JP2002312730A - 無線カード処理機 - Google Patents

無線カード処理機

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JP2002312730A
JP2002312730A JP2001117788A JP2001117788A JP2002312730A JP 2002312730 A JP2002312730 A JP 2002312730A JP 2001117788 A JP2001117788 A JP 2001117788A JP 2001117788 A JP2001117788 A JP 2001117788A JP 2002312730 A JP2002312730 A JP 2002312730A
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JP2001117788A
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Nobuyuki Kawai
信行 川合
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】装置全体を小型化することができ、無線カード
を発行処理する時間を短縮することができる無線カード
処理機を提供する。 【解決手段】無線カード処理機11は、印刷領域27を備え
るとともに無線により情報が記録される無線カード25を
所定の搬送経路39に沿って搬送する第1の搬送手段と、
前記搬送経路39に沿って設置され、かつ所定領域内を占
有するアンテナを有し、前記無線カードに対して所定の
情報を無線送信する送信手段と、前記搬送経路39につい
て、前記送信手段と対向する位置に設置され、前記無線
カード25の印刷領域27に対して画像情報を印刷する印刷
手段と、搬送方向について前記アンテナの所定領域内に
設けられ、前記無線カード25を搬送する第2の搬送手段
とを備えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線カードを発行
処理する無線カード処理機に関する。
【0002】
【従来の技術】クレジットカード、従業員証などの個人
認証用のカード媒体として、ICカードが利用されてい
る。このICカードの表面に設けられた印刷領域には、顔
画像等が印刷されており、氏名、住所、生年月日、暗証
番号といった個人情報を記録した集積回路(IC)チップが
埋設されている。ICカードの方式には、読取装置などに
差し込んで使用する接触式ICカードと、読取装置に近づ
けて使用する非接触式ICカード(無線カード)と、この2
つの方式を合わせた複合式ICカードの3種類がある。利用
者の認証方法は、読取装置によって読み取られたICカー
ドの暗証番号と、読取装置に接続された入力部に対して
利用者が入力した暗証番号とを照合することにより行わ
れる。無線カードを発行処理する無線カード処理機は、
購入客が無線カード購入の操作を行う接客部、無線カー
ドが収納されたカードホッパ部、無線カードが搬送され
る搬送経路に設置され、無線カードを搬送する搬送部、
この搬送部上に設けられ無線カードに利用者の顔画像等
を印刷する印刷部、無線カードに利用者の個人情報等を
記録するリーダライタから構成される。無線処理機を構
成する各部により、無線カードは印刷領域に印刷され、
ICチップに情報を記録された後に発行処理される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
無線カード処理機では、無線カードに利用者の顔画像等
の印刷をした後に情報の記録等を行うため、印刷部から
リーダライタまでの搬送機構が必要となり、装置全体の
小型化が困難であるという問題があった。また、この搬
送機構による無線カードの搬送時間、並びに印刷時間、
リーダライタによるデータ送信時間を含めた発行時間の
短縮が困難であるという問題があった。そこで、本発明
は装置全体を小型化することができ、無線カードを発行
処理する時間を短縮することができる無線カード処理機
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、請求項1に記載の無線カード処理機は、
