JP4707367B2 - 券媒体処理装置 - Google Patents
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Description
かかる構成では、利用者が券種選択部で券種の選択操作を行うと、データ記録部が選択された券種データを券媒体に記録する。精算処理部は、選択された券種データの精算処理を実行し、選択された券種データの金額相当の金銭が投入されると精算完了とする。料金の精算が完了すると、変色処理部は、券種データの記録された券媒体を券種データに応じた色に変色処理するが、この際に、データ記録部によりデータ記録する以前の券媒体に記録されている前回券種データを読取り、前回券種データが、今回選択された券種と同一のときは変色処理を行わず、今回選択された券種と異なるときは今回の券種データに応じた色に変色処理する。券媒体発行部は変色処理により券種や金銭的価値情報等によって色分けした券媒体を発行する。
請求項5のように、券媒体は、外表面に、互いに変色温度特性が異なる前記感温材料を用いて複数の変色領域を形成する構成とするとよい。
請求項6のように、前記感温材料を、変色温度特性として、温度を上昇させていった時の変色点温度が温度を降下させていった時の変色点温度より高いヒステリシス特性を示す感温変色インクとするとよい。
図1は、本発明に係る券媒体処理装置で使用可能な券媒体の第1実施形態の平面図を示し、図2は側面図を示し、図3は、この券媒体の内部電気回路の構成図を示す。
図において、本実施形態の券媒体として例えば非接触式ICトークン(以下、ICトークンとする)1は、券媒体本体としてのコイン状のトークン本体2の外表面の表裏両面に、後述する本発明の券媒体処理装置の変色処理によって可逆的に変色可能な変色部材で形成された例えば円形状の変色部3を備える。
本実施形態のICトークン1を、例えば有料施設の入場券に利用し、券種(例えば大人券と子供券)によって発行時に色分けするようにする。例えば、ICトークン1の変色部3を第1の色にして券売機にICトークン1を収納しておく。この状態で、利用者が券売機で大人券を購入したときは、ICトークン1のIC12に大人券であることを示すデータを記録し、券売機に備えた変色処理部で、変色部3を図4のt2以上の温度に加熱する変色処理をして変色部3を第2の色に変色させて発行する。また、利用者が子供券を購入したときは、ICトークン1のIC12に子供券であることを示すデータを記録し、変色処理部による変色処理を行わず変色部3が第1の色のICトークン1をそのまま発行する。
図5において、本実施形態の券媒体としてのICトークン20は、トークン本体21の外表面の表裏両面に、変色温度特性が異なる感温変色インクで形成した複数、例えば2つの変色部22,23を形成して構成する。尚、トークン本体21は、上述したトークン本体2と同様の構成とする。
例えば、テレホンカードの場合は、図7に示すようにカード30の表面に残量度数の表示部として変色部31を設け、残量度数に対応する位置を、現状の穿孔に代えて例えば図の斜線で示すように円形状に変色処理して変色させるようにする。これにより、現状と同様、カードの残量度数を知ることができる。かかるテレホンカードでは、使用済みのテレホンカードの変色部を変色処理すれば、使用前の状態に戻すことができるので、テレホンカードのリサイクルが可能になる。また、電子マネー機能を備えたカードの場合は、図8のように、カード40の適所、例えば隅等に残金表示部として変色部41を設け、例えば残金が所定値以下になると変色部を変色処理して知らせるようにする。これにより、現在の残金の状態をいつでも把握できるようになる。
このように、本発明の券媒体処理装置で処理する券媒体によれば、券媒体に記録されている残量度数や残金等の金銭的価値情報を外部から目視で確認できるようにすることが可能となる。
図9は、本発明の券媒体処理装置の参考例を示す構成図であり、券売機に適用した例である。
図9において、本参考例の券売機100は、利用者の購入要求に応じた券種のICトークンを発行するもので、タッチパネル入力部101と、金銭処理ユニット102と、ホッパー部103と、ICデータ処理部104と、ホットスタンプ処理部105と、トークン発行処理部106と、料金表示部107と、リサイクル処理部108と、中央処理部109と、を含んで構成されている。
前記金銭処理ユニット102は、購入券の料金精算時に投入された紙幣や硬貨を受け付けて計数処理し、釣銭があれば釣銭を返却するものである。
前記ホッパー部103は、発行前の券媒体であるICトークンを収納しておくものである。
前記ホットスタンプ処理部105は、発行するICトークンの変色部を券種に応じた色に変色処理するものである。
前記トークン発行処理部106は、発行するICトークンを発行口まで搬送処理するものであり、券媒体発行部に相当する。
前記料金表示部107は、料金精算時に購入された券種の料金を表示するものである。
前記中央処理部109は、タッチパネル入力部101からの入力情報に基づいて、金銭処理ユニット102、ホッパー部103、ICデータ処理部104、ホットスタンプ処理部105、トークン発行処理部106及び料金表示部107の各動作を統括的に制御すると共に、トークンがホッパー部103に収納されたときにリサイクル処理部108の動作を制御するもので、例えばマイクロコンピュータ等で構成される。
ステップ1(図中、S1で示し、以下同様とする)では、タッチパネル入力部101が操作されるまで待機し、利用者がタッチパネル入力部101で券種の選択操作を行うと、その選択情報の入力により判定がYESとなり、ステップ2に進む。
ステップ2では、選択された券種、例えば大人券か子供券かを判定し、大人券であればステップ3に進む。
ステップ4では、料金表示部107に表示した金額が支払われたか否かを判定する。表示金額以上の金銭が投入されて支払いが完了すると、ステップ5に進む。
