JP2002326741A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
えて、円滑かつ効率的にシート間隔調整を行うことので
きる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 給送センサ205を用いて連続して搬送
されるシートの間隔を測定し、その時間間隔に基づいて
給送ローラ対204の搬送速度を加速または減速するこ
とによってシート間隔を調整する。
Description
ート搬送機構によって搬送されたシートに画像を形成す
る画像形成装置に関し、特に連続して搬送するシートの
間隔を調整する技術に関するものである。
例えば電子写真方式あるいは静電記録方式の複写機・プ
リンタ・ファクシミリや、インクジェット方式のプリン
タ・ファクシミリなどが知られている。
セットやトレイ等に積載されたシート束からシートをく
り出すピックアップローラと、くり出されたシートを搬
送路へと導入する給送ローラとを備えて構成され、画像
形成動作のタイミングにあわせて1枚ずつシートを分離
給送することが行われる。
ては、特に、複数枚のシートに連続して画像形成を行う
際に、先行するシートの後端と後続のシートの先端との
間の間隔を適宜に調整することが重要になる。従来で
は、ピックアップローラによってくり出されたシートの
先端を停止状態にある給送ローラ対のニップに突き当て
た後、搬送路上に設けたセンサ等で先行シートの位置を
検知したタイミングに応じて給送ローラの回転を開始す
ることによって、シートの給送タイミングを調整してい
た。
ような従来技術の場合においては、シートの連続給送を
行う際に1枚毎に給送ローラの停止/回転を繰り返すこ
とになるので、給送ローラを含むシート搬送機構のバッ
クラッシュ等により騒音が発生することがある。また、
シート搬送機構を駆動するモータ等を停止/再起動する
際には通常よりも大きな電力が必要となるので、装置の
電源部品のコストアップや消費電力の増加を招いてしま
う。
ータを用いた場合には、停止/再起動という急激な速度
変動に伴いモータが脱調してしまうおそれもある。
ためになされたもので、その目的とするところは、シー
ト搬送機構の速度変動を必要最小限に抑えて、円滑かつ
効率的にシート間隔調整を行うことのできる画像形成装
置を提供することにある。
に本発明にあっては、シート搬送路上に複数のシート搬
送機構を備え、該シート搬送機構によって搬送されたシ
ートに画像を形成する画像形成装置において、搬送速度
を変速自在な第1のシート搬送機構と、該第1のシート
搬送機構の下流側に設けられ、一定の搬送速度でシート
を搬送する第2のシート搬送機構と、前記第1のシート
搬送機構の下流近傍に設けられ、搬送中のシートの先端
および後端を検知するセンサと、該センサを用いて連続
して搬送されるシート同士の時間間隔を測定する測定手
段と、該測定手段によって測定された時間間隔に基づ
き、前記第1のシート搬送機構の搬送速度を制御して、
シート間隔を調整する間隔調整手段と、を備えることを
特徴とする。
て測定された時間間隔と、前記第1のシート搬送機構に
よって前記一定の搬送速度と異なる搬送速度で上流側の
シートを搬送可能な距離として予め定めた所定距離と、
から、前記第1のシート搬送機構の搬送速度および該搬
送速度での搬送時間を求めるとよい。
のシート搬送機構近傍までの距離に相等しいとよい。
ート間隔が目標のシート間隔よりも必ず長くなるタイミ
ングで上流側のシートの搬送を開始し、前記間隔調整手
段は、目標とするシート同士の時間間隔をt0、前記測
定手段によって測定された時間間隔をt、前記所定距離
をL、前記第2のシート搬送機構の一定の搬送速度をv
p、とした場合に、前記第1のシート搬送機構の搬送速
度vおよび該搬送速度vでの搬送時間Tを次式により求
めるとよい。 v=vp×L/{L−vp(t−t0)} T={L−vp(t−t0)}/vp
前のシート間隔が目標のシート間隔よりも必ず短くなる
