JP2002323400A - 可搬式漏洩検出装置 - Google Patents

可搬式漏洩検出装置

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JP2002323400A JP2002041119A JP2002041119A JP2002323400A JP 2002323400 A JP2002323400 A JP 2002323400A JP 2002041119 A JP2002041119 A JP 2002041119A JP 2002041119 A JP2002041119 A JP 2002041119A JP 2002323400 A JP2002323400 A JP 2002323400A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 漏洩箇所の探知作業を容易化し、その作業能
率を高める。 【解決手段】 可搬式の漏洩検出装置Rを構成するの
に、流体漏洩箇所での発生超音波を検出する複数の指向
性マイクロホン3を、それらの指向範囲Sに共通の重な
り部分SSが生じる状態に同じ向きで並列に配置すると
ともに、光ビームの出射光源4を、マイクロホン指向方
向でマイクロホン指向範囲Sの共通重なり部分SSに対
して光ビームを出射する状態に配置する。そして好まし
くは、指向性マイクロホン4を多角形Kの頂点位置に分
散配置するとともに、光ビーム出射光源4をマイクロホ
ン指向方向視で前記多角形Kの内方部に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラントや工場な
どにおいて配管系や容器等における流体漏洩箇所を探知
するのに用いる可搬式の漏洩検出装置に関し、詳しく
は、流体漏洩箇所での発生超音波を検出するマイクロホ
ンの出力信号に基づき漏洩箇所を探知する可搬式漏洩検
出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の可搬式漏洩検出装置とし
ては、流体漏洩箇所での発生超音波を検出する1つのマ
イクロホンと、そのマイクロホンの出力信号を処理して
超音波検出データをデジタル表示やバーグラフ表示など
で可視的に表示する表示手段とを装備したものがある
(例えば、特開平7−253377号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来装置
では、可聴域発生音の検出に基づく漏洩箇所探知などで
は探知できない極微小な漏洩箇所をも発生超音波の検出
により探知できるものの、上記の如き超音波検出データ
の可視的表示では、また、イヤホンなどを用いて超音波
検出データを可聴的に表示する方式を採るにしても、非
可聴な発生超音波を利用して漏洩箇所を探知する機能が
得られるにすぎず、漏洩箇所探知の容易化や能率化の面
で未だ不十分な面があり、さらにまた、探知した微小な
漏洩箇所の存在位置や周囲状況を逐一記録するなどの付
帯作業については、作業者にかなりの手間と負担を課し
ており、この点、配管類や機器類が混み入った広範な探
索区域中を移動して微小な漏洩箇所を順次に探知する使
用形態が多い可搬式の漏洩検出装置として、全体として
の作業の容易化及び作業能率の向上を図る上で未だ改善
の余地があった。
【0004】この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、
合理的な装置構成により、漏洩箇所の探知及びそれに伴
う付帯作業を含めた全体としての探知作業の容易化及び
その作業能率の向上を効果的に実現する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔1〕請求項1に係る発
明は可搬式漏洩検出装置に関し、その特徴は、流体漏洩
箇所での発生超音波を検出する複数の指向性マイクロホ
ンを、それらの指向範囲に共通の重なり部分が生じる状
態に同じ向きで並列に配置するとともに、光ビームの出
射光源を、マイクロホン指向方向で前記マイクロホン指
向範囲の共通重なり部分に対して光ビームを出射する状
態に配置してある点にある。
【0006】つまり、この構成によれば、複数の指向性
マイクロホンの出力信号に基づき探知される漏洩箇所に
光ビームが照射される状態になることから、マイクロホ
ン及び光ビーム出射光源を装備する装置の姿勢を変化さ
せて複数マイクロホンの指向方向を変化させながらそれ
らマイクロホンの出力信号に基づき漏洩箇所を探知する
にあたり、光ビーム照射ポイントの目視によりその時点
の探知対象箇所を明確に目視確認しながら複数マイクロ
ホンの出力信号に基づき漏洩箇所を探知することがで
き、これにより、単にマイクロホンの出力信号のみに基
づき漏洩箇所を探知するに比べ、漏洩箇所の探知を容易
に能率良く行なうことができる。
【0007】また、探知した漏洩箇所の位置の記録につ
いても、光ビーム照射ポイントの目視による漏洩箇所の
明確な目視確認に基づいて探知漏洩箇所に印を付すとい
った方式や、探知した漏洩箇所をそこに位置する光ビー
ム照射ポイントとともに撮像手段で撮影するといった方
式などにより、光ビーム照射ポイントを利用して探知漏
洩箇所の位置を正確かつ容易に記録することができる。
【0008】そしてまた、複数の指向性マイクロホン
を、それらの指向範囲に共通の重なり部分が生じる状態
に同じ向きで並列に配置するとともに、光ビームの出射
光源を、マイクロホン指向方向でマイクロホン指向範囲
の共通重なり部分(すなわち、複数のマイクロホンによ
る超音波検出においてその検出感度が最も高くなる部
分)に対して光ビームを出射する状態に配置する構成に
より、複数マイクロホンの出力信号に基づき探知した漏
洩箇所(すなわち、複数マイクロホンによる超音波検出
値がピークとなる箇所)と光ビーム照射ポイントとの位
置の一致精度を効果的に高めることができ、これによ
り、光ビームを利用した上記の如き漏洩箇所探知の容易
化及び位置記録の容易化を一層効果的に促進できる。
【0009】これらのことから、上記構成によれば、漏
洩箇所の探知及びそれに伴う付帯作業を含めた全体とし
ての探知作業の容易化及びその作業能率の向上を効果的
に達成することができる。
【0010】なお、同じ向きで並列に配置する複数の指
向性マイクロホンは、それらの指向範囲に共通の重なり
部分が生じる配置でありさえすれば、必ずしも厳密な平
行向きに配置する必要はなく、例えば、各マイクロホン
が内方向きないしは外方向きに多少傾斜する配置であっ
てもよい。
【0011】〔2〕請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明の実施に好適な実施形態を特定するものであ
り、その特徴は、前記マイクロホンを多角形の頂点位置
に分散配置するとともに、前記出射光源をマイクロホン
指向方向視で前記多角形の内方部に配置してある点にあ
る。
【0012】つまり、この構成によれば、3個以上の指
向性マイクロホンを、それらの指向範囲に共通の重なり
部分が生じる状態に同じ向きで多角形の頂点位置に分散
配置する形態になることから、例えば請求項1に係る発
明の実施において2個の指向性マイクロホンのみを、そ
れらの指向範囲に共通の重なり部分が生じる状態に同じ
向きで並列に配置するだけの構成を採るのに比べ、マイ
クロホン指向範囲の共通重なり部分において得られる超
音波検出感度を一層効果的に高めることができる。
【0013】そして、このことにより、マイクロホンの
出力信号に基づき探知した漏洩箇所と光ビーム照射ポイ
ントとの位置の一致精度を効果的に高めることができ
て、漏洩箇所探知の容易化及び位置記録の容易化を効果
的に促進できるという請求項1に係る発明による前述の
効果を一層顕著に得ることができる。
【0014】なお、複数のマイクロホンを多角形の頂点
位置に分散配置するとともに、その多角形の内方部に光
ビームの出射光源を配置するにあたっては、正多角形の
頂点位置にマイクロホンを配置し、そして、マイクロホ
ン指向方向視でその正多角形の重心位置近傍に光ビーム
の出射光源を配置することが望ましいが、必ずしもこの
配置形態に限られるものではない。
【0015】〔3〕請求項3に係る発明は、請求項1又
は2に係る発明の実施に好適な実施形態を特定するもの
であり、その特徴は、前記マイクロホン及び前記出射光
源と、探索区域中を移動して前記マイクロホンの出力信
号に基づき探知した漏洩箇所の位置情報を入力する入力
手段と、その漏洩箇所を撮影する撮像手段と、前記入力
手段により入力した位置情報及び前記撮像手段により撮
影した漏洩箇所の画像を表示するディスプレイ手段と、
同一の漏洩箇所についての前記マイクロホンの出力デー
タと前記入力手段による入力位置情報と前記撮像手段に
よる撮影画像とを関連付けした保管状態にするデータ処
理手段とを備える点にある。
【0016】つまり、この構成によれば、入力手段によ
る位置情報の入力と撮像手段による漏洩箇所の撮影とを
もって、探知した漏洩箇所の位置及び周囲状況を補修作
業者への連絡や管理者への報告などの目的で容易かつ正
確に記録することができる。
【0017】また、同一の漏洩箇所についてのマイクロ
ホンの出力データ(すなわち、超音波検出データ)と入
力手段による入力位置情報と撮像手段による撮影画像と
がデータ処理手段により互いに関連付けられて保管され
るから、探索区域中に存在する複数の漏洩箇所を順次に
探知して行く使用形態において収集データ(出力デー
タ、入力位置情報、撮影画像)どうしの対応関係が不明
になるのを回避できて、収集データの保管処理を容易に
能率良く行なえるとともに、以後における収集データの
取り出しやデータ利用も容易にすることができる。
【0018】そしてまた、入力手段により入力した位置
情報及び撮像手段により撮影した漏洩箇所の画像をディ
スプレイ手段により表示できるから、入力位置情報や撮
影画像を収集データとして保管するにあたり、それら入
力位置情報や撮影画像が漏洩箇所の位置や周囲状況を把
握する上で適切なものかどうかを、また、誤入力や誤撮
がないかどうかを、その場においてディスプレイ手段に
より容易に確認することができ、これにより、適切な位
置情報及び撮影画像を収集データとして保管することが
できて、それら入力位置情報や撮影画像を用いた以後に
おける漏洩箇所の位置の把握や周囲状況の把握をより確
実なものにすることができる。
【0019】これらのことから、上記構成によれば、請
求項1又は2に係る発明と相俟って、漏洩箇所の探知及
びそれに伴う付帯作業を含めた全体としての探知作業の
容易化及びその作業能率の向上をさらに効果的に達成す
ることができる。
【0020】なお、上記ディスプレイ手段は、入力した
位置情報及び撮影した漏洩箇所の画像の表示に加え、入
力過程にある位置情報のモニター表示や撮影しようとす
る漏洩箇所のモニター表示も合わせ行なえるようにする
のがよい。
【0021】また、マイクロホンの出力データ、入力手
段による入力位置情報、撮像手段による撮影画像などの
収集データの保管そのものは、可搬式の漏洩検出装置自
体あるいはそれとのデータ授受が可能な定置装置のいず
れで行なうようにしてもよく、上記データ処理手段は、
同一漏洩箇所についての収集データを可搬式漏洩検出装
置自体あるいは定置装置に保管するにあたり、その収集
データの関連付けを行なうものであればよい。
【0022】〔4〕請求項4に係る発明は、請求項3に
係る発明の実施に好適な実施形態を特定するものであ
