JP2002331945A - 操舵補助装置 - Google Patents

操舵補助装置

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JP2002331945A
JP2002331945A JP2001137528A JP2001137528A JP2002331945A JP 2002331945 A JP2002331945 A JP 2002331945A JP 2001137528 A JP2001137528 A JP 2001137528A JP 2001137528 A JP2001137528 A JP 2001137528A JP 2002331945 A JP2002331945 A JP 2002331945A
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steering
assist device
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JP2001137528A
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Seiji Fujioka
誠二 藤岡
Yoshiyuki Saito
善之 斎藤
Yoji Taniguchi
洋二 谷口
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Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御手段が電動モータ等の振動により共振す
るのを抑えることができ、よって異音がユーザに伝わる
のを防止することができる操舵補助装置を提供する。 【解決手段】 容器本体4aと、その容器本体4aに着
脱可能な蓋体としての本体カバー4b及びサイドカバー
4cを有するECU(制御手段)4において、操舵補助
用の電動モータ3の駆動制御を行うためのプリント回路
基板12(電子回路)を内部に収容した容器本体4aを
コラム組立体2に一体的に取り付けるとともに、本体カ
バー4b及びサイドカバー4cの低温部分に防振部材6
を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動モータの回転
力を用いてドライバーの操舵動作を補助する操舵補助装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の操舵補助装置の要部構成
を示す断面図である。図4において、従来の操舵補助装
置は、図示しない操舵輪に連結される操舵軸50を回転
自在に支持するステアリングコラム51aと、このステ
アリングコラム51aを支持するハウジング51bとを
有するコラム組立体51を備えている。上記ハウジング
51bには、操舵補助用の電動モータ52とこれを駆動
制御する制御手段としての電子制御ユニット(以下、”
ECU”ともいう)53とが取り付けられている。ま
た、このハウジング51bの内部には、上記操舵輪50
と電動モータ52との間に連結された減速機構やドライ
バーの操舵動作による操舵軸50の回転トルク(操舵ト
ルク)を検出するトルクセンサが収容されており、上記
のECU53がトルクセンサの検出結果等に基づいて操
舵トルクに応じた操舵補助力を、電動モータ52及び減
速機構により発生させるようになっている。
【0003】上記ECU53は、箱体状の金属容器内に
所定の電子回路を収容したものであり、容器本体53a
と、この容器本体53aに着脱可能な蓋体としての本体
カバー53b及びサイドカバー53cとを備えている
(図5(a)及び(b)も参照)。上記容器本体53a
は、一端部が開口した有底ケースにより構成されたもの
であり、ボルト54によりハウジング51bに一体的に
取り付けられている。また、この容器本体53aの内部
には、上記電動モータ52の駆動制御に必要なマイコン
56a、IC56b、FET56c等の電子部品を実装
したプリント回路基板56が取り付けられている。
【0004】上記本体カバー53bは、容器本体53a
の一端開口部を覆った状態で、例えばボルト(図示せ
ず)により容器本体53aに固定されている。また、こ
の本体カバー53bには、図5(b)に示す切り欠き5
3b2が設けられており、当該本体カバー53bによっ
て容器本体53aを閉塞したときでも、上記プリント回
路基板56に接続された接続端子部53dが容器本体5
3aから外部に突出するのを許容している。この接続端
子部53dには、上記のトルクセンサに接続されたリー
ド線(図示せず)がはんだ付けにて接続される。上記サ
イドカバー53cは、接続端子部53dの接続部を保護
