JP2002311743A - 加熱装置および画像形成装置 - Google Patents

加熱装置および画像形成装置

Info

Publication number
JP2002311743A
JP2002311743A JP2001114299A JP2001114299A JP2002311743A JP 2002311743 A JP2002311743 A JP 2002311743A JP 2001114299 A JP2001114299 A JP 2001114299A JP 2001114299 A JP2001114299 A JP 2001114299A JP 2002311743 A JP2002311743 A JP 2002311743A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing
guide member
pressure
image forming
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001114299A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomokazu Nakamura
中村  智一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001114299A priority Critical patent/JP2002311743A/ja
Publication of JP2002311743A publication Critical patent/JP2002311743A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】定着済みの用紙がジャムしても容易にジャム処
理が可能な加熱装置を提供する。 【解決手段】カム21で上フレーム12をフレーム11に押し
付けると、ばね18のばね力でヒータ13をフィルム16を介
して加圧ローラ14に加圧させて定着ニップを形成し、
定着加圧解除時にカム21の回動で上フレーム12が上方に
回動するのに追従して上ガイド部材23が突起部23cがス
トッパー部11aに突き当たるまで移動し、さらに上ガイ
ド部材23を回動すると突起部23cがストッパー部11aか
ら離れて、上ガイド部材23がさらに移動して下ガイド部
材24との間隙が広がる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置及び
その加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、複写機、LBP、ファクシミリ、
マイクロフィルムリーダプリンタ、画像表示ディスプレ
イ装置、記録機等の画像形成装置において、電子写真、
静電記録、磁気記録等の適宜の画像形成プロセス手段に
より加熱溶融性樹脂等よりなる顕画剤トナーを用いて被
記録材転写材シート、エレクトロファックスシート、静
電記録シート、印刷紙などの面に間接転写方式もしくは
直接方式で形成担持させた目的の画像情報に対応した未
定着トナー画像を該被記録材面に永久固着画像として加
熱定着処理する加熱装置像加熱装置、画像加熱定着装置
としては、固定支持された加熱体と、該加熱体に対向圧
接しつつ搬送される耐熱性フィルム定着フィルムと、該
フィルムを介して被加熱材としての被記録材を加熱体に
密着させる加圧部材を有し、加熱体の熱をフィルムを介
して被記録材へ付与することで記録材面に形成担持され
ている未定着画像を被記録材面に加熱定着させる方式、
構成の加熱装置フィルム加熱方式が提案されている。
【0003】定着装置としてだけでなく、画像を担持し
た被記録材を加熱して表面性艶などを改質する装置、仮
定着処理するなど、その他、被加熱体を加熱処理する手
段として広く使用できる。
【0004】このようなフィルム加熱方式の加熱装置
は、昇温の速い低熱容量の加熱体や薄膜のフィルムを用
いることができるため、省電力化やウエイトタイムの短
縮化クイックスタート性が可能となる他、画像形成装置
等の機器の機内昇温を低めることができる等の利点を有
し、効果的なものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、搬送ローラや
転写部や排紙部等の用紙搬送経路での用紙の斜行や、引
っ掛り等の搬送不良によって装置が停止してしまった場
合には、次回の画像形成動作に備えるため、搬送路に停
止して残された記録シート用紙を操作者が自ら除去以
下、この作業をジャム処理と呼ぶしなければならない。
【0006】そして、転写部から搬送部にかけて、また
は、搬送部から定着装置にかけて残された用紙を除去す
るためには、通常、装置本体の前面を覆う前扉を開放
し、用紙を装置手前側から引き出して除去する。その
際、感光ドラムを傷付けないため、あるいは、搬送部の
上方に操作者の手が入り易くするため等の理由により、
通常は搬送部解除レバーを操作することにより、転写部
