JP3738174B2 - 刻印装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、刻印装置に関する。更に詳述すると、本発明は、刻印装置におけるインデント手段の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
プラスチック製カードなどの板状の媒体に文字、記号、数字あるいは図形等を刻印するには、先端に凸活字を設けた刻印部と、これに対向して配置した平らな刻印部との間に媒体を配置して押圧することで凸活字に応じた凹状の刻印を形成した所謂インデント文字を形成するものや、先端に凸活字を設けた刻印部と、これに対向して配置した凹型の刻印部との間に媒体を配置して両刻印部で押圧することで凸活字に応じた凸状の刻印、所謂エンボス文字を形成するものがある。
【0003】
また、一般的に、エンボス文字には、トッピング、すなわち文字の先端部を着色することが行われる。一方、インデント文字は、そのままでは視認性が高くないので、このインデント文字の溝底をインキで着色するのが一般的である。
【0004】
そして、このようなインデント文字への着色を行うのに着色用リボンを用いるようにしたものがある。このような刻印装置には、凸活字を設けた刻印部と、平な刻印部との間にカード等の媒体と着色用リボンとを配置して押圧することで、インデント文字を刻印すると同時に文字溝に着色するようにしたものがある。着色用リボンは供給リール(以下、スプールという)に巻いておいたものをカード等の媒体と刻印部との間に送り、使用した部分は順次巻き取りスプールに送るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のように刻印(エンボスまたはインデント)と着色とを同時に行う刻印装置では常にカード等の媒体と活字との間に着色用リボンを介在させるようにしており、したがって着色を伴わない刻印のみを行うことは不可能であるか、可能であっても着色用リボンを取り外すなど相当の手間を要するものがほとんどであった。このため、上記のように形成された刻印装置はこの点において汎用性に欠けるものとなっていた。
【0006】
そこで、本発明は、着色しながらの刻印と着色しない刻印の両方を行うことができ、しかも切り換えが簡便な刻印装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明の刻印装置は、文字などを刻印するためのプラスチック製カードである媒体を間に挟んで対向する2つの活字アームと、各活字アームに固定され文字等を刻印するための活字と、活字アームを多数放射状に設けた円形状の活字組部材と、該活字組部材を回転軸を中心に回転可能に支持し、活字組部材のうち所定の活字を媒体に圧接する圧接手段と、活字組部材を回転駆動する回転駆動手段と、形成された文字に着色を行うための着色用リボンを走行させるリボン走行機構と、着色用リボンを供給するリボン供給スプールと、着色用リボンを巻き取るリボン巻き取りスプ−ルと、リボン走行機構、リボン供給スプールおよびリボン巻き取りスプールが取り付けられたリボンフレームと、リボンフレームを回動自在に支持するリボンフレーム回動機構と、リボンフレームの回動に追従して揺動し、リボン供給スプールとリボン巻き取りスプールに対応して設けられた一対のリボンアームと、一対のリボンアームの先端にそれぞれ設けられたリボンガイドとを備え、着色用リボンは一対のリボンアームのリボンガイドの間に案内されており、リボンフレームは、着色用リボンを媒体の活字位置より待避した位置に配置させる待避位置と、着色用リボンを活字と媒体の間に臨ませる位置に配置させる着色可能位置とに回動可能であり、リボンフレーム回動機構は、待避位置と、着色可能位置との間をリボンフレームを回動させるものであり、且つ、一対のリボンアームのリボンガイドの間のリボン走行ルートの長さは、媒体の長さよりも長く設定されているものである。
【0008】
この刻印装置では、リボン走行機構を備えたリボンフレームが回動自在であり、このリボンフレームを回動させることによりリボン走行ルートの位置を変化させ得る。したがって、刻印部への着色を伴わない刻印(エンボスまたはインデント)を行うとき、リボンフレームを待避位置まで回動させてリボン走行ルートを待避させることにより刻印のみを行うことが可能となる。一方、刻印部への着色を行うときは、リボンフレームを所定位置まで回動させることでリボン走行ルートを媒体と活字の間に位置させ得るので、刻印と同時の着色が可能となる。しかも、この刻印装置においては着色用リボンを取り外すなどせずとも着色と伴う刻印と着色を伴わない刻印との切換を簡便に行うことができる。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の刻印装置において、形成された文字に着色を行うための着色用リボンを媒体の裏面側で活字と媒体の間に臨ませる裏インデントとしたものである。この刻印装置では、リボンフレームを回動させるとリボン走行ルートが媒体の裏面と活字の間に入り込み、着色用リボンごと媒体を押圧する。このため、媒体裏面に刻印を形成すると同時に、この刻印の溝部に形成されるインデント文字の溝底に着色することができる。
