JP2002311562A - Opcマスクの製作方法およびopcマスクならびにチップ - Google Patents

Opcマスクの製作方法およびopcマスクならびにチップ

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JP2002311562A JP2001115632A JP2001115632A JP2002311562A JP 2002311562 A JP2002311562 A JP 2002311562A JP 2001115632 A JP2001115632 A JP 2001115632A JP 2001115632 A JP2001115632 A JP 2001115632A JP 2002311562 A JP2002311562 A JP 2002311562A
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • GPHYSICS
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    • G03F7/70425Imaging strategies, e.g. for increasing throughput or resolution, printing product fields larger than the image field or compensating lithography- or non-lithography errors, e.g. proximity correction, mix-and-match, stitching or double patterning
    • G03F7/70433Layout for increasing efficiency or for compensating imaging errors, e.g. layout of exposure fields for reducing focus errors; Use of mask features for increasing efficiency or for compensating imaging errors
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペース依存性の影響を忠実に反映したシュ
ミレーションを行なうことにより、実際にウェハ上に形
成されるパターンの線幅のばらつきを抑制することがで
きるOPCマスクの製作方法およびOPCマスクならび
にチップを提供する。 【解決手段】 テスト用マスクの新規テストパターンの
実測データは、各ゲートパターンの線幅について測定さ
れる。この実測データと新規テストパターンの設計デー
タに基づいてシミュレーション計算がなされ、光近接効
果によって形状が変形された新規テストパターンのシミ
ュレーションデータが出力される。シミュレーション精
度が合格するとカーネルが生成される。このカーネルに
よりシミュレーションが行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光近接効果に基づ
くパターンの変形を見込んでマスクパターンの形状を予
め補正するOPCマスクの製作方法およびOPCマスク
ならびにチップに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体の高集積化が進み、ゲート
長の微細化に拍車がかかっている。このため、マスクか
らウェハに対するマスクパターンの転写の際には、露光
装置で用いられる光の波長以下の寸法のパターンを解像
することが求められている。光の波長よりも短い線幅の
パターンを忠実に解像するために、光近接効果によるウ
ェハ上のパターンの変形を考慮して、予めマスクパター
ンの形状を補正するOPC(Optical Prox
imity Correction:光近接効果補正)
技術が用いられている。このようなOPC技術の1つと
してルールベースOPCがある。ルールベースOPCは
次のように行なわれる。すなわち、設計上許可している
全てのパターンを表すテストパターンでテスト用のマス
クパターンを製作し、このマスクパターンでウェハ上に
パターンを転写してエッチングを行ない、テスト用のウ
ェハを製作する。このテスト用ウェハ上のパターンの形
状の測長データ(測定データ)と、前記テスト用のマス
クパターンの設計データとに基づいて設計ルール、つま
りマスクパターンの設計データに加えるバイアスデータ
を決定するための設計ルールを生成する。そして、設計
ルールに基づいてマスクパターンの補正を行なう。この
補正は、マスクパターンのレイアウトCADの段階で行
なわれる。また、このような光近接効果補正が行なわれ
て製作されたマスクをOPCマスクという。前記ルール
ベースOPCでは、設計上許可している全てのパターン
を表すテストパターンの測長を行なうための膨大な作業
量となり、また、プロセス(製造工程)が変わる毎にこ
のような作業を繰り返さなくてはならず、時間とコスト
がかかるという問題がある。
【0003】前記ルールベースOPCの問題を解消する
ためにシミュレーションベースOPCという技術が開発
されている。シミュレーションベースOPCでは、予め
用意された少ない数のテストパターンの測長結果に基づ
いて光近接効果を考慮した転写のプロセスを表現するカ
ーネル(プロセスモデル)を生成し、マスクパターンの
形状と、該マスクパターンによりウェハに転写されたパ
ターンの形状との差異を前記カーネルによってシミュレ
ーション計算して求め、このシミュレーション結果に基
づいてマスクパターンの補正を行なっている。このシミ
ュレーションベースOPCでは、ルールベースOPCに
比較して大量のテストパターンを測長する必要が無いた
め、時間とコストを削減する上で有利である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したシ
ミュレーションベースOPCでは、所定の線幅を有する
パターンをウェハ上に形成する際に、パターンとそのパ
ターンに隣接するパターンとの間の間隔(スペース)の
寸法の増減、換言すればパターン間の間隔の疎密に応じ
てパターンの線幅が影響を受ける現象であるスペース依
存性をシミュレーション結果に忠実に反映することが難
しく、実際にウェハ上に形成されたパターンの線幅のば
らつきが大きくなってしまうという問題がある。そこで
本発明の目的は、スペース依存性の影響を忠実に反映し
たシュミレーションを行なうことにより、実際にウェハ
上に形成されるパターンの線幅のばらつきを抑制するこ
とができるOPCマスクの製作方法およびOPCマスク
ならびにチップを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、所定の最小寸法値で定義されるデザインルー
ルで設計されマスクに形成されるマスクパターンの形状
と、該マスクパターンによりウェハに転写されるパター
ンの形状との差異を光近接効果を考慮したシミュレーシ
ョン計算によって求めるシミュレーションステップと、
前記シミュレーションステップの結果に基づいて前記ウ
ェハに転写されるパターンの形状が所望の設計データに
基づいた形状となるように前記マスクパターンの形状の
設計データを補正する補正ステップとを含み、前記シミ
ュレーションステップは、前記マスクパターンの転写の
プロセスを表現するシミュレーションモデル、すなわち
カーネルによって実行されるOPCマスクの製作方法に
おいて、前記カーネルは、テスト用のマスクパターンの
形状の設計データと、前記テスト用のマスクパターンが
転写されエッチングされることで実際に形成されたテス
ト用のウェハのパターンの形状の実測データとに基づい
て生成され、前記テストパターンは、ほぼ前記所定の最
