JP2002327019A - 水系ポリマーエマルション、及びそれを用いた化粧料 - Google Patents

水系ポリマーエマルション、及びそれを用いた化粧料

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JP2002327019A JP2001206607A JP2001206607A JP2002327019A JP 2002327019 A JP2002327019 A JP 2002327019A JP 2001206607 A JP2001206607 A JP 2001206607A JP 2001206607 A JP2001206607 A JP 2001206607A JP 2002327019 A JP2002327019 A JP 2002327019A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】保存安定性が良好で、且つ塗膜の耐水性、密着
性に優れた水系ポリマーエマルションを提供することを
目的とする。 【解決手段】少なくとも1種以上のシランカップリング
剤モノマーと、少なくとも1種以上の親油性のラジカル
重合性モノマーと、少なくとも1種以上の親水性のラジ
カル重合性モノマーとを乳化重合して得られ、前記シラ
ンカップリング剤モノマーに由来する反応性シリル基が
残存するポリマーが、水系分散媒中に前記シリル基間架
橋を生じる濃度以下で分散された水系ポリマーエマルシ
ョン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水系ポリマーエマル
ション、及びそれを用いた化粧料、特にそのポリマーの
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より化粧料用の皮膜剤として、主に
溶剤溶解型のセルロース系高分子あるいはビニル系高分
子が汎用されている。これらの皮膜剤はネールエナメル
などのメークアップ化粧料、あるいはヘアスタイリング
剤等に配合されている。ところが、近年これらの有機溶
剤の揮散による人体への影響や環境汚染が問題となって
おり、有機溶剤を使用しない水系材料が求められてい
る。
【0003】このような状況から水系ポリマーエマルシ
ョンを化粧料原料として応用する試みが盛んに検討され
ているが、塗膜物性の面で溶剤溶解型樹脂の性能に及ば
ないのが現状であり、様々な改良が提案されている。即
ち、水系ポリマーエマルションの粒子径を微小化する、
あるいは水系ポリマーエマルションの形状をコアシェル
型にすることでその成膜性を向上させ、塗膜物性面での
質の向上を図る方法が提案されている。しかしながら、
従来公知の水系ポリマーエマルションは単に製剤の乾燥
により高分子が濃縮した皮膜であるため、充分な塗膜の
耐水性がなく、化粧持ちが不十分であるという問題があ
った。そこでアルコキシシラン残基含有単量体を含む共
重合体を微小水分散体にする方法が提案されている(特
許第3145219号)。これはアルコール溶液のアル
コールを除去した後、水に再分散させるか、又は界面活
性剤存在下で強分散させることで平均粒子形0.005
μmの分散体にする技術である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな微小分散体にするためには大量の界面活性剤と極め
て大きな機械力を必要とするため効率的な生産は困難で
ある。また、アルコキシシラン残基含有のポリマーはア
ルコール溶媒留去の工程で架橋を形成してしまい、その
分散体は成膜性に劣り、また塗膜の耐水性も期待できな
い。本発明は、前記従来の課題に鑑みなされたもので、
保存安定性が良好で、且つ塗膜の耐水性、密着性に優れ
た水系ポリマーエマルションを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記問題に鑑み、本発明
者らが鋭意検討した結果、常温架橋システムの導入に着
目し、乳化重合法により、シランカップリング剤モノマ
ーを適量共重合させることで、環境に有害な有機溶剤を
用いることなく、保存安定性が良好で、且つ従来の水系
ポリマーエマルションに見られない優れた塗膜物性を示
す常温架橋型の水系ポリマーエマルションが得られるこ
とを見出し、本発明を完成したのである。
【0006】本発明の第一の主題はすなわち、一般式
(1)に示されるシランカップリング剤モノマー(A)
からなる群より選択される1種又は2種以上と、一般式
(2)に示される親油性のラジカル重合性モノマー
(B)からなる群より選択される1種又は2種以上と、
一般式(3)に示される親水性のラジカル重合性モノマ
ー(C)からなる群より選択される1種又は2種以上と
を乳化重合して得られ、モノマー(A)に由来する反応
性シリル基が残存するポリマーが、水系分散媒中に前記
シリル基間架橋を生じる濃度以下で分散された水系ポリ
マーエマルションである。
【化4】
【化5】
【化6】 (式中のR10は水素原子あるいはメチル基を、R11
はカルボキシル基、エステル基、エーテル基、アミド
基、ウレタン基、及び水酸基を有する炭素数1〜6のア
ルキル基を示す。)
【0007】前記水系ポリマーエマルションにおいて、
モノマー(A)の総量がモノマー(の総量に対して0.
