JP2002317610A - 内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents

内燃機関のバルブタイミング制御装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロックピンとピン孔の間にクリアランスを設
けることによって、ピン孔とロック穴の軸心のずれを吸
収しつつ、ロック解除時におけるロックピンとピン孔の
引っ掛かりを無くす。初期位置でのロックピンとロック
穴の確実な嵌合と、スムーズなロック解除を実現する。 【解決手段】 ベーンロータ16に設けられたピン孔4
2にロックピン43を出没自在に収容し、ハウジング1
4側に設けられたロック穴46に、ロックピン43の先
端部を嵌合することによってベーンロータ16とハウジ
ング14の相対回動をロックするバルブタイミング制御
装置において、ロックピン43の大径部51とピン孔4
2の間のクリアランスd1を、同ピン43の小径部50
とピン孔42の間のクリアランスd2よりも大きく設定
した。ロックピン43が傾いても大径部51のコーナの
エッジ部分がピン孔42の内周面に接触しなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の吸気弁
や排気弁の開閉タイミングを運転状態に応じて制御する
バルブタイミング制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関のクランクシャフトと同期回転
するタイミングプーリやチェーンスプロケット等の駆動
力伝達部材と、外周に駆動カムを有するカムシャフトと
の組付角を回動操作することにより、機関弁(吸気弁ま
たは排気弁)の開閉タイミングを可変制御するバルブタ
イミング制御装置が従来より案出されており、この技術
は、例えば、特開平10-110603号公報等に示さ
れている。
【0003】この公報に記載のバルブタイミング制御装
置は、駆動力伝達部材側のハウジングの内部に、カムシ
ャフトの端部に一体に取り付けられたベーンロータを収
容配置すると共に、前記ハウジングの内部に進角室と遅
角室を設け、この各室に選択的に油圧を給排することに
よってベーンロータをハウジングに対して相対回動さ
せ、それにより駆動力伝達部材とカムシャフトとの回転
位相を変化させて機関弁の開閉タイミングを変更する基
本構成となっている。
【0004】また、機関の始動性を良好にするために
は、吸気弁と排気弁の所謂オーバーラップを小さくする
必要があるため、このバルブタイミング制御装置の場
合、機関停止時に前記オーバーラップが最小になる側
(吸気弁にあっては最遅角側、排気弁にあっては最進角
側)においてベーンロータとハウジングを機械的にロッ
クするロック機構が設けられている。
【0005】即ち、この装置にあっては、図10に示す
ように、ベーンロータ1の羽根部にロックピン2が進退
自在に設けられ、このロックピン2がスプリング3によ
って突出方向に付勢される一方で、初期位置(吸気弁と
排気弁のオーバーラップが最小となる位置)において、
このロックピン2が嵌合されるべくロック穴4がハウジ
ング5側に設けられている。したがって、機関の停止時
にベーンロータ1が初期位置に戻されると、ロックピン
2がスプリング3の付勢力を受けて突出し、その先端部
がロック穴4に嵌合される。
【0006】また、この装置は、機関始動後にロック機
構のロックを解除するために、進角室と遅角室の両油圧
をロックピン2に作用させるロック解除機構を採用して
いる。即ち、ベーンロータ1側でロックピン2を収容す
べくピン孔6は、小径孔6aと大径孔6bを有する二段
孔形状とされ、ロックピン2は、小径孔6内を入出する
先端側の小径部2aと、この小径部2aに対してフラン
ジ状に拡径し、大径孔6b内に収容される基端側の大径
部2bとを有している。そして、ハウジング5側のロッ
ク穴4の底部には進角室と遅角室のうちの一方側の油圧
が供給され、ピン孔6の大径孔6bと小径孔6aの間の
段差面と、ロックピン2側の大径部2bとの間に形成さ
れた環状空間7には、進角室と遅角室のうちの他方側の
油圧が供給されるようになっている。したがって、ロッ
クピン2がロック穴4に嵌合された状態(ロック状態)
において、進角室と遅角室の一方側の作動油の圧力が高
まると、その圧力がスプリング3の力に抗してロックピ
ン2を後退させるように作用する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
バルブタイミング制御装置においては、ベーンロータ1
とハウジング5の相対回動位置が初期位置に達したとき
にロックピン2がロック穴4に確実に嵌合できるように
しなければならないが、初期位置でピン孔6とロック穴
4の軸心位置が完全に合致するように製造することは実
際上難しい。つまり、初期位置でピン孔6とロック穴4
の軸心位置を合致させるためには、ハウジング5とベー
ンロータ1の製造精度や組付精度を高め、さらにピン孔
6やロック穴4の加工精度等もすべて同様に高めなけれ
ばならず、このようなことは現在の技術においては実際
上不可能である。このため、従来においては、ロックピ
