JP2002310950A - X線トポグラフ装置およびx線トポグラフ方法 - Google Patents

X線トポグラフ装置およびx線トポグラフ方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 X線の照射領域を拡大し、試料表面の広い領
域にわたるX線トポグラフの記録を一括して行う。 【解決手段】 ラインフォーカスのX線2を発生するX
線源10と、X線源10で発生したX線2を単色化して
試料3に照射する非対称反射のモノクロメータ30と、
試料3で回折するX線2bを記録する記録媒体63とを
備える。そして、モノクロメータ30によりラインフォ
ーカスの長手方向に拡大したX線2aを取り出するとと
もに、モノクロメータ30のX線散乱面と試料3のX線
散乱面とを交差させてX線2aを試料表面3aに照射す
る。これにより、試料表面3a上のX線照射領域を四方
に拡大することができ、試料表面3aの広い領域にわた
るX線トポグラフの記録を一括して行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、X線の回折現象
を利用して、単結晶材料の結晶格子欠陥および表面加工
ひずみ等を観察するためのX線トポグラフ装置およびX
線トポグラフ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】X線トポグラフ方法では、試料結晶の各
点で回折したX線の強度を、試料と1:1の幾何学的対
応がつくように記録媒体に記録し、主に結晶構造に関す
る場所的な変化を回折強度の変化として捕えらえる。こ
のX線トポグラフ方法には、ラング法、ベルグ・バレッ
ト法等の各種方法が提案されている。
【0003】ラング法は、X線源より発した白色X線を
試料に照射し、試料の内部を透過してきた回折X線の強
度を記録媒体に記録して、結晶の格子欠陥等を観察する
ものである。また、ベルグ・バレット法は、X線源より
発した白色X線を試料に照射し、試料表面で反射した回
折X線の強度を記録媒体に記録して、試料表面近傍の格
子欠陥等を観察するものである。
【0004】これらの方法では、格子の乱れた不完全な
結晶領域で回折するX線の積分強度が、完全な結晶領域
で回折するX線の積分強度よりも大きくなる、いわゆる
消衰効果コントラストを利用して格子欠陥等を観察する
ことができる。
【0005】しかしながら、上述した従来の方法では、
白色X線を直接試料に照射して回折X線強度を記録媒体
に記録するので、バックグラウンドが上がってしまう。
このため、不完全な結晶領域で回折してきたX線の積分
強度と完全な結晶領域で回折してきたX線の積分強度と
の間の強度差が少なく、その結果、格子欠陥を明瞭に観
察ができないことがあった。
【0006】このような問題を解決するために、白色X
線をモノクロメータを介して単色化し、この単色化した
X線を試料に照射する表面反射二結晶法と称するトポグ
ラフ法が開発されている。図7は、この表面反射二結晶
法を実施するためのX線光学系の光路を示す模式図であ
る。
【0007】同図に示すX線光学系100は、X線源1
01から出射した白色X線102をモノクロメータ10
3を介し単色化して試料104に照射する構成となって
いる。モノクロメータ103のX線散乱面Saと試料1
04のX線散乱面Sbが平行となっており、試料104
で回折したX線の強度は、記録媒体105に記録され
る。この表面反射二結晶法によれば、単色化した平行性
の良いX線を試料に照射するために、バックグラウンド
が抑えられ、回折の角度位置ずれに対応したX線強度差
を観察することが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】さて、近年、大形試料
の格子欠陥等をX線トポグラフ方法により観察したいと
いう要望が各所で聞かれる。大形試料の代表例として
は、半導体の製造に用いられるシリコンウエハがある。
近年のシリコンウエハは、半導体製造の効率化を図りコ
スト低減を実現するために、例えば、直径300mmと
いった大口径化が図られている。
【0009】このような大形試料の表面全領域につい
て、X線トポグラフ方法による測定データを取得するに
は、X線の照射領域を変更して測定を繰り返す必要があ
