JP2002320895A - 流体塗布装置 - Google Patents

流体塗布装置

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JP2002320895A
JP2002320895A JP2001132142A JP2001132142A JP2002320895A JP 2002320895 A JP2002320895 A JP 2002320895A JP 2001132142 A JP2001132142 A JP 2001132142A JP 2001132142 A JP2001132142 A JP 2001132142A JP 2002320895 A JP2002320895 A JP 2002320895A
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discharge
fluid
gap
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moving
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JP2001132142A
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English (en)
Inventor
Masaru Yamauchi
大 山内
Teruo Maruyama
照雄 丸山
Koji Sonoda
孝司 園田
Shuji Ono
修治 大野
Eishin Nishikawa
英信 西川
Yoichi Nakamura
洋一 中村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速で間欠的に微少量かつ高精度にて流体の
塗布が可能でメンテナンス容易な、流体塗布装置を提供
する。 【解決手段】 回転装置118にて吐出用部材108を
回転させることで流体に生じる供給圧力及びシール圧力
が均衡する均衡位置を境として、上記吐出用部材を回転
させながら移動装置101に備わる電磁歪素子105に
て軸方向に移動させ、上記供給圧力及び上記シール圧力
の均衡をくずすことで流体の吐出及び吐出遮断を行なう
ように構成した。したがって、上記電磁歪素子にて上記
吐出用部材の微小な移動を実現でき、かつ高速で間欠的
に微少量かつ高精度にて流体の塗布が可能である。さら
に移動装置101に対して収納部材113及び吐出用部
材108を着脱自在に構成したことから接液部分のメン
テナンスが容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子部品、
家電製品などの分野における生産工程に用いることがで
き、接着剤、クリームハンダ、蛍光体、グリース、ペイ
ント、ホットメルト、薬品、食品などの各種液体を定量
に吐出するための流体塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液体吐出装置(ディスペンサー)は従来
から様々な分野で用いられているが、近年の電子部品の
小形化・高記録密度化のニーズにともない、微少量の流
体材料を高精度でかつ安定して吐出制御する技術が要求
されるようになっている。例えば、電子部品における表
面実装技術(SMT)の分野を例にとれば、部品実装の
高速化、微小化、高密度化、高品位化、無人化の要求の
中で、上記ディスペンサーに対する要求内容の要約は以
下のようになる。 (1)塗布量の高精度化及び1回の塗布量の微少化、
(2)吐出時間の短縮、つまり高速吐出、遮断、及び開
始ができる、(3)高粘度の粉流体に対応できる。従
来、微少流量の液体を吐出させるために、エアパルス方
式、ねじ溝式、電磁歪素子によるマイクロポンプ方式な
どのディスペンサーが実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の各種ディスペン
サーの内、図7に示すようなエアパルス方式によるディ
スペンサーが広く用いられており、例えば「自動化技術
93.25巻7号」等にその技術が紹介されている。
この方式によるディスペンサーは、定圧源20から供給
される定量の空気をシリンダ状の容器10内へパルス状
に供給し、容器10内の圧力上昇分に対応する一定量の
液体25を吐出ノズル12から吐出する。このようなエ
アパルス方式のディスペンサー10は、液体25の吐出
応答性が悪いという欠点があった。該欠点は、容器10
内に封じ込められた空気21の圧縮性と、エアーパルス
を狭い隙間に通過させる際のノズル抵抗とに起因する。
即ち、上記エアーパルス方式の場合、容器10の容積C
と、ノズル12における抵抗Rとの積で求まる流体回路
の時定数Tが大きく、容器10内にパルス状の空気を供
給後、吐出開始までに、例えば0.07〜0.1秒程度
の時間遅れを見込まねばならない。
【0004】このような上記エアーパルス方式の欠点を
解消するために、吐出ノズル12の入口部にニードルバ
ルブを設けて、このニードルバルブを構成する細径のス
プールを容器10の軸方向に高速で移動させることによ
り、吐出ノズル12を開閉させるディスペンサーが実用
化されている。しかしこの場合、流体の遮断時、吐出ノ
ズル12と上記ニードルバルブとの隙間はゼロとなり、
数ミクロン〜数十ミクロンの平均粒径の粉体は、機械的
に圧搾作用を受け破壊される。その結果発生する様々な
不具合のため、粉体を含む接着材、導電性ペースト、蛍
光体等の塗布に対して、上記エアーパルス方式のディス
ペンサーは適用困難な場合が多い。
【0005】又、上記欠点解消のために、粘性ポンプで
あるねじ溝式のディスペンサーも既に実用化されてい
る。ねじ溝式の場合、ノズル抵抗に依存しくいポンプ特
性を選ぶことができるため、連続塗付の場合には好まし
い結果を得られるが、間欠塗布は粘性ポンプの特性上不
得手である。そのため従来のねじ溝式では、(1)ねじ
を回転させるモータと、ねじ軸(ポンプ軸)との間に電
磁クラッチを介在させ、吐出のオン、オフは、上記電磁
クラッチの連結あるいは開放にて実行する、(2)上記
モータにDCサーボモータを用いて、急速な回転開始あ
るいは急速な停止を行なう、という工夫が講じられてい
る。しかし、上述の構造では、いずれも機械的構造部分
の時定数で応答性が決まるため、高速間欠動作には制約
があった。吐出応答性はエアーパルス方式と比較すると
良好であるが、しかし吐出応答時間は、0.05秒程度
が限界であった。又、上記ねじ軸の過渡応答時(回転始
動時と停止時)の回転特性に不確定要因が多いため、吐
出流量の厳密な制御は難しく、塗布精度にも限界があっ