するためのものであり、上記リード線が接続された後、
容器本体53a及び本体カバー53bに固定されてい
る。詳細には、サイドカバー53cは、その爪部53c
1が本体カバー53bに設けられた溝部53b1に挿入
された状態で、固定ボルト55により容器本体53aに
固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の操舵補助装置では、コラム組立体51のハ
ウジング51bにECU53の容器本体53aを取り付
けていたので、電動モータ52や上記減速機構で生じた
振動がハウジング51bを経てECU53に伝わり、そ
のECU53の本体カバー53b及びサイドカバー53
cを共振させることがあった。その結果、上記振動によ
る音が大きくなってドライバー等のユーザに異音として
伝わるという問題を生じた。特に、上記固定ボルト55
の締付状態の低下に起因してサイドカバー53cの容器
本体53aへの固定状態が低下している場合などでは、
サイドカバー53cが本体カバー53bに対してがたつ
いて上記異音が著しく大きくなることがあった。
【0006】上記のような従来の問題点に鑑み、本発明
は、制御手段が電動モータ等の振動により共振するのを
抑えることができ、よって異音がユーザに伝わるのを防
止することができる操舵補助装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の操舵補助装置
は、操舵軸を回転自在に支持するステアリングコラム
と、このステアリングコラム及び操舵補助用の電動モー
タが取り付けられるとともに、前記操舵軸と前記電動モ
ータとの間に連結された減速機構を少なくとも収容する
ハウジングとを有するコラム組立体、及び前記電動モー
タの駆動制御を行う制御手段を備えた操舵補助装置であ
って、前記制御手段は、所定の電子回路が取り付けられ
た容器本体と、その容器本体に着脱可能な蓋体とを有
し、前記容器本体は、前記コラム組立体に取り付けら
れ、前記蓋体には、前記電子回路からの熱伝導が少ない
部分に、前記コラム組立体からの振動によって当該制御
手段が共振するのを防止する防振部材が取り付けられて
いることを特徴とするものである(請求項1)。
【0008】上記のように構成された操舵補助装置で
は、上記防振部材を制御手段の蓋体に取り付けることに
より、電動モータ及び減速機構で生じた振動がコラム組
立体を経て制御手段に伝わったときでも、当該制御手段
が上記振動によって共振するのを抑えることができる。
しかも、上記蓋体の電子回路からの熱伝導が少ない部分
に防振部材を取り付けているので、当該制御手段の放熱
性を確保することができる。
【0009】また、上記操舵補助装置(請求項1)にお
いて、前記蓋体が、前記容器本体に被せる本体カバー
と、少なくとも前記本体カバーに着脱可能に取り付けら
れる補助カバーとを備え、前記防振部材が、前記本体カ
バー及び補助カバーの両方のカバーにわたって取り付け
られていることが好ましい(請求項2)。この場合、防
振部材は上記振動によって本体カバー及び補助カバーが
共振するのを抑えることができるとともに、本体カバー
と補助カバーとのがたつきを防ぐことができる。
【0010】また、上記操舵補助装置(請求項1または
2)において、前記防振部材が、前記蓋体の外側表面に
貼り付けられた防振ゴムにより構成されてもよい(請求
項3)。この場合、防振ゴムを上記蓋体の外側表面に貼
り付けることにより、制御手段が上記振動によって共振
するのを抑えることができるので、自動車等に搭載され
ている既存の操舵補助装置に対しても、その制御手段の
共振対策及び上記振動による異音対策を簡単に行うこと
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の操舵補助装置の好
ましい実施形態について、図面を参照しながら説明す
る。図1(a)は本発明の一実施形態に係る操舵補助装
置の要部構成を示す断面図であり、(b)は同要部構成
を示す一部切欠断面図である。図において、本実施形態
の操舵補助装置には、上端に操舵輪(図示せず)が連結
される第1操舵軸1と、この第1操舵軸1を回転自在に
支持するとともに、車体側に取り付けるためのコラム組
立体2とが設けられている。コラム組立体2は、第1操
舵軸1を回転自在に支持する筒状のステアリングコラム
2aと、このステアリングコラム2aを支持するハウジ
ング2bと、車体側に取り付けられるブラケット2cと
を具備している。ハウジング2bには、操舵補助用の電
動モータ3と、この電動モータ3の駆動制御を行う制御
手段としてのECU(Electronic Control Unit)4と
が取り付けられている。
