JP2002327943A - 換気口カバー - Google Patents

換気口カバー

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JP2002327943A
JP2002327943A JP2001133528A JP2001133528A JP2002327943A JP 2002327943 A JP2002327943 A JP 2002327943A JP 2001133528 A JP2001133528 A JP 2001133528A JP 2001133528 A JP2001133528 A JP 2001133528A JP 2002327943 A JP2002327943 A JP 2002327943A
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ventilation
cover
wall
edge
water
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JP2001133528A
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Yoshitaka Kawashima
義貴 川島
Yukihiro Murakami
幸宏 村上
Kenji Suzuki
研次 鈴木
Satoshi Uosaki
敏 魚崎
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Unix Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 換気口カバーの外観形状を他の同じタイ
プの換気口カバーの基本形状とほとんど変更しなくて
も、カバー内からの水の垂れ落ちによる建物壁の汚損を
抑制することのできる換気口カバーの提供。 【解決手段】 ダクトDに連通する通気開孔2cを有す
る背面部2と、その前方へ突出した壁部3eに通気縁3
fを有するカバー部3と、を備える換気口カバー1につ
いて、カバー部3の壁部3b,3c,3d,3eを、通
気開孔2cの孔軸方向Xへ折曲して、壁部3eの通気縁
3fと背面部2との間に通気開孔2cから流れ出る水の
受水口を形成し、且つ、壁部3b,3c,3d,3eと
背面部2との間に水溜め凹部3gを形成した。そのた
め、この水溜め凹部3gでダクトDや差込部2aから流
れ出る水Wを溜め置くことができ、水Wの垂れ落ちによ
る建物壁の汚損を抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物に配管した
ダクト端末に取付ける換気口カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】建物に配管したダクト端末には換気口カ
バーが取付けられ、その中には、ダクト端末から流出す
る水をできるだけ建物壁に付着させないための工夫を凝
らした換気口カバーがある。その一例としては、水をカ
バー内から排出するためのドレン孔を建物壁からできる
だけ離れる位置に形成したような換気口カバー(第1の
従来技術)や、換気口カバーの下側にカバー内から排水
した水を溜めるための部材を別途取付けたような換気口
カバー(第2の従来技術)が知られている(類似技術と
して特開2000−346413号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような第1の従来技術にあっては、ドレン孔から流れ落
ちる水が地上に落下するまでの間に風に乗って建物の外
壁に付着してしまうことがあり、建物壁の防汚対策とし
て必ずしも十分とは言えない。また、第2の従来技術に
あっては、カバー内から水が落ちないので第1の従来技
術のような問題は生じないが、換気口カバーとは別に水
溜用の部材を製造して取付ける必要があるため部品点数
が多くなる上に、その取付作業も繁雑である。しかも、
上述のような水溜用の部材を備える換気口カバーにあっ
ては、水溜用の部材の取付状態で若しくはそれを収納す