から定着部に用紙を搬送する無端ベルト構成の搬送部が
ベルト駆動軸を支点として降下するような構成となって
いる。そして、定着装置下流側からもジャム処理できる
ように、例えば前記搬送部解除レバーの操作に連動し
て、定着装置の加圧を解除できるようになっているもの
も提案されている。
【0007】図6は、定着装置の加圧解除がなされた状
態を表した図である。支軸122を支点として回転する
カム121が、上フレーム112フレーム111の上部
に一端部を支点として回動可能に取り付けられている従
動部112aを押し上げることにより、加圧ローラ11
4と筒状の定着フィルム116が離間されて圧解除がな
されている。フィルム116は、ヒータ113を保持す
るフィルムガイド115に外装されている。上フレーム
112の他端部とフレーム111との間にばね126が
装着され、上フレーム113を常時フレーム111に向
けて付勢している。
【0008】123、124は、定着された用紙を下流
に搬送するためのガイドであり、ともに、フレーム11
1にとりつけられており、ガイド間の隙間を確保してい
る。また、用紙のカールを補正するために上方に湾曲し
ている。
【0009】シートSが図6に示すような状態で停止し
てしまった場合、操作者は矢印A方向からジャム処理を
せざるを得ない。しかし、その隙間は非常に狭く、ジャ
ム処理を行うために、ピンセット等の工具が必要である
が、ガイド等を傷つけてしまい、新たな紙詰まりを発生
させる可能性がある。また、視認性が悪いためにジャム
紙に気づかず、あるいは処理途中で用紙が破けてしまい
紙片が残る可能性がある。
【0010】本出願に係る発明は、このような従来の問
題を解決し、定着済みの用紙がジャムしても容易にジャ
ム処理が可能な加熱装置および画像形成装置を提供しよ
うとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、加熱体
と、前記加熱体に摺動するフィルムと、前記フィルムを
介して記録材を前記加熱体に押圧する加圧部材とを有す
る定着手段と、前記定着手段を通過した被加熱部材を排
紙手段までガイドするガイド手段と、前記定着手段を支
持する下フレームと、前記定着手段に付与された加圧を
解除可能とする定着加圧解除手段と、前記定着加圧解除
手段の動作に連動して回動する上フレームと、を有する
加熱装置において、前記ガイド手段は、前記上フレーム
に回動可能に支持されていることを特徴とする。
【0012】第2の発明は、上記第1の発明で、前記ガ
イド手段は、上下1対のガイド部材で構成されており、
下ガイド部材は前記下フレームに固定支持され、上ガイ
ド部材はその用紙搬送方向上流側を上フレームに回動可
能に支持され、前記上ガイド部材は下流側の一部が前記
下フレームに突き当たるように付勢部材で付勢されてい
ることを特徴とする。
【0013】第3の発明は、上記第1の発明で、前記ガ
イド手段は、上下1対のガイド部材で構成されており、
下ガイド部材は前記下フレームに固定支持され、上ガイ
ド部材はその用紙搬送方向上流側を前記上フレームに回
動可能に支持され、前記定着加圧解除手段の動作による
定着加圧解除時に、前記上ガイド部材の上流側の一部に
形成された突き当て部が前記下フレームに形成されたス
トッパー部に突き当たることで前記上ガイド部材の回動
位置を規制することを特徴とする。
【0014】第4の発明は、上記第3の発明は、前記上
ガイド部材は、前記回動規制位置で前記フィルムに接触
しない位置にあることを特徴とする。
【0015】第5の発明は、上記第3または第4の発明
で、前記上ガイド部材は、前記回動規制位置から、前記
ストッパー部から離れる方向に回動して前記下ガイド部
材との間隙をより大きくできることを特徴とする。
【0016】第6の発明は、像担持体に形成した潜像を
トナーにより現像してトナー画像を得る作像手段と、前
記トナー画像を記録材に転写する転写手段と、請求項1
から5のいずれかに記載の加熱装置としての加熱定着手
段と、前記転写手段でトナー画像の転写された記録材を
前記定着手段に搬送する搬送手段と、前記搬送手段を正
規の搬送位置から搬送路を広げる位置に回動させる搬送
路回動手段とを有することを特徴とする画像形成装置に
ある。
【0017】第7の発明は、上記第6の発明で、前記搬
送路回動手段の回動動作に連動して前記定着加圧解除手
段を動作させることを特徴とする。
【0018】第8の発明は、上記第7の発明で、前記搬
送路回動手段の動作位相と、前記定着加圧解除手段の動
作位相とに位相差を持たせたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示す実施の形
態に基づいて説明する。
【0020】[画像形成装置本体の全体構成]まず、図7
を用いて画像形成装置本体の全体構成について説明す
る。図7において、画像形成装置本体Aは、その上部に
ブック原稿の画像情報を読み取る画像読み取り手段であ
るスキャナ部Bを有し、その下部に画像形成手段となる
画像形成部Cを有し、更にその下部にシートデッキDを
組み付けて構成されている。