り、その特徴は、前記撮像手段により撮影した漏洩箇所
の画像を前記ディスプレイ手段により表示した状態でそ
の表示画像中に漏洩詳細位置を示すマークを付す詳細位
置マーキング手段を設け、この詳細位置マーキング手段
により付したマークの表示画像中における指示位置を、
前記データ処理手段により対応の撮影画像と関連付けし
た保管状態にする構成にしてある点にある。
【0023】つまり、この構成によれば、撮像手段によ
り撮影した漏洩箇所の画像をディスプレイ手段により表
示した状態でその表示画像中に漏洩詳細位置を示すマー
クを付すから、そのマークをディスプレイ手段により漏
洩箇所の撮影画像を確認しながら適切な位置に的確かつ
容易に付すことができる。
【0024】そして、このマークの表示画像中における
指示位置がデータ処理手段により対応の撮影画像と関連
付けられて保管されることで、以後において、その撮影
画像(漏洩箇所をある程度大きな範囲で撮影した画像)
により漏洩箇所の位置及び周囲状況を容易に把握できる
ようにしながら、合わせて、漏洩の詳細位置も画像に関
連付けられて保管されたマーク指示位置によりその画像
上で明確かつ容易に把握することができ、これらの点で
一層機能性及び利便性に優れた可搬式漏洩検出装置にす
ることができる。
【0025】〔5〕請求項5に係る発明は、請求項3又
は4に係る発明の実施に好適な実施形態を特定するもの
であり、その特徴は、前記入力手段として、探索区域の
区域図画像を前記ディスプレイ手段により表示した状態
でその表示画像中に漏洩箇所の位置を示すマークを付す
区域図用マーキング手段を設け、この区域図用マーキン
グ手段により付したマークの表示画像中における指示位
置を、前記位置情報として前記データ処理手段により同
一漏洩箇所についての前記マイクロホンの出力データ及
び前記撮像手段による撮影画像と関連付けした保管状態
にする構成にしてある点にある。
【0026】つまり、この構成によれば、探索区域の区
域図画像をディスプレイ手段により表示した状態でその
表示画像中に漏洩箇所の位置を示すマークを付すから、
前述の漏洩詳細位置を示すマークと同様、そのマークを
ディスプレイ手段により探索区域の区域図画像を確認し
ながら適切な位置に的確かつ容易に付すことができる。
【0027】そして、このマークの表示画像中における
指示位置が前記位置情報としてデータ処理手段により同
一漏洩箇所についてのマイクロホンの出力データ及び撮
像手段による撮影画像と関連付けられて保管されること
で、以後において、漏洩箇所の撮影画像により漏洩箇所
の位置及び周囲状況を容易に把握できることに加え、探
索区域中における漏洩箇所の位置(すなわち、漏洩箇所
の撮影画像よりも縮尺を大きくした場面での漏洩箇所位
置)もその保管されたマーク指示位置により区域図画像
上で明確かつ容易に把握することができ、これらの点で
一層機能性及び利便性に優れた可搬式漏洩検出装置にす
ることができる。
【0028】〔6〕請求項6に係る発明は、請求項5に
係る発明の実施に好適な実施形態を特定するものであ
り、その特徴は、前記撮像手段により撮影した探索区域
図の画像を前記区域図用マーキング手段によるマーク付
けに用いる区域図画像として保管する区域図画像保管手
段を設けてある点にある。
【0029】つまり、この構成によれば、漏洩箇所を撮
影する前記の撮像手段を利用して探索区域図の画像入力
も行なえることから、探索区域図の画像入力を別の専用
画像入力手段を用いて行なうに比べ、必要装置数を少な
くすることができて装置全体としての取り扱いを容易に
するとともに、装置コストも安価にすることができ、ま
た、一連の探知作業に入る際に携帯している漏洩箇所撮
影用の撮像手段を用いて探索区域図の画像入力を行なえ
ることで、探索区域図の画像入力作業そのものも簡便に
することができる。
【0030】〔7〕請求項7に係る発明は、請求項3〜
6のいずれか1項に係る発明の実施に好適な実施形態を
特定するものであり、その特徴は、前記入力手段とし
て、複数の位置データを前記ディスプレイ手段により表
示した状態でそれら表示データの中から対応の漏洩箇所
に該当のものを選択させる位置データ選択手段を設け、
この位置データ選択手段により選択した位置データを、
前記位置情報として前記データ処理手段により同一漏洩
箇所についての前記マイクロホンの出力データ及び前記
撮像手段による撮影画像と関連付けした保管状態にする
構成にしてある点にある。
【0031】つまり、この構成によれば、ディスプレイ
手段により表示された複数の位置データの中から対応の
漏洩箇所に該当のものを選択するだけで、漏洩箇所の位
置情報の入力を容易に行なうことができ、これにより、
漏洩箇所の探知及びそれに伴う付帯作業を含めた全体と
しての探知作業の容易化及びその作業能率の向上を一層
効果的に達成することができる。
【0032】〔8〕請求項8に係る発明は、請求項7に
係る発明の実施に好適な実施形態を特定するものであ
り、その特徴は、前記位置データ選択手段によるデータ
選択に用いる位置データを編集手段による書き換えが可
能な状態で保管する位置データ保管手段を設けてある点
にある。
【0033】つまり、この構成によれば、位置データ選
択手段によるデータ選択に用いる位置データを、一連の
探知作業に先立ち、対象とする探索区域や探知対象とす
る漏洩箇所の種別などに応じ適宜書き換えることがで
き、これにより、上記の如く位置データの選択をもって
位置情報の入力を容易にしながらも、漏洩箇所の位置情
報として対象探索区域や探知対象とする漏洩箇所の種別
に即した情報を入力することができ、この点で機能性、
利便性、汎用性に一層優れた可搬式漏洩検出装置にする
ことができる。
【0034】
〔9〕請求項9に係る発明は、請求項1又
は2に係る発明の実施に好適な実施形態を特定するもの
であり、その特徴は、前記マイクロホン及び前記出射光
源と、探索区域の区域図画像を表示するディスプレイ手
段と、探索区域中を移動して前記マイクロホンの出力信
号に基づき探知した漏洩箇所の位置を示すマークを前記
ディスプレイ手段の表示画面中に付す区域図用マーキン
グ手段と、同一の漏洩箇所についての前記マイクロホン
の出力データと前記区域図用マーキング手段により付し
たマークの表示画像中における指示位置とを関連付けし
た保管状態にするデータ処理手段とを備える点にある。
【0035】つまり、この構成によれば、請求項5に係
る発明と同様、探索区域の区域図画像をディスプレイ手
段により表示した状態でその表示画像中に探知した漏洩
箇所の位置を示すマークを付すから、そのマークをディ
スプレイ手段により探索区域の区域図画像を確認しなが
ら適切な位置に的確かつ容易に付すことができる。
【0036】そして、このマークの表示画像中における
指示位置が探知した漏洩箇所の位置情報として保管され
ることで、以後において補修作業者や管理者は、探索区
域中における漏洩箇所の位置をその保管されたマーク指
示位置により区域図画像上で明確かつ容易に把握するこ
とができる。
【0037】また、同一の漏洩箇所についてのマイクロ
ホンの出力データと上記マークの表示画像中における指
示位置とがデータ処理手段により互いに関連付けられて
保管されるから、探索区域中に存在する複数の漏洩箇所
を順次に探知して行く使用形態において収集データ(出
力データ及びマーク指示位置)どうしの対応関係が不明
になるのを回避できて、収集データの保管処理を容易か
つ能率良く行なえるとともに、以後における収集データ
の取り出しやデータ利用も容易にすることができる。
【0038】これらのことから、上記構成によれば、請
求項1又は2に係る発明と相俟って、漏洩箇所の探知及
びそれに伴う付帯作業を含めた全体としての探知作業の
容易化及びその作業能率の向上をさらに効果的に達成す
ることができる。
【0039】なお、マイクロホンの出力データ、上記マ
ークの指示位置などの収集データの保管そのものは、可
搬式の漏洩検出装置自体あるいはそれとのデータ授受が
可能な定置装置のいずれで行なうようにしてもよく、上
記データ処理手段は、同一漏洩箇所についての収集デー
タを可搬式漏洩検出装置自体あるいは定置装置に保管す
るにあたり、その収集データの関連付けを行なうもので
あればよい。
【0040】〔10〕請求項10に係る発明は、請求項
9に係る発明の実施に好適な実施形態を特定するもので
あり、その特徴は、撮像手段により撮影した探索区域図
の画像、又は、スキャナにより取り込んだ探索区域図の
画像、又は、画像記憶媒体から取り出した探索区域図の
画像を前記区域図用マーキング手段によるマーク付けに
用いる区域図画像として保管する区域図画像保管手段を
設けてある点にある。
【0041】つまり、この構成によれば、撮像手段によ
る撮影、又は、スキャナによる取り込み、又は、画像記
憶媒体からの取り出しにより探索区域図の画像入力を行
なえることから、例えば、区域図用マーキング手段によ
るマーク付けに用いることが可能な状態の区域図画像を
一連の探知作業に先立ち画像作成手段により逐一作画す
る等に比べ、探索区域図の画像入力を簡便にすることが
でき、これにより、全体としての探知作業の容易化及び
その作業能率の向上を一層効果的に達成することができ
る。
【0042】なお、請求項10に係る発明の実施にあた
り、撮像手段による撮影、スキャナによる取り込み、画
像記憶媒体からの取り出しのうち、2種以上の方式のい
ずれによっても探索区域図の画像入力を行なえるように
すれば、一層利便性に優れた可搬式漏洩検出装置にする
ことができる。
【0043】また、撮像手段により撮影した探索区域図
の画像や、スキャナにより取り込んだ探索区域図の画
像、あるいは画像記憶媒体から取り出した探索区域図の
画像を区域図画像保管手段に送る通信手段には有線形式
のものあるいは無線形式のものいずれを採用してもよ
い。
【0044】〔11〕請求項11に係る発明は、請求項
3〜10のいずれか1項に係る発明の実施に好適な実施
形態を特定するものであり、その特徴は、演算条件デー
タを前記ディスプレイ手段により表示した状態でその表
示データから対応の漏洩箇所に該当のものを選択させる
演算条件データ選択手段を設け、同一の漏洩箇所につい
ての前記マイクロホンの出力データと前記演算条件デー
タ選択手段による選択データとに基づいて対応漏洩箇所
での流体漏洩量を演算する演算手段を設けてある点にあ
る。
【0045】つまり、この構成によれば、演算手段によ
る演算をもって得られる各漏洩箇所での流体漏洩量によ
り、漏洩の進行度合いや補修の緊急性あるいはまた流体
漏洩による経済的損失度や関連設備への影響度など、超
音波検出による単なる漏洩箇所の探知だけでは判断でき
ないことの判断も可能になり、この点で一層機能性及び
利便性に優れた可搬式漏洩検出装置にすることができ
る。
【0046】そしてまた、ディスプレイ手段により表示
された演算条件データから対応の漏洩箇所に該当のもの
を選択するだけで、演算条件の入力を容易に行なえるこ
とにより、上記の如く流体漏洩についての判断面で高い
機能性及び利便性を得ながら、漏洩箇所の探知及びそれ
に伴う付帯作業を含めた全体としての探知作業の容易化
及びその作業能率の向上も効果的に達成することができ
る。
【0047】なお、選択対象としてディスプレイ手段に
より表示する演算条件データの数は必ずしも複数に限ら
れるものではなく、場合によっては、1つの演算条件デ
ータのみを選択対象としてディスプレイ手段により表示
するようにしてもよく、一例としては、後述の実施形態
の如く複数の項目の各々につき、項目ごとに演算条件デ