001〜10質量%であることが好適である。前記水系
ポリマーエマルションにおいて、水系ポリマーエマルシ
ョンが、1種又は2種以上の反応性重合剤により乳化重
合されたものであることが好適である。前記水系ポリマ
ーエマルションにおいて、モノマーの総量が20〜60
質量%であることであることが好適である。
【0008】前記水系ポリマーエマルションにおいて、
乳化剤の総量がモノマーの総量に対して0.1〜20質
量%であることであることが好適である。本発明の第二
の主題は、前記ポリマーエマルションを含有する化粧料
である。また、前記化粧料は、ヘアトリートメント剤、
ヘアスタイリング剤、水系美爪料、アイライナー、マス
カラ、又はサンスクリーン剤であることが好適である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて説明する。本発明において、モノマー(A)〜
(C)は乳化重合により例えば、一般式(I) のようなポリマーを形成する。このポリマーは、水系分
散媒中で安定に存在し得る。ここで各ポリマーは、分散
媒中で所定の濃度以上となることにより、例えば、一般
式(II) のように架橋し、比較的強固な皮膜を形成する。従って
本発明に係る水系ポリマーエマルションを化粧料中に架
橋開始濃度以下となるように配合し、これを皮膚に適用
した際に分散媒の揮発に伴い濃縮されることで各ポリマ
ーが架橋を生じ得るようにすることで、安定した製品品
質を持つ強い化粧皮膜を得ることができる。
【0010】本発明でモノマー(A)は乳化重合後に架
橋反応を行い得るものである。そして、本発明の一般式
(1)に示されるモノマー(A)においてRは水素原
子あるいは炭素数1〜6のアルキル基である。Rはエ
ステル、エーテル、アミド、ウレタン、及び炭素数1〜
6のアルキレン基である。Rは炭素数1〜6のアルキ
レン基を意味し、好ましくはプロピレン基である。R
は水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基を意味し、好
ましくはメチル基である。ORは加水分解することに
よってシラノール基を形成し、これにより本発明の共重
合体分子間を架橋し得る反応性官能基であり、炭素数1
〜6のアルコキシル基を意味するが、共重合体の安定性
や、加水分解により生じる副生成物の安全性、架橋反応
の反応性等の点から、好ましくはメトキシ基、エトキシ
基、又はプロポキシ基である。
【0011】前記モノマー(A)としては、ビニルトリ
メトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルト
リプロポキシシラン、ビニルメチルジメトキシシラン、
ビニルメチルジエトキシシラン、ビニルメチルジプロポ
キシシシラン、γ-アクリロキシプロピルトリメトキシ
シラン、γ-アクリロキシプロピルトリエトキシシラ
ン、γ-アクリロキシプロピルトリプロポキシシラン、
γ-アクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ-
アクリロキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ-ア
クリロキシプロピルメチルジプロポキシシラン、γ-メ
タクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ-メタク
リロキシプロピルトリメトキシシラン、γ-メタクリロ
キシプロピルトリプロポキシシラン、γ-メタクリロキ
シプロピルメチルジメトキシシラン、γ-メタクリロキ
シプロピルメチルジエトキシシラン、γ-メタクリロキ
シプロピルメチルジプロポキシシラン、などのビニル
基、アクリロキシまたはメタクリロキシ基とアルコキシ
シリル基とを有する重合性モノマーが好ましいものとし
て挙げられる。また、本発明の共重合体においては上記
モノマー(A)の1種又は2種以上を構成モノマーとす
ることができる。
【0012】モノマー(A)は、モノマーの総量に対し
て0.001〜10質量%配合することが好ましく、更
に好ましい配合量は0.01〜5質量%である。0.0
01質量%未満である場合、化粧料等として皮膚あるい
は毛髪、爪に適用した場合に実質的に架橋反応を生じな
いか、あるいは生じてもわずかであるため皮膜強度の向
上が殆ど生じない。また、10質量%を超えると、化粧
料中で経時的に架橋を生じてしまい、ポリマーエマルシ
ョンの安定性が著しく悪くなる。また、化粧料用の皮膜
剤として使用する場合、必要な時に安全且つ簡便な方法
で皮膜を除去できることが必要である。この観点から
も、モノマー(A)の配合量は10%以下が好適であ
る。
【0013】モノマー(A)は乳化重合の過程でモノマ
ー(B)、(C)と共にポリマー10を形成すると同時
にそのアルコキシル基が加水分解されシラノール基12
として存在していると考えられる(図1(a))。ポリ
マー粒子表面、あるいは粒子内部に存在するシラノール
基12は水が大過剰に存在する水分散体の状態では脱水
縮合反応がおこることは極めてまれであるが、成膜時の
乾燥状態ではシラノール基12同士、あるいはシラノー
ル基12と反応して脱水縮合しうるポリマー中の官能基
と反応して架橋構造14を形成すると考えられる(図1
(b))。このため、図2に示すように通常のポリマー
エマルションは、分散媒が揮発しても架橋は生じないた
め皮膜強度は不充分であり、また皮膜強度が充分となる
ようにポリマー濃度、あるいはポリマー重合度を上げる
と、化粧料としての使用性が著しく低下してしまうのに
対し、本発明によれば、ポリマーは分散媒の揮発に伴い
さらに架橋するため、化粧料として好ましい使用性を持
つポリマー濃度、ポリマー重合度の条件下において、強
固な皮膜を形成し得る。
【0014】本発明においてモノマー(B)としては、
メチルアクリレート、エチルアクリレート、n-プロピル
アクリレート、イソプロピルアクリレート、n-ブチルア
クリレート、tert-ブチルアクリレート、イソブチルア
クリレート、ヘキシルアクリレート、オクチルアクリレ
ート、2-エチルヘキシルアクリレート、ラウリルアクリ
レート、シクロヘキシルアクリレート、イソボルニルア
クリレート等が挙げられる。またメタクリル酸エステル
としては、メチルメタクリレート、エチルメタクリレー
ト、n-プロピルメタクリレート、イソプロピルメタクリ
レート、n-ブチルメタクリレート、tert-ブチルメタク
リレート、イソブチルメタクリレート、ヘキシルメタク
リレート、オクチルメタクリレート、2-エチルヘキシル
メタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、イソ
ボニルメタクリレートなどが挙げられる。
【0015】また化粧料としての使用性を向上させるた
めにメタクリル酸ポリジメチルシロキサン、アクリル酸
ポリジメチルシロキサン、およびフッ素系モノマーを共
重合させることができる。さらにスチレンを共重合させ
ることもできる。また、本発明の共重合体においては上
記モノマー(B)の1種又は2種以上を構成モノマーと
することができる。
【0016】水系ポリマーエマルションの成膜過程にお
いて、エマルション粒子同士の融着が非常に重要な因子
である。親水性のモノマー(C)を配合することで融着
性が著しく向上する。具体的には非イオン性の水溶性単
量体が好ましい。即ち、前記モノマー(C)としては、
メタクリル酸、メチルビニルエーテル、2−メトキシエ
チルビニルエーテル、メチルトリエチレングリコールビ