小寸法の線幅を有し直線状に延在する帯状の複数個のゲ
ートパターンが線幅方向に同じ間隔をおいて互いに平行
をなして並べられることで構成された第1パターングル
ープを複数含み、前記複数の第1パターングループのそ
れぞれの間では、前記ゲートパターンの間隔が互いに異
なる寸法となるように構成されていることを特徴とす
る。そのため、前記シミュレーションを行なうカーネル
は、前記第1パターングループを含むテストパターンに
基づいて生成される。また、本発明は、所定の最小寸法
値で定義されるデザインルールで設計されマスクに形成
されるマスクパターンの形状と、該マスクパターンによ
りウェハに転写されるパターンの形状との差異を光近接
効果を考慮したシミュレーション計算によって求めるシ
ミュレーションステップと、前記シミュレーションステ
ップの結果に基づいて前記ウェハに転写されるパターン
の形状が所望の設計データに基づいた形状となるように
前記マスクパターンの形状の設計データを補正する補正
ステップとを含み、前記シミュレーションステップは、
前記マスクパターンの転写のプロセスを表現するシミュ
レーションモデル、すなわちカーネルによって実行され
るOPCマスクの製作方法において、前記カーネルは、
テスト用のマスクパターンの形状の設計データと、前記
テスト用のマスクパターンが転写されエッチングされる
ことで実際に形成されたテスト用のウェハのパターンの
形状の実測データとに基づいて生成され、前記テストパ
ターンは、前記所定の最小寸法よりも小さな線幅を有し
直線状に延在する帯状の複数個のゲートパターンが互い
に平行をなし、線幅方向に同じ間隔をおいて並べられる
ことで構成された第2パターングループを複数含み、前
記複数の第2パターングループのそれぞれは、前記ゲー
トパターンの間隔が互いに異なる寸法となるように構成
されていることを特徴とする。そのため、前記シミュレ
ーションを行なうカーネルは、前記第2パターングルー
プを含むテストパターンに基づいて生成される。また、
本発明は、所定の最小寸法値で定義されるデザインルー
ルで設計されマスクに形成されるマスクパターンの形状
と、該マスクパターンによりウェハに転写されるパター
ンの形状との差異を光近接効果を考慮したシミュレーシ
ョン計算によって求めるシミュレーションステップと、
前記シミュレーションステップの結果に基づいて前記ウ
ェハに転写されるパターンの形状が所望の設計データに
基づいた形状となるように前記マスクパターンの形状の
設計データを補正する補正ステップとを含み、前記シミ
ュレーションステップは、前記マスクパターンの転写の
プロセスを表現するシミュレーションモデル、すなわち
カーネルによって実行されるOPCマスクの製作方法に
おいて、前記カーネルは、テスト用のマスクパターンの
形状の設計データと、前記テスト用のマスクパターンが
転写されエッチングされることで実際に形成されたテス
ト用のウェハのパターンの形状の実測データとに基づい
て生成され、前記テストパターンは、前記所定の最小寸
法よりも大きな線幅を有し直線状に延在する帯状の複数
個のゲートパターンが互いに平行をなし、線幅方向に同
じ間隔をおいて並べられることで構成された第3パター
ングループを複数含み、前記複数の第3パターングルー
プのそれぞれは、前記ゲートパターンの間隔が互いに異
なる寸法となるように構成されていることを特徴とす
る。そのため、前記シミュレーションを行なうカーネル
は、前記第3パターングループを含むテストパターンに
基づいて生成される。
【0006】また、本発明は、所定の最小寸法値で定義
されるデザインルールで設計されマスクに形成されるマ
スクパターンの形状と、該マスクパターンによりウェハ
に転写されるパターンの形状との差異を光近接効果を考
慮したシミュレーション計算によって求め、前記シミュ
レーション計算の結果に基づいて前記ウェハに転写され
るパターンの形状が所望の設計データに基づいた形状と
なるように前記マスクパターンの形状の設計データを補
正し、前記シミュレーション計算は、前記マスクパター
ンの転写のプロセスを表現するシミュレーションモデ
ル、すなわちカーネルによって実行され、前記補正され
た設計データに基づいて製作されるOPCマスクにおい
て、前記カーネルは、テスト用のマスクパターンの形状
の設計データと、前記テスト用のマスクパターンが転写
されエッチングされることで実際に形成されたテスト用
のウェハのパターンの形状の実測データとに基づいて生
成され、前記テストパターンは、ほぼ前記所定の最小寸
法の線幅を有し直線状に延在する帯状の複数個のゲート
パターンが線幅方向に同じ間隔をおいて互いに平行をな
して並べられることで構成された第1パターングループ
を複数含み、前記複数の第1パターングループのそれぞ
れの間では、前記ゲートパターンの間隔が互いに異なる
寸法となるように構成されていることを特徴とする。そ
のため、前記シミュレーションを行なうカーネルは、前
記第1パターングループを含むテストパターンに基づい
て生成される。また、本発明は、所定の最小寸法値で定
義されるデザインルールで設計されマスクに形成される
マスクパターンの形状と、該マスクパターンによりウェ
ハに転写されるパターンの形状との差異を光近接効果を
考慮したシミュレーション計算によって求め、前記シミ
ュレーション計算の結果に基づいて前記ウェハに転写さ
れるパターンの形状が所望の設計データに基づいた形状
となるように前記マスクパターンの形状の設計データを
補正し、前記シミュレーション計算は、前記マスクパタ
ーンの転写のプロセスを表現するシミュレーションモデ
ル、すなわちカーネルによって実行され、前記補正され
た設計データに基づいて製作されるOPCマスクにおい
て、前記カーネルは、テスト用のマスクパターンの形状
の設計データと、前記テスト用のマスクパターンが転写
されエッチングされることで実際に形成されたテスト用
のウェハのパターンの形状の実測データとに基づいて生
成され、前記テストパターンは、前記所定の最小寸法よ
りも小さな線幅を有し直線状に延在する帯状の複数個の
ゲートパターンが互いに平行をなし、線幅方向に同じ間
隔をおいて並べられることで構成された第2パターング
ループを複数含み、前記複数の第2パターングループの
それぞれは、前記ゲートパターンの間隔が互いに異なる
寸法となるように構成されていることを特徴とする。そ
のため、前記シミュレーションを行なうカーネルは、前
記第2パターングループを含むテストパターンに基づい
て生成される。また、本発明は、所定の最小寸法値で定
義されるデザインルールで設計されマスクに形成される
マスクパターンの形状と、該マスクパターンによりウェ
ハに転写されるパターンの形状との差異を光近接効果を
考慮したシミュレーション計算によって求め、前記シミ
ュレーション計算の結果に基づいて前記ウェハに転写さ
れるパターンの形状が所望の設計データに基づいた形状
となるように前記マスクパターンの形状の設計データを
補正し、前記シミュレーション計算は、前記マスクパタ
ーンの転写のプロセスを表現するシミュレーションモデ
ル、すなわちカーネルによって実行され、前記補正され
た設計データに基づいて製作されるOPCマスクにおい
て、前記カーネルは、テスト用のマスクパターンの形状
の設計データと、前記テスト用のマスクパターンが転写
されエッチングされることで実際に形成されたテスト用
のウェハのパターンの形状の実測データとに基づいて生
成され、前記テストパターンは、前記所定の最小寸法よ
りも大きな線幅を有し直線状に延在する帯状の複数個の
ゲートパターンが互いに平行をなし、線幅方向に同じ間
隔をおいて並べられることで構成された第3パターング
ループを複数含み、前記複数の第3パターングループの
それぞれは、前記ゲートパターンの間隔が互いに異なる
寸法となるように構成されていることを特徴とする。そ
のため、前記シミュレーションを行なうカーネルは、前