るための換気口カバーそのものが、換気口カバーの基本
形状から突出する部分を有するような外観形状となって
いるため、見栄えも悪く、運搬時や保管時にも突出する
部分が邪魔になり多数個の収納を阻害してしまう。
【0004】以上のような従来技術を背景になされたの
が本発明であって、その目的は、換気口カバーの基本形
状をほとんど変更せずに、カバー内からの水の垂れ落ち
による建物壁の汚損を抑制することのできる換気口カバ
ーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】こうした目的を達成すべ
く本発明は、建物に配管したダクトに連通する通気開孔
を有する背面部と、該背面部から前方へ突出した壁部に
該通気開孔に対する通気路を成す通気縁を有するカバー
部とを備える換気口カバーについて、通気開孔の下側に
位置するカバー部の壁部を通気開孔の孔軸方向へ折曲し
て、該壁部の通気縁と背面部との間に通気開孔から流れ
出る水の受水口を形成し且つ該壁部と背面部との間に断
面凹形の水溜め部を形成したことを特徴としている。
【0006】この換気口カバーでは、通気開孔の下側に
位置する前記カバー部の壁部を通気開孔の孔軸方向へ折
曲して、該壁部の通気縁と背面部との間に通気開孔から
流れ出る水の受水口を形成し且つ該壁部と背面部との間
に断面凹形の水溜め部を形成したので、カバー部(壁
部)と背面部との間に形成される水溜め部内に通気開孔
から流出する水を溜めておくことができるので、カバー
内からの水の垂れ落ちによる建物壁の汚損を抑制でき
る。また、同じタイプの他の換気口カバーの基本形状と
外観を変えずに水溜め部を形成できるので、見映えが良
く、収納時も嵩張らない。
【0007】上記換気口カバーについては、通気縁が孔
軸方向の前方へ投影した通気開孔の外側に位置するよう
にカバー部を形成したものとして構成することができ、
これによればカバー部が外気と通気開孔との間の通気路
を遮蔽することがなく通気性能が良好な換気口カバーと
することができる。
【0008】また、上記換気口カバーについては、通気
縁が前方へ突設した壁部の前端位置よりも背面部寄りに
位置するようにカバー部を形成したものとして構成する
ことができる。これによれば、通気縁が前方へ突設した
壁部の前端位置と同じ位置とした場合と比較して、例え
ば通気開孔の下端縁から孔軸方向に沿って前方へ延長し
た仮想線と、通気開孔の縁部とカバー部の縁部とを結ぶ
仮想線と、が成す有効通気角をより大きくとることがで
きるので、通気性能を良好なものとすることができる。
また、カバー部(壁部)の通気縁が壁部の前端部よりも
奥まった後方位置に形成してあるので、雨が外から斜め
下方向へ降り込んでも、カバー部(壁部)の前方へ突出
する部分が雨の通気縁の内側への侵入を抑制する“庇”
として働くので、カバー内への雨水の侵入も少なくでき
る。さらに、通気縁が前方へ突設した壁部の前端位置よ
りも背面部寄りに位置するということは、カバー部の壁
部が前方へ伸長する部分と、そこから後方へ折返した部
分と、を有する形状であることを意味し、当該折返し部
分においてカバー部自体の剛性向上を図ることができる
ので、強風による共振音の発生も抑制することができ
る。
【0009】そして、上記換気口カバーについては、背
面部に通気開孔を覆うガラリかメッシュの何れかを取付
けたものとして構成することもできる。これによれば、
雨が外から斜め下方向へ降り込んでも、換気口カバー内
部の最も奥まった後方位置である背面部に取付けたガラ
リ又はメッシュによって、通気開孔の内部(ダクト)へ
の雨水の侵入を抑制することができる。
【0010】以上のような本発明については、様々な外
観形状の換気口カバーについて適用することができる。
例えば、通気開孔の前方に通気縁が位置するような枠形
状のカバー部を備える換気口カバーや、この換気口カバ
ーに更に半球形フード状のカバー部を取付けた換気口カ
バーや、通気開孔の下方に通気縁が位置するような箱形
フード状のカバー部を備える換気口カバー等にであって