ータを表示してその表示データから該当データを選択さ
せる場合において、複数の項目のうちのあるものについ
ては1つの演算条件データのみを選択対象としてディス
プレイ手段により表示する場合などがある。
【0048】〔12〕請求項12に係る発明は、請求項
11に係る発明の実施に好適な実施形態を特定するもの
であり、その特徴は、前記演算条件データ選択手段によ
るデータ選択に用いる演算条件データを編集手段による
書き換えが可能な状態で保管する演算条件データ保管手
段を設けてある点にある。
【0049】つまり、この構成によれば、演算条件デー
タ選択手段によるデータ選択に用いる演算条件データ
を、一連の探知作業に先立ち、対象とする探索区域や探
知対象とする漏洩箇所の種別などに応じ適宜書き換える
ことができ、これにより、上記の如く演算条件データの
選択をもって演算条件の入力を容易にしながらも、流体
漏洩量の演算条件として対象探索区域や探知対象とする
漏洩箇所の種別に即した条件を入力することができ、ま
た、そのことで流体漏洩量の演算精度も高めることがで
き、この点で機能性、利便性、汎用性に一層優れた可搬
式漏洩検出装置にすることができる。
【0050】
【発明の実施の形態】図1,図2において、Rは可搬式
の漏洩検出装置であり、この検出装置Rは、主体装置と
してのガン形状の携帯検出器1及びその携帯検出器1に
取り付けた携帯コンピュータ2を備えている。
【0051】図3,図4に示す如く、携帯検出器1の先
端部には、流体漏洩箇所での発生超音波を検出する指向
性マイクロホン3及び光ビーム出射光源4を配置し、携
帯検出器1の後端部には、超音波検出値(具体的には検
出音圧)をバーグラフ表示とデジタル表示とをもって表
示する表示部5及び各種キー6を配置してあり、また、
この携帯検出器1には、検出超音波を可聴化した探知音
を出力するイヤホン7を接続してある。
【0052】そして、携帯検出器1には、図12に示す
如く、増幅部8、フィルタ部9、検波部10、整流部1
1を通じマイクロホン3の出力信号を入力して、この入
力信号に基づき超音波検出値を表示部5に表示させると
ともに可聴化した探知音をイヤホン7に出力させる演算
部12、及び、各種データ類を格納する記憶部13を装
備してある。
【0053】マイクロホン3は、図5に示す如く、その
複数個をそれらの指向範囲Sに共通の重なり部分SSが
生じる状態に同じ向きで正多角形K(本例では正六角
形)の頂点位置に分散配置し、これに対し、光ビーム出
射光源4は、マイクロホン指向範囲Sの共通重なり部分
SSに対して光ビームを出射する状態にマイクロホン指
向方向視で上記正多角形Kの重心位置に配置してあり、
これにより、図2に示す如く携帯検出器1の先端向きを
変化させてマイクロホン3の指向方向を変化させながら
超音波検出値及び探知音に基づき漏洩箇所を探知するに
あたり、光ビーム照射ポイントの目視によりその時点の
探知対象箇所を逐次明確に目視確認しながら漏洩箇所の
探知を行なえるようにしてある。
【0054】超音波検出感度(すなわち、増幅部8での
信号増幅度)はキー6操作により設定変更でき、また、
その設定感度は超音波検出値とともに表示部5に表示す
るようにしてあり、漏洩箇所を探知したときキー6操作
を行なうことで演算部12は、その漏洩箇所におけるマ
イクロホン出力データとしてその漏洩箇所での超音波検
出値を、その漏洩箇所に対する付与管理番号によりその
時の設定感度と関連付けしてその設定感度とともに記憶
部13に保管する。
【0055】14は先端に小開口15を形成した円錐状
のキャップであり、漏洩箇所と思われる箇所を探知した
ときには、必要に応じ、このキャップ14を携帯検出器
1の先端部に装着して複数マイクロホン3の全体として
の指向性を強くした状態で漏洩箇所に接近して、そのと
きの超音波検出値及び探知音により漏洩箇所を確認す
る。
【0056】16は引き金と同様の操作形態で操作する
電源スイッチであり、この電源スイッチ16をON操作
すると超音波検出状態に入る。なお、光ビーム出射のO
N/OFFはキー6操作により行なう。
【0057】携帯コンピュータ2は、図1,図12に示
す如く演算部17及び記憶部18とともにディスプレイ
画面19及び各種キー20を備え、また、小型デジタル
カメラ21の装着が可能なものであり、この携帯コンピ
ュータ2は、取付具22により携帯検出器1の上部に着
脱及び姿勢調整自在に取り付け、また、有線ないし無線
の通信手段23により携帯検出器1との間での通信を可
能にしてある。
【0058】探知作業にあたっては、先ず、この携帯コ
ンピュータ2に装着のカメラ21により探索区域(例え
ば工場やプラントにおける一部区域)の区域図を撮影
し、この撮影した区域図画像Pa(図10に示す如き画
像)を携帯コンピュータ2の記憶部18に格納する。
【0059】その後、探索区域中を移動しながら、図2
に示す如く携帯検出器1を用いて超音波検出値及び探知
音に基づき漏洩箇所の探知を行ない、漏洩箇所が発見さ
れると、その漏洩箇所での超音波検出値を前述の如くキ
ー6操作により携帯検出器1の記憶部13に保管する。
【0060】この保管操作を行なうと、携帯検出器1の
演算部12は携帯コンピュータ2の演算部17を呼び出
し、それに応答して、携帯コンピュータ2の演算部17
は、管理番号により関連付けられて携帯検出器1の記憶
部13に保管された超音波検出値及び設定感度を読み込
むとともに、図6に示す如きデータ入力画面Gaをディ
スプレイ画面19に表示し、そのデータ入力画面Ga中
にその漏洩箇所についての管理番号、超音波検出値、設
定感度、及び、検出日時を表示する。
【0061】また、データ入力画面Ga中でのキー操作
により漏洩量の演算を指示すると、演算部17は図8に
示す如き演算条件入力画面Gbをディスプレイ画面19
に表示し、この演算条件入力画面Gbにおいて距離、タ
イプ、方向、流体の各項目につき、その漏洩箇所につい
ての演算条件を入力すると、演算部17は、その漏洩箇
所の超音波検出値と入力された演算条件とに基づき、そ
の漏洩箇所での流体漏洩量を算出し、その算出漏洩量を
演算条件入力画面Gb中に表示する。
【0062】なお、上記項目において、距離は漏洩点と
検出器1との離間距離、タイプは漏洩があった配管部材
等の種別、方向は漏洩点に対する超音波検出方向、流体
は漏洩流体の種別を意味する。
【0063】演算条件入力画面Gbでの条件入力の際、
タイプ、方向、流体の各項目については画面Gb中での
キー操作により一覧表示を指示すると、演算部17は各
項目について個別に図8の(ロ)に示す如き演算条件デ
ータの一覧(プルダウンメニュー)を画面Gb中に表示
し、この一覧中から対応の漏洩箇所に該当する演算条件
データを選択すると、演算部17は、その選択データを
入力演算条件として上記の演算を実行する。
【0064】一覧中の演算条件データは、一連の探知作
業に先立ちホストコンピュータ24で専用プログラムを
用い作成したものを、図1に示す如く有線ないし無線の
通信手段25によりホストコンピュータ24から携帯コ
ンピュータ2に送って携帯コンピュータ2の記憶部18
に保管したものであり、同様の操作により対象とする探
索区域や探知対象とする漏洩箇所の種別などに応じ随時
書き換えができる。
【0065】漏洩量の演算機能は、携帯コンピュータ2
を携帯検出器1から取り外して携帯検出器1の単独使用
で漏洩箇所の探知を行なう場合にも漏洩量の演算を行な
えるように携帯検出器1にも備えさせてあり、超音波検
出値を携帯検出器1の記憶部13に保管する際、表示部
5で入力データを確認しながらキー6操作により各項目
について演算条件を入力すると、携帯検出器1の演算部
12は、超音波検出値と入力された演算条件とに基づき
流体漏洩量を算出し、その算出漏洩量を表示部5に表示
するとともに、その算出漏洩量と超音波検出値と設定感
度とを対応の漏洩箇所に対する付与管理番号により関連
付けして記憶部13に保管する。
【0066】なお、携帯コンピュータ2を携帯検出器1
に装備した状態において、上記の如く携帯検出器1の側
で漏洩量の演算を行なった場合、携帯コンピュータ2の
演算部17は、携帯検出器1の記憶部13に保管された
超音波検出値及び設定感度を読み込む際、算出漏洩量も
合わせて携帯検出器1の記憶部13から読み込む。そし
て、携帯コンピータ2の側ないし携帯検出器1の側で演
算された漏洩量は、その漏洩箇所についての管理番号、
超音波検出値、設定感度、検出日時とともに前記データ
入力画面Ga中に表示される。
【0067】データ入力画面Gaにおいて、その画面G
a中でのキー操作により位置情報入力画面の表示を指示
すると、演算部17は図7に示す如き位置情報入力画面
Gcをディスプレイ画面19に表示し、この位置情報入
力画面GcではA,B,Cの各項目につき、その漏洩箇
所についての位置情報を入力する。また、この位置情報
入力画面Gcでの情報入力の際、A,B,Cの各項目に
ついて画面Gc中でのキー操作により一覧表示を指示す
ると、演算部17は各項目について個別に図7の(ロ)
に示す如き位置データの一覧(プルダウンメニュー)を
画面Gc中に表示し、この一覧中から対応の漏洩箇所に
該当する位置データを選択すると、演算部17は、その
選択データを漏洩箇所についての入力位置情報とする。
【0068】一覧中の位置データ及びA,B,Cの項目
の項目名は、前記した演算条件データと同様、一連の探
知作業に先立ちホストコンピュータ24で専用プログラ
ムを用い作成したものを携帯コンピュータ2の記憶部1
8に保管したものであり、対象とする探索区域や探知対
象とする漏洩箇所の種別などに応じ随時書き換えができ
る。
【0069】さらに、データ入力画面Gaにおいて、そ
の画面Ga中でのキー操作により区域図の表示を指示す
ると、演算部17は図10に示す如き区域図画面Gdを
ディスプレイ画面19に表示して、記憶部18に保管の
区域図画像Paをその区域図画面Gdに表示する。そし
て、この表示された区域図画像Pa上で漏洩箇所の位置
を指示するマーキング操作を所定の操作手順で行なう
と、演算部17は図10の(ロ)に示す如く、表示の区
域図画像Pa中に漏洩箇所の位置を示すマークMa(本
例では指示位置を中心とする丸印)を表示する。
【0070】また同様に、携帯コンピュータ2に装着の
カメラ21により漏洩箇所を撮影した上で、データ入力
画面Gaにおいて、その画面Ga中でのキー操作により
撮影画像の表示を指示すると、演算部17は図9に示す
如き撮影画像画面Geをディスプレイ画面19に表示し
て、漏洩箇所の撮影画像Pbをその撮影画像画面Geに
表示する。そして、この表示された撮影画像Pb上で漏
洩の詳細位置を指示するマーキング操作を所定の操作手
順で行なうと、演算部17は図9の(ロ)に示す如く、
表示の撮影画像Pb中に漏洩詳細位置を示すマークMb
(本例では指示位置を中心とする丸印)を表示する。
【0071】そして、演算部17は、上記の各画面Ga
〜Geでの入力が確定すると、その漏洩箇所についての
超音波検出値、設定感度、漏洩量、検出日時、入力位置
情報、入力演算条件、表示した区域図画像Pa中におけ
るマークMaの指示位置、撮影画像Pb、及び、表示し
た漏洩箇所の撮影画像Pb中におけるマークMbの指示
位置を、その漏洩箇所に付与した管理番号により関連付
けして記憶部18に保管する。
【0072】すなわち、探索区域中を移動して漏洩箇所
を順次探知して行くことにおいて、漏洩箇所の各々に対
し上記の処理操作を行なうことで、各漏洩箇所について