記第3パターングループを含むテストパターンに基づい
て生成される。
【0007】また、本発明は、所定の最小寸法値で定義
されるデザインルールで設計されマスクに形成されるマ
スクパターンの形状と、該マスクパターンによりウェハ
に転写されるパターンの形状との差異を光近接効果を考
慮したシミュレーション計算によって求め、前記シミュ
レーション計算の結果に基づいて前記ウェハに転写され
るパターンの形状が所望の設計データに基づいた形状と
なるように前記マスクパターンの形状の設計データを補
正し、前記シミュレーション計算は、前記マスクパター
ンの転写のプロセスを表現するシミュレーションモデ
ル、すなわちカーネルによって実行され、前記補正され
た設計データに基づいて製作されたOPCマスクに基づ
いて製作されるウェハから切り出されるチップにおい
て、前記カーネルは、テスト用のマスクパターンの形状
の設計データと、前記テスト用のマスクパターンが転写
されエッチングされることで実際に形成されたテスト用
のウェハのパターンの形状の実測データとに基づいて生
成され、前記テストパターンは、ほぼ前記所定の最小寸
法の線幅を有し直線状に延在する帯状の複数個のゲート
パターンが線幅方向に同じ間隔をおいて互いに平行をな
して並べられることで構成された第1パターングループ
を複数含み、前記複数の第1パターングループのそれぞ
れの間では、前記ゲートパターンの間隔が互いに異なる
寸法となるように構成されていることを特徴とする。そ
のため、前記シミュレーションを行なうカーネルは、前
記第1パターングループを含むテストパターンに基づい
て生成される。また、本発明は、所定の最小寸法値で定
義されるデザインルールで設計されマスクに形成される
マスクパターンの形状と、該マスクパターンによりウェ
ハに転写されるパターンの形状との差異を光近接効果を
考慮したシミュレーション計算によって求め、前記シミ
ュレーション計算の結果に基づいて前記ウェハに転写さ
れるパターンの形状が所望の設計データに基づいた形状
となるように前記マスクパターンの形状の設計データを
補正し、前記シミュレーション計算は、前記マスクパタ
ーンの転写のプロセスを表現するシミュレーションモデ
ル、すなわちカーネルによって実行され、前記補正され
た設計データに基づいて製作されたOPCマスクに基づ
いて製作されるウェハから切り出されるチップにおい
て、前記カーネルは、テスト用のマスクパターンの形状
の設計データと、前記テスト用のマスクパターンが転写
されエッチングされることで実際に形成されたテスト用
のウェハのパターンの形状の実測データとに基づいて生
成され、前記テストパターンは、前記所定の最小寸法よ
りも小さな線幅を有し直線状に延在する帯状の複数個の
ゲートパターンが互いに平行をなし、線幅方向に同じ間
隔をおいて並べられることで構成された第2パターング
ループを複数含み、前記複数の第2パターングループの
それぞれは、前記ゲートパターンの間隔が互いに異なる
寸法となるように構成されていることを特徴とする。そ
のため、前記シミュレーションを行なうカーネルは、前
記第2パターングループを含むテストパターンに基づい
て生成される。また、本発明は、所定の最小寸法値で定
義されるデザインルールで設計されマスクに形成される
マスクパターンの形状と、該マスクパターンによりウェ
ハに転写されるパターンの形状との差異を光近接効果を
考慮したシミュレーション計算によって求め、前記シミ
ュレーション計算の結果に基づいて前記ウェハに転写さ
れるパターンの形状が所望の設計データに基づいた形状
となるように前記マスクパターンの形状の設計データを
補正し、前記シミュレーション計算は、前記マスクパタ
ーンの転写のプロセスを表現するシミュレーションモデ
ル、すなわちカーネルによって実行され、前記補正され
た設計データに基づいて製作されたOPCマスクに基づ
いて製作されるウェハから切り出されるチップにおい
て、前記カーネルは、テスト用のマスクパターンの形状
の設計データと、前記テスト用のマスクパターンが転写
されエッチングされることで実際に形成されたテスト用
のウェハのパターンの形状の実測データとに基づいて生
成され、前記テストパターンは、前記所定の最小寸法よ
りも大きな線幅を有し直線状に延在する帯状の複数個の
ゲートパターンが互いに平行をなし、線幅方向に同じ間
隔をおいて並べられることで構成された第3パターング
ループを複数含み、前記複数の第3パターングループの
それぞれは、前記ゲートパターンの間隔が互いに異なる
寸法となるように構成されていることを特徴とする。そ
のため、前記シミュレーションを行なうカーネルは、前
記第3パターングループを含むテストパターンに基づい
て生成される。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明のOPCマスクの製
作方法、OPCマスクおよびチップの実施の形態につい
て説明する。図3に示すように、本実施の形態では、O
PCマスクのマスクパターンを得るためにシミュレーシ
ョンツール10を用いる。前記シミュレーションツール
10は、コンピューター上で動作するソフトウェアによ
って実現されるものであって、マスクパターンの転写の
プロセスを表すシミュレーションモデル、すなわちカー
ネル12を含んで構成されている。前記カーネル12
は、後述する手順によって生成される。前記シミュレー
ションツール10は、図3に示すように、ウェハ上に形
成すべき所望のパターンの設計データ(マスクパターン
の補正前の設計データ)が入力されると、前記マスクパ
ターンの形状と、該マスクパターンによりウェハに転写
されたパターンの形状との差異を光近接効果を考慮した
シミュレーション計算によって求める。そして、前記シ
ミュレーション計算の結果に基づいて前記ウェハに転写
されるパターンの形状が所望の設計データに基づいた形
状となるように前記マスクパターンの形状の設計データ
を補正して出力するように構成されている。
【0009】次に、図4を参照してOPCマスクの製作
手順について具体的に説明する。まず、マスクのマスク
パターンとなる回路設計が行なわれる(S10)。この
回路設計は、パターンの線幅の最小寸法値で定義される
デザインルールが設定されてから行なわれる。本実施の
形態では、前記最小寸法値を150nmとする。前記最
小寸法値は、この最小寸法値で定義されるデザインルー
ルで製造されるウェハの製造保証限界値に相当する。次
いで、後述する前記カーネル12の生成が行なわれる
(S12)。前記カーネル12が生成されると、カーネ
ル12に前記補正前の設計データが入力されることによ
り、所定の最小寸法値で定義されるデザインルールで設
計されマスクに形成されるマスクパターンの形状と、該
マスクパターンによりウェハに転写されるパターンの形
状との差異を光近接効果を考慮したシミュレーション計
算が行なわれる(S14)。次いで、前記シミュレーシ
ョンステップの結果に基づいて前記ウェハに転写される
パターンの形状が所望の設計データに基づいた形状とな
るように前記マスクパターンの形状の設計データが補正
される(S16)。次いで、補正後の設計データについ
てルールチェックが行なわれ、設計データが完成する
(S18)。なお、前記ルールチェックの結果、カーネ
ルの修正が必要であれば、カーネルの修正を行なってス
テップS14に移行し同様の処理を行なう。次に、この
補正後の設計データがマスクレイアウト用のCADに提
供され、補正されたマスク、すなわちOPCマスクが製
作される(S18)。そして、リソグラフィ工程によっ
て前記OPCマスクを用いてウェハが製作され、このウ
ェハを切断することによってチップが製作される。本実
施の形態では、前記ステップS14が本発明のシミュレ
ーションステップに、ステップS16が本発明の補正ス
テップにそれぞれ相当している。