た。
【0006】又、微少流量の流体を吐出することを目的
として、積層型の圧電素子を利用したマイクロポンプが
開発されている。このマイクロポンプには、通常機械式
の受動的な吐出弁、吸入弁が用いられる。しかし、バネ
とボールから構成され圧力差によって上記吐出弁、吸入
弁を開閉させる上記マイクロポンプでは、流動性の悪
い、数万〜数十万センチポワズの高粘度のレオロジー流
体を、高い流量精度でかつ0.1秒以下という高速で間
欠吐出させることは極めて困難である。
【0007】近年、さらに高精度化、超微細化していく
回路形成の分野、あるいはPDP(プラズマディスプレ
イパネル)やCRT等の映像管の電極とリブ形成、液晶
パネルのシール材塗布、光ディスク等の分野における製
造行程では、微細塗布技術に関して、以下のような要望
が強い。 (1)連続塗布後、すばやく塗布を止め、かつ短時間後
に再び連続塗布を急峻に開始できること。そのために
は、例えば0.01秒のオーダーで流量制御できること
が理想である。 (2)粉粒体に対応できること。たとえば流路の機械的
な遮断により、粉体の圧搾破損、流路の詰まり等のトラ
ブルがないこと。 (3)流体に接する部分のメンテナンスが容易なこと。
【0008】本発明は、上述したような問題点を解決す
るためになされたもので、高速で間欠的に微少量かつ高
精度にて流体の塗布が可能で、かつ接液部分のメンテナ
ンスが容易な、流体塗布装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段及びその作用】上記目的を
達成するために本発明は以下のように構成する。即ち、
本発明の第1態様の流体塗布装置は、塗付する流体の吐
出動作を行なう円筒状の吐出用部材と、上記吐出用部材
の直径方向に第1隙間を介して、及び軸方向に第2隙間
を介して上記吐出用部材を収納する凹形状を有し、かつ
上記第1隙間へ上記流体を供給する流体供給通路を有
し、かつ上記第1隙間に供給され上記第2隙間へ移動し
た上記流体を外部へ吐出するための通路であって上記吐
出用部材の中心軸に沿って延在し上記第2隙間に開口す
る吐出用通路を有する収納部材と、上記吐出用部材をそ
の軸方向に沿って移動させ上記吐出用通路を通して上記
流体の外部への吐出開始及び停止を制御する電磁歪素子
を有し、かつ上記吐出用部材及び上記収納部材と着脱自
在な移動装置と、上記吐出用部材をその周方向に沿って
回転させる回転装置と、上記第1隙間に面する上記吐出
用部材の周囲面及び上記収納部材の上記周囲面に対向す
る第1対向面の少なくとも一方に設けられ、上記回転装
置による上記吐出用部材の回転により上記第1隙間に存
在する上記流体を上記第2隙間へ移動させる移動用溝
と、上記第2隙間に面する上記吐出用部材の吐出側端面
及び上記収納部材の上記吐出側端面に対向する第2対向
面の少なくとも一方に設けられ、上記回転装置にて上記
吐出用部材が回転しているとき上記吐出用通路からの上
記流体の吐出を停止する遮断用溝と、を備えたことを特
徴とする。
【0010】上述のように構成することで、上記移動装
置において上記吐出用部材を着脱自在とすることは、上
記吐出用部材のメンテナンスを容易にする。上記移動用
溝は、上記回転装置による上記吐出用部材の回転により
上記第1隙間に存在する上記流体を上記第2隙間へ移動
させ、上記流体に供給圧力を生じさせるように作用す
る。又、上記遮断用溝は、上記回転装置にて上記吐出用
部材が回転しているとき上記流体の吐出を停止させるよ
うなシール圧力を上記流体に生じさせるように作用す
る。上記供給圧力は、上記第2隙間の隙間寸法にほとん
ど左右されずほぼ一定である。一方、上記シール圧力
は、上記第2隙間の隙間寸法に対して対数関数的に変化
する。よって、上記供給圧力と上記シール圧力とが均衡
している状態では、上記流体は、上記吐出用通路から吐
出も吸引もされない状態となる。上記移動装置にて上記
吐出用部材を上記軸方向へ移動させて上記第2隙間の寸
法を変化させることで、即ち上記均衡状態を解除するこ
とで、上記シール圧力が変化する。該シール圧力の変化
は、上記吐出用通路からの上記流体の吐出開始及び停止
を行なうように作用する。さらに、上記吐出用部材の上
記軸方向への移動は、上記移動装置に備わる電磁歪素子
にて発生し、該電磁歪素子は、上記吐出用部材を上記軸
方向へ微小に移動させるように作用する。このように、
上記均衡状態を境として上記流体の吐出開始及び停止を
行なうことから、高速で間欠的に微少量かつ高精度にて
流体供給が可能となる。さらに、移動装置に対して収納
部材及び吐出用部材を着脱自在とすることは、流体に接
する部材のメンテナンスを容易するように作用する。
【0011】又、上記移動装置に対して、上記吐出用部
材の上記軸方向への変位であって上記第2隙間の寸法再
現用の変位を検出する変位検出器をさらに備えることも
できる。
【0012】さらに、上記収納部材は、上記移動装置に
備わるハウジングに締結部材にて着脱自在に取り付けら
れ、上記吐出用部材は、上記移動装置に備わるヨーク部
材に締結部材にて着脱自在に取り付けることもできる。
【0013】又、上記吐出用部材に対して上記軸方向へ
滑動自在な状態にて上記吐出用部材に嵌合され、かつ上
記軸方向に沿って上記吐出用部材の中心部を通って延在
して上記回転装置に連結されて上記周方向へ回転される
中心シャフトであって、上記吐出用部材の上記吐出側端
面を構成し、かつ上記移動装置にて上記軸方向に沿って
上記吐出用部材が上記収納部材側へ移動したとき、相対
的に上記吐出用部材内へ収納されて上記第2隙間の全容
積の減少を防止する容積減少防止用空間を形成する中心
シャフトをさらに備えることもできる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態における流体塗
布装置について、図を参照しながら以下に説明する。
尚、各図において同じ構成部分については同じ符号を付
している。又、本実施形態では、流体塗布装置は、電子
部品を回路形成体上に実装する実装分野で使用される場
合を例に採り、よって対象とする流体は、電子部品を基
板に固定したり、電子部品の電極を基板の電極と接続し
たり、配線を有する基板同士やLCD等との接続を行な
うための固定用材料つまり一般的に言われる接着剤を例
に採る。しかしながら、本実施形態における流体塗布装
置は、該実装分野及び上記流体に限定されるものではな
く、例えば薬品、食品分野等における各種流体について
も適用可能である。
【0015】図1に本実施形態の流体塗布装置100を
示す。流体塗布装置100の主たる構成部分として、円
筒状の吐出用部材108と、隙間を介して上記吐出用部
