JP2008193791A - 振動モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ブラシ端子に対するターミナルの半田付け強度を低下させることなく、ブラシ端子に対するターミナルの位置調整を可能にした振動モータを提供する。
【解決手段】この振動モータにあっては、ブラシ端子4の延在方向Rにおいて、接合予定辺Sの長さがブラシ端子4の延在方向Rの長さより長い。従って、ブラシ端子4の延在方向Rにターミナル8を変位させると、ブラシ端子4は、接合予定辺Sの長さの範囲内に常に存在することになるので、ブラシ端子4に対するターミナル8の位置調整を行っても、常に予定した半田量によって、ブラシ端子4にターミナル8を確実に半田付けすることができ、半田付け強度の低下に伴うターミナル8の脱落防止が起き難い。
【選択図】図2

Description

本発明は、特に、携帯通信機器(例えば携帯電話)に内蔵されて、呼び出し機能の振動発生源として利用される小型の振動モータに関するものである。
従来、このような分野の技術として、特開平11−299167号公報がある。この公報に記載されたモータは、モータ本体の後端に固定された樹脂製のブラケットを有し、このブラケットから一対のブラシ端子(モータ端子)が突出する。各ブラシ端子には、ターミナルが半田によって固定され、ターミナルの一端には、ターミナルをL字状に曲げてなる足部(リフロー部)が形成され、ターミナルの他端には、ブラシ端子の差し込みを可能にするスリットが形成されている。このスリットは、一端が開放され、ブラシ端子の差込みを容易にしている。
特開平11−299167号公報
前述した従来のモータにおいて、ターミナルの半田予定部分はクサビ状に形成され、この部分にスリットが形成されている。しかしながら、スリットの長さは、ブラシ端子の長さと略同じ長さに形成され、スリットに対するブラシ端子の差込み深さを加減することで、ターミナルにおける足部の高さ位置調整は可能であるが、スリット内にブラシ端子が差し込まれる深さが浅くなると、半田付け可能な領域が狭くなり、ブラシ端子に対するターミナルの半田付け強度が低下し、ターミナルがモータから脱落し易くなるといった問題点がある。特に振動モータの場合は、分銅の高速回転に伴ってターミナルも常に高速振動し続けるので、半田の脱落が起きやすい。
本発明は、ブラシ端子に対するターミナルの半田付け強度を低下させることなく、ブラシ端子に対するターミナルの位置調整を可能にした振動モータを提供することを目的とする。
本発明に係る振動モータは、モータ本体の前端側で突出した回転軸に分銅が固定され、モータ本体の後端に設けられたブラケットからブラシ端子が突出し、このブラシ端子にターミナルが半田付けされてなる振動モータにおいて、
回転軸に対して直交する方向に延在する左右一対の直状のブラシ端子は平行に配置され、ターミナルは、ブラシ端子の延在方向に対して平行に延在する直状の接合予定辺を有し、ブラシ端子の延在方向において、接合予定辺の長さは、ブラシ端子の延在方向の長さより長いことを特徴とする。
この振動モータにあっては、ブラシ端子の延在方向において、接合予定辺の長さがブラシ端子の延在方向の長さより長い。従って、ブラシ端子の延在方向にターミナルを変位させると、ブラシ端子は、接合予定辺の長さの範囲内に常に存在することになるので、ブラシ端子に対するターミナルの位置調整を行っても、常に予定した半田量によって、ブラシ端子にターミナルを確実に半田付けすることができ、半田付け強度の低下に伴うターミナルの脱落防止が起き難い。このような構成は、分銅の高速回転に伴ってターミナルも常に高速振動し続ける小型の振動モータに特に効果的であり、モータが小型化されるにつれて、半田付け領域の確保が難しくなる事態も解消されている。
また、ターミナルは、ブラシ端子の延在方向と同一方向に延在するブラケット取付け部と、ブラケット取付け部に形成されてブラシ端子に対向して配置された直状の接合予定辺と、ブラケット取付け部の一端に連結されてブラケットから突出する足部と、ブラケット取付け部の他端でブラシ端子の延在方向に延在すると共に、ブラケットに設けられた差込み溝内に挿入可能な差込み片とを有すると好適である。