【0021】前記スキャナ部Bは、走査系光源201,
原稿載置台であるプラテンガラス202,走査本体Aに
対して開閉可能な原稿圧板203,ミラー204,レン
ズ205,および受光素子光電変換素子206および画
像処理部などを有して構成されている。そして、プラテ
ンガラス202上に本や厚紙,カール紙等のブック原稿
やシート状原稿などを原稿面を下側にして載置し、原稿
圧板203により背面を押圧して静止状態でセットし、
読み取り開始キーを押すと、走査光学源201がプラテ
ンガラス202の下部を図7の矢印a方向に走査して原
稿面の画像情報を読み取る。走査系光源201により読
み取られた原稿の画像情報は画像処理部で処理され、電
気信号に変換されてレーザスキャナ111に伝送され
る。
【0022】ここで、画像形成装置本体Aは、レーザス
キャナ111に画像処理部の処理信号を入力すれば複写
機として機能し、コンピューターの出力信号を入力すれ
ばプリンターとして機能する。また、他のファクシミリ
装置からの信号を受信したり、画像処理部の信号を他の
ファクシミリ装置に送信したりすれば、ファクシミリ装
置としても機能する。
【0023】一方、画像形成部Cの下部にはシートカセ
ット1を装着しており、このシートカセット1は下段カ
セット1aと上段カセット1bの2個で1つの給送ユニ
ットとして構成されている。本従来例では、2つの給送
ユニットU1,U2を装着して4個のカセットを装着す
るようにしている。そして、上方に位置する1つの給送
ユニットU1は装置本体Aに対して着脱可能に取り付け
られ、下方の給送ユニットU2はシートデッキDに着脱
可能に取り付けられている。
【0024】前記カセット1a,1b内に収容されたシ
ートは、後述するように給送回転体となるピックアップ
ローラ3により繰り出され、フィードローラ4とリター
ドローラ5との協働作用により1枚ずつ分離、給送され
た後、搬送ローラ104,105によって搬送され、レ
ジストローラ106に導かれ、該ローラ106によって
画像形成動作に同期するようにして画像形成部Cへと給
送される。
【0025】また、上記シートカセット1とは別に、手差
しトレイ10が装置本体Aの側面に配置されており、ト
レイ10上のシートSは手差し給紙ローラ11により、
レジストローラ106へと繰り出される。
【0026】画像形成部Cは、電子写真感光体ドラム1
12,画像書き込み光学系113,現像器114および
転写帯電器115等を有して構成されている。そして、
帯電器により一様に帯電された感光体ドラム112の表
面にレーザスキャナ111から射出された画像情報に対
応するレーザ光が画像書き込み光学系113により走査
されて潜像を形成し、この潜像に現像器114によりト
ナー画像が形成されて、レジストローラ106により感
光体ドラム112の回転に同期して搬送されたシートに
転写帯電器115によりシートの第1面にトナー画像が
転写される。
【0027】117はトナー画像が形成されたシートを
搬送する搬送部,118は定着装置,119は排出ロー
ラである。トナー画像が形成されたシートは搬送部11
7により定着装置118に搬送されて、加熱および加圧
されてトナー画像がシート表面に定着された後、排出ロ
ーラ119によって機外に配置されたソーター120に
排出、積載される。
【0028】また、シートの両面に画像を記録する場合
には、定着装置118から排出されたシートが排出ロー
ラ119に挟持され、シートの後端が分岐点207を通
過した時点で該排出ローラ逆転し、シート両面トレイ1
21上に一旦載置された後、搬送ローラ104,105
により搬送されて、レジストローラ106に到達し、反
転されたシートは第2面に前述と同様にして画像が形成
された後、ソーター120に排出、積載されるように構
成されている。
【0029】[定着器加圧解除機構の説明]図2、図3
は定着器の加圧解除機構を示す。
【0030】図2において、11は定着器のフレーム、
12はフレーム11に一端部が係合して形成された支点
11aを中心に回動可能に支持された上フレーム、13
はトナーを定着するための熱源である薄板状のヒータ、
14はフレーム11に回転可能な状態で保持されている
加圧ローラ、15はヒータ13を保持し、フレーム11
に加圧方向に移動可能な状態で保持されているフイルム
ガイド、16は記録媒体をガイドするためのフィルム、
17はフイルムガイドを均等に加圧するためのヒーター
ステイ、18はヒータ13を加圧ローラ14に当接する
ための加圧バネ、19は加圧バネ18の伸張方向に対し
て可動な状態で上フレーム12に取付けられている加圧
ピンである。21は本体前後側板(不図示)に回動可能
に支軸22に軸支された定着圧解除カムである。
【0031】図2(a)はヒータ13を加圧ローラ14
に加圧された状態を表している。加圧ローラ14と定着
フィルム16は圧接されている。図2(b)は定着圧解
除カム21が回動して、上フレーム12の従動部12a
に接した状態を表している。ここまでは、定着圧解除カ
ム21は殆んど動作力は必要ない。ここまでの定着圧解