【0010】
また、この裏インデント時においては、請求項3記載の発明のように、媒体はリボン走行ルートの内側に配置することが好ましい。このようにした場合、活字と媒体の間に臨む着色用リボンは媒体の下側位置に移動するので媒体の動きを妨げない。このため、媒体の可動範囲が大きくなり、媒体表面のほとんどの部分に刻印することが可能となる。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項1記載の刻印装置において、駆動手段によりリボンフレームを回動するようにしたものである。この場合、リボンフレームは、駆動手段の押し出し作用などによって回動するし、駆動手段が元の状態に戻れば自重や付勢力などの復帰力で元の待避位置へと戻る。
【0012】
請求項5記載の発明は、請求項1記載の刻印装置において、形成された文字に着色を行うためにリボンアームはリボンフレームの回動に追従して移動し、リボン走行ルートを媒体に対し下降させるものである。この場合、リボンフレームが回動するとリボンアームが下側に移動し、リボン走行ルート下降する。したがって、着色用リボンは、インデント時においては媒体と活字の間の所定位置に位置する一方で、待避状態においては媒体と接触することのないよう十分に距離をとった位置まで待避する。
【0014】
請求項記載の発明は、請求項4記載の刻印装置において、駆動手段はリボンフレームを待避位置から着色可能位置に回動させるものであり、駆動手段によってリボンフレームと一緒に動かされ、リボンフレームが着色可能位置に回動するとリボンフレームの位置を規制するストッパーを設けたものである。この場合、待避状態からインデント状態へと回動するリボンフレームに対し、このストッパーが回動範囲を規制して所定位置で停止させるように作用する。
【0015】
請求項記載の発明は、請求項記載の刻印装置において、駆動手段が非作動状態の場合にはストッパーによるリボンフレームの回動の規制が動作していないようにしたものである。このように規制をはずした場合、リボンフレームの回動範囲は規制を受けなくなるため通常よりも広い範囲で回動可能となる。
【0016】
請求項記載の発明は、請求項1記載の刻印装置において、活字を押圧し媒体に圧接する圧接手段を有し、圧接手段は活字押圧軸と揺動アームとカムとカムフォロアとからなるものである。この刻印装置では、カムが回転するとカムフォロアが追従して揺動アームが揺動し、活字を押圧して媒体を圧接する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を図面に示す実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。
【0018】
図1〜図9に、本発明の刻印装置の一実施形態を示す。刻印装置1は、クレジットカード(本明細書では単に「カード」ともいう)などのプラスチック製カードである媒体2に文字などを刻印するもので、図1に示すように、媒体2を間に挟んで対向する2つの活字アーム3,3と、各活字アーム3に固定され、文字等を刻印する活字4と、活字アーム3を多数放射状に設けた円形状の活字組部材5と、活字組部材5を回転軸6を中心に回転可能に支持し、活字組部材5のうち所定の活字4を媒体2に圧接する圧接手段7と、活字組部材5を回転駆動する回転駆動手段8とから構成されている。なお、ここでいう文字等とは、ひらがな、かたかな、漢字、アルファベット、記号や図形等を指す。
【0019】
そして、刻印装置1は、媒体2に形成された文字に着色を行うための着色用リボン11を走行させるリボン走行機構9と、リボン走行機構9が取り付けられたリボンフレーム10と、リボンフレーム10を回動自在に支持すると共に着色用リボン11の待機時は着色用リボン11を媒体2の活字位置より待避した位置に置き、着色する際は、着色用リボン11を活字4と媒体2の間に臨ませる位置までリボンフレーム10を回動させるリボンフレーム回動機構12とを備えている
【0020】
まず、図4と図5を用いて刻印装置1の基本構造について説明する。刻印装置1は、図示する活字アーム3、活字4、活字組部材5、圧接手段7などによって主に構成されている。活字4はエンボス文字あるいはインデント文字を形成するのに必要な種類の数だけ用意したもので、それぞれを活字アーム3の先端に設けて円周上に配置している。活字4は上下に凹凸(雌雄)の型がそれぞれに設けられて組を形成するものであり、実施例では、インデント文字を形成するために、上側に平活字、下側に凸活字を図5に示すように上下対称位置に配置している。
【0021】
