JP2002320357A - モータ及び携帯電話 - Google Patents
モータ及び携帯電話Info
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Abstract
際、回路基板上で安定して載置させるようにしたモータ
を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明によるモータ1において、ターミ
ナル8は、モータ本体Aから前端に向けて延在する第1
の部分11と、第1の部分11の前端から後端に向けて
延在する第2の部分12とを有する。これにより、モー
タ本体Aの後端に位置するターミナル8の接地部14に
向けて第2の部分12を延在させることができる。更
に、第1の部分11の幅Mに対して第2の部分12の幅
Nを小さくすることで、第2の部分12を第1の部分1
1に対して撓み易くし、これにより、ターミナル8の接
地性を向上させると同時に、モータ1の据わり性をも良
好にする。
Description
器(例えば携帯電話)に内蔵させて、呼び出し機能の振
動発生源として利用される小型のモータ及びそのモータ
を利用してなる携帯電話に関するものである。
公昭62−23248号公報や特開平11−13690
1号公報がある。前者の公報によれば、モータブラシに
電流を供給するモータ端子は可撓性を有し、この弾性反
撥力を積極的に利用する技術が提案されている。また、
後者の公報に記載された小型モータ100は、図6に示
すように、携帯電話等の通信機器に対して組み込み易く
したものであり、出力軸103には分銅104が固定さ
れ、モータ100の胴部100aには、前方に延びる通
電端子102がブラケット105を介して固定されてい
る。バネ板からなるこのような通電端子102を利用す
ると、回路基板101にモータ100を固定させる際
に、半田付けの必要がなく、生産能率の向上が図られ
る。
た従来のモータには、次のような課題が存在している。
すなわち、図6に示すように、機器の組立てにおいて、
回路基板101上にモータ100を置いた場合、通電端
子102が斜め前方に延びているので、端子102の前
端が回路基板101に接地することになり、モータ10
0の重量バランスからいっても、不安定な状態でモータ
100が回路基板101上に置かれることになる。そし
て、携帯電話等の組立て作業を行う際、携帯電話等の蓋
によってモータ100を上から押さえ込むことが必要で
あるが、図6の状態で組立て作業が行われると、上方か
らの押え込み力(矢印参照)によりモータ100が図面
左方へズレ、回路基板101上の所定の電気接点101
aから端子102が外れてしまう虞れがあり、組立て作
業性に劣っているといった問題点がある。
されたもので、特に、モータを機器内に組み込む際、回
路基板上で安定して載置させるようにしたモータを提供
することを目的とする。また、本発明は、上述した目的
を有するモータが組み込まれた携帯電話を提供すること
をも目的とする。
モータ本体の前端から出力軸を突出させてなるモータに
おいて、モータ本体には、外部から所定の電圧を供給す
るターミナルを有し、このターミナルの接地部は、モー
タ本体の胴部側で後端に近接させて配置させると共に、
出力軸に対して略直交する方向に弾性力を有し、弾性材
からなるターミナルは、モータ本体から前端に向けて延
在する第1の部分と、第1の部分の前端から後端に向け
て延在する第2の部分とを備え、第1の部分の幅に対し
て第2の部分の幅を小さくしたことを特徴とする。
部をモータ本体の胴部側に配置させると同時に、出力軸
と対向させるようにモータ本体の後端に配置させてい
る。この発明は、モータの組み込み時において、回路基
板上の所定箇所にターミナルの接地部が導通接触するよ
うに、回路基板上にモータが置かれることを意図した創
作である。すなわち、回路基板上にモータを置いた場合
に、ターミナルに弾性力をもたせている関係上、モータ
が回路基板上で安定していることが必要となり、これを
解決するために、出力軸に対向させるようにターミナル
の接地部を、モータ本体の後端近傍に配置させ、回路基
板上でモータの支持バランスをとり、モータの据わりを
良好にした。また、モータの前方で高速回転する出力軸
自体の回転バランスを保つ上でも、モータ本体の後端に
ターミナルの接地部をもってくることは、非常に有意義
である。更に、ターミナルは、モータ本体から前端に向
けて延在する第1の部分と、第1の部分の前端から後端
に向けて延在する第2の部分とを有する。これにより、
モータ本体の後端に位置するターミナルの接地部に向け
て第2の部分を延在させることができ、前述したような
