JPH11142279A - 超音波式漏れ検査装置 - Google Patents

超音波式漏れ検査装置

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JPH11142279A
JPH11142279A JP30535297A JP30535297A JPH11142279A JP H11142279 A JPH11142279 A JP H11142279A JP 30535297 A JP30535297 A JP 30535297A JP 30535297 A JP30535297 A JP 30535297A JP H11142279 A JPH11142279 A JP H11142279A
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JP
Japan
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leak
ultrasonic
detector
band
frequency band
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JP30535297A
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English (en)
Inventor
Yuji Watabe
悠次 渡部
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MEC Co Ltd
Original Assignee
MEC Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配管の継部や、燃料タンクなどの容器類ある
いはゴムや合成樹脂の袋状のものなどの漏れの測定作業
を容易とし、的確に漏れを検出する超音波式漏れ検査装
置を提供する。 【解決手段】 漏れ音を検出する超音波検出器と、該超
音波検出器の出力信号を入力し予め定めた狭帯域の周波
数のみを通過させる帯域フィルタと、該帯域フィルタの
出力信号を検波する検波器とを備えた超音波式漏れ検査
装置とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管の継部や、燃
料タンクなどの容器類あるいはゴムや合成樹脂の袋状の
ものなどからの液体や気体の漏れを検出する超音波式漏
れ検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、一般的に配設され、エアやガス
などが圧送されている配管1を示す。従来、配管1と継
手2との継部3におけるエアやガスの漏れを検査すると
きには、別に用意した漏れ検出スプレー5のノズルを矢
印Zの方向に回しながら粘性の液をスプレー(矢印P)
し、その液に泡6が発生したときに漏れ「有り」と判断
している。
【0003】また、図6に示すように、燃料タンク40
の漏れを検査するときには、燃料タンク40の蓋41を
外し、その入口からエアまたは窒素を圧入(矢印Q)
し、別に用意した漏れ検出スプレー5のノズルからタン
クの継目などの漏れ検査部に粘性の液をスプレー(矢印
P)し、その液に泡6が発生したときに漏れ「有り」と
判断している。
【0004】なお、図5では、一般的に配設されている
配管1について述べたが、詳しくは設備の配管や、車両
のエアコンなどの配管などについて漏れの検査が行われ
ている。
【0005】さらに、図6は、燃料タンク40につき述
べたが、その他の容器類や、ゴムや合成樹脂の袋状のも
のなどについても漏れの検査が行われているものがあ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上述
べた従来技術には、次のような問題があった。
【0007】配管の継部や、燃料タンクなどの容器類あ
るいはゴムや合成樹脂の袋状のものなどの漏れ検査は漏
れ検出スプレー5のノズルから漏れ検査部に粘性の液を
スプレーし、その液に泡6が発生したときに目視で漏れ
「有り」と判断をしているものであるため、検査自体も
煩雑で検査終了後に拭き取りなどの作業も必要とし煩わ
しい作業となっており、また、見落としなどの誤検査を
する恐れもあった。さらに、配管類が複数入り込んでい
る所では漏れ検出スプレー5が入らなかったり、検査部
が配管の陰になり目視できず、漏れ検査ができない恐れ
があった。さらに、容器類や袋状のものにあっては、内
部にエアまたは窒素を圧入してその一部または全部を浸
水し、漏れの検査を行う場合もあるが、検査後乾燥など
の作業も必要とし極めて煩わしい作業となっていた。
【0008】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、配管の継部や、燃料タンクなどの容器類あるいは
ゴムや合成樹脂の袋状のものなどの漏れの検査作業を容