除カム21の回動角は約30度である。
【0032】図3(a)は図2(b)の状態よりさらに
定着圧解除カム21が回動した状態をあらわした図であ
り、その回動角は約60度である。
【0033】上フレーム12は支点11aを中心に回動
している。その結果、加圧ローラ14と定着フィルム1
6は離間され圧解除が達成される。
【0034】定着圧解除カム21の動作力が必要なの
は、この間、すなわち、定着圧解除カム21の回動角が
30度から60度の間である。
【0035】なお、定着圧を付与するときには、これら
の動作を逆にたどればよい。定着圧解除カム21がずれ
はじめると、ばね26によって上フレーム12が元の位
置に戻される。定着圧解除カム21の動作力が必要なの
は、この間、定着圧解除カム21の回動角が5度であ
る。
【0036】[搬送加圧解除機構の説明]図4は搬送加
圧解除機構を表した図である。31はレバーであり、ユ
ーザーが作動させるためのものである。32は搬送加圧
カムであり、レバー31と同時に支点38を中心に回動
可能に支持されている。33は加圧板であり、加圧ばね
35、補助板34と共に支点39を中心に回動可能に軸
支されている。36は搬送部であり、加圧ばね35によ
って所定の位置に保持されている。37は転写ローラで
あり、搬送加圧機構により感光ドラムに圧接されてい
る。
【0037】図4(b)はレバー31を30度左に回動
させた図である。この状態までは、搬送加圧カム32は
加圧板33を動かすことなく回動する。この間、加圧カ
ム32は搬送部36の自重および搬送部36を加圧する
ために加圧ばね35をたわませた分の圧がかかるため、
動作力を必要とする。
【0038】これを過ぎると、加圧カム32は加圧板3
3から離れるように回動するため図中破線で示すレバー
31の動作力は必要なく、むしろ、搬送部36の自重お
よび搬送部36を加圧するために加圧ばね35をたわま
せた分の圧により、自然に左に回動する。
【0039】図4(c)は、搬送加圧が終了した状態を
表した図である。搬送部36は加圧解除され、図示しな
い停止部により所定の角度下がった状態で止まってい
る。このとき、搬送部上方は空間ができるため、ユーザ
ーはジャム処理ができるようになる。その際、レバー3
1は約90度回動した状態になっている。
【0040】なお、搬送部36をもとの搬送可能状態に
するには、これらの動作を逆にたどればよい。また、動
作力を必要とする部分は加圧ばね35が搬送部36を持
ち上げ出すときからであり、本実施の形態では25度に
設定してある。
【0041】[搬送加圧解除機構と定着圧解除機構の配
置]図1は搬送加圧解除機構と定着圧解除機構の関係を
あらわしている。41は圧解除ギア1であり、レバー3
1と一体となって、支点38を中心に回動可能である。
44は圧解除ギア2であり、定着圧解除カム21と一体
に支点22を中心に回動可能である。43は圧解除ギア
3,4であり、圧解除ギア41と44を連結している。
【0042】以上の構成により、ユーザーがジャム処理
時にレバー31を動作すると、その回転運動は、搬送加
圧カム32に伝わり、前述した機構により搬送部が解除
される。また、レバー31の動作は、同時に圧解除ギア
41~44を伝わって、定着圧解除カム21を動作さ
せ、やはり前述した機構により加圧ローラ14と定着フ
ィルム6との加圧状態が解除される。従って、ユーザー
は一つのレバーを一回動作させるだけで、搬送部と定着
の両方を解除することができる。
【0043】[搬送加圧解除と定着圧解除の力の関係]
ここで、図5を用いてもう一度加圧解除および加圧タイ
ミングについて説明する。斜線部はそれぞれの動作力が
発生する範囲を表している。
【0044】まず、加圧解除時、ユーザーがレバー31
を回動操作すると、搬送加圧を解除し始めるため、動作
力が必要となる。ところで、圧解除ギア41は欠け歯ギ
アになっていて、ユーザーがレバー31を動作してすぐ
には定着圧解除機構には力が伝わらないようになってい
る。そのため、搬送加圧解除に要する力と定着加圧解除
機構に要する力が同時に働かないように自在に設定する
ことができる。
【0045】本実施の形態ではレバー31が、10度回
されたときに圧解除ギア41が圧解除ギア42に噛み合
うようになっている。
【0046】レバー31がさらに回されて搬送加圧解除
が終了すると、その反動および搬送部36の自重により
レバー31はさらに回される。
【0047】定着圧解除が行われるときにはユーザーが
レバー31に加えなければならない動作力に加えてそれ
らの力も付与されるので、定着加圧解除を行うにあたっ
て、ユーザーが必要とする動作力は減少する。
【0048】また、搬送部が自重で降下しようとすると
きに、定着圧解除機構の力が発生するのでそれが抵抗に
なりレバー31を回す速度は加速されなくなる。
【0049】よって、加圧ばね35の降下するスピード
が遅くなり、これにより、搬送部の降下するスピードも
遅くなるため、降下音を低減することができる。
【0050】定着圧解除が終了すると、圧解除ギア41
は再び欠け歯になり力の伝達がきれる。レバー31はさ
