JP2525195Y2 - リボンカセット保持装置 - Google Patents

リボンカセット保持装置

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JP2525195Y2
JP2525195Y2 JP3662391U JP3662391U JP2525195Y2 JP 2525195 Y2 JP2525195 Y2 JP 2525195Y2 JP 3662391 U JP3662391 U JP 3662391U JP 3662391 U JP3662391 U JP 3662391U JP 2525195 Y2 JP2525195 Y2 JP 2525195Y2
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cassette
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ribbon
stopper
hole
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JP3662391U
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慶雄 伊藤
順一 高橋
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SHINKO MECHATROTECH CO., LTD.
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SHINKO MECHATROTECH CO., LTD.
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、印字装置において用い
られるリボンカセットを、印字ヘッドに対して着脱自在
に保持するためのリボンカセット保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5は、従来一般的に用いられ
ているリボンカセット保持装置の一例を示す。1はキャ
リッジ、2はそのキャリッジに固定された印字ヘッド、
3はキャリッジに固定されたホルダであり、4はそのホ
ルダに装着されたリボンカセット(以下、単にカセット
という)である。
【0003】ホルダ3は、図6に示すように、上部にキ
ャリッジ1に対して固定される固定部31を、その固定
部の左右両側にカセット4のリボンガイドアーム41に
対応するアーム部32を有し、さらに、固定部31から
手前に延出して、カセット4を載せて保持するととも
に、カセット4に取付けられている送りローラの軸に駆
動力を与える歯車列が取付けられている保持部33を有
している。
【0004】5は、前記ホルダ3に固着されたロック部
材であり、図7,8に拡大して示されているように、板
ばねを屈曲加工して作られ、前記ホルダのアーム部32
に固着される固着部51と、その固着部に連なる連結部
52と、その連結部の他端部に屈曲形成された係止部5
3と、係止部からさらに延出して形成された手掛け部5
4とを一体に有して、固着部51と係止部53と間に、
カセット4のリボンガイドアーム41を嵌合しうる凹部
55を形成している。そして、このロック部材5は、図
6〜8に示すように、連結部52の裏面同志又は正面同
志が対向するように配置され、前記ホルダ3の各アーム
部32の裏面にねじ止め又は溶接などにより固着されて
おり、印字ヘッド2に装着されるカセット4は、リボン
収容部42をホルダ3の保持部33に載せるようにホル
ダ側に移動され、図7に示すように、前記左右のロック
部材5の凹部55にリボンガイドアーム41が嵌合さ
れ、左右一対のロック部材5の弾性により挾持されて、
保持されていた。なお、この装着時には、カセットの送
りローラの回転軸の下端部は、保持部33のカプラ34
に係合されて、回転駆動力が伝達される。
【0005】
【解決しようとする技術課題】上記のように、従来のカ
セット保持装置は、ロック部材として板ばねの屈曲加工
品を用いるから、次のような不都合があった。すなわ
ち、第一に、ロック部材5のホルダ3に対する取付け
は、ねじ止め又は溶接などの手間がかかる作業が必要で
ある。
【0006】第二に、カセット4をホルダ3に装着する
ときは、カセットのリボンガイドアーム41を左右のロ
ック部材5の手掛け部54に対向させて押し込むだけで
容易に装着できる利点はあるが、カセットの交換時に、
そのカセット4をホルダ3から取り外す場合は、図8に
示すように、まず、片手Hの例えば親指と人差し指で左
右のロック部材5の手掛け部54を引き寄せ(図8の矢
印)、係止部53からカセットのリボンガイドアーム
41を解放した状態を保ちながら、カセット4を別の手
でホルダから引き出す作業(同、矢印)が必要であ
る。従って、両手を使わなければ、カセットの交換がで
きない。両手に注意を払ってカセットの引出しを片手で
行うから、引出し方向が不適切になりがちであるため、
円滑迅速なカセット交換ができない。
【0007】本考案は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、ホルダに対するロック部材の取付けが容易、迅
