JPS595577Y2 - 張力保持装置を有するリボン給送機構 - Google Patents
張力保持装置を有するリボン給送機構Info
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- JPS595577Y2 JPS595577Y2 JP2586479U JP2586479U JPS595577Y2 JP S595577 Y2 JPS595577 Y2 JP S595577Y2 JP 2586479 U JP2586479 U JP 2586479U JP 2586479 U JP2586479 U JP 2586479U JP S595577 Y2 JPS595577 Y2 JP S595577Y2
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- supply reel
- ribbon
- annular groove
- pin
- engagement
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は粘着性表面若しくは重ね刷り表面を有する訂
正リボンにより、印字用紙上の誤った文字を剥離又は隠
蔽して除去し得るようにしたタイプライタに係り、特に
その訂正リボンのためのリボン給送機構に関するもので
ある。
正リボンにより、印字用紙上の誤った文字を剥離又は隠
蔽して除去し得るようにしたタイプライタに係り、特に
その訂正リボンのためのリボン給送機構に関するもので
ある。
一般に、この種のリボン給送機構においては、訂正リボ
ンが緩んだり軌道を外れたりしていると、その使用時に
印字用紙上の誤った文字を確実に除去することができな
かったり、あるいはその訂正リボンが印字用紙やその周
囲の機構に摺接して、それらを、損なうおそれがある。
ンが緩んだり軌道を外れたりしていると、その使用時に
印字用紙上の誤った文字を確実に除去することができな
かったり、あるいはその訂正リボンが印字用紙やその周
囲の機構に摺接して、それらを、損なうおそれがある。
このために、訂正リボンを常に緊張した状態に保持する
ための張力保持装置を設ける必要があった。
ための張力保持装置を設ける必要があった。
従来のこの種の張力保持装置を有するリボン給送機構と
しては、例えば特公昭51−36641号公報に示され
ているように、リボン供給リールを支持する供給スプー
ルの下端にラチェットホイールを設け、そのラチェット
ホイール外周面の歯部に線バネの先端新曲部を係脱可能
に係合させ、その線バネの付勢力によりリボン供給リー
ルにリボン送り方向と反対方向への回動力を付与して、
訂正リボンを緊張状態に保持するようにした構成が提案
されている。
しては、例えば特公昭51−36641号公報に示され
ているように、リボン供給リールを支持する供給スプー
ルの下端にラチェットホイールを設け、そのラチェット
ホイール外周面の歯部に線バネの先端新曲部を係脱可能
に係合させ、その線バネの付勢力によりリボン供給リー
ルにリボン送り方向と反対方向への回動力を付与して、
訂正リボンを緊張状態に保持するようにした構成が提案
されている。
ところが、この従来構成においては、前記線バネの先端
折曲部がラチェットホイールの回転軸線に対する法線方
向の外方において開放されているため、リボン送り手段
の作動に連係してリボン供給リールが供給スプールとと
もにリボン送り方向へ回転され、線バネの先端折曲部が
ラチェットホイール上の1個の歯部を乗り越えて近接す
る歯部に係合する際、自体のバネ力の反作用で前記法線
方向の外方に大きく撓曲して複数個の歯部を同時に乗り
越えるおそれがあり、訂正リボンに常時適切な緊張力を
付与することができない欠陥があった。
折曲部がラチェットホイールの回転軸線に対する法線方
向の外方において開放されているため、リボン送り手段
の作動に連係してリボン供給リールが供給スプールとと
もにリボン送り方向へ回転され、線バネの先端折曲部が
ラチェットホイール上の1個の歯部を乗り越えて近接す