らに回されるが、このときは負荷はない。
【0051】次に、加圧時は、定着加圧が終了してから
加圧ばねが搬送部36を持ち上げるように設定されてい
るため、ここでもユーザーが必要とする動作力は分散さ
れるため、操作性は良くなる。
【0052】なお、本実施の形態でのべた搬送加圧と定
着加圧、及びそれらの解除動作のタイミングは、自在に
設定できることはいうまでもない。また、本実施の形態
では、搬送加圧解除機構と定着加圧解除機構をギアによ
り連結したが、例えばベルトやリンク等でもかまわな
い。
【0053】[定着排紙ガイドの構成]図2(a)にお
いて、23、24は、定着後の用紙を図示しない排紙機
構へと案内するための上・下ガイドである。下ガイド2
4はフレーム11に固定されている。
【0054】一方、上ガイド23は、上フレーム12に
設けられた支持部12aに搬送方向上流側に設けた支軸
23bを介して回転可能に軸支されており、したがって
上フレーム12の回動と一体に移動する。また、上ガイ
ド23の搬送方向下流側にボス23aが設けられ、この
ボス23aと上フレーム12との間にばね25が取り付
けられている。
【0055】そして、図3(a)に示す状態で、上ガイ
ド23は搬送方向下流側の一部がフレーム11に突き当
たりばね25により付勢されることにより位置決めされ
ており、下ガイド24との隙間を確保している。
【0056】前述したように、図3(a)に示すよう
に、定着圧解除が行われると、上フレーム12が支点1
1aを中心に回動する。そのとき、上ガイド23も支軸
23bに力を受け持ち上げられる。このとき、ボス23
aはフレーム11から離れ、また、ばね25に付勢され
ることにより、上ガイド23は支軸23aを中心に反時
計周りに回転しようとする。
【0057】しかし、フレーム11に設けられたストッ
パー部11aに上ガイド23に設けられた突起部23c
が突き当たることにより、それ以上回動しない。そのた
め、上ガイド23が定着フィルム16に当たることがな
いので、定着フィルム16を傷つけることはない。
【0058】さて、図3(b)に図示するような位置に
用紙Sが停止した場合、操作者は、図1のレバー31を
操作することにより、定着圧解除を行い、定着器を図3
(a)のような状態にする。その次に、上ガイド23に
設けられた図示しない把手により、上ガイド23をばね
25のばね力に逆らいながら(ばね25を縮めなが
ら)、時計周りに回動させると、上ガイド23の突起部
23cがフレーム11のストッパー部11aから離れ
て、この回動は、図3(b)に示すように、上ガイド2
3が上フレーム12に突き当たるまで行われる。この結
果、定着器下流側からのジャム処理空間が、広くとれる
ので、視認性が良く、用紙Sを除去しやすい。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
定着圧解除時に、上フレームを回動させることにより定
着の圧を解除する定着装置等の加熱装置において、定着
された用紙を排紙機構に案内する上下のガイド対の一方
を定着装置の上フレームに回動可能に設けたことによ
り、ジャム処理時に上下のガイド対の間の空間を広くと
ることができる。その結果、視認性が良くジャム処理が
容易になる。また、工具を使用することによって、ガイ
ドを傷つけることなく、また、紙片が残るようなことも
なく、確実にジャム処理を行うことができる。
【0060】また、定着圧解除時に、ガイドが定着フィ
ルムに当たって傷をつけないように、フレームにストッ
パーを設けてあるので、常に良好な画像を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】搬送部及び定着装置の圧解除機構を示す図。
【図2】図1の定着装置の圧解除機構の断面図を示し、
(a)は解除カムの非動作状態、(b)は解除カムの作
動初期状態。
【図3】図1の定着装置の圧解除機構の断面図を示し、
(a)は圧解除状態、(b)は上ガイドの移動状態。
【図4】図1の搬送部の圧解除機構の断面図を示し、
(a)〜(c)は動作順序を示す。
【図5】図1の加圧解除機構における解除カムの回動角
度と動作の関係を示し、(a)は加圧解除時、(b)は
加圧時を示す。
【図6】従来の定着装置の加圧解除機構を示す図。
【図7】本発明の実施の形態を示す画像形成装置の概略
図。
【符号の説明】
図2、図3は定着器の加圧解除機構を示す。 11 フレーム 12 上フレーム 13 ヒータ 14加圧ローラ 15 フイルムガイド 16 フィルム 17 ヒーターステイ 18 加圧バネ 19 加圧ピン 21 定着圧解除カム 22 支軸 31 レバー 32 搬送加圧カム 33 加圧板 34 補助板 35 加圧ばね 36 搬送部 39 支点 37 転写ローラ 38 支点 23、24 上・下ガイド 25 ばね