ン2の小径部2aと大径部2bに対してピン孔6の小径
孔6aと大径孔6bを大きめに形成しておき、ロックピ
ン2とピン孔6の間に設けられたクリアランスdによっ
てピン孔6とロック穴4の軸心の位置ずれを吸収できる
ようにしている。
【0008】しかし、この従来のバルブタイミング制御
装置の場合、ロックピン2とピン孔6について小径部2
aと小径孔6a、大径部2bと大径孔6bの各間に同様
のクリアランスdを設けるようにしているため、図10
に一部拡大して示すように、ロックピン2がロック穴6
に傾いた状態で嵌合しているときにロックピン2に解除
油圧が作用すると、ロックピン2の大径部2bがコーナ
のエッジE部分でピン孔6(大径孔6b)の内面に引っ
掛かり、ロックピン2のスムーズな抜けが阻害されてし
まう。
【0009】そこで本発明は、初期位置でのロックピン
とロック穴の確実な嵌合と、スムーズなロック解除を実
現できるようにして、初期位置でのベーンロータのばた
つき防止と、位相変更の円滑化を図ることのできる内燃
機関のバルブタイミング制御装置を提供しようとするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための手段として、請求項1に記載の発明は、内燃機関
のクランクシャフトによって駆動される駆動力伝達部材
と、外周に機関弁を作動させるための駆動カムを有する
一方で前記駆動力伝達部材が必要に応じて相対回動でき
るように組み付けられ、前記駆動力伝達部材から動力を
伝達されて従動回転するカムシャフトと、前記駆動力伝
達部材と前記カムシャフトのいずれか一方と一体化され
て回転するハウジングと、このハウジング内に収容さ
れ、前記駆動力伝達部材とカムシャフトの他方と一体化
されて回転するベーンロータと、前記ハウジング内に設
けられ、油圧によって前記ベーンロータを回動させる進
角室及び遅角室と、この進角室及び遅角室に選択的に油
圧を給排する油圧給排手段と、前記ベーンロータとハウ
ジングの一方側に設けられたピン孔にロックピンが出没
自在に収容され、このロックピンの先端部が前記ベーン
ロータとハウジングの他方側に設けられたロック穴に嵌
合することによって、ベーンロータとハウジングの相対
回動位置を最遅角位置または最進角位置にロックするロ
ック機構と、前記ロックピンの受圧面に進角室または遅
角室の油圧を作用させてロック穴に対するロックピンの
嵌合を解除するロック解除機構とを備え、前記ピン孔
は、ロックピンが入出する先端側に対して基端側が拡径
して形成され、ロックピンは、前記ロック穴側に位置さ
れる先端側の小径部と、この小径部に対して段差状に拡
径する基端側の大径部とを有し、前記小径部の先端側の
面と大径部の小径部寄りの段差面が夫々進角室と遅角室
の各一方の油圧を受ける受圧面とされた内燃機関のバル
ブタイミング制御装置において、前記ロックピンの大径
部とピン孔の間のクリアランスを、小径部とピン孔の間
のクリアランスよりも大きく設定した。
【0011】この発明の場合、ロックピンが初期位置に
おいてロック穴に傾いた状態で嵌合し、その状態からロ
ックピンに解除油圧が作用すると、ロックピンは小径部
がピン孔の小径孔部分に接触し、ロックピンの大径部は
ピン孔の大径孔部分に接触しなくなる。したがって、大
径部のコーナのエッジ部分がピン孔の内面に引っ掛かる
ことはなくなる。
【0012】請求項2に記載の発明は、さらに前記ロッ
クピンの大径部に、径方向に変形可能であってピン孔に
密接するシール部材を設けるようにした。この場合、シ
ール部材は径方向に変形可能であることから、ロックピ
ンの後退時にそのシール部材がピン孔に引っ掛かること
はない。また、ロックピンの大径部とピン孔の大径孔の
間のクリアランスはシール部材によって密閉されるた
め、そのクリアランスを通しての作動油の漏出は阻止さ
れる。
【0013】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
の発明と同前提のバルブタイミング制御装置において、
ロックピンを、先端側の小径部からスレート状に一定外
径に形成された基端側の外周面に環状溝が形成されて成
るロックピン本体と、このロックピン本体の環状溝に取
り付けられ、拡径方向の弾発力を有し縮径方向の変形を
許容するリング状部材とを備えた構成とし、前記リング
状部材がロックピンの大径部を成すようにした。
【0014】この発明の場合、ロック解除時には、ロッ
クピン本体の小径部の先端側の面とリング状部材の側面
が進角室と遅角室の各一方の圧力を受け、いずれかで受
けた圧力の作用によりロックピンが後退することとな
る。ロックピンは小径部とピン孔の間のクリアランスの
範囲で径方向の若干の変位が可能であるが、この変位の
際、リング状部材はピン孔の内壁に当接して縮径方向に
変形する。しかし、リング状部材は拡径方向の弾発力を
有しているため、ピン孔の内壁に密接してリング状部材
の周域からの作動油の漏出を阻止することができる。ま
た、ロックピンがロック穴に傾いて嵌合し、その状態か
らロックピンに解除油圧が作用したときには、大径部を
成すリング状部材がピン孔の内壁に接触するものの、リ
ング状部材は縮径方向の変形が可能となっているために