タイミングで上流側のシートの搬送を開始し、前記間隔
調整手段は、目標とするシート同士の時間間隔をt0、
前記測定手段によって測定された時間間隔をt、前記所
定距離をL、前記第2のシート搬送機構の一定の搬送速
度をvp、とした場合に、前記第1のシート搬送機構の
搬送速度vおよび該搬送速度vでの搬送時間Tを次式に
より求めてもよい。 v=vp×L/{vp(t0−t)+L} T={vp(t0−t)+L}/vp
記式によって求めた搬送速度vが前記第1のシート搬送
機構の安定動作速度を下回る場合に、搬送速度vおよび
搬送時間Tを次式のように設定するとなおよい。 v=0 T=t0−t
ート同士の時間間隔をt0、前記測定手段によって測定
された時間間隔をt、前記所定距離をL、前記第2のシ
ート搬送機構の一定の搬送速度をvp、とした場合に、
前記第1のシート搬送機構の搬送速度vおよび該搬送速
度vでの搬送時間Tを次式により求めることも好適であ
る。 t<t0の場合: v=vp×L/{vp(t0−t)+L} T={vp(t0−t)+L}/vp t>t0の場合: v=vp×L/{L−vp(t−t0)} T={L−vp(t−t0)}/vp t=t0の場合: 調整なし
<t0であって、前記式によって求めた搬送速度vが前
記第1のシート搬送機構の安定動作速度を下回る場合
に、搬送速度vおよび搬送時間Tを次式のように設定す
るとなおよい。 v=0 T=t0−t
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ここで
は一例として電子写真方式のレーザービームプリンタに
適用した形態を示すが、本発明は、複写機・レーザファ
クシミリなどの画像形成装置やインクジェット方式の画
像形成装置などにも好適に適用することができる。
構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特
に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれら
のみに限定する趣旨のものではない。
て、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置につ
いて説明する。
成について説明を行う。図2は、本実施の形態の画像形
成装置であるレーザビームプリンタ201の概略構成断
面図である。
図2に示すように、記録材(記録用紙)としてのシート
Sを収納するカセット202と、カセット202からシ
ートSをピックアップするピックアップローラ203
と、更にピックアップされたシートSを搬送路に導入す
る給送ローラ対204と、を備えて構成される。
送中のシートの先端および後端を検知するセンサである
給送センサ205が配設され、その下流には給送された
シートSを後述のレジストローラ208まで搬送する搬
送ローラ206が配設されている。給送センサ205は
シートの接触で遮光板がフォトインタラプタを遮光する
ことで当該位置にシートがあることを検知するようにな
っている。
Sを同期搬送するレジストローラ208が配設されてお
り、該レジストローラ208の直前にはシートの先端検
知を行うレジ前センサ207が配設されている。このセ
ンサの構成も前記給送センサ205と同様である。
スキャナ部210からのレーザ光(図中の一点鎖線)に
より画像を形成する画像形成部209が配設されてい
る。さらに、該画像形成部209の下流には定着器21
1が配設されており、定着器211の下流には排紙搬送
ローラ212,213,214,215が配設されて、
排紙トレイ216までシートSを搬送する。
路上にピックアップローラ203・給送ローラ対204
・搬送ローラ206・レジストローラ208・排紙搬送
ローラ212,213,214,215の各シート搬送
機構が配設され、これらのシート搬送機構によってシー
ト搬送が行われる。
てきたシートSは、前記レジストローラ208の回転が
停止した状態で上流側の搬送ローラ206によってレジ
ストローラ208に先端を突き当てられることにより、
