JP2004008974A - 振動モータ - Google Patents

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鈴木 智
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Abstract

【課題】二種類の振動を発生させるようにした振動モータを提供する。
【解決手段】この振動モータ1においては、分銅6内部にガイド通路22を形成して、このガイド通路22の一端22aと他端22bとの間を転動体21が転がるようにした。更に、振動モータ1により二種類の振動を発生させるために、分銅6の遠心力方向において、出力軸3の回転中心Pからガイド通路22の一端22aまでの距離Lと、出力軸3の回転中心Pからガイド通路22の他端22bまでの距離Hとを異ならせた。従って、出力軸3の正転と逆転とで分銅6の重心位置を変化させることができ、出力軸3の正転と逆転を必要に応じて適宜切り換えることで、分銅6を利用した二種類の振動が得られる。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に、携帯通信機器(例えば携帯電話)、遊技機器又はマッサージ機器などに内蔵されて振動発生源として利用される振動モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、このような分野の技術として、特開2000−83348号公報などがある。この公報に記載された振動モータは、携帯電話等の通信機器に組み込んで利用するものであり、半円柱状に形成した分銅は、出力軸に対して圧入又は加締めによって固定されている。そして、出力軸を所定の回転速度で回転させ、分銅を携帯電話の筐体内で回転し続けることで、携帯電話の筐体を振動させている。このような振動は、着信音に代えて又は着信音と一緒に利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述した従来の振動モータには、次のような課題が存在している。すなわち、従来の振動モータに利用されている分銅は、断面が半円状又は扇状に形成され、モータの出力軸を正転させた場合と逆転させた場合とで、携帯電話等における筐体の固有振動数が変化しないよう、対称形状が採用されており、二種類の振動を発生させることはできない。なお、このような振動モータで二種類以上の振動を発生させる場合、モータへの通電をオン・オフ制御したり、モータに供給する電圧を変化させて、出力軸の回転速度を変えるなどの方策が考えられるが、これらは、分銅自体に何らかの対策を施して、複数種類の振動を発生させるものではない。
【0004】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、特に、二種類の振動を発生させるようにした振動モータを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る振動モータは、モータ本体の前端から突出した出力軸に分銅を固定してなる振動モータにおいて、分銅内には、転動体が転がるガイド通路が設けられ、分銅の遠心力方向において、出力軸の回転中心からガイド通路の一端までの距離と、出力軸の回転中心からガイド通路の他端までの距離とを異ならせたことを特徴とする。
【0006】
この振動モータにおいては、分銅内部にガイド通路を形成して、このガイド通路の一端と他端との間を転動体が転がるようにした。更に、振動モータにより二種類の振動を発生させるために、分銅の遠心力方向において、出力軸の回転中心からガイド通路の一端までの距離と、出力軸の回転中心からガイド通路の他端までの距離とを異ならせた。このような構成に基づいて出力軸を正転させた場合、モータの始動時において、転動体は、その慣性力によってガイド通路の一端に達し、その状態を維持したまま分銅は出力軸を中心に正転し続けることになる。同様に、出力軸を逆転させた場合、モータの始動時において、転動体は、慣性力によってガイド通路の他端に達し、その状態を維持したまま分銅は出力軸を中心に逆転し続けることになる。さらに、分銅内におけるガイド通路の一端と他端とは、出力軸における回転中心からの距離を異にした位置に設けられているので、出力軸の正転と逆転とで分銅の重心位置が変化する。従って、出力軸の正転と逆転を必要に応じて適宜切り換えると、分銅を利用した二種類の振動が得られることになる。
【0007】
また、ガイド通路は、出力軸の軸線に対して直交する回転平面上を延在すると共に、出力軸に向かうようにして湾曲した通路として形成されると好適である。このようなガイド通路を採用することで、モータの始動時において、ガイド通路の一端から他端までの間で、転動体をスムーズに移動させることができ、振動の迅速な切り換えが達成される。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明に係る振動モータの好適な実施形態について詳細に説明する。
【0009】
図1〜図3に示すように、振動モータ1は、コアードモータからなると共に、直径約4mmで長さ約10mmの円筒形状の金属製モータケース(胴部)2をもったモータ本体Aを備え、小型化が図られている。モータケース2の内壁面には、N,S極をもった永久磁石からなる固定子が固定され、モータケース2の内部には、鉄芯にコイルが巻かれた回転子が収容されている。この回転子の中心には、軸受で支持された出力軸3が固定され、この出力軸3の先端部は、モータケース2の前端部分を貫通するように延在する。
【0010】
更に、モータケース2内において、出力軸3の後端には整流子が固定され、この整流子には一対のブラシが摺動接触している。各ブラシには、板状の端子4が固定され、各端子4の後端は、モータケース2の後端に固定されたブラケット5から突出させている。また、モータ本体Aには、携帯電話などに設けられた回路基板7の所定の電気接点と端子4との電気的接続をワンタッチで可能ならしめるためのターミナル8が設けられている。
【0011】
各ターミナル8は、それぞれの端子4に対応して設けられ、外部からの所定の電圧をブラシに印加させるためのものである。各ターミナル8の基端は各端子4に半田Sを介してモータ本体Aに固定されている。さらに、各ターミナル8は、薄いバネ板から形成され、ターミナル8自体にバネ性をもたせている。そして、ターミナル8の接地部14は、モータ本体Aのモータケース2(胴部)側で後端に近接させて設けられると共に、出力軸3に対して略直交する方向に弾性力を有する。