る歯部に係合する際、自体のバネ力の反作用で前記法線
方向の外方に大きく撓曲して複数個の歯部を同時に乗り
越えるおそれがあり、訂正リボンに常時適切な緊張力を
付与することができない欠陥があった。
又、この従来構成においては、細い線バネの先端折曲部
がラチェットホイールの歯部に対して圧接状態で係脱動
作を繰返すため、その先端折曲部が摩耗しやすく、つい
には折損して本来の機能を果さなくなるおそれもあった
。
がラチェットホイールの歯部に対して圧接状態で係脱動
作を繰返すため、その先端折曲部が摩耗しやすく、つい
には折損して本来の機能を果さなくなるおそれもあった
。
この考案は前記のような従来構成における欠陥を解消す
るためになされたものであって、その目的は供給リール
に対してリボン送り方向と反対方向への回動力を付与す
るための回動力付与手段を備え、その回動力付与手段を
、前記供給リール用の支持部材の端面に形成された環状
溝と、その環状溝のいずれか一方の面に係合する保合ピ
ンと、その保合ピンを供給リールの回転軸線に対して法
線方向に付勢する付勢部材とより構威し、前記環状溝の
係合ピンと係合する面4Ji複数個の保合突起を等間隔
で形成するとともに、他方の面には係合ピンを案内する
ための案内面を形成することにより、構造が簡単である
にもかかわらず、前記供給リールのリボン送り方向への
回動にともない保合ピンが環状溝の案内面に案内されて
前記係合突起を1個ずつ正確に乗り越え、付勢部材の付
勢力によって供給リールにリボン送り方向と反対方向の
回動力が確実に付与されて、リボンを常時緊張状態に保
持することができ、しかも長期使用にも十分耐えること
ができる新規なリボン給送機構を提供することにある。
るためになされたものであって、その目的は供給リール
に対してリボン送り方向と反対方向への回動力を付与す
るための回動力付与手段を備え、その回動力付与手段を
、前記供給リール用の支持部材の端面に形成された環状
溝と、その環状溝のいずれか一方の面に係合する保合ピ
ンと、その保合ピンを供給リールの回転軸線に対して法
線方向に付勢する付勢部材とより構威し、前記環状溝の
係合ピンと係合する面4Ji複数個の保合突起を等間隔
で形成するとともに、他方の面には係合ピンを案内する
ための案内面を形成することにより、構造が簡単である
にもかかわらず、前記供給リールのリボン送り方向への
回動にともない保合ピンが環状溝の案内面に案内されて
前記係合突起を1個ずつ正確に乗り越え、付勢部材の付
勢力によって供給リールにリボン送り方向と反対方向の
回動力が確実に付与されて、リボンを常時緊張状態に保
持することができ、しかも長期使用にも十分耐えること
ができる新規なリボン給送機構を提供することにある。
以下、この考案を具体化したタイプライタの構成を図面
に従って説明すると、図面中1はタイプライタの機枠上
で歩進移動されるキャリッジ(図示しない)上に支持さ
れたプラテン、2はそのプラテン1の印字面に対向して
機枠上に支承された印字ヘッドであって、その外周面に
は多数の活字が設けられ、文字キー(図示しない)の操
作に基づいて1個の活字が前記印字面と対向する位置に
選択され、その後プラテン1上の印字用紙に対して印字
動作を行うようになっている。
に従って説明すると、図面中1はタイプライタの機枠上
で歩進移動されるキャリッジ(図示しない)上に支持さ
れたプラテン、2はそのプラテン1の印字面に対向して
機枠上に支承された印字ヘッドであって、その外周面に
は多数の活字が設けられ、文字キー(図示しない)の操
作に基づいて1個の活字が前記印字面と対向する位置に
選択され、その後プラテン1上の印字用紙に対して印字
動作を行うようになっている。
3は前記印字ヘッド2の近傍において機枠上に固定され
たカセットホルダであって、その上面両側には左右各一
対の支持ピン4及び案内ピン5が突設されている。
たカセットホルダであって、その上面両側には左右各一
対の支持ピン4及び案内ピン5が突設されている。
6はカセットホルダ3の上面に着脱可能に装着されたリ
ボンカセットであって、その内部左側寄りには印字用の