の収集データ(各漏洩箇所の管理番号により関連付けら
れた同一漏洩箇所についての超音波検出値、設定感度、
漏洩量、検出日時、入力位置情報、入力演算条件、マー
クMaの指示位置、撮影画像Pb、マークMbの指示位
置)が携帯コンピュータ2の記憶部18に蓄積される。
【0073】一連の探知作業を完了すると、演算条件デ
ータや位置データの書き込みの場合と同様、図1に示す
如く、携帯コンピュータ2の記憶部18に保管の収集デ
ータ群を有線ないし無線の通信手段25によりホストコ
ンピュータ24の側に取り出し、このホストコンピュー
タ24で専用プログラムを用いて、図11に示す如き報
告書X(超音波検出値、漏洩量、検出日時、漏洩位置情
報などの文書データとともにマークMa付きの区域図画
像Pa及びマークMb付きの漏洩箇所画像Pbを所定の
書式で掲載した各漏洩箇所についての報告書X)を作成
する。
【0074】なお、携帯検出器1についてもその単独使
用の場合のためにホストコンピュータ24との間での有
線ないし無線での通信を可能にしてあり、携帯検出器1
の記憶部13に保管の収集データをホストコンピュータ
24の側に直接に取り出したり、携帯検出器1の記憶部
13に対し種々のデータをホストコンピュータ24から
直接に書き込むこともできる。
【0075】以上、本実施形態において、携帯コンピュ
ータ2に装着のカメラ21は、漏洩箇所を撮影する撮像
手段を構成し、携帯コンピュータ2のディスプレイ画面
19は、入力手段により入力した位置情報及び撮像手段
により撮影した漏洩箇所の画像Pbを表示するディスプ
レイ手段を構成する。
【0076】そして、携帯コンピュータ2の演算部17
は、撮像手段により撮影した漏洩箇所の画像Pbをディ
スプレイ手段により表示した状態でその表示画像中に漏
洩詳細位置を示すマークMbを付す詳細位置マーキング
手段、探索区域の区域図画像Paをディスプレイ手段に
より表示した状態でその表示画像中に漏洩箇所の位置を
示すマークMaを付す区域図用マーキング手段、複数の
位置データをディスプレイ手段により表示した状態でそ
れら表示データの中から対応の漏洩箇所に該当のものを
選択させる位置データ選択手段を構成し、この区域図用
マーキング手段及び位置データ選択手段により、マイク
ロホン3の出力信号に基づき探知した漏洩箇所の位置情
報を入力する上記入力手段が構成される。
【0077】また、携帯コンピュータ2の演算部17
は、演算条件データをディスプレイ手段により表示した
状態でその表示データから対応の漏洩箇所に該当のもの
を選択させる演算条件データ選択手段、及び、同一の漏
洩箇所についてのマイクロホンの出力データと演算条件
データ選択手段による選択データとに基づいて対応漏洩
箇所での流体漏洩量を演算する演算手段を構成する。
【0078】さらに、携帯コンピュータ2の演算部17
は、同一の漏洩箇所についてのマイクロホンの出力デー
タと、撮像手段による撮影画像Pbと、位置データ選択
手段により選択した位置データ(入力位置情報)と、区
域図用マーキング手段により付したマークMaの表示画
像中における指示位置(入力位置情報)と、詳細位置マ
ーキング手段により付したマークMbの表示画像中にお
ける指示位置と、演算手段により演算した流体漏洩量と
を関連付けした保管状態にするデータ処理手段を構成す
る。
【0079】また、携帯コンピュータ2の演算部17及
び記憶部18は、撮像手段により撮影した探索区域図の
画像を区域図用マーキング手段によるマーク付けに用い
る区域図画像Paとして保管する区域図画像保管手段、
位置データ選択手段によるデータ選択に用いる位置デー
タを編集手段による書き換えが可能な状態で保管する位
置データ保管手段、及び、演算条件データ選択手段によ
るデータ選択に用いる演算条件データを編集手段による
書き換えが可能な状態で保管する演算条件データ保管手
段を構成する。
【0080】そして、通信手段25により携帯コンピュ
ータ2との間で通信するホストコンピュータ24は、位
置データ選択手段によるデータ選択に用いる位置データ
及び演算条件データ選択手段によるデータ選択に用いる
演算条件データを書き換える編集手段を構成する。
【0081】〔別実施形態〕次に本発明の別実施形態を
列記する。
【0082】上述の実施形態では、複数(3個以上)の
指向性マイクロホン3を、それらの指向範囲Sに共通の
重なり部分SSが生じる状態に同じ向きで多角形Kの頂
点位置に分散配置して、光ビームの出射光源4を、マイ
クロホン指向範囲Sの共通重なり部分SSに対して光ビ
ームを出射する状態にマイクロホン指向方向視で上記多
角形Kの内方部に配置する構成を示したが、請求項1に
係る発明の実施において、指向性マイクロホン3の装備
数は3個以上に限られるものではなく、例えば、2個の
指向性マイクロホン3を、それらの指向範囲Sに共通の
重なり部分SSが生じる状態に並列配置して、光ビーム
の出射光源4を、マイクロホン指向方向でそれら2個の
指向性マイクロホン3の指向範囲Sの共通重なり部分S
Sに対し光ビームを出射する状態に配置する構成を採っ
てもよい。
【0083】複数の指向性マイクロホン3を多角形Kの
頂点位置に配置する構成を採る場合、その多角形Kは六
角形に限られるものではなく、三角形以上であれば何角
の多角形であってもよく、また、光ビーム出射光源4
を、それら複数マイクロホン3の指向範囲Sの共通重な
り部分SSに対して光ビームを出射する状態にマイクロ
ホン指向方向視で上記多角形Kの内方部に配置するの
に、その配置位置も必ずしも上記多角形Kの重心位置に
限られるものではない。
【0084】撮像手段は一般の小型デジタルカメラに限
定されるものではなく、ビデオカメラや、赤外線カメラ
などの暗所撮影が可能なカメラ、あるいは、X線カメラ
などの透視撮影が可能なカメラであってもよく、また、
撮像手段ともにフラッシュを付加装備したり、暗い漏洩
箇所を照らすための照明具を付加装備してもよい。
【0085】前述の実施形態では、ディスプレイ手段及
び撮像手段を備える携帯コンピュータ2を携帯検出器1
に対し着脱自在に取り付ける装置構成を示したが、ディ
スプレイ手段及び撮像手段のいずれか一方又は両方を携
帯検出器1に一体装備した装置構成や、ディスプレイ手
段及び撮像手段のいずれか一方又は両方を有線ないし無
線の通信手段により携帯検出器1との間での通信を可能
にした状態で携帯検出器1とは分離させた装置構成を採
用してもよい。
【0086】前述の実施形態では、携帯コンピュータ2
の記憶部18に蓄積保管した複数漏洩箇所についての収
集データを一括してホストコンピュータ24の側に取り
出すようにしたが、携帯電話機能やPHS電話機能など
を利用して一連の探知作業中に漏洩箇所の収集データを
随時にホストコンピュータ24の側に送る装置構成にし
てもよく、また逆に、携帯電話機能やPHS電話機能な
どを利用して種々のデータをホストコンピュータ24の
側から可搬式漏洩検出装置Rの側に随時送る装置構成を
採用してもよい。
【0087】漏洩箇所の位置情報を入力する入力手段
は、前述の如き区域図用マーキング手段や位置データ入
力手段に限られるものではなく、例えば、文字入力によ
り漏洩箇所の位置情報を文書データ的に入力する方式な
ど種々の入力方式のものを採用できる。
【0088】また場合によっては、可搬式漏洩検出装置
Rの装置構成として漏洩箇所を撮影する撮像手段を省略
し、例えば、請求項9に係る発明の一実施形態として漏
洩箇所の位置情報の入力を区域図用マーキング手段のみ
により行なうなどの装置構成を採用してもよい。
【0089】区域図用マーキング手段によるマーク付け
に用いる区域図画像は、デジタルカメラなどの撮像手段
により撮影した画像に限られるものではなく、スキャナ
により取り込んだ画像、あるいは、コンパクトディス
ク、デジタルビデオディスク、ハードディスクなどの画
像記憶媒体から取り出した画像、あるいはまた、CAD
などの作図手段により作図した作図画像であってもよ
く、また、その区域図画像は有線ないし無線の通信手段
によりホストコンピュータ等から入力するようにしても
よい。
【0090】本発明による可搬式漏洩検出装置は、配管
継手部における流体漏洩や容器における流体漏洩、ある
いはまた、蒸気トラップや安全弁などの弁類での流体漏
洩など、各種分野における種々の流体漏洩の探知に使用
でき、また、漏洩流体も蒸気や空気などの気体、あるい
は、水や液剤などの液体のいずれであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】探知作業の流れを示す図
【図2】漏洩箇所の探知形態を示す図
【図3】装置の斜視図
【図4】携帯検出器の後端拡大図
【図5】携帯検出器の先端拡大図
【図6】データ入力画面を示す図
【図7】位置情報入力画面を示す図
【図8】演算条件入力画面を示す図
【図9】撮影画像画面を示す図
【図10】区域図画面を示す図
【図11】報告書を示す図
【図12】装置のブロック図
【符号の説明】
3 マイクロホン 4 光ビーム出射光源 17 入力手段,データ処理手段 17 詳細位置マーキング手段,区域図用マ
ーキング手段 17 位置データ選択手段,演算条件データ
選択手段 17,18 区域図画像保管手段 17,18 位置データ保管手段,演算条件データ
保管手段 19 ディスプレイ手段 21 撮像手段 24 編集手段 K 多角形 Ma,Mb マーク Pa 区域図画像 Pb 撮影画像 S 指向範囲 SS 共通重なり部分
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年8月13日(2002.8.1
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 可搬式漏洩検出装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラントや工場な
どにおいて配管系や容器等における流体漏洩箇所を探知
するのに用いる可搬式の漏洩検出装置に関し、詳しく
は、流体漏洩箇所での発生超音波を検出するマイクロホ
ンの出力信号に基づき漏洩箇所を探知する可搬式漏洩検
出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の可搬式漏洩検出装置とし
ては、流体漏洩箇所での発生超音波を検出する1つのマ
イクロホンと、そのマイクロホンの出力信号を処理して
超音波検出データをデジタル表示やバーグラフ表示など
で可視的に表示する表示手段とを装備したものがある
(例えば、特開平7−253377号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来装置
では、可聴域発生音の検出に基づく漏洩箇所探知などで
は探知できない極微小な漏洩箇所をも発生超音波の検出
により探知できるものの、上記の如き超音波検出データ
の可視的表示では、また、イヤホンなどを用いて超音波
検出データを可聴的に表示する方式を採るにしても、非
可聴な発生超音波を利用して漏洩箇所を探知する機能が
得られるにすぎず、漏洩箇所探知の容易化や能率化の面
で未だ不十分な面があり、さらにまた、探知した微小な
漏洩箇所の存在位置や周囲状況を逐一記録するなどの付
帯作業については、作業者にかなりの手間と負担を課し
ており、この点、配管類や機器類が混み入った広範な探
索区域中を移動して微小な漏洩箇所を順次に探知する使
用形態が多い可搬式の漏洩検出装置として、全体として
の作業の容易化及び作業能率の向上を図る上で未だ改善
の余地があった。
