JP2001063197A - 刻印装置 - Google Patents

刻印装置

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JP2001063197A
JP2001063197A JP2000183182A JP2000183182A JP2001063197A JP 2001063197 A JP2001063197 A JP 2001063197A JP 2000183182 A JP2000183182 A JP 2000183182A JP 2000183182 A JP2000183182 A JP 2000183182A JP 2001063197 A JP2001063197 A JP 2001063197A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着色しながらの刻印と着色しない刻印の両方
を行う。切り換えを簡便とする。 【解決手段】 刻印装置1は、文字などを刻印するため
の媒体2を間に挟んで対向する活字アーム3と、各活字
アーム3に固定され文字等を刻印する活字4と、活字ア
ーム3を多数放射状に設けた円形状の活字組部材5と、
活字組部材5を回転軸6を中心に回転可能に支持し所定
の活字4を媒体2に圧接する圧接手段7と、活字組部材
5を回転駆動する回転駆動手段8と、形成された文字に
着色を行うための着色用リボン11を走行させるリボン
走行機構と、着色用リボン11を供給するリボン供給ス
プール57と、着色用リボン11を巻き取るリボン巻き
取りスプ−ルと、リボンフレーム10を回動自在に支持
するリボンフレーム回動機構12とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刻印装置に関す
る。更に詳述すると、本発明は、刻印装置におけるイン
デント手段の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック製カードなどの板状の媒体
に文字、記号、数字あるいは図形等を刻印するには、先
端に凸活字を設けた刻印部と、これに対向して配置した
平らな刻印部との間に媒体を配置して押圧することで凸
活字に応じた凹状の刻印を形成した所謂インデント文字
を形成するものや、先端に凸活字を設けた刻印部と、こ
れに対向して配置した凹型の刻印部との間に媒体を配置
して両刻印部で押圧することで凸活字に応じた凸状の刻
印、所謂エンボス文字を形成するものがある。
【0003】また、一般的に、エンボス文字には、トッ
ピング、すなわち文字の先端部を着色することが行われ
る。一方、インデント文字は、そのままでは視認性が高
くないので、このインデント文字の溝底をインキで着色
するのが一般的である。
【0004】そして、このようなインデント文字への着
色を行うのに着色用リボンを用いるようにしたものがあ
る。このような刻印装置には、凸活字を設けた刻印部
と、平な刻印部との間にカード等の媒体と着色用リボン
とを配置して押圧することで、インデント文字を刻印す
ると同時に文字溝に着色するようにしたものがある。着
色用リボンは供給リール(以下、スプールという)に巻
いておいたものをカード等の媒体と刻印部との間に送
り、使用した部分は順次巻き取りスプールに送るように
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように刻印(エンボスまたはインデント)と着色とを同
時に行う刻印装置では常にカード等の媒体と活字との間
に着色用リボンを介在させるようにしており、したがっ
て着色を伴わない刻印のみを行うことは不可能である
か、可能であっても着色用リボンを取り外すなど相当の
手間を要するものがほとんどであった。このため、上記
のように形成された刻印装置はこの点において汎用性に
欠けるものとなっていた。
【0006】そこで、本発明は、着色しながらの刻印と
着色しない刻印の両方を行うことができ、しかも切り換
えが簡便な刻印装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明の刻印装置は、文字などを刻印
するための媒体を間に挟んで対向する2つの活字アーム
と、各活字アームに固定され文字等を刻印するための活
字と、活字アームを多数放射状に設けた円形状の活字組
部材と、該活字組部材を回転軸を中心に回転可能に支持
し、活字組部材のうち所定の活字を媒体に圧接する圧接
手段と、活字組部材を回転駆動する回転駆動手段と、形
成された文字に着色を行うための着色用リボンを走行さ
せるリボン走行機構と、着色用リボンを供給するリボン
供給スプールと、着色用リボンを巻き取るリボン巻き取
りスプ−ルと、リボン走行機構、リボン供給スプールお
よびリボン巻き取りスプールが取り付けられたリボンフ
レームと、リボンフレームを回動自在に支持するリボン
フレーム回動機構とを備え、リボンフレーム回動機構
は、着色用リボンを媒体の活字位置より待避した位置
と、着色用リボンを活字と媒体の間に臨ませる位置との
間をリボンフレームを回動させるものである。
【0008】この刻印装置では、リボン走行機構を備え
たリボンフレームが回動自在であり、このリボンフレー
ムを回動させることによりリボン走行ルートの位置を変
化させ得る。したがって、刻印部への着色を伴わない刻