ニルエーテル、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、ペンタエリスリトール(メタ)アクリレート、2,
3-ジヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシエ
トキシエチルメカクリレート、アクリルアミド、N-メチ
ルアクリルアミド、N-エチルアクリルアミド、N-プロピ
ルアクリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-
ジエチルアクリルアミド、N-アクリロイルピロリドン、
N-アクロイルモルホリン、ビニルピロリドン、2−アク
リルアミド−2−メチル−1−プロパンスルホン酸等が
好ましく用いられる。また、本発明の共重合体において
は上記モノマー(C)の1種又は2種以上を構成モノマ
ーとすることができる。
【0017】親水性モノマー(C)の共重合比はあまり
に高すぎる場合塗膜の耐水性に悪影響を及ぼす。したが
ってモノマー(C)の共重合比は0.01〜30質量%
が好ましい。さらに好ましくは0.1〜10質量%であ
る。
【0018】上記モノマーは、使用性に優れ、且つ所望
のガラス転移温度に調整される組み合わせを選ぶことが
出来る。ポリマーエマルションのガラス転移温度は例え
ばFoxの式を用いて配合するモノマーの質量比から算出
することが可能であり、−20℃から120℃までの範
囲で選ぶことが出来る。特に本発明品は、ポリマー自体
のガラス転移温度が低くても、成膜後常温架橋するため
強靭な皮膜を得ることが出来る(図2)。
【0019】上記モノマーの配合量は、水系ポリマーエ
マルションの総量に対して20〜60質量%であること
が好ましい。さらに好ましくは30〜50質量%であ
る。配合量が20質量%未満である場合、化粧料として
処方する際構築上好ましくなく、輸送効率の面からもデ
メリットが大きい。また60質量%を超えて配合する
と、ポリマーエマルションの粘度が著しく増加し実用に
は適さない。
【0020】本発明における乳化剤としては、反応性乳
化剤を用いることが好適である。反応性乳化剤を用いて
乳化重合することで乳化剤をポリマーに共重合すること
ができ、塗膜に乳化剤が残存し、塗膜物性を損なうとい
う水系ポリマーエマルションの欠点を解決することが出
来る。
【0021】反応性乳化剤としては特に制限されるもの
ではないが、以下にあげる市販のものを用いることが出
来る。アデカリアソープSEシリーズ、およびアデカリア
ソープNEシリーズ(旭電化工業(株)製)、アクアロン
RNシリーズおよびアクアロンHSシリーズ(第一工業製薬
(株)製)、エレミノールJS-2(三洋化成工業(株)
製)などである。これらの反応性乳化剤の中でもアリル
系のものが好適である。
【0022】上記の乳化剤は、単独もしくは2種類以上
組み合わせて使用できる。乳化剤の配合量としては、そ
の乳化剤の乳化能により様々であるがモノマーの総量に
対して0.1〜20質量%が好ましく、更に好ましくは
1〜10質量%である。配合量が0.1質量%未満であ
る場合、乳化安定性を確保することが困難になる。また
20質量%を超えて配合した場合、著しく塗膜物性を損
なうことになる。
【0023】乳化重合の重合開始剤としては、熱分解し
てラジカルを生ずる水溶性の過酸化物、あるいはアゾ化
合物が好ましい。例えば、過硫酸カリウム、過硫酸アン
モニウム、過塩素酸ナトリウム、過塩素酸アンモニウ
ム、過酸化水素、アゾビスアミノジプロパン酸等が挙げ
られる。また適当な還元剤と組み合わせることでレドッ
クス開始剤として使用することも可能である。
【0024】重合温度は各重合開始剤の重合開始温度以
上とする。例えば、過酸化物系重合開始剤では、通常7
0℃程度とすればよい。重合時間は特に制限されない
が、通常2〜24時間である。比較的高分子量のポリマ
ーを得たい場合には、1日程度反応させることが望まし
い。反応時間が短すぎると未反応のモノマーが残存し、
分子量も比較的小さくなることがある。ただし、反応中
に反応溶液量が減少して、モノマー(A)由来のシノラ
ール基が架橋を完結してしまうことのないようにする必
要がある。
【0025】本発明にかかる共重合体の平均分子量は特
に制限されず、オリゴマー以上の重合度を有していれば
目的とする効果を発揮し得る。ただし、重合度が小さく
なると塗膜強度が低下し、また、あまりに重合度が大き
すぎると塗膜の除去性に劣ることから、その平均分子量
は2000〜200000程度であることが好ましい。
【0026】乳化重合の際には上記各種原料のほかに適
量の緩衝剤、重合度を調整する連鎖移動剤などを配合す
ることが出来る。また化粧料処方に配合する際は、本発
明の効果を損なわない範囲であれば通常化粧料に配合さ
れる成分を必要に応じて配合して使用することが出来
る。例えば、増粘剤、成膜助剤、可塑剤、保湿剤、紫外
線防止剤、防腐剤、色材等が挙げられる。
【0027】増粘剤としては、アキュリン22TM(ロ
ームアンドハース社製)等のアルカリ膨潤型増粘剤、U
H750TM(旭電化社製)、アデカノールGT−70
(旭電化社製)等の会合性ポリウレタン、カーボ
ポール940TM(グッドリッチ社製)、カーボポール
941TM(グッドリッチ社製)、カーボポール134
TM(グッドリッチ社製)、カーボポール1382
TM(グッドリッチ社製)、ハイビス和光TM(和光純
薬社製)等のカルボキシビニルポリマー、ザンサンガ
ム、グアガム、疎水化セルロース等の増粘性多糖類、モ
ンモリロナイト、ヘクトライト、スメクタイト等の粘土
鉱物等が挙げられる。
【0028】成膜助剤、可塑剤としては、セロソルブ、
メチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソルブ
類、カービトール、ジメチルカービトール、ジエチルカ
ービトール、ブチルカービトール、ジブチルカービトー
ル等のカービトール類、エチレンカーボネート、プロピ
レンカーボネート等のカーボネート類、セロソルブアセ
テート、ブチルセロソルブアセテート、ブチルカービト
ールアセテート、スクロースアセテート等のアセテート
類、ヘキサノール、ベンジルアルコール、フェチネルア
ルコール等のアルコール類、ヘキシレングリコール、エ
チレングリコール、プロピレングリコール等のジオール
類、フタル酸ジエステル類、アジピン酸ジエステル類、
コハク酸ジエステル類、セバシン酸ジエステル類、アビ
エチン酸エステル類、カプリン酸エステル類、カプロン
酸エステル、ミリスチン酸エステル、クエン酸エステル
等のエステル類、スクロースベンゾエート等の安息香酸
エステル、ジエチルベンゼン等が挙げられる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を説明する。な
お、本発明はこれにより限定されるものではない。モノマーの配合量 本発明の水系ポリマーエマルションにおいて、好適なモ
ノマーの配合量を確認した。攪拌装置、還流冷却管、温
度計および窒素吹き込み管を備えた500mlの反応器に
イオン交換水150部、炭酸ソーダ0.1部、エレミノ
ールJS-2TM5部をPHを調整して溶解する。30分間窒
素置換した後、過硫酸アンモニウム0.3部を溶解し、
これを(I)とする。スチレン10部、メチルメタクリ
レート60部、n-ブチルアクリレート30部、及びγ-
メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン0.3部を
混合したモノマー混合液を作成し、これを(II)とす
る。
【0030】(I)を70℃まで加熱し、(II)を0.