も、本発明の換気口カバーを実施できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しつつ説明する。なお、各実施形態で共通す
る部分については共通する符号を付して重複説明を省略
する。
【0012】第1実施形態(図1〜図3): 図1,2
に示す第1実施形態の換気口カバー1は、円形の背面板
2に筒状のカバー体3を固定した概略構成となってい
る。背面板2には、ダクトD内に挿入する差込部2aが
形成してあり、該差込部2aの外周面にはゴム等の弾性
体からなる防水リップ2bを取付けてある。また、背面
板2に形成した通気開孔2cには、ネジ止めやスポット
溶接等の固定手段によってガラリ4が取付けてある。こ
のガラリ4の整流羽根4aは、通気開孔2cの孔軸方向
Xに向けてそれぞれ伸長しており、この換気口カバー1
の通気性能を阻害しないようにしてある。また、最も下
にある整流羽根4aの下側にはドレン孔4bが形成され
ており、排気とともにダクトDから差込部2aを伝って
流れてくる水Wは、このドレン孔4bを通じて排水され
る。そして、背面板2の周縁2dは曲折されてカバー体
3の外縁部3aを保持するようになっている。
【0013】カバー体3には、背面板2に固定した外縁
部3aから孔軸方向Xに沿って前方に伸長する外壁部3
bと、その前端から内向きに孔軸方向Xへ曲折した折返
し壁部3cと、その折返し壁部3cから外壁部3bと平
行に後方へ伸長する内壁部3dとが形成されており、外
壁部3bに外方へ膨出する形状要素や外壁部3bに取付
ける別部材等はない。そして、内壁部3dには孔軸方向
Xへ曲折した内向きフランジ3eが形成されており、こ
の実施形態では該内向きフランジ3eの円形の内周縁が
通気縁3fを成している。
【0014】この通気縁3fの円心p1は、カバー体3
(外壁部3b)の円心p2に対して間隔d1ほど上方に
離間している。そのため、内向きフランジ3eの円心p
1方向に対する長さは、上側の長さd2よりも下側の長
さd3の方が長く、上側に向かうにつれて漸次長くなる
ようになっている。よって、この実施形態では、下側フ
ランジ3eの長さd3に下側の折返し壁部3cの長さd
4を足した長さd3+d4が、外壁部3b、折返し壁部
3c、内壁部3d、及び内向きフランジ3eと背面板2
との間に形成される水溜め凹部3gの深さを与えてお
り、差込部2aの水Wは通気縁3fの下端側と背面板2
との間に開口する“受水口”から流入し、通気縁3fの
最下端を最高水位hpとして十分に溜めておくことがで
きる。従って、換気口カバー1から水Wが漏出しないた
め、図示せぬ建物壁を汚損することもない。そして、水
溜め凹部3gに溜まった水Wは自然に蒸発して無くな
る。また、同じタイプの他の換気口カバーの基本形状と
外観をほとんど変えずに水溜め凹部3gを形成できるの
で、見映えが良く、収納時も嵩張らない。
【0015】また、通気縁3fは、孔軸方向Xの前方へ
投影した通気開孔2cの外側に位置していて、カバー体
3が外気の通気開孔2cへの通気路を遮蔽せず、この換
気口カバー1の通気性能を損なわないようになってい
る。
【0016】さらに、通気縁3fは、折返し壁部3cの
前端位置よりも内壁部3dの長さ分だけ背面板2寄りの
奥まった後方に位置している。そのため、図3で示すよ
うに、例えば内壁部3dを形成せずに折返し壁部3cを
そのまま孔軸方向Xへ伸長させて通気縁3f′を形成し
た例と比較すると、通気開孔2cの最上端から孔軸方向
Xに沿って前方へ延長した仮想線L1と、通気開孔2c
の最上端と通気縁3f′の最上端とを結ぶ仮想線L3
と、が成す有効通気角θ2よりも、第1実施形態の通気
縁3fに基づいて得られる仮想線L1と仮想線L2とが
成す有効通気角θ1の方が開度が大きい。従って、本実
施形態の換気口カバー1は通気性能が良好である。
【0017】また、通気縁3fは、折返し壁部3cのよ
りも背面板2寄りの奥まった後方位置に形成してあるの
で、雨が外から斜め下方向へ降り込んでも、背面板2か
ら前方に突出する外壁部3bと折返し壁部3cが雨の通
気縁3fの内側への侵入を抑制する“庇”として働くの
で、換気口カバー1内への雨水の入り込みを少なくでき