り、一つの試料に対する測定時間が、長時間となる課題
があった。
【0010】特開平8−159992号公報には、ライ
ンフォーカスのX線を回折結晶で単色化した後、低角度
で試料に照射して非対称反射による回折X線を取り出
し、写真乾板に記録する表面欠陥評価装置が開示されて
いる(同公報の図3)。この従来装置によれば、ライン
フォーカスのX線を低角度で試料に照射することによ
り、X線の照射領域が広がり、その結果、一回の測定で
広範囲のX線回折データを取得することができる。
【0011】しかし、上述した従来の装置においては、
X線照射領域の広がりが一方向に限られるため、円盤
状,矩形状といった四方に広がりをもつ大形試料に対し
ては、やはりX線の照射領域を変更して測定を繰り返す
必要があった。しかも、従来のX線源から放射されるラ
インフォーカスのX線の全長はせいぜい10mm程度で
あり、この程度の全長のラインフォーカスのX線を低角
度で試料に照射しても、照射領域の広がりは限られ、直
径300mmといった大口径の試料に対してはまだ狭小
なものであった。
【0012】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、X線の照射領域を四方に拡大し、試料表
面の広い領域にわたるX線トポグラフの記録を一括して
行うことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のX線トポグラフ装置は、ラインフォーカス
のX線源と、該X線源で発生したX線を単色化して試料
に照射するモノクロメータと、試料からの回折X線を記
録するX線記録手段と、を備えたX線トポグラフ装置で
あって、モノクロメータは、X線の入射角度に対し非対
称な角度にX線をブラッグ反射させてラインフォーカス
の長手方向が拡大したX線を取り出す非対称反射モノク
ロメータであり、且つ、非対称反射モノクロメータのX
線散乱面が試料のX線散乱面に対して交差(好ましく
は、直交)するように、非対称反射モノクロメータを配
置したことを特徴とする(請求項1,2)。
【0014】この発明によれば、非対称反射モノクロメ
ータによりラインフォーカスの長手方向が拡大した単色
X線が試料に照射されるので、試料表面上のX線照射領
域をX線の長手方向に広げることができる。しかも、非
対称反射モノクロメータのX線散乱面を、試料のX線散
乱面に対して交差(好ましくは直交)させたので、X線
の発散による幅方向の広がりに起因して、試料表面上の
X線照射領域を広げることができる。したがって、X線
の照射領域が四方に拡大されて試料表面の広い領域にわ
たる回折X線のトポグラフの記録を一括して行うことが
可能となる。また、従来のベルグ・バレット法より大幅
にバックグラウンドを低減させて、消衰効果コントラス
トを利用した格子欠陥等の観察も可能となる。
【0015】また、本発明のX線トポグラフ方法は、ラ
インフォーカスのX線源で発生したX線を非対称反射モ
ノクロメータを介し単色化して試料に照射するととも
に、試料から回折してきたX線を記録するX線トポグラ
フ方法であって、非対称反射モノクロメータにX線を低
角度で入射してラインフォーカスの長手方向が拡大した
X線を取り出すとともに、非対称反射モノクロメータの
X線散乱面に対し試料のX線散乱面が交差(好ましく
は、直交)するように、非対称反射モノクロメータから
のX線を試料へ照射することを特徴とする(請求項3,
4)。
【0016】この発明によっても、請求項1および2の
発明と同じく、X線の照射領域が四方に拡大されて試料
表面の広い領域にわたる回折X線のトポグラフの記録を
一括して行うことが可能となる。
【0017】さらに、非対称反射モノクロメータからの
X線を試料表面に低角度で入射させて、非対称反射によ
る回折X線を取り出すようにすれば(請求項5)、試料
表面上のX線照射領域をX線の光軸に沿う方向に一層拡
大することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して詳細に説明する。図1はこの発明の
実施形態に係るX線トポグラフ装置の概要を示す斜視
図、図2は同じくX線トポグラフ装置を示す正面構成図
である。
【0019】これらの図に示すように、X線トポグラフ
