JP2002319619A - 半導体装置およびエッチング方法 - Google Patents

半導体装置およびエッチング方法

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JP2002319619A
JP2002319619A JP2001123300A JP2001123300A JP2002319619A JP 2002319619 A JP2002319619 A JP 2002319619A JP 2001123300 A JP2001123300 A JP 2001123300A JP 2001123300 A JP2001123300 A JP 2001123300A JP 2002319619 A JP2002319619 A JP 2002319619A
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JP2001123300A
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Michinari Yamanaka
通成 山中
Takeshi Yamashita
武志 山下
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続孔または接続孔の終点制御の精度を高め
ることができ、半導体装置に欠陥が生じるのを抑制し得
るエッチング方法、および欠陥が抑制された半導体装置
を提供することにある。 【解決手段】 最初に、コンタクト領域2aと非コンタ
クト領域2bとを有する基板1上に、保護膜3と絶縁膜
4とからなる積層膜10を形成する。次に、コンタクト
領域2a上の積層膜10に接続孔8を形成するのと同時
に、非コンタクト領域2b上の積層膜10にダミー接続
孔9を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置、及び
主にその製造工程において用いられるエッチング方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置としては配線層が二層
〜三層のものが主流であったが、近年の高集積化に伴
い、半導体装置においては従来以上の多層配線化が進め
られている。このような多層配線化の採用のため、従来
からの課題であったトランジスタアレーにおける信号遅
延の問題に加え、配線における遅延も大きな問題となり
つつある。その対策として、配線の構成材料としては、
従来のAl化合物より抵抗の小さいCu又はCu化合物
の採用が進められている。また、このCu配線の採用に
より、配線構造においては、Cu配線のドライエッチン
グが不要であって、Cu埋め込み配線を用いるデュアル
ダマシン構造が主流となっている。更に、より配線容量
を小さくするため、層間絶縁膜として誘電率の低い絶縁
膜の採用が進められている。
【0003】次に図面を参照しながら、配線材料にCu
配線を用いたデュアルダマシン構造について説明する。
図6は従来のデュアルダマシン構造を有する半導体装置
の製造方法を示す工程断面図である。
【0004】最初に、図6(a)に示すように半導体基
板71の上に第1の配線層72を積層する。第1の配線
層72は、埋め込み配線である第1の配線パターン72
aと第1の層間絶縁膜72bとで構成されている。第1
の配線パターン72aは、半導体基板71の上に第1の
層間絶縁膜72bを形成した後、一連のリソグラフィー
工程、ドライエッチング工程、メッキ工程およびCMP
(Chemical Mechanical Polishing)工程等からなる
シングルダマシン法を用いて形成されている。更に、第
1の配線層72の上に配線パターン72aの酸化を抑制
するためのシリコン窒化膜73を積層する。
【0005】次に、図6(b)に示すように、シリコン
窒化膜73の上に第2の層間絶縁膜74bを形成する。
更に層間絶縁膜74bの上に、リソグラフィー法を用い
てパターン形成された第1のレジスト76を形成し、レ
ジスト76のパターンに従ってドライエッチングを行な
い、第1の配線パターン72aと接続する接続孔75を
形成する。エッチング終了後、第1のレジスト76は除
去する。
【0006】更に、図6(c)に示すように、リソグラ
フィー法を用いてパターン形成された第2のレジスト7
8を形成し、ドライエッチングを行なって溝パターン7
7を形成する。この溝パターンは後述する第2の配線パ
ターン74aのパターン形状に合わせて形成されてい
る。溝パターン77の形成後、第2のレジスト78は除
去する。
【0007】次いで、図6(d)に示すように、ドライ
エッチング法により接続孔75の直下にあるシリコン窒
化膜73の除去を行なう。最後に、図6(e)に示すよ
うに、メッキ法により接続孔75および溝パターン77
に金属材料を充填し、CMP法により研磨を行なって第
2の配線パターン74aを形成して第2の配線層74を
形成する。これにより、デュアルダマシン構造が完成す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
示すデュアルダマシン構造の製造方法においては、図6
(b)で示した接続孔75を形成するドライエッチング
の際に以下のような問題点を有している。
【0009】第1の問題は、接続孔75の開口率が低い
ために、発光による終点検出が困難という問題である。
つまり、通常ドライエッチングでは、被エッチング物か
らの発光、またはエッチング生成物からの発光をモニタ
リングすることにより、終点(エンドポイント)検出を
行なっている。しかしながら、上記図6(b)に示した
ドライエッチングの場合、第1の配線パターン72aに
接続される接続孔75の開口率は、形成される全ての接
続孔を合わせても多くのデバイスでは1%未満である。
そのため、接続孔75がシリコン窒化膜73に達した際
における被エッチング物やエッチング生成物からの発光
(CN、SiN、N、N+等の発光)は両者とも微弱で
あり、発光をモニタリングすることによる終点検出が非
常に困難という問題がある。
【0010】また、第2の問題は、接続孔75のドライ
エッチングにおける異方性を高めると、第2の層間絶縁
膜74bとシリコン窒化膜73との選択比が十分に確保
できないという問題である。
【0011】つまり、近年の半導体装置における配線パ
ターンの微細化、高集積化のため、配線層と配線層とを
接続する接続孔のアスペクト比(接続孔深さ/接続孔
径)は、世代毎に大きくなりつつある。そのため、接続
孔の形成にはより異方性の高いドライエッチングが要求
されている。このドライエッチングにおける異方性の向
上を図る方法としては、接続孔の底に供給するエッチャ
ントの供給量を増大させる方法や、エッチング時に接続
孔の底に形成される膜の形成を抑制する方法がある。し
かしながら、ドライエッチングによる異方性を増大させ
ると、第2の層間絶縁膜74bとシリコン窒化膜73と
の選択比が低下してしまうという問題が生じてしまう。
【0012】かかる上記の二つの問題から、接続孔75
の形成においては、終点検出はエッチング時間の制御に
よって行なわれており、またエッチング条件は異方性の
高い条件に設定されている。このため、接続孔75の形
成をシリコン窒化膜73で止めるのは非常に困難であ
り、よってドライエッチングによりシリコン窒化膜73
が破れ、第1の配線パターン72aが酸化して配線欠陥
が生じるという第3の問題が生じてしまう。