印(エンボスまたはインデント)を行うとき、リボンフ
レームを待避位置まで回動させてリボン走行ルートを待
避させることにより刻印のみを行うことが可能となる。
一方、刻印部への着色を行うときは、リボンフレームを
所定位置まで回動させることでリボン走行ルートを媒体
と活字の間に位置させ得るので、刻印と同時の着色が可
能となる。しかも、この刻印装置においては着色用リボ
ンを取り外すなどせずとも着色と伴う刻印と着色を伴わ
ない刻印との切換を簡便に行うことができる。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の刻
印装置において、形成された文字に着色を行うための着
色用リボンを媒体の裏面側で活字と媒体の間に臨ませる
裏インデントとしたものである。この刻印装置では、リ
ボンフレームを回動させるとリボン走行ルートが媒体の
裏面と活字の間に入り込み、着色用リボンごと媒体を押
圧する。このため、媒体裏面に刻印を形成すると同時
に、この刻印の溝部に形成されるインデント文字の溝底
に着色することができる。
【0010】また、この裏インデント時においては、請
求項3記載の発明のように、媒体はリボン走行ルートの
内側に配置することが好ましい。このようにした場合、
活字と媒体の間に臨む着色用リボンは媒体の下側位置に
移動するので媒体の動きを妨げない。このため、媒体の
可動範囲が大きくなり、媒体表面のほとんどの部分に刻
印することが可能となる。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1記載の刻
印装置において、駆動手段によりリボンフレームを回動
するようにしたものである。この場合、リボンフレーム
は、駆動手段の押し出し作用などによって回動するし、
駆動手段が元の状態に戻れば自重や付勢力などの復帰力
で元の待避位置へと戻る。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項1記載の刻
印装置において、形成された文字に着色を行うためにリ
ボンアームはリボンフレームの回動に追従して移動し、
リボン走行ルートを媒体に対し下降させるものである。
この場合、リボンフレームが回動するとリボンアームが
下側に移動し、リボン走行ルート下降する。したがっ
て、着色用リボンは、インデント時においては媒体と活
字の間の所定位置に位置する一方で、待避状態において
は媒体と接触することのないよう十分に距離をとった位
置まで待避する。
【0013】また、リボン走行ルートを可変とする場合
は、請求項6記載の発明のようにリボンアームの上下に
よるリボンルートの長さの変化を最小にする位置にリボ
ンアーム支点を設けることが好適である。リボンを案内
するリボンガイドの高さがリボンフレームの回動に伴っ
て変化し、リボンアーム走行路が円弧に沿って移動し高
さを変化させる場合、リボンルートの長さの変化が少な
いため着色用リボンにたるみが生じない。
【0014】請求項7記載の発明は、請求項1記載の刻
印装置において、形成された文字に着色を行うために駆
動手段により回動するリボンフレームの位置を規制する
ストッパーを設けたものである。この場合、待避状態か
らインデント状態へと回動するリボンフレームに対し、
このストッパーが回動範囲を規制して所定位置で停止さ
せるように作用する。
【0015】請求項8記載の発明は、請求項7記載の刻
印装置において、リボンフレームを手動で回動する際は
リボンフレームの回動の規制が動作していないようにし
たものである。このように規制をはずした場合、リボン
フレームの回動範囲は規制を受けなくなるため通常より
も広い範囲で回動可能となる。
【0016】請求項9記載の発明は、請求項1記載の刻
印装置において、活字を押圧し媒体に圧接する圧接手段
を有し、圧接手段は活字押圧軸と揺動アームとカムとカ
ムフォロアとからなるものである。この刻印装置では、
カムが回転するとカムフォロアが追従して揺動アームが
揺動し、活字を押圧して媒体を圧接する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。
【0018】図1〜図9に、本発明の刻印装置の一実施
形態を示す。刻印装置1は、クレジットカード(本明細
書では単に「カード」ともいう)などの媒体2に文字な
どを刻印するもので、図1に示すように、媒体2を間に
挟んで対向する2つの活字アーム3,3と、各活字アー
ム3に固定され、文字等を刻印する活字4と、活字アー
ム3を多数放射状に設けた円形状の活字組部材5と、活
字組部材5を回転軸6を中心に回転可能に支持し、活字
組部材5のうち所定の活字4を媒体2に圧接する圧接手
段7と、活字組部材5を回転駆動する回転駆動手段8と
から構成されている。なお、ここでいう文字等とは、ひ
らがな、かたかな、漢字、アルファベット、記号や図形
等を指す。
【0019】そして、刻印装置1は、媒体2に形成され
た文字に着色を行うための着色用リボン11を走行させ
るリボン走行機構9と、リボン走行機構9が取り付けら
れたリボンフレーム10と、リボンフレーム10を回動
自在に支持すると共に着色用リボン11の待機時は着色
用リボン11を媒体2の活字位置より待避した位置に置
き、着色する際は、着色用リボン11を活字4と媒体2
の間に臨ませる位置までリボンフレーム10を回動させ