8g / minの速度で約2時間かけて滴下する。その後、
温度を70℃に維持しながら更に2時間熟成させる。熟
成後室温まで冷却した後濾過し、水系ポリマーエマルシ
ョンを得た。(I)部、(II)部はそれぞれ表1の割合
で使用した。なお、以下配合量はすべて質量%とする。
下記評価基準に従って、経時安定性、成膜性について3
段階評価で評価した。 [評価基準] ○:良好 △:やや不良 ×:不良
【0031】
【表1】 試験例 1 2 3 4 5 6 7 8 9 (I) 10 20 30 40 50 60 70 80 90(II) 90 80 70 60 50 40 30 20 10 経時安定性 × × × ○ ○ ○ ○ ○ ○ 成膜性 − − − ○ ○ ○ ○ ○ △
【0032】表1からわかるように、モノマーの総量が
20〜60質量%である水系ポリマーエマルションは経
時安定性、成膜性共に優れていたが、モノマーの総量が
20質量%以下であるものは成膜性が劣る傾向があり、
モノマーの総量が60質量%以上であるものは経常時に
ゲル化した。よって、モノマーの総量は20〜60質量
%であることが好適である。
【0033】モノマー(A)のモノマー総量に対する配
合量 本発明の水系ポリマーエマルションにおいて、モノマー
(A)の、モノマー総量に対する好適な配合量を確認し
た。 [試験例10〜15]攪拌装置、還流冷却管、温度計およ
び窒素吹き込み管を備えた500mlの反応器にイオン交
換水150部、炭酸ソーダ0.1部、エレミノールJS-2
TM5部をPHを調整して溶解する。30分間窒素置換し
た後、過硫酸アンモニウム0.3部を溶解し、70℃ま
で加熱し、スチレン10部、メチルメタクリレート60
部、n-ブチルアクリレート30部、及びγ-メタクリロ
キシプロピルトリメトキシシラン各所定量を混合したモ
ノマー混合液を0.8g / minの速度で約2時間かけて
滴下する。モノマー添加後、温度を70℃に維持しなが
ら更に2時間熟成させる。熟成後室温まで冷却した後濾
過し、水系ポリマーエマルションを得た。 [試験例16]攪拌装置、還流冷却管、温度計および窒素
吹き込み管を備えた500mlの反応器にイオン交換水15
0部、炭酸ソーダ0.1部、ドデシル硫酸ナトリウム3
部をpHを調整して溶解する。30分窒素置換した後
0.3部の過硫酸アンモニウムを溶解し、70℃まで加
熱し、n-ブチルメタクリレート50部、2−エチルヘキ
シルアクリレート45部、及びメタクリル酸5部を混合
したモノマー混合液を0.8g / minの速度で約2時間
かけて滴下する。モノマー添加後温度を70℃に維持し
ながら更に2時間熟成させる。熟成後室温まで冷却した
後濾過し、水系ポリマーエマルションを得た。 [試験例17]モノマー混合液として、n-ブチルメタクリ
レート55部、2−エチルヘキシルアクリレート45部
を混合したモノマー混合液を使用した以外は試験例16
と同様にして、水系ポリマーエマルションを得た。 [試験例18]モノマー混合液として、n-ブチルメタクリ
レート55部、2−エチルヘキシルアクリレート45
部、及びγ-メタクリロキシプロピルトリエトキシシラ
ン0.3部を混合したモノマー混合液を使用した以外は
試験例16と同様にして、水系ポリマーエマルションを
得た。
【0034】[試験例19]攪拌装置、還流冷却管、温度
計および窒素吹き込み管を備えた500mlの反応器にイ
オン交換水150部、炭酸ソーダ0.1部、エレミノー
ルJS-2TM5部をPHを調整して溶解する。30分間窒素
置換した後、過硫酸アンモニウム0.3部を溶解し、7
0℃まで加熱し、n-ブチルメタクリレート65部、2−
エチルヘキシルアクリレート30部、メタクリル酸5
部、及びγ-メタクリロキシプロピルトリエトキシシラ
ン0.3部を混合したモノマー混合液を0.8g / min
の速度で約2時間かけて滴下する。モノマー添加後、温
度を70℃に維持しながら更に2時間熟成させる。熟成
後室温まで冷却した後濾過し、水系ポリマーエマルショ
ンを得た。 [試験例20]モノマー混合液として、n-ブチルメタクリ
レート60部、2−エチルヘキシルアクリレート30
部、メタクリル酸5部、X-24-8201TM(シリコーン系モ
ノマー:信越化学)5部、及びγ-メタクリロキシプロ
ピルトリエトキシシラン0.3部を混合したモノマー混
合液を使用した以外は試験例19と同様にして、水系ポ
リマーエマルションを得た。 [試験例21]モノマー混合液として、n-ブチルメタクリ
レート60部、2−エチルヘキシルアクリレート30
部、メタクリル酸5部、テトラフルオロプロピルメタク
リレート5部、及びγ-メタクリロキシプロピルトリエ
トキシシラン0.3部を混合したモノマー混合液を使用
した以外は試験例19と同様にして、水系ポリマーエマ
ルションを得た。 [試験例22]モノマー混合液として、n-ブチルメタクリ
レート60部、2−エチルヘキシルアクリレート30
部、メタクリル酸5部、ヘプタデカフルオロn-デシルア
クリレート5部、及びγ-メタクリロキシプロピルトリ
エトキシシラン0.3部を混合したモノマー混合液を使
用した以外は試験例19と同様にして、水系ポリマーエ
マルションを得た。 [試験例23]モノマー混合液として、n-ブチルメタクリ
レート60部、2−エチルヘキシルアクリレート30
部、メタクリル酸5部、X-24-8201TM(シリコーン系モ
ノマー:信越化学)2.5部、ヘプタデカフルオロn-デ
シルアクリレート2.5部、及びγ-メタクリロキシプ
ロピルトリエトキシシラン0.3部を混合したモノマー
混合液を使用した以外は試験例19と同様にして、水系
ポリマーエマルションを得た。
【0035】上記の試験例10〜23で得られた水系ポ
リマーエマルションの特性を表2に示す。
【表2】 試験例 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 モノマー (A)配合量 0 0.03 0.3 3 10 12 0 0 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3 0.3モノマー (B)配合量 90 90 90 90 90 90 95 100 100 95 95 95 95 95 モノマー(C)配合量 10 10 10 10 10 10 5 0 0 5 5 5 5 5 経時安定性 ○ ○ ○ ○ ○ × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○(50℃1ヶ月) (ケ゛ル化)