活字アーム3は図4に示すように回転軸6を中心に配置され、回転可能な活字組部材5を形成している。活字アーム3は力を受けて適量撓むと共に力を除去すると元の形状に戻るように弾性を有したものであり、図示鉛直方向への押圧力を受けたときに活字4によって媒体2に刻印がなされるようにしている。回転軸6の周りには活字アームギア22が設けられており、活字アーム駆動モータ23のモータギア24と噛合させて駆動し活字組部材5を適量ずつ回転させることで必要な活字4を選択できるようにしている。
【0022】
また、このような活字4を上下から押圧し媒体2に圧接するため、活字押圧軸27や揺動アーム30などからなる圧接手段7を設けている。圧接手段7は、図5に示すように、上フレーム25と下フレーム26のそれぞれの対称位置に等しく配置して形成されているので、以下では上側の圧接手段7について説明する。
【0023】
まず、活字押圧軸27は上フレーム25のうち媒体2に刻印される活字4の真上となる位置に配置し、図示鉛直方向へ摺動可能としたものである。活字押圧軸27の周囲には活字押圧軸戻しばね28を設け、活字押圧軸27が元の位置に戻るように付勢させている。また、活字押圧軸27の頭部に設けた押圧ブロック29が、活字押圧軸27と揺動アーム30とを回転自在に接続している。
【0024】
揺動アーム30は、てこの作用で活字押圧軸27を押し下げる部材であり、図示するように上フレーム25上の支点31を中心として揺動可能である。揺動アーム30の他端側には、カム33の動きに追従する回転可能なカムフォロア32を設けている。
【0025】
カム33は図示するように径が徐々に増すよう渦巻き状に形成した回転体であり、カム33の回転に伴いカムフォロア32を上下動させることによって揺動アーム30を揺動させる。カム33の大径部と小径部との間にはカムフォロア32が乗り上げることのない段差34を設けてあり、段差34をカムフォロア32に当接させておくことにより活字押圧軸27を所定位置まで退かせるようにしている。カム33は、自在に正逆転させることができるよう、ベルト36を介して正逆転自在な上カム駆動モータ35に接続している。
【0026】
以上が圧接手段7のうち上側に設置した部分の構成である。一方、図示下側に設置した部分は上側と同様の部材、すなわち活字押圧軸37、活字押圧軸戻しばね38、押圧ブロック39、揺動アーム40、支点41、カムフォロア42、カム43、段差44、下カム駆動モータ45そしてベルト46をそれぞれ対称位置に配置することによって構成している。
【0027】
また、刻印がされる媒体2としてのプラスチック製カードは、詳しくは図示していないが、カードスタッカやカードホッパ、カード保持機構などを備えたカード搬送機構としての搬送機構47によって所定位置まで移動される。搬送機構47によれば媒体2を平面内で前後左右に移動させることが可能であり、以下では便宜的に、図4に示すようにカード長手方向を媒体のY搬送方向、これと直交する方向を媒体のX搬送方向と呼ぶ。
【0028】
なお、本発明では、刻印装置1がインデント文字を形成する場合、媒体2の表面と上側活字4との間に着色用リボン11を位置させ媒体2の表側に着色する表インデントと、これとは逆に媒体2の裏側に着色する裏インデントとの表現を用いて説明することにし、本実施形態では、表インデント、裏インデントの両者とも行い得るようにするための構成をとっている。すなわち、ここではリボン走行ルート14の位置を変更可能とし、必要時のみ着色をしながらインデント文字を形成する一方で不要時は待避させるようにしている。なお、媒体(プラスチック製カード)2の表とは、エンボス文字が形成された場合の媒体2の面から突出している側としている。
【0029】
このようにするため、刻印装置1ではリボンフレーム10を回動可能に設けると共に、駆動手段としてのソレノイド13でリボンフレーム10を移動させるようにしている。そこで、以下においては、リボンフレーム10およびリボンフレーム回動機構12について説明する。
【0030】
リボンフレーム10は、図7に示すようにリボン供給スプール57とリボン巻き取りスプール21およびリボン走行機構9を備え、インデント文字形成時に着色用リボン11を供給し得るように構成したものである。リボン供給スプール57およびリボン巻き取りスプール21はリボンフレーム10の左右に回転可能に取り付ける共に、交換時は中心軸に沿って取り外すことが可能である。
【0031】
まず、リボン巻き取り側についてみると、リボン巻き取りスプール21は図9に示すようにフランジ48と押さえフランジ(リボン巻き取りフランジ)19を備え、回転することによって使用済みの着色用リボン11を巻き取る。リボン巻き取りスプール21は軸49上に取り付けられ、フランジ取り付けつまみ20(以下、単に、つまみ20とする)で押さえられて軸49と共に回転する。軸49は、リボンフレーム10に軸支され、かつ固定されたスプールボス70を備えている。また、リボン巻き取りスプール21はスプールボス70に嵌合して回転力を伝達する凹凸71を図9に示すように内径部に備えている。