ピン孔の内壁に引っ掛かることはない。
【0015】請求項4に記載の発明は、前記リング状部
材を、伸縮性の小さい材料によって、環状の一部がテー
パ状の合せ面で切り離された形状に形成した。
【0016】この発明の場合、リング状部材をロックピ
ン本体の環状溝に取り付けるときには、リング状部材を
合せ面から開くことによって容易に取り付けることがで
きる。また、合せ面はテーパ状となっているため、リン
グ状部材が多少径方向に変形しても合せ面からの作動油
の漏出を阻止することができる。さらに、リング状部材
は伸縮性の小さい材料によって形成されているため、リ
ング状部材に作動油の圧力が作用したときには、その圧
力がリング状部材の伸縮変形によって吸収されることな
く、ロックピン本体を即時に後退作動させることとな
る。
【0017】請求項5に記載の発明は、リング状部材と
環状溝の間に軸方向と径方向のクリアランスを持たせる
ようにした。
【0018】この発明の場合、ロック解除時にリング状
部材部分に作動油が導入されると、その作動油の圧力は
リング状部材の軸方向の一側面と内周面に作用し、リン
グ状部材を環状溝の一方の側壁に押付けると共に、同リ
ング状部材を拡径してピン孔の内周面に押付けることと
なる。したがって、このときリング状部材が環状溝とピ
ン孔に作動油の圧力に応じた力で押し付けられ、作動油
の漏れが確実に防止される。
【0019】請求項6に記載の発明は、遅角室または進
角室からのロック解除油圧を受けて圧接されるリング状
部材と環状溝の軸方向の当接面を、径方向外側に向かう
につれて受圧側から離間するテーパ状に形成するように
した。
【0020】この発明の場合、ロック解除時にリング状
部材の軸方向の一側面に作動油の圧力が作用して、同リ
ング状部材が環状溝の軸方向の当接面に押し付けられる
と、同リング状部材は当接面のテーパに沿って径方向外
側に拡径し、ピン孔の内周面に強力に押し付けられるこ
ととなる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0022】図1〜図3は、請求項1に対応する本発明
の第1の実施形態を示すものであり、図1において、1
1は、内燃機関のカムシャフトである。このカムシャフ
ト11はシリンダヘッド12に回転自在に支持されると
共に、その基幹部外周に機関弁である吸気弁を開閉する
ための図外の駆動カムが設けられている。本発明にかか
るバルブタイミング制御装置10はこのカムシャフト1
1の前端部側に設けられている。
【0023】バルブタイミング制御装置10は、図外の
タイミングチェーン等を解して内燃機関のクランクシャ
フト(図示せず。)によって回転駆動される駆動力伝達
部材としてのチェーンスプロケット13と、このチェー
ンスプロケット13が一体に形成されたハウジング14
と、一端部にこのハウジング14が必要に応じて回転で
きるように組み付けられる前記カムシャフト11と、こ
のカムシャフト11の一端にカムボルト15によって一
体に結合され前記ハウジング14の内部に回動自在に収
容されたベーンロータ16と、このベーンロータ16を
内燃機関の運転状態に応じて油圧によって正逆回転させ
る油圧給排手段17と、機関の始動時等にハウジング1
4とベーンロータ16の相対回動を規制するロック機構
18と、このロック機構18のロックを解除するロック
解除機構23とを備えている。
【0024】前記ハウジング14は、略円筒状のハウジ
ング本体19と、このハウジング本体19の前後の端面
にボルトによって結合されたフロントカバー20及びリ
アカバー21とを備えており、ハウジング本体19の内
周面には、図2に示すように、90°間隔で断面台形状
の仕切壁22が4つ突設されている。
【0025】一方、前記ベーンロータ16は、カムシャ
フト11の前端部にカムボルト15によって結合される
略円柱状の胴部24と、この胴部24の外周面に90°
間隔で放射状に突設された4つの羽根部25を備えてお
り、胴部24はハウジング14の軸心位置に配置され、
各羽根部25はハウジング14の隣接する仕切壁22,
22間に配置されている。そして、ベーンロータ16の
各羽根部25の一方側の側面とそれに対峙する仕切壁2
2の間は進角室26とされ、各羽根部25の他方側の側
面とそれに対峙する仕切壁22の間は遅角室27とされ
ている。したがって、この装置においては進角室26と
遅角室27の対が計4組設けられている。尚、各羽根部
25と仕切壁22の先端部には、ばね付勢されたシール
部材28が夫々装着され、隣接する室26,27間の液
密が図られている。
【0026】また、ベーンロータ16の胴部24の前端
面の中央には接続穴29が形成され、この接続穴29の
底部には、ベーンロータ16をカムシャフト11に結合
するための前記カムボルト23の頭部が配置されてい
る。さらに、接続穴29の内周面には前記各進角室26
に連通する第1の径方向孔30の端部と、各遅角室27
に連通する第2の径方向孔31の端部が夫々開口してい
る。
【0027】そして、前記ベーンロータ16の接続穴2
9には、シリンダヘッド12の前端側に取り付けられた
VTCカバー32の円柱状の給排通路軸33が相対回転
