JPH08164861A - 電動式パワーステアリング装置 - Google Patents

電動式パワーステアリング装置

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JPH08164861A
JPH08164861A JP30883394A JP30883394A JPH08164861A JP H08164861 A JPH08164861 A JP H08164861A JP 30883394 A JP30883394 A JP 30883394A JP 30883394 A JP30883394 A JP 30883394A JP H08164861 A JPH08164861 A JP H08164861A
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JP
Japan
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housing
heat
electric motor
driver
boss
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Application number
JP30883394A
Other languages
English (en)
Inventor
Isamu Chikuma
勇 竹間
Hiroshi Eda
広 恵田
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NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Priority to GB9523909A priority patent/GB2295590B/en
Priority to US08/562,897 priority patent/US5732790A/en
Priority to KR1019950046606A priority patent/KR960017411A/ko
Priority to DE19544755A priority patent/DE19544755C2/de
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Abstract

(57)【要約】 簡素な構成でありながら、コスト増大を極力抑えながら
も、正確な動作が基体できる電動式パワーステアリング
装置を提供する。ハウジング本体101aに形成された
放熱用のフィン部101c、101dが、電動モータ1
03とドライバ104から発生した熱を放熱し、ハウジ
ング本体101aを介してポテンシオメータ106に伝
導される熱量を極力少なくし、それによりポテンシオメ
ータ106の熱による影響を排除するようになってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動式パワーステアリン
グ装置に関する。
【0002】
【従来技術】車両の電動式パワーステアリング装置とし
て、補助操舵トルクとなる電動モータの回転出力を歯車
装置により減速して操舵機構の出力軸例えばラック軸に
伝達し、ステアリングホィールに加えられた手動力を補
助して該ラック軸を所定範囲内で往復動作させることに
より、車輪の操舵を行なうように構成したものが知られ
ている。このような電動式パワーステアリング装置にお
いては、ステアリングホィールとラック軸とを連結する
操舵軸を二分割し、互いをトーションバーで連結した構
成を設け、操舵軸に加えられたトルクによりねじれるト
ーションバーのねじれ角を軸線方向量に変換してポテン
シオメータで測定することにより、操舵トルクを検出す
るようになっている。
【0003】
【解決すべき課題】このような電動式パワーステアリン
グ装置の作動時に、電動モータとそれを駆動するドライ
バ(抵抗等を含む)が発熱し、この熱がハウジングを伝
導して精密部品であるポテンシオメータに到達するが、
この熱によりわずかではあるがポテンシオメータの検出
トルクの零点がずれることがある。ポテンシオメータの
零点がずれると、ポテンシオメータの検出出力が変化
し、実際の操舵トルクと異なるトルクが出力されたもの
と誤って認識され、不適切な補助トルクが出力される恐
れがある。
【0004】このような熱の伝導を防止するために、ポ
テンシオメータをハウジングに熱伝導性の低い樹脂等を
介して取り付けることも考えられるが、弾性体である樹
脂を介してポテンシオメータを取り付けることは、振動
・劣化等により検出トルクの零点のズレを招く恐れがあ
り、また部品増によるコストも増大する。
【0005】本願発明は、簡素な構成でありながら、コ
スト増大を極力抑えながらも、正確な動作が基体できる
電動式パワーステアリング装置を提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決する手段】上記目的を達成すべく、本願発
明の電動式パワーステアリング装置は、操舵軸を貫通さ
せたハウジングと、該ハウジングに取り付けられ、該操