位置決めが行われる。そして、画像情報を供給する外部
機器(図示略)から出力される画像の垂直同期信号に同
期してレジストローラ208の回転を開始することによ
り前記外部機器から送られてくる画像データとシートS
との同期をとり、シートS上の所定の位置に画像を印字
する。以上の制御については公知なので、ここでは詳し
い説明を省略する。
の構成を説明する。図1は、本実施の形態の画像形成装
置の制御ブロック図である。
全体を制御する主制御装置101を有している。主制御
装置101は、CPU,ROM,RAM,ゲート素子等
から構成され、制御の主要部はROMに書き込まれたソ
フトウエアで実現されている。
紙間調整手段(間隔調整手段)102、給送制御タイマ
103、メインモータ制御手段104、紙間計測手段
(測定手段)105、給送モータ制御手段106、給送
制御手段112を備えて構成され、さらに、紙間調整手
段102は、搬送速度演算手段110と搬送時間管理手
段111とを有している。
7、給送センサ205、給送モータ109、ピックアッ
プソレノイド108が接続されている。これらによっ
て、前記ピックアップローラ203、給送ローラ対20
4、搬送ローラ206から構成されるカセット給送機構
が駆動され前記カセット202にセットされたシートS
を前記レジストローラ208まで送り出す。
説明する。図3は、本実施の形態の画像形成装置の給送
部を拡大して示した図である。
タ201のカセット給送においては、ピックアップロー
ラ203をシートS上に押し当てて回転させることによ
り給送ローラ対204まで送り出す。ピックアップロー
ラ203はメインモータ107によって駆動されるカム
機構(図示略)により回転軸が上下動するようになって
おり、前記ピックアップソレノイド108を駆動するこ
とで前記カム機構が駆動し上下動を行う。
送モータ109によって行われる。また、前記給送モー
タ109は給送ローラ対204も回転させる。本実施の
形態において、給送モータ109にはステッピングモー
タが使用されている。
とリタードローラ204bから構成されている。給送ロ
ーラ204aはピックアップローラ203と同じ回転速
度(後述する標準シート搬送速度vpと等しい。)でシ
ートSをレジストローラ208へ搬送する方向に回転す
る。
の下面に給送ローラ204aとは逆方向への負荷を給送
ローラよりも小さいトルクでかけるようになっている。
シートとシートの間の摩擦力は、ローラ面とシートとの
間の摩擦力よりも弱いため、シートが2枚以上重なった
状態で給送ローラ対204まで運ばれた場合、最上面の
シートのみ給送ローラ204aによりレジストローラ方
向へ送り込まれ下面のシートは順次リタードローラ20
4bによって分離されカセット側に押し戻される。ま
た、1枚のシートのみが給送ローラ204aとリタード
ローラ204bの間に挟まっている場合には、リタード
ローラ204bは給送ローラ204aよりもトルクが弱
いため、給送ローラ204aにつれまわりする。
してカセット202からシートSを送り出す。また、連
続してシートSを給送する場合には給送センサ205に
よってシート先端が検知されたタイミングからの給送モ
ータ109の駆動ステップ数とシートサイズから後続す
るシートのピックアップタイミングを管理する。これら
の制御については公知であるので、ここでは詳しい説明
は省略する。
は、給送センサ205によるシート先端検知タイミング
を基準にして、次のピックアップタイミングを管理して
いるが、本給送機構においては前記のようにリタードロ
ーラ204bによる分離方式をとっているため、ピック
アップ前のシートの位置はシートがカセット202に正
常に収まった状態(シート先端が図3のPAの位置にあ
る状態)から、前記分離機構により分離されたシートが
残留している状態(シート先端が図3のPBの位置にあ
る状態)までの範囲で先端位置がばらつく。従って、前
記のように給送制御手段112が給送センサ205での
シート先端検知タイミングを基準に一定の給送モータ1