装置1は、X線源10、ソーラスリット20、モノクロ
メータ30、ゴニオメータ40、試料装着装置50、X
線検出部60、および制御系70を含んでいる。なお、
本明細書においては、ラインフォーカスの長辺をX線の
長手方向、短辺をX線の幅方向と定義している。
【0020】X線源10は、Cuターゲットの回転対陰
極X線管をラインフォーカスとして用いており、このX
線源10からラインフォーカスのX線2が出射される。
X線源10の焦点サイズは、例えば、幅0.1mm、長
さ10mmとする。この場合、X線源10から長さ10
mmのラインフォーカスのX線2が出射される。
【0021】なお、X線源10の陰極側には、LaB
を用いた非巻線型陰極を使用して、X線源10から出射
されるX線2の強度の均一性を確保している。この陰極
側には、例えば、Wフィラメントを用いた巻線型陰極を
使用してもよく、この場合には、X線管をライン方向に
わずかに往復運動をさせて、X線源10から出射される
X線2の均一化を図ることが好ましい。このX線源10
から出射されたX線2は、発散制限スリット11を介し
てソーラスリット20に入射される。
【0022】ソーラスリット20は、X線源10から出
射されたX線2の長手方向の発散を抑えるとともに、C
uΚαタブレットを分離する機能を有している。このソ
ーラスリット20は、図3に示すように、長手方向に複
数のスリット材21を並べて形成した単位ユニット22
をX線2の光軸方向に複数並べて配設した構成としてあ
る。
【0023】本実施形態にあっては、長さ(a)24m
mで厚さ(h)0.08mmのスリット材21を、長手
方向にピッチ(d)0.16mmの間隔で複数枚配設し
て単位ユニット22を構成している。そして、この単位
ユニット22をX線2の光軸方向に4個並べて配設し、
各単位ユニット22の間隔(I〜I)をX線2の光
軸方向の上流側から、12mm(I)、30mm(I
)、57mm(I)としている。このような構成の
ソーラスリット20によりX線2を長手方向に平行化し
てモノクロメータ30に入射することで、モノクロメー
タ30ではCuKα1のみを取り出すことができる。な
お、このソーラスリット20は、X線2の光軸方向に長
い複数のスリット材21を長手方向に並べた単一ユニッ
トの構成としてもよい。
【0024】ソーラスリット20には、図示せぬ走査機
構が備えてあり、同機構によりソーラスリット20をX
線2の長手方向に走査して、X線2がモノクロメータ3
0の表面に一様に入射するようにしている。このソーラ
スリット20から出射されたX線2は、発散制限スリッ
ト23を介してモノクロメータ30に入射される。
【0025】モノクロメータ30は、X線源10から入
射したX線2を単色化する機能を有している。すなわ
ち、モノクロメータ30に、ソーラスリット20を介し
てX線2を入射すると、X線源10の対陰極を構成して
いる物質に応じた特性X線2a(例えば、物質がCuな
らば、CuKα1)が取り出される。
【0026】また、モノクロメータ30は、ソーラスリ
ット20から入射したX線2を、長手方向に拡大して取
り出す機能を有する非対称反射モノクロメータを用いて
いる。すなわち、図4に示すように、モノクロメータ3
0は、X線2が入射される表面31に対し、モノクロメ
ータ30を構成する結晶の格子面32を角度βだけ傾斜
して形成してあり、このモノクロメータ30の表面31
にX線2を角度αで入射させると、結晶格子面32上で
ブラッグ角(α+β)のブラッグ反射を生じ、モノクロ
メータ30の表面31に対しては、角度(α+2β)で
反射、つまり非対称に反射する。
【0027】本実施形態にあっては、モノクロメータ3
0の表面31に対するX線2aの反射角度がX線2の入
射角度よりも大きくなるようにモノクロメータ30が形
成されており、入射側のX線2の長さAよりも出射側の
X線2aの長さBを大きくしてX線2aを取り出すこと
ができる。本実施形態では、[001]方向に成長させ
たFZ法シリコン単結晶インゴットを、成長軸から1
0.6°傾けて切り出した、長さ300mm、幅30m
m、厚さ10mm程度のシリコン単結晶板を、モノクロ
メータ30として用いており、その結晶板の全表面を、
無ひずみのメカニカル・ケミカルポリッシュ仕上げして
ある。