【0010】図1は本実施の形態のOPCマスク製作方
法におけるカーネルを生成する際の処理手順を示すフロ
ーチャートであり、図2はシミュレーションツールにお
けるデータの入出力を説明するブロック図である。ま
た、図1において、ステップS20、S22、S24、
S26、S28、S36は、従来技術に相当する処理で
あり、ステップS30、S32、S34、S36は、本
発明に相当する処理である。前記カーネル12の生成は
次のようになされる。まず、テスト用マスクが製作され
る(S20)。このテスト用マスクは、前記シミュレー
ションツール10に付属している既存のテストパターン
(以下既存テストパターンという)と、後述する新規の
テストパターン(以下新規テストパターンという)とか
ら構成されている。前記既存テストパターンは、直線状
に延在する複数個のゲートパターン、互いに十字形をな
すように交差する2つのゲートパターンの組み合わせ
を、それぞれ各ゲートパターンの線幅を所定値ずつ変え
たもので構成されている。前記既存テストパターンに
は、互いに間隔をおいて平行をなす直線状に延在する帯
状のゲートパターンは含まれていない。前記新規テスト
パターンは、図5(B)に示すように、前記所定の最小
寸法の線幅L1(150nm)を有し直線状に延在する
帯状の複数個のゲートパターン30が線幅方向に間隔を
おいて互いに平行をなして並べられることで構成された
複数の第1パターングループ3002、3004、30
06、3008を含んでいる。前記各第1パターングル
ープ3002、3004、3006、3008のそれぞ
れの前記ゲートパターン30の間隔をSP10、SP1
1、SP12、SP13としたときに、これら間隔は、
SP10<SP11<SP12<SP13という関係を
なし、互いに異なる寸法となるように構成されている。
【0011】また、前記新規テストパターンは、図5
(A)に示すように、前記所定の最小寸法の線幅L1
(150nm)よりも小さな線幅L2(140nm)を
有し直線状に延在する帯状の複数個のゲートパターン4
0が線幅方向に間隔をおいて互いに平行をなして並べら
れることで構成された複数の第2パターングループ40
02、4004、4006、4008を含んでいる。前
記各第2パターングループ4002、4004、400
6、4008のそれぞれの前記ゲートパターン30の間
隔をSP20、SP21、SP22、SP23としたと
きに、これら間隔は、SP20<SP21<SP22<
SP23という関係をなし、互いに異なる寸法となるよ
うに構成されている。
【0012】また、前記新規テストパターンは、図5
(C)に示すように、前記所定の最小寸法の線幅L1
(150nm)よりも大きな線幅L3(例えば150n
m)を有し直線状に延在する帯状の複数個のゲートパタ
ーン50が線幅方向に間隔をおいて互いに平行をなして
並べられることで構成された複数の第3パターングルー
プ5002、5004、5006、5008を含んでい
る。前記各第3パターングループ5002、5004、
5006、5008のそれぞれの前記ゲートパターン3
0の間隔をSP30、SP31、SP32、SP33と
したときに、これら間隔は、SP30<SP31<SP
32<SP33という関係をなし、互いに異なる寸法と
なるように構成されている。
【0013】次いで、前記テスト用マスクによって前記
既存テストパターンおよび新規テストパターンが転写さ
れ、エッチングされたウェハ上のパターンの測長が行な
われテストパターンの実測データが測定される(S2
2)。この測定は、先に選択された既存テストパターン
の設計データに対応する実測データについてのみ行なわ
れる。前記既存テストパターンに対する測長は、予め設
定された箇所について行なわれる。
【0014】次に、図2に示すように、前記テスト用マ
スクに形成された既存テストパターンの設計データが前
記シミュレーションツール10に入力され、前記設計デ
ータに基づいてシミュレーション計算がなされ、光近接
効果によって形状が変形された既存テストパターンのデ
ータ(以下シミュレーションデータという)が出力され
る(S24)。このシミュレーション計算は、前記既存
テストパターンの設計データの中から特にシミュレーシ
ョンの精度を上げたい設計データに対して大きな重み付
けがなされ、そうでない設計データに対しては小さな重
み付けがなされた状態で行なわれる。
【0015】次に、図2に示すように、前記シミュレー
ションツール10において、前記シミュレーションデー
タと前記実測データとが比較され、シミュレーション精
度の合否が判定される(S26)。具体的には、前記シ
ミュレーションデータの線幅および前記実測データの線
幅の差が所定の基準値を超えた箇所が0個ならば合格、
1個以上あれば不合格と判断される。なお、前記シミュ
レーションデータの線幅および前記実測データの線幅の
差とは、「前記シミュレーションデータの線幅と、ウェ
ハ上に形成しようとするゲートパターンの設計データの
線幅(目標値)とのずれ量EPE(Edge Plac
ement Error)」と、「前記実測データの線
幅と、ウェハ上に形成すべきゲートパターンの設計デー
タの線幅(目標値)とのずれ量EPE」との差に相当す
る。ステップS26が合格("Y")ならば、前記シミュ
レーションツール10は、前記カーネル12によるシミ
ュレーションの精度が満足できるものであるため、前記
カーネル12を生成して(S36)、処理を終了する。
一方、ステップS26で不合格("N")ならば、前記既
存テストパターンの設計データに対する重み付けの変
更、および、既存テストパターンの追加と削除を行い
(S28)、前記ステップS24、S26、S28から
なる一連の処理を行なう。この一連処理を所定回数、例
えば6回繰り返してもシミュレーション精度が不合格な
らば、次のステップに移行する。なお、これら重み付け
の変更および既存テストパターンの追加と削除を行なう
処理に関しては前記シミュレーションツール10におい
て既に組み込まれた機能であり、本発明と直接関係しな
いため、詳細な説明は省略する。
【0016】次に、前記新規テストパターンの第1パタ
ーングループ3002、3004、3006、3008
の実測データが新たに測長される(S30)。この実測
データは、各ゲートパターン30の線幅について測定さ
れたデータである。そして、第1パターングループ30
02、3004、3006、3008の設計データに基
づいてシミュレーション計算がなされ、光近接効果によ
って形状が変形された前記新規テストパターンのシミュ
レーションデータが出力される(S32)。次に、図2
に示すように、前記シミュレーションツール10におい
て、前記第1パターングループのシミュレーションデー
タと前記第1パターングループの実測データとが比較さ
れ、シミュレーション精度の合否が判定される(S3
4)。具体的には、前記シミュレーションデータの線幅
および前記実測データの線幅の差が所定の基準値を超え
た箇所が0個ならば合格、1個以上あれば不合格と判断
される。前記所定の基準値は任意に設定すればよく、本
例では5nmに設定した。ステップS34が合格("
Y")ならば、前記シミュレーションツール10は、前
記カーネル12によるシミュレーションの精度が満足で
きるものであるため、前記カーネル12を生成して(S
36)、処理を終了する。一方、ステップS34で不合
格("N")ならば、ステップS30に移行する。
【0017】次に、前記新規テストパターンの第2パタ
ーングループ4002、4004、4006、4008
の実測データが新たに測長される(S30)。この実測
データは、各ゲートパターン40の線幅について測定さ
れたデータである。以下、第1パターングループのとき
と同様にステップS32、S34の処理が繰り返され
る。ステップS34が合格("Y")ならば、前記シミュ
レーションツール10は、前記カーネル12によるシミ