【0013】この第3の問題について図7を用いて説明
する。図7は従来のデュアルダマシン構造を有する半導
体装置の製造工程の一部を示す断面図である。図7
(a)に示すように、終点制御をエッチング時間で行な
い、異方性を高めると接続孔75のドライエッチング工
程においてシリコン窒化膜73が破れてしまい(図中点
線で囲まれた部分を参照)、第1の配線パターン72a
は露出した状態となる。
【0014】この後第1のレジスト76の除去を行な
い、更に図6(c)に示すように溝パターン77の形成
が行なわれるが、第1のレジスト76の除去は酸素ガス
を用いたレジストアッシングにより行なわれる。このた
め、図7(b)に示すように第1の配線パターン72a
は酸素ガスにより一部が酸化されてしまい、配線欠陥と
なってしまう。69は第1の配線パターン72aにおい
て酸化された部分を示している。更に、その後の工程で
大気に曝されることによっても第1の配線パターン72
aの一部は酸化されてしまい、配線欠陥となってしま
う。
【0015】また、上記の三つの問題は、図6に示した
配線間を接続する接続孔を形成する場合に限られるもの
ではない。例えば、不純物拡散層の上に保護膜、絶縁膜
を順に形成し、保護膜及び絶縁膜を貫通して不純物拡散
層に達する接続孔を形成する場合においても保護膜が破
れて不純物拡散層に欠陥が生じる場合がある。
【0016】本発明は、上記問題を解決し、接続孔また
は接続孔の終点制御の精度を高めることができ、半導体
装置に欠陥が生じるのを抑制し得るエッチング方法、お
よび欠陥が抑制された半導体装置を提供することにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にかかるエッチング方法は、コンタクト領域及
び非コンタクト領域を有する基板上に形成された保護膜
と、前記保護膜上に形成された絶縁膜とからなる積層膜
に、前記コンタクト領域に達する接続孔を形成するため
のエッチング方法であって、前記コンタクト領域上の前
記積層膜に前記接続孔を形成するのと同時に、前記非コ
ンタクト領域上の前記積層膜にダミー接続孔を形成する
ことを特徴とする。
【0018】上記本発明にかかるエッチング方法におい
て、前記コンタクト領域は金属配線または不純物拡散層
が形成された領域であるのが良い。また、前記ダミー接
続孔は密集して複数形成しても良いし、前記接続孔より
も開口径が大きいものであっても良い。更に、前記保護
膜はSi34、SiC、SiOC、SiCNまたはSi
ONのいずれかにより形成されているのが好ましい。
【0019】上記本発明にかかるエッチング方法では、
エッチング中に被エッチング物から放出されるプラズマ
発光を検出することによって、エッチングの終点制御を
行うことができる。このとき検出できるプラズマ発光と
しては、N発光、CN発光、CN+発光、N+発光、N2
発光、CO発光、CO+発光、NO発光、NO+発光が挙
げられる。
【0020】また、上記本発明にかかるエッチング方法
では、前記エッチングにおいて基板上に形成されるチッ
プ面積をS1とし、前記チップ内の接続孔とダミー接続
孔とのエッチング面積の総和をS2としたとき、開口率
(S2/S1)が1.5%以上であるのが好ましい態様
である。
【0021】更に、上記本発明にかかるエッチング方法
においては、前記ダミー接続孔が前記保護膜に達した
後、前記保護膜よりも前記絶縁膜の方が、エッチング速
度が大きくなるようにエッチングの条件を変更してエッ
チングを継続し、前記接続孔が前記保護膜に達した時点
でエッチングを停止するのが好ましい態様である。
【0022】また、上記目的を達成するために本発明に
かかる半導体装置の第1の態様は、基板上に、コンタク
ト領域と、非コンタクト領域と、保護膜及び絶縁膜から
なる積層膜と、前記積層膜を貫通して前記コンタクト領
域に達する接続プラグと、前記積層膜を貫通して前記非
コンタクト領域に達するダミープラグとが形成された半
導体装置であって、前記ダミープラグは前記半導体装置
の回路動作に寄与しないプラグであることを特徴とす
る。この本発明にかかる半導体装置の第1の態様におい
ては、前記接続プラグの上部に前記絶縁膜に埋め込まれ
た配線を形成することもできる。
【0023】また、上記目的を達成するために本発明に
かかる半導体装置の第2の態様は、基板上に、不純物拡
散領域と、ゲート電極と、前記ゲート電極の側壁に設け
られたサイドウォールと、素子分離領域と、前記ゲート
電極、前記サイドウォール及び前記不純物拡散領域の少
なくとも一部を覆う保護膜と、前記保護膜を覆う絶縁膜
と、前記絶縁膜及び前記保護膜を貫通して前記不純物拡
散領域に達する接続プラグと、前記絶縁膜及び前記保護
膜を貫通して前記素子分離領域に達するダミープラグと
が形成された半導体装置であって、前記ダミープラグは
前記半導体装置の回路動作に寄与しない接続プラグであ
ることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、本発明の
実施の形態1にかかるエッチング方法及び半導体装置に
ついて、図1を参照しながら説明する。図1は、本発明
の実施の形態1にかかるエッチング方法及び半導体装置
を示す断面図である。
【0025】最初に本実施の形態1にかかるエッチング
方法について説明する。本実施の形態1にかかるエッチ
ング方法は、コンタクト領域2aに達する接続孔8を形
成するためのエッチング方法である。先ず、図1(a)
に示すように、コンタクト領域2a及び非コンタクト領
域2bを有する基板1上に形成された保護膜3と、保護
膜3上に形成された絶縁膜4とからなる積層膜10を形
成する。ここで、本発明でいうコンタクト領域とは、ビ
アやコンタクトに埋め込まれた導体部材が接続される下
層の領域をいい、下層配線や半導体基板に形成された不
純物拡散領域などを意味する。
【0026】図1(a)の例では、コンタクト領域2a
及び非コンタクト領域2bは、基板1上に配線層2を設
けて形成されている。配線層2の形成は、半導体基板1
の上に第1の層間絶縁膜6を形成し、一連のリソグラフ
ィー工程、ドライエッチング工程、メッキ工程およびC
MP工程等からなるシングルダマシン法を用いて第1の
配線パタ−ン5と第2の配線パターン7とを形成するこ
とによって行なわれている。なお、第1の配線パターン
5および第2の配線パターン7は共にCu配線である
が、本実施の形態ではCu配線に限定されるものではな
い。
【0027】この二種類の配線パターンのうち第1の配
線パターン5は、半導体装置を駆動するのに用いられる
ものであるが、第2の配線パターン7は半導体装置を駆
動するのに用いられないものである。具体的には、第2
の配線パターン7は、CMP工程における平坦性の確保
のためのダミーパターンや、リソグラフィー工程におけ
るアライメント確認のためのアライメントパターン等で
ある。
【0028】よって、配線層2において第1の配線パタ
ーン5の露出した領域がコンタクト領域2aとなり、第
1の層間絶縁膜6および第2の配線パターン7の露出し
た領域が非コンタクト領域2bとなる。なお、本実施の
形態1においては、配線層2は第2の配線パターン7を
有さない態様であっても良い。
【0029】図1(a)の例では、保護膜3および絶縁
膜(以下「第2の層間絶縁膜」とする。)4は、CVD
法等によって形成されている。図1(a)の例では保護
膜3はシリコン窒化(Si34)膜であり、第1の配線
パターン5の保護のために形成されている。但し、本実