るリボンフレーム回動機構12とを備えている。なお、
以下に説明する実施形態では、媒体2の代表例としてプ
ラスチック製カードに刻印する場合を挙げるがこれは媒
体2の一例にすぎない。
【0020】まず、図4と図5を用いて刻印装置1の基
本構造について説明する。刻印装置1は、図示する活字
アーム3、活字4、活字組部材5、圧接手段7などによ
って主に構成されている。活字4はエンボス文字あるい
はインデント文字を形成するのに必要な種類の数だけ用
意したもので、それぞれを活字アーム3の先端に設けて
円周上に配置している。活字4は上下に凹凸(雌雄)の
型がそれぞれに設けられて組を形成するものであり、実
施例では、インデント文字を形成するために、上側に平
活字、下側に凸活字を図5に示すように上下対称位置に
配置している。
【0021】活字アーム3は図4に示すように回転軸6
を中心に配置され、回転可能な活字組部材5を形成して
いる。活字アーム3は力を受けて適量撓むと共に力を除
去すると元の形状に戻るように弾性を有したものであ
り、図示鉛直方向への押圧力を受けたときに活字4によ
って媒体2に刻印がなされるようにしている。回転軸6
の周りには活字アームギア22が設けられており、活字
アーム駆動モータ23のモータギア24と噛合させて駆
動し活字組部材5を適量ずつ回転させることで必要な活
字4を選択できるようにしている。
【0022】また、このような活字4を上下から押圧し
媒体2に圧接するため、活字押圧軸27や揺動アーム3
0などからなる圧接手段7を設けている。圧接手段7
は、図5に示すように、上フレーム25と下フレーム2
6のそれぞれの対称位置に等しく配置して形成されてい
るので、以下では上側の圧接手段7について説明する。
【0023】まず、活字押圧軸27は上フレーム25の
うち媒体2に刻印される活字4の真上となる位置に配置
し、図示鉛直方向へ摺動可能としたものである。活字押
圧軸27の周囲には活字押圧軸戻しばね28を設け、活
字押圧軸27が元の位置に戻るように付勢させている。
また、活字押圧軸27の頭部に設けた押圧ブロック29
が、活字押圧軸27と揺動アーム30とを回転自在に接
続している。
【0024】揺動アーム30は、てこの作用で活字押圧
軸27を押し下げる部材であり、図示するように上フレ
ーム25上の支点31を中心として揺動可能である。揺
動アーム30の他端側には、カム33の動きに追従する
回転可能なカムフォロア32を設けている。
【0025】カム33は図示するように径が徐々に増す
よう渦巻き状に形成した回転体であり、カム33の回転
に伴いカムフォロア32を上下動させることによって揺
動アーム30を揺動させる。カム33の大径部と小径部
との間にはカムフォロア32が乗り上げることのない段
差34を設けてあり、段差34をカムフォロア32に当
接させておくことにより活字押圧軸27を所定位置まで
退かせるようにしている。カム33は、自在に正逆転さ
せることができるよう、ベルト36を介して正逆転自在
な上カム駆動モータ35に接続している。
【0026】以上が圧接手段7のうち上側に設置した部
分の構成である。一方、図示下側に設置した部分は上側
と同様の部材、すなわち活字押圧軸37、活字押圧軸戻
しばね38、押圧ブロック39、揺動アーム40、支点
41、カムフォロア42、カム43、段差44、下カム
駆動モータ45そしてベルト46をそれぞれ対称位置に
配置することによって構成している。
【0027】また、刻印がされる媒体2として例えばカ
ードは、詳しくは図示していないが、カードスタッカや
カードホッパ、カード保持機構などを備えたカード搬送
機構としての搬送機構47によって所定位置まで移動さ
れる。搬送機構47によれば媒体2を平面内で前後左右
に移動させることが可能であり、以下では便宜的に、図
4に示すようにカード長手方向を媒体のY搬送方向、こ
れと直交する方向を媒体のX搬送方向と呼ぶ。
【0028】なお、本発明では、刻印装置1がインデン
ト文字を形成する場合、媒体2の表面と上側活字4との
間に着色用リボン11を位置させ媒体2の表側に着色す
る表インデントと、これとは逆に媒体2の裏側に着色す
る裏インデントとの表現を用いて説明することにし、本
実施形態では、表インデント、裏インデントの両者とも
行い得るようにするための構成をとっている。すなわ
ち、ここではリボン走行ルート14の位置を変更可能と
し、必要時のみ着色をしながらインデント文字を形成す
る一方で不要時は待避させるようにしている。なお、媒
体(カード)2の表とは、エンボス文字が形成された場
合の媒体2の面から突出している側としている。
【0029】このようにするため、刻印装置1ではリボ
ンフレーム10を回動可能に設けると共に、駆動手段と
してのソレノイド13でリボンフレーム10を移動させ
るようにしている。そこで、以下においては、リボンフ
レーム10およびリボンフレーム回動機構12について
説明する。
【0030】リボンフレーム10は、図7に示すように
リボン供給スプール57とリボン巻き取りスプール21
およびリボン走行機構9を備え、インデント文字形成時
に着色用リボン11を供給し得るように構成したもので
ある。リボン供給スプール57およびリボン巻き取りス
プール21はリボンフレーム10の左右に回転可能に取
り付ける共に、交換時は中心軸に沿って取り外すことが
可能である。
【0031】まず、リボン巻き取り側についてみると、