材108を収納し、塗布する流体を吐出する吐出用通路
を有する収納部材113と、上記吐出用部材108をそ
の軸方向へ移動させる移動装置101と、上記吐出用部
材108をその周方向へ回転させる回転装置118と、
図2に示すように吐出用部材108の周囲面に形成され
る移動用溝134と、図3に示すように遮断用溝132
とを備えることができ、本実施形態では、さらに、上記
吐出用部材108の上記軸方向における変位量を検出す
る変位検出器129、制御装置180、及び中心シャフ
ト109を備えている。
【0016】概略このような構成部分を有する流体塗布
装置100は、図1に示すように、上記回転装置11
8、上記移動装置101のハウジング112、及び上記
収納部材113をこの順にて同軸上に配列して構成され
る。該流体塗布装置100では、上記収納部材113と
上記吐出用部材108とによって形成される上記隙間
へ、塗布する流体が供給され、上記回転装置にて上記吐
出用部材108が回転することで上記移動用溝134及
び上記遮断用溝132によって上記流体に圧力を生じさ
せ、上記移動装置にて上記隙間の大きさを変化させて上
記圧力を変化させることで上記流体の吐出制御が行なわ
れる。以下に、このような流体塗布装置100の構造及
び動作について詳しく説明する。
【0017】まず、上記移動装置101について説明す
る。本実施形態では、高粘度流体を高速で間欠的に微少
量かつ高精度に供給するために、該移動装置101で
は、移動される部材の高い位置決め精度が得られ、かつ
高い応答性を持ち、かつ大きな発生荷重が得られる、超
磁歪素子を有する超磁歪ロッド105を駆動源として使
用している。尚、本実施形態では、電磁歪素子の機能を
果たす一例として上記超磁歪素子を使用している。該移
動装置101は、リア側ヨーク103、リア側永久磁石
104、上記超磁歪ロッド105、フロント側永久磁石
106、フロント側ヨーク107、磁界コイル120、
ヨーク材121、及びハウジング112を有する。具体
的には、図1に示すように、中空のハウジング112内
にて、該ハウジング112の内壁に設けたヨーク材12
1に円環状の磁界コイル120が取り付けられ、該磁界
コイル120の中央部分を該磁界コイル120に非接触
な状態で貫通して円環状の上記超磁歪ロッド105が配
置される。該構成により、磁界コイル120は、超磁歪
ロッド105に対して、超磁歪ロッド105の延在方向
に磁界を作用させることができる。よって、磁界コイル
120にて発生させる磁界を制御することで、つまり電
流供給装置166から磁界コイル120へ供給する電流
を制御装置180にて制御することで、超磁歪ロッド1
05の伸縮を外部から非接触な状態で制御することがで
きる。尚、超磁歪ロッド105を構成する超磁歪素子
は、希土類元素と鉄の合金であり、例えば、BFe
DyFe、SmFe等が知られている。
【0018】さらに該超磁歪ロッド105の両端には、
円環状の上記リア側永久磁石104及び上記フロント側
永久磁石106が設けられ、さらにリア側永久磁石10
4に隣接して上記リア側ヨーク103が設けられ、フロ
ント側永久磁石106に隣接して上記フロント側ヨーク
107が設けられる。上記リア側永久磁石104及び上
記フロント側永久磁石106は、上記超磁歪ロッド10
5に予め磁界を作用させて磁界の動作点を高める磁石で
あり、この磁気バイアスにより磁界の強さに対する超磁
歪の線形性を改善することができる。尚、上記永久磁石
104、106は、必須の構成ではなく、設けない構成
を採ることもできる。
【0019】上述のように構成される移動装置101で
は、一例として、超磁歪ロッド105→リア側永久磁石
104→リア側ヨーク103→ヨーク材121→フロン
ト側ヨーク107→フロント側永久磁石106→超磁歪
ロッド105の向きに作用する磁界により、超磁歪ロッ
ド105の伸縮を制御する閉ループ磁気回路を形成して
いる。尚、上述の磁界の向きは、上述の場合とは逆向き
の場合もある。即ち、上記リア側ヨーク103、リア側
永久磁石104、超磁歪ロッド105、フロント側永久
磁石106、フロント側ヨーク107、磁界コイル12
0、及びヨーク材121によって、磁界コイル120に
供給する電流により、超磁歪ロッド105の延在方向、
即ち当該流体塗布装置100の軸方向171における超
磁歪ロッド105の伸縮を制御できる超磁歪アクチェー
タとしての上記移動装置101を構成している。又、超
磁歪ロッド105が上記軸方向171へ伸縮すること
で、上記フロント側ヨーク107も軸方向171へ伸縮
する。
【0020】上記ハウジング112のリア側には、締結
部材としてのボルト124にて上記回転装置118が固
定される。該回転装置118は、本実施形態ではモータ
を使用し上記制御装置180にて動作制御される。回転
装置118の出力軸118aは、カップリング119を
介して上記リア側ヨーク103の一端部と連結される。
尚、カップリング119は、上記出力軸118aの下記
の周方向172への回転力をリア側ヨーク103に伝え
るとともに、リア側ヨーク103を軸方向171へ移動
可能に把持する。又、リア側ヨーク103の一端側に
は、該リア側ヨーク103に対して上記軸方向171及
び下記の矢印172方向に滑動可能にしてリア側スリー
ブ122が嵌合されている。よって、リア側ヨーク10
3は、回転装置118にて、例えば矢印172に示す周
方向へ上記ハウジング112内で回転可能であり、リア
側スリーブ122及び軸受123を介して上記ハウジン
グ112に回転可能に支持されている。
【0021】当該流体塗布装置100では、上述のリア
側ヨーク103から突出し当該流体塗布装置100の中
心をその軸方向171に沿って延在する中心シャフト1
09をさらに備える。尚、中心シャフト109は、上記
移動装置101の上述の磁気回路に影響を与えないよう
に、非磁性材料を用いている。上述のように、リア側ヨ
ーク103は回転装置118にて回転されるので、上記
中心シャフト109もその周方向、即ち上記矢印172
方向へ回転可能である。該中心シャフト109は、それ
ぞれ円環状の、リア側永久磁石104、超磁歪ロッド1
05、フロント側永久磁石106、及びフロント側ヨー
ク107、さらに詳細後述する上記吐出用部材108の
各中央部分に対して、上記軸方向171に滑動可能でか
つ上記周方向172に回転可能な状態で嵌合される。但
し、フロント側ヨーク107と中心シャフト109との
間には、キー110を設けているので、フロント側ヨー
ク107は、中心シャフト109と一体的に同方向へ回
転する。又、フロント側ヨーク107には、フロント側