ュレーションの精度が満足できるものであるため、前記
カーネル12を生成して(S36)、処理を終了する。
一方、ステップS34で不合格("N")ならば、次のス
テップに移行する。
【0018】次に、前記新規テストパターンの第3パタ
ーングループ5002、5004、5006、5008
の実測データが新たに測長される(S30)。この実測
データは、各ゲートパターン50の線幅について測定さ
れたデータである。以下、第1パターングループのとき
と同様にステップS32、S34の処理が繰り返され
る。ステップS34が合格("Y")ならば、前記シミュ
レーションツール10は、前記カーネル12によるシミ
ュレーションの精度が満足できるものであるため、前記
カーネル12を生成して(S36)、処理を終了する。
前記第3パターングループに対して、ステップS34が
不合格("N")となった場合は処理を停止する。
【0019】次に、図1の処理によって行なわれたシミ
ュレーション精度の比較結果について具体的に説明す
る。図6、図7は実測データとシミュレーションデータ
との比較を示す説明図であり、いずれも横軸は測定箇
所、縦軸はゲートパターンの線幅の設計値からのずれ量
EPEを示している。図中、実線はシミュレーションデ
ータ、破線は実測データを示している。図6(A1)、
(B1)、図7(C1)、(D1)は、ゲートパターン
の線幅の設計データ(目標値)が150nmの場合であ
り、図6(A2)、(B2)、図7(C2)、(D2)
は、ゲートパターンの線幅の設計データ(目標値)が1
90nmの場合である。図6(A1)、(A2)は、図
1のフローチャートのステップS20乃至S26を実行
した状態であり、既存テストパターンのみによるシミュ
レーション結果を示している。図6(B1)、(B2)
は、既存テストパターンのみによるシミュレーション後
に、さらに新規テストパターンの第1パターングループ
のシミュレーションを行なったときのシミュレーション
結果を示している。図7(C1)、(C2)は、既存テ
ストパターンおよび第1パターングループのシミュレー
ション後に、さらに第2パターングループのシミュレー
ションをさらに行なったときのシミュレーション結果を
示している。図7(D1)、(D2)は、既存テストパ
ターンおよび第1、第2パターングループのシミュレー
ション後に、さらに第3パターングループのシミュレー
ションを行なったときのシミュレーション結果を示して
いる。これらの結果からみて、ゲートパターンの設計デ
ータが150nm、190nmのいずれの場合にも、新
規テストパターンのシミュレーションを行なった方が、
シミュレーションデータと実測データとの差が少なくな
っていることがわかる。すなわち、前記第1、第2、第
3パターングループのシミュレーションを行なうことに
よって生成されたカーネル12によってゲートパターン
のスペース依存性の影響を忠実に反映したシュミレーシ
ョンを行なうことができ、シミュレーション精度が向上
することが確認された。
【0020】次に、図1のフローチャートに沿って生成
されたカーネル12を用いて実際の製品のマスクを製作
するとともに、そのマスクによって転写、エッチングし
て製作されたウェハを製作し、そのウェハに形成された
ゲートパターンの線幅を測長した実測データと、シミュ
レーションデータとの比較を行なった。図8は、実際の
製品におけるゲートパターンの線幅の実測データと各シ
ミュレーションデータとを比較する説明図である。ゲー
トパターンの線幅の設計データ(目標値)は150nm
である。図中、横軸は、ゲートパターン間の線幅方向の
間隔(スペース)をnm単位で示し、縦軸はゲートパタ
ーンの線幅CDをnm単位で示している。図中、塗りつ
ぶしの矩形は実測データを示し、矩形は既存テストパタ
ーンのみによるシミュレーションデータを示し、×は既
存テストパターンのシミュレーションに加えて第1パタ
ーングループのシミュレーションを行なったシミュレー
ションデータを示し、三角は既存テストパターンと第1
テストパターンのシミュレーションに加えて第2パター
ングループのシミュレーションを行なったシミュレーシ
ョンデータを示し、丸は既存テストパターンと第1、第
2テストパターンのシミュレーションに加えて第3パタ
ーングループのシミュレーションを行なったシミュレー
ションデータを示している。図8においても、新規テス
トパターンのシミュレーションを行なった方が、シミュ
レーションデータと実測データとの差が少なくなってい
ることがわかる。すなわち、図6、図7の場合と同様
に、前記第1、第2、第3パターングループのシミュレ
ーションを行なうことによって生成されたカーネル12
によってゲートパターンのスペース依存性の影響を忠実
に反映したシュミレーションを行なうことができ、シミ
ュレーション精度が向上することが確認された。
【0021】次に、図1のフローチャートに沿って生成
されたカーネル12を用いて実際の製品のマスクについ
て、図8の場合と同様にシミュレーションを行なった場
合におけるシミュレーションデータの線幅のばらつきを
比較した。図9(A)乃至(D)は、実際の製品のマス
クにおけるゲートパターンの各シミュレーションデータ
のばらつきを比較する説明図である。ゲートパターンの
線幅の設計データ(目標値)は150nmである。図
中、横軸は、ゲートパターン間の線幅方向の間隔(スペ
ース)をμm単位で示し、縦軸はゲートパターンの線幅
CDをμm単位で示している。図中、丸、三角、菱形
は、それぞれゲートパターンの異なる箇所でのシミュレ
ーションデータであることを表している。図9(A)は
既存テストパターンのみによるシミュレーションデータ
を示し、図9(B)は既存テストパターンのシミュレー
ションに加えて第1パターングループのシミュレーショ
ンを行なったシミュレーションデータを示し、図9
(C)は既存テストパターンと第1テストパターンのシ
ミュレーションに加えて第2パターングループのシミュ
レーションを行なったシミュレーションデータを示し、
図9(D)は既存テストパターンと第1、第2テストパ
ターンのシミュレーションに加えて第3パターングルー
プのシミュレーションを行なったシミュレーションデー
タを示している。図中σは各シミュレーションデータの
標準偏差値を示し、RANGEは各シミュレーションデ
ータの最大値と最小値の差の値を示している。図9から
わかるように、(A)に示した既存テストパターンのみ
によるシミュレーションデータに比較して、(B)、
(D)のシミュレーションデータは、σとRANGEの
双方が小さな値となっていること、換言すればばらつき
が少なくなっていることがわかる。(B)と(D)を比
較してみると、RANGEでは、(B)が1nm、
(D)が2nmと、(B)の方がばらつきが少ないもの
の、スペースが1.8μmのシミュレーションデータに
ついてみると、(D)では複数のシミュレーションデー
タがすべて一致している。したがって、(D)における
シミュレーションデータの精度は(B)に比較して上で
あると評価することができる。
【0022】以上説明したように、本実施の形態のOP
Cマスクの製作方法、OPCマスクおよびチップによれ
ば、前記シミュレーションを行なうカーネルを前記第
1、第2、第3パターングループの少なくとも1つを含
むテストパターンに基づいて生成したので、ゲートパタ
ーンのスペース依存性の影響を忠実に反映したシミュレ
ーションを行なうことができる。したがって、シミュレ
ーション計算の結果に基づいて前記ウェハに転写される
パターンの形状が所望の設計データに基づいた形状とな
るように前記マスクパターンの形状の設計データを補正
することによって、実際にウェハ上およびチップ上に形
成されるパターンの線幅のばらつきを抑制することがで
きる。
【0023】なお、本実施の形態では、前記第1乃至第