【0028】モノクロメータ30は、入射角度調整機構
33および結晶傾斜・位置調整機構34を含んだ駆動装
置35に装着されている。図5はこの駆動装置によるモ
ノクロメータの駆動方向を示す斜視図である。入射角度
調整機構33は、回転軸Oを中心に矢印I方向にモノク
ロメータ30を回転駆動して、モノクロメータ30の表
面に対するX線2の入射角度を調整する機能を有してい
る。この入射角度調整機構33によりX線2の入射角度
を調整することで、モノクロメータ30から長手方向が
平行化され拡大されたX線を取り出すための適正な入射
角度の設定が可能となる。
【0029】結晶傾斜・位置調整機構34は、モノクロ
メータ30のあおり角を調整するあおり角調整手段、モ
ノクロメータ30を面内回転させる面内角調整手段、お
よびモノクロメータ30を入射X線2の光軸に沿って平
行移動させるX線照射位置調整手段としての各機能を有
している。すなわち、この結晶傾斜・位置調整機構34
により、モノクロメータ30を図示矢印II方向に回転駆
動することで、モノクロメータ30のあおり角を調整す
ることができる。このあおり角の調整によって、試料表
面3aに対するX線2aの照射位置を粗調整することが
可能となる。
【0030】また、結晶傾斜・位置調整機構34によ
り、モノクロメータ30を矢印III方向に面内回転する
ことで、試料表面3aに対するX線2aの照射位置を微
調整することが可能となる。この回転操作により、試料
表面3aに照射するX線2aの長手方向を後述するゴニ
オメータ40のθ−2θ回転軸と平行に合わせれば、同
方向ではX線の入射角度がいずれの照射点においても一
定となる。
【0031】さらに、結晶傾斜・位置調整機構34によ
り、モノクロメータ30を矢印IV方向(入射X線2の光
軸方向)に平行移動することで、モノクロメータ30か
ら取り出されるX線2aを長手方向に平行移動させるこ
とができる。これにより、試料表面3a上でθ−2θ回
転軸方向のX線照射位置を任意に移動調整することが可
能となる。
【0032】モノクロメータ30により長手方向に拡大
して取り出されたX線2aは、入射スリット36を介し
て試料表面3aに照射される。この入射スリット36
は、幅方向のスリット間隔の調整が可能な構成としてあ
る。なお、モノクロメータ30により取り出されたX線
2aは幅方向に発散しており、X線2aはこの発散を保
持したまま試料表面3aに照射される。
【0033】ゴニオメータ40は、試料角度走査機構4
1および検出器アーム角度走査機構42を有しており、
これら走査機構41,42は、同じ回転軸(以下、θ−
2θ回転軸という)を中心に回転自在となっている。ま
た、ゴニオメータ40には、幅方向位置調節機構43が
備えてあり、この機構43によりゴニオメータ40の幅
方向の位置の調節が可能となっている。
【0034】試料角度走査機構41には、X線トポグラ
フの記録を行う試料3を保持した試料装着装置50が取
り付けられており、同機構41により試料装着装置50
をθ−2θ回転軸を中心に回転(θ回転)して、モノク
ロメータ30から入射するX線2aの試料表面3aに対
する入射角度θを調整できる構成となっている。
【0035】また、試料装着装置50は、試料支持台5
1を有しており、この試料支持台51により試料3が水
平に保持される。試料支持台51には、面内回転機構5
2が備えられており、同機構52により試料3の面内回
転が可能となっている。
【0036】これら試料支持台51および面内回転機構
52は、ステージ53に搭載されており、このステージ
53は、水平方向駆動機構54および幅方向駆動機構5
5を備えている。すなわち、水平方向駆動機構54によ
り、試料3を水平に保持したまま、ステージ53をX線
2aの光軸に沿った方向に平行移動することができる。
したがって、この水平方向駆動機構54により、試料表
面3a上のX線2aの照射位置を適宜に変更することが
できる。
【0037】また、幅方向駆動機構55により、ステー
ジ53を幅方向に移動することができ、試料3の幅方向
の位置の調節が可能となっている。なお、ステージ53
の幅方向の位置は、標準的な厚さの試料を試料支持台5
1に保持したときに、この試料3の表面3a上にゴニオ
メータ40のθ−2θ回転軸がおかれるように、あらか
じめ設定されている。