施の形態において保護膜3は、第1の配線パターン5の
酸化を抑制し得るものであれば特に限定されるものでは
ない。その他の保護膜3としては、SiC、SiOC、
SiCN又はSiONなどにより形成されたものが挙げ
られる。また、図1(a)の例では、第2の層間絶縁膜
4はSiO2膜である。但し、本実施の形態において第
2の層間絶縁膜4は、これに限定されるものではなく、
その他SiON、SiOC、SiOF、有機材料または
ポーラス状材料のいずれかで形成された膜であっても良
い。
【0030】但し、保護膜3と第2の層間絶縁膜4との
選択比を確保するため、保護膜3は第2の層間絶縁膜4
のエッチング時に、第2の層間絶縁膜4よりもエッチン
グ速度が遅くなるように形成されているのが好ましい。
よって、この点を考慮して保護膜3および第2の層間絶
縁膜4の構成材料及びエッチング条件を選択する必要が
ある。
【0031】次に、図1(b)に示すように、コンタク
ト領域2a上の積層膜10に接続孔8を形成するのと同
時に、非コンタクト領域2b上の積層膜10にダミー接
続孔9を形成する。なお、接続孔8は実際には複数個形
成されるが、図1においては単一の接続孔のみを示して
いる。
【0032】図1(b)の例では、接続孔8の形成とダ
ミー接続孔9の形成とは同時に開始されている。具体的
には、接続孔8及びダミー接続孔9は、第2の層間絶縁
膜4の上面にレジスト11を設け、これを接続孔8及び
ダミー接続孔9のパターン形状に合わせてパターン形成
し、プラズマエッチング装置等によってドライエッチン
グを行うことで形成されている。なお、ドライエッチン
グ条件は異方性の高い条件に設定されている。
【0033】また、図1(b)の例では、ダミー接続孔
9は密集して複数形成されている。このため、ドライエ
ッチング時において、接続孔8の深さ方向のエッチング
速度と、ダミー接続孔9の深さ方向のエッチング速度と
を比較すると、図1(b)の例に示すようにマイクロロ
ーディング効果によりダミー接続孔9のエッチング速度
の方が速くなる。
【0034】本実施の形態1において複数のダミー接続
孔9間のピッチをDP1とすると、DP1は後述のマイ
クロローディング効果が顕著に表れるようにするため、
接続孔8間のピッチHP1に対して、DP1≦HP1と
なるように設定するのが好ましく、特にはDP1≦(H
P1−0.02μm)となるように設定するのが好まし
い。
【0035】また、本実施の形態1において、接続孔8
とダミー接続孔9とは、これらを合わせた開口率が経験
上1.5%以上となるように形成するのが好ましい。な
お、本発明でいう開口率とは、エッチングにおいて基板
1上に形成されるチップの面積をS1とし、このチップ
内の接続孔とダミー接続孔とのエッチング面積の総和を
S2としたときに、下記式(1)によって算出される比
をいう。開口率[%]=(S2/S1)×100
(1)ここで、絶縁膜にドライエッチングによって
接続孔を形成する際の一般的なマイクロローディング効
果について説明する。通常、接続孔のドライエッチング
は、プラズマ中から等方的に入射する中性粒子と絶縁膜
とが反応することによって行なわれるが、この時、プラ
ズマ中から異方的に入射するイオンにより反応エネルギ
ーが与えられることによりエッチングが進行する。ま
た、同時に等方的に供給されるデポ種によって横方向の
反応が抑制されるとともに、被エッチング物とその下地
層との選択比が確保される。
【0036】このため、孤立した接続孔8と、密集状態
にあるダミー接続孔9とを比較した場合、単位面積当た
りのエッチャントの供給量は略同程度であるが、ホール
底へ供給されるデポ種の供給量は、密集状態にあるダミ
ー接続孔9の方が少なくなる。その結果、図1(b)で
示すように密集状態にあるダミー接続孔9のエッチング
速度の方が大きくなる。よって、図1(c)に示すよう
に、ドライエッチングを続けると、ダミー接続孔9の方
が接続孔8よりも早く下地層である保護膜3に到達す
る。
【0037】ところで、上述の従来例のように接続孔8
のみが形成される場合では、接続孔8全体の開口率は1
%未満であるため、発光による終点検出は困難である。
しかし、本実施の形態1においては、上述したようにダ
ミー接続孔9が形成されている。また、接続孔8とダミ
ー接続孔9とを合わせた開口率は好ましくは1.5%以
上に設定される。
【0038】よって、図1(c)に示すようにダミー接
続孔9の底が保護膜3に到達すると、保護膜3がシリコ
ン窒化膜であるため、プラズマ中においてN発光、CN
発光、CN+発光、N+発光、N2発光、CO発光、CO+
発光、NO発光、NO+発光等を容易に検出できる。こ
のため、図1(b)から図1(c)の工程においては、
終点検出は発光の検出によって行なわれており、エッチ
ング時間によって行なわれていない。なお、発光検出に
よる終点検出は従来から利用されている終点検出装置に
より行なうことができる。また、保護膜3の種類が異な
ると検出される発光も異なるため、発光の種類は上記に
限定されるものではない。
【0039】次に、図1(d)に示すように、終点を検
出した後、第2の層間絶縁膜4と保護膜3との選択比が
高くなるように、即ち、保護膜3よりも第2の絶縁膜4
の方が、エッチング速度が大きくなるようにエッチング
の条件を変更して、更にドライエッチングを継続する。
このとき接続孔8の終点制御はエッチング時間によって
行なわれるが、選択比が高いため従来に比べて終点制御
の精度を高くできる。このため、接続孔8においては、
保護膜3上でエッチングの進行を止めることが容易に行
なえる。
【0040】ドライエッチングの終了後、酸素ガスを用
いたレジストアッシングによりレジスト11の除去が行
なわれる。このとき第1の配線パターン5は露出されて
おらず、そのため第1の配線パターン5の酸化は抑制さ
れ、従来のような配線不良の発生が抑制されている。な
お、第2の配線パターン7は露出されているため、レジ
スト11の除去の際に酸化されてしまうが、これによっ
て第1の配線パターン5に配線欠陥が生じることはな
い。
【0041】その後、図1(e)に示すように、リソグ
ラフィー法、ドライエッチング法により溝パターン12
を形成する。更に図1(f)に示すように、接続孔8の
底に露出している保護膜3をドライエッチングにより除
去し、メッキ法およびCMP法を行なう。これにより接
続プラグ14、ダミープラグ15、及び第3の配線パタ
ーン13が形成される。よって、積層膜10は配線層と
なり、デュアルダマシン構造が得られる。このように図
1(a)から図1(f)に示す工程を経ることにより、
本実施の形態1にかかる半導体装置が得られる。
【0042】このように本実施の形態1にかかる半導体
装置の製造方法を用いれば、接続孔8が保護膜3の近傍
に達するまでは異方性の高い条件に設定してエッチング
することができ、達した後は選択比の高い条件に変更し
てエッチングすることができる。このため、接続孔8の
形成の際における終点制御を精度良く行なうことができ
る。よって、従来のような配線不良が配線層に生じるの
を抑制することができ、特にアスペクト比の高い接続孔
の形成において有効である。
【0043】次に、本実施の形態1にかかる半導体装置
について説明する。上述の図1(f)に示すように、本
実施の形態1にかかる半導体装置は、基板1上に、コン
タクト領域2aと、非コンタクト領域2bと、保護膜3
及び絶縁膜4からなる積層膜10と、接続プラグ14
と、ダミープラグ15とが形成されて構成されたもので