印刷領域を備えるとともに無線により情報が記録される
無線カードを所定の搬送経路に沿って搬送する第1の搬
送手段と、前記搬送経路に沿って設置され、かつ所定領
域内を占有するアンテナを有し、前記無線カードに対し
て所定の情報を無線送信する送信手段と、前記搬送経路
について、前記送信手段と対向する位置に設置され、前
記無線カードの印刷領域に対して画像情報を印刷する印
刷手段と、搬送方向について前記アンテナの所定領域内
に設けられ、前記無線カードを搬送する第2の搬送手段
とを備えることを特徴とする。
【0005】また、請求項2に記載の無線カード処理機
は、請求項1において、前記第2の搬送手段は、非金属で
構成されることを特徴とする。
【0006】また、請求項3に記載の無線カード処理機
は、印刷領域を備えるとともに無線により情報が記録さ
れる無線カードを所定の搬送経路に沿って搬送する搬送
手段と、前記搬送経路に設置され、凹部を備えるととも
に、この搬送経路に沿いかつこの凹部に沿ったアンテナ
を有し、前記無線カードに対して所定の情報を無線送信
する送信手段と、前記送信手段の凹部に設けられ、前記
無線カードを支持搬送するプラテンローラと、前記搬送
経路について、前記送信手段と対向する位置に設置さ
れ、前記無線カードの印刷領域に対して画像情報を印刷
する印刷手段とを備えることを特徴とする。
【0007】また、請求項4に記載の無線カード処理機
は、請求項3において、前記プラテンローラは前記無線カ
ードを搬送する方向に沿う溝を備え、前記無線カードを
搬送する方向に沿い、かつ前記プラテンローラの溝部に
設けられ、前記無線カードに所定の情報を無線送信する
リーダライタアンテナと、当該リーダライタアンテナの
動作を制御するリーダライタユニットとを備えることを
特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態につ
いて図面を参照しながら説明する。
【0009】本発明の無線カード処理機は、購入客の指
示に基づく無線カード(非接触式ICカード)を発行処理す
るものであり、例えば交通機関等で用いられる無線式の
乗車券、定期券を販売する券売機等の一部に用いられる
ものである。
【0010】図1は無線カードを発行処理する無線カー
ド処理機11の前面に設けられた購入客用の接客部13を模
式的に示した図である。ここで、無線カードを発行処理
する無線カード処理機11の一例として、交通機関等で利
用されるプリペイド式の乗車券(無線カード)を販売す
る券売機を挙げている。
【0011】接客部13には料金投入部15が設けられ、料
金投入部15は購入客から投入された料金を受入れ、セン
サにより料金を計数する。ここで、図1の料金投入部15は
硬貨のみを受入れる様に図示されているが、紙幣も投
入、計数できるものとする。
【0012】接客部13には料金表示部17が設けられ、料
金表示部17は料金投入部15で計数された料金や釣り銭等
を表示することによって、購入客へ情報を伝える。
【0013】接客部13にはカード購入ボタン19が設けら
れ、カード購入ボタン19は料金投入部15に投入された料
金で購入可能な無線カードを購入客が選択するボタンで
ある。例えば、プリペイド式の乗車券を発行処理する場
合であれば、カード購入ボタン19には1000円分、3000円
分、5000円分等のプリペイド式の乗車券を購入するため
のボタン表示が行われる。料金投入部15に投入された料
金、もしくは料金投入部15に表示された料金で購入可能
なカード購入ボタン19が表示され、購入可能になる。例
えば3000円投入したときには、1000円分と3000円分のボ
タンが表示され、1000円分と3000円分の乗車券が購入可
能となる。このとき、投入された料金を上回る5000円分
のボタンは表示されず、購入もできない。
【0014】接客部13にはカード排出部21が設けられ、
カード排出部21は購入客が選択した額の無線カードを排
出する。
【0015】接客部13には釣り銭放出部23が設けられ、
釣り銭放出部23は購入客が料金投入部15に投入した額よ
りも、購入客がカード購入ボタン19で選択した額が少な
い場合に、差額の釣り銭を放出することにより購入客へ
返却する。
【0016】図2は無線カード25の構成を示すブロック