【0038】ここで、モノクロメータ30と試料3は、
互いのX線散乱面がほぼ直交するような姿勢をもって配
置してある。図6はモノクロメータと試料の配置関係を
示す模式図である。同図(a)に示すように、モノクロ
メータ30に入射したX線2の光軸と、モノクロメータ
30からブラッグ反射してきたX線2aの光軸とを含む
面がモノクロメータ30のX線散乱面Saである。ま
た、試料3に入射するX線2aの光軸と、試料3からブ
ラッグ反射してきたX線2bの光軸とを含む面が試料3
のX線散乱面Sbである。本実施形態では、各X線散乱
面Sa,Sbが直交するような配置関係としてあり、こ
の配置により、同図(b)に示すごとく試料表面3aに
入射するX線2aの長手方向Hがゴニオメータ40のθ
−2θ回転軸40aと平行になり、また試料表面3aへ
の入射X線2aの幅方向Dがθ−2θ回転軸40aと直
交する向きとなる。
【0039】そして、X線2aの長手方向Hは、上述し
たようにモノクロメータ30によって拡大される。ま
た、X線2aは発散により幅方向Dにも広がりをもって
おり、したがって、一定の傾き角で試料表面3aへ入射
したとき、X線2aの幅方向Dにも照射領域が拡大す
る。特に、X線2aを低角度で試料表面3aへ照射させ
るほど、試料表面3a上における照射領域は拡大する。
【0040】検出器アーム角度走査機構42には、検出
器アーム44が装着され、この検出器アーム44にX線
検出部60が取り付けられている。この機構42によ
り、X線検出部60を回転(2θ回転)させることがで
きる。このX線検出部60は、試料表面3aからブラッ
グ反射により回折してきたX線2bの強度を検出するX
線検出器61と、このX線2bの強度を記録する記録媒
体(X線記録手段)63とを含んでいる。X線検出器6
1は、検出器支持台62を介して検出器アーム44に取
り付けられており、このX線検出器61には、シンチレ
ーション計数管を用いている。
【0041】記録媒体63は、検出器アーム44に装着
された記録媒体ホルダ64に装脱自在に取り付けられて
いる。この記録媒体63には、例えば、イメージングプ
レートあるいはX線フィルムを用いて、試料3で回折し
たX線2bの強度を記録する。この記録媒体63は、試
料3の全表面にわたる回折X線の強度をワンショットで
記録することが可能な大きさに形成されている。
【0042】X線トポグラフ装置1の制御系70は、制
御装置71、記憶装置72、および表示装置73から構
成されている。制御装置71は、X線トポグラフ装置1
の各部を制御する中央制御部(CPU)としての機能を
有している。また、記憶装置72は、X線検出器61に
より検出されるX線2bの強度データを記録する機能を
有している。さらに、表示装置73は、このX線2bの
強度データに基づいて作成される回折強度曲線を表示す
る機能を有している。
【0043】[各構成部の位置調整]次に、上述したX
線トポグラフ装置1における各構成部の位置調整方法に
ついて、図1および図2を参照して説明する。まず、試
料装着装置50の試料支持台51に試料3を保持する。
なお、この試料3には、局所的な結晶格子欠陥を含み、
かつ表面が(001)の300mm径シリコンウェハを
用いる。そして、制御装置71が試料装着装置50の面
内回転機構52に動作指令を出力して、この機構52を
動作させ、試料3の面内方位〈110〉が照射されるX
線の光軸方向に対し直交するように試料3の面内回転を
行う。
【0044】この試料3の厚さが標準的な試料の厚さと
異なる場合には、制御装置71がゴニオメータ40を介
して試料装着装置50の幅方向駆動機構55に動作指令
を出力してステージ53を移動させ、試料表面3a上に
ゴニオメータ40のθ−2θ回転軸がくるようにする。
【0045】次いで、制御装置71がモノクロメータ3
0の駆動装置35に動作指令を出力して、この駆動装置
35を動作させ、結晶傾斜・位置調整機構34により、
モノクロメータ30のあおり角調整、面内角調整、およ
びX線2の光軸に沿った位置調整を行うとともに、入射
角度調整機構33によりモノクロメータ30の表面31
とモノクロメータ20へ入射されるX線2との角度調整
を行う。
【0046】本実施形態にあっては、ソーラスリット2
0からのX線2の入射角度をモノクロメータ30の表面