可能に嵌挿されており、この給排通路軸33を通して進
角室26と遅角室27に対する作動油の給排が行われる
ようになっている。
【0028】油圧給排手段17は、図1に示すように、
給排通路軸33の内部通路と第1の径方向孔30を通し
て進角室26に油圧を給排する第1油圧通路34と、給
排通路軸33の別の内部通路と第2の径方向孔31を通
して遅角室27に油圧を給排する第2油圧通路35の2
系統の油圧通路を有し、この両油圧通路34,35に
は、供給通路36とドレン通路37が夫々流路切換用の
電磁切換弁38を介して接続されている。尚、図中39
はオイルパンを示し、40はオイルポンプ、41はコン
トローラを示す。また、このコントローラ41には、カ
ムシャフト11とクランクシャフトの回転信号の他、負
荷や温度などの機関の運転状態を示す各種信号が入力さ
れるようになっている。
【0029】ロック機構18は、ベーンロータ16の一
つの羽根部25に軸方向に沿って形成されたピン孔42
に進退自在に収容されたロックピン43と、ピン孔42
内に収容されてロックピン43をフロントカバー20方
向に付勢するスプリング44と、ピン孔42内に収容さ
れてスプリング44の逆側の端部を支持するリテーナ4
5と、フロントカバー20の内側面に設けられ、ベーン
ロータ16がハウジング14に対して遅角側に最大に変
位した位置(初期位置)においてロックピン43の先端
が嵌合されるロック穴46とを備えている。
【0030】ピン孔42は、リアカバー21側の端部か
らフロントカバー20側の端部に向かって段差状に縮径
して形成されており、フロントカバー20側の小径孔4
7とリアカバー21側の大径孔48を接続する段差面4
9は内周縁部のコーナが鈍角を成すようにテーパ状に傾
斜している。一方、ロックピン43は、ピン孔42の小
径孔47部分に嵌挿される先端側の小径部50と、この
小径部50の基端側にフランジ状に拡径しピン孔42の
大径孔48部分に嵌挿される大径部51を有し、さら
に、小径部50の先端側には、ロック穴46に嵌合され
るべく截頭円錐状の突起部52が設けられている。そし
て、ロックピン43は突起部52の先端面と、大径部5
1の小径部50側の段差側面が受圧面とされ、これらに
適宜ロック解除油圧が作用するようになっている。
【0031】即ち、ロック穴46の底部は解除通路53
を介して進角室26に連通し、ピン孔42の段差面49
とロックピン43の大径部51の間に形成された環状空
間54は解除通路55を介して遅角室27に連通してい
る。したがって、ロックピン43がロック穴46に嵌合
された状態で進角室26側の圧力が高まると、ロックピ
ン43を後退させるように突起部52の先端面に進角室
27の圧力が作用し、また、遅角室27側の圧力が高ま
ると、同様にロックピン43を後退させるように大径部
48の側面に遅角室27の圧力が作用する。
【0032】尚、この実施形態においては、ロック穴4
6の底部に連通する解除通路53と、ピン孔42とロッ
クピン43の間の環状空間54、環状空間54に連通す
る解除通路55等によってロック解除機構23が構成さ
れている。また、ロックピン43の大径部48の背部側
の空間は、ベーンロータ16に形成されたドレン溝56
を介して大気に連通している。
【0033】ここで、ピン孔42とロックピン43の間
には、ベーンロータ16とハウジング14が初期位置
(最遅角位置)にあるときにロックピン43がロック穴
46に確実に嵌合し得るように従来のものと同様に所定
クリアランスが設けられている。しかし、このクリアラ
ンスについては、小径部50と小径孔47、大径部51
と大径孔48の各間で異なり、大径部51と大径孔48
の間のクリアランスd1は小径部50と小径孔47の間
のクリアランスd2よりも大きく設定されている。
【0034】つづいて、このバルブタイミング制御装置
10の作動について説明する。
【0035】内燃機関の始動時には、ベーンロータ16
がハウジング14に対して遅角側に回動した状態でロッ
ク機構18のロックピン43が両者を機械的にロックし
ており、クランクシャフトの回転力はその状態において
カムシャフト11に伝達される。したがって、駆動カム
とバルブスプリングの力に起因するトルク反力によって
ベーンロータ16がハウジング14に対してばた付く不
具合は回避され、カムシャフト11は遅角タイミングで
吸気弁を開閉することとなる。
【0036】そして、こうして機関が始動されると、遅
角室27に導入される作動油の圧力が次第に増大し、ベ
ーンロータ16の各羽根部25が遅角室27の圧力を受
けて遅角側に押圧される一方、ロックピン43の大径部
51が同じ遅角室の圧力を受けて後退方向に押圧され
る。このときロックピン43は設定によってはロック穴
46から完全に抜けないが、少なくともロック穴46に
対して抜け易い状態が作られる。
【0037】ところで、ロックピン43を収容するピン
孔42と、ロックピン43の間にはクリアランスが設け
られているため、ロックピン43はロック穴46に対し
て傾いた状態で嵌合されることがある。しかし、このよ
うな場合であっても、ロックピン43の大径部51側の
クリアランスd1は小径部50側のクリアランスd2より