舵軸を補助駆動するためのモータと、該ハウジングに取
り付けられ、該操舵軸に加えられたトルクを検出する検
出器と、該ハウジングに取り付けられ、該検出器の検出
したトルクに応じて該モータの駆動する駆動手段とから
なり、該ハウジングにおいて、該モータと該駆動手段の
少なくとも一方の近傍に放熱用のフィンが形成されてい
る。
【0007】
【作用】本願発明の電動式パワーステアリング装置によ
れば、前記ハウジングに形成された放熱用のフィンが、
前記モータと前記駆動手段から発生した熱を放熱し、ハ
ウジングを介して検出器に伝導される熱量を極力少なく
し、それにより検出器の熱による影響を排除するように
なっている。
【0008】
【実施例】以下、本願発明の実施例を図面を参照して以
下に詳細に説明する。図1は、本願発明の実施例である
電動式パワーステアリング装置の正面図である。図2
は、同装置をII-II線で切断して矢印方向に見た図であ
る。
【0009】図1において、ハウジング101は、互い
に結合されたハウジング本体101aとチューブ101
bとからなる。なお、ハウジングは放熱性の高いアルミ
ニウム性である。チューブ101b内には、図示しない
ステアリングホィールに一端を連結される操舵軸120
が挿通されている。操舵軸120はチューブ101b内
で二分割され、図示しないトーションバーで連結されて
いる。チューブ101bの中央に取り付けられたブラケ
ット102bと、ハウジング本体101aに取り付けら
れたブラケット102aとを介して、電動式パワーステ
アリング装置は車両に取り付けられるようになってい
る。
【0010】図2に示すように、ハウジング本体101
aには、電動モータ103用の円筒形状ボス101e
と、ドライバ104用のボックス状ボス101fと、コ
ントローラ105用のボックス状ボス101gと、検出
器であるポテンシオメータ106用の円筒状ボス101
hとが形成されている。円筒状ボス101eには電動モ
ータ103が取り付けられ、円筒状ボス101gにはポ
テンシオメータ106が取り付けられている。ドライバ
104の回路(不図示)は、ボックス状ボス101fに
収容され、カバー104aによって上部を遮蔽されてい
る。またコントローラ105の回路(不図示)は、ボッ
クス状ボス101hに収容され、カバー105aによっ
て上部を遮蔽されている。
【0011】本実施例においては、ドライバ104とコ
ントローラ105とで駆動手段をなす。ポテンシオメー
タ106は、操舵軸120の印加された操舵トルクによ
りねじれるトーションバーのねじれ角を軸線方向量に変
換したものを測定し、電気的信号に変換して出力するよ
うになっている。なお、このようなトーションバーを用
いた構成は、例えば実開昭60−179944号公報に
おいて代表されるように公知であり、よってその構成に
ついては以下に詳細を記載しない。
【0012】コントローラ105は、ポテンシオメータ
106からの電気的信号を受信し更に図示しない車速セ
ンサからの車速信号等も受信し、電動モータ103から
出力される補助操舵力の最適値を計算し、制御信号とし
て出力するようになっている。ドライバ104は、コン
トローラ105からの制御信号を受信し、それに基づき
電動モータ103へ送電して、電動モータより適切な補
助操舵力を発生させるようになっている。
【0013】ところで従来においては、ドライバとコン
トローラとは一体的に制御回路を構成し、かつ電動モー
タから離隔して設けられていた。しかしながら、このよ
うな制御回路とモータとを連結するハーネスが長くなる
ことにより電流ロスの問題があった。一方、コントロー
ラは、比較的熱に弱いという特性を有するため、ハーネ
スを短くすべく制御手段を単にハウジング本体に取り付
けただけでは、コントローラが電動モータから熱の影響
を受ける等別の問題が生じ得る。そこで本実施例では、
ドライバ104とコントローラ105とを別体とし、か
つコントローラ105を電動モータ103から離隔する
構成としているのである。
【0014】また電動モータに加えて、内部に抵抗が組
み込まれたドライバ104も、動作時に大きな熱量を発
生する。一方、上述したようにコントローラ105及び
ポテンシオメータ106はいずれも熱に弱い部品であ
る。特にポテンシオメータ106は、熱を受けると検出
トルクの零点がずれ、適切な補助操舵力を発生させるこ
とができなくなる恐れがある。
【0015】このような不具合を排除すべく、本実施例
においては、ハウジング本体101aにおける電動モー
タ103の取付部であるボス101eに、電動モータの
周方向に列をなすフィン部101cを形成している。ま
た、ハウジング本体101aはドライバ104の取付部
であるボス101f及びカバー104aに、フィン部1
01dを形成している。これらフィン部101c、10
1dは、電動モータ104及びドライバ104が発生す
る熱を大気へ効果的に放熱させる機能を有する。この構
成により、コントローラ105及びポテンシオメータ1
06への熱の影響を低く抑えることができる。
【0016】更に図2において明らかなように、電動モ