スリーブ125が嵌合されている。このようなフロント
側ヨーク107は、軸受126を介してハウジング11
2に回転可能に支持されている。尚、上記キー110は
ピンでもよく、上記軸受126は、通常のベアリングで
もいいし回転及び軸方向移動が可能なガイド部材でもよ
い。
【0022】さらに、リア側ヨーク103と上記リア側
スリーブ122との間、及びフロント側ヨーク107と
フロント側スリーブ125との間には、それぞれ付勢力
発生部材の一例としてバイアスバネ127、128を設
けている。これらのバネ127、128は、リア側永久
磁石104及びフロント側永久磁石106を介して、リ
ア側ヨーク103とフロント側ヨーク107とによって
超磁歪ロッド105を押圧する荷重を発生している。こ
の結果、超磁歪ロッド105には常に軸方向171に圧
縮応力が加わるため、磁界コイル120による、超磁歪
ロッド105の軸方向171への伸縮による繰り返し応
力が発生した場合に、引張応力に弱い超磁歪素子の欠点
を解消することができる。以上説明したような、移動装
置101の構成により、回転装置118による回転力
は、中心シャフト109及びフロント側ヨーク107の
みに伝達され、脆性材料である超磁歪素子に捻りトルク
は発生しない。
【0023】上記フロント側ヨーク107の一端には、
締結部材の一例としてのボルト161にて着脱自在に上
記吐出用部材108が取り付けられる。該吐出用部材1
08は、上記フロント側ヨーク107への取付部となる
つば部1081を一端に設け、該つば部1081より突
出した突出部1082がつば部1081と一体的に成形
されたT字形の部材であり、上記流体の吐出動作を行な
う部材である。本実施形態では、上記突出部1082は
円筒形であり、上述のように吐出用部材108の中心部
には、上記軸方向171に沿って上記中心シャフト10
9が当該吐出用部材108に対して上記軸方向171及
び上記周方向172に滑動可能な状態にて嵌合されてい
る。該中心シャフト109は、通常状態では図2に示す
ように、吐出用部材108の他端に位置する吐出側端面
1083とほぼ同一面となるように延在している。尚、
上記突出部1082は中空な円筒形に限定されず、例え
ば後述の他の実施形態に示すように中心シャフト109
を設けないときには中実の部材となる。又、上記突出部
1082の周囲面1082aには、螺旋状に移動用溝1
34が形成されており、上記吐出側端面1083、及び
吐出側端面1083と同一面となる、中心シャフト10
9の先端面1091には遮断用溝132が形成されてい
る。これらについては以下で詳しく説明する。
【0024】このような吐出用部材108は、上述のよ
うにフロント側ヨーク107が上記移動装置101にて
上記軸方向171に伸縮移動することから、フロント側
ヨーク107と同方向へ同時に移動する。さらに、上記
回転装置118による上記中心シャフト109の上記周
方向172への回転により上記フロント側ヨーク107
を介して周方向172へ回転する。このように、吐出用
部材108は、軸方向171への運動と周方向172へ
の運動とを同時にかつ独立して行うことができる。
【0025】上述の構成を有する吐出用部材108を収
納する収納部材113は、主部材1131と、吐出ノズ
ル116を有するノズル用部材1132と、取付用部材
1133とを備える。上記主部材1131は、図2に示
すように、上記吐出用部材108の上記突出部1082
の周囲面1082aとの間で突出部1082の直径方向
に第1隙間162を介して、及び軸方向に第2隙間16
3を介して吐出用部材108の突出部1082を収納す
る凹部1134を有し、さらに上記第1隙間162へ上
記流体175を供給する流体供給通路115を有する。
上記突出部1082は、上記凹部1134内で軸方向1
71に移動可能である。該主部材1131は、図1に示
すように、締結部材の一例としてのボルト164にて、
上記ハウジング112に対して着脱自在に取り付けられ
る。又、ハウジング112には、上記主部材1131を
取り付ける際の位置決めが容易となるように、主部材1
31と嵌合する溝部1121を設けている。尚、これと
は逆に、ハウジング112に突部を設け主部材131に
溝部を設けて位置決めを容易にしてもよく、要するに位
置決めを容易にする係合部をハウジング112及び主部
材131に設ければ良い。又、ハウジング112に収納
部材113が取り付けられた状態にて、吐出用部材10
8の上記つば部1081が当該収納部材113内で軸方
向171に移動自在な空間を形成するように、収納部材
113は凹部1137を有する。
【0026】上記ノズル用部材1132は、上記取付用
部材1133により上記主部材1131の端部へ着脱自
在に取り付けられる部材であり、主部材1131に取り
付けられたときに上記吐出側端面1083との間に第2
隙間163を形成する対向面131を有し、かつ上記軸
方向171に沿って吐出ノズル116を突出している。
ノズル用部材1132及び吐出ノズル116には、上記
第1隙間162に供給され上記吐出用部材108にて上
記第2隙間163へ移動した上記流体175を外部へ吐
出するための通路であって上記吐出用部材108の中心
軸に沿って延在し上記第2隙間163に開口する吐出用
通路1135が形成されている。上記取付用部材113
3は、主部材1131と係合するネジ部1136を有
し、主部材1131との間に上記ノズル用部材1132
を挟持するようにして、ネジ部1136で主部材113
1に螺合し、主部材1131に着脱自在な部材である。
【0027】尚、上述のように上記主部材1131と吐
出用部材108との第1隙間162及び第2隙間163
には上記流体175が充填されることから、第1隙間1
62からフロント側ヨーク107側への流体175の漏
れを防止するため、図1にしめすように、主部材113
1にはシール材としてO−リング150を設けている。
又、第1隙間162及び第2隙間163は、上記流体1
75を上記吐出用通路1135へ供給する、いわゆるポ
ンプ室としての機能を果たす。又、上記流体供給通路1
15には、制御装置180にて動作制御され、上記流体
の供給を行なう流体供給装置165が接続されている。
【0028】以上の説明から明らかなように、上記主部
材1131から上記取付用部材1133を取り外すこと
で、ノズル用部材1132も取り外される。さらに、ボ
ルト164をはずすことで、主部材1131をハウジン
グ112から取り外すことができ、この状態にて、吐出
用部材108を露出させることができる。したがって、
さらにボルト161をはずすことで、フロント側ヨーク
107から吐出用部材108を取り外すことができる。