も大きく設定されているため、ロックピン43にロック
解除油圧が作用したときに大径部51のコーナのエッジ
E部分がピン孔42の内面に引っ掛かるようなことはな
い(図3参照)。つまり、ロックピン43が傾く場合に
は、前述のクリアランスの関係(d1>d2)で、図3に
示すようにロックピン43の小径部50がピン孔42
(小径孔47)に先に当接し、ロックピン43の大径部
51はピン孔42に対して非接触となる。
【0038】また、この後に機関回転数が高まり、電磁
切換弁38の操作によって供給通路36が進角室27
に、ドレン通路37が遅角室27に夫々連通すると、進
角室26に導入される高圧の作動油が解除通路53を通
してロックピン43の先端の突起部52に作用し、ロッ
クピン43がこの作動油の圧力を受けてピン孔42内に
後退する。これにより、ロック機構18によるハウジン
グ14とベーンロータ16の機械的なロックが完全に解
除され、ベーンロータ16は進角室26の圧力を受けて
進角側に回動する。この結果、カムシャフト11は進角
タイミングで吸気弁を開閉することとなる。
【0039】また、この状態から機関が停止しようとす
ると、駆動カムとバルブスプリングの力に起因するトル
ク反力によってベーンロータ16がハウジング14に対
して最遅角位置に戻され、その状態でロックピン43が
スプリング44の付勢力によってロック穴46に嵌合さ
れる。この結果、次の機関始動に備えたロック状態に維
持される。尚、ベーンロータ16が最遅角位置に変位し
た状態においては、ピン孔42とロック穴46の軸心が
完全に合致しないことがほとんどであるが、この場合で
あっても、ロックピン43はロック穴46内のテーパ面
にガイドされつつピン孔42とのクリアランスd2の範
囲で適宜動くことにより、ロック穴46に対して確実に
嵌合される。
【0040】以下、本発明の他の実施形態について説明
する。尚、以下で説明する実施形態においては、図1〜
図3に示した第1の実施形態と同一部分には同一符号を
付し、重複する部分についての説明は省略するものとす
る。
【0041】図4は、請求項2に対応する本発明の第2
の実施形態を示すものであり、この実施形態のバルブタ
イミング制御装置110はロックピン43の大径部51
の外周に環状溝58を設け、この環状溝58にピン孔4
2の内周面に密接する樹脂またはゴムから成るシールリ
ング59(シール部材)を取り付けた点が第1の実施形
態のものと異なっている。
【0042】この装置の場合、基本的に第1の実施形態
とほぼ同様の作用効果を得ることができるが、さらに、
ロックピン43の大径部48の周域からの作動油の漏れ
をシールリング59によって確実に阻止することができ
るため、ロックピン43の解除作動をより迅速、確実な
ものとすることができる。
【0043】また、図5〜図8は、請求項3〜5に対応
する本発明の第3の実施形態を示すものであり、この実
施形態のバルブタイミング制御装置210は基本的な構
成は第1の実施形態のものとほぼ同様であるが、ロック
ピン243の構成が第1の実施形態のものと大きく異な
っている。
【0044】即ち、ロックピン243は、金属材料によ
って形成されるロックピン本体60が、ピン孔42の小
径孔47に嵌挿される小径部50から基端側に向かって
一定外径のストレート状に形成され、その基端側の外周
面に環状溝61が形成されると共に、この環状溝61
に、伸縮性の小さい樹脂或は金属等の材料からなるリン
グ状部材62が取り付けられ、このリング状部材62が
ロックピン243の大径部を成すようになっている。
【0045】リング状部材62は、図6に示すように環
状の一部が切り離された略C字状に形成され、その切り
離された端末部が軸線と直交する面に対して所定の傾斜
角θを持つテーパ状の合せ面63a,63bとなってい
る。そして、このリング状部材62は拡径方向の弾発力
を有し、ピン孔42への挿入前においては合せ面63
a,63bが若干離間するようになっている。
【0046】リング状部材62は、合せ面63a,63
b部分から拡径方向に僅かに押し開くことによってロッ
クピン本体60の環状溝61に取り付けられ、ロックピ
ン本体60と共にピン孔42の大径孔48部分に挿入さ
れる。こうして大径孔48に挿入されたリング状部材6
2は合せ面63a,63b相互が当接するように縮径さ
れるが、この状態において、リング状部材62と環状溝
61の間には、図7に示すように軸方向と径方向のクリ
アランスda,dbが形成されている。
【0047】したがって、環状空間54が低圧である間
(解除通路55を介して導入される遅角室27の圧力が
低圧である間)は、リング状部材62は自身の拡径方向
の弾発力のみによって大径部の内周面に当接している
が、環状空間54に高圧の作動油が導入されると、その
作動油の圧力がリング状部材62の環状空間54側の側
面と内周面に作用し、リング状部材62は、このとき作
動油の圧力による押圧作用でもって環状溝61の他方の
側壁と、大径孔48の内周面に押し付けられる。よっ
て、高圧の作動油が遅角室27から環状空間54に導入
されるときには、その作動油の圧力に応じた力でもって
リング状部材62の周域からの作動油の漏れを確実に防