リボン巻き取りスプール21は図9に示すようにフラン
ジ48と押さえフランジ(リボン巻き取りフランジ)1
9を備え、回転することによって使用済みの着色用リボ
ン11を巻き取る。リボン巻き取りスプール21は軸4
9上に取り付けられ、フランジ取り付けつまみ20(以
下、単に、つまみ20とする)で押さえられて軸49と
共に回転する。軸49は、リボンフレーム10に軸支さ
れ、かつ固定されたスプールボス70を備えている。ま
た、リボン巻き取りスプール21はスプールボス70に
嵌合して回転力を伝達する凹凸71を図9に示すように
内径部に備えている。
【0032】押さえボス50は軸49の先端部に、例え
ば本実施形態では、図示するようにねじ74で取りつけ
られている。また、押さえボス50とリボン巻き取りフ
ランジ19との間にはつまみ20を軸方向摺動可能かつ
軸49を中心に回転可能に設け、さらに押さえばね51
を介在させてつまみ20を押さえフランジ19側に付勢
するようにしている。
【0033】また、つまみ20の周囲には例えば図7に
示すように180度間隔で2箇所に突起68を形成して
いる。一方、押さえフランジ19やリボン巻き取りスプ
ール21の内周には突起68が通過可能な溝69を2箇
所に形成している。また、中空であるリボン巻き取りス
プール21の内径は押さえボス50およびつまみ20の
外径よりわずかに大きい程度に形成している。したがっ
て、リボン巻き取りスプール21をリボンフレーム10
に取り付ける際は、まず突起68が溝69を通過するよ
うに位置合わせしながら嵌め入れてフランジ取り付け位
置までずらし、それからつまみ20を手前側に引っ張り
上げ、突起68が溝69と重ならない位置まで捻ればよ
い。この位置でつまみ20から手を離すと、突起68が
溝69以外の部分と係合しリボン巻き取りスプール21
を押し付けるので、回転中に外れてしまうようなことは
ない。
【0034】一方、つまみ20を引っ張り上げるまで
は、突起68は溝69と係合した状態にある。そこで、
この状態でつまみ20を捻ることで、つまみ20と共に
リボン巻き取りスプール21を同量だけ回転させること
ができる。
【0035】また、リボンフレーム10の裏側には、リ
ボン巻き取りスプール21を回転させるためのリボン巻
き取りモータ55を設けている。さらに、リボン巻き取
りスプール21の軸49には図9に示すように減速歯車
54を設け、リボン巻き取りモータ55の歯車56に噛
合させて回転駆動するようにしている。
【0036】さらに、着色用リボン11を取り付けたと
きに着色用リボン11のたるみを解消できるようにして
いることが好ましく、刻印装置1では、上述したような
つまみ20を備えており、これをたるみ除去手段として
も用いることができる。つまり、リボンフレーム10に
リボン巻き取りスプール21をセットした際、つまみ2
0を回してリボン巻き取りスプール21ごと回転させ、
着色用リボン11のたるみを除去することができる。た
るみを除去した後は、上述したようにつまみ20を引っ
張り上げ、捻ることでリボン巻き取りスプール21を付
勢するよう機能させることができる。
【0037】一方、リボン供給スプール57は、図8に
示すように、対となるリボン巻き取りスプール21と基
本的には同じ構造であり、図7に示すように対称となる
位置に配置したものである。ただし、図8に示すとお
り、リボン供給スプール57はモータなどに接続せずフ
リー回転し得るよう、張力を受けて着色用リボン11を
送り込む構造としている。
【0038】そこで、リボンフレーム10の裏側のフリ
クションボス53の内部にはぜんまい52を設け、さら
に、一定以上のトルクがかかったときに空回りさせるこ
とで着色用リボン11に余計な張力がかからないよう
に、一定の張力がかかるようにしている。また、ぜんま
い52は、着色用リボン11にたるみが生じると軸49
を回転させ、着色用リボン11のたるみを吸収する働き
もある。
【0039】このように、リボン供給スプール57には
必要に応じてフリクションを与え、張力を受けたときに
(一定の張力を着色用リボン11に与えて)必要以上に
回転してしまわないようにすることが着色用リボン11
がたるむのを防止する上で好ましい。またはバックテン
ションとフリクション機構でたるみを積極的に取り除く
ようにするとより好ましい。
【0040】次に、着色用リボン11をリボン供給スプ
ール57からリボン巻き取りスプール21に導くための
構成について説明する。供給された着色用リボン11
は、図7に示すように供給側の案内ローラ58やリボン
ガイド59などに案内されてリボン走行ルート14を通
過し、巻き取り側のリボンガイド59や案内ローラ58
によってリボン巻き取りスプール21に案内される。
【0041】本実施形態では、図示するように、供給側
と巻き取り側のそれぞれに対称的なリボンアーム15,
15を揺動可能に設け、その先端にそれぞれリボンガイ
ド59,59を取り付けることで各リボンガイド59,
59の高さを可変とし、これに伴いリボン走行ルート1
4の高さを変化させ得るようにしている。この場合、リ
ボンアーム15の揺動中心となるリボンアーム支点17
の位置は特に限定されることはないが、リボンアーム1
5が揺動したとき着色用リボン11のルート全体の長さ
が出来るだけ変わらないようにすることが好ましい。そ