カーボンリボン7を巻装した供給リール8が回転可能に
支持されるとともに、内部右側寄りには供給リール8か
ら送出されたカーボンリボン7を右側内部の収容空間内
に巻込むための巻込みローラ9及び接触ローラ10が回
転可能に支持されている。
ボンカセットであって、その内部左側寄りには印字用の
カーボンリボン7を巻装した供給リール8が回転可能に
支持されるとともに、内部右側寄りには供給リール8か
ら送出されたカーボンリボン7を右側内部の収容空間内
に巻込むための巻込みローラ9及び接触ローラ10が回
転可能に支持されている。
11.12は前記両支持ピン4に回転可能に嵌持された
供給側及び巻取側における支持部材としてのスプールで
あって、この実施例では共通部品が使用され、それらの
下端にはラチェットホイール13が形成されている。
供給側及び巻取側における支持部材としてのスプールで
あって、この実施例では共通部品が使用され、それらの
下端にはラチェットホイール13が形成されている。
14.15は両スプール11.12に着脱及び一体回転
可能に嵌挿支持された供給側及び巻取側のノールであっ
て、供給リール14から送出された粘着性表面を有する
訂正リボン16を、前記両案内ピン5を介して巻取リー
ル15に巻取るようになっている。
可能に嵌挿支持された供給側及び巻取側のノールであっ
て、供給リール14から送出された粘着性表面を有する
訂正リボン16を、前記両案内ピン5を介して巻取リー
ル15に巻取るようになっている。
17は前記カーボンリボン7をプラテン1の印字面と対
向する面内で案内するための一対のカーボンリボン案内
部材であって、文字キーの操作に基づく印字サイクルに
連動して前記印字ヘッド2の印字動作の直前に上昇され
、その先端部にて案内されるカーボンリボン7を前記印
字面と対向する位置まで移動させるようになっている。
向する面内で案内するための一対のカーボンリボン案内
部材であって、文字キーの操作に基づく印字サイクルに
連動して前記印字ヘッド2の印字動作の直前に上昇され
、その先端部にて案内されるカーボンリボン7を前記印
字面と対向する位置まで移動させるようになっている。
18は前記カーボンリボン7よりもプラテン1側におい
て前記訂正リボン16をそのプラテン1の印字面と対向
する面内で案内するための一対の訂正リボン案内部材で
あって、訂正用キー(図示しない)を操作した場合にの
み、つの操作に続く文字キーの操作にともなって前記カ
ーボン案内部材17とともに上昇され、その先端部にて
案内される訂正リボン16を前記印字面と対向する位置
まで移動させるようになっている。
て前記訂正リボン16をそのプラテン1の印字面と対向
する面内で案内するための一対の訂正リボン案内部材で
あって、訂正用キー(図示しない)を操作した場合にの
み、つの操作に続く文字キーの操作にともなって前記カ
ーボン案内部材17とともに上昇され、その先端部にて
案内される訂正リボン16を前記印字面と対向する位置
まで移動させるようになっている。
19は前記カセットホルダ3の下面において訂正リボン
16の巻取側スプール12を支持する支持ピン4の下方
突出部に回転可能に支持されたカーボンリボン送り用の
ラチェットホイール、20は同じく前記支持ピン4の下
方突出部に往復回動可能に支持された回動部材であって
、その一対のアーム部先端にはカセットホルダ3上の透
孔を通って前記訂正リボン16用の巻取側スプール12
のラチェットホイール13に係脱可能に係合する巻取り
爪21.及び前記カーボンリボン7用のラチェットホイ
ール19に係合する送り爪22が回動可能に取着されて
いる。
16の巻取側スプール12を支持する支持ピン4の下方
突出部に回転可能に支持されたカーボンリボン送り用の
ラチェットホイール、20は同じく前記支持ピン4の下
方突出部に往復回動可能に支持された回動部材であって
、その一対のアーム部先端にはカセットホルダ3上の透
孔を通って前記訂正リボン16用の巻取側スプール12
のラチェットホイール13に係脱可能に係合する巻取り
爪21.及び前記カーボンリボン7用のラチェットホイ