易とし、的確に漏れを検出する超音波式漏れ検査装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで本発明の超音波式
漏れ検査装置は、漏れ音を検出する超音波検出器と、該
超音波検出器の出力信号を入力し予め定めた狭帯域の周
波数のみを通過させる帯域フィルタと、該帯域フィルタ
の出力信号を検波する検波器とを備えたことを特徴とす
る。
【0010】また、前記帯域フィルタは、前記帯域フィ
ルタに設定される周波数帯域を任意に設定可能にする周
波数帯域設定器を備えたことを特徴とする。
【0011】さらに、前記超音波検出器は、任意に湾曲
可能で湾曲状況を保持するフレキシブルチューブに接続
したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0013】配管の継部や、燃料タンクなどの容器類あ
るいはゴムや合成樹脂の袋状のものなどに圧入された比
較的高圧のエアやガスなどが微小の穴や隙間などから漏
れが発生するときには特定周波数の微小音の超音波が発
せられる。
【0014】図1は、本発明に関わる超音波式漏れ検査
装置の全体構成図を示す。漏れ検査をする製品の検査対
象部に向けて置かれた超音波検出器11はチェックスイ
ッチ12の出力が入力している開閉器13に接続し、開
閉器13は増幅器14を介して帯域フィルタ15に接続
している。帯域フィルタ15は予め定められた狭帯域の
周波数を通過させるもので、圧入された比較的高圧のエ
アやガスなどが検査対象部の漏れにより発生する特定周
波数の超音波の信号のみを通過させるものである。帯域
フィルタ15は検波器16を介し比較器17に接続して
いる。比較器17は判断レベル設定器18の出力と検波
器16の出力とを比較し、検波器16からの出力の方が
大きいときブザー19に漏れ信号を出力する。
【0015】次に、図1の動作に付き説明する。
【0016】チェックスイッチ12を作動させると、超
音波検出器11の検出信号は開閉器13を通り増幅器1
4で増幅され、帯域フィルタ15に入力する。帯域フィ
ルタ15は予め定められた周波数帯域、たとえば漏れに
より発生する超音波の周波数帯域に対応する37〜43
KHzの周波数帯域のみを通過させる。比較器17は判
断レベル設定器18の出力と検波器16で検波された信
号の出力とを比較し、検波器16の出力の方が大きいと
き、漏れがあると判断して漏れ信号を出力し、ブザー1
9を作動させる。かくして、製品の漏れを検査すること
ができる。
【0017】図2は、帯域フィルタ15に設定される超
音波の周波数帯域を任意に設定可能にする周波数帯域設
定器20を示す。周波数帯域設定器20は、帯域フィル
タ15に設けられているローパスフィルタ部とハイパス
フィルタ部の時定数をそれぞれ変えることにより、検査
する製品の漏れにより発生する超音波の周波数帯域が異
なった場合でも対応可能としたものである。超音波の周
波数帯域の上限値を上げる場合には上限値ツマミ21を
右回転し、下げる場合には上限値ツマミ21を左回転さ
せる。超音波の周波数帯域の下限値を上げる場合には下
限値ツマミ22を右回転し、下げる場合には下限値ツマ
ミ22を左回転させる。かくして設定された周波数は液
晶表示器23に表示される。
【0018】図3は、超音波検出器11に設けたフレキ
シブルチューブ30を示しており、図3(A)はフレキ
シブルチューブ30の外観図を示し、図3(B)はフレ
キシブルチューブ30の断面図を示す。
【0019】配管類が複数入り込んでいる所では超音波
検出器11を検査対象部に向け適切な位置に保持できな
い恐れがある。図3(A)に示すごとくフレキシブルチ
ューブ30の先端には超音波検出器11が設けられ、後
端には持ち手31が設けられている。フレキシブルチュ
ーブ30は任意に湾曲可能で湾曲状況を保持するもので
あるため、図4に示し後述するごとく配管類が複数入り
込んでいる所でも超音波検出器11を検査対象部に向け
て適切な位置に保持することができる。図3(B)に示
すごとく、フレキシブルチューブ30は任意に湾曲可能
な樹脂製の蛇腹部32と、任意に湾曲可能で湾曲状況を
保持する導電性の塑性線材34と、発泡材33とで構成
されている。導電性の塑性線材34は2本平行に設け、
超音波検出器11の信号線としても使用することができ
る。また、超音波検出器11からの出力信号がノイズな
どの外乱の影響を受けないように、発泡材33の外周を
電磁シールド材で覆うこともできる。
【0020】図4は、フレキシブルチューブ30を接続
した超音波検出器11により配管1の継部3の漏れを検
査するときの状況を示す。配管類が複数入り込んでいる
所でもフレキシブルチューブ30を湾曲させ、持ち手3
1を手で持って超音波検出器11を検査対象部に向けて
適切な位置に保持することにより漏れの音波を検出する
ことができる。
【0021】上記実施例では、漏れを検出したときブザ