こで本実施形態では、図7に示すような位置にリボンア
ーム支点17を設けるようにし、リボンアーム15が揺
動しても着色用リボン11のルート長に差異がほとんど
生じないようにしている。
【0042】また、リボンアーム15の他端側には別の
ローラ60を設けている。さらに、リボンフレーム支持
板62には、図3に示すようにローラ60を案内するカ
ム61を設けている。カム61は、図示するように刻印
装置1の前方斜め上方を向くように形成したものであ
る。したがって、ローラ60は、リボンフレーム10が
図1に示す待避位置にあるときにもっとも後方に位置し
て下がり、一方、図2に示す裏インデント位置にあると
きにカム61に案内され上に導かれる。このとき、リボ
ンアーム15はローラ60の動きに従って揺動し、ロー
ラ60とは逆側に位置するリボンガイド59がローラ6
0と逆の動きをする。したがって、リボンガイド59
は、リボンフレーム10が待避位置にあるとき上がり、
裏インデント位置で下がる。この結果、着色用リボン1
1は、待避位置のとき図7中に想像線で示す上のリボン
走行ルート14にあり、一方、裏インデント位置へと変
化するとき、前方に移動しながら媒体2の下側に滑り込
むように下降する。したがって、刻印されたインデント
文字に着色が必要なときはリボン走行ルート14を変化
させ、着色用リボン11を媒体2と活字4に入り込ませ
てその間に臨ませるようにすればよい。
【0043】次に、リボンフレーム回動機構12につい
て説明する。リボンフレーム10は、媒体2のインデン
ト文字への着色が必要なときにリボン走行ルート14を
媒体2と活字4との間に移動させ得るよう、図1〜図3
に示すようにリボンフレーム支持板62上の支点63に
回動自在に取り付けたものである。本実施形態では、リ
ボンフレーム10上の回動中心を図1に示すようにやや
後方側に配置することで、何も力を受けない自然状態の
リボンフレーム10が図1に示すように斜めとなるよう
にしている。ただし、このように自重で待避状態に戻る
ようにするほか、コイルスプリングやカムなどの付勢手
段を用いてリボンフレーム10に対し常に後方側への付
勢力を与えるようにすることができるのはいうまでもな
い。
【0044】リボンフレーム10は、何ら拘束を受けて
いないときは少なくとも図3に示すような水平状態とな
るまで前方へ回動可能である。刻印装置1では、リボン
供給スプール57、リボン巻き取りスプール21および
リボン走行機構9が取り付けられたリボンフレーム10
と、リボンフレーム10を回動自在に支持すると共に、
着色用リボン11を交換する時はリボンフレーム10を
活字アーム3より図示上方で水平状態まで回動させるリ
ボンフレーム回動手段とを備えることで、着色用リボン
11を交換する時はリボンフレーム10を水平状態とな
るように手動で回動させ交換時における視認性および操
作性を向上させている。したがって、刻印装置1におい
て着色用リボン11を補充するときは、この水平状態で
リボン巻き取りスプール21とリボン供給スプール57
を取り換えればよく、作業が簡単で、しかも着色用リボ
ン11をリボンガイド59などに確実に掛けることがで
きる。この場合、リボンフレーム10を図3に示すよう
な水平状態に保つことは作業をし易くする上で好まし
い。本実施形態では、特に図示していないが水平状態の
リボンフレーム10と係合してその状態を保持し、手動
により解除が可能なストッパーを設けてリボンフレーム
10を固定し得るようにしている。また、本実施形態で
は、水平状態でスプールの取り換えを行うようにしてい
るが、この水平状態に限定されることはなく、スプール
が取り換え作業がし易い位置であればよい。
【0045】リボンフレーム10は、通常時は図1に示
すように斜めとなった状態(待避状態)にあり、裏イン
デントを行うときにのみ図2に示すように前方へ回動さ
せれば足りる。そして、このように回動させるための手
段は特に限定されるものではないが、本実施形態では駆
動手段としてのソレノイド13を用いてリボンフレーム
10を回動させている。この場合、ソレノイド13でリ
ボンフレーム10を直接押し出すようにしても良いが、
ここでは、ソレノイド13のプランジャ先端の動きを受
けて揺動し、リボンフレーム10の裏面を押し出して回
動させるように機能する揺動部材64を図3に示すよう
に介在させている。揺動部材64には図3に示すように
付勢ばね67を設け、常時後方へ付勢するようにしてい
る。
【0046】ここで、リボンフレーム10は、裏インデ
ント時にリボン走行ルート14を媒体2と下側活字4の
間に正確に移動させる必要があることから、図2に示す
垂直状態ではできるだけ正確に位置決めすることが好ま
しい。そこで本実施形態では、裏インデント時にリボン
フレーム10の位置を規制する鉤状のストッパー16を
設けている。ストッパー16は、図3に示すように引っ
掛け用の爪を上側に備えたものであり、上述した揺動部
材64に一体的に設けて共に揺動するようにしている。
一方、図7に示すように、リボンフレーム10側にはス
トッパー16と係合する縦孔65を設けている。
【0047】ストッパー16は、通常時は図3などに示
すように下がっている。このため、ストッパー16の爪
は縦孔65に引っ掛からず、リボンフレーム10への規
制を行わない状態にある。そこで、リボンフレーム10
はストッパー16に規制されることなく図1に示す待避