図である。無線カード25はカード形状であり、表面に印
刷領域27が設けられている。また、無線カード25の内部
には、半導体集積回路29が設けられている。
【0017】無線カード25には印刷領域27が設けられ、
印刷領域27は利用者の顔画像や氏名等が印刷される。こ
の印刷領域27に印刷された顔画像は、目視による利用者
の認証に用いられる。
【0018】無線カード25の内部には半導体集積回路29
が設けられ、半導体集積回路29は中央演算処理装置(CP
U)31、読み出し専用メモリ(ROM)33、書込み読み出しが
可能なメモリ(RAM)35から構成される。CUP31は演算機能
を備え、ROM33に記録されたプログラムにより、計算、
判断、照合等を行う。ROM33はCPU31で用いられるプログ
ラムを記録するメモリであり、読み出し専用である。RA
M35はデータ用のメモリであり、無線カード25外部のイ
ンターフェースから入力された暗証番号等を記録する。
【0019】無線カード25にはループ状のアンテナ37が
設けられ、アンテナ37は半導体集積回路29と接続されて
おり、外部のインターフェースと無線を送受信すること
により情報をやり取りする。この無線カード25は読取装
置等に近づけて使用することから、近接型カードとも呼
ばれる。
【0020】図3は無線カード25を発行処理する無線カ
ード処理機11を模式的に示した図である。
【0021】無線カード処理機11には搬送経路39が設け
られ、搬送経路39は無線カード25が搬送される経路であ
る。この搬送経路39に沿って無線カード25の発行処理を
行う装置等が設置されている。
【0022】無線カード処理機11に設けられたカードホ
ッパ部41には、無線カード25が積層される形で収納され
ている。このカードホッパ部41に収納された無線カード
25は、まだ印刷や情報の記録等の処理がされていない状
態のカードである。
【0023】カードホッパ部41の下部には取出し部43が
設けられ、取出し部43は無線カード25を搬送経路39へ送
り出す。取出し部43はローラの形状をしており、回転す
ることによって無線カード25を1枚ずつ搬送経路39へ送
り出す。
【0024】無線カード処理機11の搬送経路39上には複
数の搬送ローラ45(第1の搬送手段、搬送手段)が設け
られ、搬送ローラ45は無線カード25を挟持し回転するこ
とにより搬送する。
【0025】無線カード処理機11の搬送経路39には印刷
部46が設けられ、印刷部46は搬送ローラ45により搬送さ
れた無線カード25の印刷領域27に対して画像情報を印刷
する。ここで、画像情報とは、文字、記号、顔写真等を
含む画像である。購入客が選んだカードの購入情報や顔
画像等を無線カード25に印刷することにより、目視で確
認できるようにする。
【0026】印刷部46は無線カード25に印刷するサーマ
ルヘッド47、サーマルヘッド47の動作を制御する信号を
送信するサーマルヘッド制御部49、無線カード25を搬送
するプラテンローラ51(第2の搬送手段)から構成され
る。印刷方式には感熱記録方式を採用している。搬送経
路39に設けられたサーマルヘッド47の発熱部は、無線カ
ード25の搬送面上に、搬送方向に対して直角にライン状
に並んで配置される。サーマルヘッド制御部49はサーマ
ルヘッド47と接続され、サーマルヘッド47の動作を制御
する信号を送る。プラテンローラ51は、搬送経路39にお
いてサーマルヘッド47と対向する位置に設置され、無線
カード25を搬送する。ここで、プラテンローラ51の材料
は非金属で構成され、具体的には樹脂等の電波を吸収し
ない材料である。
【0027】無線カード25に圧接されたサーマルヘッド
47の発熱部が、サーマルヘッド制御部49から送られる信
号により無線カード25の印刷領域39を選択的に発熱して
印刷を行う。さらに、この無線カード25の印刷される部
分をプラテンローラ51で動かすことによって、無線カー
ド25の印刷領域27に画像情報が印刷される。
【0028】無線カード処理機11の搬送経路39につい
て、サーマルヘッド47に対向する位置には、リーダライ
タアンテナ53およびリーダライタユニット55が設けられ
ている。リーダライタアンテナ53はリーダライタユニッ
ト55から出力された信号を無線カード25のアンテナ37へ
電波で無線送信することによって、無線カード25のRAM3