ール19に係合する送り爪22が回動可能に取着されて
いる。
そして前記送り爪22は文字キーの操作に基づく印字サ
イクルに連動し、前記印字−・ラド2の印字動作に先立
って回動部材20が往復回動された時、前記カーボンリ
ボン7用のラチェットホイール19を第1図の反時計方
向に所定角度回動させ、そのラチェットホイール19上
に形成された駆動歯車23、前記カセットホルダ3の下
面に支持された中間歯車24、被動歯車25、及びその
被動歯車25とリボンカセット6内の巻込みローラ9と
の間しこ設けられた継手26を介して、その巻込みロー
ラ9を反時計方向に回動させ、カーボンリボン7を所定
量巻込むようになっている。
イクルに連動し、前記印字−・ラド2の印字動作に先立
って回動部材20が往復回動された時、前記カーボンリ
ボン7用のラチェットホイール19を第1図の反時計方
向に所定角度回動させ、そのラチェットホイール19上
に形成された駆動歯車23、前記カセットホルダ3の下
面に支持された中間歯車24、被動歯車25、及びその
被動歯車25とリボンカセット6内の巻込みローラ9と
の間しこ設けられた継手26を介して、その巻込みロー
ラ9を反時計方向に回動させ、カーボンリボン7を所定
量巻込むようになっている。
又、前記巻取り爪21は適宜の係脱機構(図示しない)
により常には訂正リボン16巻取用のラチェットホイー
ル13から離脱した状態に保持され、訂正用キーを操作
した場合にのみそのラチェットホイール13と係合する
ようになっている。
により常には訂正リボン16巻取用のラチェットホイー
ル13から離脱した状態に保持され、訂正用キーを操作
した場合にのみそのラチェットホイール13と係合する
ようになっている。
そして、前記訂正用キーの操作に続く文字キーの操作に
ともなって回動部材20が往復回動された時、この巻取
り爪21がラチェットホイール13を第1図の反時計方
向に回動させ、巻取リール15を巻取側スプール12と
ともに同方向へ回動させて、訂正リボン16を所定量巻
取るようになっている。
ともなって回動部材20が往復回動された時、この巻取
り爪21がラチェットホイール13を第1図の反時計方
向に回動させ、巻取リール15を巻取側スプール12と
ともに同方向へ回動させて、訂正リボン16を所定量巻
取るようになっている。
従って、訂正リボン16が前記訂正リボン案内部材18
によりプラテン1の印1字面と対向する位置まで上昇さ
れるとともに、前記巻取り爪21を含むリボン送り装置
により所定量送られた後、前記印字ヘッド2により印字
動作が行われ、その訂正リボン16の粘着性表面によっ
て印字用紙上の誤った文字が剥離除去される。
によりプラテン1の印1字面と対向する位置まで上昇さ
れるとともに、前記巻取り爪21を含むリボン送り装置
により所定量送られた後、前記印字ヘッド2により印字
動作が行われ、その訂正リボン16の粘着性表面によっ
て印字用紙上の誤った文字が剥離除去される。
次に、前記訂正リボン16の供給側スプール11に支持
された供給リール14に対し、第1図に矢印で示すリボ
ン送り方向と反対方向への回動力を付与して、訂正リボ
ン16を緊張状態に保持するための回動力付与手段につ
いて説明すると、27は第3図〜第5図に示すように前
記供給側スプール11の下端面に形成された環状溝であ
って、供給側スプール11の回転軸線に対し同心円周上
に位置している。
された供給リール14に対し、第1図に矢印で示すリボ
ン送り方向と反対方向への回動力を付与して、訂正リボ
ン16を緊張状態に保持するための回動力付与手段につ
いて説明すると、27は第3図〜第5図に示すように前
記供給側スプール11の下端面に形成された環状溝であ
って、供給側スプール11の回転軸線に対し同心円周上
に位置している。
2Bは供給側スプール11とカセットホルダ3との間に
おいてそのカセットホルダ3上に移動可能に支持された
ピン支持板であって、その一端部上面には前記環状溝2
7の外側面に係合する係合ピン29が突設されている。
おいてそのカセットホルダ3上に移動可能に支持された
ピン支持板であって、その一端部上面には前記環状溝2