【0036】表2からわかるように、モノマーの総量に
対してモノマー(A)を0.03〜10質量%配合した
試験例11〜14、18〜23、及び配合しない試験例
10、16、17の水系ポリマーエマルションは製品の
経時安定性に優れたものであったが、モノマー(A)を
12質量%配合した試験例15においては経時安定性が
悪くゲル化した。これは、重合過程でモノマー(A)が
縮合して架橋したためだと考えられる。
【0037】[試験例24]攪拌装置、還流冷却管、温度
計および窒素吹き込み管を備えた500mlの反応器にエ
タノール150部、過酸化ベンゾイル0.1部をPHを
調整して溶解する。70℃まで加熱し、メタクリル酸5
部、メチルメタクリレート65部、n-ブチルアクリレー
ト30部、及びγ-メタクリロキシプロピルトリメトキ
シシラン0.3部を混合したモノマー混合液を0.8g
/ minの速度で約2時間かけて滴下する。モノマー添加
後、温度を70℃に維持しながら更に2時間熟成させ
る。熟成後、イオン交換水150部を加え、エタノール
を蒸留により留去し、室温まで冷却した後濾過し、水系
ポリマーエマルションを得た。塗膜物性の比較 試験例10〜14,16〜24の水系ポリマーエマルシ
ョンについて塗膜物性の比較を行った。表3に示すよう
に、前記試験例10〜14,16〜24の水系ポリマー
エマルションを配合した製剤を作成した。ガラス板上に
0.35mmのアプリケーターで塗膜を引き、24時間
室温で乾燥させた後、耐水性及び密着性を評価した。
【0038】[耐水性評価基準]水道水に30分間浸漬
後の塗膜の状態を目視判定する。 ○:白化も剥れも全く見られない △:若干の白化、剥れが見られる ×:著しい白化、剥れが見られる [密着性評価基準]クロスカット試験機を用いて、1mm
角の碁盤目を100切り、セロハンテープにて剥離後、
残存するます目の数を数える。 ○:ます目の残存数が100〜90 △:ます目の残存数が90〜60 ×:ます目の残存数が60未満
【0039】
【表3】 配合例 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 試験例10 80 − − − − − − − − − − − − − 試験例11 − 80 − − − − − − − − − − − − 試験例12 − − 80 − − − − − − − − − − − 試験例13 − − − 80 − − − − − − − − − − 試験例14 − − − − 80 − − − − − − − − − 試験例16 − − − − − 80 − − − − − − − − 試験例17 − − − − − − 80 − − − − − − − 試験例18 − − − − − − − 80 − − − − − − 試験例19 − − − − − − − − 80 − − − − − 試験例20 − − − − − − − − − 80 − − − − 試験例21 − − − − − − − − − − 80 − − − 試験例22 − − − − − − − − − − − 80 − − 試験例23 − − − − − − − − − − − − 80 − 試験例24 − − − − − − − − − − − − − 80セロソルフ゛ 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10 10クエン 酸アセチル 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 4 トリフ゛チルアキュリン 22 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5イオン交換水 To100 耐水性 × ○ ○ ○ ○ △ × △ ○ ○ ○ ○ ○ ×密着性 × ○ ○ ○ ○ × × ○ ○ ○ ○ ○ ○ ×
【0040】表3からわかるように、モノマー(A)、
(B)、(C)を共重合させた試験例11〜14、19
〜23の水系ポリマーエマルションを配合した配合例2
〜5、9〜13の製剤は、モノマー(B)、(C)のみ
を共重合させた試験例10、16の水系ポリマーエマル
ションを配合した配合例1、6の製剤、モノマー(B)
のみを共重合させた試験例17の水系ポリマーエマルシ
ョンを配合した配合例7の製剤、モノマー(A)、
(B)のみを共重合させた試験例18の水系ポリマーエ
マルションを配合した配合例8の製剤に比べて、耐水
性、密着性ともに著しく優れたものであった。また、乳
化重合によらない試験例24の水系ポリマーエマルショ
ンを配合した配合例14の製剤は耐水性、密着性ともに
劣るものであった。これは、モノマー(A)由来のシノ
ラール基が全てアルコール溶媒留去の工程で架橋を形成
してしまうからであると考えられる。
【0041】美爪料 表4に化粧品実施例として前記試験例10、12、1
7、19及び23の水系ポリマーエマルションを用いた
美爪料への配合処方と評価結果を示す。これら実施例の
性能評価は専門パネル15名による使用テストで行っ
た。評価項目はつや、化粧持ち(はがれ)、除去性につ
いて4段階評価で評価した。 [評価基準] ◎:極めて良好 ○:良好 △:やや不良 ×:不良
【0042】
【表4】 配合例15 配合例16 配合例17 配合例18 配合例19 水系ホ゜リマーエマルション 試験例12 80 − − − − 試験例19 − 80 − − − 試験例23 − − 80 − − 試験例10 − − − 80 − 試験例17 − − − 80 セロソルフ゛ 10 3 3 10 3クエン 酸アセチルトリフ゛チル 4 0 0 4 0テ゛ィーフ゜マリーン 1 1 1 1 1アキュリン 22 0.5 0.5 0.5 0.5 0.5イオン交換水 To100 To100 To100 To100 To100 つや ◎ ◎ ◎ × × 化粧持ち ◎ ◎ ◎ × × 除去性※ ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ※ 通常の除光液での落としやすさで判定