【0032】
押さえボス50は軸49の先端部に、例えば本実施形態では、図示するようにねじ74で取りつけられている。また、押さえボス50とリボン巻き取りフランジ19との間にはつまみ20を軸方向摺動可能かつ軸49を中心に回転可能に設け、さらに押さえばね51を介在させてつまみ20を押さえフランジ19側に付勢するようにしている。
【0033】
また、つまみ20の周囲には例えば図7に示すように180度間隔で2箇所に突起68を形成している。一方、押さえフランジ19やリボン巻き取りスプール21の内周には突起68が通過可能な溝69を2箇所に形成している。また、中空であるリボン巻き取りスプール21の内径は押さえボス50およびつまみ20の外径よりわずかに大きい程度に形成している。したがって、リボン巻き取りスプール21をリボンフレーム10に取り付ける際は、まず突起68が溝69を通過するように位置合わせしながら嵌め入れてフランジ取り付け位置までずらし、それからつまみ20を手前側に引っ張り上げ、突起68が溝69と重ならない位置まで捻ればよい。この位置でつまみ20から手を離すと、突起68が溝69以外の部分と係合しリボン巻き取りスプール21を押し付けるので、回転中に外れてしまうようなことはない。
【0034】
一方、つまみ20を引っ張り上げるまでは、突起68は溝69と係合した状態にある。そこで、この状態でつまみ20を捻ることで、つまみ20と共にリボン巻き取りスプール21を同量だけ回転させることができる。
【0035】
また、リボンフレーム10の裏側には、リボン巻き取りスプール21を回転させるためのリボン巻き取りモータ55を設けている。さらに、リボン巻き取りスプール21の軸49には図9に示すように減速歯車54を設け、リボン巻き取りモータ55の歯車56に噛合させて回転駆動するようにしている。
【0036】
さらに、着色用リボン11を取り付けたときに着色用リボン11のたるみを解消できるようにしていることが好ましく、刻印装置1では、上述したようなつまみ20を備えており、これをたるみ除去手段としても用いることができる。つまり、リボンフレーム10にリボン巻き取りスプール21をセットした際、つまみ20を回してリボン巻き取りスプール21ごと回転させ、着色用リボン11のたるみを除去することができる。たるみを除去した後は、上述したようにつまみ20を引っ張り上げ、捻ることでリボン巻き取りスプール21を付勢するよう機能させることができる。
【0037】
一方、リボン供給スプール57は、図8に示すように、対となるリボン巻き取りスプール21と基本的には同じ構造であり、図7に示すように対称となる位置に配置したものである。ただし、図8に示すとおり、リボン供給スプール57はモータなどに接続せずフリー回転し得るよう、張力を受けて着色用リボン11を送り込む構造としている。
【0038】
そこで、リボンフレーム10の裏側のフリクションボス53の内部にはぜんまい52を設け、さらに、一定以上のトルクがかかったときに空回りさせることで着色用リボン11に余計な張力がかからないように、一定の張力がかかるようにしている。また、ぜんまい52は、着色用リボン11にたるみが生じると軸49を回転させ、着色用リボン11のたるみを吸収する働きもある。
【0039】
このように、リボン供給スプール57には必要に応じてフリクションを与え、張力を受けたときに(一定の張力を着色用リボン11に与えて)必要以上に回転してしまわないようにすることが着色用リボン11がたるむのを防止する上で好ましい。またはバックテンションとフリクション機構でたるみを積極的に取り除くようにするとより好ましい。
【0040】
次に、着色用リボン11をリボン供給スプール57からリボン巻き取りスプール21に導くための構成について説明する。供給された着色用リボン11は、図7に示すように供給側の案内ローラ58やリボンガイド59などに案内されてリボン走行ルート14を通過し、巻き取り側のリボンガイド59や案内ローラ58によってリボン巻き取りスプール21に案内される。
【0041】
本実施形態では、図示するように、供給側と巻き取り側のそれぞれに対称的なリボンアーム15,15を揺動可能に設け、その先端にそれぞれリボンガイド59,59を取り付けることで各リボンガイド59,59の高さを可変とし、これに伴いリボン走行ルート14の高さを変化させ得るようにしている。この場合、リボンアーム15の揺動中心となるリボンアーム支点17の位置は特に限定されることはないが、リボンアーム15が揺動したとき着色用リボン11のルート全体の長さが出来るだけ変わらないようにすることが好ましい。そこで本実施形態では、図7に示すような位置にリボンアーム支点17を設けるようにし、リボンアーム15が揺動しても着色用リボン11のルート長に差異がほとんど生じないようにしている。
【0042】