【0012】また、上記ハウジング2bの内部には、第
1操舵軸1の下端にトーションバー7を介して連結され
た第2操舵軸8と、上記第1操舵軸1と第2操舵軸8と
の相対的な回転変位量により操舵トルクを検出するトル
クセンサ9と、第2操舵軸8と電動モータ3との間に連
結された減速機構10とが収容されている。この減速機
構10には、電動モータ3の出力軸に連結されたウォー
ム軸10aと、第2操舵軸8に一体回転可能に嵌合さ
れ、ウォーム軸10aのウォームに噛み合うウォームホ
イール10bとが含まれており、電動モータ3の回転を
減速して第2操舵軸8に伝達するよう構成されている。
第2操舵軸8の回転が、車輪に連結された例えばラック
ピニオン式の舵取機構にユニバーサルジョイントJを介
して伝達される。
【0013】上記ECU4は、容器本体4aと、この容
器本体4aに着脱可能な蓋体としての本体カバー4b及
びサイドカバー4cとを有するものであり、上記コラム
組立体2からの振動によって当該ECU4が共振するの
を防止する防振部材6が上記本体カバー4b及びサイド
カバー4cの所定部分に取り付けられている(図2及び
3も参照)。詳細にいえば、容器本体4aは、一端部が
開口した金属製の有底ケースにより構成されたものであ
り、ボルト5によりハウジング2bに一体的に取り付け
られている。また、容器本体4aには、上記電動モータ
3の駆動制御に必要な所定の電子回路としてのプリント
回路基板12が取り付けられている。このプリント回路
基板12には、例えば電動モータ3の制御を行うマイコ
ン12a、同モータ3の駆動回路を構成するIC12
b、及びIC12bに接続されたスイッチング素子とし
てのFET12c等の電子部品が実装されている。この
プリント回路基板12の背面(上記電子部品を実装した
面の裏面)側には、図示を省略したヒートシンクが取り
付けられており、上記電子部品で生じた熱を容器本体4
aの底面4a1を経てハウジング2b等に伝えて放熱さ
せたり、本体カバー4bに伝えてその外側表面から放熱
させるよう構成されている。
【0014】上記本体カバー4bは、一端部が上記容器
本体4aの一端開口部よりも若干大きい開口面積を有す
る金属製の有底ケースにより構成されたものであり、容
器本体4aの一端開口部を覆った状態で、例えばボルト
(図示せず)により容器本体4aに固定されている。こ
の本体カバー4bには、図2(b)に示す切り欠き4b
2が設けられており、当該本体カバー4bによって容器
本体4aを閉塞したときでも、接続端子部4dが容器本
体4aから外部に突出するのを許容している。また、本
体カバー4bには、図3(a)に示す切り欠き4b3及
び4b4が設けられており、当該本体カバー4bによっ
て容器本体4aを閉塞したときでも、コネクタ部4e及
び電源端子部4fが容器本体4aから外部に突出するの
を許容している。
【0015】上記接続端子部4d、コネクタ部4e、及
び電源端子部4fは、容器本体4a内で上記プリント回
路基板12に接続されている。接続端子部4dには、上
記トルクセンサ9に接続されたリード線(図示せず)が
はんだ付けにて接続される。また、コネクタ部4eに
は、図外の車速センサ等に接続されたコネクタが連結さ
れ、電源端子部4fには、専用のプラグを介在して上記
電動モータ3用の電源が接続される。ECU4は、トル
クセンサ9や車速センサ等の検出結果に基づいて、ドラ
イバーによる操舵動作に応じた操舵補助力を電動モータ
3及び減速機構10により発生させることができる。
【0016】上記サイドカバー4cは、少なくとも本体
カバー4bに着脱可能に取り付けられる補助カバーを構
成するものであり、上記リード線が接続端子部4dに接
続された後、容器本体4a及び本体カバー4bに固定さ
れて接続端子部4dの接続部を保護する。詳細には、サ
イドカバー4cは、当該サイドカバー4cの一部分を折
り曲げ加工により形成した爪部4c1を本体カバー4b
に設けられた溝部4b1に挿入した状態で、固定ボルト
11により容器本体4aに固定されている。
【0017】上記防振部材6は、例えば厚さ3〜4mm
程度の防振ゴムにより構成されたものであり、本体カバ
ー4b及びサイドカバー4cの上記プリント回路基板1
2からの熱伝導が少ない低温部分に接着剤等で貼り付け
られている。具体的にいえば、図2(a)及び(b)に
示すように、防振部材6は、本体カバー4bの外側表面
のうち、上記マイコン12a、IC12b、及びFET
12c等に電力が供給されたときに熱を発生する発熱部
品からの熱により発熱し難い部分である、サイドカバー
4c側の半面に取り付けられている。これにより、EC
U4の放熱性を確保した状態で、ECU4の固有振動数
を変更することができ、当該ECU4が上記電動モータ