る。
【0018】そして、カバー体3は、外壁部3bと、折
返し壁部3cと、内壁部3dが角形の断面形状をなすの
で、全体剛性が向上されるので、強風による共振音の発
生も抑制することができる。
【0019】さらに、この第1実施形態による換気口カ
バー1は、背面板2に通気開孔2cを覆うガラリ4を取
付けたため、雨が外から斜め下方向へ降り込んでも、通
気縁3fよりも更に換気口カバー1の内部に最も奥まっ
た後方位置にあるガラリ4によって、差込部2aやダク
トDへの雨水の侵入を確実に抑止できる。
【0020】第2実施形態(図4): 図4で示す換気
口カバー6は、第1実施形態の換気口カバー1と比較し
て、背面板7の形状と、カバー体8の形状と、整流羽根
9aを斜め下向きに曲折したガラリ9の形状が相違して
いる。第1実施形態の背面板2では、差込部2aが上下
方向における中央やや上側に形成されているが、この実
施形態の背面板7は差込部7aの中心が上下方向におけ
るちょうど中央に位置するように形成されている。ま
た、この実施形態のカバー体8には湾曲壁部8aと内壁
部8bが形成されており、内壁部8bの端末部分が通気
縁8cとなっている。そして、カバー体8の下側におけ
る湾曲壁部8aと内壁部8bと背面板7によって、水溜
め凹部8dが形成されている。従って、差込部7aから
ガラリ9を通じて流れ落ちる水は通気縁8cと背面板7
との間の開口を“受水口”として流入し、水溜め凹部8
d内に溜まることになる。なお、この実施形態の換気口
カバー6についても、通気縁8cが湾曲壁部8aの前端
よりも背面板7寄りの奥まった後方に位置することによ
る通気性能の向上効果と雨水の侵入低減効果、また背面
板7にガラリ9を取付けたことによる雨水の侵入抑止効
果、さらに通気縁8cが通気開孔7bの外側に位置する
ことで通気性能を損なわない等の第1実施形態と同様の
作用・効果を発揮できる。
【0021】第3実施形態(図5): 図5で示す換気
口カバー11は、第2実施形態の換気口カバー6と比較
すると、背面板12の形状が方形状である点が相違して
いる。また、カバー体13には外壁部13aと内向きの
湾曲壁部13bが形成されており、該湾曲壁部13bの
端末部分が通気縁13cを成している。そして、カバー
体13の下側における外壁部13aと湾曲壁部13bと
背面板12とによって、この実施形態の水溜め凹部13
dが形成されていて、ここにガラリ9を通じて流れ落ち
る水が通気縁13cと背面板12との間の開口を“受水
口”として流入して溜まることになる。なお、この実施
形態の換気口カバー6についても、通気縁13cが湾曲
壁部13bの前端よりも背面板12寄りの奥まった後方
に位置することによる通気性能の向上効果と雨水の侵入
低減効果、また背面板12にガラリ9を取付けたことに
よる雨水の侵入抑止効果、さらに通気縁13cが通気開
孔12aの外側に位置することで通気性能を損なわない
等の第1実施形態と同様の作用・効果を発揮できる。
【0022】第4実施形態(図6): 図6で示す換気
口カバー15は、上記各実施形態とは異なるタイプのも
ので、背面板16にその前方を覆う深形のカバー体17
を取付け、カバー体17の底面にガラリ18を取付けた
ものである。この実施形態では、背面板16の下側部分
を上方へ曲折して折返し壁部16aを形成し、その上端
部が通気縁16bを成している。また、折返し壁部16
aの両端はカバー体17の内壁に対して水密に固着して
いるので(図示略)、この折返し壁部16aとカバー体
17と背面板16との間が水溜め凹部16cとなってい
る。そして、そこに差込部16dから流れ落ちる水が通
気縁16bと背面板16との間の開口を“受水口”とし
て流入して溜まることになる。従って、この実施形態で
は、背面板16のうち、水溜め凹部16cを形成し背面
板16の前方へ突出する折返し壁部16aが“カバー
部”を成し、残余の部分が“背面部”を成すものであ
る。なお、この実施形態の換気口カバー15について
も、通気縁16cが通気開孔16eの外側に位置するこ
とで通気性能を損なわない、また深形のカバー体を備え