ーを作動させるようにしたが、検出結果をデジタル表示
または記録することも容易にできる。また、漏れを検査
する製品の内部が加圧されていないときには、エアまた
は窒素を入口から圧入することにより漏れを検出するこ
とができる。なお、超音波検出器11により特定の周波
数帯域の超音波を検出するようにすることもできるが、
特別仕様となりコスト高となる恐れがある。
【0022】上述したように、上記実施例では、超音波
検出器の出力信号を入力し予め定めた狭帯域の周波数の
みを通過させる帯域フィルタの出力信号を検波すること
により、配管の継部や、燃料タンクなどの容器類あるい
はゴムや合成樹脂の袋状のものなどの漏れを容易にかつ
的確に検知することができる。また、検査する製品の漏
れにより発生する超音波の周波数帯域が異なった場合で
も漏れを容易に検査することができる。さらに、配管類
が複数入り込んでいる所でも超音波検出器11を検査対
象部に向けて適切な位置に保持し漏れを容易に検査する
ことができる。なお、製品の漏れを検査するとき、超音
波検出器11を製品に近づけ移動させることにより漏れ
の位置を正確に検知することもできる。
【0023】
【発明の効果】本発明の超音波式漏れ検査装置は、漏れ
音を検出する超音波検出器と、該超音波検出器の出力信
号を入力し予め定めた狭帯域の周波数のみを通過させる
帯域フィルタと、該帯域フィルタの出力信号を検波する
検波器とを備えたことにより、配管の継部や、燃料タン
クなどの容器類あるいはゴムや合成樹脂の袋状のものな
どの漏れを容易にかつ的確に検査することができる。
【0024】また、本発明の超音波式漏れ検査装置は、
使用周波数帯域が任意に設定可能な周波数帯域設定器を
帯域フィルタに備えたことにより、検査する製品の漏れ
により発生する超音波の周波数帯域が異なった場合でも
漏れを容易に検査することができる。
【0025】さらに、本発明の超音波式漏れ検査装置
は、任意に湾曲可能で湾曲状況を保持するフレキシブル
チューブに超音波検出器を接続したことにより、装置が
入り込んでいるような狭い所でも超音波検出器を検査対
象部に向けて適切な位置に保持し漏れを容易に検査する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る超音波式漏れ検査装置の全体構成
図を示す。
【図2】本発明における帯域フィルタに予め定められた
超音波の周波数帯域を可変する周波数帯域設定器を示
す。
【図3】本発明における超音波検出器に設けたフレキシ
ブルチューブを示し、図3(A)はフレキシブルチュー
ブの外観図を示し、図3(B)はフレキシブルチューブ
の断面図を示す。
【図4】本発明に用いるフレキシブルチューブを接続し
た超音波検出器により配管の漏れを検査するときの状況
を示す。
【図5】従来の漏れ検査の一例を示す。
【図6】従来の漏れ検査の他の例を示す。
【符号の説明】
1 配管 2 継手 3 継部 5 漏れ検出スプレー 11 超音波検出器 12 チェックスイッチ 13 開閉器 14 増幅器 15 帯域フィルタ 16 検波器 17 比較器 18 判断レベル設定器 19 ブザー 20 周波数帯域設定器 21 上限値ツマミ 22 下限値ツマミ 23 液晶表示器 30 フレキシブルチューブ 32 蛇腹部 34 導電性の塑性線材 40 燃料タンク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 漏れ音を検出する超音波検出器と、該超
    音波検出器の出力信号を入力し予め定めた狭帯域の周波
    数のみを通過させる帯域フィルタと、該帯域フィルタの
    出力信号を検波する検波器とを備えたことを特徴とする
    超音波式漏れ検査装置。
  2. 【請求項2】 前記帯域フィルタは、該帯域フィルタに
    設定される周波数帯域を任意に設定可能にする周波数帯
    域設定器を備えたことを特徴とする請求項1に記載の超
    音波式漏れ検査装置。
  3. 【請求項3】 前記超音波検出器は、任意に湾曲可能で
    湾曲状況を保持するフレキシブルチューブに接続したこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の超音波
    式漏れ検査装置。
JP30535297A 1997-11-07 1997-11-07 超音波式漏れ検査装置 Withdrawn JPH11142279A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024018699A1 (ja) * 2022-07-19 2024-01-25 Smc株式会社 漏れ検出装置

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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050201