【0043】表4からわかるように、モノマー(A)、
(B)、(C)を共重合させた試験例12、19、23
の水系ポリマーエマルションを配合した配合例15、1
6、17の美爪料は、モノマー(B)、(C)のみを共
重合させた試験例10、17の水系ポリマーエマルショ
ンを配合した配合例18、19の美爪料と比べて、つや
・化粧持ちが極めて優れており、除去性も良好であっ
た。
【0044】アイライナー 表5に化粧品実施例として前記試験例16、17、1
9、23の水系ポリマーエマルションを用いたアイライ
ナーへの配合処方と評価結果を示す。これら実施例の性
能評価は専門パネル17名による使用テストで行った。
評価項目は耐水性、化粧持ち、除去性について4段階評
価で評価した。
【0045】
【表5】 配合例20 配合例21 配合例22 配合例23 水系ホ゜リマーエマルション 試験例19 45 − − − 試験例23 − 45 − − 試験例16 − − 45 − 試験例17 − − − 45 酸化鉄(黒) 14 14 14 14ク゛リセリン 5 5 5 5ホ゜リオキシエチレン (20)ソルヒ゛タン 1 1 1 1モノオレイン 酸エステル カルホ゛キシルメチルセルロース 0.15 0.15 0.15 0.15 クエン 酸アセチルトリフ゛チル 1 1 1 1イオン交換水 To100 耐水性 ◎ ◎ △ × 化粧持ち ◎ ◎ × × 除去性※ ◎ ○ ◎ ◎ ※ 通常のクレンジングクリームでの落としやすさで判定
【0046】表5からわかるように、モノマー(A)、
(B)、(C)を共重合させた試験例19、23の水系
ポリマーエマルションを配合した配合例20、21のア
イライナーは、モノマー(B)のみを共重合させた試験
例16、及びモノマー(B)、(C)のみを共重合させ
た試験例17の水系ポリマーエマルションを配合した配
合例22、23のアイライナーと比べて、耐水性・化粧
持ちが極めて優れており、除去性も良好であった。
【0047】マスカラ 表6に化粧品実施例として前記試験例16、17、1
9、21の水系ポリマーエマルションを用いたマスカラ
への配合処方と評価結果を示す。これら実施例の性能評
価は専門パネル14名による使用テストで行った。評価
項目は耐水性、化粧持ち、除去性について4段階評価で
評価した。
【0048】
【表6】 配合例24 配合例25 配合例26 配合例27 水系ホ゜リマーエマルション 試験例19 30 − − − 試験例21 − 30 − − 試験例16 − − 30 − 試験例17 − − − 30 酸化鉄(黒) 10 10 10 10トリメチルシロキシケイ 酸 20 20 20 20 (テ゛カメチルシクロヘ゜ンタンシロキサン50%溶液)ハ゜ラフィン 5 5 5 5イソハ゜ラフィン 20 20 20 20ホ゜リオキシエチレン (20)セチルエーテル 2 2 2 2カーヒ゛トール 2 2 2 2イオン交換水 To100 耐水性 ◎ ◎ △ × 化粧持ち ◎ ◎ × × 除去性※ ◎ ○ ◎ ◎ ※ 通常のクレンジングクリームでの落としやすさで判定
【0049】表6からわかるように、モノマー(A)、
(B)、(C)を共重合させた試験例19、21の水系
ポリマーエマルションを配合した配合例24、25のマ
スカラは、モノマー(B)、(C)のみを共重合させた
試験例16、及びモノマー(B)のみを共重合させた試
験例17の水系ポリマーエマルションを配合した配合例
26、27マスカラと比べて、耐水性・化粧持ちが極め
て優れており、除去性も良好であった。
【0050】サンスクリーン剤 表7、8に化粧品実施例として前記試験例16、19、
および23の水系ポリマーエマルションを用いたサンス
クリーン剤への配合処方と評価結果を示す。これら実施
例の性能評価は専門パネル15名による四段階使用テス
トと耐水性で評価した。耐水性試験の方法は以下の通り
である。トランスポアテープTMに2mg/cm2のサンプルを
塗布しビーカーの縁に張り付け、水を注ぎ30分間攪拌
した後、ビーカーから取り出し乾燥させ、in vitro SPF
を測定した。In vitro SPFはサンプルを塗布したトラン
スポアテープTMにXeランプを照射し、その透過光をスペ
クトロラジオメータで測定し透過光量を積分しその値か
らSPFを算出した。水への漬浸前後のSPFの比で耐水性を
評価した。さらに、配合例29、30のサンスクリーン
剤については、以下のように透過率を測定することによ
っても耐水性を評価した。初めに各サンスクリーン剤を
ナイロン板に塗布し、透過率を測定した。続いて強流水
で30秒間洗浄した後、透過率を測定した。結果を図3
に示す。
【0051】
【表7】O/W型 配合例28 配合例29 配合例30 試験例19 2 − − 試験例23 − 2 − 試験例16 − − 2 エタノール 10 10 10 1,3-フ゛チレンク゛リコール 5 5 5 ホ゜リオキシエチレン 硬化ヒマシ油 1.8 1.8 1.8ホ゜リシ゛メチルシロキサン 15 15 15メトキシケイ 皮酸オクチル 8 8 8 イソステアリン 酸 2 2 2 香料、防腐剤 適量 適量 適量 イオン交換水 To100 のびの良さ ◎ ◎ ◎ 化粧持ち ◎ ◎ × 耐水性(%) 87 92 21
【表8】W/O型 配合例31 配合例32 配合例33 試験例19 2 − − 試験例23 − 2 − 試験例16 − − 2 1,3-フ゛チレンク゛リコール 5 5 5 ホ゜リオキシエチレンメチルホ゜リシロキサン 共重合体 1 1 1 ホ゜リシ゛メチルシロキサン 25 25 25 メトキシケイ 皮酸オクチル 8 8 8 イソステアリン 酸 0.5 0.5 0.5 微粒子酸化チタン(30μm) 15 15 15 ヘ゛ントン 38TM 0.5 0.5 0.5 香料、防腐剤 適量 適量 適量 イオン交換水 To100 のびの良さ ◎ ◎ ◎ 化粧持ち ◎ ◎ × 耐水性(%) 86 93 45
【0052】表7、8からわかるように、モノマー
(A)、(B)、(C)を共重合させた試験例19、2