速にでき、かつ、カセットを片手で簡単に着脱交換がで
きるようにしたカセット保持装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本考案に係るカセット保持装置は、ホルダと、一対
のロック部材とからなり、ホルダは、印字ヘッドキャリ
ッジに固定され、印字ヘッドに対して装着されるリボン
セットの左右のリボンガイドアームに対応する左右の
アームを有し、そのアームにはそれぞれ貫通孔が設けて
あり、ロック部材は、弾性材料で形成され、前記リボン
ガイドアームの幅とほぼ等しい長さの連結部と、その連
結部の両端部において同一側に延出し、前記リボンガイ
ドアームをその前後の壁において係止するための第1ス
トッパ部及び第2ストッパ部と、さらに、第2ストッパ
部に連なる手掛け部とを有してほぼF字形をなし、前記
連結部と前記二つのストッパ部とで前記リボンカセット
のリボンガイドアームを嵌合しうる凹部を形成してお
、左右一対のロック部材が前記第1ストッパ部を前記
ホルダの貫通孔に押入して、前記連結部の表面同志又は
裏面同志を対向させて、かつ、前記貫通孔を形成する壁
を支点として回動自在に装着されていることを特徴とし
ている。
【0009】
【作用】カセットをホルダに対する装着方向に移動し
て、左右のリボンガイドアームを左右のロック部材の第
1ストッパに向けて押し当てる際は、両ロック部材がホ
ルダの支点周りに一方向に回動することにより、そのカ
セットがロック部材の凹部に嵌合し、かつ、印字ヘッド
に対して所定位置に保持される。
【0010】左右のロック部材の手掛け部を相反する方
向に移動して、ロック部材を前記支点周りに他方向に回
動させると、それまで係止していた第2ストッパはカセ
ットのリボンガイドアームを解放し、かつ、第1ストッ
パ部がカセットのリボンガイドアームをホルダから押し
出し、その状態に保つ。従って、片手でそのカセットを
引き出して、ホルダから取り出すことができる。
【0011】
【実施例】次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0012】図1において、Hはホルダであり、従来品
と同様に、図示されていない印字ヘッドのキャリッジに
取付けられ、後述のように、カセットCを装着されて、
これを保持するためのものである。ホルダHは、キャリ
ッジに固着される固着部11と、その固着部から手前側
に延出する保持部12と、その保持部の左右両側端部か
ら垂直に延びるアーム部13とを一体に有する。
【0013】そして、固着部11の正面には、カセット
の背面に設けてある一対の位置決め孔に嵌合される一対
の位置決めピン14が突設されている。また、保持部1
2の下面には、互いに噛み合っている複数個の伝動歯車
が取付けられており、終端の歯車15の回転軸は、保持
部の上面に取付けてあるカプラ16に連結されている。
そして、図示されていない駆動源から駆動力が始端の歯
車に与えられる時は、カプラ16が所定方向に回転され
るようになっている。
【0014】アーム部13は、このホルダHに装着され
るカセットCのリボンガイドアーム41に対応する位置
に設けてあり、そのアーム部13には、それぞれ貫通孔
131が設けてある。
【0015】Lは、前記ホルダHに取付けられるロック
部材である。このロック部材は、プラスチック材料で成
形され、弾性を有するものであり、連結部21と、その
連結部の両端部において同一側に延びる第1ストッパ部
22及び第2ストッパ部23と、第2ストッパ部に連な
り、第1ストッパ部22と反対方向に延びる手掛け部2
4とを一体に有している。
【0016】連結部21はカセットCのリボンガイドア
ーム41の幅よりも僅かに大きい幅を有するので、この
連結部21と二つのストッパ部22,23とによって、
カセットのリボンガイドが嵌合できる凹部25が形成さ
れている。また、第1ストッパ部22は、二股状に形成
されてより大きな弾性を備え、かつ、先細に形成され、
基端部の外面側に係合溝221が形成してある。これに
より、第1ストッパ部22を前記ホルダHの貫通孔13
1に押入すると、一旦狭められた後、係合溝221が貫
通孔131と合致すると二股部が復帰拡大して、第1ス
トッパ部22がホルダHから容易に抜けないように保持
される。また、ロック部材Lは、貫通孔131を形成す
るアーム部13の一方側の壁を支点として、回動自在に
保持されている。
【0017】第2ストッパ部23は、断面円弧状に形成
されて、凹部25に嵌合されるカセットC、又は凹部2
5から離脱されるカセットCを円滑に案内する案内面を
有している。
【0018】図1及び図2には、左側のロック部材Lの
みが示されているが、ホルダHには、図3(イ)(ロ)
示すように、ホルダHの左右のアーム部13に左右一
対のロック部材Lが、その裏面同志(図3(イ))又
正面同志(図3(ロ))を対向させた状態で、取付けら
れている。図2も、ロック部材Lを、その裏面同志を対
向させた状態で取付けた例を示している。
【0019】このカセット保持装置からカセットCを取
り出した状態では、図2(イ)に示すように、左右のロ
ック部材Lの第2ストッパ部23が互いに接近された位
置で静止している。
【0020】従って、カセットCを装着する場合は、こ
の第2ストッパ部23が内側に位置している状態で、カ