3パターングループの数を4個として説明したが、第1
乃至第3パターングループの数は複数であればよく、任
意である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、前
記第1、第2、第3パターングループのシミュレーショ
ンを行なうことによって生成されたカーネルによってゲ
ートパターンのスペース依存性の影響を忠実に反映した
シュミレーションを行なうことができ、これにより実際
にウェハ上およびチップ上に形成されるパターンの線幅
のばらつきを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のOPCマスク製作方法における
カーネルを生成する際の処理手順を示すフローチャート
である。
【図2】シミュレーションツールにおけるデータの入出
力を説明するブロック図である。
【図3】シミュレーションツールにおける設計データの
入出力を説明するブロック図である。
【図4】OPCマスクの製作手順を示すフローチャート
である。
【図5】(A)は第2パターングループの構成を示す説
明図、(B)は第1パターングループの構成を示す説明
図、(C)は第3パターングループの構成を示す説明図
である。
【図6】(A1)はゲートパターンの線幅の設計データ
(目標値)が150nmで既存テストパターンのみによ
るシミュレーション結果を示す説明図、(A2)はゲー
トパターンの線幅の設計データ(目標値)が190nm
で既存テストパターンのみによるシミュレーション結果
を示す説明図、(B1)はゲートパターンの線幅の設計
データ(目標値)が150nmで第1パターングループ
のシミュレーションを行なったときのシミュレーション
結果を示す説明図、(B2)はゲートパターンの線幅の
設計データ(目標値)が190nmで第1パターングル
ープのシミュレーションを行なったときのシミュレーシ
ョン結果を示す説明図である。
【図7】(C1)はゲートパターンの線幅の設計データ
(目標値)が150nmで第2パターングループのシミ
ュレーションを行なったときのシミュレーション結果を
示す説明図、(C2)はゲートパターンの線幅の設計デ
ータ(目標値)が190nmで第2パターングループの
シミュレーションを行なったときのシミュレーション結
果を示す説明図、(D1)はゲートパターンの線幅の設
計データ(目標値)が150nmで第3パターングルー
プのシミュレーションを行なったときのシミュレーショ
ン結果を示す説明図、(D2)はゲートパターンの線幅
の設計データ(目標値)が190nmで第Dパターング
ループのシミュレーションを行なったときのシミュレー
ション結果を示す説明図である。
【図8】実際の製品におけるゲートパターンの線幅の実
測データと各シミュレーションデータとを比較する説明
図である。
【図9】実際の製品のマスクにおけるゲートパターンの
各シミュレーションデータのばらつきを比較する説明図
であり、(A)は既存テストパターンのみによるシミュ
レーションをおこなったシミュレーションデータを示す
説明図、(B)は既存テストパターンのシミュレーショ
ンに加えて第1パターングループのシミュレーションを
行なったシミュレーションデータを示す説明図、(C)
は既存テストパターンと第1テストパターンのシミュレ
ーションに加えて第2パターングループのシミュレーシ
ョンを行なったシミュレーションデータを示す説明図、
(D)は既存テストパターンと第1、第2テストパター
ンのシミュレーションに加えて第3パターングループの
シミュレーションを行なったシミュレーションデータを
示す説明図である。
【符号の説明】
10……シュミレーションツール、12……カーネル、
30、40、50……ゲートパターン、3002、30
04、3006、3008……第1パターングループ、
4002、4004、4006、4008……第2パタ
ーングループ、5002、5004、5006、500
8……第3パターングループ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H095 BB01 BB02 5B046 AA08 BA06 GA06 JA04

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の最小寸法値で定義されるデザイン
    ルールで設計されマスクに形成されるマスクパターンの
    形状と、該マスクパターンによりウェハに転写されるパ
    ターンの形状との差異を光近接効果を考慮したシミュレ
    ーション計算によって求めるシミュレーションステップ
    と、 前記シミュレーションステップの結果に基づいて前記ウ
    ェハに転写されるパターンの形状が所望の設計データに
    基づいた形状となるように前記マスクパターンの形状の
    設計データを補正する補正ステップとを含み、 前記シミュレーションステップは、前記マスクパターン
    の転写のプロセスを表現するシミュレーションモデル、
    すなわちカーネルによって実行されるOPCマスクの製
    作方法において、 前記カーネルは、テスト用のマスクパターンの形状の設
    計データと、前記テスト用のマスクパターンが転写され
    エッチングされることで実際に形成されたテスト用のウ
    ェハのパターンの形状の実測データとに基づいて生成さ
    れ、 前記テストパターンは、ほぼ前記所定の最小寸法の線幅
    を有し直線状に延在する帯状の複数個のゲートパターン
    が線幅方向に同じ間隔をおいて互いに平行をなして並べ
    られることで構成された第1パターングループを複数含
    み、 前記複数の第1パターングループのそれぞれの間では、
    前記ゲートパターンの間隔が互いに異なる寸法となるよ
    うに構成されていることを特徴とするOPCマスクの製
    作方法。
  2. 【請求項2】 前記テストパターンは、前記所定の最小
    寸法よりも小さな線幅を有し直線状に延在する帯状の複
    数個のゲートパターンが互いに平行をなし、線幅方向に
    同じ間隔をおいて並べられることで構成された第2パタ
    ーングループを複数含み、前記複数の第2パターングル
    ープのそれぞれは、前記ゲートパターンの間隔が互いに
    異なる寸法となるように構成されていることを特徴とす
    る請求項1記載のOPCマスクの製作方法。
  3. 【請求項3】 前記テストパターンは、前記所定の最小
    寸法よりも大きな線幅を有し直線状に延在する帯状の複
    数個のゲートパターンが互いに平行をなし、線幅方向に
    同じ間隔をおいて並べられることで構成された第3パタ
    ーングループを複数含み、前記複数の第3パターングル
    ープのそれぞれは、前記ゲートパターンの間隔が互いに
    異なる寸法となるように構成されていることを特徴とす
    る請求項1または2記載のOPCマスクの製作方法。
  4. 【請求項4】 所定の最小寸法値で定義されるデザイン
    ルールで設計されマスクに形成されるマスクパターンの
    形状と、該マスクパターンによりウェハに転写されるパ
    ターンの形状との差異を光近接効果を考慮したシミュレ
    ーション計算によって求めるシミュレーションステップ
    と、 前記シミュレーションステップの結果に基づいて前記ウ
    ェハに転写されるパターンの形状が所望の設計データに
    基づいた形状となるように前記マスクパターンの形状の
    設計データを補正する補正ステップとを含み、 前記シミュレーションステップは、前記マスクパターン
    の転写のプロセスを表現するシミュレーションモデル、
    すなわちカーネルによって実行されるOPCマスクの製
    作方法において、 前記カーネルは、テスト用のマスクパターンの形状の設
    計データと、前記テスト用のマスクパターンが転写され