このような構成は、携帯電話などの回路基板上にリフロー半田によってターミナルを固定するタイプのモータである。このタイプの振動モータでは、リフローによる半田付けにあたって、回路基板上で振動モータを安定させておかなくてはならないので、足部の高さ調整が重要である。そこで、足部の高さ調整を行う際に、ターミナルの差込み片がブラケットの差込み溝部内に入り込むので、ブラケットからターミナルが外れないようにしながら、足部の高さ調整を確実に行うことができる。
また、差込み片には、ブラケットの差込み溝を形成する壁面に食い込む爪部が突出していると好適である。このような構成を採用すると、足部の高さ調整を行う際、差込み溝を形成する壁面に爪部が食い込んでいるので、ブラケットに対してターミナルを仮止め状態にして、足部の微細な高さ調整を容易に行うことができる。
また、ブラケットには、モータ本体のハウジング部の表面に沿って配置された台座部が一体に形成され、ターミナルは、ブラシ端子の延在方向と同一方向に延在するブラケット取付け部と、ブラケット取付け部に形成されてブラシ端子に対向して配置された直状の接合予定辺と、ブラケット取付け部の一端に連結されて台座部内に収容された弾性脚部とを有すると好適である。
このような構成は、モータ本体を上から押さえ付けるようにしてターミナルの弾性脚部の接地部分を携帯電話などの回路基板に押し付けて固定するタイプの振動モータである。このタイプの振動モータは、分銅の回転時に、携帯電話などの回路基板と分銅との接触を起こさないために、分銅の回転半径の大きさに合わせて、台座部の高さを様々に変える必要がある。例えば、回転半径が大きな分銅(質量の大きな分銅)を利用する場合、台座部の高さを高くする必要があり、回転半径が小さな分銅(質量の小さな分銅)を利用する場合、台座部の高さを低くする必要がある。そこで、本発明に適用されるターミナルは、台座部に収容される弾性脚部の形状を変更することなく、様々な高さ寸法の台座部への適合を可能にし、常に予定した半田量によって、ブラシ端子にターミナルを確実に半田付けすることができ、半田付け強度の低下に伴うターミナルの脱落防止を起き難くしている。
本発明によれば、ブラシ端子に対するターミナルの半田付け強度を低下させることなく、ブラシ端子に対するターミナルの位置調整を可能にしている。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る振動モータの好適な実施形態について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1及び図2に示すように、振動モータ1は、コアードモータからなると共に、直径約4mmで長さ約10mmの円筒形状の金属製ハウジング部2を有するモータ本体Aを備え、小型化が図られている。モータ本体Aにおいて、ハウジング部2の内壁面には、N,S極をもった永久磁石からなる固定子が固定され、ハウジング部2の内部には、鉄芯にコイルが巻かれた回転子が収容されている。この回転子の中心には、軸受で支持された回転軸3が固定され、この回転軸3の先端部分は、モータ本体Aの前端側で突出している。
さらに、ハウジング部2内において、回転軸3の後端には整流子が固定され、この整流子には、左右一対のブラシが摺動接触している。各ブラシには、回転軸3に対して直交する方向に延在する左右一対の板状のブラシ端子4が固定されている。対向して平行な状態で配置された各ブラシ端子4の後端は、モータ本体Aの後端に設けられた樹脂製のブラケット5から突出し、ブラケット5の本体部5Aは、ハウジング部2の後端の開口に蓋をするようにハウジング部2に固定されている。また、このブラケット5には、後述するターミナル8の弾性脚部11を収容するための台座部7が本体部5Aに一体的に成形され、この台座部7は、モータ本体Aのハウジング部2の表面に沿って後端側から前方に向かって突出している。
さらに、回転軸3の先端部分には、略半円柱状の分銅6が加締め又は圧入によって固定され、分銅6の重心は、回転軸3の回転軸線に対して偏心している。従って、回転軸3の回転力で分銅6を高速回転させることによって、ハウジング部2自体を高速で振動させることができる。このような分銅付き振動モータ1は、例えば、携帯用小型無線呼出器や携帯電話等の機器の筺体を振動させて、利用者に着信を呼びかける場合に利用される。
この振動モータ1は、モータ本体Aを上から押さえ付けるようにして携帯電話等などの回路基板(図示せず)に押し付けて固定するタイプである。そこで、モータ本体Aには、ブラシ端子4と回路基板(図示せず)の所定の電気接点との電気的接続をワンタッチで可能ならしめるためのターミナル8が設けられている。各ターミナル8は、それぞれのブラシ端子4に対応して設けられ、外部からの所定の電圧をブラシに印加させるためのものであり、左右対称な形状をなしている。