上記吐出用部材108には上記流体175が接すること
から、定期的なメンテナンス作業が必要となるが、上述
のように本実施形態では、フロント側ヨーク107に対
する吐出用部材108の着脱が可能であることから、吐
出用部材108のメンテナンス、清掃等を容易に行なう
ことができ、これらの作業性を従来に比べて大幅に改善
することができる。尚、フロント側ヨーク107から吐
出用部材108を取り外すために、取付用部材1133
及びノズル用部材1132の取り外しは行なわなくても
良く、ボルト164を取り除けば良い。又、勿論、収納
部材113を取り外すときには、流体供給通路115は
主部材1131から取り外される。
【0029】次に、上述した上記突出部1082の周囲
面1082aに形成された移動用溝134、並びに、本
実施形態では吐出用部材108の吐出側端面1083及
び中心シャフト109の先端面1091に形成されてい
る遮断用溝132について説明する。上記移動用溝13
4は、図2に示すように、上記回転装置118による上
記吐出用部材108の上記周方向172への回転により
上記第1隙間162に存在する上記流体を上記第2隙間
163へ移動させる溝であり、いわゆるスパイラルグル
ーブ動圧軸受に使用され、又、ねじ溝ポンプに使用され
ている溝と同様の機能を有する。又、移動用溝134に
よる上記第1隙間162から第2隙間163への上記流
体175の移動により該流体175には供給圧力が生じ
る。該供給圧力は、移動用溝134の回転角速度、溝深
さ、溝角度、グルーブ幅、リッジ幅などで決定される。
本実施形態では、例えば1〜2条、溝ピッチ0.5〜4
mm、溝深さ0.01〜1mm、溝幅0.1〜3mmの
値を採ることができ、一例として1条、溝ピッチ1.5
mm、溝深さ0.07mm、溝幅1mmの値が好まし
い。尚、本実施形態では、上記移動用溝134は、上記
吐出用部材108の上記突出部1082における周囲面
1082aに形成しているが、これに限定されるもので
はなく、上記第1隙間162に面する上記周囲面108
2a及び上記収納部材113の主部材1131におけ
る、上記周囲面1082aに対向する第1対向面113
1aの少なくとも一方に設ければよい。
【0030】上記遮断用溝132は、図3に示すよう
に、中心シャフト109及び突出部1082の内、少な
くとも突出部1082の吐出側端面1083に形成さ
れ、突出部1082の中心側から周囲側へ向かって渦巻
き状に形成された溝であり、上記回転装置118による
上記中心シャフト109の上記周方向172への回転、
つまり同方向への突出部1082の回転により、上記流
体175を遠心方向へ移動させることに起因して流体1
75の上記吐出用通路1135からの吐出を停止させる
溝であり、いわゆるスラスト動圧軸受に利用されている
溝と同様の機能を有する。即ち、図2に示すように、中
心シャフト109の中心軸上に、上記軸方向171に沿
って上記吐出用通路1135が形成されていることか
ら、少なくとも吐出用部材108の回転による遮断用溝
132の回転に伴い、第2隙間163に対する吐出用通
路1135の開口部分に存在する上記流体175は上記
遠心方向へ移動される。一方、上記吐出用部材108の
上記周方向172への回転による上記移動用溝134の
作用により、上記第1隙間162に存在する上記流体
は、上記第2隙間163へ移動される。よって、第2隙
間163において、遮断用溝132及び移動用溝134
によってそれぞれ移動される両流体がぶつかり圧縮され
圧力が高くなる高圧力部分が発生する。このように遮断
用溝132は、吐出用通路1135からの流体175の
吐出を停止させるシール圧力を上記流体175に生じさ
せることができる。尚、本実施形態では、上記吐出側端
面1083に上記遮断用溝132を形成しているが、こ
れに限定されるものではなく、上記吐出側端面1083
及び、該吐出側端面1083に対向する上記ノズル用部
材1132における対向面131の少なくとも一方に設
ければ良い。又、後述の実施形態のように、中心シャフ
ト109を設けない形態においては、上記遮断用溝13
2は、吐出用部材108の上記吐出側端面1083に形
成される。
【0031】上記遮断用溝132により発生可能な上記
シール圧力は、遮断用溝132の回転角速度、遮断用溝
132の内、外径寸法、溝深さ、溝角度、グルーブ幅、
リッジ幅などで決定される。これらの値の一例を下記の
表1に示す。
【0032】
【表1】
【0033】上述のように、吐出用部材108には、上
記移動装置101による軸方向171への運動と、上記
回転装置118による周方向172への運動とが同時に
かつ独立して作用させることができる。よって、吐出用
部材108を周方向172へ回転した状態で、軸方向1
71へ移動させて第2隙間163の寸法を任意に制御す
ることができる。この機能を用いることで、上記流体供
給通路115から吐出用通路1135に至るいかなる流
通路の区間にいかなる吐出手段をも設けることなく、機
械的に非接触の状態で、上記流体の吐出及び吐出遮断を
行うことができる。
【0034】以下に、上記供給圧力及び上記シール圧
力、並びにこれらの圧力と上記流体の吐出動作との関係
に基づいて、上記流体の吐出原理について説明する。図
4に示すグラフにおける曲線(イ)は、上記表1に示す
条件下で、遮断用溝132を用いた場合の上記第2隙間
の寸法δに対するシール圧力Psの特性を示す。曲線
(イ)から明らかなように、上記シール圧力は、上記寸
法δに依存し、寸法δが小さくなるほど大きくなる。
又、曲線(ロ)は、上記移動用溝134による供給圧力
と、上記寸法δとの関係を示している。曲線(ロ)から
明らかなように、上記供給圧力は、定性的には、上記寸
法δの変化に対して極めて鈍感でありほぼ一定であり、
上記寸法δに依存しないと言える。
【0035】上記シール圧力について、上記寸法δが十
分大きいとき、例えば寸法δが15μmのとき、上記シ
ール圧力Psは、Ps<9.8×10Paである。
又、中心シャフト109を上記周方向172へ回転させ
ながら、吐出用部材108を上記軸方向171に沿って
上記ノズル用部材1132側へ移動させて上記寸法δを
小さくした場合、上記寸法δが例えば10.0μm未満
になると、上記シール圧力Psが上記供給圧力よりも大
きくなり、上記流体の吐出用通路1135への流出は遮
断される。
【0036】図2は流体の流出が遮断された状態を示し
ている。つまり、上記遮断用溝132による上記シール
圧力により開口部133の近傍は負圧(大気圧以下)と
なり、吐出ノズル116の開口部133近傍における上
記流体が吐出用通路1135へ流出することはない。こ