【0004】この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、
合理的な装置構成により、漏洩箇所の探知及びそれに伴
う付帯作業を含めた全体としての探知作業の容易化及び
その作業能率の向上を効果的に実現する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔1〕請求項1に係る発
明は可搬式漏洩検出装置に関し、その特徴は、流体漏洩
箇所での発生超音波を検出する複数の指向性マイクロホ
ンを、それらの指向範囲に共通の重なり部分が生じる状
態に同じ向きで並列に配置するとともに、光ビームの出
射光源を、マイクロホン指向方向で前記マイクロホン指
向範囲の共通重なり部分に対して光ビームを出射する状
態に配置し、かつ、前記マイクロホンを多角形の頂点位
置に分散配置するとともに、前記出射光源をマイクロホ
ン指向方向視で前記多角形の内方部に配置してある点に
ある。
【0006】つまり、この構成によれば、複数の指向性
マイクロホンの出力信号に基づき探知される漏洩箇所に
光ビームが照射される状態になることから、マイクロホ
ン及び光ビーム出射光源を装備する装置の姿勢を変化さ
せて複数マイクロホンの指向方向を変化させながらそれ
らマイクロホンの出力信号に基づき漏洩箇所を探知する
にあたり、光ビーム照射ポイントの目視によりその時点
の探知対象箇所を明確に目視確認しながら複数マイクロ
ホンの出力信号に基づき漏洩箇所を探知することがで
き、これにより、単にマイクロホンの出力信号のみに基
づき漏洩箇所を探知するに比べ、漏洩箇所の探知を容易
に能率良く行なうことができる。
【0007】また、探知した漏洩箇所の位置の記録につ
いても、光ビーム照射ポイントの目視による漏洩箇所の
明確な目視確認に基づいて探知漏洩箇所に印を付すとい
った方式や、探知した漏洩箇所をそこに位置する光ビー
ム照射ポイントとともに撮像手段で撮影するといった方
式などにより、光ビーム照射ポイントを利用して探知漏
洩箇所の位置を正確かつ容易に記録することができる。
【0008】そしてまた、複数の指向性マイクロホン
を、それらの指向範囲に共通の重なり部分が生じる状態
に同じ向きで並列に配置するとともに、光ビームの出射
光源を、マイクロホン指向方向でマイクロホン指向範囲
の共通重なり部分(すなわち、複数のマイクロホンによ
る超音波検出においてその検出感度が最も高くなる部
分)に対して光ビームを出射する状態に配置する構成に
より、複数マイクロホンの出力信号に基づき探知した漏
洩箇所(すなわち、複数マイクロホンによる超音波検出
値がピークとなる箇所)と光ビーム照射ポイントとの位
置の一致精度を効果的に高めることができ、これによ
り、光ビームを利用した上記の如き漏洩箇所探知の容易
化及び位置記録の容易化を一層効果的に促進できる。
【0009】これらのことから、上記構成によれば、漏
洩箇所の探知及びそれに伴う付帯作業を含めた全体とし
ての探知作業の容易化及びその作業能率の向上を効果的
に達成することができる。
【0010】なお、同じ向きで並列に配置する複数の指
向性マイクロホンは、それらの指向範囲に共通の重なり
部分が生じる配置でありさえすれば、必ずしも厳密な平
行向きに配置する必要はなく、例えば、各マイクロホン
が内方向きないしは外方向きに多少傾斜する配置であっ
てもよい。
【0011】また、上記構成では、流体漏洩箇所での発
生超音波を検出する複数の指向性マイクロホンを、それ
らの指向範囲に共通の重なり部分が生じる状態に同じ向
きで並列に配置し、かつ、光ビームの出射光源を、マイ
クロホン指向方向でマイクロホン指向範囲の共通重なり
部分に対して光ビームを出射する状態に配置するのに、
マイクロホンを多角形の頂点位置に分散配置するととも
に、前記出射光源をマイクロホン指向方向視で前記多角
形の内方部に配置するから、さらに次のことも可能にな
る。
【0012】つまり、この構成によれば、3個以上の指
向性マイクロホンを、それらの指向範囲に共通の重なり
部分が生じる状態に同じ向きで多角形の頂点位置に分散
配置する形態になることから、例えば、2個の指向性マ
イクロホンのみを、それらの指向範囲に共通の重なり部
分が生じる状態に同じ向きで並列に配置するだけの構成
を採るのに比べ、マイクロホン指向範囲の共通重なり部
分において得られる超音波検出感度を一層効果的に高め
ることができる。
【0013】そして、このことにより、マイクロホンの
出力信号に基づき探知した漏洩箇所と光ビーム照射ポイ
ントとの位置の一致精度を効果的に高めることができ
て、漏洩箇所探知の容易化及び位置記録の容易化を効果
的に促進できるという前述の効果を一層顕著に得ること
ができる。
【0014】〔2〕請求項2に係る発明は、請求項1に
係る発明実施に好適な実施形態を特定するものであり、
その特徴は、前記マイクロホンを多角形の頂点位置に分
散配置するとともに、その多角形の内方部に前記出射光
源を配置するのに、正多角形の頂点位置に前記マイクロ
ホンを配置するとともに、マイクロホン指向方向視でそ
の正多角形の重心位置近傍に前記出射光源を配置してあ
る点にある。つまり、この構成によれば、マイクロホン
の出力信号に基づき探知した漏洩箇所と光ビーム照射ポ
イントとの位置の一致精度を効果的に高めることができ
るという前述の効果が顕著になる。
【0015】〔3〕請求項3に係る発明は、請求項1又
は2に係る発明の実施に好適な実施形態を特定するもの
であり、その特徴は、前記マイクロホン及び前記出射光
源と、探索区域中を移動して前記マイクロホンの出力信
号に基づき探知した漏洩箇所の前記探索区域中における
位置の位置情報を入力する入力手段と、その漏洩箇所を
撮影する撮像手段と、前記入力手段により入力した位置
情報及び前記撮像手段により撮影した漏洩箇所の画像を
表示するディスプレイ手段と、同一の漏洩箇所について
の前記マイクロホンの出力データと前記入力手段による
入力位置情報と前記撮像手段による撮影画像とを関連付
けした保管状態にするデータ処理手段とを備える点にあ
る。
【0016】つまり、この構成によれば、入力手段によ
る位置情報の入力と撮像手段による漏洩箇所の撮影とを
もって、探知した漏洩箇所の探索区域中における位置
び周囲状況を補修作業者への連絡や管理者への報告など
の目的で容易かつ正確に記録することができる。
【0017】また、同一の漏洩箇所についてのマイクロ
ホンの出力データ(すなわち、超音波検出データ)と入
力手段による入力位置情報と撮像手段による撮影画像と
がデータ処理手段により互いに関連付けられて保管され
るから、探索区域中に存在する複数の漏洩箇所を順次に
探知して行く使用形態において収集データ(出力デー
タ、入力位置情報、撮影画像)どうしの対応関係が不明
になるのを回避できて、収集データの保管処理を容易に
能率良く行なえるとともに、以後における収集データの
取り出しやデータ利用も容易にすることができる。
【0018】そしてまた、入力手段により入力した位置
情報及び撮像手段により撮影した漏洩箇所の画像をディ
スプレイ手段により表示できるから、入力位置情報や撮
影画像を収集データとして保管するにあたり、それら入
力位置情報や撮影画像が漏洩箇所の探索区域中における
位置や周囲状況を把握する上で適切なものかどうかを、
また、誤入力や誤撮がないかどうかを、その場において
ディスプレイ手段により容易に確認することができ、こ
れにより、適切な位置情報及び撮影画像を収集データと
して保管することができて、それら入力位置情報や撮影
画像を用いた以後における漏洩箇所の探索区域中におけ
る位置の把握や周囲状況の把握をより確実なものにする
ことができる。
【0019】これらのことから、上記構成によれば、請
求項1又は2に係る発明と相俟って、漏洩箇所の探知及
びそれに伴う付帯作業を含めた全体としての探知作業の
容易化及びその作業能率の向上をさらに効果的に達成す
ることができる。
【0020】なお、上記ディスプレイ手段は、入力した
位置情報及び撮影した漏洩箇所の画像の表示に加え、入
力過程にある位置情報のモニター表示や撮影しようとす
る漏洩箇所のモニター表示も合わせ行なえるようにする
のがよい。
【0021】また、マイクロホンの出力データ、入力手
段による入力位置情報、撮像手段による撮影画像などの
収集データの保管そのものは、可搬式の漏洩検出装置自
体あるいはそれとのデータ授受が可能な定置装置のいず
れで行なうようにしてもよく、上記データ処理手段は、
同一漏洩箇所についての収集データを可搬式漏洩検出装
置自体あるいは定置装置に保管するにあたり、その収集
データの関連付けを行なうものであればよい。
【0022】〔4〕請求項4に係る発明は、請求項3に
係る発明の実施に好適な実施形態を特定するものであ
り、その特徴は、前記撮像手段により撮影した漏洩箇所
の画像を前記ディスプレイ手段により表示した状態でそ
の表示画像中に漏洩詳細位置を示すマークを付す詳細位
置マーキング手段を設け、この詳細位置マーキング手段
により付したマークの表示画像中における指示位置を、
前記データ処理手段により対応の撮影画像と関連付けし
た保管状態にする構成にしてある点にある。
【0023】つまり、この構成によれば、撮像手段によ
り撮影した漏洩箇所の画像をディスプレイ手段により表
示した状態でその表示画像中に漏洩詳細位置を示すマー
クを付すから、そのマークをディスプレイ手段により漏
洩箇所の撮影画像を確認しながら適切な位置に的確かつ
容易に付すことができる。
【0024】そして、このマークの表示画像中における
指示位置がデータ処理手段により対応の撮影画像と関連
付けられて保管されることで、以後において、その撮影
画像(漏洩箇所をある程度大きな範囲で撮影した画像)
により漏洩箇所の周囲状況を容易に把握できるようにし
ながら、合わせて、漏洩の詳細位置も画像に関連付けら
れて保管されたマーク指示位置によりその画像上で明確
かつ容易に把握することができ、これらの点で一層機能
性及び利便性に優れた可搬式漏洩検出装置にすることが
できる。
【0025】〔5〕請求項5に係る発明は、請求項3又
は4に係る発明の実施に好適な実施形態を特定するもの
であり、その特徴は、前記入力手段として、探索区域の
区域図画像を前記ディスプレイ手段により表示した状態
でその表示画像中に漏洩箇所の前記探索区域中における
位置を示すマークを付す区域図用マーキング手段を設
け、この区域図用マーキング手段により付したマークの
表示画像中における指示位置を、前記位置情報として前
記データ処理手段により同一漏洩箇所についての前記マ
イクロホンの出力データ及び前記撮像手段による撮影画
像と関連付けした保管状態にする構成にしてある点にあ
る。
【0026】つまり、この構成によれば、探索区域の区
域図画像をディスプレイ手段により表示した状態でその
表示画像中に漏洩箇所の探索区域中における位置を示す
マークを付すから、前述の漏洩詳細位置を示すマークと
同様、そのマークをディスプレイ手段により探索区域の
区域図画像を確認しながら適切な位置に的確かつ容易に
付すことができる。
【0027】そして、このマークの表示画像中における
指示位置が前記位置情報としてデータ処理手段により同
一漏洩箇所についてのマイクロホンの出力データ及び撮
像手段による撮影画像と関連付けられて保管されること
で、以後において、漏洩箇所の撮影画像により漏洩箇所
の周囲状況を容易に把握できることに加え、探索区域中
における漏洩箇所の位置(すなわち、漏洩箇所の撮影画
像よりも縮尺を小さくした場面での漏洩箇所位置)もそ