ある。接続プラグ14は、積層膜10を貫通してコンタ
クト領域に達するよう形成されており、半導体装置の回
路動作に寄与するものである。一方、ダミープラグは、
積層膜10を貫通して非コンタクト領域2bに達するよ
う形成されており、半導体装置の回路動作に寄与しない
ものである。
【0044】このように本実施の形態1にかかる半導体
装置では、従来の半導体装置と異なり、接続孔8とダミ
ー接続孔9とにより接続プラグ14とダミープラグ15
とが形成されるため、配線欠陥が極めて少ないものとな
っている。また、本実施の形態1にかかる半導体装置で
は、ダミー接続孔9によって開口率(S2/S1)を制
御することができ、ダミー接続孔9はドライエッチング
工程及びCMP工程におけるプロセスモニタリングや、
その制御に利用できる。
【0045】(実施の形態2)次に本発明の実施の形態
2にかかるエッチング方法及び半導体装置について、図
2を参照しながら説明する。図2は、本発明の実施の形
態2にかかるエッチング方法及び半導体装置を示す断面
図である。
【0046】最初に本実施の形態2にかかるエッチング
方法について説明する。本実施の形態2にかかるエッチ
ング方法も、コンタクト領域22aに達する接続孔28
を形成するためのエッチング方法である。先ず、図2
(a)に示すように、コンタクト領域22a及び非コン
タクト領域22bを有する基板21上に形成された保護
膜23と、保護膜23上に形成された絶縁膜24とから
なる積層膜20を形成する。この工程は図1(a)に示
した工程と同じである。
【0047】図2(a)の例においても、コンタクト領
域22a及び非コンタクト領域22bは、基板21上に
配線層22を設けて形成されている。配線層22の形成
は、実施の形態1と同様に第1の層間絶縁膜26を形成
し、シングルダマシン法によって第1の配線パタ−ン2
5と第2の配線パターン27とを形成することによって
行なわれている。図2(a)の例においても第1の配線
パタ−ン25と第2の配線パターン27とはCu配線で
ある。また、第1の配線パターン25は、半導体装置を
駆動するのに用いられるものであるが、第2の配線パタ
ーン27はダミーパターンやアライメントパターン等の
半導体装置を駆動するのに用いられないものである。
【0048】配線層22においても、実施の形態1と同
様に、第1の配線パターン25の露出した領域がコンタ
クト領域22a、第1の層間絶縁膜26と第2の配線パ
ターン27とが占める領域が非コンタクト領域22bと
なっている。配線層22は第2の配線パターン27を有
さない態様であっても良い。また、図2の例に示す保護
膜23および絶縁膜(以下「第2の層間絶縁膜」とす
る。)24も、実施の形態1と同様の構成材料および同
様の形成方法で形成されている。
【0049】次に、図2(b)に示すように、コンタク
ト領域22a上の積層膜20に接続孔28を形成するの
と同時に、非コンタクト領域22b上の積層膜20にダ
ミー接続孔29を形成する。なお、接続孔28は実際に
は複数個形成されるが、図2においては単一の接続孔の
みを示している。
【0050】図2(b)の例では、接続孔28の形成と
ダミー接続孔29の形成とは同時に開始されている。具
体的には、実施の形態1と同様に、接続孔28およびダ
ミー接続孔29は、第2の層間絶縁膜24の上面にレジ
スト31を設け、これを接続孔28及びダミー接続孔2
9のパターン形状に合わせてパターン形成し、ドライエ
ッチングを行うことで形成されている。本工程において
も、ドライエッチング条件は異方性の高い条件に設定さ
れている。
【0051】また、図2(b)の例では、ダミー接続孔
29は、実施の形態1で示したような密集して複数形成
されたものではなく、接続孔28よりも開口径の大きな
孔で構成されている。具体的には、ダミー接続孔29の
開口径をDd1、接続孔28の開口径をHd1とする
と、Dd1は、Dd1≧(Hd1+0.02μm)、特
にはDd1≧(Hd1+0.1μm)となるように設定
するのが好ましい。このようにダミー接続孔29を開口
径の大きな孔で形成した場合、ホトリソグラフィー工程
における露光限界に影響されずにダミー接続孔を形成で
きるという利点がある。
【0052】また、本実施の形態1において、ダミー接
続孔29間のピッチをDP2とすると、DP2は、DP
2≧(Hd1+0.02μm)となるように設定するの
が好ましく、特にはDP2≧(Hd1+0.1μm)と
なるように設定するのが好ましい。更に、本実施の形態
2においても、実施の形態1と同様に、接続孔28とダ
ミー接続孔29とは、これらを合わせた開口率が経験上
1.5%以上となるように形成するのが好ましい。
【0053】この図2(b)に示すドライエッチングに
おいて、接続孔28の深さ方向のエッチング速度と、ダ
ミー接続孔29の深さ方向のエッチング速度とを比較す
ると、図2(b)〜(d)に示すように、RIE−La
gにより、ダミー接続孔29のエッチング速度の方が速
くなる。
【0054】ここで、絶縁膜にドライエッチングによっ
て接続孔を形成する際のRIE−Lagについて説明す
る。RIE−lagとは、接続孔の深さ方向のエッチン
グ速度は、接続孔のアスペクト比(ホール深さ/ホール
径(開口径))に依存するというものである。通常、接
続孔のドライエッチングは、プラズマ中から等方的に入
射する中性粒子と絶縁膜とが反応することによって行な
われるが、この時、プラズマ中から異方的に入射するイ
オンにより反応エネルギーが与えられることによりエッ
チングが進行する。また、同時に等方的に供給されるデ
ポ種によって横方向の反応が抑制されるとともに、被エ
ッチング物とその下地層との選択比が確保される。
【0055】次に、入射イオン種について着目すると、
プラズマから入射するイオンは、シースでの散乱等によ
り、ある程度の角度分布をもってシリコン基板等の被エ
ッチング物に入射する。そのため、ホール底に到達する
イオンの量は、アスペクト比の高い接続孔(即ち、小開
口径パターン)に比べ、アスペクト比の低い接続孔(即
ち、大開口径パターン)の方が多くなる。また、同様の
理由から、エッチングに寄与する中性粒子がホール底へ
入射する量もアスペクト比が低いパターンの方が多くな
る。その結果、アスペクト比の低い接続孔のエッチング
速度は、アスペクト比の高い接続孔のエッチング速度に
比べて速くなるのである。このことから、図2(b)で
示したようにダミー接続孔29のエッチングは接続孔2
8のエッチングよりも速く進むことになる。
【0056】従って、図2(c)に示すようにドライエ
ッチングを続けると、ダミー接続孔29は接続孔28よ
りも早く下地層である保護膜23に到達する。更に、上
述したようにダミー接続孔29は、その開口径が接続孔
28の開口径よりも大きくなるように形成されている。
このため、本実施の形態2においても保護膜23の種類
に応じた発光を検出することができ、発光検出による終
点検出を行なうことができる。
【0057】次に、図2(d)に示すように、終点を検
出した後、ドライエッチング条件を第2の層間絶縁膜2
4と保護膜23との選択比が高くなるように、即ち、保
護膜23よりも第2の絶縁膜24の方が、エッチング速
度が大きくなるようにエッチングの条件を変更して、更
にドライエッチングを継続する。このとき接続孔28の
終点制御は、実施の形態1と同様に、エッチング時間に
よって行なわれる。ドライエッチングの終了後、酸素ガ
スを用いたレジストアッシングによりレジスト31の除