3の水系ポリマーエマルションを配合した配合例28、
29、31、32のサンスクリーン剤は、モノマー
(B)、(C)のみを共重合させた試験例16の水系ポ
リマーエマルションを配合したの配合例30、33のサ
ンスクリーン剤と比べて、耐水性・化粧持ちが極めて優
れていた。また、図3より、配合例29のサンスクリー
ン剤は、配合例30のサンスクリーン剤と比較して、洗
浄前において透過率が低く、さらに配合例30のサンス
クリーン剤は洗浄後、透過率が上がってしまうのに対
し、配合例29のサンスクリーン剤は洗浄後においても
低い透過率のまま維持していることが確認された。以上
より、本発明の水系ポリマーエマルションを配合したサ
ンスクリーン剤は効果的に紫外線を防止することがわか
る。
【0053】ヘアスプレー剤 表9に化粧品実施例として前記試験例16〜23の水系
ポリマーエマルションを用いたヘアスプレー剤への配合
処方と評価結果を示す。これら実施例の性能評価は専門
パネル15名による四段階使用テストと耐水性、はりこ
し増加率で評価した。なお、耐水性については毛髪スト
ランドを用いたカールリテンションテストで評価した。
方法はストランドに実施例処方を適用した後、ドライヤ
ーで乾燥し、75% RH 40℃の条件で4時間放置し、スト
ランドのたれ落ちを測定した。また、はりこし増加率は
毛髪一本のねじり剛性率を測定し未処理サンプルに対す
る剛性率の増加率で評価した。配合例と結果を表9に示
す。
【0054】
【表9】ヘアスプレー剤 配合例 34 35 36 37 38 39 40 41 原液 試験例19 15.0 − − − − − − − 試験例20 − 15.0 − − − − − − 試験例21 − − 15.0 − − − − − 試験例22 − − − 15.0 − − − −試験例23 − − − − 15.0 − − − 試験例16 − − − − − 15.0 − − 試験例17 − − − − − − 15.0 − 試験例18 − − − − − − − 15.0シ゛フ゜ロヒ゜レンク゛リコール 3.00 3.00 3.00 3.00 3.00 3.00 3.00 3.00エタノール 15.0 15.0 15.0 15.0 15.0 15.0 15.0 15.0ホ゜リシ゛メチルシロキサン 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 0.50 香料、防腐剤 適量 適量 適量 適量 適量 適量 適量 適量イオン交換水 To100 充填処方 原液 99.5 圧縮窒素 0.5 なめらかさ ○ ◎ ◎ ◎ ◎ △ × △ つや ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ △ × × セット力 ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ◎はりこし ◎ ◎ ◎ ◎ ◎ × × △ 耐水性(カール保持率%) 95 93 94 95 92 25 26 54はりこし増加率 1.055 1.053 1.056 1.058 1.055 1.002 1.000 1.056
【0055】表9からわかるように、モノマー(A)、
(B)、(C)を共重合させた試験例18〜22の水系
ポリマーエマルションを配合した配合例34〜38のヘ
アスプレー剤はモノマー(B)、(C)のみを共重合さ
せた試験例16、モノマー(B)のみを共重合させた試
験例17、及びモノマー(A)、(B)のみを共重合さ
せた試験例18の水系ポリマーエマルションを配合した
ヘアスプレー剤に比べて、耐水性、はりこし増加率、官
能評価ともに著しく優れたものであった。
【0056】さらに本発明の水系ポリマーエマルション
の毛髪へのはりこし効果を比較した。初めに処理前の毛
髪一本のねじり剛性率を測定した。続いて、試験例19
のポリマーエマルション0〜3%分散液に毛髪を浸漬
し、ドライヤーで乾燥した。さらに水道水に2時間浸漬
し、温度25℃、湿度50%の条件で一晩乾燥させた。
処理後の毛髪一本のねじり剛性率を測定し、処理前に対
する剛性率の増加率ではりこし増加率を評価した。結果
を図4に示す。
【0057】図4より、本発明の水系ポリマーエマルシ
ョンを用いた場合、濃度依存的に毛髪のはりこしが増加
することが認められた。
【0058】実施例1 O/Wサンプロテクター (処方) 質量(%) ジメチルポリシロキサン 3.00 コハク酸ジオクチル 3.00 オクチルメトキシシンナメート 7.00 カルボキシボニルポリマー 0.30 PEMULEN TR-2TM(グッドリッチ社製) 0.10 グリセリン 10.00 硬化ヒマシ油 0.50 微粒子シリカ 0.50 試験例19の水系ポリマーエマルション 2.00 (試験例20〜23の水系ポリマーエマルションも同様に配合可能) 防腐剤 適量 PH調整剤 適量 香料 適量 イオン交換水 too 100
【0059】実施例2 W/Oサンスクリーン (処方) 質量(%) ジメチルポリシロキサン 5.00 デカメチルシクロペンタシロキサン 20.00 ポリオキシエチレンメチルポリシロキサン共重合体 4.00 1,3−ブチレングリコール 5.00 オクタン酸セチル 7.00 セスキイソステアリン酸ソルビタン 0.50 デキストリンパルミテート処理微粒子酸化亜鉛 10.00 微粒子酸化チタン 5.00 ジメチルジステアリルアンモニウムヘクトライト 1.00 球状ポリメチルメタクリル酸樹脂 4.00 試験例19の水系ポリマーエマルション 3.00 (試験例20〜23の水系ポリマーエマルションも同様に配合可能) 防腐剤 適量 PH調整剤 適量 香料 適量 イオン交換水 too 100
【0060】実施例3 ヘアクリーム (処方) 質量(%) ジメチルポリシロキサン 5.00 イソパラフィン 7.00 エタノール 5.00 グリセリン 5.00 ポリオキシプロピレンデカグリセリルエーテル 2.00 イソステアリン酸 1.00 硬化ヒマシ油 0.50 イミダゾリウムベタイン 3.00 キサンタンガム 0.50 カルボキシビニルポリマー 0.50 試験例23の水系ポリマーエマルション 3.00 (試験例19〜22の水系ポリマーエマルションも同様に配合可能) 防腐剤 適量 PH調整剤 適量 香料 適量 イオン交換水 too 100