7の外側面に係合する係合ピン29が突設されている。
30はピン支持板28の他端部とカセットホルダ3との
間に設けられた引張バネであって、ピン支持板28を係
合ピン29とともに前記供給リール14の回転軸線に対
し法線方向の外方に向かつて付勢し、保合ピン29を環
状溝27の外側面に係合させるようになっている。
間に設けられた引張バネであって、ピン支持板28を係
合ピン29とともに前記供給リール14の回転軸線に対
し法線方向の外方に向かつて付勢し、保合ピン29を環
状溝27の外側面に係合させるようになっている。
31は前記環状溝27の外側面に等間隔をおいて突出形
成された複数個のカム状の保合突起であって、訂正リボ
ン16が巻取り爪21を含むリボン送り装置により歩進
的に移動され、かつその後の印字ヘッド2の訂正印字動
作によりプラテン1側へ引張られて、前記供給リール1
4が供給側スプール11とともに第1図及び第4図の反
時計方向へ回転される時には、引張バネ30の付勢力に
抗して係合ピン29を任意の1個の係合突起31に係合
した状態で供給側スプール11とともに同方向へ所定角
度移動させ、それ以上の供給リール14の回転に際して
は、前記の任意の保合突起31に対する保合ピン29の
係合を解放して、その保合ピン29と供給側スプール1
1及び供給リール14との共動を解除するようになって
いる。
成された複数個のカム状の保合突起であって、訂正リボ
ン16が巻取り爪21を含むリボン送り装置により歩進
的に移動され、かつその後の印字ヘッド2の訂正印字動
作によりプラテン1側へ引張られて、前記供給リール1
4が供給側スプール11とともに第1図及び第4図の反
時計方向へ回転される時には、引張バネ30の付勢力に
抗して係合ピン29を任意の1個の係合突起31に係合
した状態で供給側スプール11とともに同方向へ所定角
度移動させ、それ以上の供給リール14の回転に際して
は、前記の任意の保合突起31に対する保合ピン29の
係合を解放して、その保合ピン29と供給側スプール1
1及び供給リール14との共動を解除するようになって
いる。
32は前記環状溝27の内側面に形成された案内面であ
って、前記係合突起31に対して交互に対応する複数個
の突部32 aを有し、前記供給リール14が所定角度
以上回転して保合ピン29と供給側スプール11及び供
給り一ル14との共動が解除された際、その係合ピン2
9が引張バネ30の付勢力に基づき、前記任意の保合突
起31を乗越えて近接する内股の保合突起31に順次係
合するように案内して、保合ピン29が複数個の保合突
起31を同時に乗り越えるおそれを防止するようになっ
ている。
って、前記係合突起31に対して交互に対応する複数個
の突部32 aを有し、前記供給リール14が所定角度
以上回転して保合ピン29と供給側スプール11及び供
給り一ル14との共動が解除された際、その係合ピン2
9が引張バネ30の付勢力に基づき、前記任意の保合突
起31を乗越えて近接する内股の保合突起31に順次係
合するように案内して、保合ピン29が複数個の保合突
起31を同時に乗り越えるおそれを防止するようになっ
ている。
従って、前記供給側スプール11及び供給リール14の
リボン送り方向への回転にともなって、保合ピン29が
例えば第4図の状態から第5図の状態まで移動される間
は、前記引張バネ30の付勢力により供給リール14に
リボン送り方向と反対方向の回動力が付与されて、訂正
リボン16は緊張状態に保持され、又前記印字ヘッド2
が訂正印字動作後に原位置へ復帰した際には、供給リー
ル14がリボン送り方向と反対方向に回動されて、訂正
リボン16の緩みが吸収される。
リボン送り方向への回転にともなって、保合ピン29が
例えば第4図の状態から第5図の状態まで移動される間
は、前記引張バネ30の付勢力により供給リール14に
リボン送り方向と反対方向の回動力が付与されて、訂正
リボン16は緊張状態に保持され、又前記印字ヘッド2
が訂正印字動作後に原位置へ復帰した際には、供給リー
ル14がリボン送り方向と反対方向に回動されて、訂正
リボン16の緩みが吸収される。