また、リボンアーム15の他端側には別のローラ60を設けている。さらに、リボンフレーム支持板62には、図3に示すようにローラ60を案内するカム61を設けている。カム61は、図示するように刻印装置1の前方斜め上方を向くように形成したものである。したがって、ローラ60は、リボンフレーム10が図1に示す待避位置にあるときにもっとも後方に位置して下がり、一方、図2に示す裏インデント位置にあるときにカム61に案内され上に導かれる。このとき、リボンアーム15はローラ60の動きに従って揺動し、ローラ60とは逆側に位置するリボンガイド59がローラ60と逆の動きをする。したがって、リボンガイド59は、リボンフレーム10が待避位置にあるとき上がり、裏インデント位置で下がる。この結果、着色用リボン11は、待避位置のとき図7中に想像線で示す上のリボン走行ルート14にあり、一方、裏インデント位置へと変化するとき、前方に移動しながら媒体2の下側に滑り込むように下降する。したがって、刻印されたインデント文字に着色が必要なときはリボン走行ルート14を変化させ、着色用リボン11を媒体2と活字4に入り込ませてその間に臨ませるようにすればよい。
【0043】
次に、リボンフレーム回動機構12について説明する。リボンフレーム10は、媒体2のインデント文字への着色が必要なときにリボン走行ルート14を媒体2と活字4との間に移動させ得るよう、図1〜図3に示すようにリボンフレーム支持板62上の支点63に回動自在に取り付けたものである。本実施形態では、リボンフレーム10上の回動中心を図1に示すようにやや後方側に配置することで、何も力を受けない自然状態のリボンフレーム10が図1に示すように斜めとなるようにしている。ただし、このように自重で待避状態に戻るようにするほか、コイルスプリングやカムなどの付勢手段を用いてリボンフレーム10に対し常に後方側への付勢力を与えるようにすることができるのはいうまでもない。
【0044】
リボンフレーム10は、何ら拘束を受けていないときは少なくとも図3に示すような水平状態となるまで前方へ回動可能である。刻印装置1では、リボン供給スプール57、リボン巻き取りスプール21およびリボン走行機構9が取り付けられたリボンフレーム10と、リボンフレーム10を回動自在に支持すると共に、着色用リボン11を交換する時はリボンフレーム10を活字アーム3より図示上方で水平状態まで回動させるリボンフレーム回動手段とを備えることで、着色用リボン11を交換する時はリボンフレーム10を水平状態となるように手動で回動させ交換時における視認性および操作性を向上させている。したがって、刻印装置1において着色用リボン11を補充するときは、この水平状態でリボン巻き取りスプール21とリボン供給スプール57を取り換えればよく、作業が簡単で、しかも着色用リボン11をリボンガイド59などに確実に掛けることができる。この場合、リボンフレーム10を図3に示すような水平状態に保つことは作業をし易くする上で好ましい。本実施形態では、特に図示していないが水平状態のリボンフレーム10と係合してその状態を保持し、手動により解除が可能なストッパーを設けてリボンフレーム10を固定し得るようにしている。また、本実施形態では、水平状態でスプールの取り換えを行うようにしているが、この水平状態に限定されることはなく、スプールが取り換え作業がし易い位置であればよい。
【0045】
リボンフレーム10は、通常時は図1に示すように斜めとなった状態(待避状態)にあり、裏インデントを行うときにのみ図2に示すように前方へ回動させれば足りる。そして、このように回動させるための手段は特に限定されるものではないが、本実施形態では駆動手段としてのソレノイド13を用いてリボンフレーム10を回動させている。この場合、ソレノイド13でリボンフレーム10を直接押し出すようにしても良いが、ここでは、ソレノイド13のプランジャ先端の動きを受けて揺動し、リボンフレーム10の裏面を押し出して回動させるように機能する揺動部材64を図3に示すように介在させている。揺動部材64には図3に示すように付勢ばね67を設け、常時後方へ付勢するようにしている。
【0046】
ここで、リボンフレーム10は、裏インデント時にリボン走行ルート14を媒体2と下側活字4の間に正確に移動させる必要があることから、図2に示す垂直状態ではできるだけ正確に位置決めすることが好ましい。そこで本実施形態では、裏インデント時にリボンフレーム10の位置を規制する鉤状のストッパー16を設けている。ストッパー16は、図3に示すように引っ掛け用の爪を上側に備えたものであり、上述した揺動部材64に一体的に設けて共に揺動するようにしている。一方、図7に示すように、リボンフレーム10側にはストッパー16と係合する縦孔65を設けている。
【0047】
ストッパー16は、通常時は図3などに示すように下がっている。このため、ストッパー16の爪は縦孔65に引っ掛からず、リボンフレーム10への規制を行わない状態にある。そこで、リボンフレーム10はストッパー16に規制されることなく図1に示す待避位置から図3に示す水平位置まで手動で自由に回動させることが可能である。