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H033 AA37 BA04 BA10 BA11 BA12 BA25 BB35 BB38 BE03 2H071 AA02 AA26 BA05 BA14 BA27 BA29 DA12 DA23 2H072 CB06 EA12 EA16 JA04 3F101 FB08 FB11 FE02 FE08 LA02 LA05 LA07 LB03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱体と、前記加熱体に摺動するフィル
    ムと、前記フィルムを介して記録材を前記加熱体に押圧
    する加圧部材とを有する定着手段と、前記定着手段を通
    過した被加熱部材を排紙手段までガイドするガイド手段
    と、前記定着手段を支持する下フレームと、前記定着手
    段に付与された加圧を解除可能とする定着加圧解除手段
    と、前記定着加圧解除手段の動作に連動して回動する上
    フレームと、を有する加熱装置において、 前記ガイド手段は、前記上フレームに回動可能に支持さ
    れていることを特徴とする加熱装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド手段は、上下1対のガイド部
    材で構成されており、下ガイド部材は前記下フレームに
    固定支持され、上ガイド部材はその用紙搬送方向上流側
    を上フレームに回動可能に支持され、前記上ガイド部材
    は下流側の一部が前記下フレームに突き当たるように付
    勢部材で付勢されていることを特徴とする請求項1記載
    の加熱装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド手段は、上下1対のガイド部
    材で構成されており、下ガイド部材は前記下フレームに
    固定支持され、上ガイド部材はその用紙搬送方向上流側
    を前記上フレームに回動可能に支持され、前記定着加圧
    解除手段の動作による定着加圧解除時に、前記上ガイド
    部材の上流側の一部に形成された突き当て部が前記下フ
    レームに形成されたストッパー部に突き当たることで前
    記上ガイド部材の回動位置を規制することを特徴とする
    請求項1記載の加熱装置。
  4. 【請求項4】 前記上ガイド部材は、前記回動規制位置
    で前記フィルムに接触しない位置にあることを特徴とす
    る請求項3に記載の加熱装置。
  5. 【請求項5】 前記上ガイド部材は、前記回動規制位置
    から、前記ストッパー部から離れる方向にさらに回動し
    て前記下ガイド部材との間隙をより大きくできることを
    特徴とする請求項3または4に記載の加熱装置。
  6. 【請求項6】 像担持体に形成した潜像をトナーにより
    現像してトナー画像を得る作像手段と、前記トナー画像
    を記録材に転写する転写手段と、請求項1から5のいず
    れかに記載の加熱装置としての加熱定着手段と、前記転
    写手段でトナー画像の転写された記録材を前記定着手段
    に搬送する搬送手段と、前記搬送手段を正規の搬送位置
    から搬送路を広げる位置に回動させる搬送路回動手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記搬送路回動手段の回動動作に連動し
    て前記定着加圧解除手段を動作させることを特徴とする
    請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記搬送路回動手段の動作位相と、前記
    定着加圧解除手段の動作位相とに位相差を持たせたこと
    を特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
JP2001114299A 2001-04-12 2001-04-12 加熱装置および画像形成装置 Pending JP2002311743A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001114299A JP2002311743A (ja) 2001-04-12 2001-04-12 加熱装置および画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001114299A JP2002311743A (ja) 2001-04-12 2001-04-12 加熱装置および画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002311743A true JP2002311743A (ja) 2002-10-25

Family

ID=18965391