る同じタイプの他の換気口カバーの基本形状と外観がほ
とんど変わらないため、見映えが良く収納時も嵩張らな
い等の第1実施形態と同様の作用・効果を発揮できる。
【0023】第5実施形態(図7): 図7で示す換気
口カバー20は、背面板21に丸形のフード22をネジ
固定し、背面板21の通気開孔21aを覆うガラリ23
を取付けたものである。この換気口カバー20は、背面
板21の全外周を枠形状に曲折して折返し壁部21bを
形成してあり、その内周縁が通気縁21cを成してい
る。そして、この通気縁21cと背面板21との間が
“受水口”となって、差込部21dから流れ落ちる水を
受けて、折返し壁部21bと背面板21との水溜め凹部
21eに溜まることになる。従って、第4実施形態と同
様に本実施形態でも、背面板21のうち、水溜め凹部2
1eを形成し背面板21の前方へ突出する折返し壁部2
1bが“カバー部”を成し、残余の部分が“背面部”を
成すものである。なお、この実施形態の換気口カバー2
0についても、折返し壁部21bの分だけ奥まった内部
に位置する背面板21にガラリ23を取付けたことによ
る雨水の侵入抑止効果、丸形フードを備える同じタイプ
の他の換気口カバーの基本形状と外観形状がほとんど変
わらず見映えが良く、収納時も嵩張らないといったメリ
ットがある。
【0024】上述した各実施形態では、ガラリ4,9,
18を取付けた例を示したが、雨水の入り込みが全く無
いような屋内の建物壁や雨水の入り込みが殆ど無い屋外
の建物壁に換気口カバー1,6,11,15を使用する
ような場合には、ガラリ4,9,18に代えてメッシュ
を取付けてもよい。また、屋内の建物壁に取付ける場合
にはガラリ・メッシュの何れも取付けなくてもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明の換気口カバーによれば、通気開
孔の下側に位置する前記カバー部の壁部を通気開孔の孔
軸方向へ折曲して、該壁部の通気縁と背面部との間に通
気開孔から流れ出る水の受水口を形成し且つ該壁部と背
面部との間に断面凹形の水溜め部を形成したので、カバ
ー部(壁部)と背面部との間に形成される水溜め部内に
通気開孔から流出する水を溜めておくことができるの
で、カバー内からの水の垂れ落ちによる建物壁の汚損を
抑制できる。また、同じタイプの他の換気口カバーの基
本形状と外観を変えずに水溜め部を形成できるので、見
映えが良く、収納時も嵩張らない。
【0026】また、通気縁が孔軸方向の前方へ投影した
通気開孔の外側に位置するようにカバー部を形成したの
で、カバー部が外気と通気開孔との間の通気路を遮蔽す
ることがなく通気性能が良好な換気口カバーとすること
ができる。
【0027】さらに、通気縁が前方へ突設した壁部の前
端位置よりも背面部寄りに位置するようにカバー部を形
成したので、例えば通気開孔の下端縁から孔軸方向に沿
って前方へ延長した仮想線と、通気開孔の縁部とカバー
部の縁部とを結ぶ仮想線と、が成す有効通気角を大きく
とることができて、通気性能を良好なものとすることが
できる。
【0028】また、カバー部(壁部)の通気縁が壁部の
前端部よりも奥まった後方位置に形成してあるので、雨
が外から斜め下方向へ降り込んでも、カバー部(壁部)
の前方へ突出する部分が雨の通気縁の内側への侵入を抑
制する“庇”として働くので、カバー内への雨水の侵入
も少なくできる。
【0029】さらに、通気縁が前方へ突設した壁部の前
端位置よりも背面部寄りに位置するということは、カバ
ー部の壁部が前方へ伸長する部分と、そこから後方へ折
返した部分と、を有する形状であることを意味し、当該
折返し部分においてカバー部自体の剛性向上を図ること
ができるので、強風による共振音の発生も抑制すること
ができる。
【0030】そして、背面部に通気開孔を覆うガラリか
メッシュの何れかを取付けたので、雨が外から斜め下方
向へ降り込んでも、換気口カバー内部の最も奥まった後
方位置である背面部に取付けたガラリ又はメッシュによ
って、通気開孔の内部(ダクト)への雨水の侵入を抑制