ータ103とドライバ104は隣接して配置され、一方
操舵軸の軸線を挟んで電動モータ103及びドライバ1
04の反対側にコントローラ105及びポテンシオメー
タ106が設けられ、すなわちポテンシオメータ106
は熱源から最も離隔していることとなる。この構成によ
り、コントローラ105及びポテンシオメータ106へ
の伝熱が更に抑止されるようになっている。なお、コン
トローラ用のボス101g自体も若干ではあるが放熱面
を有し、よってポテンシオメータ106への熱の影響を
更に低減させることができる。
【0017】次に、本実施例である電動式パワーステア
リング装置の動作につき図1を参照して以下に説明す
る。運転者が図示しないステアリングホィールを回転さ
せると操舵軸120が回転し、図示しないラック軸にト
ルクが伝達される。この場合において、ポテンシオメー
タ106で検出されたトルクの値は、コントローラ10
5に送られ、そこで車速を考慮した所定値と比較され
る。該トルクが所定値を超えた場合には、補助操舵力を
必要とする場合であるので、電動モータ103を駆動す
べく駆動指令がドライバ104に出される。駆動指令に
基づきドライバ104により駆動された電動モータ10
3は、図示しない減速機構を介して操舵軸120を駆動
し、ラック軸を軸線方向に移動させる。ポテンシオメー
タ106で検出されたトルクの値が所定値より低い場合
には、補助操舵力は不要であるので、電動モータ103
は駆動されない。
【0018】以上、本発明を実施例を参照して説明して
きたが、本発明は上記実施例に限定して解釈されるべき
ではなく、適宜変更・改良が可能であることはもちろん
である。例えば、フィン部の形状は、鋳造を考慮して直
線となっているが、曲線でも良く、またハウジング本体
と一体形成される必要はなく、別体となっていても良
い。更に本実施例は、いわゆるコラムアシスト式のパワ
ーステアリング装置であるが、本願発明はいわゆるピニ
オンアシスト式パワーステアリング装置もしくはボール
スクリュウ式パワーステアリング装置等にも適用可能で
ある。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本願発明の電動式パ
ワーステアリング装置によれば、ハウジングに形成され
た放熱用のフィンが、モータと駆動手段から発生した熱
を放熱し、ハウジングを介して検出器に伝導される熱量
を極力少なくし、それにより検出器の熱による影響を排
除するようになっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施例である電動式パワーステアリ
ング装置の正面図である。
【図2】同装置をII-II線で切断して矢印方向に見た図
である。
【符号の説明】
101a………ハウジング本体 101c、101d………フィン部 103………電動モータ 104………ドライバ 105………コントローラ 106………ポテンシオメータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操舵軸を貫通させたハウジングと、 該ハウジングに取り付けられ、該操舵軸を補助駆動する
    ためのモータと、 該ハウジングに取り付けられ、該操舵軸に加えられたト
    ルクを検出する検出器と、 該ハウジングに取り付けられ、該検出器の検出したトル
    クに応じて該モータの駆動する駆動手段とからなり、 該ハウジングにおいて、該モータと該駆動手段の少なく
    とも一方の近傍に放熱用のフィンが形成されている電動
    式パワーステアリング装置。
JP30883394A 1994-11-30 1994-12-13 電動式パワーステアリング装置 Pending JPH08164861A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30883394A JPH08164861A (ja) 1994-12-13 1994-12-13 電動式パワーステアリング装置
GB9523909A GB2295590B (en) 1994-11-30 1995-11-22 Electric power steering apparatus
US08/562,897 US5732790A (en) 1994-11-30 1995-11-27 Electric power steering apparatus
KR1019950046606A KR960017411A (ko) 1994-11-30 1995-11-29 전동 스티어링 장치
DE19544755A DE19544755C2 (de) 1994-11-30 1995-11-30 Elektrische Servolenkeinrichtung

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Cited By (6)

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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20021111