各ターミナル8は、薄いバネ板の折り曲げ加工により形成される。このターミナル8は、図3及び図4に示すように、モータ本体Aのブラシ端子4に半田H(図1及び図2参照)を介して固定されるブラケット取付け部10を有し、このブラケット取付け部10は、ブラケット5の本体部5Aの平坦な背面5Aaに沿うようにして延在し、この背面5Aaは回転軸3に直交する。
さらに、ターミナル8には、ブラケット取付け部10の下端に連結された弾性脚部11が設けられている。この弾性脚部11は、ブラケット取付け部10に対して直角に折り曲げられて回転軸3に対して平行に延在する第1の部分11aと、第1の部分11aの前端をU字状に折り返した部位Bを介して第1の部分11aに対し略平行に延在する第2の部分11bと、第2の部分11bの後端から外方に向け突出するように折り曲げられた第3の部分11cとを有している。さらに、第3の部分11cは、略V字状に形成され、その頂部には、表面にAuメッキ処理がなされた接地部14が膨出して形成され、このような接地部14によって、回路基板(図示せず)の所定の電気接点との電気的接続を確実にしている。
このような形成の弾性脚部11は、樹脂製のブラケット5の本体部5Aと一体をなす台座部7に形成された断面コ字状のスリット7a内にそれぞれ収容されている。ブラケット5の後方から矢印P(図1参照)方向に脚部11をブラケット5へ装着すると、各スリット7a内に脚部11の第1及び第2の部分11a,11bが入り込む。このとき、スリット7aを形成する壁面に、第1の部分11aから突出するクサビ部15が食い込み、脚部11が台座部7に固定され、このクサビ部15は、半田Hによってターミナル8とブラシ端子4とを半田付けする前のターミナル8の仮止め作業に利用される。さらに、脚部11の第3の部分11cのみを、台座部7から露出させる結果として、破損し易い弾性脚部11全体を露出させることなく、電気的接合に必要な部分の目視が容易になり、機器への組み込み作業性の向上が図られる。
このように、ターミナル8の接地部14は、モータ本体Aの後端側に配置されると共に、回転軸3に対して略直交する方向に弾性力を有することになる。また、折り曲げ形成させたターミナル8の採用により、簡単な構造で安価にターミナルを形成することができ、結果的に製造コストの低減が図られることになる。
また、振動モータ1を携帯電話等の機器に組み込む際、回路基板(図示せず)上にモータ1を置いて上から押さえると、第3の部分11cの接地部14が第1の部分11aに近づくように弾性脚部11が変形する。このように、ターミナル8の接地部14を、モータ本体Aの後端近傍に配置させることで、回路基板(図示せず)上における振動モータ1の支持バランスを良好にすることができ、回路基板(図示せず)上での振動モータ1の据わりが極めて良くなる。更に、モータ1の前方で高速回転する回転軸3自体の回転バランスを保つ上でも、ターミナル8の接地部14をモータ本体Aの後端に配置させることは、有意義である。
なお、モータ本体Aは、二点鎖線で示されるゴム製のホルダ16(図1参照)によって覆われている。これによって、振動モータ1が分銅6によって振動する際に、機器の筺体から不必要な振動音が発生しないようにしている。また、ホルダ16には、台座部7を露出させるための開口部が設けられている。
このように構成した振動モータ1では、様々な大きさの分銅が利用される。そして、分銅6の回転時に、携帯電話などの回路基板と分銅との接触を起こさないために、分銅6の回転半径の大きさに合わせて、台座部7の高さを様々に変える必要がある。
例えば、図5及び図6に示すように、回転半径が大きな分銅(質量の大きな分銅)6Aを利用する場合、振動モータ1Aのブラケット9の本体5Bに一体に設けられた台座部7Aの高さHを高くする必要があり、図1及び図2に示すように、回転半径が小さな分銅(質量の小さな分銅)6を利用する場合、台座部7の高さHを低くする必要がある。