31に対して1.6°に設定して、この表面31にX線
2が入射したときに非対称333反射が起こるようにし
ておく。この操作によって、試料3の直径とほぼ同寸法
の長さ約300mmに拡大したX線2aが得られる。続
いて、入射スリット36として長手方向の間隔がX線2
aと同長さの300mmのスリットを設置する。そし
て、入射スリット36の幅方向のスリット間隔を16m
mに調整し、幅16mmのX線2aが得られるようにし
ておく。
【0047】さらに、制御装置71はゴニオメータ40
の幅方向位置調節機構43に動作指令を出力し、同機構
43を動作させて、ラインフォーカスのX線2aが試料
表面3aの全体に平行に照射され、かつ、試料表面3a
においてこのX線2aが幅方向に半割されるようにゴニ
オメータ40の幅方向の位置を調節する。
【0048】そして、制御装置71は検出器アーム角度
走査機構42を動作させ、X線検出部60の2θ回転を
行い、試料表面3aに照射されるX線2aの光路に対し
56.12°の位置にX線検出部60を移動させる。続
いて、制御装置71は試料角度走査機構41を動作させ
て試料3のθ回転を行い、X線2aのシート面に対する
試料表面3aの角度を2.86°に設定し、試料3で非
対称113反射が起こるようにしておく。なおこの段階
では、記録媒体63は記録媒体ホルダ64に未装着とし
て、試料表面3aから回折してくるX線2bを、X線検
出器61により検出可能な状態としておく。
【0049】[X線トポグラフの記録方法]次に、上述
したX線トポグラフ装置1を用いたX線トポグラフの記
録方法(X線トポグラフ方法)について、図1および図
2を主に参照して説明する。X線源10から長さ10m
mのラインフォーカスのX線2を出射して、このX線2
をモノクロメータ30によって単色化するとともに、長
さ300mmに拡大して試料表面3aに照射し、X線検
出器61により試料3でブラッグ反射が生じることを確
認する。ブラッグ反射が生じた場合は、記録媒体ホルダ
64に記録媒体63を取り付け、試料3で回折したX線
2bの強度の場所的分布を示すX線トポグラフ像を記録
する。記録された記録媒体63は、記録媒体ホルダ64
から取り外され、例えば、記録媒体63としてイメージ
ングプレートが用いられた場合には、公知あるいは周知
のイメージングプレート読み取り装置を用いて、オフラ
インでトポグラフ像を観察する。
【0050】本実施形態にあっては、長さ300mmお
よび幅16mmに整形したX線2aを試料表面3aに対
し2.86°の低角度で照射することとしたので、直径
300mmの試料3の全表面にX線2aを照射すること
ができ、試料3の全表面にわたるX線トポグラフ像をワ
ンショットで記録することができる。なお、この記録さ
れたX線トポグラフ像に同時反射による妨害像が生じた
場合には、試料3の面内回転の微調整を行う。
【0051】続いて、記録媒体ホルダ64から記録媒体
63を取り外した状態で、試料3で回折するX線2aの
強度をX線検出器61により検出可能なようにしてお
く。そして、制御装置71は、ゴニオメータ40の試料
角度走査機構41に動作指令を出力して、機構41を動
作させ、試料3のθ回転を行い、X線検出器61により
試料3で回折するX線2の強度を検出する。
【0052】制御装置71は、このX線検出器61で検
出されたX線2の強度データに基づき所定のデータ分析
を実行し、その分析結果を記憶装置72に保存するとと
もに、表示装置73に回折強度曲線を表示する。最終的
には、この回折強度曲線に基づいて、X線トポグラフの
記録を行う試料3の角度位置を複数選択し、該角度位置
に試料3を順次固定してX線トポグラフ像の記録を行
う。そして、このように記録されたX線トポグラフ像を
イメージングプレート読み取り装置等を用いて、オフラ
インで画像化して試料表面3a近傍の結晶格子欠陥等を
観察する。
【0053】本実施形態にあっては、幅方向に発散した
X線2aを試料に照射することとしたので、試料3の一
部に僅かな反りがあっても、その部分における回折X線
を得ることができる。なお、このX線2aの開き角は僅
かであり、試料3の全表面にわたるX線2aのブラッグ
反射に支障をきたすことはない。
【0054】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明に係る技術的思想を