09の駆動ステップ数で給送間隔を管理したとしても、
PA〜PBの距離分は給送時のシート間隔がばらついて
しまう。
は画像形成部209に対して一定間隔でシートが送り込
まれる必要があり、このためにはレジストローラ208
の手前までにシート間隔を一定に制御する必要がある。
2では、給送センサ205を用いて連続して給送される
シートの間隔を測定し、その時間間隔に基づいて給送ロ
ーラ204aのシート搬送速度を変速制御して、連続し
て送り込まれるシートの間隔を調整する。
ート間隔(調整前のシート間隔)が上記ばらつきの範囲
内で最小になった場合に、レジストローラ208の手前
での理想とする時間間隔t0(目標とするシート間隔)
に等しくなるようなタイミングでピックアップローラ2
03の回転を開始する。すなわち、給送前のシート先端
位置が前記PBの位置の場合に、先行するシートとの時
間間隔がt0になるように給送間隔(給送センサ205
でのシート先端検知タイミングを基準にした給送モータ
109の駆動ステップ数)を制御する。
記式のように表される。同式から明らかなように、給送
ローラ204aは給送時のシート間隔が目標のシート間
隔t0よりも必ず長くなるタイミングで後続(上流側)
のシートの搬送を開始することになる。このとき給送ロ
ーラ204aはピックアップローラ203や搬送ローラ
206と同じ標準シート搬送速度で駆動される。なお、
下記式において、vpは標準シート搬送速度、すなわち
搬送ローラ(第2のシート搬送機構)206の搬送速度
である。 t0+(PA〜PB間の距離)/vp vp:標準シート搬送速度
計測手段105によって測定された給送センサ205で
の先行シート後端検知から後続シート先端検知までの時
間間隔tにより、給送ローラ(第1のシート搬送機構)
204aのシート搬送速度v、及び、その搬送速度vで
の搬送時間Tを以下の式によって求める。 搬送速度v=vp×L/{L−vp(t−t0)} 搬送時間T={L−vp(t−t0)}/vp
て標準シート搬送速度vpよりも速い搬送速度で上流側
の先行シートを搬送可能な距離として予め定めた距離で
ある。本実施の形態においては、距離Lが、給送センサ
205から搬送ローラ206近傍までの距離に相等しく
なるように設定した。より具体的に言うならば、給送セ
ンサ205から搬送ローラ206のニップまでの距離か
ら、所定の余裕分(搬送速度のばらつき等を考慮した
値)を差し引いた距離となるように距離Lを設定してい
る。
ローラ204aの下流にある搬送ローラ206はメイン
モータ(不図示)により駆動されており、その搬送速度
は一定(標準シート搬送速度vp)になっている。した
がって、給送ローラ対204によって搬送速度vで搬送
することができるのは、シートSの先端が搬送ローラ2
06に達するまでの間に限られるのである。本実施の形
態では、シートSの先端が給送センサ205を通過して
から搬送ローラ206に達する直前までの時間を全て使
うように上記搬送速度vを求めることにより、給送ロー
ラ204aの速度変動を最小限に抑えることが可能とな
る。
02の制御のフローチャートを示す。
のように示す。)で給送制御手段112での給送制御が
開始されると、S402で紙間計測手段105による紙
間時間測定が完了するまで待つ。そして、紙間時間測定
が完了するとS403で搬送速度演算手段110による
搬送速度、時間の演算を前記式に基づいて行う。その
後、S404で給送ローラ速度をvpからvに変更し、
S405で搬送時間管理手段により時間Tのあいだ給送
ローラ速度をvに保持する。時間T経過後S406で給
送ローラ速度をvpに戻し紙間調整を終了する。
ば、給送センサ205を用いて連続して搬送されるシー
ト同士の時間間隔を測定し、その時間間隔に基づいて給
送ローラ204aの搬送速度を制御することによってシ
ート間隔を調整するので、複数枚のシートを連続して搬
送する場合には給送ローラ204aを停止させる必要が
なくなり、ローラの停止/回転に伴う騒音や消費電力の