【0048】
一方、手動ではなくソレノイド13の作用でリボンフレーム10を前方に回動させるときは、ストッパー16が機能して動きが規制されるため図2に示す鉛直姿勢で止まることになる。すなわち、図1に示す待避状態でソレノイド13を励磁すると、ソレノイド13のプランジャが飛び出し揺動部材64を介してリボンフレーム10を前方に回動させるが、このときストッパー16も同時に揺動し、縦孔65の中で上昇して爪をリボンフレーム10に引っ掛ける。つまり、ソレノイド13を作用させたときは、リボンフレーム10を回動させると共にストッパー16も機能させ、リボンフレーム10を所定の鉛直位置(裏インデント位置)で停止させることができる。
【0049】
なお、ここでは上記のようにストッパー16によってリボンフレーム10を位置決めするようにしているが、これに以外の方法により位置決めすることもできる。例えば、ストッパー16をリボンフレーム10が行き過ぎた場合にのみ用い、リボンフレーム10の通常の位置決めはソレノイド13やカムなどを係合させることによって所定位置にくるようにしても良い。なお、ストッパー16をはじめソレノイド13やカムによってリボンフレーム10を位置決めする場合、微調整を行い得るようにしておくことが望ましい。そこで、本実施形態においては、図3に示すように停止位置調整ねじ66を設け、調整ねじ66を回すことによってリボンフレーム10の停止位置を細かに調整できるようにしている。
【0050】
また、このようにリボンフレーム10が水平状態となるまで回動し得るようにした刻印装置1では、ストッパー16を、リボンフレーム10の回動を規制はするが妨げはしないように設けていることはいうまでもない。刻印装置1では、リボンフレーム10を手動で回動させるときストッパー16は必ず縦孔65を通過し、その周囲にぶつかることはない。
【0051】
また、リボンフレーム10は、必要に応じてリボンフレーム支持板62に回動不能に固定するための固定手段を備えることが好ましい。本実施形態では、図6および図7に示すようにリボンフレーム支持板62の先端部にねじ孔72を設け、かつリボンフレーム10上にねじ孔72と対応するねじ孔73を設けている。これによれば、刻印装置1を輸送するときリボンフレーム10をねじでリボンフレーム支持板62に取り付け、リボンフレーム10ががたつかないようにすることができる。さらに、特に図示していないが別のねじ孔を設けて図1に示す待避状態に固定させることもできる。この場合、インデント文字、エンボス文字を形成するユニットのみを輸送するときは図1に示す位置で固定することで全体が大きくならないようにし、カード発行機として刻印装置1全体を輸送するときは図3に示す水平位置で固定するなど、輸送形態に応じて固定状態も適宜採択することが可能である。
【0052】
以下において、刻印装置1の動作について説明する。なお、刻印装置1はエンボス文字とインデント文字(表インデント、裏インデントの両者を含む)とを形成することを単独で行い得る共用機であり、したがってエンボス文字とインデント文字の両加工を適宜選択して行い得る。
【0053】
まず、媒体2の表面にエンボス文字を形成する加工のみを行う場合は、着色する必要がないと仮定すると、着色用リボン11を活字4の位置から待避させておく必要がある。そこで、この場合は、リボンフレーム10を回動させず、着色用リボン11は図1に示すように待避状態のままである。そして、活字アーム駆動モータ23を駆動して活字組部材5を回転させ活字4を適宜選択すると共に、媒体2を搬送機構47で動かして文字位置が活字4の位置に合うように調整する。また、上下のカム駆動モータ35,45を作動させてカム33,43を回転させると上下の揺動アーム30,40が支点31,41を中心に揺動し、押圧ブロック29,39を介して活字押圧軸27を押し下げ(活字押圧軸37を押し上げ)、活字4,4を上下から媒体2に押圧して刻印する。
【0054】
次に、インデント文字を形成する際、その溝部に着色用リボン11による着色を行う場合であるが、ここでは、着色時に着色用リボン11を媒体2と図示下側の活字4との間に介在させるため、リボンフレーム10を回動させることでリボン走行ルート14を移動させるようにする。この場合、上述したようにソレノイド13を励磁し、揺動部材64を介してリボンフレーム10を回動させればよく、この回動途中でストッパー16が機能するためリボンフレーム10は動きが規制され図2に示す鉛直状態に保持される。
【0055】
このようにリボンフレーム10が回動するのに伴い、ローラ60がカム61の斜面を駆け上がりリボンアーム15を揺動させ、リボン走行ルート14を下降させる。この結果、着色用リボン11は前方へ移動しながら下降し、図1に示す待避状態から図2に示す下側インデントが可能な状態へと位置を変える。なお、刻印装置1では、媒体2を刻印位置まで搬送する前にあらかじめリボンフレーム10を回動させておき、リボン走行ルート14を変更してから媒体2を移動させるようにしている。