そして、前記供給り一ル14がリボン送り方向へ所定角
度以上回転されて、保合ピン29が第5図の状態よりも
さらに移動された時には、前記案内面32の案内作用で
係合ピン29が係合突起31を1個ずつ正確に乗り越え
て次段の保合突起31に係合し、訂正リボン16は常に
緊張状態に保持される。
度以上回転されて、保合ピン29が第5図の状態よりも
さらに移動された時には、前記案内面32の案内作用で
係合ピン29が係合突起31を1個ずつ正確に乗り越え
て次段の保合突起31に係合し、訂正リボン16は常に
緊張状態に保持される。
そのために、訂正リボン16がプラテン1上の印字用紙
やその周囲の機構に摺接して、それらを損なうおそれも
なく、その訂正リボン16の粘着性表面にて印字用紙上
の誤った文字を確実に剥離除去することができる。
やその周囲の機構に摺接して、それらを損なうおそれも
なく、その訂正リボン16の粘着性表面にて印字用紙上
の誤った文字を確実に剥離除去することができる。
なお、この考案は前記実施例の構成に限定されるもので
はなく、例えば環状溝27の内側面に保合突起31を形
成するとともに外側面に案内面32を形成し、係合ピン
29を引張バネ30により前記内側面の係合突起31と
係合する方向に付勢するように構成する等、各部の構成
をこの考案の趣旨から逸脱しない範囲で任意に変更する
ことができ、又、この考案を印字用のインクリボン及び
重ね刷り表面を有する訂正リボンを備えたタイプライタ
において、その訂正リボンの給送機構に具体化すること
もできる。
はなく、例えば環状溝27の内側面に保合突起31を形
成するとともに外側面に案内面32を形成し、係合ピン
29を引張バネ30により前記内側面の係合突起31と
係合する方向に付勢するように構成する等、各部の構成
をこの考案の趣旨から逸脱しない範囲で任意に変更する
ことができ、又、この考案を印字用のインクリボン及び
重ね刷り表面を有する訂正リボンを備えたタイプライタ
において、その訂正リボンの給送機構に具体化すること
もできる。
以上詳述したようにこの考案は、供給リールに対してリ
ボン送り方向と反対方向への回動力を付与するための回
動付与手段を備え、その回動力付与手段を、前記供給リ
ール用の支持部材の端面に形成された環状溝と、その環
状溝のいずれか一方の面に係合する保合ピンと、その係
合ピンを供給ノールの回動軸線に対して法線方向に付勢
する付勢部材とより構威し、前記環状溝の係合ピンと係
合する面には複数個の保合突起を等間隔で形成するとと
もに、他方の面には保合ピンを案内するための案内面を
形成したことにより、構造が簡単であるにもかかわらず
、前記供給リールのリボン送り方向への回動にともない
保合ピンが環状溝の案内面に案内されて前記係合突起を
1個ずつ正確に乗り越え、付勢部材の付勢力によって供
給リールにリボン送り方向と反対方向の回動力が確実に
付与されて、リボンを常時緊張状態に保持することがで
き、しかも従来構成とは異なって長期使用にも十分耐え
ることができる優れた効果を奏する。
ボン送り方向と反対方向への回動力を付与するための回
動付与手段を備え、その回動力付与手段を、前記供給リ
ール用の支持部材の端面に形成された環状溝と、その環
状溝のいずれか一方の面に係合する保合ピンと、その係
合ピンを供給ノールの回動軸線に対して法線方向に付勢
する付勢部材とより構威し、前記環状溝の係合ピンと係
合する面には複数個の保合突起を等間隔で形成するとと
もに、他方の面には保合ピンを案内するための案内面を
形成したことにより、構造が簡単であるにもかかわらず
、前記供給リールのリボン送り方向への回動にともない
保合ピンが環状溝の案内面に案内されて前記係合突起を
1個ずつ正確に乗り越え、付勢部材の付勢力によって供
給リールにリボン送り方向と反対方向の回動力が確実に
付与されて、リボンを常時緊張状態に保持することがで
き、しかも従来構成とは異なって長期使用にも十分耐え
ることができる優れた効果を奏する。
第1図はこの考案を具体化したタイプライタの要部平面
図、第2図は第1図の2−2線における部分拡大断面図