3及び減速機構10で生じた振動によって共振するのを
抑えることができる。さらに、本体カバー4b及びサイ
ドカバー4cの両方のカバーにわたって防振部材6を取
り付けているので、例えば長時間の使用によって上記固
定ボルト11の締付状態が低下しサイドカバー4cの容
器本体4aへの固定状態が低下したときでも、防振部材
6が本体カバー4bとサイドカバー4cとのがたつきを
防ぐことができる。
【0018】以上のように、本実施形態の操舵補助装置
では、ECU4の本体カバー4b及びサイドカバー4c
に取り付けた防振部材6によって、当該ECU4が上記
電動モータ3及び減速機構10で生じた振動によって共
振するのを抑えることができるので、上記振動による音
が大きくなるのを防ぐことができ、ドライバー等のユー
ザに異音として伝わるのを防止することができる。しか
も、本体カバー4b及びサイドカバー4cの低温部分に
防振部材6を取り付けているので、ECU4の放熱性を
確保することができる。
【0019】また、本実施形態では、本体カバー4b及
びサイドカバー4cの両方のカバーにわたって防振部材
6を取り付けて、上記振動によって本体カバー4b及び
サイドカバー4cが共振するのを抑えるとともに、本体
カバー4bとサイドカバー4cとのがたつきを防ぐよう
にしているので、振動による音が大きくなるのをさらに
抑制することができ、異音としてユーザに伝わるのをよ
り効果的に防止することができる。また、本実施形態で
は、本体カバー4b及びサイドカバー4cの外側表面に
貼り付けた防振ゴムにより防振部材6を構成しているの
で、自動車等に搭載されている既存の操舵補助装置に対
しても、そのECU4の共振対策及び上記振動による異
音対策を簡単に行うことができる。
【0020】ここで、本発明の発明者等が実施した検証
試験の結果を表1及び表2に示す。この検証試験では、
下記の試験品No.1〜3と比較品とを用意して、この
発明の防振部材6による共振対策の効果及びECU4の
放熱性の確保について調べた。試験品No.1は、図2
(a)に示したように、本体カバー4bのサイドカバー
4c側の上側半面に防振部材6を取り付けた本発明の相
当品であり、防振部材6として図2(a)及び(b)
に”H”、”L1”、”L2”、及び”L3”にて示し
た寸法がそれぞれ38mm、80mm、30mm、及び
30mmである厚さ3mmの防振ゴムを本体カバー4b
及びサイドカバー4cに取り付けたものである。また、
試験品No.2は、上記寸法の防振ゴムを本体カバー4
bのサイドカバー4cと反対側の下側半面に防振部材6
を取り付けたものであり、試験品No.3は、上記”
H”寸法を75mmに変更して、防振ゴムを本体カバー
4bの上下全面にわたって取り付けたものである。ま
た、比較品は、防振部材6を取り付けていない従来相当
品である。
【0021】表1に結果を示す共振対策の検証試験で
は、電動モータ3を回転させてハウジング2bから15
0mm離れた位置での騒音(ノイズ)を測定した。ま
た、表2に示す放熱性の検証試験では、電動モータ3を
1時間連続運転した後、本体カバー4b、マイコン12
a、IC12b、及びFET12cの各表面に温度計の
感温部を接触させて各表面温度を測った。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】表1に示されるように、防振部材6を本体
カバー4bの全面に取り付けた試験品No.3が共振対
策によるノイズの低減効果が最大なものであった。とこ
ろが、表2から明らかなように、この試験品No.3で
は、防振部材6を本体カバー4bの全面に取り付けてい
たので、ECU4の放熱性が損なわれてマイコン12
a、IC12b、及びFET12cの表面温度の上昇も
最大であり、長時間の使用や周囲温度によってはこれら
の電子部品に破損を生じることが懸念される。また、表
1から明らかなように、同じ大きさの防振部材6を取り
付けたものでも、本体カバー4b及びサイドカバー4c
の両方のカバーにわたって防振部材6を取り付けた試験
品No.1の方が、防振部材6を本体カバー4bにのみ
取り付けた試験品No.2よりもノイズの低減効果が大
きく、さらには表2の比較品の結果から明らかなよう
に、試験品No.1はECU4の放熱性を全く損なって
いない。すなわち、本発明品は、ECU4の放熱性を確
保することができるとともに、上記振動によるECU4
の共振を抑えて異音の発生を抑制できることが確認され
た。
【0025】尚、上記の説明では、上記サイドカバー4
cを有するECU4に防振部材6を取り付ける構成につ
いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、コラム組立体2に一体的に取り付けられたECU4