【0056】
また、着色用リボン11の交換に際しては、リボンフレーム10を手動で回動させ、水平状態とした後にストッパー(図示省略)と係合させることで図3に示すような水平状態で固定する。そこで、つまみ20を回して係合状態を解けばリボン巻き取りスプール21およびリボン供給スプール57の取り外しが自由となる。着色用リボンを交換する時においては、ソレノイド13は励磁されていないためストッパー16は作用せず、したがってリボンフレーム10は規制されることなく水平位置まで回動可能である。
【0057】
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例えば上述の実施形態では、着色用リボン11を媒体2と下側活字4の間に挟み込むようにした裏インデントの場合について説明したが、刻印の形態は特にこれに限られることはない。すなわち、これとは逆の表側インデントは、着色用リボン11を媒体2の表面と上側活字4との間に挟み込むようにしたものであり、上述の刻印装置の構造を適宜変更しリボン走行ルート14の移動幅を変えることで可能となる。
【0058】
さらに、インデント文字を形成する際の着色に限定されることなく、エンボス文字を形成する場合に着色を要する場合にも用いてもよい。
【0059】
また本実施形態では、カム61を駆け上がるローラ60を用いてリボンアーム15を揺動させるようにしたが、揺動させるための手段はこれに限定されることはない。例えば一端をリボンフレーム支持板62に固着したワイヤの他端をリボンアーム15に結び、リボンフレーム10が回動したときこのワイヤで引っ張ることでリボンアーム15を揺動させるようにしてもよい。さらには、左右のリボンアーム15,15同士をリンクで接続し、一方のリボンアーム15を揺動させたときに他方のリボンアーム15が同調して揺動するようにしてもよい。
【0060】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明の刻印装置によると、待避位置と着色可能位置(媒体の表面とこれに対向する活字との間に着色用リボンを位置させ媒体の表側への着色を可能にする表インデント位置、及び媒体の裏面とこれに対向する活字との間に着色用リボンを位置させ媒体の裏側への着色を可能にする裏インデント位置)との間を回動可能にリボンフレームを備えたことで、必要に応じて刻印と同時にインデント文字またはエンボス文字への着色を行うことができる。しかも、これはリボンフレームをソレノイドなどの駆動手段で回動させるという比較的簡単な構成により切り換えを簡便なものとし、着色用リボンを取り外すなどの手間を不要として操作の利便性を確保している。また、不要時の着色用リボンは媒体と接触することのない位置まで待避可能であるため、プラスチック製カードである媒体搬送の妨げとなることがない。しかも、この刻印装置においては外すなどせずとも着色と伴う刻印と着色を伴わない刻印との切換を簡便に行うことができる。
【0061】
本発明の請求項2記載の刻印装置では、リボンフレームを回動させたときリボン走行ルートを媒体の裏面と活字との間に入り込ませることができ、したがって媒体裏面に刻印を形成すると同時にこの刻印の溝部に着色する裏インデントを行うことができる。
【0062】
本発明の請求項3記載の刻印装置によれば、裏インデント時において媒体をリボン走行ルートの内側に配置することができる。この場合、着色用リボンが媒体の動きを妨げるようなことがなく、これにより媒体の可動範囲を大きくとってその表面の多くの部分に刻印および着色を施すことができる。
【0063】
本発明の請求項4記載の刻印装置によると、駆動手段によりリボンフレームを回動させていることから、構成が簡単となると共に回動させたときのリボンフレームを正確に位置決めするのが容易である。
【0064】
本発明の請求項5記載の刻印装置では、インデント時にリボンアームをリボンフレームの回動に追従して移動させリボン走行ルートを下降させているので、リボンを、インデント時には媒体と活字の間の所定位置に位置させ、待避時には媒体と十分に距離をとった位置まで待避させることができる。また、カムによる駆動機構を採用してリボンアームを揺動させているため、構造が簡単で部品点数も少なく、高い信頼性を獲得することができる。さらには、このリボンアームの揺動を制御してリボン走行ルートの高さを適宜変更させるようにすることで、表インデントと裏インデントとを適宜使い分けることも可能である。
【0066】
本発明の請求項記載の刻印装置によると、リボンフレームの位置を規制するストッパーを設けたことにより、待避状態からインデント状態へと回動するリボンフレームの回動範囲を規制し所定位置で停止させることができる。このため、リボンの正確な位置決めが可能となり、リボンずれによる着色不良がない。
【0067】
本発明の請求項記載の刻印装置では、リボンフレームを手動で回動させる際ストッパーによる規制部材を動作させないことで広い範囲での回動を可能としている。