増大を抑えることができるとともに、給送モータ109
の脱調を防止することが可能となる。
06近傍までの距離Lに基づき給送ローラ204aの搬
送速度および搬送時間を求め、シートの先端が給送セン
サ205を通過してから搬送ローラ206に達する直前
までの時間を全て使ってシート間隔を調整するようにし
たので、給送ローラ204aの速度変動を最小限にとど
めることが可能になる。このとき、給送センサ205を
給送ローラ204aの下流近傍に設けることによって、
上記距離Lを最大限に確保することができる。
間隔t0よりも必ず長くなるタイミングで上流側のシー
トの搬送を開始するように給送間隔を制御し、上記式に
基づいて搬送速度および搬送時間を求めることで、負の
数値の乗算および除算をなくすことができる。プリンタ
等の画像形成装置に搭載される通常の8〜16ビットマ
イコンでは、負の数値の乗算または除算を実行するため
には専用のハードウエアを設けるか、プログラムを複雑
にすることが必要となってしまうところ、本実施の形態
のように演算を行うことによって、特別なハードウエア
は不要になるとともに、プログラムの複雑化に伴うメモ
リの増大や処理時間の遅れ等を防ぐことができる。
態では、給送制御手段112は、給送時のシート間隔が
ばらつきの範囲内で最小になった場合に、レジストロー
ラ208の手前での理想とする時間間隔t0に等しくな
るように給送間隔を設定している。しかしながら、この
処理によれば紙間調整時の給送ローラ204aの搬送速
度vは標準の速度vpよりも速くする必要がある。
により求められる搬送速度vは、v>vpとなる。
給送モータ109としては、標準速度vpよりも高速で
駆動可能なものが必要になる。
施の形態の演算方法にかえて、以下のような演算方法を
採用する。その他の構成および作用については第1の実
施の形態と同一なので、ここでは詳しい説明は省略す
る。
ト間隔(調整前のシート間隔)がばらつきの範囲内で最
大になった場合に、レジストローラ208の手前での理
想とする時間間隔t0(目標とするシート間隔)に等し
くなるように給送間隔を設定する。
4aの搬送速度vは標準速度vpよりも遅い速度に設定
できる。
112は、給送前のシート先端位置が前記PAの位置の
場合に、先行するシートとの時間間隔がt0になるよう
に給送間隔(給送センサ205でのシート先端検知タイ
ミングを基準にした給送モータ109の駆動ステップ
数)を制御する。
記式のように表される。同式から明らかなように、給送
ローラ204aは給送時のシート間隔が目標のシート間
隔t0よりも必ず短くなるタイミングで後続(上流側)
のシートの搬送を開始することになる。 t0−(PA〜PB間の距離)/vp vp:標準シート搬送速度
計測手段105によって測定された給送センサ205で
の先行シート後端検知から後続シート先端検知までの時
間間隔tにより、給送ローラ(第1のシート搬送機構)
204aのシート搬送速度v、及び、その搬送速度vで
の搬送時間Tを以下の式によって求める。なお、距離L
の定義は第1の実施の形態と同じである。 搬送速度v=vp×L/{vp(t0−t)+L} 搬送時間T={vp(t0−t)+L}/vp
により高機能なモータを用意する必要がなくなる。ま
た、本実施の形態によっても、上記第1の実施の形態と
同様の効果が得られることは言うまでもない。
態では、給送制御手段112は、給送時のシート間隔が
ばらつきの範囲内で最大になった場合に、レジストロー
ラ208の手前での理想とする時間間隔t0に等しくな
るように給送間隔を設定し、紙間調整時の給送ローラの
搬送速度が標準速度よりも遅い速度になるようにしてい
る。
想定されたばらつきよりも大きく給送時のシート間隔が
ばらつくことも考えられる。すなわち、給送制御手段1
12は給送時のシート間隔がばらつきの範囲内で最大に
なった場合にレジストローラ208の手前での理想とす
る時間間隔t0になるように給送間隔を設定していて
も、実際には給送時のシート間隔がt0よりも大きくな
ってしまうおそれもある。