そこで、図1〜図4に示すように、ターミナル8のブラケット取付け部10は、ブラシ端子4の延在方向Rと同一方向に延在し、弾性脚部11に接続される幅の広い基部20と、接合予定辺Sが設けられて、半田領域確保のために略同一幅で延在する直状の半田予定部21とからなる。さらに、ブラケット取付け部10の半田予定部21には、ブラシ端子4に対向して配置された直状の接合予定辺Sが設けられている。この接合予定辺Sは、平行に延在する左右一対の直状のブラシ端子4の延在方向Rに対して平行に延在する。そして、ブラシ端子4の延在方向Rにおいて、接合予定辺Sの長さL1は、ブラシ端子4の延在方向Rの長さL2より長くなっている。
このような構成のターミナル8を採用することで、台座部7,7Aに収容される弾性脚部11の形状を変更することなく、様々な高さ寸法の台座部7,7Aへの適合を可能にし、常に一定な半田量によって、ブラシ端子4にターミナル8の半田予定部21を半田Hを介して確実に固定でき、半田付け強度の低下に伴うターミナル8の脱落防止を起き難くしている。
また、ブラシ端子4の延在方向Rにおいて、接合予定辺Sの長さがブラシ端子4の延在方向Rの長さより長いので、ブラシ端子4を、接合予定辺Sの長さの範囲内に常に存在させることができるので、台座部7の高さHが変わっても、ブラシ端子4とターミナル8との半田付け可能な領域が狭くなることがない。従って、略同一幅の半田予定部21により、常に一定の半田量で、ブラシ端子4にターミナル8を確実に半田付けすることができ、半田付け強度の低下に伴うターミナル8の脱落防止が起き難い。このような構成は、分銅6の高速回転に伴ってターミナル8も常に高速振動し続ける小型の振動モータ1に特に効果的であり、モータが小型化されるにつれて、半田付け領域の確保が難しくなる事態も解消されている。
[第2の実施形態]
図7〜図9に示すように、振動モータ30は、コアードモータからなると共に、直径約4mmで長さ約10mmの円筒形状の金属製ハウジング部32を有するモータ本体A1を備え、小型化が図られている。モータ本体A1において、ハウジング部32の内壁面には、N,S極をもった永久磁石からなる固定子が固定され、ハウジング部32の内部には、鉄芯にコイルが巻かれた回転子が収容されている。この回転子の中心には、軸受で支持された回転軸33が固定され、この回転軸33の先端部分は、モータ本体A1の前端側で突出している。
さらに、ハウジング部32内において、回転軸33の後端には整流子が固定され、この整流子には左右一対のブラシが摺動接触している。各ブラシには、回転軸3に対して直交する方向に延在する左右一対の板状のブラシ端子34が固定されている。対向して平行な状態で配置された各ブラシ端子34の後端は、モータ本体A1の後端に設けられた樹脂製のブラケット35から突出し、ブラケット35は、ハウジング部32の後端の開口に蓋をするようにハウジング部32に固定されている。
さらに、回転軸33の先端部分には、略半円柱状の分銅36が加締め又は圧入によって固定され、分銅36の重心は、回転軸33の回転軸線に対して偏心している。従って、回転軸33の回転力で分銅36を高速で回転させることによって、ハウジング部32自体を高速で振動させることができる。このような分銅付き振動モータ30は、例えば、携帯用小型無線呼出器や携帯電話等の機器の筺体を振動させて、利用者に着信を呼びかける場合に利用される。
この振動モータ30は、携帯電話などの回路基板D上にリフロー半田によってターミナル38を固定するタイプである。このタイプの振動モータ30では、リフローによる半田付けにあたって、回路基板D上で振動モータ30を安定させておかなくてはならないので、ターミナル38の下端に設けられた接地部となる足部41の高さ調整が重要になる。なお、また、モータ本体A1は、ステンレス製のホルダ37によって覆われ、ホルダ37もリフロー半田を介して回路基板Dに固定される。
そこで、このような目的達成のために、ブラケット35及びターミナル38に工夫が施されている。図10に示すように、ターミナル38は、ブラケット35の背面35Aに沿って、ブラシ端子34の延在方向Rと同一方向に延在するブラケット取付け部40と、ブラケット取付け部40の一端に連結されると共に、回転軸33の延在方向に着座面41aが設けられてブラケット35から突出する足部41とで構成されている。ブラケット取付け部40には、ブラシ端子34に対向して配置される直状の接合予定辺S1が形成され、ブラケット取付け部40は、ターミナル38の高さ調整時に、ブラケット35の平坦な背面35Aに沿って摺動する。なお、この背面35Aは回転軸33に直交する。
