JP2002321851A - ロール紙の支持装置 - Google Patents

ロール紙の支持装置

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JP2002321851A
JP2002321851A JP2001128370A JP2001128370A JP2002321851A JP 2002321851 A JP2002321851 A JP 2002321851A JP 2001128370 A JP2001128370 A JP 2001128370A JP 2001128370 A JP2001128370 A JP 2001128370A JP 2002321851 A JP2002321851 A JP 2002321851A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロール紙の着脱を簡単に行い、ロール紙の位
置を微調整できること。 【解決手段】 支持装置4は、フレーム2に上方に開口
して形成されたロール紙収納凹部5内に設置されてあっ
て、一対の支持部材6と、一対の枢軸7と、一対の揺動
部材8と、係止ピン9と、付勢部材10とを備え、枢軸
7によって支持されたされた支持部材6が互いにロール
紙Rを支持する。両支持部材6の各ラック13の間に、
両支持部材6を互いに同一の摺動量で摺動させるピニオ
ン部品14と、両支持部材6間の間隔Lを規定したまま
で、ロール紙収納凹部5上でロール紙Rの軸方向に沿い
摺動させるラック状部品15と選択的に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばプリンタや
ファクシミリ等に用いられる記録紙、あるいは、ロール
状に巻回された台紙上に仮着されているラベルやシール
といったロール紙を支持する支持装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のロール紙の支持装置は、
ロール紙の中心に伸縮可能な支持軸を挿通し、この支持
軸を縮めた状態でロール紙と共に一対の支持部材間に挿
入した後、支持軸を伸ばして、その両端部を両支持部材
に係合させることにより、前記支持軸を介してロール紙
を両支持部材間に回転自在に装置するようにしている。
あるいは、一対の支持部材の一方をフレーム等に固定し
ておくと共に、この固定した支持部材に支持軸を一体に
設けておき、この支持軸にロール紙を装着した後に、他
方の支持部材を前記支持軸の他端部に取り付けると共
に、前記フレーム等に固定することによって、両支持部
材間にロール紙を回転自在に装着する構成も知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
支持装置にあっては、支持軸を縮めた状態に保持しつつ
支持部材間に挿入し、さらに、前記支持軸と両支持部材
との位置決めを行った後に支持軸を伸ばす操作を行わな
ければならないことから、ロール紙の装着に際し、着脱
操作が煩雑なものとなり、かつ着脱操作に両手を用いる
必要があることと相俟って、その操作をいっそう煩雑に
しているといった問題点があった。また、後者の支持装
置にあっても、一方の支持部材を着脱する必要があるこ
とから、前者と同様の問題点があった。
【0004】さらに、前者および後者の何れも、両支持
部材間の間隔を規定したままの状態では、ロール紙を軸
方向に移動させることができず、そのため、印字ヘッド
に対し記録紙の位置を微調整することができないという
問題もあった。
【0005】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
ロール紙の着脱を簡単な操作で行うことができ、しかも
ロール紙の位置を対象物に対し微調整することもできる
ロール紙の支持装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明においては、以下の手段を採用した。本発明で
は、ロール紙の軸方向に沿い、互いに間隔をもって対向
配置されると共に、対向面の底部に延長形成されたラッ
クを有する一対の支持部材を備え、フレームに設けられ
たロール紙収納凹部内に、前記一対の支持部材をロール
紙の軸方向に沿い摺動可能に設置されるロール紙の支持
装置である。そして、前記ロール紙収納凹部内に対し、
前記両支持部材の各ラックと歯合しかつ前記ロール紙収
納凹部内において両支持部材をロール紙の軸方向に沿い
互いに相対的に摺動させるピニオン部品と、前記両支持
部材の各ラックと歯合しかつ前記ロール紙収納凹部内に
おいて両支持部材をロール紙の軸方向に沿い互いに所定
の間隔をもった状態で一体的に摺動させるラック状部品