【0061】実施例4 ヘアトリートメント (処方) 質量(%) ジメチルポリシロキサン 3.00 アミノ変性シリコーン 0.60 ポリオキシエチレンメチルポリシロキサン共重合体 0.50 エタノール 10.00 プロピレングリコール 6.00 キサンタンガム 0.10 カルボキシビニルポリマー 0.30 PEMULEN TR-2TM(グッドリッチ社製) 0.10 試験例23の水系ポリマーエマルション 2.00 (試験例19〜22の水系ポリマーエマルションも同様に配合可能) 防腐剤 適量 PH調整剤 適量 香料 適量 イオン交換水 too 100
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
保存安定性が良好で、且つ塗膜の耐水性、密着性に優れ
た水系ポリマーエマルションを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるモノマー(A)の成膜時の脱水
縮合の説明図である。
【図2】本発明にかかる水系ポリマーエマルションの常
温架橋の説明図である。
【図3】本発明にかかる水系ポリマーエマルション配合
のサンスクリーン剤の洗浄前後の透過率を示したグラフ
である。
【図4】本発明にかかる水系ポリマーエマルションの濃
度と毛髪へのはりこし増加率との関係を示したグラフで
ある。
【符号の説明】 10 ポリマー 12 シノラール基 14 架橋構造
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/08 A61K 7/08 7/11 7/11 7/42 7/42 C08F 2/24 C08F 2/24 Z 230/08 230/08 (72)発明者 梁木 利男 神奈川県横浜市都筑区早渕2丁目2番1号 株式会社資生堂リサーチセンター(新横 浜)内 Fターム(参考) 4C083 AA122 AB172 AB242 AC022 AC102 AC122 AC182 AC242 AC342 AC352 AC372 AC442 AC692 AC712 AD091 AD092 AD151 AD152 AD161 AD162 AD172 AD242 AD352 CC01 CC05 CC14 CC19 CC28 CC32 CC33 DD31 EE01 EE07 4J011 AA07 DA01 KA06 KA09 KA14 KA20 KA25 KB04 KB14 KB29 4J100 AE03R AE09R AJ02R AL03Q AL04Q AL05Q AL08P AL08Q AL09R AM15R AM17R AM19R AM21R AP16P AQ08R BA02R BA03R BA05R BA11R BA56R BA77P BC04Q BC07Q CA05 EA07 FA20 JA61

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)に示されるシランカップリ
    ング剤モノマー(A)からなる群より選択される1種又
    は2種以上と、一般式(2)に示される親油性のラジカ
    ル重合性モノマー(B)からなる群より選択される1種
    又は2種以上と、一般式(3)に示される親水性のラジ
    カル重合性モノマー(C)からなる群より選択される1
    種又は2種以上とを乳化重合して得られ、モノマー
    (A)に由来する反応性シリル基が残存するポリマー
    が、水系分散媒中に前記シリル基間架橋を生じる濃度以
    下で分散された水系ポリマーエマルション。 【化1】 【化2】 【化3】 (式中のR10は水素原子あるいはメチル基を、R11
    はカルボキシル基、エステル基、エーテル基、アミド
    基、ウレタン基、及び水酸基を有する炭素数1〜6のア
    ルキル基を示す。)
  2. 【請求項2】 請求項1記載の水系ポリマーエマルショ
    ンにおいて、モノマー(A)の総量がモノマーの総量に
    対して0.001〜10質量%であることを特徴とする
    水系ポリマーエマルション。
  3. 【請求項3】 請求項1、2のいずれかに記載の水系ポ
    リマーエマルションが、1種又は2種以上の反応性重合
    剤により乳化重合されたものであることを特徴とする水
    系ポリマーエマルション。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の水系ポ
    リマーエマルションにおいて、モノマーの総量が20〜
    60質量%であることを特徴とする水系ポリマーエマル
    ション。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の水系ポ
    リマーエマルションにおいて、乳化剤の総量がモノマー
    の総量に対して0.1〜20質量%であることを特徴と
    する水系ポリマーエマルション。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の水系ポ
    リマーエマルションを含有する化粧料。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれかに記載の水系ポ
    リマーエマルションを含有するヘアトリートメント剤。
  8. 【請求項8】 請求項1〜5のいずれかに記載の水系ポ
    リマーエマルションを含有するヘアスタイリング剤。
  9. 【請求項9】 請求項1〜5のいずれかに記載の水系ポ
    リマーエマルションを含有する水系美爪料。
  10. 【請求項10】 請求項1〜5のいずれかに記載の水系
    ポリマーエマルションを含有するアイライナー。
  11. 【請求項11】 請求項1〜5のいずれかに記載の水系
    ポリマーエマルションを含有するマスカラ。
  12. 【請求項12】 請求項1〜5のいずれかに記載の水系
    ポリマーエマルションを含有するサンスクリーン剤。
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