止し、ロックピン43をロック解除方向に迅速かつ確実
に作動させることができる。
【0048】また、リング状部材62は大径孔48の内
周面に常時当接するものの、クリアランスdbの範囲で
縮径方向の自由な変形が可能となっているため、ロック
ピン243がロック穴46に嵌合するときには、ピン孔
42とロック穴46の軸心のずれを吸収すべくロックピ
ン243の径方向の変位を許容することができる。
【0049】そして、このときロックピン243が斜め
に傾いてロック穴46に嵌合されることがあるが、この
傾きによってリング状部材62のコーナ部に集中する応
力はリング状部材62の縮径方向の弾性変形によって確
実に緩和することができる。したがって、ロックピン2
43の後退作動時にロックピン243の後端部がピン孔
42の内面に引っ掛かる不具合は回避することができ
る。よって、この実施形態においてもロック解除時にお
けるロックピン243の円滑な作動を得ることができ
る。
【0050】また、リング状部材62は樹脂や金属等の
伸縮性の小さい材料によって形成されているため、環状
空間54から作動油の圧力を受けたときに、伸縮変形す
ることなく環状溝61や大径孔48に対して即時にシー
ル作用を発揮することができる。したがって、このこと
からもロック解除時におけるロックピン243の迅速か
つ確実な作動を得ることができる。
【0051】さらに、リング状部材62は合せ面63
a,63bがテーパ状に形成されているため、同リング
状部材62の径方向の変形に拘らず常時合せ面63a,
63bでの接触を維持することができ、合せ面63a,
63bからの作動油の漏出を確実に防止することができ
る。とりわけ、この実施形態においては、図6に示すよ
うに、リング状部材62の軸方向の側面の面積が内周面
の面積よりも大きいために、環状空間54の作動油の圧
力は軸方向の押付力としてより大きく作用するが、合せ
面63a,63bのテーパは軸方向の力を受けて互いに
押し付けられるように作用する。したがって、作動油に
よる押付力も作用して合せ面63a,63bからの作動
油の漏出をより確実に阻止することができる。
【0052】また、この実施形態の装置210の場合、
ロックピン本体60を小径部50から基端側にかけてス
トレート状に形成し、その基端側の外周面に形成した環
状溝61に別体のリング状部材62を取り付け、それに
よってロックピン243の大径部を構成するようにした
ため、ロックピン243の製造時における金属材料から
の削り出しは、小径部50とほぼ同径の円柱金属材料か
ら先端の突起部52と環状溝61を造形すべく切削を施
すだけで良い。したがって、第1の実施形態や第2の実
施形態のもののように、大径部51とほぼ同径の円柱金
属材料から小径部50や突起部52を切削によって削り
出す場合に比較して、歩留まりが良いうえ、切削加工自
体も容易となる。したがって、第1,第2の実施形態に
比較すれば、ロックピン243をより低コストで製造す
ることができる。
【0053】図9は、請求項6に対応する本発明の第4
の実施形態を示すものであり、この実施形態のバルブタ
イミング制御装置310は、第3の実施形態のものと基
本的な構成は同様であるが、リング状部材362とロッ
クピン343の環状溝361の形状が第3の実施形態の
ものと若干異なっている。
【0054】即ち、リング状部材362は、軸方向の側
面のうちの環状空間54と逆側の側面70(当接面)が
軸線と直交するように形成されているのではなく、軸線
と直交する面に対して所定の角度αを成すようにテーパ
状に形成されている。この側面70のテーパは径方向外
側に向かうにつれて環状空間54から離間する向きに傾
斜している。そして、ロックピン343の環状溝361
は、リング状部材362の側面70に当接する側面71
(当接面)がリング状部材362の側面70に対応すべ
くテーパ状に形成されている。
【0055】この実施形態のバルブタイミング制御装置
310は、基本的に、第3の実施形態と同様の作用効果
を得ることができるが、上記のような特有の構成を採用
したために、以下のようなさらなる作用効果を得ること
ができる。
【0056】即ち、この装置310は、リング状部材3
62と環状溝361の軸方向の側面70,71がテーパ
状に形成されているため、環状空間54の圧力を受けて
リング状部材362が環状溝361の側面71に押し付
けられると、リング状部材362が側面71のテーパに
沿って拡径方向に押し開かれることとなり、その結果、
リング状部材362が大径孔48の内周面に強力に押し
付けられる。したがって、この実施形態の場合、第3の
実施形態に対して、より大きな力でリング状部材362
を大径孔48に押付けることができることから、リング
状部材362の周域からの作動油の漏出をより確実に防
止することができる。
【0057】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明は、
ロックピンが傾いた状態でロック穴に嵌合した場合であ
っても、ピン孔とのクリアランスの小さいロックピンの
小径部がピン孔に当接して大径部がピン孔に直接当接し
なくなるため、ロック解除時に大径部のコーナのエッジ
部分がピン孔の内面に引っ掛かる不具合を確実に回避す