この接合予定辺S1は、ブラシ端子34の延在方向Rに対して平行に延在し、ブラシ端子34の延在方向Rにおいて、接合予定辺S1の長さL1は、ブラシ端子34の延在方向Rの長さL2より長くなっている。また、ブラケット取付け部40には、半田領域確保のために略同一幅で延在する直状の半田予定部40cが設けられ、この半田予定部40cには接合予定辺S1が形成されている。
このような接合予定辺S1をもったターミナル38の採用により、ブラケット35からターミナル38の足部41の着座面41aが最も突出している状態(図13参照)から、足部41を引っ込めるように、ブラシ端子34の延在方向Rにターミナル38を徐々に変位させ(図14及び図15参照)、最終的に、図7及び図8に示すように、ホルダ37の着座面37aと足部41の着座面41aとが同一平面上に揃うように、ターミナル38を変位させると、ブラシ端子34は、接合予定辺S1の長さの範囲内に常に存在させることができる。従って、ブラシ端子34に対するターミナル38の位置調整を行っても、略同一幅の半田予定部40cにより、ブラシ端子34とターミナル38との半田付け可能な領域が狭くなることがない。
そして、常に一定の半田量で、ブラシ端子34にターミナル38を半田Hを介して確実に固定でき、半田付け強度の低下に伴うターミナル38の脱落防止が起き難い。このような構成は、分銅36の高速回転に伴ってターミナル38も常に高速振動し続ける小型の振動モータ30に特に効果的であり、モータ30が小型化されるにつれて、半田付け領域の確保が難しくなる事態も解消されている。
さらに、図10に示すように、ブラケット取付け部40の上端には、ブラシ端子34の延在方向Rに突出する上側の差込み片40aが設けられ、ブラケット取付け部の40の下端には、ブラシ端子34と同一の方向に延在する下側の差込み片40bが設けられている。そして、図11及び図12に示すように、上側の差込み片40aは、ブラケット35の上端に形成された上側の差込み溝35a内に挿入可能であり、下側の差込み片40bは、ブラケット35の下端に形成された下側の差込み溝35b内に挿入可能である。
このような差込み片40a,40b及び差込み溝35a,35bの採用により、ブラケット35からターミナル38の足部41の着座面41aが最も突出している状態(図13参照)から、足部41を引っ込めるように、ブラシ端子34の延在方向Rにターミナル38を徐々に変位させ(図14及び図15参照)、最終的に、図7及び図8に示すように、ホルダ37の着座面37aと足部41の着座面41aとが同一平面上に揃うように、ターミナル38を変位させると、ターミナル38の変位に伴って、差込み片40a,40bは差込み溝35a,35b内に徐々に入り込んでゆく。従って、ブラケット35からターミナル38が外れないようにしながら、足部41の高さ調整を確実に行うことができる。
さらに、各差込み片40a,40bには、差込み溝35a,35bを形成する側壁面43,44への食い込みを可能にするように突出する爪部45,46が形成されている。このような構成の爪部45,46の採用により、図13〜図15及び図8に示すように、足部41の高さ調整の際、差込み溝35a,35bを形成する側壁面43,44に爪部45,46が徐々に食い込んでゆくので、ブラケット35に対してターミナル38を仮止め状態にして、足部41の微細な高さ調整を容易に行うことができる。なお、上側の爪部45は外側に向けて突出し、下側の爪部46は内側に向けて突出する。このような位置関係の爪部45,46を設けることで、安定した仮止めが達成される。
ブラケット35にターミナル38を組み付けるにあたって、矢印P1(図7参照)の方向からブラケット取付け部40をブラケット35の平坦な背面35Aに当接させる必要がある。そこで、ブラケット35には、ターミナル38の装填を可能にする切欠き部50が形成され、ターミナル38の下端には、矢印P1の方向で切欠き部50をターミナル38が通過できるように、絞り部40dが設けられている。
[第3の実施形態]
この第3実施形態では、第2実施形態と同一又は同等な構成部分に関して同一の符号を付し、その説明は省略する。
図16に示すように、ブラケット55に装着されるターミナル58のブラケット取付け部60には、半田領域を確保するために略同一幅で延在する直状の半田予定部60cが設けられている。そして、ブラシ端子34の延在方向Rにおいて、ターミナル58の接合予定辺S2の長さをブラシ端子34の延在方向Rの長さより長くすることにより、ブラシ端子34をターミナル58の接合予定辺S2の長さの範囲内に常に存在させることができるので、ブラシ端子34とターミナル58との半田付け可能な領域が狭くなることはない。