の効果により、吐出終了後、吐出ノズル116の内部に
残存していた流体は、再び第2隙間163へ吸引され
る。したがって、吐出ノズル116の先端にて、上記流
体の表面張力による流体塊ができることはなく、糸引
き、液垂れを解消することができる。
【0037】このように、上記供給圧力と上記シール圧
力とが均衡する均衡位置に、本実施形態では上記中心シ
ャフト109の上記先端面1091及び、上記吐出用部
材108の上記吐出側端面1083を位置させること
で、上記回転装置118にて吐出用部材108を上記周
方向172に回転させながら上記移動装置101にて吐
出用部材108が上記軸方向171に上、下動したと
き、上記第2隙間163の隙間寸法δが変化し、それに
よって上記シール圧力を変化させることができる。つま
り、上記均衡位置よりも上記第2隙間163の寸法δを
大きくすると上記シール圧力よりも上記供給圧力の方が
大きくなり、上記吐出用通路1135から上記流体を吐
出させることができ、逆に、上記均衡位置よりも上記第
2隙間163の寸法δを小さくすると上記シール圧力が
上記供給圧力よりも大きくなり、上記吐出用通路113
5からの上記流体の吐出を停止することができる。この
ように、上記シール圧力の変化により、上記吐出用通路
1135からの上記流体の吐出及び吐出遮断を制御する
ことができる。上記均衡位置として、本実施形態では、
上記第2隙間163の寸法δ内の上記δ1が相当する。
【0038】上述のように、本実施形態では、上記移動
装置101により吐出用部材108を上記軸方向171
に沿って上記均衡位置を境としてわずか数μm程度移動
させることにより、上記流体の圧力変化に基づいて上記
流体の吐出開始及び停止を制御することができる。さら
に上記第2隙間163を変化させる移動装置101に上
記超磁歪ロッド105を用いたことから、上述のような
微小な移動を実現でき、よって高速で間欠的に微少量か
つ高精度にて流体供給が可能となる。
【0039】本実施形態では上述のように、バイアスバ
ネ127及びバイアスバネ128の両方を設けている
が、該形態に限定されるものではなく、いずれか一方の
みを設ければ良い。又、上記バイアスバネ127の付勢
力をバイアスバネ128よりも大きくした場合、リア側
ヨーク103の軸方向171への移動が制限されること
から、中心シャフト109は軸方向171へほとんど移
動できないことになる。一方、図5に示すように、突出
部1082の吐出側端面1083とノズル用部材113
2の対向面131との第2隙間163の寸法が当初δで
あったとし、次に、移動装置101にて吐出用部材10
8がノズル用部材1132側へ移動し、隙間寸法が上記
δから、これより小さいδ2になったとすると、上記第
2隙間163部分の容積は、突出部1082が下降した
分、減少する。既に説明したように、均衡位置に相当す
る隙間δ1よりも突出部1082を下降させたときに
は、流体175の吐出を停止するように作用する。しか
しながら上述のように第2隙間163部分の容積が減少
することに起因して、流体175を吐出させてしまう現
象が生じることも考えられる。そこで、上記バイアスバ
ネ127の付勢力をバイアスバネ128の付勢力以下に
設定することで、リア側ヨーク103の軸方向171へ
の移動を可能とし、図5に示すように、突出部1082
が下降するときに中心シャフト109を軸方向171へ
上昇させて凹部167を形成させる。該凹部167によ
り上記容積減少を補償することができる。
【0040】又、上記流体が、微小粒子を含む接着材の
ような粉流体であるとき、上記第2隙間163の寸法δ
の最小値は、上記微小粒子の直径よりも大きく設定すれ
ばよい。又、同一の発生圧力に対して、より大きな値の
第2隙間163を得るためには、吐出用部材108の回
転数を高くするか、吐出用部材108の外径寸法を大き
くしかつ上記移動用溝134の溝深さ、溝角度等に適切
な値を選べば良い。
【0041】又、さらに上記ハウジング112には、上
記吐出用部材108の上記つば部1081に対向して配
置され、かつ吐出用部材108の上記軸方向171への
変位を検出する変位検出センサ129を設けている。該
変位検出センサ129は制御装置180に接続され、制
御装置180にて吐出用部材108の変位量が求められ
る。該変位量は、後述するように上記流体の吐出動作に
おける吐出用部材108の上記軸方向171への移動量
として使用して吐出量の制御に使用可能であるととも
に、上述のようにフロント側ヨーク107に対して吐出
用部材108の着脱を行なったときにおける吐出用部材
108の設置位置確認用のデータとしても使用すること
ができる。即ち、本実施形態における効果を最大限に発
揮するためには、上記第2隙間163の寸法δを正確に
把握し制御する必要があることから、メンテナンスの際
における上記寸法δの再現性を確保するのに便利であ
る。
【0042】上述したように、超磁歪ロッド105の超
磁歪素子に加えた入力電流と、超磁歪ロッド105にお
ける変位とは比例するため、上記変位検出センサ129
を設けず、オープンループ制御でも、吐出用部材108
の軸方向171における位置決め制御は可能である。し
かし、変位検出センサ129を設けてフィードバック制
御をすることで、上記超磁歪素子のヒステリシス特性も
改善できるため、より高い精度の位置決めを行うことが
できる。
【0043】又、本実施形態では、吐出用部材108の
軸方向171への駆動手段として上記超磁歪ロッド10
5を用いているが、微少流量を扱う場合には、上記シー
ル圧力を発生させ上記流体の吐出及び吐出停止を行なわ
せるための上記第2隙間163における上記吐出用部材
108の軸方向171への移動量は、大きくとも数十μ
mのオーダでよい。よって、上記駆動手段として超磁歪
素子やピエゾ素子などの電磁歪素子を用いた場合でも、
これらの素子にて発生可能な移動量について問題が生じ
ることはない。
【0044】又、高粘度流体を吐出させる場合、上記移
動用溝134によるポンピング作用によって大きな吐出
圧の発生が予想される。この場合、移動装置101に
は、高い流体圧に抗する大きな推力が要求されるため、
数百〜数千Nの力が容易に出せる電磁歪型アクチェータ
が好ましい。電磁歪素子は、数MHz以上の周波数応答
性を持っているため、吐出用部材108を高い応答性で
直線運動させることができる。そのため、高粘度流体の
吐出量を高いレスポンスで高精度にて制御できる。
【0045】又、移動装置101に超磁歪素子を用いた
場合、圧電素子を用いる場合と比べて、伝導ブラシを省
略することができることから、回転装置118における
モータの負荷を軽減できると共に、全体構成を極めて簡