5へ情報を記録する。リーダライタユニット55はリーダ
ライタアンテナ53と接続され、リーダライタユニット55
はリーダライタアンテナ53の動作を制御する。
【0029】リーダライタアンテナ53とリーダライタユ
ニット55が無線送信する情報は、主に購入客が接客部13
のカード購入ボタン19等で入力した乗車券(無線カード2
5)の種類、購入客の氏名、暗証番号等である。
【0030】無線カード処理機11に設けられた制御部57
は、接客部13、取出し部43、搬送ローラ45、サーマルヘ
ッド制御部49、プラテンローラ51、リーダライタユニッ
ト55等の動作を制御する。
【0031】制御部57は、サーマルヘッド制御部49、プ
ラテンローラ51、リーダライタユニット55を同時に、ま
たは並行して動作させる。制御部57は印刷部46に搬送さ
れた無線カード25に対して、サーマルヘッド47とサーマ
ルヘッド制御部49とプラテンローラ51に印刷動作を開始
させる。この印刷動作が開始されると同時に、制御部57
は無線カード25に対して、リーダライタアンテナ53とリ
ーダライタユニット55に書込動作を開始させることによ
って、両方の動作を同時並行して行わせる。または、制
御部57は、無線カード25に対してサーマルヘッド47等に
印刷動作を開始させてから所定の時間が経過した後、リ
ーダライタアンテナ53とリーダライタユニット55に書込
動作を開始させることによって両方の動作を同時並行し
て行わせる。または、制御部57は、無線カード25に対し
てリーダライタアンテナ53とリーダライタユニット55に
書込動作を開始させてから所定の時間が経過した後、サ
ーマルヘッド47等に印刷動作を開始させることによって
両方の動作を同時並行して行わせる。
【0032】無線カード25への印刷動作にかかる時間
と、書込動作にかかる時間の内、長く時間のかかる方の
動作が終了すると、もう一方の動作も終了する。このた
め、従来の無線カード処理機において、無線カードを印
刷手段からリーダライタへ搬送する時間と、印刷動作か
書込動作のどちらか一方の動作にかかる時間が短縮でき
る。
【0033】ここで、各動作を開始するタイミングは、
同時である必要はない。例えば無線カード25への書込動
作にかかる時間に対して、印刷動作にかかる時間が長い
場合には、書込動作を開始するタイミングを適当に遅ら
せることもある。
【0034】図3に示されるように、リーダライタアン
テナ53がプラテンローラ51付近に設けられているため、
従来の無線カード処理機と異なり、印刷部46からリーダ
ライタまでの搬送経路や搬送手段を必要とせず、装置全
体の小型化が可能となる。さらに、プラテンローラ51
は、非金属材料、具体的には樹脂等の電波を吸収しない
材料で構成される。このため、リーダライタアンテナ53
から送受信される電波への影響を減らし、効率良くリー
ダライタアンテナ53およびリーダライタユニット55を動
作させることができる。
【0035】無線カード25に記録された情報は、リーダ
ライタアンテナ53により読み取られ、正しい情報が記録
されたか確認(ベリファイ)する。さらに、リーダライタ
アンテナ53から発せられる電波によって、無線カード25
へ電力を供給する。
【0036】また、印刷方式は特に感熱記録方式である
必要はなく、プラテンローラを用いた方式であれば良
い。
【0037】図4は制御部57を中心とした、各部の信号
の送信経路を模式的に示すブロック図である。制御部57
は無線カード処理機11の各部を制御する信号を送信し、
また各部から送信された信号を受信することにより、各
種動作を行わせる。
【0038】図5はプラテンローラ51、リーダライタア
ンテナ53、リーダライタユニット55の構造を模式的に示
す上面図である。
【0039】図5に示されるリーダライタアンテナ53
は、平面上において矩形状をしたアンテナであり、搬送
経路39の付近に、搬送面に対して平行に設置される。こ
のリーダライタアンテナ53と搬送経路39の搬送面との距
離(図3のx)は、無線カード25の無線送信が可能な距離
に合わせられている。たとえば無線カード25が近接型カ
ードなら、リーダライタアンテナ53と搬送経路39の距離
は10cm以下となる。
【0040】図5に示されるプラテンローラ51は、搬送