ることができ、したがって、ロックピンとピン孔の間に
クリアランスを持たせることによってロックピンとロッ
ク穴の確実な嵌合を実現しつつ、ロック解除時のロック
ピンの円滑、かつ確実な作動を得ることができる。
【0058】請求項2に記載の発明は、さらにロックピ
ンの大径部にシール部材を設けるようにしたため、大径
部とピン孔のクリアランスを通しての作動油の漏れを確
実に防止し、ロックピンの迅速かつ確実なロック解除作
動を実現することができる。
【0059】請求項3に記載の発明は、ロックピンが傾
いた状態でロック穴に嵌合してロックピンの大径部がピ
ン孔に接触することがあっても、大径部を、縮径方向の
変形が可能なリング状部材によって構成したことから、
ロック解除時に大径部がピン孔の内面に引っ掛かる不具
合を確実に回避することができ、しかも、リング状部材
は拡径方向の弾発力を有することから、ピン孔の内面に
常時接触させて作動油の漏出を確実に防止することがで
きる。また、この発明においては、ロックピン本体を小
径部から基端側にかけてストレート状に形成し、その基
端側の外周面に形成した環状溝に別体のリング状部材を
取り付けることによって、ロックピンの大径部を構成す
るようにしたため、大径部とほぼ同径の円柱材料から削
り出してロックピン全体を造形する場合に比較して、製
造時における金属材料の歩留まりが良くなるうえに、切
削加工自体も容易となり、その結果、より低コストでの
製造が可能になる。
【0060】請求項4に記載の発明は、リング状部材
を、環状の一部がテーパ状の合せ面で切り離された形状
としたため、実使用時における作動油の漏れを招くこと
なく、環状溝に対するリング状部材の取り付けを容易に
することができ、しかも、リング状部材を伸縮変形の生
じ難い材料で形成したことから、ロック解除時にロック
ピンを応答性よく作動させることができる。
【0061】請求項5に記載の発明は、リング状部材に
作用する作動油の圧力に応じた力でリング状部材を環状
溝の側壁とピン孔の内面に押付けることができるため、
ロック解除時におけるリング状部材の周囲からの作動油
の漏出をより確実に防止し、ロックピンの迅速かつ確実
なロック解除作動を実現することができる。
【0062】請求項6に記載の発明は、ロック解除時
に、リング状部材の軸方向の一側面に作動油の圧力が作
用し、リング状部材がその圧力によって環状溝との当接
面に押付けられたときに、当接面のテーパ形状に沿って
リング状部材が拡径されるようにしたため、リング状部
材の周囲からの作動油の漏れをさらに一層確実に防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す図2のA−A線
に沿う断面図。
【図2】同実施形態を示す図1のB−B線に沿う断面
図。
【図3】同実施形態を示す図2のC−C線に沿う断面
図。
【図4】本発明の第2の実施形態を示す図3に対応の断
面図。
【図5】本発明の第3の実施形態を示す図1に対応の断
面図。
【図6】同実施形態を示すリング状部材の斜視図。
【図7】同実施形態を示す図3に対応の断面図。
【図8】同実施形態を示す図3に対応の断面図。
【図9】本発明の第4の実施形態を示す図7に対応の断
面図。
【図10】従来の技術を示す断面図。
【符号の説明】
10,110,210,310…バルブタイミング制御
装置 11…カムシャフト 13…チェーンスプロケット(駆動力伝達部材) 14…ハウジング 16…ベーンロータ 17…油圧給排手段 18…ロック機構 23…ロック解除機構 26…進角室 27…遅角室 38…電磁切換弁 42…ピン孔 43,143,243,343…ロックピン 46…ロック穴 50…小径部 51…大径部 59…シールリング(シール部材) 60…ロックピン本体 61,361…環状溝 62,362…リング状部材 63a,63b…合せ面 70,71…側面(当接面)
フロントページの続き Fターム(参考) 3G018 AA05 AA06 AB02 AB04 AB05 AB07 AB16 BA10 BA29 BA33 CA12 DA20 DA41 DA45 DA54 DA57 DA58 DA63 DA70 DA72 DA73 DA74 DA83 EA02 EA19 EA20 EA22 EA24 EA25 EA35 FA01 FA07 GA02 GA03 GA14 GA17 GA18 GA22

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のクランクシャフトによって駆
    動される駆動力伝達部材と、外周に機関弁を作動させる
    ための駆動カムを有する一方で前記駆動力伝達部材が必
    要に応じて相対回動できるように組み付けられ、前記駆
    動力伝達部材から動力を伝達されて従動回転するカムシ
    ャフトと、前記駆動力伝達部材と前記カムシャフトのい
    ずれか一方と一体化されて回転するハウジングと、この
    ハウジング内に収容され、前記駆動力伝達部材とカムシ
    ャフトの他方と一体化されて回転するベーンロータと、
    前記ハウジング内に設けられ、油圧によって前記ベーン