の蓋体の低温部分に防振部材6を取り付けることによ
り、ECU4の放熱性を確保するとともに、当該ECU
4の固有振動数を変更して上記振動によって共振が発生
するのを抑えることができるものであれば何等限定され
ない。例えば本体カバー4bの内側表面の低温部分に金
属製の防振部材6を取り付けてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上のように構成された本発明は以下の
効果を奏する。請求項1の操舵補助装置によれば、上記
制御手段の蓋体の低温部分に防振部材を取り付けている
ので、制御手段の放熱性を確保することができるととも
に、電動モータ及び減速機構で生じた振動が上記コラム
組立体を経て伝わったときでも、その振動により制御手
段が共振するのを抑えることができる。その結果、電動
モータ等での振動による音が大きくなるのを防ぐことが
でき、ドライバー等のユーザに異音として伝わるのを防
止することができる。
【0027】請求項2の操舵補助装置によれば、防振部
材が本体カバーと補助カバーとのがたつきを防いだ状態
で、それらの本体カバー及び補助カバーが上記振動によ
って共振するのを抑えることができるので、その振動に
よる音が大きくなるのをさらに抑制することができ、異
音としてユーザに伝わるのをより効果的に防止すること
ができる。
【0028】請求項3の操舵補助装置によれば、防振ゴ
ムを上記蓋体の外側表面に貼り付けることにより、制御
手段が上記振動によって共振するのを抑えることができ
るので、自動車等に搭載されている既存の操舵補助装置
に対しても、その制御手段の共振対策及び上記振動によ
る異音対策を簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態に係る操舵補助装
置の要部構成を示す断面図であり、(b)は同要部構成
を示す一部切欠断面図である。
【図2】(a)及び(b)は、それぞれ図1に示した電
子制御ユニット及び防振部材の正面図及び上面図であ
る。
【図3】(a)及び(b)は、ぞれぞれ図2に示した電
子制御ユニット及び防振部材の底面図及び側面図であ
る。
【図4】従来の操舵補助装置の要部構成を示す断面図で
ある。
【図5】(a)及び(b)は、それぞれ図4に示した電
子制御ユニットの正面図及び上面図である。
【符号の説明】
1 第1操舵軸 2 コラム組立体 2a ステアリングコラム 2b ハウジング 3 電動モータ 4 電子制御ユニット(制御手段) 4a 容器本体 4b 本体カバー 4c サイドカバー(補助カバー) 6 電動モータ 8 第2操舵軸 10 減速機構 12 プリント回路基板(電子回路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷口 洋二 大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋 精工株式会社内 Fターム(参考) 3D033 CA04 CA05 CA21 3J048 AA01 AD16 BA11 EA21

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操舵軸を回転自在に支持するステアリング
    コラムと、このステアリングコラム及び操舵補助用の電
    動モータが取り付けられるとともに、前記操舵軸と前記
    電動モータとの間に連結された減速機構を少なくとも収
    容するハウジングとを有するコラム組立体、及び前記電
    動モータの駆動制御を行う制御手段を備えた操舵補助装
    置であって、 前記制御手段は、所定の電子回路が取り付けられた容器
    本体と、その容器本体に着脱可能な蓋体とを有し、 前記容器本体は、前記コラム組立体に取り付けられ、 前記蓋体には、前記電子回路からの熱伝導が少ない部分
    に、前記コラム組立体からの振動によって当該制御手段
    が共振するのを防止する防振部材が取り付けられている
    ことを特徴とする操舵補助装置。
  2. 【請求項2】前記蓋体が、前記容器本体に被せる本体カ
    バーと、少なくとも前記本体カバーに着脱可能に取り付
    けられる補助カバーとを備え、 前記防振部材が、前記本体カバー及び補助カバーの両方
    のカバーにわたって取り付けられていることを特徴とす
    る請求項1記載の操舵補助装置。
  3. 【請求項3】前記防振部材が、前記蓋体の外側表面に貼
    り付けられた防振ゴムにより構成されていることを特徴
    とする請求項1または2記載の操舵補助装置。
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