との何れかの選択により、前記両支持部材を取り付ける
ことを特徴とする。また、本発明では、前記両支持部材
のうち、何れか一方の支持部材に、一方の支持部材を前
記フレームと係止するインターロック機構を備えている
ことを特徴とする。さらに本発明では、前記両支持部材
は、前記フレームのロール紙収納凹部にロール紙の軸方
向に沿って設けられたガイド部と係合し、かつガイド部
に沿い互いに平行状態を保った状態で摺動する被ガイド
部を有することを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図8に基づいて説明する。図1において、符号1はラ
ベルプリンタを示す。このラベルプリンタ1は、プリン
タ本体のフレーム2と、このフレーム2の上面一端側に
設けられた印字ヘッド3と、フレーム2の上面他端側に
設けられた本実施形態に係るロール紙Rの支持装置4と
によって構成されている。
【0008】ロール紙Rは、本実施形態では長尺の記録
紙Wを巻回したものであり、この記録紙Wは、支持装置
4に支持されているロール紙Rから引き出されて、印字
ヘッド3に送り込まれるようになっている。印字ヘッド
3は、詳細に図示していないが、感熱発色紙を発色させ
るタイプ又は一般紙にカーボンリボンのインクを転写さ
せるタイプを選択的に使用できるようになっている。
【0009】そして、支持装置4は、フレーム2に上方
に開口して形成されたロール紙収納凹部5内に設置され
てあって、一対の支持部材6と、一対の枢軸7と、一対
の揺動部材8と、係止ピン9と、付勢部材10とを備
え、枢軸7によって支持された支持部材6が互いにロー
ル紙Rを支持するように構成されている。
【0010】ここで、支持部材6の各々は、記録紙Wの
引き出し方向と直交する方向に間隔をもって配置され、
しかも両者6,6の間にロール紙Rが上方からその径方
向に沿って挿入できるようになっている。
【0011】枢軸7は、両支持部材6に、ロール紙Rの
軸方向および挿入方向と略直交する方向に沿ってそれぞ
れ設けられている。揺動部材8は、両支持部材6の対向
する内面に、上下方向に沿って配設されると共に、上下
方向の略中間部において各枢軸7により揺動自在に装着
されている。係止ピン9は、両揺動部材8の上部に、互
いに対向するように突出して取り付けられている。付勢
部材10は、両揺動部材8の下端部が互いに接近するよ
うに付勢させるためのものであり、例えば図2および図
3に示すように、支持部材6の下部に側方に突出して形
成された起立壁61と、揺動部材8の下端部との間に縮
設された圧縮ばねからなっている。
【0012】さらに詳しく述べると、両支持部材6の上
端部は、上方に至るに従いしだいに相互に離間するよう
に傾斜させられたガイド面6aをなし、また中央部に
は、揺動部材8が収納される貫通孔6bが、厚さ方向に
貫通して形成され、この貫通孔6bの上下方向に沿った
一対の内壁面間に枢軸7が架装されている。
【0013】また、両支持部材6には被ガイド部が形成
されている。この被ガイド部は、図1および図4に示す
ように、両支持部材6の底面に凹んで形成され、かつロ
ール紙収納凹部5の底面上に斜めに起立して形成された
ガイド部としてのガイド突起12aと係合する溝11a
と、両支持部材6の側部に折り曲げて形成され、かつロ
ール紙収納凹部5の支持部材6のスライド方向に形成さ
れたガイド部としてのガイド切欠12bと係合する引き
掛け突起11bとからなっている。
【0014】そして、これらガイド突起12aに溝11
aが係合すると共に、ガイド切欠12bに引き掛け突起
11bが係合している。さらに、図1および図4に示す
ように、両支持部材6の他端部にはロール紙収納凹部5
に設けられた彎曲部12cと対応する形状に形成された
彎曲部11cが設けられ、その彎曲部11cにガイド部
としての棒体12dが係合している。棒体12dは図1
に示すように、ロール紙収納凹部5の他端部において両
側に跨るように固定されている。
【0015】したがって、両支持部材6が、互いに接近
したり離間したりするように移動したとき、ガイド突起
12aに沿って溝11aがガイドされると共に、ガイド
切欠12bに沿い引き掛け突起11bがガイドされ、さ
らに、彎曲部12c,棒体12dに沿い彎曲部11cが
ガイドされることにより、両支持部材6が、平行状態を
保つながら互いに相対移動できるようになっている。
【0016】揺動部材8は、図2に示すように、ロール
紙Rが挿入されていない状態において付勢部材10によ
って下端部が付勢されて、枢軸7を中心として揺動され
た際に、下端部が支持部材6の内面よりも内側へ突出
し、しかも上部に設けられている係止ピン9の先端が、