の保管されたマーク指示位置により区域図画像上で明確
かつ容易に把握することができ、これらの点で一層機能
性及び利便性に優れた可搬式漏洩検出装置にすることが
できる。
【0028】〔6〕請求項6に係る発明は、請求項5に
係る発明の実施に好適な実施形態を特定するものであ
り、その特徴は、前記撮像手段により撮影した探索区域
図の画像を前記区域図用マーキング手段によるマーク付
けに用いる区域図画像として保管する区域図画像保管手
段を設けてある点にある。
【0029】つまり、この構成によれば、漏洩箇所を撮
影する前記の撮像手段を利用して探索区域図の画像入力
も行なえることから、探索区域図の画像入力を別の専用
画像入力手段を用いて行なうに比べ、必要装置数を少な
くすることができて装置全体としての取り扱いを容易に
するとともに、装置コストも安価にすることができ、ま
た、一連の探知作業に入る際に携帯している漏洩箇所撮
影用の撮像手段を用いて探索区域図の画像入力を行なえ
ることで、探索区域図の画像入力作業そのものも簡便に
することができる。
【0030】〔7〕請求項7に係る発明は、請求項3〜
6のいずれか1項に係る発明の実施に好適な実施形態を
特定するものであり、その特徴は、前記入力手段とし
て、複数の位置データを前記ディスプレイ手段により表
示した状態でそれら表示データの中から対応の漏洩箇所
に該当のものを選択させる位置データ選択手段を設け、
この位置データ選択手段により選択した位置データを、
前記位置情報として前記データ処理手段により同一漏洩
箇所についての前記マイクロホンの出力データ及び前記
撮像手段による撮影画像と関連付けした保管状態にする
構成にしてある点にある。
【0031】つまり、この構成によれば、ディスプレイ
手段により表示された複数の位置データの中から対応の
漏洩箇所に該当のものを選択するだけで、漏洩箇所の位
置情報の入力を容易に行なうことができ、これにより、
漏洩箇所の探知及びそれに伴う付帯作業を含めた全体と
しての探知作業の容易化及びその作業能率の向上を一層
効果的に達成することができる。
【0032】〔8〕請求項8に係る発明は、請求項7に
係る発明の実施に好適な実施形態を特定するものであ
り、その特徴は、前記位置データ選択手段によるデータ
選択に用いる位置データを編集手段による書き換えが可
能な状態で保管する位置データ保管手段を設けてある点
にある。
【0033】つまり、この構成によれば、位置データ選
択手段によるデータ選択に用いる位置データを、一連の
探知作業に先立ち、対象とする探索区域や探知対象とす
る漏洩箇所の種別などに応じ適宜書き換えることがで
き、これにより、上記の如く位置データの選択をもって
位置情報の入力を容易にしながらも、漏洩箇所の位置情
報として対象探索区域や探知対象とする漏洩箇所の種別
に即した情報を入力することができ、この点で機能性、
利便性、汎用性に一層優れた可搬式漏洩検出装置にする
ことができる。
【0034】
〔9〕請求項9に係る発明は、請求項1又
は2に係る発明の実施に好適な実施形態を特定するもの
であり、その特徴は、前記マイクロホン及び前記出射光
源と、探索区域の区域図画像を表示するディスプレイ手
段と、探索区域中を移動して前記マイクロホンの出力信
号に基づき探知した漏洩箇所の前記探索区域中における
位置を示すマークを前記ディスプレイ手段の表示画面中
に付す区域図用マーキング手段と、同一の漏洩箇所につ
いての前記マイクロホンの出力データと前記区域図用マ
ーキング手段により付したマークの表示画像中における
指示位置とを関連付けした保管状態にするデータ処理手
段とを備える点にある。
【0035】つまり、この構成によれば、請求項5に係
る発明と同様、探索区域の区域図画像をディスプレイ手
段により表示した状態でその表示画像中に探知した漏洩
箇所の探索区域中における位置を示すマークを付すか
ら、そのマークをディスプレイ手段により探索区域の区
域図画像を確認しながら適切な位置に的確かつ容易に付
すことができる。
【0036】そして、このマークの表示画像中における
指示位置が探知した漏洩箇所の探索区域中における位置
位置情報として保管されることで、以後において補修
作業者や管理者は、探索区域中における漏洩箇所の位置
をその保管されたマーク指示位置により区域図画像上で
明確かつ容易に把握することができる。
【0037】また、同一の漏洩箇所についてのマイクロ
ホンの出力データと上記マークの表示画像中における指
示位置とがデータ処理手段により互いに関連付けられて
保管されるから、探索区域中に存在する複数の漏洩箇所
を順次に探知して行く使用形態において収集データ(出
力データ及びマーク指示位置)どうしの対応関係が不明
になるのを回避できて、収集データの保管処理を容易か
つ能率良く行なえるとともに、以後における収集データ
の取り出しやデータ利用も容易にすることができる。
【0038】これらのことから、上記構成によれば、請
求項1又は2に係る発明と相俟って、漏洩箇所の探知及
びそれに伴う付帯作業を含めた全体としての探知作業の
容易化及びその作業能率の向上をさらに効果的に達成す
ることができる。
【0039】なお、マイクロホンの出力データ、上記マ
ークの指示位置などの収集データの保管そのものは、可
搬式の漏洩検出装置自体あるいはそれとのデータ授受が
可能な定置装置のいずれで行なうようにしてもよく、上
記データ処理手段は、同一漏洩箇所についての収集デー
タを可搬式漏洩検出装置自体あるいは定置装置に保管す
るにあたり、その収集データの関連付けを行なうもので
あればよい。
【0040】〔10〕請求項10に係る発明は、請求項
9に係る発明の実施に好適な実施形態を特定するもので
あり、その特徴は、撮像手段により撮影した探索区域図
の画像、又は、スキャナにより取り込んだ探索区域図の
画像、又は、画像記憶媒体から取り出した探索区域図の
画像を前記区域図用マーキング手段によるマーク付けに
用いる区域図画像として保管する区域図画像保管手段を
設けてある点にある。
【0041】つまり、この構成によれば、撮像手段によ
る撮影、又は、スキャナによる取り込み、又は、画像記
憶媒体からの取り出しにより探索区域図の画像入力を行
なえることから、例えば、区域図用マーキング手段によ
るマーク付けに用いることが可能な状態の区域図画像を
一連の探知作業に先立ち画像作成手段により逐一作画す
る等に比べ、探索区域図の画像入力を簡便にすることが
でき、これにより、全体としての探知作業の容易化及び
その作業能率の向上を一層効果的に達成することができ
る。
【0042】なお、請求項10に係る発明の実施にあた
り、撮像手段による撮影、スキャナによる取り込み、画
像記憶媒体からの取り出しのうち、2種以上の方式のい
ずれによっても探索区域図の画像入力を行なえるように
すれば、一層利便性に優れた可搬式漏洩検出装置にする
ことができる。
【0043】また、撮像手段により撮影した探索区域図
の画像や、スキャナにより取り込んだ探索区域図の画
像、あるいは画像記憶媒体から取り出した探索区域図の
画像を区域図画像保管手段に送る通信手段には有線形式
のものあるいは無線形式のものいずれを採用してもよ
い。
【0044】なお、請求項3〜10のいずれかに係る発
明の実施にあたり、演算条件データを前記ディスプレイ
手段により表示した状態でその表示データから対応の漏
洩箇所に該当のものを選択させる演算条件データ選択手
段を設け、同一の漏洩箇所についての前記マイクロホン
の出力データと前記演算条件データ選択手段による選択
データとに基づいて対応漏洩箇所での流体漏洩量を演算
する演算手段を設ける構成を採れば、次の効果を得るこ
とができる。
【0045】つまり、この構成によれば、演算手段によ
る演算をもって得られる各漏洩箇所での流体漏洩量によ
り、漏洩の進行度合いや補修の緊急性あるいはまた流体
漏洩による経済的損失度や関連設備への影響度など、超
音波検出による単なる漏洩箇所の探知だけでは判断でき
ないことの判断も可能になり、この点で一層機能性及び
利便性に優れた可搬式漏洩検出装置にすることができ
る。
【0046】そしてまた、ディスプレイ手段により表示
された演算条件データから対応の漏洩箇所に該当のもの
を選択するだけで、演算条件の入力を容易に行なえるこ
とにより、上記の如く流体漏洩についての判断面で高い
機能性及び利便性を得ながら、漏洩箇所の探知及びそれ
に伴う付帯作業を含めた全体としての探知作業の容易化
及びその作業能率の向上も効果的に達成することができ
る。
【0047】なお、選択対象としてディスプレイ手段に
より表示する演算条件データの数は必ずしも複数に限ら
れるものではなく、場合によっては、1つの演算条件デ
ータのみを選択対象としてディスプレイ手段により表示
するようにしてもよく、一例としては、後述の実施形態
の如く複数の項目の各々につき、項目ごとに演算条件デ
ータを表示してその表示データから該当データを選択さ
せる場合において、複数の項目のうちのあるものについ
ては1つの演算条件データのみを選択対象としてディス
プレイ手段により表示する場合などがある。
【0048】さらに、前記演算条件データ選択手段によ
るデータ選択に用いる演算条件データを編集手段による
書き換えが可能な状態で保管する演算条件データ保管手
段を設ける構成を採れば、次の効果も得ることができ
る。
【0049】つまり、この構成によれば、演算条件デー
タ選択手段によるデータ選択に用いる演算条件データ
を、一連の探知作業に先立ち、対象とする探索区域や探
知対象とする漏洩箇所の種別などに応じ適宜書き換える
ことができ、これにより、上記の如く演算条件データの
選択をもって演算条件の入力を容易にしながらも、流体
漏洩量の演算条件として対象探索区域や探知対象とする
漏洩箇所の種別に即した条件を入力することができ、ま
た、そのことで流体漏洩量の演算精度も高めることがで
き、この点で機能性、利便性、汎用性に一層優れた可搬
式漏洩検出装置にすることができる。
【0050】
【発明の実施の形態】図1,図2において、Rは可搬式
の漏洩検出装置であり、この検出装置Rは、主体装置と
してのガン形状の携帯検出器1及びその携帯検出器1に
取り付けた携帯コンピュータ2を備えている。
【0051】図3,図4に示す如く、携帯検出器1の先
端部には、流体漏洩箇所での発生超音波を検出する指向
性マイクロホン3及び光ビーム出射光源4を配置し、携
帯検出器1の後端部には、超音波検出値(具体的には検
出音圧)をバーグラフ表示とデジタル表示とをもって表
示する表示部5及び各種キー6を配置してあり、また、
この携帯検出器1には、検出超音波を可聴化した探知音
を出力するイヤホン7を接続してある。
【0052】そして、携帯検出器1には、図12に示す
如く、増幅部8、フィルタ部9、検波部10、整流部1
1を通じマイクロホン3の出力信号を入力して、この入
力信号に基づき超音波検出値を表示部5に表示させると
ともに可聴化した探知音をイヤホン7に出力させる演算
部12、及び、各種データ類を格納する記憶部13を装
備してある。
【0053】マイクロホン3は、図5に示す如く、その
複数個をそれらの指向範囲Sに共通の重なり部分SSが
生じる状態に同じ向きで正多角形K(本例では正六角
形)の頂点位置に分散配置し、これに対し、光ビーム出
射光源4は、マイクロホン指向範囲Sの共通重なり部分
SSに対して光ビームを出射する状態にマイクロホン指
向方向視で上記正多角形Kの重心位置に配置してあり、
これにより、図2に示す如く携帯検出器1の先端向きを
変化させてマイクロホン3の指向方向を変化させながら