略化できる。よって、回転装置118にて回転される部
分の慣性モーメントを極力小さくすることができ、塗布
装置の細径化が可能である。
【0046】以上のように構成される流体塗布装置10
0を用いた流体塗布動作について以下に説明する。該流
体塗布動作は、制御装置180にて動作制御され、制御
装置180の記憶部181には、塗布する流体に対応し
て該流体の吐出及び吐出遮断を行なうための上記軸方向
171への吐出用部材108の移動量、回転装置118
による上記周方向172への回転数のデータが格納され
ており、制御装置180はこれらの値に基づいて塗布動
作を制御する。変形例として、塗布する流体を入力する
ことで、上記δ1や上記移動量及び上記回転数を求める
ように構成してもよい。又、当該粒体塗布装置100を
組み立てたとき、上記吐出用部材108の上記吐出側端
面1083と、上記ノズル用部材1132の上記対向面
131との隙間、つまり上記第2隙間167の上記寸法
δは、0〜約50μmとなる。又、移動装置101によ
る吐出用部材108の移動量も上記約50μmである。
又、上記第1隙間162及び第2隙間163には、予め
流体供給装置165にて流体供給通路115を通して塗
布する流体175が注入されている。
【0047】まず、塗布する流体に対応させて、吐出用
部材108の吐出側端面1083及び中心シャフト10
9の先端面1091がほぼ上記隙間寸法δ1にて位置す
るように、移動装置101の超磁歪素子に電流を供給し
て超磁歪ロッド105を軸方向171に沿って移動させ
ておく。次に、上記回転装置118を動作させて、吐出
用部材108を上記周方向172へ回転させる。該回転
開始により、吐出用部材108の上記移動用溝134に
て上記第1隙間162に存在する流体175は、第2隙
間163側へ移動され、該流体175には上記供給圧力
が発生するとともに、中心シャフト109及び吐出用部
材108の上記吐出側端面1083における上記遮断用
溝132にて上記シール圧力が発生する。上記吐出側端
面1083及び上記先端面1091がほぼ上記隙間寸法
δ1に配置されていることから、上述のように上記供給
圧力と上記シール圧力とは均衡しており、第2隙間16
3に存在する流体175が吐出用通路1135へ供給さ
れることはなく、現時点では塗布動作は行なわれない。
【0048】次に、移動装置101の超磁歪素子に電流
を供給して超磁歪ロッド105を軸方向171に沿って
移動させる。該移動により、上記隙間寸法δ1を境とし
て吐出用部材108の吐出側端面1083が軸方向17
1に移動することで、上記供給圧力と上記シール圧力と
の均衡状態がくずれ、既に説明したように流体175の
吐出、及び吐出停止を行なうことができ、塗布動作が行
なわれる。
【0049】以上説明したように本実施形態の流体塗布
装置100によれば、上記供給圧力と上記シール圧力と
が均衡する均衡位置に、本実施形態では上記中心シャフ
ト109の上記先端面1091及び、上記吐出用部材1
08の上記吐出側端面1083を配置させ、さらに、吐
出用部材108を上記周方向172に回転させながら上
記軸方向171に上、下動させて上記第2隙間163の
隙間寸法δを変化させ、上記供給圧力と上記シール圧力
との均衡をくずすことで流体175の吐出及び吐出停止
を行なう。さらに上記第2隙間163を変化させる移動
装置101に上記超磁歪ロッド105を用いたことか
ら、上述のような微小な移動を実現でき、よって高速で
間欠的に微少量かつ高精度にて流体供給が可能となる。
【0050】又、塗布される流体に粉粒体を含む場合で
も、従来のようにニードルバルブを有する構成ではない
ので、粉粒体の圧搾破損による流路の閉塞等のトラブル
を発生することはない。したがって本実施形態の流体塗
布装置100は、表面実装の塗布用、PDPや、CRT
ディスプレイにおける蛍光体塗布用、液晶パネルのシー
ル材塗布用等に用いれば、その長所をいかんなく発揮で
き、その効果は絶大である。
【0051】次に、上述の実施形態の流体塗布装置10
0の他の実施形態である流体塗布装置200について説
明する。該流体塗布装置200は、図6に示すように、
上記流体塗布装置100に備わる中心シャフト109を
削除するとともに、該削除に伴いバイアスバネ127も
削除している。その他の構造は、流体塗布装置100に
同じである。即ち、流体塗布装置200では、上記リア
側永久磁石104に対応するリア側永久磁石204、上
記超磁歪ロッド105に対応する超磁歪ロッド205、
上記フロント側永久磁石106に対応するフロント側永
久磁石206、上記フロント側ヨーク107に対応する
フロント側ヨーク207、上記吐出用部材108に対応
する吐出用部材208は、それぞれ中実の部材にてな
る。又、バイアスバネ127、128は、少なくとも一
方を設ければ良く、当該流体塗布装置200では、フロ
ント側にのみバイアスバネ128を設けている。又、吐
出用部材208には、その吐出側端面2083に上記遮
断用溝132を設けている。
【0052】該流体塗布装置200では、上記中心シャ
フト109が存在しないことから、吐出用部材208が
ノズル用部材1132側へ移動したときでも、図5を参
照して説明した上記凹部167が形成されることはない
ので、第2隙間163の容積減少を吸収することはでき
ない。しかしながら、電磁歪素子における5〜10μm
程度の伸び量は、上記容積減少に伴う問題を生じさせな
い場合には、中心シャフト109が無いことや、バイア
スバネが片方で良いことから、構造が簡単で、製作、メ
ンテナンスが容易になり、より使い勝手の良い流体塗布
装置を提洪することができる。
【0053】又、上記変位検出センサ129を利用した
他の実施形態として以下の構成を採ることもできる。即
ち、上記吐出用部材108の上記吐出側端面1083
と、上記ノズル用部材1132の上記対向面131との
上記第2隙間167が上記均衡位置よりもはるかに大き
い寸法となるように吐出用部材108等を組み立てる。
つまり、この他の実施形態では、上記均衡位置を境とし
て吐出側端面1083を昇降させることで流体175の
吐出、吐出停止は制御せず、吐出用部材108の昇降動
作により流体175の吐出、吐出停止を制御する。その
際、吐出用部材108の昇降量を変位検出センサ129
にて測定し、該測定結果に基づいて流体175の吐出、
吐出停止動作を制御するように構成する。
【0054】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の第1態様の
流体塗布装置によれば、吐出用部材と、収納部材と、移
動装置と、回転装置と、移動用溝と、遮断用溝とを備