ステップ5では、釣銭があるか否かを判定し、釣銭があればステップ6に進み釣銭の返却処理を実行し、釣銭がなければステップ6を飛び越してステップ7に進む。
ステップ7では、ホッパー部103からICトークンを排出し、搬送経路途中に配置したICデータ処理部104により、そのICトークンのICに大人券を示す券種データを書込み処理して記録する。
ステップ8では、同じく搬送経路途中に配置したホットスタンプ処理部105により、ICトークン表面の変色部を加熱して変色させる。
ステップ9では、トークン発行処理部106により、変色処理したICトークンを発行口まで搬送し排出する。
図11は、本実施形態の券売機200の構成図である。
図において、本実施形態の券売機200は、参考例のホットスタンプ処理部105に代えて、加熱機能と冷却機能を併せ持つ変色処理部205を備える。また、リサイクル処理部108は不要である。その他のタッチパネル入力部201、金銭処理ユニット202、ホッパー部203、ICデータ処理部204、トークン発行処理部206、料金表示部207及び中央処理部208の構成は参考例と略同様である。
ステップ28では、ICデータ処理部204により、ICトークンに今回の券種である大人券を示す券種データを書込み処理して記録し、ステップ29で、変色処理部205でICトークンの変色部を例えば加熱処理して大人券の色に変色させた後、ステップ30で、変色処理したICトークンを発行口から排出する。一方、ステップ27で、今回の券種が前回券種データと同一(判定がYES)と判定された場合はステップ28,29を飛び越してステップ30に進み、変色処理せずにそのまま排出する。
この参考例は、前述した例えば電子マネー機能を有するカードの残高情報等を表示処理するための券媒体処理装置の例である。
図13は、この参考例の券媒体処理装置の構成を示す図である。
図において、本参考例の券媒体処理装置300は、カード挿入部301と、データ処理部302と、変色処理部303と、カード搬送処理部304と、中央処理部305とを含んで構成されている。
前記データ処理部302は、挿入されたカードに対して金銭的価値情報等の情報を書込み読取り処理するものである。
前記変色処理部303は、カード表面に設けられた変色部をデータ処理部302の処理結果に応じた色に変色処理するものである。
前記カード搬送処理部304は、挿入されたカードを取り込み搬送すると共に、処理が終わったカードをカード挿入部301まで搬送し排出するものである。
前記中央処理部305は、カードが挿入されたときに前記データ処理部302、変色処理部303及びカード搬送処理部304の動作を統括的に制御するもので、例えばマイクロコンピュータ等で構成される。
例えば図8に示すようにカード40の表面に変色部41を備えたカードを、カード挿入部301に挿入すると、カード搬送処理部304により処理装置300内にカードを取り込み搬送し、データ処理部302がカードに記録されている残高情報を読取る。読取り残高が、例えば所定残高以下である場合、変色処理部303により変色部41を変色処理し、カード搬送処理部304によりカードを搬送しカード挿入部301から返却する。読取り残高が、所定残高より多ければ変色処理をせずにカードを返却する。これにより、カード表面の変色部の色でカード内の残高がどの程度あるのかいつでも確認することができるようになる。
2,21 トークン本体
3,22,23,31,41 変色部
4 電気回路部
30,40 カード(券媒体)
100,200 券売機
101,201 タッチパネル入力部
102,202 金銭処理ユニット
104,204 ICデータ処理部
105 ホットスタンプ処理部
106,206 トークン発行処理部
109,208,305 中央処理部
205,303 変色処理部
300 券媒体処理装置
301 カード挿入部
302 データ処理部
Claims (8)
- 外表面の少なくとも一部が、変色処理によって可逆的に変色可能な構成の券媒体を変色処理する券媒体処理装置であって、
利用者が券種の選択操作を行う券種選択部と、
選択された券種データを前記券媒体に記録するデータ記録部と、
選択された券種の料金精算処理を行う精算処理部と、
料金精算完了後、券種データの記録された前記券媒体を当該券種データに応じた色に変色処理する変色処理部と、
変色処理した券媒体を発行する券媒体発行部と、
を備え、
前記変色処理部は、前記データ記録部によりデータ記録する以前の券媒体に記録されている前回券種データを読取り、前回券種データが、今回選択された券種と同一のときは変色処理を行わず、今回選択された券種と異なるときは今回の券種データに応じた色に変色処理する構成であることを特徴とする券媒体処理装置。 - 前記券媒体は、変色処理によって可逆的に変色可能な変色材料を含有した成形材で、少なくとも一部を形成する構成とした請求項1に記載の券媒体処理装置。
- 前記券媒体は、外表面の少なくとも一部に、変色処理によって可逆的に変色可能な変色材料で形成した変色部を設けて構成した請求項1に記載の券媒体処理装置。
- 前記変色材料が、温度に応じて可逆的に変色する感温材料である請求項2又は3に記載の券媒体処理装置。
- 前記券媒体は、外表面に、互いに変色温度特性が異なる前記感温材料を用いて複数の変色領域を形成する構成とした請求項4に記載の券媒体処理装置。
- 前記感温材料が、変色温度特性として、温度を上昇させていった時の変色点温度が温度を降下させていった時の変色点温度より高いヒステリシス特性を示す感温変色インクである請求項4又は5に記載の券媒体処理装置。
- 前記券媒体は、データを記録可能なコイン状の非接触式ICトークンである請求項1〜6のいずれか1つに記載の券媒体処理装置。
- 前記変色処理部は、券媒体にスタンプ処理する構成である請求項1〜7のいずれか1つに記載の券媒体処理装置。
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