経路39について、サーマルヘッド47に対向する位置に設
けられ、プラテンローラ51の回転軸は、無線カード25の
搬送面と平行、かつ搬送方向と直角である。このプラテ
ンローラ51は円筒形状をしており、回転することにより
無線カード25を搬送する。このため、プラテンローラ51
の一部分はリーダライタユニット55から突出している。
プラテンローラ51の外周面には、無線カード25を搬送す
る方向に2本の溝(図5のaとb)が設けられている。この
溝はリーダライタアンテナ53を通すために設けられてお
り、それぞれの溝の幅および深さはリーダライタアンテ
ナ53の径よりも大きい。さらに、この2本の溝同士の間
隔はリーダライタアンテナ53の短辺(図5のy)の長さと
同じである。このため、図5に示されるようにプラテン
ローラ51の溝にリーダライタアンテナ53を設けることが
でき、プラテンローラ51はリーダライタアンテナ53と接
触することなく回転し、無線カード25を搬送することが
できる。
【0041】リーダライタアンテナ53とプラテンローラ
51の位置関係について図5を参照しながら説明する。リ
ーダライタアンテナ53は無線カード25の搬送経路に沿っ
て平行に、かつ搬送経路と接触しない位置に設けられて
いる。プラテンローラ51はリーダライタアンテナ53の上
流部分と下流部分との間に設けられ、かつプラテンロー
ラ51の2本の溝の内側にリーダライタアンテナ53の長辺
部の中央部分(図5のaとb)が通される。リーダライタ
アンテナ53は側面から見ると、無線カード25の搬送経路
の搬送面とプラテンローラ51の溝の間を貫通している。
このため、搬送ローラ45により搬送された無線カード25
の近い場所にリーダライタアンテナ53を設けることがで
きるので、無線送信が可能な距離が10cm以下の近接型の
無線カード25に情報を送信することが可能となる。
【0042】図6の(a)は、プラテンローラ51とリーダラ
イタアンテナ53とリーダライタユニット55の構造を示す
上面図である。図6の(b)は、プラテンローラ51とリーダ
ライタアンテナ53とリーダライタユニット55の構造を示
す側面図である。リーダライタアンテナ53は、矩形状を
したアンテナであり、搬送経路と平行、かつ搬送経路39
の搬送面に近い位置に設置されている。図6の(a)に示
されるように、リーダライタアンテナ53はプラテンロー
ラ51よりも大きな矩形状をしており、リーダライタアン
テナ53の一部がリーダライタユニット55から突出した構
造をしている。このリーダライタアンテナ53はリーダラ
イタユニット55と接続されており、無線カード25に電波
を送受信することにより情報の記録や確認を行う。プラ
テンローラ51はリーダライタユニット55の内部、かつリ
ーダライタアンテナ53に囲まれた領域に設けられてい
る。さらに、プラテンローラ51は円筒形状をしており、
無線カード25を支持し回転することにより搬送経路39に
沿って搬送する。
【0043】図7はプラテンローラ51、リーダライタア
ンテナ53、リーダライタユニット55等の構成の一例を模
式的に示した図である。無線カード25の搬送経路39の搬
送面を挟んでサーマルヘッド47とプラテンローラ51が設
けられている。搬送ローラ45により印刷部46へ搬送され
た無線カード25は、サーマルヘッド47、印刷制御部49、
プラテンローラ51によって、印刷領域27に画像を記録さ
れる。図7に示されるように、リーダライタユニット55
はプラテンローラ51を囲む凹部を備えた形状をしてい
る。リーダライタアンテナ53はリーダライタユニット55
の内部に設けられており、プラテンローラ51のある凹部
では、この凹部に沿った形状をし、凹部以外の部分で
は、搬送経路39の搬送面と平行に沿った形状をしてい
る。
【0044】図4乃至図7において、リーダライタアンテ
ナ53とプラテンローラ51との位置が近いので、余分な搬
送経路39が必要なくなるとともに無線カード25への印刷
動作と送信動作を同時に行うことができ、無線カード25
の発行時間が短縮できる。
【0045】以下、図1乃至図3に基づき、各部の動作や
相互の関係等を含め発明の作用について説明する。な
お、本発明の実施の形態の一例として、交通機関のプリ
ペイド式の乗車券(無線カード25)発行処理を挙げて説明