    エッチングされることで実際に形成されたテスト用のウ
    ェハのパターンの形状の実測データとに基づいて生成さ
    れ、 前記テストパターンは、前記所定の最小寸法よりも小さ
    な線幅を有し直線状に延在する帯状の複数個のゲートパ
    ターンが互いに平行をなし、線幅方向に同じ間隔をおい
    て並べられることで構成された第2パターングループを
    複数含み、 前記複数の第2パターングループのそれぞれは、前記ゲ
    ートパターンの間隔が互いに異なる寸法となるように構
    成されている、 ことを特徴とするOPCマスクの製作方法。
  5. 【請求項5】 前記テストパターンは、前記所定の最小
    寸法よりも大きな線幅を有し直線状に延在する帯状の複
    数個のゲートパターンが互いに平行をなし、線幅方向に
    同じ間隔をおいて並べられることで構成された第3パタ
    ーングループを複数含み、前記複数の第3パターングル
    ープのそれぞれは、前記ゲートパターンの間隔が互いに
    異なる寸法となるように構成されていることを特徴とす
    る請求項4記載のOPCマスクの製作方法。
  6. 【請求項6】 所定の最小寸法値で定義されるデザイン
    ルールで設計されマスクに形成されるマスクパターンの
    形状と、該マスクパターンによりウェハに転写されるパ
    ターンの形状との差異を光近接効果を考慮したシミュレ
    ーション計算によって求めるシミュレーションステップ
    と、 前記シミュレーションステップの結果に基づいて前記ウ
    ェハに転写されるパターンの形状が所望の設計データに
    基づいた形状となるように前記マスクパターンの形状の
    設計データを補正する補正ステップとを含み、 前記シミュレーションステップは、前記マスクパターン
    の転写のプロセスを表現するシミュレーションモデル、
    すなわちカーネルによって実行されるOPCマスクの製
    作方法において、 前記カーネルは、テスト用のマスクパターンの形状の設
    計データと、前記テスト用のマスクパターンが転写され
    エッチングされることで実際に形成されたテスト用のウ
    ェハのパターンの形状の実測データとに基づいて生成さ
    れ、 前記テストパターンは、前記所定の最小寸法よりも大き
    な線幅を有し直線状に延在する帯状の複数個のゲートパ
    ターンが互いに平行をなし、線幅方向に同じ間隔をおい
    て並べられることで構成された第3パターングループを
    複数含み、 前記複数の第3パターングループのそれぞれは、前記ゲ
    ートパターンの間隔が互いに異なる寸法となるように構
    成されている、 ことを特徴とするOPCマスクの製作方法。
  7. 【請求項7】 所定の最小寸法値で定義されるデザイン
    ルールで設計されマスクに形成されるマスクパターンの
    形状と、該マスクパターンによりウェハに転写されるパ
    ターンの形状との差異を光近接効果を考慮したシミュレ
    ーション計算によって求め、 前記シミュレーション計算の結果に基づいて前記ウェハ
    に転写されるパターンの形状が所望の設計データに基づ
    いた形状となるように前記マスクパターンの形状の設計
    データを補正し、 前記シミュレーション計算は、前記マスクパターンの転
    写のプロセスを表現するシミュレーションモデル、すな
    わちカーネルによって実行され、 前記補正された設計データに基づいて製作されるOPC
    マスクにおいて、 前記カーネルは、テスト用のマスクパターンの形状の設
    計データと、前記テスト用のマスクパターンが転写され
    エッチングされることで実際に形成されたテスト用のウ
    ェハのパターンの形状の実測データとに基づいて生成さ
    れ、 前記テストパターンは、ほぼ前記所定の最小寸法の線幅
    を有し直線状に延在する帯状の複数個のゲートパターン
    が線幅方向に同じ間隔をおいて互いに平行をなして並べ
    られることで構成された第1パターングループを複数含
    み、 前記複数の第1パターングループのそれぞれの間では、
    前記ゲートパターンの間隔が互いに異なる寸法となるよ
    うに構成されている、 ことを特徴とするOPCマスク。
  8. 【請求項8】 前記テストパターンは、前記所定の最小
    寸法よりも小さな線幅を有し直線状に延在する帯状の複
    数個のゲートパターンが互いに平行をなし、線幅方向に
    同じ間隔をおいて並べられることで構成された第2パタ
    ーングループを複数含み、前記複数の第2パターングル
    ープのそれぞれは、前記ゲートパターンの間隔が互いに
    異なる寸法となるように構成されていることを特徴とす
    る請求項7記載のOPCマスク。
  9. 【請求項9】 前記テストパターンは、前記所定の最小
    寸法よりも大きな線幅を有し直線状に延在する帯状の複
    数個のゲートパターンが互いに平行をなし、線幅方向に
    同じ間隔をおいて並べられることで構成された第3パタ
    ーングループを複数含み、前記複数の第3パターングル
    ープのそれぞれは、前記ゲートパターンの間隔が互いに
    異なる寸法となるように構成されていることを特徴とす
    る請求項7または8記載のOPCマスク。
  10. 【請求項10】 所定の最小寸法値で定義されるデザイ
    ンルールで設計されマスクに形成されるマスクパターン
    の形状と、該マスクパターンによりウェハに転写される
    パターンの形状との差異を光近接効果を考慮したシミュ
    レーション計算によって求め、 前記シミュレーション計算の結果に基づいて前記ウェハ
    に転写されるパターンの形状が所望の設計データに基づ
    いた形状となるように前記マスクパターンの形状の設計
    データを補正し、 前記シミュレーション計算は、前記マスクパターンの転
    写のプロセスを表現するシミュレーションモデル、すな
    わちカーネルによって実行され、 前記補正された設計データに基づいて製作されるOPC
    マスクにおいて、 前記カーネルは、テスト用のマスクパターンの形状の設
    計データと、前記テスト用のマスクパターンが転写され
    エッチングされることで実際に形成されたテスト用のウ
    ェハのパターンの形状の実測データとに基づいて生成さ
    れ、 前記テストパターンは、前記所定の最小寸法よりも小さ
    な線幅を有し直線状に延在する帯状の複数個のゲートパ
    ターンが互いに平行をなし、線幅方向に同じ間隔をおい
    て並べられることで構成された第2パターングループを
    複数含み、 前記複数の第2パターングループのそれぞれは、前記ゲ
    ートパターンの間隔が互いに異なる寸法となるように構
    成されている、 ことを特徴とするOPCマスク。
  11. 【請求項11】 前記テストパターンは、前記所定の最
    小寸法よりも大きな線幅を有し直線状に延在する帯状の
    複数個のゲートパターンが互いに平行をなし、線幅方向
    に同じ間隔をおいて並べられることで構成された第3パ
    ターングループを複数含み、前記複数の第3パターング
    ループのそれぞれは、前記ゲートパターンの間隔が互い
    に異なる寸法となるように構成されていることを特徴と
    する請求項10記載のOPCマスク。
  12. 【請求項12】 所定の最小寸法値で定義されるデザイ
    ンルールで設計されマスクに形成されるマスクパターン
    の形状と、該マスクパターンによりウェハに転写される
    パターンの形状との差異を光近接効果を考慮したシミュ