え、上記回転装置による上記吐出用部材の回転にて流体
に生じる供給圧力及びシール圧力が均衡する均衡位置を
境として、上記吐出用部材を回転させながら上記移動装
置に備わる電磁歪素子にて軸方向に移動させる。該移動
により上記供給圧力及び上記シール圧力の均衡をくず
し、上記流体の吐出及び吐出遮断を行なうように構成し
た。したがって、上記電磁歪素子を使用したことで上記
軸方向へ上記吐出用部材を微小に移動させることがで
き、かつ該移動に伴い圧力変化が生じることから、高速
で間欠的に微少量かつ高精度にて流体の塗布が可能であ
る。
【0055】又、上記収納部材及び吐出用部材は、上記
移動装置に対して着脱自在に構成していることから、上
記流体に接する吐出用部材のメンテナンスを容易に行な
うことができる。
【0056】又、変位検出器を備えることで、上記吐出
用部材の上記軸方向への移動量を検出できるので、上記
移動装置に対して上記吐出用部材の着脱を行なったと
き、第2隙間の寸法の再現性を容易に確保することがで
きる。
【0057】さらに又、容積減少防止用空間を形成する
中心シャフトを備えることで、吐出用部材の移動に伴う
第2隙間の容積の減少を補償することができ、不用意な
流体の吐出を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態における流体塗布装置の断
面図である。
【図2】 図1に示す流体塗布装置の吐出用部材部分の
拡大図である。
【図3】 図1に示す流体塗布装置に備わる遮断用溝の
形態を示す図である。
【図4】 図1に示す流体塗布装置において流体に生じ
る供給圧力及びシール圧力と、第2隙間との関係を示す
グラフである。
【図5】 図1に示す流体塗布装置の吐出用部材の先端
部分の拡大図である。
【図6】 図1に示す流体塗布装置の他の実施形態の流
体塗布装置の断面図である。
【図7】 従来の流体塗布装置の断面図である。
【符号の説明】
100…流体塗布装置、101…移動装置、108…吐
出用部材、109…中心シャフト、113…収納部材、
115…流体供給通路、118…回転装置、129…変
位検出センサ、131…対向面、132…遮断用溝、1
34…移動用溝、162…第1隙間、163…第2隙
間、167…凹部、175…流体、180…制御装置、
1082a…周囲面、1083…吐出用端面、1131
a…第1対向面、1135…吐出用通路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 園田 孝司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 大野 修治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 西川 英信 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中村 洋一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4F041 AA05 AB02 BA02 BA05 BA06 BA10 BA12 BA36 5E319 AA01 AC01 BB05 CC22 CC61 CD04 CD15 CD27 GG09 GG15

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗付する流体(175)の吐出動作を行
    なう円筒状の吐出用部材(108)と、 上記吐出用部材の直径方向に第1隙間(162)を介し
    て、及び軸方向に第2隙間(163)を介して上記吐出
    用部材を収納する凹形状を有し、かつ上記第1隙間へ上
    記流体を供給する流体供給通路(115)を有し、かつ
    上記第1隙間に供給され上記第2隙間へ移動した上記流
    体を外部へ吐出するための通路であって上記吐出用部材
    の中心軸に沿って延在し上記第2隙間に開口する吐出用
    通路(1135)を有する収納部材(113)と、 上記吐出用部材をその軸方向に沿って移動させ上記吐出
    用通路を通して上記流体の外部への吐出開始及び停止を
    制御する電磁歪素子(105)を有し、かつ上記吐出用
    部材及び上記収納部材と着脱自在な移動装置(101)
    と、 上記吐出用部材をその周方向に沿って回転させる回転装
    置(118)と、 上記第1隙間に面する上記吐出用部材の周囲面(108
    2a)及び上記収納部材の上記周囲面に対向する第1対
    向面(1131a)の少なくとも一方に設けられ、上記
    回転装置による上記吐出用部材の回転により上記第1隙
    間に存在する上記流体を上記第2隙間へ移動させる移動
    用溝(134)と、 上記第2隙間に面する上記吐出用部材の吐出側端面(1
    083)及び上記収納部材の上記吐出側端面に対向する
    第2対向面(131)の少なくとも一方に設けられ、上
    記回転装置にて上記吐出用部材が回転しているとき上記
    吐出用通路からの上記流体の吐出を停止する遮断用溝
    (132)と、を備えたことを特徴とする流体塗布装
    置。
  2. 【請求項2】 上記移動装置に対して、上記吐出用部材
    の上記軸方向への変位であって上記第2隙間の寸法再現
    用の変位を検出する変位検出器(129)をさらに備え
    た、請求項1記載の流体塗布装置。
  3. 【請求項3】 上記収納部材は、上記移動装置に備わる
    ハウジング(112)に締結部材(164)にて着脱自
    在に取り付けられ、上記吐出用部材は、上記移動装置に
    備わるヨーク部材(107)に締結部材(161)にて
    着脱自在に取り付けられる、請求項1又は2記載の流体
    塗布装置。
  4. 【請求項4】 上記吐出用部材に対して上記軸方向へ滑
    動自在な状態にて上記吐出用部材に嵌合され、かつ上記
    軸方向に沿って上記吐出用部材の中心部を通って延在し
    て上記回転装置に連結されて上記周方向へ回転される中
    心シャフト(109)であって、上記吐出用部材の上記
    吐出側端面を構成し、かつ上記移動装置にて上記軸方向
    に沿って上記吐出用部材が上記収納部材側へ移動したと
    き、相対的に上記吐出用部材内へ収納されて上記第2隙
    間の全容積の減少を防止する容積減少防止用空間(16
    7)を形成する中心シャフトをさらに備えた、請求項1
    から3のいずれかに記載の流体塗布装置。
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