効果をもったターミナル構成を可能にする。更に、第1
の部分の幅に対して第2の部分の幅を小さくすること
で、第2の部分を第1の部分に対して撓み易くし、これ
により、ターミナルの接地性を向上させると同時に、前
述したような据わり性をも良好にする。このような構成
によって、簡単な構造で安価にターミナルを形成するこ
とができ、結果的に製造コストの低減が図られることに
なる。
を偏心固定させると好ましい。このような構成を採用し
た場合、振動モータとして適切に構成させることがで
き、携帯電話等の通信機器にモータを組み込むことが容
易となる。
端から出力軸を突出させてなるモータを備えた携帯電話
において、モータ本体には、外部から所定の電圧を供給
するターミナルを有し、このターミナルの接地部は、モ
ータ本体の胴部側で後端に近接させて配置させると共
に、出力軸に対して略直交する方向に弾性力を有し、弾
性材からなるターミナルは、モータ本体から前端に向け
て延在する第1の部分と、第1の部分の前端から後端に
向けて延在する第2の部分とを備え、第1の部分の幅に
対して第2の部分の幅を小さくしたモータを備えたこと
を特徴とする。
銅を偏心固定させると好ましい。このような構成を採用
した場合、振動モータとして適切に構成させることがで
き、携帯電話を適切に振動させることができる。
好適な一実施形態について詳細に説明する。
アードモータからなると共に、直径約4mmで長さ約1
0mmの円筒形状の金属製モータケース(胴部)2をも
ったモータ本体Aを備え、小型化が図られている。モー
タケース2の内壁面には、N,S極をもった永久磁石か
らなる固定子が固定され、モータケース2の内部には、
鉄芯にコイルが巻かれた回転子が収容されている。この
回転子の中心には、軸受で支持された出力軸3が固定さ
れ、この出力軸3の先端部は、モータケース2の前端部
分を貫通するように延在する。
3の後端には整流子が固定され、この整流子には一対の
ブラシが摺動接触している。各ブラシには、板状の端子
4が固定され、各端子4の後端は、モータケース2の後
端に固定されたブラケット5から突出させている。そし
て、出力軸3の先端部分には、略半円柱状の分銅6がカ
シメられ、若しくは圧入され、分銅6は、出力軸3に偏
心固定されている。従って、出力軸3の回転力で分銅6
を振り回すことによって、モータケース2自体を振動さ
せることができる。このような分銅付きモータ1は、携
帯用小型無線呼出器や携帯電話等でその筺体を振動させ
て、利用者に着信を呼びかける場合に利用される。
電話に設けられた回路基板7の所定の電気接点との電気
的接続をワンタッチで可能ならしめるためのターミナル
8が設けられている。各ターミナル8は、それぞれの端
子4に対応して設けられ、外部からの所定の電圧をブラ
シに印加させるためのものである。各ターミナル8の基
端は各端子4に半田Sを介してモータ本体Aに固定され
ている。そして、ターミナル8は、薄いバネ板から形成
され、ターミナル8自体にバネ性をもたせている。
路基板7上に配置させ、その状態で、図示しない機器の
蓋などによって、矢印Z方向にモータ1を上から押さえ
込むような組み込み作業が可能になる。この場合、二点
鎖線で示すように、ターミナル8が弾性変形し、所定の
付勢力をもった状態で、ターミナル8と回路基板7の電
気接点との接続が確実になされる。
げ加工により形成される。このターミナル8は、図1及
び図5に示すように、モータ本体Aの端子4に半田Sを
介して固定される取付け部分10を有し、この取付け部
分10は、ブラケット5の端面に沿うようにして径方向
に延びている。更に、ターミナル8は、この取付け部分
10の下端で内方(分銅6に向かう側)に向けて直角に
折り曲げられた第1の部分11を有し、この第1の部分
11は、モータ本体Aの前端に向けて、モータケース2
の周面に沿うように、出力軸3に対して略平行に延在す
る。
前端をU字状に折り返した折り曲げ部位Bを介して、モ
ータ本体Aの後端に向けて第1の部分11に略平行に延
在させる第2の部分12を有している。この第2の部分
12は、第1の部分11の略半分近くまで延在する。タ
ーミナル8は、第2の部分12の後端から外方に向け突
出させるように折り曲げた第3の部分13を有してい
る。更に、第3の部分13の後端に形成した湾曲部13
aの頂部には、表面にAuメッキ処理がなされた接地部
14が膨出形成され、このような接地部14によって、
回路基板7の所定の電気接点との電気的接続を確実にす
る。
の幅Mに対して、第2の部分12の幅Nを小さくする。
これにより、第2の部分12を第1の部分11に対して
撓み易くし、その結果、ターミナル8の接地性を向上さ