位置から図3に示す水平位置まで手動で自由に回動させ
ることが可能である。
【0048】一方、手動ではなくソレノイド13の作用
でリボンフレーム10を前方に回動させるときは、スト
ッパー16が機能して動きが規制されるため図2に示す
鉛直姿勢で止まることになる。すなわち、図1に示す待
避状態でソレノイド13を励磁すると、ソレノイド13
のプランジャが飛び出し揺動部材64を介してリボンフ
レーム10を前方に回動させるが、このときストッパー
16も同時に揺動し、縦孔65の中で上昇して爪をリボ
ンフレーム10に引っ掛ける。つまり、ソレノイド13
を作用させたときは、リボンフレーム10を回動させる
と共にストッパー16も機能させ、リボンフレーム10
を所定の鉛直位置(裏インデント位置)で停止させるこ
とができる。
【0049】なお、ここでは上記のようにストッパー1
6によってリボンフレーム10を位置決めするようにし
ているが、これに以外の方法により位置決めすることも
できる。例えば、ストッパー16をリボンフレーム10
が行き過ぎた場合にのみ用い、リボンフレーム10の通
常の位置決めはソレノイド13やカムなどを係合させる
ことによって所定位置にくるようにしても良い。なお、
ストッパー16をはじめソレノイド13やカムによって
リボンフレーム10を位置決めする場合、微調整を行い
得るようにしておくことが望ましい。そこで、本実施形
態においては、図3に示すように停止位置調整ねじ66
を設け、調整ねじ66を回すことによってリボンフレー
ム10の停止位置を細かに調整できるようにしている。
【0050】また、このようにリボンフレーム10が水
平状態となるまで回動し得るようにした刻印装置1で
は、ストッパー16を、リボンフレーム10の回動を規
制はするが妨げはしないように設けていることはいうま
でもない。刻印装置1では、リボンフレーム10を手動
で回動させるときストッパー16は必ず縦孔65を通過
し、その周囲にぶつかることはない。
【0051】また、リボンフレーム10は、必要に応じ
てリボンフレーム支持板62に回動不能に固定するため
の固定手段を備えることが好ましい。本実施形態では、
図6および図7に示すようにリボンフレーム支持板62
の先端部にねじ孔72を設け、かつリボンフレーム10
上にねじ孔72と対応するねじ孔73を設けている。こ
れによれば、刻印装置1を輸送するときリボンフレーム
10をねじでリボンフレーム支持板62に取り付け、リ
ボンフレーム10ががたつかないようにすることができ
る。さらに、特に図示していないが別のねじ孔を設けて
図1に示す待避状態に固定させることもできる。この場
合、インデント文字、エンボス文字を形成するユニット
のみを輸送するときは図1に示す位置で固定することで
全体が大きくならないようにし、カード発行機として刻
印装置1全体を輸送するときは図3に示す水平位置で固
定するなど、輸送形態に応じて固定状態も適宜採択する
ことが可能である。
【0052】以下において、刻印装置1の動作について
説明する。なお、刻印装置1はエンボス文字とインデン
ト文字(表インデント、裏インデントの両者を含む)と
を形成することを単独で行い得る共用機であり、したが
ってエンボス文字とインデント文字の両加工を適宜選択
して行い得る。
【0053】まず、媒体2の表面にエンボス文字を形成
する加工のみを行う場合は、着色する必要がないと仮定
すると、着色用リボン11を活字4の位置から待避させ
ておく必要がある。そこで、この場合は、リボンフレー
ム10を回動させず、着色用リボン11は図1に示すよ
うに待避状態のままである。そして、活字アーム駆動モ
ータ23を駆動して活字組部材5を回転させ活字4を適
宜選択すると共に、媒体2を搬送機構47で動かして文
字位置が活字4の位置に合うように調整する。また、上
下のカム駆動モータ35,45を作動させてカム33,
43を回転させると上下の揺動アーム30,40が支点
31,41を中心に揺動し、押圧ブロック29,39を
介して活字押圧軸27を押し下げ(活字押圧軸37を押
し上げ)、活字4,4を上下から媒体2に押圧して刻印
する。
【0054】次に、インデント文字を形成する際、その
溝部に着色用リボン11による着色を行う場合である
が、ここでは、着色時に着色用リボン11を媒体2と図
示下側の活字4との間に介在させるため、リボンフレー
ム10を回動させることでリボン走行ルート14を移動
させるようにする。この場合、上述したようにソレノイ
ド13を励磁し、揺動部材64を介してリボンフレーム
10を回動させればよく、この回動途中でストッパー1
6が機能するためリボンフレーム10は動きが規制され
図2に示す鉛直状態に保持される。
【0055】このようにリボンフレーム10が回動する
のに伴い、ローラ60がカム61の斜面を駆け上がりリ
ボンアーム15を揺動させ、リボン走行ルート14を下
降させる。この結果、着色用リボン11は前方へ移動し
ながら下降し、図1に示す待避状態から図2に示す下側
インデントが可能な状態へと位置を変える。なお、刻印
装置1では、媒体2を刻印位置まで搬送する前にあらか
じめリボンフレーム10を回動させておき、リボン走行
ルート14を変更してから媒体2を移動させるようにし
ている。
【0056】また、着色用リボン11の交換に際して
は、リボンフレーム10を手動で回動させ、水平状態と