貫通孔6bの内側に位置するようになっている。また、
ロール紙Rが押し込まれることにより、揺動部材8の上
端部に設けられている係止ピン9が、図1および図3に
示すように、貫通孔6bから突出するようになってい
る。
【0017】さらに、支持部材6の対向面の底部には、
図1および図6に示すように、ラック13がロール紙収
納部凹部5の底面に沿うと共に、ロール紙Rの軸方向に
沿って延長形成されている。これら各ラック13は、互
いに対向する端部に同一ピッチからなる歯部を有してい
る。
【0018】またさらに、両支持部材6の各ラック13
の間に、これらラック13と歯合するピニオン部品14
と、ラック状部品15とが選択的に取り付けられるよう
になっている。ピニオン部品14は、両支持部材6のラ
ック13,13と歯合する歯部を有し、両支持部材6の
各ラック13,13と歯合した状態で軸16を介して回
転自在に取り付けられるようになっている。これによ
り、一方の支持部材6が任意の方向に摺動したとき、そ
の支持部材6のラック13と他方の支持部材6のラック
13とが図6に示すように、ピニオン部品14を介して
互いに接近したり離れたりするようになっている。つま
り、ラック13とピニオン部品14とにより、両支持部
材6は、互いに同一の摺動量で相対的に摺動するように
なっている。
【0019】一方、ラック状部品15は、図7および図
8に示すように矩形状をなしており、その長手方向の両
端面にラック13の歯部と歯合する歯部を有し、ピニオ
ン部品14に代わり、軸16を介し両支持部材6のラッ
ク13と歯合して取り付けられることにより、両支持部
材6,6間の間隔Lを規定したままで、ロール紙Rの軸
方向に沿う左右に移動できるようになっている。
【0020】なおさらに、図1および図5に示すよう
に、支持部材6にインターロック機構25が設けられて
いる。このインターロック機構25は、図5に拡大して
示すように、上端部内方の片側に、L字状に形成された
リンク部材17が支持軸18によって回動可能に取付け
られている。リンク部材17は、図5において、その上
腕17aの先端部17bが一方(図1に示す左側)の支
持部材6に設けられた切欠19から外部上方に突出して
おり、その下腕17cの先端部が板ばね20のばね力に
よってプリンタ本体のフレーム2方向に付勢されてい
る。板ばね20は、一方の支持部材6に設けられた延長
部21の取付ピン22に一端部が引き掛けられ、かつ他
端部がリンク部材17の下腕17cを下方に付勢させて
いる。また、リンク部材17の下腕17cの先端部の下
面には凸凹23部が形成される一方、フレーム2におい
て凸凹部23と対向する面上にその凸凹23と係合する
凸凹24が形成されている。
【0021】そして、ロール紙収納凹部5内にラック状
部品15と両支持部材6とが歯合したままで両支持部材
6が取り付けられた状態にあるとき、板ばね20のばね
力によりリンク部材17の下腕17cが下方に付勢さ
れ、下腕17cの凸凹23がフレーム2の凸凹24と係
合することにより、支持部材6を固定させるようになっ
ている。また、板ばね20のばね力に抗し、リンク部材
17の上腕17aの先端部17bを押圧し、図5に示す
鎖線に示すように、リンク部材17を時計方向に若干回
動させると、下腕17cの凸凹23とフレーム2の凸凹
24との係合が解除されることにより、支持部材6をロ
ール紙収納凹部5内でロール紙Rの軸方向に沿って移動
できるようになっている。
【0022】上記のように構成された本実施形態の作用
について説明する。まず、予め、図1および図6に示す
ように、ロール紙収納凹部5内に一対の両支持部材6が
ピニオン部品14と歯合した状態で取り付けられている
ものとする。このとき、インターロック機構25におい
て図5に示すように、リンク部材17の上腕17aの先
端部17bを押下してリンク部材17の凸凹部23とフ
レーム2の凸凹部24との係合状態を解除しておき、そ
の状態で支持部材6を摺動させて、両支持部材6間の間
隔を、装着すべきロール紙Rの長さに合わせる。
【0023】このとき、両支持部材6は、一対のラック
13とピニオン部品14の作用により、各支持部材6の
摺動量が等しくかつ摺動方向が逆方向となるので、図6
(a),(b)に示すように間隔L1とL2との何れに
もでき、両支持部材6間の中心が印字ヘッド3の中心位
置Cと一致するように保たれた状態で間隔L1,L2が
調整される。したがって、両支持部材6間に装着される
ロール紙Rの長さ方向の中心と印字ヘッド3の中心位置
Cとが常に一定に保たれる。
【0024】このような支持部材6の位置あわせに際
し、リンク部材17の先端部17aの押下を解除する
と、リンク部材17の下腕17cの凸凹部23が板ばね