せると同時に、回路基板7上におけるモータ1の据わり
性をも良好になる。
ーミナル8は、モータケース2の後端において、モータ
ケース2から径方向に突出する脚部17のスリット17
a(図2参照)内に収容され、スリット17aから第3
の部分13を露出させている。その結果、取り扱う際に
破損し易いターミナル8全体を露出させることなく、電
気的接合に必要な部分の目視が容易になり、機器への組
み込み作業性の向上が図られる。また、図2に示すよう
に、連続してなる第2の部分12及び第3の部分13の
幅は、モータ本体Aの後端に向かうにつれて徐々に小さ
くなるような、先細になっている。これによって、第3
の部分13での撓み性を良好にし、しかも、第3の部分
13の弾性変形に際し、スリット17a内に第3の部分
13をスムーズに入り込ませることが可能である。
は、モータ本体Aのモータケース2(胴部)側で後端に
近接させて設けられると共に、出力軸3に対して略直交
する方向に弾性力を有することになる。また、このよう
なターミナル8の採用により、簡単な構造で安価にター
ミナルを形成することができ、結果的に製造コストの低
減が図られることになる。
み込む際、回路基板7上にモータ1を置くと、モータ1
や分銅6の重さにより、第3の部分13が第1の部分1
1に近づくようにターミナル8が変形する。このよう
に、出力軸3に対向させるように、ターミナル8の接地
部14を、モータ本体Aの後端近傍に配置させること
で、回路基板7上におけるモータ1の支持バランスを良
好にすることができ、モータ1の据わりが極めて良くな
る。更に、モータ1の前方で高速回転する出力軸3自体
の回転バランスを保つ上でも、ターミナル8の接地部1
4をモータ本体Aの後端に配置させることは、有意義で
ある。
点鎖線で示すようにゴム製のホルダ16によって覆われ
ている。これによって、モータ1が分銅6によって振動
する際に、機器の筺体から不必要な振動音が発生しない
ようにしている。そして、ターミナル8の第3の部分1
3は、ホルダ16に形成したスリット状の溝16aを介
して外部に露出させている。
端から出力軸を突出させてなるモータにおいて、モータ
本体には、外部から所定の電圧を供給するターミナルを
有し、このターミナルの接地部は、モータ本体の胴部側
で後端に近接させて配置させると共に、出力軸に対して
略直交する方向に弾性力を有し、弾性材からなるターミ
ナルは、モータ本体から前端に向けて延在する第1の部
分と、第1の部分の前端から後端に向けて延在する第2
の部分とを備え、第1の部分の幅に対して第2の部分の
幅を小さくしたことにより、モータを機器内に組み込む
際、回路基板上でモータを安定して載置させることがで
きる。
モータを携帯電話内に組み込む際、回路基板上でモータ
を安定して載置させることができる。
である。
斜視図である。
6…分銅、8…ターミナル、11…第1の部分、12…
第2の部分、13…第3の部分、14…接地部、A…モ
ータ本体、B…折り曲げ部、M…第1の部分の幅、N…
第2の部分の幅。
Claims (3)
- 【請求項1】 モータ本体の前端から出力軸を突出させ
てなるモータにおいて、 前記モータ本体には、外部から所定の電圧を供給するタ
ーミナルを有し、このターミナルの接地部は、モータ本
体の胴部側で後端に近接させて配置させると共に、前記
出力軸に対して略直交する方向に弾性力を有し、 弾性材からなる前記ターミナルは、前記モータ本体から
前記前端に向けて延在する第1の部分と、前記第1の部
分の前端から前記後端に向けて延在する第2の部分とを
備え、前記第1の部分の幅に対して前記第2の部分の幅
を小さくしたことを特徴とするモータ。 - 【請求項2】 前記出力軸に、分銅を偏心固定させたこ
とを特徴とする請求項1記載のモータ。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のモータを備えたこ
とを特徴とする携帯電話。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002040692A JP3737765B2 (ja) | 2002-02-18 | 2002-02-18 | モータ及び携帯電話 |
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- 2002-02-18 JP JP2002040692A patent/JP3737765B2/ja not_active Expired - Lifetime
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