セットCのリボン収容部をホルダHの保持部12の上面
に対応させ、かつ、左右のリボンガイドアーム41をホ
ルダHの左右のアーム部13に位置的に対応させて、図
2(イ)に細い矢印で示すようにホルダ側に移動させ
ると、リボンガイドアーム41が第1ストッパ部22に
押し当たることにより、左右のロック部材Lが、アーム
部13を支点として、図2(イ)に細い矢印で示すよ
うに時計方向に回動し、かつ、第2ストッパ部23も矢
印で示すように時計方向に回動し、これにより、リボ
ンガイドアーム41がロック部材Lの二つのストッパ部
22,23の間、すなわち、凹部25に嵌合し、図
(ロ)に示すように、リボンガイドアーム41がその前
後の壁部において二つのストッパ部22,23により係
止され、さらに、底壁部がアーム部13に押さえられ
る。このとき、同時に、カセットのリボン収容部の
面に設けてあるガイド孔に、ホルダのガイドピン14が
嵌入する。従って、カセットCは、ホルダHに堅固に保
持される。
【0021】次に、カセットCがリボン43のインク消
耗に伴い、交換が必要になったときは、図2(イ)に太
い矢印aで示すように、左右のロック部材の手掛け部2
4に例えば親指と人差し指等を掛けて、互いに接近させ
ると、ロック部材Lが太い矢印bで示すように、アーム
部13を支点として図2においては反時計方向に回動さ
れるため、第2ストッパ部23がカセットの左右のリボ
ンガイドアーム41を解放すると同時に、カセットが図
2に太い矢印cで示すように、第1ストッパ部22によ
ってアーム部13から離れる方向に移動される。そし
て、この状態では、ロック部材Lにはこれを復帰させる
力が加わらないので、図2(イ)に示されている位置に
止どまる。従って、ロック部材Lを回動操作した手と同
じ手で、そのカセットCを把持して、ホルダHから取り
外すことができる。
【0022】図2には、図3(イ)に示すように、ロ
ク部材Lがその連結部21の裏面同志を対向させた状態
で取付けた場合の例を示し、説明したが、ロック部材L
は、図3(ロ)に示すように、手掛け部24を外側に移
動したときにカセットCが押出されるように、連結部2
1の正面同志を対向させた状態で取付けることもでき
る。
【0023】また、手掛け部24は、第2ストッパ部2
3で兼ねた形状であっても良い。
【0024】
【考案の効果】上述のように、本考案によれば、ロック
部材を片手で作動させると、カセットが自動的に取出し
可能な位置まで移動されるので、ロック解除とカセット
の交換を、すべて片手で簡単迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る保持装置の構成を示す一部省略分
解斜視図である。
【図2】作用を示す一部の拡大断面図である。
【図3】ロック部材の二つの装着態様を示す概略断面図
である。
【図4】一般的なカセット保持装置の、カセットが装着
されている状態の正面図である。
【図5】同じく側面図である。
【図6】従来のカセット保持装置の斜視図である。
【図7】従来装置において、カセットが装着されている
状態を示す要部断面図である。
【図8】カセットを取出す際の作用を説明する同様の要
部断面図である。
【符号の説明】
H ホルダ 11 固着部 12 保持部 13 アーム部 131 貫通孔 L ロック部材 21 連結部 22 第1ストッパ部 23 第2ストッパ部 24 手掛け部 25 凹部 C カセット 41 リボンガイドアーム 43 リボン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(イ)ホルダと、一対のロック部材とから
    なり、 (ロ)前記ホルダは、印字ヘッドキャリッジに固定さ
    れ、印字ヘッドに対して装着されるリボンカセットの左
    右のリボンガイドアームに対応する左右のアームを有
    し、そのアームにはそれぞれ貫通孔が設けてあり、 (ハ)前記ロック部材は、弾性材料で形成され、前記リ
    ボンガイドアームの幅とほぼ等しい長さの連結部と、そ
    の連結部の両端部において同一側に延出し、前記リボン
    ガイドアームをその前後の壁において係止するための第
    1ストッパ部及び第2ストッパ部と、さらに、第2スト
    ッパ部に連なる手掛け部とを有してほぼF字形をなし、
    前記連結部と前記二つのストッパ部とで前記リボンカセ
    ットのリボンガイドアームを嵌合しうる凹部を形成して
    おり、左右一対のロック部材が前記第1ストッパ部を前
    記ホルダの貫通孔に押入して、前記連結部の表面同志又
    は裏面同志を対向させて、かつ、前記貫通孔を形成する
    壁を支点として回動自在に装着されていることを特徴と
    するリボンカセット保持装置。
JP3662391U 1991-04-22 1991-04-22 リボンカセット保持装置 Expired - Lifetime JP2525195Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH04122062U JPH04122062U (ja) 1992-10-30
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