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態による換気口カバーの外観斜視
図。
【図2】図1の矢示SA−SA線断面図。
【図3】図2で示す換気口カバーの上部拡大断面図。
【図4】第2実施形態による換気口カバーの概略図で、
分図(a)は正面図、分図(b)は分図(a)の矢示S
B−SB線断面図。
【図5】第3実施形態による換気口カバーの概略図で、
分図(a)は正面図、分図(b)は分図(a)の矢示S
C−SC線断面図。
【図6】第4実施形態による換気口カバーの概略図で、
分図(a)は正面図、分図(b)は分図(a)の矢示S
D−SD線断面図。
【図7】第5実施形態による換気口カバーの概略図で、
分図(a)は正面図、分図(b)は分図(a)の矢示S
E−SE線断面図。
【符号の説明】
1 換気口カバー(第1実施形態) 2 背面板(背面部) 2c 通気開孔 3 カバー体(カバー部) 3f 通気縁 3g 水溜め凹部(水溜め部) 4 ガラリ 6 換気口カバー(第2実施形態) 7 背面板(背面部) 7b 通気開孔 8 カバー体(カバー部) 8c 通気縁 8d 水溜め凹部(水溜め部) 9 ガラリ 11 換気口カバー(第3実施形態) 12 背面板(背面部) 12a 通気開孔 13 カバー体(カバー部) 13c 通気縁 13d 水溜め凹部(水溜め部) 15 換気口カバー(第4実施形態) 16 背面板(背面部、カバー部) 16a 折返し壁部(カバー部) 16b 通気縁 16c 水溜め凹部(水溜め部) 16e 通気開孔 17 カバー体 18 ガラリ 20 換気口カバー(第5実施形態) 21 背面板(背面部、カバー部) 21a 通気開孔 21b 折返し壁部(カバー部) 21c 通気縁 21e 水溜め凹部(水溜め部) 22 フード 23 ガラリ D ダクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 研次 東京都大田区城南島2丁目2番2号株式会 社ユニックス内 (72)発明者 魚崎 敏 東京都大田区城南島2丁目2番2号株式会 社ユニックス内 Fターム(参考) 3L058 BB04 BC02 BC08

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物に配管したダクトに連通する通気開
    孔を有する背面部と、該背面部から前方へ突出した壁部
    に該通気開孔に対する通気路を成す通気縁を有するカバ
    ー部とを備える換気口カバーにおいて、 通気開孔の下側に位置するカバー部の壁部を通気開孔の
    孔軸方向へ折曲して、該壁部の通気縁と背面部との間に
    通気開孔から流れ出る水の受水口を形成し且つ該壁部と
    背面部との間に断面凹形の水溜め部を形成したことを特
    徴とする換気口カバー。
  2. 【請求項2】 通気縁が孔軸方向の前方へ投影した通気
    開孔の外側に位置するようにカバー部を形成してある請
    求項1記載の換気口カバー。
  3. 【請求項3】 通気縁が前方へ突設した壁部の前端位置
    よりも背面部寄りに位置するようにカバー部を形成して
    ある請求項1又は請求項2記載の換気口カバー。
  4. 【請求項4】 背面部に通気開孔を覆うガラリ又はメッ
    シュを取付けてある請求項1〜3何れか1項記載の換気
    口カバー。
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JP (1) JP2002327943A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004309064A (ja) * 2003-04-09 2004-11-04 Kyowa Nasta Co Ltd 室内側換気口
JP2009250529A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Panasonic Corp 換気用ベントキャップ

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