【0012】
従って、図1に示すように、モータ1を回路基板7上に配置させ、その状態で、図示しない機器の蓋などによって、矢印Z方向にモータ1を上から押さえ込むような組み込み作業が可能になる。この場合、二点鎖線で示すように、ターミナル8が弾性変形し、所定の付勢力をもった状態で、ターミナル8と回路基板7の電気接点との接続が確実になされる。
【0013】
そして、ターミナル8の接地部14を、モータ本体Aの後端近傍に配置させることで、回路基板7上におけるモータ1の支持バランスを良好にすることができ、モータ1の据わり性が極めて良好になる。更に、モータ1の前方で高速回転する出力軸3自体の回転バランスを保つ上でも、ターミナル8の接地部14をモータ本体Aの後端に配置させることは、有意義である。
【0014】
なお、モータ本体Aは、図2及び図3の二点鎖線で示すようにゴム製のホルダ16によって覆われている。これによって、モータ1が後述する分銅6によって振動する際に、機器の筺体から不必要な振動音が発生しないようにしている。そして、ターミナル8は、ホルダ16に形成したスリット状の溝16aを介して外部に露出させている。
【0015】
ここで、振動モータ1を構成させるために、出力軸3の先端部分には、断面が略扇状でかつ出力軸3の軸線Sに沿って延在する分銅6が偏心固定されている。このような分銅6を出力軸3の回転力で振り回し続けることで、モータケース2自体を振動させることができる。このような分銅付きの振動モータ1は、携帯用小型無線呼出器や携帯電話等でその筺体を振動させて、利用者に着信を呼びかける場合に利用される。また、他の用途として、振動モータ1は、遊技機器の操作装置内に収容されたり、マッサージ機器のバイブレータ機能として利用される。
【0016】
図4及び図5に示すように、分銅6には、出力軸3を圧入するための軸挿入孔20が軸線Sに沿って形成されている。さらに、二種類の振動を得るために、分銅6の内部には、比重の大きな材質(例えばタングステン合金等)からなる球体(転動体)21を流動させるガイド通路22が設けられている。このガイド通路22は、出力軸3の軸線Sに対して直交する回転平面上(図5の紙面上)を延在すると共に、出力軸3に向かうようにして湾曲した通路として形成されている。このようなガイド通路22を採用すると、モータ1の始動時において、ガイド通路22の一端から他端までの間で、球体21をスムーズに流動させることができ、振動の迅速な切り換えが達成される。
【0017】
さらに、振動モータ1により二種類の振動を発生させるために、分銅6の遠心力方向において、出力軸3の回転中心Pからガイド通路22の第1の端部22aまでの距離Lと、出力軸3の回転中心Pからガイド通路22の第2の端部22bまでの距離Hとを異ならせる。そこで、出力軸3を矢印B方向に正転させた場合、モータ1の始動時において、球体21は、その慣性力によってガイド通路22の第1の端部22aに達し、その状態を維持したまま分銅6は出力軸3を中心に矢印B方向に正転し続ける。
【0018】
同様に、出力軸3を矢印C方向に逆転させた場合、モータ1の始動時において、球体21は、その慣性力によってガイド通路22の第2の端部22bに達し、その状態を維持したまま分銅6は出力軸3を中心に矢印C方向に逆転し続ける。このように、分銅6内におけるガイド通路22の第1の端部22aと第2の端部22bとは、回転中心Pからの距離L,Hを異にした位置に設けられているので、出力軸3の正転と逆転とで分銅6の重心位置が変化するので、出力軸3の正転と逆転を必要に応じて適宜切り換えると、分銅6を利用した二種類の振動が得られることになる。
【0019】
また、分銅6の回転時において、球体21が安定した状態で第1の端部22a又は第2の端部22bに着座し続けるために、第1及び第2の端部22a,22bは、遠心力方向に延びるように形成すると好適である。そして、距離Lと距離Hとの差が大きければ大きいほど、重心の変化量が大きくなるので、振動差を大きくすることができる。
【0020】
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。例えば、重心の変化量を大きくするために、分銅6自体を比重の比較的小さな樹脂で成形し、ガイド通22路内に比重の大きな金属製の球体21を封入してもよい。また、転動体21は、球体に限らず円柱体であってもよい。また、分銅6は、断面が略扇状に限らず、断面半円形であってもよい。
【0021】
【発明の効果】
本発明による振動モータは、以上のように構成されているため、次のような効果を得る。すなわち、モータ本体の前端から突出した出力軸に分銅を固定してなる振動モータにおいて、分銅内には、転動体が転がるガイド通路が設けられ、分銅の遠心力方向において、出力軸の回転中心からガイド通路の一端までの距離と、出力軸の回転中心からガイド通路の他端までの距離とを異ならせたことにより、分銅によって二種類の振動を発生させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る振動モータの一実施形態を示す側面図である。
【図2】図1の振動モータの底面図である。
【図3】図1の振動モータの正面図である。
【図4】本発明に係る振動モータに適用する分銅を示す斜視図である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1…振動モータ、3…出力軸、6…分銅、21…球体(転動体)、22…ガイド通路、22a…ガイド通路の第1の端部(一端)、22b…ガイド通路の第2の端部(他端)、A…モータ本体、P…回転中心、L,H…距離、S…出力軸の軸線。

Claims (2)

  1. モータ本体の前端から突出した出力軸に分銅を固定してなる振動モータにおいて、
    前記分銅内には、転動体が転がるガイド通路が設けられ、前記分銅の遠心力方向において、前記出力軸の回転中心から前記ガイド通路の一端までの距離と、前記出力軸の前記回転中心から前記ガイド通路の他端までの距離とを異ならせたことを特徴とする振動モータ。
  2. 前記ガイド通路は、前記出力軸の軸線に対して直交する回転平面上を延在すると共に、前記出力軸に向かうようにして湾曲した通路として形成されたことを特徴とする請求項1記載の振動モータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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