さらに、図16に示すように、ターミナル58の下側の差込み片60bには、外側に向けて突出する爪部63が設けられている。そして、ターミナル58をブラケット55に仮止めするにあたって、ターミナル58を下から押し上げると、この爪部63は、爪部46と同様に、差込み溝35bを形成する壁面65に徐々に食い込んでいく。このような爪部63を採用することで、第2実施形態に示された上側差込み片40a及びブラケット35の上側差込み溝35aを省略することができ、半田予定部60cの接合予定辺S2の長さを長くすることができる。
例えば、回転半径が大きな分銅を利用する場合、高さ方向においてホルダ(図示せず)及びブラケット55を高くする必要がある。そこで、大型の分銅66を採用するにあたり、図16に示された小型のブラケット55から図17に示した大型のブラケット70に変更しても、ターミナル58の設計を変更する必要がなく、大量生産に対して最適化を図ることができる。
本発明に係る振動モータの第1の実施形態を示す側面図である。 図1に示した振動モータの背面図である。 ターミナルを示す斜視図である。 左右のターミナルを示す背面図である。 第1実施形態に係る振動モータの変形例を示す側面図である。 図5に示した振動モータの背面図である。 本発明に係る振動モータの第2の実施形態を示す側面図である。 図7に示した振動モータの背面図である。 図7に示した振動モータを背面側から見た斜視図である。 左右のターミナルを示す斜視図である。 ブラケットを背面側から見た斜視図である。 ブラケットを背面側から見た斜視図である。 ブラケットにターミナルを装着した直後の状態を示す背面図である。 ターミナルの位置調整の途中を示す背面図である。 図14の側面図である。 本発明に係る振動モータの第3の実施形態を示す背面図である。 第3実施形態に係る振動モータの変形例を示す背面図である。
符号の説明
1,30…振動モータ、2,32…ハウジング部、3,33…回転軸、4,34…ブラシ端子、5,35,55,70…ブラケット、6,36…分銅、7…台座部、8,38,58…ターミナル、10,40,60…ブラケット取付け部、11…弾性脚部、35a…差込み溝、40a…差込み片、41…足部、43…側壁面(壁面)、45…爪部、A,A1…モータ本体、S,S1,S2…接合予定辺、H…半田、R…ブラシ端子の延在方向。

Claims (4)

  1. モータ本体の前端側で突出した回転軸に分銅が固定され、前記モータ本体の後端に設けられたブラケットからブラシ端子が突出し、このブラシ端子にターミナルが半田付けされてなる振動モータにおいて、
    前記回転軸に対して直交する方向に延在する左右一対の直状の前記ブラシ端子は平行に配置され、前記ターミナルは、前記ブラシ端子の延在方向に対して平行に延在する直状の接合予定辺を有し、前記ブラシ端子の延在方向において、前記接合予定辺の長さは、前記ブラシ端子の延在方向の長さより長いことを特徴とする振動モータ。
  2. 前記ターミナルは、
    前記ブラシ端子の延在方向と同一方向に延在するブラケット取付け部と、
    前記ブラケット取付け部に形成されて前記ブラシ端子に対向して配置された直状の前記接合予定辺と、
    前記ブラケット取付け部の一端に連結されて前記ブラケットから突出する足部と、
    前記ブラケット取付け部の他端で前記ブラシ端子の延在方向に延在すると共に、前記ブラケットに設けられた差込み溝内に挿入可能な差込み片とを有することを特徴とする請求項1記載の振動モータ。
  3. 前記差込み片には、前記ブラケットの前記差込み溝を形成する壁面に食い込む爪部が突出していることを特徴とする請求項2記載の振動モータ。
  4. 前記ブラケットには、前記モータ本体のハウジング部の表面に沿って配置された台座部が一体に形成され、
    前記ターミナルは、
    前記ブラシ端子の延在方向と同一方向に延在するブラケット取付け部と、
    前記ブラケット取付け部に形成されて前記ブラシ端子に対向して配置された直状の前記接合予定辺と、
    前記ブラケット取付け部の一端に連結されて前記台座部内に収容された弾性脚部とを有することを特徴とする請求項1記載の振動モータ。
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