    ロータを回動させる進角室及び遅角室と、この進角室及
    び遅角室に選択的に油圧を給排する油圧給排手段と、前
    記ベーンロータとハウジングの一方側に設けられたピン
    孔にロックピンが出没自在に収容され、このロックピン
    の先端部が前記ベーンロータとハウジングの他方側に設
    けられたロック穴に嵌合することによって、ベーンロー
    タとハウジングの相対回動位置を最遅角位置または最進
    角位置にロックするロック機構と、前記ロックピンの受
    圧面に進角室または遅角室の油圧を作用させてロック穴
    に対するロックピンの嵌合を解除するロック解除機構と
    を備え、前記ピン孔は、ロックピンが入出する先端側に
    対して基端側が拡径して形成され、ロックピンは、前記
    ロック穴側に位置される先端側の小径部と、この小径部
    に対して段差状に拡径する基端側の大径部とを有し、前
    記小径部の先端側の面と大径部の小径部寄りの段差面が
    夫々進角室と遅角室の各一方の油圧を受ける受圧面とさ
    れた内燃機関のバルブタイミング制御装置において、 前記ロックピンの大径部とピン孔の間のクリアランス
    を、小径部とピン孔の間のクリアランスよりも大きく設
    定したことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制
    御装置。
  2. 【請求項2】 ロックピンの大径部に、径方向に変形可
    能であってピン孔に密接するシール部材を設けたことを
    特徴とする請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミン
    グ制御装置。
  3. 【請求項3】 内燃機関のクランクシャフトによって駆
    動される駆動力伝達部材と、外周に機関弁を作動させる
    ための駆動カムを有する一方で前記駆動力伝達部材が必
    要に応じて相対回動できるように組み付けられ、前記駆
    動力伝達部材から動力を伝達されて従動回転するカムシ
    ャフトと、前記駆動力伝達部材と前記カムシャフトのい
    ずれか一方と一体化されて回転するハウジングと、この
    ハウジング内に収容され、前記駆動力伝達部材とカムシ
    ャフトの他方と一体化されて回転するベーンロータと、
    前記ハウジング内に設けられ、油圧によって前記ベーン
    ロータを回動させる進角室及び遅角室と、この進角室及
    び遅角室に選択的に油圧を給排する油圧給排手段と、前
    記ベーンロータとハウジングの一方側に設けられたピン
    孔にロックピンが出没自在に収容され、このロックピン
    の先端部が前記ベーンロータとハウジングの他方側に設
    けられたロック穴に嵌合することによって、ベーンロー
    タとハウジングの相対回動位置を最遅角位置または最進
    角位置にロックするロック機構と、前記ロックピンの受
    圧面に進角室または遅角室の油圧を作用させてロック穴
    に対するロックピンの嵌合を解除するロック解除機構と
    を備え、前記ピン孔は、ロックピンが入出する先端側に
    対して基端側が拡径して形成され、ロックピンは、前記
    ロック穴側に位置される先端側の小径部と、この小径部
    に対して段差状に拡径する基端側の大径部とを有し、前
    記小径部の先端側の面と大径部の小径部寄りの段差面が
    夫々進角室と遅角室の各一方の油圧を受ける受圧面とさ
    れた内燃機関のバルブタイミング制御装置において、 前記ロックピンを、先端側の小径部からスレート状に一
    定外径に形成された基端側の外周面に環状溝が形成され
    て成るロックピン本体と、このロックピン本体の環状溝
    に取り付けられ、拡径方向の弾発力を有し縮径方向の変
    形を許容するリング状部材とを備えた構成とし、前記リ
    ング状部材がロックピンの大径部を成すようにしたこと
    を特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  4. 【請求項4】 リング状部材を、伸縮性の小さい材料に
    よって、環状の一部がテーパ状の合せ面で切り離された
    形状に形成したことを特徴とする請求項3に記載の内燃
    機関のバルブタイミング制御装置。
  5. 【請求項5】 リング状部材と環状溝の間に軸方向と径
    方向のクリアランスを持たせたことを特徴とする請求項
    4に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。
  6. 【請求項6】 遅角室または進角室からのロック解除油
    圧を受けて圧接されるリング状部材と環状溝の軸方向の
    当接面を、径方向外側に向かうにつれて受圧側から離間
    するテーパ状に形成したことを特徴とする請求項5に記
    載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。
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