、第3図は第1図の3−3線における部分拡大断面図、
第4図は第3図の4−4線における部分断面図、第5図
は第4図の動作状態を示す部分断面図である。
図、第2図は第1図の2−2線における部分拡大断面図
、第3図は第1図の3−3線における部分拡大断面図、
第4図は第3図の4−4線における部分断面図、第5図
は第4図の動作状態を示す部分断面図である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 リボンの供給リールを一軸線のまわりで一体回転可
能に支持する支持部材と、 前記供給リールがらりボンを歩進的に引き出すようにそ
のリボンに連係され、それにより供給リールを一方向に
回転させるリボン送り手段と、 前記一方向とは反対方向に前記供給リールを回転させる
ような傾向で、その供給リールに回動力を付与するため
の回動力付与手段と を備え、 前記回動力付与手段は、 前記支持部材の端面にその支持部材の回転軸線に対し同
心円周上に形成された環状溝と、その環状溝のいずれか
一方の面に係合する保合ピンと、 その保合ピンを前記供給リールの回転軸線に対して法線
方向に付勢する付勢部材と より構威し、 前記環状溝の保合ピンと係合する面には、前記供給リー
ルがリボン送り手段によって回転させられる時、前記付
勢部材の付勢力に抗して保合ピンを供給リールとともに
所定角度移動させ、それ以上の供給リールの回転に際し
ては、係合ピンと供給リールとの共動を解除させ得るカ
ム状の係合突起を複数個等間隔で形成するとともに、前
記環状溝の他方の面には、供給リールが前記所定角度以
上回転し、係合ピンと供給リールとの共動が解除された
際、その保合ピンが前記付勢部材の付勢力に基づき、前
記係合突起を乗り越えて近接する保合突起に順次係合す
るように案内する案内面を形成したことを特徴とする張
力保持装置を有するリボン給送機構。 2 前記係合突起が環状溝の外側面に形成されるととも
に、前記案内面が環状溝の内側面に形成され、前記付勢
部材が係合ピンを供給リールの回転軸線に対し法線方向
の外方に向かつて付勢するバネである実用新案登録請求
の範囲第1項に記載の張力保持装置を有するリボン給送
機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2586479U JPS595577Y2 (ja) | 1979-02-28 | 1979-02-28 | 張力保持装置を有するリボン給送機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2586479U JPS595577Y2 (ja) | 1979-02-28 | 1979-02-28 | 張力保持装置を有するリボン給送機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55125471U JPS55125471U (ja) | 1980-09-05 |
JPS595577Y2 true JPS595577Y2 (ja) | 1984-02-20 |
Family
ID=28867031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2586479U Expired JPS595577Y2 (ja) | 1979-02-28 | 1979-02-28 | 張力保持装置を有するリボン給送機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS595577Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-02-28 JP JP2586479U patent/JPS595577Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55125471U (ja) | 1980-09-05 |
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