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001114299A Pending JP2002311743A (ja) 2001-04-12 2001-04-12 加熱装置および画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002311743A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7263311B2 (en) 2004-07-15 2007-08-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Pressure releasing device and image forming device
US8073375B2 (en) 2007-10-26 2011-12-06 Ricoh Company, Ltd. Fixing unit and image forming apparatus having the same
JP2013210618A (ja) * 2012-02-29 2013-10-10 Kyocera Document Solutions Inc 定着装置及びこれを含む画像形成装置
CN103853001A (zh) * 2012-11-30 2014-06-11 兄弟工业株式会社 包括可动引导单元的成像设备
CN107272382A (zh) * 2016-04-08 2017-10-20 京瓷办公信息系统株式会社 定影装置以及具有该定影装置的图像形成装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7263311B2 (en) 2004-07-15 2007-08-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Pressure releasing device and image forming device
CN100437386C (zh) * 2004-07-15 2008-11-26 株式会社东芝 压力解除装置及图像形成装置
US8073375B2 (en) 2007-10-26 2011-12-06 Ricoh Company, Ltd. Fixing unit and image forming apparatus having the same
JP2013210618A (ja) * 2012-02-29 2013-10-10 Kyocera Document Solutions Inc 定着装置及びこれを含む画像形成装置
EP2634643A3 (en) * 2012-02-29 2017-06-14 Kyocera Document Solutions Inc. Fixing device, image forming apparatus including the same, and method for controlling the fixing device
CN103853001A (zh) * 2012-11-30 2014-06-11 兄弟工业株式会社 包括可动引导单元的成像设备
CN107272382A (zh) * 2016-04-08 2017-10-20 京瓷办公信息系统株式会社 定影装置以及具有该定影装置的图像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6817536B2 (ja) 搬送装置、及び、画像形成装置
US7460813B2 (en) Image forming apparatus
JP4458180B2 (ja) カール矯正装置および画像形成装置
JP2006065188A (ja) 画像形成装置
JP6365509B2 (ja) 画像形成装置
JP4636927B2 (ja) 画像形成装置
JP2002311743A (ja) 加熱装置および画像形成装置
JP2009098169A (ja) 画像形成装置
JP3472487B2 (ja) 画像形成装置のジャム解除機構
JP3572000B2 (ja) シート材給送装置及び画像読取装置及び画像形成装置
JP2007183480A (ja) 画像形成装置
JP2000356910A (ja) 画像形成装置
JP4745521B2 (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP2000200010A (ja) 画像形成装置
JPH1179468A (ja) シート材搬送装置および画像形成装置
JP3483477B2 (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP2001075402A (ja) 像加熱装置及び画像形成装置
JP3689633B2 (ja) プロセスカートリッジおよび画像形成装置
JP3571944B2 (ja) シート材搬送装置及び該装置を備えた画像形成装置
JP3323729B2 (ja) 画像読取装置及び画像形成装置
JP3704337B2 (ja) 画像形成装置のシート搬送装置
JP2000226136A (ja) シート搬送装置及び画像形成装置
JP3122586B2 (ja) 原稿搬送装置を備えた画像形成装置
JP2002296934A (ja) 画像形成装置
JPH08297382A (ja) 原稿搬送装置を備えた画像形成装置