した後にストッパー(図示省略)と係合させることで図
3に示すような水平状態で固定する。そこで、つまみ2
0を回して係合状態を解けばリボン巻き取りスプール2
1およびリボン供給スプール57の取り外しが自由とな
る。着色用リボンを交換する時においては、ソレノイド
13は励磁されていないためストッパー16は作用せ
ず、したがってリボンフレーム10は規制されることな
く水平位置まで回動可能である。
【0057】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば上述の実施形態では、着色用リボン11を
媒体2と下側活字4の間に挟み込むようにした裏インデ
ントの場合について説明したが、刻印の形態は特にこれ
に限られることはない。すなわち、これとは逆の表側イ
ンデントは、着色用リボン11を媒体2の表面と上側活
字4との間に挟み込むようにしたものであり、上述の刻
印装置の構造を適宜変更しリボン走行ルート14の移動
幅を変えることで可能となる。
【0058】さらに、インデント文字を形成する際の着
色に限定されることなく、エンボス文字を形成する場合
に着色を要する場合にも用いてもよい。
【0059】また本実施形態では、カム61を駆け上が
るローラ60を用いてリボンアーム15を揺動させるよ
うにしたが、揺動させるための手段はこれに限定される
ことはない。例えば一端をリボンフレーム支持板62に
固着したワイヤの他端をリボンアーム15に結び、リボ
ンフレーム10が回動したときこのワイヤで引っ張るこ
とでリボンアーム15を揺動させるようにしてもよい。
さらには、左右のリボンアーム15,15同士をリンク
で接続し、一方のリボンアーム15を揺動させたときに
他方のリボンアーム15が同調して揺動するようにして
もよい。
【0060】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の刻印装置によると、待避位置と着色可能位置との間を
回動可能にリボンフレームを備えたことで、必要に応じ
て刻印と同時にインデント文字またはエンボス文字への
着色を行うことができる。しかも、これはリボンフレー
ムをソレノイドなどの駆動手段で回動させるという比較
的簡単な構成により切り換えを簡便なものとし、着色用
リボンを取り外すなどの手間を不要として操作の利便性
を確保している。また、不要時の着色用リボンは媒体と
接触することのない位置まで待避可能であるため、カー
ド等の媒体搬送の妨げとなることがない。しかも、この
刻印装置においては外すなどせずとも着色と伴う刻印と
着色を伴わない刻印との切換を簡便に行うことができ
る。
【0061】本発明の請求項2記載の刻印装置では、リ
ボンフレームを回動させたときリボン走行ルートを媒体
の裏面と活字との間に入り込ませることができ、したが
って媒体裏面に刻印を形成すると同時にこの刻印の溝部
に着色する裏インデントを行うことができる。
【0062】本発明の請求項3記載の刻印装置によれ
ば、裏インデント時において媒体をリボン走行ルートの
内側に配置することができる。この場合、着色用リボン
が媒体の動きを妨げるようなことがなく、これにより媒
体の可動範囲を大きくとってその表面の多くの部分に刻
印および着色を施すことができる。
【0063】本発明の請求項4記載の刻印装置による
と、駆動手段によりリボンフレームを回動させているこ
とから、構成が簡単となると共に回動させたときのリボ
ンフレームを正確に位置決めするのが容易である。
【0064】本発明の請求項5記載の刻印装置では、イ
ンデント時にリボンアームをリボンフレームの回動に追
従して移動させリボン走行ルートを下降させているの
で、リボンを、インデント時には媒体と活字の間の所定
位置に位置させ、待避時には媒体と十分に距離をとった
位置まで待避させることができる。また、カムによる駆
動機構を採用してリボンアームを揺動させているため、
構造が簡単で部品点数も少なく、高い信頼性を獲得する
ことができる。さらには、このリボンアームの揺動を制
御してリボン走行ルートの高さを適宜変更させるように
することで、表インデントと裏インデントとを適宜使い
分けることも可能である。
【0065】本発明の請求項6記載の刻印装置による
と、リボンアームの上下によるリボンルートの長さが出
来るだけ変化しない位置にリボンアーム支点を設けてい
ることから、リボンアームが上下したときリボンにたる
みが少ししか生じないが、このたるみもリボン供給スプ
ールのゼンマイにより吸収される。またリボン張力によ
りリボンアームに加わる回動トルクも少ないので、リボ
ンアームを動作させるのに必要な力を極力少なくするこ
とができる。
【0066】本発明の請求項7記載の刻印装置による
と、リボンフレームの位置を規制するストッパーを設け
たことにより、待避状態からインデント状態へと回動す
るリボンフレームの回動範囲を規制し所定位置で停止さ
せることができる。このため、リボンの正確な位置決め
が可能となり、リボンずれによる着色不良がない。
【0067】本発明の請求項8記載の刻印装置では、リ
ボンフレームを手動で回動させる際ストッパーによる規
制部材を動作させないことで広い範囲での回動を可能と
している。
【0068】本発明の請求項9記載の刻印装置による
と、回転するカムに揺動アーム先端のカムフォロアを追
従させ、揺動アームを揺動させて活字を媒体に押圧する