去が行なわれる。本実施の形態1においても、第1の配
線パターン25は露出されておらず、第1の配線パター
ン25の酸化は抑制されている。なお、第2の配線パタ
ーン7はレジスト11の除去の際に酸化されてしまう
が、これによって第1の配線パターン25に配線欠陥が
生じることはない。
【0058】その後、図2(e)に示すように、リソグ
ラフィー法、ドライエッチング法により溝パターン32
を形成する。更に図2(f)に示すように、ビアパター
ン28の底に露出している保護膜23をドライエッチン
グにより除去し、メッキ法およびCMP法を行なう。こ
れにより接続プラグ34、ダミープラグ35、及び第3
の配線パターン33が形成される。よって、積層膜20
は配線層となり、デュアルダマシン構造が得られる。こ
のように図2(a)から図2(f)に示す工程を経るこ
とにより、本実施の形態2にかかる半導体装置が得られ
る。
【0059】次に、本実施の形態2にかかる半導体装置
について説明する。上述の図2(f)に示すように、本
実施の形態2にかかる半導体装置も、実施の形態1にか
かる半導体装置と同様に、基板21上に、コンタクト領
域22aと、非コンタクト領域22bと、保護膜23及
び絶縁膜24からなる積層膜20と、接続プラグ34
と、ダミープラグ35とが形成されて構成されたもので
ある。接続プラグ34は、積層膜20を貫通してコンタ
クト領域に達するよう形成されており、半導体装置の回
路動作に寄与するものである。一方、ダミープラグは、
積層膜20を貫通して非コンタクト領域22bに達する
よう形成されており、半導体装置の回路動作に寄与しな
いものである。
【0060】このように本実施の形態2にかかる半導体
装置においても、従来の半導体装置と異なり、接続孔2
8とダミー接続孔29とにより接続プラグ34とダミー
プラグ35とが形成されるため、配線欠陥が極めて少な
いものとなっている。また、本実施の形態2にかかる半
導体装置においても、実施の形態1と同様に、ダミー接
続孔29によって開口率(S2/S1)を制御すること
ができ、ダミー接続孔29はドライエッチング工程及び
CMP工程におけるプロセスモニタリングや、その制御
に利用できる。
【0061】(実施の形態3)次に本発明の実施の形態
3にかかる半導体について図3を参照しながら説明す
る。図3は、本発明の実施の形態3にかかる半導体装置
を示す断面図である。
【0062】図3の例に示すように、本実施の形態3に
かかる半導体装置は、コンタクト領域と非コンタクト領
域とが設けられた複数の配線層120、130、140
および150を積層して構成したものである。なお、最
下層の配線層120は半導体基板110の上に積層され
ている。
【0063】図3の例では、配線層120は、図1で示
した配線層2と同様のものである。配線層120の形成
は、第1の層間絶縁膜123を形成し、シングルダマシ
ン法によって、Cu配線で形成された第1の配線パター
ン121および第2の配線パターン122を形成するこ
とによって行なわれている。なお、第2の配線パターン
122はダミーパターンやアライメントパターンといっ
た半導体装置の駆動に用いられない配線パターンであ
る。配線層120においても、図1で示した配線層2と
同様に、第1の配線パターン121が露出した領域がコ
ンタクト領域となっており、それ以外の領域が非コンタ
クト領域となっている。
【0064】また、配線層130は、図1(f)で示し
た配線層(積層膜10)と同様のものである。配線層1
30の形成は、図1(a)〜(f)で示した工程に準じ
た工程によって行なわれており、ダミー接続孔132を
形成するためのエッチングと接続孔134を形成するた
めのエッチングとは同時に開始されている。このため、
接続孔134の形成によって保護膜135が破れ、配線
層120の第1の配線パターン121に配線欠陥が生じ
るのが抑制されている。
【0065】131はCu配線で形成された第3の配線
パタ−ンであり、133は第2の層間絶縁膜である。ま
た、135は接続孔134で形成された接続プラグ、1
36はダミー接続孔132で形成されたダミープラグで
ある。配線層130においては、第2の配線パターン1
31が露出した領域がコンタクト領域となり、それ以外
の領域が非コンタクト領域となる。
【0066】配線層140も図1(f)で示した配線層
(積層膜10)と同様のものである。配線層140の形
成も図1(a)〜(f)で示した工程に準じた工程によ
って行なわれている。そのため、ダミー接続孔142を
形成するためのエッチングと接続孔144を形成するた
めのエッチングとは同時に開始されており、保護膜14
5が破れて配線層130の第3の配線パターン131に
配線欠陥が生じるのが抑制されている。
【0067】145は接続孔144で形成された接続プ
ラグ、146はダミー接続孔142で形成されたダミー
プラグ、143は第3の層間絶縁膜である。配線層14
0においても、Cu配線で形成された第4の配線パター
ン141が露出した領域がコンタクト領域となり、それ
以外の領域が非コンタクト領域となる。
【0068】配線層150は、図2(f)で示した配線
層(積層膜20)と同様のものである。配線層150の
形成は、図2(a)〜(f)で示した工程に準じた工程
によって行なわれており、ダミー接続孔152を形成す
るためのエッチングと接続孔154を形成するためのエ
ッチングとは同時に開始されている。このため、配線層
150においても接続孔154の形成によって保護膜1
55が破れ、配線層140の第4の配線パターン141
に配線欠陥が生じるのが抑制されている。
【0069】155は接続孔154で形成された接続プ
ラグ、156はダミー接続孔152で形成されたダミー
プラグ、153は第4の層間絶縁膜である。配線層15
0においても、Cu配線で形成された第5の配線パター
ン151が露出した領域がコンタクト領域となり、それ
以外の領域が非コンタクト領域となる。
【0070】このように、本実施の形態3にかかる半導
体装置は、接続プラグ135、145及び155の上部
に、絶縁膜に埋め込まれた配線が形成されたものであ
る。本実施の形態3にかかる半導体装置においては、最
下層の配線層120以外の配線層130、140および
150は、それよりも下層のコンタクト領域の上方に位
置する接続プラグ135、145及び155を介して、
該下層のコンタクト領域と接続されている。また、最下
層の配線層120以外の配線層130、140および1
50は、その下層に位置する配線層の非コンタクト領域
の上方に位置し、これに達するダミープラブ136、1
46および156を有している。
【0071】図3の例では、中間に位置する配線層13
0及び配線層140においては、配線パターン(131
又は141)のピッチ(P1又はP2)はダミー接続孔
のピッチよりも大きく設定されている。また、配線層1
30及び配線層140に設けられたダミー接続孔132
及び142は、密集して複数形成されている。これは、
配線層130や140のように配線パターンのピッチP
1及びP2が0.80μm以下の中間層や下層において
は、CMPでのディシングを考慮しなくてすむからであ
る。
【0072】一方、上部に位置する配線層150におい
ては、配線パターン151のピッチP3はダミー接続孔
152のピッチよりも小さく設定されている。また、配
線層150に設けられたダミー接続孔152は、接続孔
155よりも開口径の大きな孔で構成されている。これ
は、配線層150のように配線パターンのピッチP3が