間隔と理想とするシート間隔の大小関係により、給送ロ
ーラ204aの搬送速度vと搬送時間Tとを求める演算
式を切り換えるようにする。
記第2の実施の形態と同様に、給送時のシート間隔が想
定されるばらつきの範囲内で最大になった場合にレジス
トローラ208の手前での理想とする時間間隔t0にな
るように給送間隔を設定している。
測定された時間間隔tと目標とする時間間隔t0との比
較により以下のように演算式を切り換えている。なお、
距離Lの定義は第1の実施の形態と同じである。 t<t0の場合: 搬送速度v=vp×L/{vp(t0−t)+L} 搬送時間T={vp(t0−t)+L}/vp t>t0の場合: 搬送速度v=vp×L/{L−vp(t−t0)} 搬送時間T={L−vp(t−t0)}/vp t=t0の場合: 調整なし
02の制御のフローチャートを示す。
S507は、それぞれ第1の実施の形態のステップS4
01,S402,S404〜S406と同じ処理である
ので、ここでは説明を省略する。
S502で給送時のシートの時間間隔tが求められた
後、S503で目標とする時間間隔t0と比較し、その
結果に応じて給送ローラ204aの搬送速度vと搬送時
間Tとの演算を上記のとおり切り換える。
より、給送時のシート間隔に想定外のばらつきが発生し
た場合でも適切なる紙間調整が可能となる。また、言う
までもなく、本実施の形態によっても、上記第1の実施
の形態および第2の実施の形態と同様の効果を得ること
ができる。
態では、シート間隔調整時の給送ローラ204aの搬送
速度vを標準速度vpよりも遅い速度に設定できるよう
に給送間隔を設定し、シート間隔調整時の搬送速度vと
搬送時間Tを以下の式によって求めている。 搬送速度v=vp×L/{vp(t0−t)+L} 搬送時間T={vp(t0−t)+L}/vp
式で求めた搬送速度vを単純に採用してしまうと給送ロ
ーラ204aを安定動作させることができない場合もあ
る。具体的には、例えば上記搬送速度vが給送モータ1
09の動作保証範囲から外れてしまうような遅い速度の
場合などに、そのような問題が起こり得る。
で求めた搬送速度vが給送モータ109で対応可能な範
囲の速度である場合には、上記第2の実施の形態で示し
た方法によって紙間調整を行い、一方、搬送速度vが給
送モータ109で対応不可能な範囲の速度、すなわち給
送ローラ204aの安定動作速度を下回る場合には、給
送ローラ204aを(t0−t)の時間停止させる処理
を行う。
02の制御のフローチャートを示す。
第1の実施の形態のステップS401〜S403と同じ
処理であるので、ここでは説明を省略する。
ための搬送速度vを求めたあと、S604で速度vが実
現可能な速度か否かをチェックする。そして、速度vが
実現可能であった場合、S605,S606で第2の実
施の形態と同様の紙間調整処理を行う。一方、速度vが
実現不可能であった場合には、S607で給送ローラ2
04aを停止し、S608で(t0−t)の時間待った
後、S609で再びもとの標準速度vpに戻す。
より、給送時のシート間隔が非常に小さくなり、給送ロ
ーラ204aの減速による調整が不可能な範囲になった
場合でも紙間の調整が可能となる。
S607,S608に相当する処理を上記第3の実施の
形態の「t<t0」の場合に適用することも可能であ
る。
を用いて連続搬送されるシートの時間間隔を測定し、そ
の時間間隔に基づいて第1のシート搬送機構の搬送速度
を制御することによってシート間隔を調整するので、複
数枚のシートを連続して搬送する際に、シート搬送機構
の停止/回転に伴う騒音や消費電力の増大を抑えるとと
もに、シート搬送機構の速度変動を最小限に抑えること
ができ、安定かつ効率的なシート間隔調整およびシート
搬送を行うことが可能となる。
ブロック図である。
構成断面図である。
図である。
御のフローチャートである。
御のフローチャートである。
御のフローチャートである。
Claims (8)
- 【請求項1】シート搬送路上に複数のシート搬送機構を
備え、該シート搬送機構によって搬送されたシートに画
