心にして左
右に揺動させることにより旋回されるようになる。
後部のポンプ室22に収納され、このポンプ室22の底
部には船底板23が取付けられ、この船底板23は、図
2および図4に示すように、後面視で逆台形状に形成さ
れて、船底と同一面となる底面部23aの両側に左右方
向へ斜め上向きに立ち上がる斜面部23bをそれぞれ有
している。
い込み案内板24が前側、水抵抗板25が後側となるよ
うに配置され、この水吸い込み案内板24と水抵抗板2
5は、後面視で船底板23と同形状の逆台形状にそれぞ
れ形成されている。
24aの前端部が上記船底板23の底面部23aの後端
部にヒンジ軸26で上下揺動可能に支持されるととも
に、上記水抵抗板25は、その斜面部25bの前端部が
上記船底板23の左右の斜面部23bの内面から後方に
延在するように取付けられた左右一対のベースブラケッ
ト27の後端部にヒンジ軸28で上下揺動可能に支持さ
れている。
は、左右一対の回転レバー30が支軸31でそれぞれ取
付けられ、この各回転レバー30には、リンク32を介
して上記水吸い込み案内板24の斜面部24bの中間上
部が連結されるとともに、ターンバックル33を介して
上記水抵抗板25の斜面部25bの中間上部が連結され
ている。このターンバックル33によって後述する水抵
抗板25の立ち上がり角度θ2を調整することができ
る。
ー30を左回りLに回転させると、水吸い込み案内板2
4は、リンク32を介して底面部24aが船底板23の
底面部23aとほぼ同一面なる下揺動位置まで下揺動さ
れると同時に、水抵抗板25は、ターンバックル33を
介して底面部25aが船底板23の底面部23aとほぼ
同一面となる下揺動位置まで下揺動されるようになる。
この水吸い込み案内板24と水抵抗板25の下揺動位置
において、回転レバー30の下揺動ストッパー部30a
がベースブラケット27のストッパーピン34に当て止
められることにより、水吸い込み案内板24と水抵抗板
25が下揺動位置に保持されるようになる。
30を右回りRに回転させると、水吸い込み案内板24
は、リンク32を介して斜め後向きに立ち上がる上揺動
位置まで上揺動されると同時に、水抵抗板25は、ター
ンバックル33を介して斜め後向きに立ち上がる上揺動
位置まで上揺動されるようになる。この水吸い込み案内
板24と水抵抗板25の上揺動位置において、回転レバ
ー30の上揺動ストッパー部30bがベースブラケット
27のストッパーピン34に当て止められることによ
り、水吸い込み案内板24と水抵抗板25が上揺動位置
に保持されるようになる。
板24と水抵抗板25の各下端部24c,25cは、船
底面のラインXより下方に突出しないように設定されて
いる。
とターンバックル33の取付け位置およびレバー比とを
関係で、水抵抗板25は、水吸い込み案内板23より立
ち上がり角度が大きくなるように設定されている。例え
ば、水吸い込み案内板23の立ち上がり角度θ1を約3
0度、水抵抗板25の立ち上がり角度θ2を約60度に
設定することができる。
ッシュプルケーブル36の一端部が連結され、このプッ
シュプルケーブル36の他端部は、図1に示すように、
変換装置37に連結されている。
12に設けた操作レバー38のケーブル39が連結され
ていて、この操作レバー38の握り・離し操作をプッシ
ュプルケーブル36の押し・引き操作に変換するための
もので、例えば電気機器等を用いた倍力機構により、操
作レバー38の操作ストロークと操作力を数倍に拡大で
きるようにしている。なお、回転レバー30は、操作レ
バー38を握り・離し操作した時にオン・オフするスイ
ッチ等で駆動される電動アクチュエーターで回転させる
ようにしても良い。
バー38を離し操作している時には、水吸い込み案内板
24と水抵抗板25とが船底板23とほぼ同一面となる
下揺動位置に保持されているので(図2参照)、水ジェ
ット推進艇1の航走には何の影響も無い。
レバー38を握り操作すると、ケーブル39を介して変
換装置37によりプッシュプルケーブル36の押し操作
に変換され、このプッシュプルケーブル36により、回
転レバー30が右回りRに回転されて、水吸い込み案内
板24がリンク32を介して上揺動位置まで上揺動され
ると同時に、水抵抗板25がターンバックル33を介し
て上揺動位置まで上揺動されるようになる。
3に沿って流れる水aが水吸い込み案内板24に沿って
吸い込まれて、多量の水aが水抵抗板25に突き当たる
ようになるので、水抵抗板25の水抵抗作用で水ジェッ
ト推進艇1の速度が調整されるようになる。
水抵抗板25に下向きの揚力Fが発生するので、船首が
沈み込むバウダイブを防止できるようになる。
み作用を利用することで、吸い込み案内板24および水
抵抗板25の下端部24c,25cを船底面より下方に
突出させる必要がなくなるので、漂流物などで破損する
おそれが全くなくなる。
度θ2を水吸い込み案内板24の立ち上がり角度θ1よ
りが大きく設定しているから、水吸い込み案内板24に
沿って吸い込まれた水aが水抵抗板25に強く突き当た
るので、速度調整の効果とともにバウダイブ防止の効果
がより利きやすくなる。
ると、水吸い込み案内板24と水抵抗板25とを下揺動
位置と上揺動位置との途中で保持することができるの
で、速度調整を段階的に行なうことも可能である。
明は、操作レバーを操作すると、船尾船底板に配置した
水吸い込み案内板と水抵抗板とが船尾船底板に対して斜
め後上向きに立ち上がる上揺動位置に連動して揺動操作
されるから、船尾船底板に沿って流れる水が水吸い込み
案内板に沿って吸い込まれて、多量の水が水抵抗板に突
き当たるようになるので、水抵抗板の水抵抗作用で水ジ
ェット推進艇の速度を調整することができる。
に水が突き当たると、水抵抗板に下向きの揚力が発生す
るので、船首が沈み込むバウダイブを防止することがで
きる。さらに、水吸い込み案内板の水吸い込み作用を利
用することで水抵抗板を船底面より下方に突出させる必
要が全くなくなるので、漂流物などで破損するおそれが
なくなる。
船底面より下方に突出しないように設定すると(請求項
2)、破損のおそれが全くなくなる。
り角度を大きく設定すると(請求項3)、水吸い込み案
内板に沿って吸い込まれた水が水抵抗板に強く突き当た
るので、速度調整の効果とともにバウダイブ防止の効果
がより利きやすくなる。
側面図である。
側面図である。
は内面側斜視図、(b)は下揺動位置の平面図、(c)
は上揺動位置の平面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 エンジンで駆動されるジェット推進機で
発生する噴流を噴射ノズルから後方に噴射することによ
り前進する水ジェット推進艇において、 上記ジェット推進機の下方に位置する船尾船底板の後端
部近傍に、水吸い込み案内板が前側、水抵抗板が後側と
なるように配置され、この水吸い込み案内板と水抵抗板
は、船尾船底板に対して、船底面がほぼ同一面となる下
揺動位置と、斜め後上向きに立ち上がる上揺動位置とに
揺動可能に支持されて、操作レバーに連動して揺動操作
されることを特徴とする水ジェット推進艇。 - 【請求項2】 上記水吸い込み案内板と水抵抗板の各下
端部は、船底面より下方に突出しないように設定されて
いる請求項1記載の水ジェット推進艇。 - 【請求項3】 上記水抵抗板は、水吸い込み案内板より
立ち上がり角度が大きく設定されている請求項1または
請求項2記載の水ジェット推進艇。
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