超音波検出値及び探知音に基づき漏洩箇所を探知するに
あたり、光ビーム照射ポイントの目視によりその時点の
探知対象箇所を逐次明確に目視確認しながら漏洩箇所の
探知を行なえるようにしてある。
【0054】超音波検出感度(すなわち、増幅部8での
信号増幅度)はキー6操作により設定変更でき、また、
その設定感度は超音波検出値とともに表示部5に表示す
るようにしてあり、漏洩箇所を探知したときキー6操作
を行なうことで演算部12は、その漏洩箇所におけるマ
イクロホン出力データとしてその漏洩箇所での超音波検
出値を、その漏洩箇所に対する付与管理番号によりその
時の設定感度と関連付けしてその設定感度とともに記憶
部13に保管する。
【0055】14は先端に小開口15を形成した円錐状
のキャップであり、漏洩箇所と思われる箇所を探知した
ときには、必要に応じ、このキャップ14を携帯検出器
1の先端部に装着して複数マイクロホン3の全体として
の指向性を強くした状態で漏洩箇所に接近して、そのと
きの超音波検出値及び探知音により漏洩箇所を確認す
る。
【0056】16は引き金と同様の操作形態で操作する
電源スイッチであり、この電源スイッチ16をON操作
すると超音波検出状態に入る。なお、光ビーム出射のO
N/OFFはキー6操作により行なう。
【0057】携帯コンピュータ2は、図1,図12に示
す如く演算部17及び記憶部18とともにディスプレイ
画面19及び各種キー20を備え、また、小型デジタル
カメラ21の装着が可能なものであり、この携帯コンピ
ュータ2は、取付具22により携帯検出器1の上部に着
脱及び姿勢調整自在に取り付け、また、有線ないし無線
の通信手段23により携帯検出器1との間での通信を可
能にしてある。
【0058】探知作業にあたっては、先ず、この携帯コ
ンピュータ2に装着のカメラ21により探索区域(例え
ば工場やプラントにおける一部区域)の区域図を撮影
し、この撮影した区域図画像Pa(図10に示す如き画
像)を携帯コンピュータ2の記憶部18に格納する。
【0059】その後、探索区域中を移動しながら、図2
に示す如く携帯検出器1を用いて超音波検出値及び探知
音に基づき漏洩箇所の探知を行ない、漏洩箇所が発見さ
れると、その漏洩箇所での超音波検出値を前述の如くキ
ー6操作により携帯検出器1の記憶部13に保管する。
【0060】この保管操作を行なうと、携帯検出器1の
演算部12は携帯コンピュータ2の演算部17を呼び出
し、それに応答して、携帯コンピュータ2の演算部17
は、管理番号により関連付けられて携帯検出器1の記憶
部13に保管された超音波検出値及び設定感度を読み込
むとともに、図6に示す如きデータ入力画面Gaをディ
スプレイ画面19に表示し、そのデータ入力画面Ga中
にその漏洩箇所についての管理番号、超音波検出値、設
定感度、及び、検出日時を表示する。
【0061】また、データ入力画面Ga中でのキー操作
により漏洩量の演算を指示すると、演算部17は図8に
示す如き演算条件入力画面Gbをディスプレイ画面19
に表示し、この演算条件入力画面Gbにおいて距離、タ
イプ、方向、流体の各項目につき、その漏洩箇所につい
ての演算条件を入力すると、演算部17は、その漏洩箇
所の超音波検出値と入力された演算条件とに基づき、そ
の漏洩箇所での流体漏洩量を算出し、その算出漏洩量を
演算条件入力画面Gb中に表示する。
【0062】なお、上記項目において、距離は漏洩点と
検出器1との離間距離、タイプは漏洩があった配管部材
等の種別、方向は漏洩点に対する超音波検出方向、流体
は漏洩流体の種別を意味する。
【0063】演算条件入力画面Gbでの条件入力の際、
タイプ、方向、流体の各項目については画面Gb中での
キー操作により一覧表示を指示すると、演算部17は各
項目について個別に図8の(ロ)に示す如き演算条件デ
ータの一覧(プルダウンメニュー)を画面Gb中に表示
し、この一覧中から対応の漏洩箇所に該当する演算条件
データを選択すると、演算部17は、その選択データを
入力演算条件として上記の演算を実行する。
【0064】一覧中の演算条件データは、一連の探知作
業に先立ちホストコンピュータ24で専用プログラムを
用い作成したものを、図1に示す如く有線ないし無線の
通信手段25によりホストコンピュータ24から携帯コ
ンピュータ2に送って携帯コンピュータ2の記憶部18
に保管したものであり、同様の操作により対象とする探
索区域や探知対象とする漏洩箇所の種別などに応じ随時
書き換えができる。
【0065】漏洩量の演算機能は、携帯コンピュータ2
を携帯検出器1から取り外して携帯検出器1の単独使用
で漏洩箇所の探知を行なう場合にも漏洩量の演算を行な
えるように携帯検出器1にも備えさせてあり、超音波検
出値を携帯検出器1の記憶部13に保管する際、表示部
5で入力データを確認しながらキー6操作により各項目
について演算条件を入力すると、携帯検出器1の演算部
12は、超音波検出値と入力された演算条件とに基づき
流体漏洩量を算出し、その算出漏洩量を表示部5に表示
するとともに、その算出漏洩量と超音波検出値と設定感
度とを対応の漏洩箇所に対する付与管理番号により関連
付けして記憶部13に保管する。
【0066】なお、携帯コンピュータ2を携帯検出器1
に装備した状態において、上記の如く携帯検出器1の側
で漏洩量の演算を行なった場合、携帯コンピュータ2の
演算部17は、携帯検出器1の記憶部13に保管された
超音波検出値及び設定感度を読み込む際、算出漏洩量も
合わせて携帯検出器1の記憶部13から読み込む。そし
て、携帯コンピータ2の側ないし携帯検出器1の側で演
算された漏洩量は、その漏洩箇所についての管理番号、
超音波検出値、設定感度、検出日時とともに前記データ
入力画面Ga中に表示される。
【0067】データ入力画面Gaにおいて、その画面G
a中でのキー操作により位置情報入力画面の表示を指示
すると、演算部17は図7に示す如き位置情報入力画面
Gcをディスプレイ画面19に表示し、この位置情報入
力画面GcではA,B,Cの各項目につき、その漏洩箇
所についての位置情報を入力する。また、この位置情報
入力画面Gcでの情報入力の際、A,B,Cの各項目に
ついて画面Gc中でのキー操作により一覧表示を指示す
ると、演算部17は各項目について個別に図7の(ロ)
に示す如き位置データの一覧(プルダウンメニュー)を
画面Gc中に表示し、この一覧中から対応の漏洩箇所に
該当する位置データを選択すると、演算部17は、その
選択データを漏洩箇所についての入力位置情報とする。
【0068】一覧中の位置データ及びA,B,Cの項目
の項目名は、前記した演算条件データと同様、一連の探
知作業に先立ちホストコンピュータ24で専用プログラ
ムを用い作成したものを携帯コンピュータ2の記憶部1
8に保管したものであり、対象とする探索区域や探知対
象とする漏洩箇所の種別などに応じ随時書き換えができ
る。
【0069】さらに、データ入力画面Gaにおいて、そ
の画面Ga中でのキー操作により区域図の表示を指示す
ると、演算部17は図10に示す如き区域図画面Gdを
ディスプレイ画面19に表示して、記憶部18に保管の
区域図画像Paをその区域図画面Gdに表示する。そし
て、この表示された区域図画像Pa上で漏洩箇所の位置
(すなわち、漏洩箇所の探索区域中における位置)を指
示するマーキング操作を所定の操作手順で行なうと、演
算部17は図10の(ロ)に示す如く、表示の区域図画
像Pa中に漏洩箇所の位置を示すマークMa(本例では
指示位置を中心とする丸印)を表示する。
【0070】また同様に、携帯コンピュータ2に装着の
カメラ21により漏洩箇所を撮影した上で、データ入力
画面Gaにおいて、その画面Ga中でのキー操作により
撮影画像の表示を指示すると、演算部17は図9に示す
如き撮影画像画面Geをディスプレイ画面19に表示し
て、漏洩箇所の撮影画像Pbをその撮影画像画面Geに
表示する。そして、この表示された撮影画像Pb上で漏
洩の詳細位置を指示するマーキング操作を所定の操作手
順で行なうと、演算部17は図9の(ロ)に示す如く、
表示の撮影画像Pb中に漏洩詳細位置を示すマークMb
(本例では指示位置を中心とする丸印)を表示する。
【0071】そして、演算部17は、上記の各画面Ga
〜Geでの入力が確定すると、その漏洩箇所についての
超音波検出値、設定感度、漏洩量、検出日時、入力位置
情報、入力演算条件、表示した区域図画像Pa中におけ
るマークMaの指示位置、撮影画像Pb、及び、表示し
た漏洩箇所の撮影画像Pb中におけるマークMbの指示
位置を、その漏洩箇所に付与した管理番号により関連付
けして記憶部18に保管する。
【0072】すなわち、探索区域中を移動して漏洩箇所
を順次探知して行くことにおいて、漏洩箇所の各々に対
し上記の処理操作を行なうことで、各漏洩箇所について
の収集データ(各漏洩箇所の管理番号により関連付けら
れた同一漏洩箇所についての超音波検出値、設定感度、
漏洩量、検出日時、入力位置情報、入力演算条件、マー
クMaの指示位置、撮影画像Pb、マークMbの指示位
置)が携帯コンピュータ2の記憶部18に蓄積される。
【0073】一連の探知作業を完了すると、演算条件デ
ータや位置データの書き込みの場合と同様、図1に示す
如く、携帯コンピュータ2の記憶部18に保管の収集デ
ータ群を有線ないし無線の通信手段25によりホストコ
ンピュータ24の側に取り出し、このホストコンピュー
タ24で専用プログラムを用いて、図11に示す如き報
告書X(超音波検出値、漏洩量、検出日時、漏洩位置情
報などの文書データとともにマークMa付きの区域図画
像Pa及びマークMb付きの漏洩箇所画像Pbを所定の
書式で掲載した各漏洩箇所についての報告書X)を作成
する。
【0074】なお、携帯検出器1についてもその単独使
用の場合のためにホストコンピュータ24との間での有
線ないし無線での通信を可能にしてあり、携帯検出器1
の記憶部13に保管の収集データをホストコンピュータ
24の側に直接に取り出したり、携帯検出器1の記憶部
13に対し種々のデータをホストコンピュータ24から
直接に書き込むこともできる。
【0075】以上、本実施形態において、携帯コンピュ
ータ2に装着のカメラ21は、漏洩箇所を撮影する撮像
手段を構成し、携帯コンピュータ2のディスプレイ画面
19は、入力手段により入力した位置情報及び撮像手段
により撮影した漏洩箇所の画像Pbを表示するディスプ
レイ手段を構成する。
【0076】そして、携帯コンピュータ2の演算部17
は、撮像手段により撮影した漏洩箇所の画像Pbをディ
スプレイ手段により表示した状態でその表示画像中に漏
洩詳細位置を示すマークMbを付す詳細位置マーキング
手段、探索区域の区域図画像Paをディスプレイ手段に
より表示した状態でその表示画像中に漏洩箇所の探索区
域中における位置を示すマークMaを付す区域図用マー
キング手段、複数の位置データをディスプレイ手段によ
り表示した状態でそれら表示データの中から対応の漏洩
箇所に該当のものを選択させる位置データ選択手段を構
成し、この区域図用マーキング手段及び位置データ選択
手段により、マイクロホン3の出力信号に基づき探知し
た漏洩箇所の探索区域中における位置の位置情報を入力
する上記入力手段が構成される。
【0077】また、携帯コンピュータ2の演算部17
は、演算条件データをディスプレイ手段により表示した
状態でその表示データから対応の漏洩箇所に該当のもの
を選択させる演算条件データ選択手段、及び、同一の漏
洩箇所についてのマイクロホンの出力データと演算条件
データ選択手段による選択データとに基づいて対応漏洩