0.80μmより大きい上層においては、マイクロロー
ディング効果の影響が少なくなるためである。
【0073】(実施の形態4)次に本発明の実施の形態
4にかかるエッチング方法及び半導体装置について、図
4を参照しながら説明する。図4は本発明の実施の形態
4にかかるエッチング方法及び半導体装置を示す断面図
である。
【0074】最初に本実施の形態4にかかるエッチング
方法について説明する。本実施の形態4にかかるエッチ
ング方法も、コンタクト領域42に達する接続孔40を
形成するためのエッチング方法である。
【0075】先ず、図4(a)の例に示すように、コン
タクト領域42及び非コンタクト領域43を有する基板
31上に形成された保護膜36と、保護膜36上に形成
された絶縁膜38とからなる積層膜44を形成する。な
お、図4(a)の例では、絶縁膜38の上には、後述の
接続孔40およびダミー接続孔41のパターン形状を有
するレジスト39が形成されている。
【0076】図4(a)の例では、基板31上には、不
純物拡散層32、分離層37、LDD(Lightly doped
Drain)層33、ゲート電極34及びサイドウォール3
5が設けられており、その上に積層膜44が形成されて
いる。このため、不純物拡散層32が露出した領域がコ
ンタクト領域(不純物拡散領域)42となり、分離層3
7が露出した領域が非コンタクト領域(素子分離領域)
43となる。
【0077】保護膜36および絶縁膜38は、CVD法
等によって形成されている。図4(a)の例では保護膜
36は、Si34で形成されたSiNライナーである。
なお、本実施の形態において保護膜36は、これに限定
されるものではなく、その他SiC、SiOC、SiC
NまたはSiON等で形成されたものであっても良い。
また、図4(a)の例では、絶縁膜38はSiO2膜で
ある。絶縁膜38は、これに限定されるものではなく、
その他SiON、SiOC、SiOF、有機材料または
ポーラスのいずれかで形成された膜であっても良い。
【0078】但し、実施の形態1と同様に、保護膜36
と絶縁膜38との選択比を確保するため、保護膜36は
絶縁膜38よりもエッチング速度が遅くなるように形成
されているのが好ましい。よって、本実施の形態2にお
いても、この点を考慮して保護膜36および絶縁膜38
の構成材料を選択する必要がある。
【0079】次に、図4(b)の例に示すように、コン
タクト領域42上の積層膜44に接続孔40を形成する
のと同時に、非コンタクト領域43上の積層膜44にダ
ミー接続孔41を形成する。なお、接続孔40は実際に
は複数個形成されるが、図4においては単一の接続孔の
みを示している。
【0080】図4(b)の例では、接続孔40の形成と
ダミー接続孔41の形成とは、同時に開始されている。
接続孔40及びダミー接続孔41は、プラズマエッチン
グ装置等を用いたドライエッチングによって形成されて
いる。なお、本実施の形態4においてもドライエッチン
グ条件は異方性の高い条件に設定されている。
【0081】また、図4(b)の例では、ダミー接続孔
41は、実施の形態1で示したものと同様に、密集して
複数形成されている。このため、実施の形態1と同様
に、ドライエッチング時において、接続孔40の深さ方
向のエッチング速度と、ダミー接続孔41の深さ方向の
エッチング速度とを比較すると、図4(b)の例に示す
ように、上述したマイクロローディング効果によりダミ
ー接続孔41のエッチング速度の方が速くなる。従っ
て、図4(c)に示すようにダミー接続孔41の方が接
続孔40よりも早く保護膜36に到達する。
【0082】本実施の形態4において複数のダミー接続
孔41間のピッチをDP4とすると、DP4はマイクロ
ローディング効果が顕著に表れるようにするため、接続
孔40間のピッチHP4に対して、DP4≦HP4とな
るように設定するのが好ましく、特にはDP4≦(HP
4−0.02μm)となるように設定するのが好まし
い。また、本実施の形態4においても接続孔40とダミ
ー接続孔41とは、これらを合わせた開口率が経験上
1.5%以上となるように形成するのが好ましい。
【0083】よって、本実施の形態4においても、図4
(c)に示すようにダミー接続孔41の底が保護膜36
に到達すると、保護膜36がSiNライナーであるた
め、プラズマ中においてN発光、CN発光、CN+
光、N+発光、N2発光、CO発光、CO+発光、NO発
光、NO+発光等を容易に検出できる。このため、図4
(b)から図4(c)の工程において、終点検出は発光
の検出によって行なわれており、エッチング時間によっ
て行なわれていない。なお、終点検出装置としては実施
の形態1と同様に従来から利用されているものを用いる
ことができる。また、保護膜36の種類が異なると検出
される発光も異なるため、発光の種類は上記に限定され
るものではない。
【0084】次に、図4(d)に示すように、終点を検
出した後、ドライエッチング条件を絶縁膜38と保護膜
36との選択比が高くなるように変更し、即ち、保護膜
36よりも絶縁膜38の方が、エッチング速度が大きく
なるようにエッチングの条件を変更して、更にドライエ
ッチングを継続する。このとき接続孔40の終点制御は
エッチング時間によって行なわれるが、選択比が高いた
め従来に比べて終点制御の精度を高くできる。このた
め、接続孔40において、保護膜36上でエッチングの
進行を止めることが容易に行なえる。更にレジスト39
の除去を行なう。
【0085】その後、図4(e)に示すように、接続孔
40の底に露出している保護膜36をドライエッチング
により除去する。更に、レジスト39も除去し、メッキ
法により接続孔40およびダミー接続孔41の内部に導
電性材料を充填し、接続プラグ45及びダミープラグ4
6を形成する。これにより本実施の形態4にかかる半導
体装置が得られる。
【0086】このように本実施の形態4にかかる半導体
装置の製造方法を用いれば、接続孔40が保護膜36の
近傍に達するまでは異方性の高い条件に設定してエッチ
ンすることができ、達した後は選択比の高い条件でエッ
チング変更してエッチングすることができる。このため
接続孔40の形成の際における終点制御を精度良く行な
うことができる。よって、従来のように不純物拡散層3
2に不良が生じるのを抑制することができ、特にコンタ
クトホールのアスペクト比が高い場合に有効である。
【0087】次に、本実施の形態4にかかる半導体装置
について説明する。上述の図4(e)に示すように、本
実施の形態4にかかる半導体装置は、基板31上に、不
純物拡散領域(コンタクト領域)42と、ゲート電極3
4と、ゲート電極の側壁に設けられたサイドウォール3
5と、素子分離領域(非コンタクト領域)43と、保護
膜36と、保護膜36を覆う絶縁膜38と、接続プラグ
45と、ダミープラグ46とが形成されたものである。
【0088】このうち保護膜36は、ゲート電極34、
サイドウォール35及び不純物拡散領域42の少なくと
も一部を覆うように形成されている。また、接続プラグ
45は、絶縁膜38及び保護膜36を貫通して不純物拡
散領域42に達するように形成されており、半導体装置
の回路動作に寄与するものである。一方、ダミープラグ
46は、絶縁膜38及び保護膜36を貫通して素子分離
領域43に達するように形成されており、半導体装置の
回路動作に寄与しないものである。
【0089】このように本実施の形態4にかかる半導体
装置では、従来の半導体装置と異なり、接続孔40と共
にダミー接続孔41が形成されているため、不純物拡散