する。
【0046】乗車券(無線カード25)を購入する購入客
は、無線カード処理機11(券売機)前面に設けられた接客
部13の料金投入部15へ料金を投入し、投入した料金を料
金表示部17の表示にて確認する。
【0047】購入客は自分が購入しようとする乗車券
(無線カード25)の種類を選択し、接客部に設けられたカ
ード購入ボタン19を押す。その後、無線カード処理機11
に設けられた入力装置により、購入客は氏名や暗証番号
等の情報を入力する。
【0048】購入客が投入した料金、購入客が選択した
乗車券(無線カード25)の種類、購入客の入力した氏名等
の情報は制御部57へ入力される。これらの情報を元に制
御部57は、取出し部43、搬送ローラ45、サーマルヘッド
47、リーダライタユニット55等に対して、各動作を行う
指示を出力する。
【0049】制御部57が出力したカード取出し指示によ
り、発行処理前の無線カード25が収納されたカードホッ
パ部41の下部に設けられた取出し部43が動作して無線カ
ード25を取出す。
【0050】カードホッパ部41から取出された無線カー
ド25は、制御部57から搬送指示を出力された搬送ローラ
45が、無線カード25を挟持し搬送することにより印刷部
46へ搬送される。
【0051】印刷部46へ搬送された無線カード25は、制
御部57から印刷指示を出力されたサーマルヘッド47およ
びプラテンローラ51により、購入客の選択したカードの
種類や購入客の入力した氏名等の情報を無線カード25の
印刷領域27に印刷される。
【0052】この印刷部46の印刷動作が開始されると同
時に、制御部57から送信指示を出力されたリーダライタ
アンテナ53は、無線カード25に対して購入客の選択した
カードの種類や購入客が入力した氏名、暗証番号等の情
報を無線送信することにより記録する。
【0053】この記録された情報は、制御部57から読取
指示を出力されたリーダライタアンテナ53で受信され
(読み取られ)、制御部57にて正しい情報が記録された
か確認する(ベリファイ)。
【0054】各動作が終了した無線カード25は、接客部
13に設けられ制御部57から排出指示が出力されたカード
排出部21から、購入客へ発行処理される。このとき、釣
り銭がある場合には、釣り銭放出部23から釣り銭を購入
客へ返却する。以上が基本的な無線カード25発行処理の
一連の流れである。
【0055】印刷部46に、熱により画像の記録および消
去を繰り返して行うことが可能なリライタブル印刷装置
を用いることもできる。このリライタブル印刷装置によ
り、無線カード25を再発行処理することが可能になり、
使用限度を超えた無線カード25や、カード発行処理時に
印刷ミス等が生じた無線カード25を再利用することがで
きる。
【0056】無線カードに無線送信することにより情報
を記録するリーダライタアンテナおよびリーダライタユ
ニット(送信手段)と、このリーダライタアンテナの内
側に設けられたプラテンローラにより、無線カード処理
機の小型化が可能となる。
【0057】また、無線カードを支持搬送するプラテン
ローラを非金属で構成することにより、無線カードに対
して効率良く情報を送信することが可能となる。
【0058】また、無線カードを搬送する搬送経路に設
置され、凹部を備えるとともに、この搬送経路に沿いか
つこの凹部に沿ったアンテナを有し、無線カードに対し
て所定の情報を無線送信する送信手段と、この送信手段
の凹部に設けられ無線カードを支持搬送するプラテンロ
ーラにより、無線カード処理機の小型化が可能となると
ともに、無線カードに対して印刷動作と書込動作を同時
並行させることができるので、無線カードの発行処理時
間の短縮が可能となる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の無線カー
ド処理機によれば、リーダライタアンテナの内側にプラ
テンローラが設けられており、印刷部とリーダライタア
ンテナの動作を同時に動作させることができるので、無
線カード処理機の小型化と、無線カードの発行処理時間
の短縮が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の一形態に係る無線カード処理機
の接客部を示す概略図。
【図2】 本発明の実施の一形態に係る無線カードを示す