像を形成する画像形成装置において、 搬送速度を変速自在な第1のシート搬送機構と、 該第1のシート搬送機構の下流側に設けられ、一定の搬
送速度でシートを搬送する第2のシート搬送機構と、 前記第1のシート搬送機構の下流近傍に設けられ、搬送
中のシートの先端および後端を検知するセンサと、 該センサの検知結果に基づいて連続して搬送されるシー
ト同士の時間間隔を測定する測定手段と、 該測定手段によって測定された時間間隔に基づき、前記
第1のシート搬送機構の搬送速度を制御して、シート間
隔を調整する間隔調整手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】前記間隔調整手段は、 前記測定手段によって測定された時間間隔と、 前記第1のシート搬送機構によって前記一定の搬送速度
と異なる搬送速度で上流側のシートを搬送可能な距離と
して予め定めた所定距離と、から、 前記第1のシート搬送機構の搬送速度および該搬送速度
での搬送時間を求めることを特徴とする請求項1に記載
の画像形成装置。 - 【請求項3】前記所定距離は、前記センサから前記第2
のシート搬送機構近傍までの距離に相等しいことを特徴
とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 【請求項4】前記第1のシート搬送機構は、調整前のシ
ート間隔が目標のシート間隔よりも必ず長くなるタイミ
ングで上流側のシートの搬送を開始し、 前記間隔調整手段は、 目標とするシート同士の時間間隔をt0、 前記測定手段によって測定された時間間隔をt、 前記所定距離をL、 前記第2のシート搬送機構の一定の搬送速度をvp、と
した場合に、 前記第1のシート搬送機構の搬送速度vおよび該搬送速
度vでの搬送時間Tを次式により求めることを特徴とす
る請求項2または3に記載の画像形成装置。 v=vp×L/{L−vp(t−t0)} T={L−vp(t−t0)}/vp - 【請求項5】前記第1のシート搬送機構は、調整前のシ
ート間隔が目標のシート間隔よりも必ず短くなるタイミ
ングで上流側のシートの搬送を開始し、 前記間隔調整手段は、 目標とするシート同士の時間間隔をt0、 前記測定手段によって測定された時間間隔をt、 前記所定距離をL、 前記第2のシート搬送機構の一定の搬送速度をvp、と
した場合に、 前記第1のシート搬送機構の搬送速度vおよび該搬送速
度vでの搬送時間Tを次式により求めることを特徴とす
る請求項2または3に記載の画像形成装置。 v=vp×L/{vp(t0−t)+L} T={vp(t0−t)+L}/vp - 【請求項6】請求項5に記載の画像形成装置において、 前記間隔調整手段は、前記式によって求めた搬送速度v
が前記第1のシート搬送機構の安定動作速度を下回る場
合に、搬送速度vおよび搬送時間Tを次式のように設定
することを特徴とする画像形成装置。 v=0 T=t0−t - 【請求項7】前記間隔調整手段は、 目標とするシート同士の時間間隔をt0、 前記測定手段によって測定された時間間隔をt、 前記所定距離をL、 前記第2のシート搬送機構の一定の搬送速度をvp、と
した場合に、 前記第1のシート搬送機構の搬送速度vおよび該搬送速
度vでの搬送時間Tを次式により求めることを特徴とす
る請求項2または3に記載の画像形成装置。 t<t0の場合: v=vp×L/{vp(t0−t)+L} T={vp(t0−t)+L}/vp t>t0の場合: v=vp×L/{L−vp(t−t0)} T={L−vp(t−t0)}/vp t=t0の場合: 調整なし - 【請求項8】請求項7に記載の画像形成装置において、 前記間隔調整手段は、t<t0であって、前記式によっ
て求めた搬送速度vが前記第1のシート搬送機構の安定
動作速度を下回る場合に、搬送速度vおよび搬送時間T
を次式のように設定することを特徴とする画像形成装
置。 v=0 T=t0−t
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