    レーション計算によって求め、 前記シミュレーション計算の結果に基づいて前記ウェハ
    に転写されるパターンの形状が所望の設計データに基づ
    いた形状となるように前記マスクパターンの形状の設計
    データを補正し、 前記シミュレーション計算は、前記マスクパターンの転
    写のプロセスを表現するシミュレーションモデル、すな
    わちカーネルによって実行され、 前記補正された設計データに基づいて製作されるOPC
    マスクにおいて、 前記カーネルは、テスト用のマスクパターンの形状の設
    計データと、前記テスト用のマスクパターンが転写され
    エッチングされることで実際に形成されたテスト用のウ
    ェハのパターンの形状の実測データとに基づいて生成さ
    れ、 前記テストパターンは、前記所定の最小寸法よりも大き
    な線幅を有し直線状に延在する帯状の複数個のゲートパ
    ターンが互いに平行をなし、線幅方向に同じ間隔をおい
    て並べられることで構成された第3パターングループを
    複数含み、 前記複数の第3パターングループのそれぞれは、前記ゲ
    ートパターンの間隔が互いに異なる寸法となるように構
    成されている、 ことを特徴とするOPCマスク。
  13. 【請求項13】 所定の最小寸法値で定義されるデザイ
    ンルールで設計されマスクに形成されるマスクパターン
    の形状と、該マスクパターンによりウェハに転写される
    パターンの形状との差異を光近接効果を考慮したシミュ
    レーション計算によって求め、 前記シミュレーション計算の結果に基づいて前記ウェハ
    に転写されるパターンの形状が所望の設計データに基づ
    いた形状となるように前記マスクパターンの形状の設計
    データを補正し、 前記シミュレーション計算は、前記マスクパターンの転
    写のプロセスを表現するシミュレーションモデル、すな
    わちカーネルによって実行され、 前記補正された設計データに基づいて製作されたOPC
    マスクに基づいて製作されるウェハから切り出されるチ
    ップにおいて、 前記カーネルは、テスト用のマスクパターンの形状の設
    計データと、前記テスト用のマスクパターンが転写され
    エッチングされることで実際に形成されたテスト用のウ
    ェハのパターンの形状の実測データとに基づいて生成さ
    れ、 前記テストパターンは、ほぼ前記所定の最小寸法の線幅
    を有し直線状に延在する帯状の複数個のゲートパターン
    が線幅方向に同じ間隔をおいて互いに平行をなして並べ
    られることで構成された第1パターングループを複数含
    み、 前記複数の第1パターングループのそれぞれの間では、
    前記ゲートパターンの間隔が互いに異なる寸法となるよ
    うに構成されている、 ことを特徴とするチップ。
  14. 【請求項14】 前記テストパターンは、前記所定の最
    小寸法よりも小さな線幅を有し直線状に延在する帯状の
    複数個のゲートパターンが互いに平行をなし、線幅方向
    に同じ間隔をおいて並べられることで構成された第2パ
    ターングループを複数含み、前記複数の第2パターング
    ループのそれぞれは、前記ゲートパターンの間隔が互い
    に異なる寸法となるように構成されていることを特徴と
    する請求項13記載のチップ。
  15. 【請求項15】 前記テストパターンは、前記所定の最
    小寸法よりも大きな線幅を有し直線状に延在する帯状の
    複数個のゲートパターンが互いに平行をなし、線幅方向
    に同じ間隔をおいて並べられることで構成された第3パ
    ターングループを複数含み、前記複数の第3パターング
    ループのそれぞれは、前記ゲートパターンの間隔が互い
    に異なる寸法となるように構成されていることを特徴と
    する請求項13または14記載のOPCマスクの製作方
    法。
  16. 【請求項16】 所定の最小寸法値で定義されるデザイ
    ンルールで設計されマスクに形成されるマスクパターン
    の形状と、該マスクパターンによりウェハに転写される
    パターンの形状との差異を光近接効果を考慮したシミュ
    レーション計算によって求め、 前記シミュレーション計算の結果に基づいて前記ウェハ
    に転写されるパターンの形状が所望の設計データに基づ
    いた形状となるように前記マスクパターンの形状の設計
    データを補正し、 前記シミュレーション計算は、前記マスクパターンの転
    写のプロセスを表現するシミュレーションモデル、すな
    わちカーネルによって実行され、 前記補正された設計データに基づいて製作されたOPC
    マスクに基づいて製作されるウェハから切り出されるチ
    ップにおいて、 前記カーネルは、テスト用のマスクパターンの形状の設
    計データと、前記テスト用のマスクパターンが転写され
    エッチングされることで実際に形成されたテスト用のウ
    ェハのパターンの形状の実測データとに基づいて生成さ
    れ、 前記テストパターンは、前記所定の最小寸法よりも小さ
    な線幅を有し直線状に延在する帯状の複数個のゲートパ
    ターンが互いに平行をなし、線幅方向に同じ間隔をおい
    て並べられることで構成された第2パターングループを
    複数含み、 前記複数の第2パターングループのそれぞれは、前記ゲ
    ートパターンの間隔が互いに異なる寸法となるように構
    成されている、 ことを特徴とするチップ。
  17. 【請求項17】 前記テストパターンは、前記所定の最
    小寸法よりも大きな線幅を有し直線状に延在する帯状の
    複数個のゲートパターンが互いに平行をなし、線幅方向
    に同じ間隔をおいて並べられることで構成された第3パ
    ターングループを複数含み、前記複数の第3パターング
    ループのそれぞれは、前記ゲートパターンの間隔が互い
    に異なる寸法となるように構成されていることを特徴と
    する請求項16記載のチップ。
  18. 【請求項18】 所定の最小寸法値で定義されるデザイ
    ンルールで設計されマスクに形成されるマスクパターン
    の形状と、該マスクパターンによりウェハに転写される
    パターンの形状との差異を光近接効果を考慮したシミュ
    レーション計算によって求め、 前記シミュレーション計算の結果に基づいて前記ウェハ
    に転写されるパターンの形状が所望の設計データに基づ
    いた形状となるように前記マスクパターンの形状の設計
    データを補正し、 前記シミュレーション計算は、前記マスクパターンの転
    写のプロセスを表現するシミュレーションモデル、すな
    わちカーネルによって実行され、 前記補正された設計データに基づいて製作されたOPC
    マスクに基づいて製作されるウェハから切り出されるチ
    ップにおいて、 前記カーネルは、テスト用のマスクパターンの形状の設
    計データと、前記テスト用のマスクパターンが転写され
    エッチングされることで実際に形成されたテスト用のウ
    ェハのパターンの形状の実測データとに基づいて生成さ
    れ、 前記テストパターンは、前記所定の最小寸法よりも大き
    な線幅を有し直線状に延在する帯状の複数個のゲートパ
    ターンが互いに平行をなし、線幅方向に同じ間隔をおい
    て並べられることで構成された第3パターングループを
    複数含み、 前記複数の第3パターングループのそれぞれは、前記ゲ
    ートパターンの間隔が互いに異なる寸法となるように構
    成されている、 ことを特徴とするチップ。
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