層32の欠陥が極めて少ないものとなっている。また、
本実施の形態4にかかる半導体装置においても、実施の
形態1と同様に、ダミー接続孔41によってパターン開
口率を制限することができ、ダミー接続孔41はドライ
エッチング工程及びCMP工程におけるプロセスモニタ
リングや、その制御に利用できる。
【0090】(実施の形態5)次に本発明の実施の形態
5にかかるエッチング方法及び半導体装置について図5
を参照しながら説明する。図5は、本発明の実施の形態
5にかかるエッチング方法及び半導体装置を示す断面図
である。
【0091】最初に本実施の形態5にかかるエッチング
方法について説明する。本実施の形態5にかかるエッチ
ング方法も、コンタクト領域62に達する接続孔60を
形成するためのエッチング方法である。
【0092】先ず、図5(a)の例に示すように、コン
タクト領域62及び非コンタクト領域63を有する基板
51上に形成された保護膜56と、保護膜56上に形成
された絶縁膜58とからなる積層膜64を形成する。こ
の工程は、図4(a)に示した工程と同じである。な
お、図5(a)の例においても、絶縁膜58の上に、後
述の接続孔60およびダミー接続孔61のパターン形状
を有するレジスト59が形成されている。
【0093】図5(a)の例においても、基板51上に
は、不純物拡散層52、分離層57、LDD(Lightly
doped Drain)層53、ゲート電極54及びサイドウォ
ール55が設けられており、その上に積層膜64が形成
されている。このため、本実施の形態においても、不純
物拡散層52が露出した領域がコンタクト領域(不純物
拡散領域)62となり、分離層57が露出した領域が非
コンタクト領域(素子分離領域)63となる。また、保
護膜56も図4で示した保護膜36と同様のものであ
り、絶縁膜58も図4で示した絶縁膜38と同様のもの
である。
【0094】次に、図5(b)の例に示すように、コン
タクト領域62上の積層膜64に接続孔60を形成する
のと同時に、非コンタクト領域63上の積層膜64にダ
ミー接続孔61を形成する。なお、接続孔60は実際に
は複数個形成されるが、図5においては単一の接続孔の
みを示している。
【0095】図5(b)の例においても、接続孔60の
形成とダミー接続孔61の形成とは、図4(b)の工程
と同様に、同時開始されている。接続孔60及びダミー
接続孔61は、プラズマエッチング装置等を用いたドラ
イエッチングによって形成されている。本実施の形態5
においても、ドライエッチング条件は異方性の高い条件
に設定されている。
【0096】本実施の形態5においては、ダミー接続孔
61は、実施の形態2で示したものと同様に、接続孔6
0よりも開口径の大きな孔で構成されている。従って、
本実施の形態5においても、実施の形態2と同様に、R
IE−Lagにより、ダミー接続孔61の深さ方向のエ
ッチング速度の方が、接続孔60の深さ方向のエッチン
グ速度よりも速くなる。従って、本実施の形態において
も図4(c)に示すようにダミー接続孔61の方が接続
孔60よりも早く保護膜56に到達する。
【0097】本実施の形態5においてダミー接続孔61
の開口径をDd2、接続孔60の開口径をHd2とする
と、Dd2はHd2よりも大きく、具体的にはDd2≧
(Hd2+0.02μm)、特にはDd2≧(Hd2+
0.1μm)となるように設定するのが好ましい。
【0098】また、本実施の形態1において、ダミー接
続孔61間のピッチをDP5とすると、DP5は、DP
5≧(Hd2+0.02μm)となるように設定するの
が好ましく、特にはDP5≧(Hd2+0.1μm)と
なるように設定するのが好ましい。更に、本実施の形態
5においても、実施の形態1と同様に、接続孔60とダ
ミー接続孔61とは、これらを合わせた開口率が経験上
1.5%以上となるように形成するのが好ましい。
【0099】本実施の形態5においても図5(c)に示
すように、ダミー接続孔61の底が保護膜56に到達す
ると、プラズマ中においてN発光、CN発光、CN+
光、N+発光、N2発光、CO発光、CO+発光、NO発
光、NO+発光等を容易に検出できる。このため、図5
(b)から図5(c)の工程においても、終点検出は発
光の検出によって行なわれている。
【0100】次に、図5(d)に示すように、終点を検
出した後、ドライエッチング条件を絶縁膜58と保護膜
56との選択比が高くなるように変更し、即ち、保護膜
56よりも絶縁膜58の方が、エッチング速度が大きく
なるようにエッチングの条件を変更して、更にドライエ
ッチングを継続する。本実施の形態5においても、接続
孔40の終点制御の精度は、選択比が高いため従来に比
べて高いと考えられる。よって、接続孔60のエッチン
グの進行を保護膜56上で止めるのは容易に行なえる。
更にレジスト59の除去を行う。
【0101】その後、図5(e)に示すように、接続孔
60の底に露出している保護膜56をドライエッチング
により除去する。更に、レジスト59も除去し、メッキ
法により接続孔60およびダミー接続孔61の内部に導
電性材料を充填する。これにより本実施の形態5にかか
る半導体装置が得られる。なお、この工程は図4(e)
に示した工程と同様である。
【0102】このように本実施の形態5にかかる半導体
装置の製造方法を用いることによっても、接続孔60が
保護膜56の近傍に達するまでは異方性の高い条件に設
定してエッチンすることができ、達した後は選択比の高
い条件に変更してエッチングすることができる。このた
め、接続孔60の形成の際における終点制御を精度良く
行なうことができる。よって、従来のように不純物拡散
層52に不良が生じるのを抑制することができ、特にコ
ンタクトホールのアスペクト比が高い場合に有効であ
る。
【0103】次に、本実施の形態5にかかる半導体装置
について説明する。上述の図5(e)に示すように、本
実施の形態5にかかる半導体装置は、基板51上に、不
純物拡散領域(コンタクト領域)62と、ゲート電極5
4と、ゲート電極の側壁に設けられたサイドウォール5
5と、素子分離領域(非コンタクト領域)63と、保護
膜56と、保護膜56を覆う絶縁膜58と、接続プラグ
65と、ダミープラグ66とが形成されたものである。
【0104】このうち保護膜56は、ゲート電極54、
サイドウォール55及び不純物拡散領域62の少なくと
も一部を覆うように形成されている。また、接続プラグ
65は、絶縁膜58及び保護膜56貫通して不純物拡散
領域62に達するように形成されており、半導体装置の
回路動作に寄与するものである。一方、ダミープラグ6
6は、絶縁膜58及び保護膜56を貫通して素子分離領
域63に達するように形成されており、半導体装置の回
路動作に寄与しないものである。
【0105】このように本実施の形態5にかかる半導体
装置においても、実施の形態4と同様に、接続孔60と
共にダミー接続孔61が形成されているため、拡散層5
2の欠陥が極めて少ないものとなっている。また、本実
施の形態5にかかる半導体装置においても、実施の形態
4と同様に、ダミー接続孔61によってパターン開口率
を制限することができ、ダミー接続孔61はドライエッ
チング工程及びCMP工程におけるプロセスモニタリン
グや、その制御に利用できる。
【0106】
【発明の効果】以上のように本発明にかかる半導体装置
の製造方法によれば、ダミー接続孔の終点制御を発光に
よって行なうことができるため、接続孔または接続孔の
形成を異方性の高い条件で行なうことができ、更にこれ