箇所での流体漏洩量を演算する演算手段を構成する。
【0078】さらに、携帯コンピュータ2の演算部17
は、同一の漏洩箇所についてのマイクロホンの出力デー
タと、撮像手段による撮影画像Pbと、位置データ選択
手段により選択した位置データ(入力位置情報)と、区
域図用マーキング手段により付したマークMaの表示画
像中における指示位置(入力位置情報)と、詳細位置マ
ーキング手段により付したマークMbの表示画像中にお
ける指示位置と、演算手段により演算した流体漏洩量と
を関連付けした保管状態にするデータ処理手段を構成す
る。
【0079】また、携帯コンピュータ2の演算部17及
び記憶部18は、撮像手段により撮影した探索区域図の
画像を区域図用マーキング手段によるマーク付けに用い
る区域図画像Paとして保管する区域図画像保管手段、
位置データ選択手段によるデータ選択に用いる位置デー
タを編集手段による書き換えが可能な状態で保管する位
置データ保管手段、及び、演算条件データ選択手段によ
るデータ選択に用いる演算条件データを編集手段による
書き換えが可能な状態で保管する演算条件データ保管手
段を構成する。
【0080】そして、通信手段25により携帯コンピュ
ータ2との間で通信するホストコンピュータ24は、位
置データ選択手段によるデータ選択に用いる位置データ
及び演算条件データ選択手段によるデータ選択に用いる
演算条件データを書き換える編集手段を構成する。
【0081】〔別実施形態〕次に本発明の別実施形態を
列記する。
0082】複数の指向性マイクロホン3を多角形Kの
頂点位置に配置する構成を採る場合、その多角形Kは六
角形に限られるものではなく、三角形以上であれば何角
の多角形であってもよく、また、光ビーム出射光源4
を、それら複数マイクロホン3の指向範囲Sの共通重な
り部分SSに対して光ビームを出射する状態にマイクロ
ホン指向方向視で上記多角形Kの内方部に配置するの
に、その配置位置も必ずしも上記多角形Kの重心位置に
限られるものではない。
0083】撮像手段は一般の小型デジタルカメラに限
定されるものではなく、ビデオカメラや、赤外線カメラ
などの暗所撮影が可能なカメラ、あるいは、X線カメラ
などの透視撮影が可能なカメラであってもよく、また、
撮像手段ともにフラッシュを付加装備したり、暗い漏洩
箇所を照らすための照明具を付加装備してもよい。
0084】前述の実施形態では、ディスプレイ手段及
び撮像手段を備える携帯コンピュータ2を携帯検出器1
に対し着脱自在に取り付ける装置構成を示したが、ディ
スプレイ手段及び撮像手段のいずれか一方又は両方を携
帯検出器1に一体装備した装置構成や、ディスプレイ手
段及び撮像手段のいずれか一方又は両方を有線ないし無
線の通信手段により携帯検出器1との間での通信を可能
にした状態で携帯検出器1とは分離させた装置構成を採
用してもよい。
0085】前述の実施形態では、携帯コンピュータ2
の記憶部18に蓄積保管した複数漏洩箇所についての収
集データを一括してホストコンピュータ24の側に取り
出すようにしたが、携帯電話機能やPHS電話機能など
を利用して一連の探知作業中に漏洩箇所の収集データを
随時にホストコンピュータ24の側に送る装置構成にし
てもよく、また逆に、携帯電話機能やPHS電話機能な
どを利用して種々のデータをホストコンピュータ24の
側から可搬式漏洩検出装置Rの側に随時送る装置構成を
採用してもよい。
0086】漏洩箇所の位置情報を入力する入力手段
は、前述の如き区域図用マーキング手段や位置データ入
力手段に限られるものではなく、例えば、文字入力によ
り漏洩箇所の位置情報を文書データ的に入力する方式な
ど種々の入力方式のものを採用できる。
0087】また場合によっては、可搬式漏洩検出装置
Rの装置構成として漏洩箇所を撮影する撮像手段を省略
し、例えば、請求項9に係る発明の一実施形態として漏
洩箇所の位置情報の入力を区域図用マーキング手段のみ
により行なうなどの装置構成を採用してもよい。
0088】区域図用マーキング手段によるマーク付け
に用いる区域図画像は、デジタルカメラなどの撮像手段
により撮影した画像に限られるものではなく、スキャナ
により取り込んだ画像、あるいは、コンパクトディス
ク、デジタルビデオディスク、ハードディスクなどの画
像記憶媒体から取り出した画像、あるいはまた、CAD
などの作図手段により作図した作図画像であってもよ
く、また、その区域図画像は有線ないし無線の通信手段
によりホストコンピュータ等から入力するようにしても
よい。
0089】本発明による可搬式漏洩検出装置は、配管
継手部における流体漏洩や容器における流体漏洩、ある
いはまた、蒸気トラップや安全弁などの弁類での流体漏
洩など、各種分野における種々の流体漏洩の探知に使用
でき、また、漏洩流体も蒸気や空気などの気体、あるい
は、水や液剤などの液体のいずれであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】探知作業の流れを示す図
【図2】漏洩箇所の探知形態を示す図
【図3】装置の斜視図
【図4】携帯検出器の後端拡大図
【図5】携帯検出器の先端拡大図
【図6】データ入力画面を示す図
【図7】位置情報入力画面を示す図
【図8】演算条件入力画面を示す図
【図9】撮影画像画面を示す図
【図10】区域図画面を示す図
【図11】報告書を示す図
【図12】装置のブロック図
【符号の説明】 3 マイクロホン 4 光ビーム出射光源 17 入力手段,データ処理手段 17 詳細位置マーキング手段,区域図用マ
ーキング手段 17 位置データ選択手段 17,18 区域図画像保管手段 17,18 位置データ保管手段 19 ディスプレイ手段 21 撮像手段 24 編集手段 K 多角形 Ma,Mb マーク Pa 区域図画像 Pb 撮影画像 S 指向範囲 SS 共通重なり部分

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体漏洩箇所での発生超音波を検出する
    複数の指向性マイクロホンを、それらの指向範囲に共通
    の重なり部分が生じる状態に同じ向きで並列に配置する
    とともに、 光ビームの出射光源を、マイクロホン指向方向で前記マ
    イクロホン指向範囲の共通重なり部分に対して光ビーム
    を出射する状態に配置してある可搬式漏洩検出装置。
  2. 【請求項2】 前記マイクロホンを多角形の頂点位置に
    分散配置するとともに、前記出射光源をマイクロホン指
    向方向視で前記多角形の内方部に配置してある請求項1
    記載の可搬式漏洩検出装置。
  3. 【請求項3】 前記マイクロホン及び前記出射光源と、
    探索区域中を移動して前記マイクロホンの出力信号に基
    づき探知した漏洩箇所の位置情報を入力する入力手段
    と、その漏洩箇所を撮影する撮像手段と、前記入力手段
    により入力した位置情報及び前記撮像手段により撮影し
    た漏洩箇所の画像を表示するディスプレイ手段と、同一
    の漏洩箇所についての前記マイクロホンの出力データと
    前記入力手段による入力位置情報と前記撮像手段による
    撮影画像とを関連付けした保管状態にするデータ処理手
    段とを備える請求項1又は2記載の可搬式漏洩検出装
    置。
  4. 【請求項4】 前記撮像手段により撮影した漏洩箇所の
    画像を前記ディスプレイ手段により表示した状態でその
    表示画像中に漏洩詳細位置を示すマークを付す詳細位置
    マーキング手段を設け、 この詳細位置マーキング手段により付したマークの表示
    画像中における指示位置を、前記データ処理手段により
    対応の撮影画像と関連付けした保管状態にする構成にし
    てある請求項3記載の可搬式漏洩検出装置。
  5. 【請求項5】 前記入力手段として、探索区域の区域図
    画像を前記ディスプレイ手段により表示した状態でその
    表示画像中に漏洩箇所の位置を示すマークを付す区域図
    用マーキング手段を設け、 この区域図用マーキング手段により付したマークの表示
    画像中における指示位置を、前記位置情報として前記デ
    ータ処理手段により同一漏洩箇所についての前記マイク
    ロホンの出力データ及び前記撮像手段による撮影画像と
    関連付けした保管状態にする構成にしてある請求項3又
    は4記載の可搬式漏洩検出装置。
  6. 【請求項6】 前記撮像手段により撮影した探索区域図
    の画像を前記区域図用マーキング手段によるマーク付け
    に用いる区域図画像として保管する区域図画像保管手段
    を設けてある請求項5記載の可搬式漏洩検出装置。
  7. 【請求項7】 前記入力手段として、複数の位置データ
    を前記ディスプレイ手段により表示した状態でそれら表
    示データの中から対応の漏洩箇所に該当のものを選択さ
    せる位置データ選択手段を設け、 この位置データ選択手段により選択した位置データを、
    前記位置情報として前記データ処理手段により同一漏洩
    箇所についての前記マイクロホンの出力データ及び前記
    撮像手段による撮影画像と関連付けした保管状態にする
    構成にしてある請求項3〜6のいずれか1項に記載の可
    搬式漏洩検出装置。
  8. 【請求項8】 前記位置データ選択手段によるデータ選
    択に用いる位置データを編集手段による書き換えが可能
    な状態で保管する位置データ保管手段を設けてある請求
    項7記載の可搬式漏洩検出装置。
  9. 【請求項9】 前記マイクロホン及び前記出射光源と、
    探索区域の区域図画像を表示するディスプレイ手段と、
    探索区域中を移動して前記マイクロホンの出力信号に基
    づき探知した漏洩箇所の位置を示すマークを前記ディス
    プレイ手段の表示画面中に付す区域図用マーキング手段
    と、同一の漏洩箇所についての前記マイクロホンの出力
    データと前記区域図用マーキング手段により付したマー
    クの表示画像中における指示位置とを関連付けした保管
    状態にするデータ処理手段とを備える請求項1又は2記
    載の可搬式漏洩検出装置。
  10. 【請求項10】 撮像手段により撮影した探索区域図の
    画像、又は、スキャナにより取り込んだ探索区域図の画
    像、又は、画像記憶媒体から取り出した探索区域図の画
    像を前記区域図用マーキング手段によるマーク付けに用
    いる区域図画像として保管する区域図画像保管手段を設
    けてある請求項9記載の可搬式漏洩検出装置。
  11. 【請求項11】 演算条件データを前記ディスプレイ手
    段により表示した状態でその表示データから対応の漏洩
    箇所に該当のものを選択させる演算条件データ選択手段
    を設け、 同一の漏洩箇所についての前記マイクロホンの出力デー
    タと前記演算条件データ選択手段による選択データとに
    基づいて対応漏洩箇所での流体漏洩量を演算する演算手
    段を設けてある請求項3〜10のいずれか1項に記載の
    可搬式漏洩検出装置。
  12. 【請求項12】 前記演算条件データ選択手段によるデ
    ータ選択に用いる演算条件データを編集手段による書き
    換えが可能な状態で保管する演算条件データ保管手段を
    設けてある請求項11記載の可搬式漏洩検出装置。
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