20のばね力により下方に付勢され、フレーム2に設け
られている凸凹部24の何れかに係合するので、両支持
部材6をその位置にて固定することができる。
【0025】この状態において、両支持部材6間に、ロ
ール紙Rを、図2に鎖線にて示すように上方から挿入し
て下降させると、この下降に伴いロール紙Rの下端部が
各揺動部材8に当接し、これらの揺動部材8が相互に離
間させるように揺動して、各揺動部材8の係止ピン9
が、貫通孔6bから徐々に支持部材6間に突出すると共
に、ロール紙Rの中心孔R1内へ徐々に挿入され、ロー
ル紙Rのさらなる下降によって、前記係止ピン9が図3
に示すように、ロール紙Rの内周面にその上端において
当接する。これにより、ロール紙Rが両係止ピン9によ
って吊り下げられるように保持されるので、ロール紙R
の支持を行うことができる。
【0026】一方、前記ロール紙Rを取り外す場合に
は、前述した装着手順と逆の手順によって、ロール紙R
を上方へ引き上げる操作を行えばよい。つまり、ロール
紙Rを上方へ引き上げ、ロール紙Rの下端部が枢軸7を
通過した時点で、図2に示すように、付勢部材10の付
勢力により、両係止ピン9が支持部材6の貫通孔6b内
に戻るので、ロール紙Rと支持装置4との間に干渉する
部分がなくなり、ロール紙Rの引き抜きを円滑に行うこ
とができる。
【0027】したがって、ロール紙Rの挿入および引き
抜きといった操作によって、ロール紙Rの着脱を行うこ
とができ、かつその操作も、ロール紙Rを片手で上下さ
せることによって行うことができるので、その操作を極
めて簡便に行うことができる。
【0028】次に、上記のように、両支持部材6のラッ
ク13とピニオン部品14とが歯合している状態にある
とき、ラック状部品15を用いる場合には、まず、軸1
6を抜き取ると共に、両支持部材6の各ラック13間か
らピニオン部品14を取り外した後、それら各ラック1
3間に図8に示すようにラック状部品15を歯合させる
と共に、その歯合した状態のままで軸16を取り付け
る。
【0029】このとき、ロール紙収納凹部5に対する両
支持部材6の位置決めに際しては、前述したようにピニ
オン部品14を用いた場合と同様であり、つまり、イン
ターロック機構25のリンク部材17の先端部17bを
押下して凸凹部23と凸凹部24との係合状態を解除し
ておき、その状態で支持部材6を摺動させることによ
り、両支持部材6間の間隔を、装着すべきロール紙Rの
長さに合わせる。
【0030】そして、この両支持部材6の各揺動部材8
間に、上述と同様にして操作することにより、ロール紙
Rを支持し、これによってロール紙Rの記録紙Wに印字
することが可能となる。
【0031】その場合、印字ヘッド3に対しロール紙R
の位置をずらしたいときには、ピニオン部品14を用い
た場合と同様、リンク部材17を押圧して凸凹部24に
対する凸凹23の係合を解除させ、その状態にあると
き、両支持部材6のうち、何れか一方の支持部材6を図
8に示すようにロール紙Rの軸方向に沿って摺動させる
と、両支持部材6のラック13がラック状部品15を介
し、互いに一定の間隔Lとなったままの状態で摺動する
ことにより、印字ヘッド3の中心位置Cに対し支持部材
6の位置をずらすことができる。そして、所望の位置ま
で摺動したとき、リンク部材17を釈放し、リンク部材
17の凸凹部23が凸凹部24に係合することにより、
両支持部材6を固定する。
【0032】したがって、ラック状部品15を用いた場
合には、図8に示すように、一方の支持部材6を摺動さ
せるだけで両支持部材6間が一定の間隔Lを保った状態
で、両支持部材6をロール紙Rの軸方向に摺動させ、印
字ヘッド3の中心位置Cに対して両支持部材6をずらす
ことができるので、印字ヘッド3に対しロール紙Rの軸
方向の印字位置を微調整することができる。
【0033】つまり、本実施形態では、両支持部材6に
対しピニオン部品14を用いることにより、両支持部材
6間を相対的に摺動させ、両支持部材6間の間隔を任意
に変えることができ、またラック状部品15を用いるこ
とにより、両支持部材6間の間隔を一定のままの状態で
摺動させ、しかも印字ヘッド3の中心位置Cに対してず
らすことができるので、ピニオン部品14とラック状部
品15とを選択的に使い分けることで、支持装置4の機
能を種々変えることができ、ユーザーの様々な要求に対
処することができる。
【0034】また、一方の支持部材6にインターロック
機構25を備えているので、ピニオン部品14を使用し
ている場合には、両支持部材6間の間隔がずれるおそれ
がなくなると共に位置ずれがなく、またラック状部品1
5を使用している場合には、両支持部材6の位置が一定
の間隔Lをもったままでずれることがないと共に、その