ことができる。この場合、カム伝動を利用しているた
め、刻印に必要な押圧力で活字を押圧し、文字等を刻印
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す刻印装置の側面図で
あり、リボンフレームが待避位置にある状態を示す。
【図2】リボンフレームが鉛直状態にある刻印装置の側
面図である。
【図3】リボンフレームが水平状態にある刻印装置の側
面図である。
【図4】刻印装置の基本構造を示すための概略平面図で
ある。
【図5】刻印装置の基本構造を示すための概略側面図で
ある。
【図6】図2に示した刻印装置の平面図である。
【図7】リボン走行機構を備えたリボンフレームを示す
正面図である。
【図8】リボン供給スプールの構造を示す側面からみた
縦断面図である。
【図9】リボン巻き取りスプールの駆動の態様を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
1 刻印装置 2 媒体 3 活字アーム 4 活字 5 活字組部材 6 回転軸 7 圧接手段 8 回転駆動手段 9 リボン走行機構 10 リボンフレーム 11 着色用リボン 12 リボンフレーム回動機構 13 ソレノイド(駆動手段) 14 リボン走行ルート 15 リボンアーム 16 ストッパー 17 リボンアーム支点 19 リボン巻き取りフランジ 20 (リボン巻き取りフランジ)取り付けつまみ 21 リボン巻き取りスプール 27,37 活字押圧軸 30,40 揺動アーム 32.42 カムフォロア 33,43 カム 57 リボン供給スプール

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字などを刻印するための媒体を間に挟
    んで対向する2つの活字アームと、各活字アームに固定
    され前記文字等を刻印するための活字と、前記活字アー
    ムを多数放射状に設けた円形状の活字組部材と、該活字
    組部材を回転軸を中心に回転可能に支持し、前記活字組
    部材のうち所定の活字を前記媒体に圧接する圧接手段
    と、前記活字組部材を回転駆動する回転駆動手段と、形
    成された文字に着色を行うための着色用リボンを走行さ
    せるリボン走行機構と、前記着色用リボンを供給するリ
    ボン供給スプールと、前記着色用リボンを巻き取るリボ
    ン巻き取りスプ−ルと、前記リボン走行機構、前記リボ
    ン供給スプールおよび前記リボン巻き取りスプールが取
    り付けられたリボンフレームと、前記リボンフレームを
    回動自在に支持するリボンフレーム回動機構とを備え、
    前記リボンフレーム回動機構は、前記着色用リボンを前
    記媒体の活字位置より待避した位置と、前記着色用リボ
    ンを前記活字と前記媒体の間に臨ませる位置との間を前
    記リボンフレームを回動させることを特徴とする刻印装
    置。
  2. 【請求項2】 形成された文字に着色を行うための前記
    着色用リボンを前記媒体の裏面側で活字と前記媒体の間
    に臨ませる裏インデントであることを特徴とする請求項
    1記載の刻印装置。
  3. 【請求項3】 前記媒体はリボン走行ルートの内側に配
    置することを特徴とする請求項2記載の刻印装置。
  4. 【請求項4】 駆動手段により前記リボンフレームを回
    動することを特徴とする請求項1記載の刻印装置。
  5. 【請求項5】 形成された文字に着色を行うためにリボ
    ンアームは前記リボンフレームの回動に追従して移動
    し、リボン走行ルートを前記媒体に対し下降させること
    を特徴とする請求項1記載の刻印装置。
  6. 【請求項6】 前記リボンアームの上下による前記リボ
    ンルートの長さの変化を最小にする位置にリボンアーム
    支点を設けたことを特徴とする請求項5記載の刻印装
    置。
  7. 【請求項7】 形成された文字に着色を行うために駆動
    手段により回動するリボンフレームの位置を規制するス
    トッパーを設けた請求項1記載の刻印装置。
  8. 【請求項8】 前記リボンフレームを手動で回動する際
    は前記リボンフレームの回動の規制が動作していないこ
    とを特徴とする請求項7記載の刻印装置。
  9. 【請求項9】 前記活字を押圧し前記媒体に圧接する圧
    接手段を有し、前記圧接手段は活字押圧軸と揺動アーム
    とカムとカムフォロアとからなることを特徴とする請求
    項1記載の刻印装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108340692A (zh) * 2017-12-29 2018-07-31 上海通领汽车科技股份有限公司 标签信息刻印装置

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EP1772289A1 (de) * 2005-10-10 2007-04-11 Kroha GmbH Vorrichtung und Verfahren zur Herstellung einer Prägepatrize
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