ブロック図。
【図3】 本発明の実施の一形態に係る無線カード処理機
を示す概略図。
【図4】 本発明の実施の一形態に係る無線カード処理機
を示すブロック図。
【図5】 本発明の実施の一形態に係る無線カード処理機
の一部を示す概略図。
【図6】 本発明の実施の一形態に係る無線カード処理機
の一部を示す概略図。
【図7】 本発明の実施の一形態に係る無線カード処理機
の一部を示す概略図。
【符号の説明】
11…無線カード処理機、13…接客部、15…料金投入部、
17…料金表示部、19…カード購入ボタン、21…カード排
出部、23…釣り銭放出部、25…無線カード、27…印刷領
域、29…集積回路、31…中央演算処理装置、33…読み出
し専用メモリ(ROM)、35…書込み読み出しが可能なメ
モリ(RAM)、37…アンテナ、39…搬送経路、41…カー
ドホッパ部、43…取出し部、45…搬送ローラ、46…印刷
部、47…サーマルヘッド、49…印刷制御部、51…プラテ
ンローラ、53…リーダライタアンテナ、55…リーダライ
タユニット、57…制御部
フロントページの続き Fターム(参考) 3E044 AA02 BA01 BA02 BA06 CA02 CA06 DA04 DA05 DB02 DB03 DB05 DE07 EA02 EA04 EB01 5B058 CA17 KA05 KA11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷領域を備えるとともに無線により情報
    が記録される無線カードを所定の搬送経路に沿って搬送
    する第1の搬送手段と、 前記搬送経路に沿って設置され、かつ所定領域内を占有
    するアンテナを有し、前記無線カードに対して所定の情
    報を無線送信する送信手段と、 前記搬送経路について、前記送信手段と対向する位置に
    設置され、前記無線カードの印刷領域に対して画像情報
    を印刷する印刷手段と、 搬送方向について前記アンテナの所定領域内に設けら
    れ、前記無線カードを搬送する第2の搬送手段とを備え
    ることを特徴とする無線カード処理機。
  2. 【請求項2】 前記第2の搬送手段は、非金属で構成され
    ることを特徴とする請求項1記載の無線カード処理機。
  3. 【請求項3】 印刷領域を備えるとともに無線により情報
    が記録される無線カードを所定の搬送経路に沿って搬送
    する搬送手段と、 前記搬送経路に設置され、凹部を備えるとともに、この
    搬送経路に沿いかつこの凹部に沿ったアンテナを有し、
    前記無線カードに対して所定の情報を無線送信する送信
    手段と、 前記送信手段の凹部に設けられ、前記無線カードを支持
    搬送するプラテンローラと、 前記搬送経路について、前記送信手段と対向する位置に
    設置され、前記無線カードの印刷領域に対して画像情報
    を印刷する印刷手段とを備えることを特徴とする無線カ
    ード処理機。
  4. 【請求項4】 前記プラテンローラは前記無線カードを搬
    送する方向に沿う溝を備え、 前記無線カードを搬送する方向に沿い、かつ前記プラテ
    ンローラの溝部に設けられ、前記無線カードに所定の情
    報を無線送信するリーダライタアンテナと、当該リーダ
    ライタアンテナの動作を制御するリーダライタユニット
    とを備えることを特徴とする請求項3記載の無線カード
    処理機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007203487A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Seiko Epson Corp Icタグ処理機能付き印刷装置及びその制御方法
JP2008272988A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Sato Corp プリンタ
WO2013058042A1 (ja) * 2011-10-20 2013-04-25 株式会社ドッドウエル ビー・エム・エス カード発行装置

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