状態での位置ずれもない。
【0035】さらに、両支持部材6は、ロール紙収納凹
部5にロール紙Rの軸方向に沿って設けられたガイド突
起12a,ガイド切欠12bと係合し、かつそれらガイ
ド突起12a,ガイド切欠12bに沿い互いに平行状態
を保った状態で摺動する溝11a,引き掛け突起11b
を有しているので、両支持部材6が互いに摺動したと
き、傾くことなく常に平行状態で摺動させることができ
ることにより、使い勝手がいっそう良好となる。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ロ
ール紙収納凹部内に設置される両支持部材に対し、ピニ
オン部品を用いることにより、両支持部材間を相対的に
摺動させ、両支持部材間の間隔を任意に変えることがで
きる一方、ラック状部品を用いることにより、両支持部
材間の間隔を一定のままの状態で摺動させ、印字ヘッド
の中心位置に対してロール紙を軸方向にずらすことがで
きるので、印字位置の微調整ができる効果がある。ま
た、ピニオン部品とラック状部品とを使い分けること
で、支持装置の機能を種々変えることができ、ユーザー
の様々な要求に対処することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるロール紙の支持装置
を適用したラベルプリンタを示す平面図である。
【図2】両支持部材間における揺動部材の作用を示す図
1のA−A線断面図である。
【図3】同じく支持部材における揺動部材の揺動により
ロール紙を支持した状態を示す断面図である。
【図4】図1のB−B線に相当する要部拡大の断面図で
ある。
【図5】インターロック機構を示す拡大の断面図であ
る。
【図6】ピニオン部品を使用したときの両支持部材の作
用を示す説明図である。
【図7】両支持部材とラック状部品とを示す説明図であ
る。
【図8】ラック状部品を使用したときの両支持部材の作
用を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ラベルプリンタ 2 フレーム 3 印字ヘッド 4 ロール紙の支持装置 5 ロール紙収納凹部 6 支持部材 6a ガイド面 6b 貫通孔 7 枢軸 8 揺動部材 9 係止ピン 10 付勢部材 11a 溝 11b 引き掛け突起 11c 彎曲部 12a ガイド突起 12b ガイド切欠 12c 彎曲部 12d 棒体 13 ラック 14 ピニオン部品 15 ラック状部品 16 軸 17 リンク部材 17a 上腕 17b 先端部 17c 下腕 18 支持軸 19 切欠 20 板ばね 21 延長部 22 取付ピン 23 リンク部材の凸凹部 24 フレームの凸凹部 25 インターロック機構 61 起立壁 C 印字ヘッドの中心位置 R ロール紙 R1 ロール紙の中心孔 W 記録紙

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール紙の軸方向に沿い、互いに間隔を
    もって対向配置されると共に、対向面の底部に延長形成
    されたラックを有する一対の支持部材を備え、フレーム
    に設けられたロール紙収納凹部内に、前記一対の支持部
    材をロール紙の軸方向に沿い摺動可能に設置されるロー
    ル紙の支持装置であって、 前記ロール紙収納凹部内に、前記両支持部材の各ラック
    と歯合しかつ前記ロール紙収納凹部内において両支持部
    材をロール紙の軸方向に沿い互いに相対的に摺動させる
    ピニオン部品と、前記両支持部材の各ラックと歯合しか
    つ前記ロール紙収納凹部内において両支持部材をロール
    紙の軸方向に沿い互いに所定の間隔をもった状態で一体
    的に摺動させるラック状部品との何れかの選択的によ
    り、前記両支持部材を取り付けることを特徴とするロー
    ル紙の支持装置。
  2. 【請求項2】 前記両支持部材のうち、何れか一方の支
    持部材に、一方の支持部材を前記フレームと係止するイ
    ンターロック機構を備えていることを特徴とする請求項
    1記載のロール紙の支持装置。
  3. 【請求項3】 前記両支持部材は、前記フレームのロー
    ル紙収納凹部にロール紙の軸方向に沿って設けられたガ
    イド部と係合し、かつガイド部に沿い互いに平行状態を
    保った状態で摺動する被ガイド部を有することを特徴と
    する請求項1または2記載のロール紙の支持装置。
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Cited By (5)

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