【0068】
本発明の請求項記載の刻印装置によると、回転するカムに揺動アーム先端のカムフォロアを追従させ、揺動アームを揺動させて活字を媒体に押圧することができる。この場合、カム伝動を利用しているため、刻印に必要な押圧力で活字を押圧し、文字等を刻印できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す刻印装置の側面図であり、リボンフレームが待避位置にある状態を示す。
【図2】リボンフレームが鉛直状態にある刻印装置の側面図である。
【図3】リボンフレームが水平状態にある刻印装置の側面図である。
【図4】刻印装置の基本構造を示すための概略平面図である。
【図5】刻印装置の基本構造を示すための概略側面図である。
【図6】図2に示した刻印装置の平面図である。
【図7】リボン走行機構を備えたリボンフレームを示す正面図である。
【図8】リボン供給スプールの構造を示す側面からみた縦断面図である。
【図9】リボン巻き取りスプールの駆動の態様を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 刻印装置
2 媒体
3 活字アーム
4 活字
5 活字組部材
6 回転軸
7 圧接手段
8 回転駆動手段
9 リボン走行機構
10 リボンフレーム
11 着色用リボン
12 リボンフレーム回動機構
13 ソレノイド(駆動手段)
14 リボン走行ルート
15 リボンアーム
16 ストッパー
17 リボンアーム支点
19 リボン巻き取りフランジ
20 (リボン巻き取りフランジ)取り付けつまみ
21 リボン巻き取りスプール
27,37 活字押圧軸
30,40 揺動アーム
32.42 カムフォロア
33,43 カム
57 リボン供給スプール

Claims (8)

  1. 文字などを刻印するためのプラスチック製カードである媒体を間に挟んで対向する2つの活字アームと、各活字アームに固定され前記文字等を刻印するための活字と、前記活字アームを多数放射状に設けた円形状の活字組部材と、該活字組部材を回転軸を中心に回転可能に支持し、前記活字組部材のうち所定の活字を前記媒体に圧接する圧接手段と、前記活字組部材を回転駆動する回転駆動手段と、形成された文字に着色を行うための着色用リボンを走行させるリボン走行機構と、前記着色用リボンを供給するリボン供給スプールと、前記着色用リボンを巻き取るリボン巻き取りスプ−ルと、前記リボン走行機構、前記リボン供給スプールおよび前記リボン巻き取りスプールが取り付けられたリボンフレームと、前記リボンフレームを回動自在に支持するリボンフレーム回動機構と、前記リボンフレームの回動に追従して揺動し、前記リボン供給スプールと前記リボン巻き取りスプールに対応して設けられた一対のリボンアームと、前記一対のリボンアームの先端にそれぞれ設けられたリボンガイドとを備え、前記着色用リボンは前記一対のリボンアームのリボンガイドの間に案内されており、前記リボンフレームは、前記着色用リボンを前記媒体の活字位置より待避した位置に配置させる待避位置と、前記着色用リボンを前記活字と前記媒体の間に臨ませる位置に配置させる着色可能位置とに回動可能であり、前記リボンフレーム回動機構は、前記待避位置と、前記着色可能位置との間を前記リボンフレームを回動させるものであり、且つ、前記一対のリボンアームのリボンガイドの間のリボン走行ルートの長さは、前記媒体の長さよりも長く設定されていることを特徴とする刻印装置。
  2. 形成された文字に着色を行うための前記着色用リボンを前記媒体の裏面側で活字と前記媒体の間に臨ませる裏インデントであることを特徴とする請求項1記載の刻印装置。
  3. 前記媒体は前記リボン走行ルートの内側に配置することを特徴とする請求項2記載の刻印装置。
  4. 駆動手段により前記リボンフレームを回動することを特徴とする請求項1記載の刻印装置。
  5. 形成された文字に着色を行うために前記リボンアームは前記リボンフレームの回動に追従して移動し、前記リボン走行ルートを前記媒体に対し下降させることを特徴とする請求項1記載の刻印装置。
  6. 前記駆動手段は前記リボンフレームを前記待避位置から前記着色可能位置に回動させるものであり、前記駆動手段によって前記リボンフレームと一緒に動かされ、前記リボンフレームが前記着色可能位置に回動すると前記リボンフレームの位置を規制するストッパーを設けたことを特徴とする請求項4記載の刻印装置。
  7. 前記駆動手段が非作動状態の場合には前記ストッパーによる前記リボンフレームの回動の規制が動作していないことを特徴とする請求項6記載の刻印装置。
  8. 前記活字を押圧し前記媒体に圧接する圧接手段を有し、前記圧接手段は活字押圧軸と揺動アームとカムとカムフォロアとからなることを特徴とする請求項1記載の刻印装置。
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