らの終点制御の精度を高めることもできる。よって、本
発明にかかる半導体装置の製造方法を用いることによ
り、配線パターンや不純物拡散層に欠陥が発生するのを
抑制することができる。また、本発明にかかる半導体装
置においては、配線パターンや不純物拡散層における欠
陥が極めて少なくなっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかるエッチング方法
及び半導体装置を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態2にかかるエッチング方法
及び半導体装置を示す断面図である。
【図3】本発明の実施の形態3にかかる半導体装置を示
す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態4にかかるエッチング方法
及び半導体装置を示す断面図である。
【図5】本発明の実施の形態5にかかるエッチング方法
及び半導体装置を示す断面図である。
【図6】従来のデュアルダマシン構造を有する半導体装
置の製造方法を示す工程断面図である。
【図7】従来のデュアルダマシン構造を有する半導体装
置の製造工程の一部を示す断面図である。
【符号の説明】
1、21、31、51、110 基板 2、22、120、130、140、150 配線層 2a、22a、42、62 コンタクト領域 2b、22b、43、63 非コンタクト領域 3、23、36、56、135、145、155 保護
膜 4、24、133 絶縁膜(第2の層間絶縁膜) 5、25、121 第1の配線パターン 7、27、122 第2の配線パターン 6、26、123 第1の層間絶縁膜 8、28、40、60、134、144、154 接続
孔 9、29、41、61、132、142、152 ダミ
ー接続孔 10、20、44、64 積層膜 11、31、39 レジスト 12、32 溝パターン 13、33、131 第3の配線パターン 14、34、45、65、135、145、155 接
続プラグ 15、35、46、66、136、146、156 ダ
ミープラグ 32、52 不純物拡散層 33、53 LDD層 34、54 ゲート電極 35、55 サイドウォール 37、57 分離層 38、58 絶縁膜 141 第4の配線パターン 143 第3の層間絶縁膜 153 第4の層間絶縁膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4M104 BB04 CC01 DD03 DD05 DD08 DD15 DD16 DD17 DD18 DD75 DD94 EE09 EE14 EE16 EE17 EE18 GG09 HH15 5F004 AA03 AA16 CB01 CB14 CB15 DB00 DB07 FA08 5F033 HH11 KK11 MM01 MM02 NN00 PP26 QQ09 QQ10 QQ12 QQ16 QQ21 QQ35 QQ37 QQ39 QQ48 RR04 RR06 RR08 RR21 RR29 SS11 TT02 TT04 TT08 VV01 WW01 XX04

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンタクト領域及び非コンタクト領域を
    有する基板上に形成された保護膜と、前記保護膜上に形
    成された絶縁膜とからなる積層膜に、前記コンタクト領
    域に達する接続孔を形成するためのエッチング方法であ
    って、 前記コンタクト領域上の前記積層膜に前記接続孔を形成
    するのと同時に、前記非コンタクト領域上の前記積層膜
    にダミー接続孔を形成することを特徴とするエッチング
    方法。
  2. 【請求項2】 前記コンタクト領域は金属配線または不
    純物拡散層が形成された領域であることを特徴とする請
    求項1に記載のエッチング方法。
  3. 【請求項3】 前記ダミー接続孔は密集して複数形成す
    ることを特徴とする請求項1または2に記載のエッチン
    グ方法。
  4. 【請求項4】 前記ダミー接続孔は前記接続孔よりも開
    口径が大きいことを特徴とする請求項1または2に記載
    のエッチング方法。
  5. 【請求項5】 前記保護膜はSi34、SiC、SiO
    C、SiCNまたはSiONのいずれかにより形成され
    ていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記
    載のエッチング方法。
  6. 【請求項6】 前記エッチング方法は、エッチング中に
    被エッチング物から放出されるプラズマ発光を検出する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のエ
    ッチング方法。
  7. 【請求項7】 前記プラズマ発光の検出は、N発光、C
    N発光、CN+発光、N+発光、N2発光、CO発光、C
    +発光、NO発光、NO+発光を検出することを特徴と
    する請求項6に記載のエッチング方法。
  8. 【請求項8】 前記エッチングにおいて基板上に形成さ
    れるチップ面積をS1とし、前記チップ内の接続孔とダ
    ミー接続孔とのエッチング面積の総和をS2としたと
    き、開口率(S2/S1)が1.5%以上であることを
    特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のエッチン
    グ方法。
  9. 【請求項9】 前記ダミー接続孔が前記保護膜に達した
    後、前記保護膜よりも前記絶縁膜の方が、エッチング速
    度が大きくなるようにエッチングの条件を変更してエッ
    チングを継続し、前記接続孔が前記保護膜に達した時点
    でエッチングを停止することを特徴とする請求項1から
    8のいずれかに記載のエッチング方法。
  10. 【請求項10】 基板上に、コンタクト領域と、非コン
    タクト領域と、保護膜及び絶縁膜からなる積層膜と、前
    記積層膜を貫通して前記コンタクト領域に達する接続プ
    ラグと、前記積層膜を貫通して前記非コンタクト領域に
    達するダミープラグとが形成された半導体装置であっ
    て、 前記ダミープラグは前記半導体装置の回路動作に寄与し
    ないプラグであることを特徴とする半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記接続プラグの上部に前記絶縁膜に
    埋め込まれた配線が形成されていることを特徴とする請
    求項10に記載の半導体装置。
  12. 【請求項12】 基板上に、不純物拡散領域と、ゲート
    電極と、前記ゲート電極の側壁に設けられたサイドウォ
    ールと、素子分離領域と、 前記ゲート電極、前記サイドウォール及び前記不純物拡
    散領域の少なくとも一部を覆う保護膜と、前記保護膜を
    覆う絶縁膜と、前記絶縁膜及び前記保護膜を貫通して前
    記不純物拡散領域に達する接続プラグと、前記絶縁膜及
    び前記保護膜を貫通して前記素子分離領域に達するダミ
    ープラグとが形成された半導体装置であって、 前記ダミープラグは前記半導体装置の回路動作に寄与し
    ない接続プラグであることを特徴とする半導体装置。
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