逸脱しない範囲であれば、例えば設計等に応じて種々の
変更が可能であることは勿論である。
【0055】例えば、上述した試料装着装置50の試料
支持台51をリング状とし、またステージ53の中央部
分をくりぬいて試料3の裏面側からX線2aを照射し
て、試料3の内部を透過した回折X線によるX線トポグ
ラフ像を記録媒体63に記録することとしてもよい。こ
のようにすれば、試料3内部の結晶格子欠陥等を観察す
ることができる。
【0056】なお、このように構成した場合には、透過
力のあるMoKαのような短波長の単色X線を用い、ソ
ーラスリット20およびモノクロメータ30はMoKα
ダブレットを分離できるようなデザインを採用する。ま
た、モノクロメータ30は、長さを380mmとする。
そして、X線2の入射角度をモノクロメータ30の表面
31に対して1.5°に設定し、非対称444反射が起
こるようにしておく。この操作によって、上述した実施
形態と同様に長さ約300mmに拡大したX線2aを得
ることができる。
【0057】また、上述した実施形態にあっては、試料
3の全表面にわたる回折X線強度をワンショットで記録
することとしているが、試料3の全表面にX線2aを照
射できない場合には、例えば、試料装着装置50に備え
た水平方向駆動機構54により試料支持台51をX線2
aの光軸に沿う方向に平行移動して、X線トポグラフの
記録を複数回に分けて行ってもよいことは勿論である。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
非対称反射モノクロメータによりラインフォーカスのX
線を長手方向に拡大するとともに、モノクロメータのX
線散乱面と試料のX線散乱面とを交差させてX線を試料
表面に照射することとしたので、試料表面上のX線照射
領域を四方に拡大することができ、試料表面の広い領域
にわたるX線トポグラフの記録を一括して行うことがで
きる。
【0059】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るX線トポグラフ装置
の構成を示す斜視図である。
【図2】同じくX線トポグラフ装置を示す正面構成図で
ある。
【図3】ソーラスリットの構成を示す平面断面図であ
る。
【図4】モノクロメータによる非対称反射の原理を説明
するための模式図である。
【図5】駆動装置によるモノクロメータの駆動方向を示
す斜視図である。
【図6】モノクロメータと試料の配置関係を示す模式図
である。
【図7】従来の表面反射二結晶法を実施するためのX線
光学系の光路を示す模式図である。
【符号の説明】
1:X線トポグラフ装置 2:X線 3:試料 3a:試料表面 10:X線源 11:発散制限スリット 20:ソーラスリット 21:スリット材 22:単位ユニット 23:発散制限スリット 30:モノクロメータ 31:表面 32:結晶格子面 33:入射角度調整機構 34:結晶傾斜・位置調整機構 35:駆動装置 36:入射スリット 40:ゴニオメータ 41:試料角度走査機構 42:検出器アーム角度走査機構 43:幅方向位置調節機構 44:検出器アーム 50:試料装着装置 51:試料支持台 52:面内回転機構 53:ステージ 54:水平方向駆動機構 55:幅方向駆動機構 60:X線検出部 61:X線検出器 62:検出器支持台 63:記録媒体 70:制御系 71:制御装置 72:記憶装置 73:表示装置 100:X線光学系 101:X線源 102:X線 103:モノクロメータ 104:試料 105:記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G001 AA01 AA09 BA11 BA26 CA01 DA01 DA06 DA09 EA01 EA09 EA20 FA06 GA04 GA08 GA13 HA12 HA15 JA11 KA03 SA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラインフォーカスのX線源と、該X線源
    で発生したX線を単色化して試料に照射するモノクロメ
    ータと、試料からの回折X線を記録するX線記録手段
    と、を備えたX線トポグラフ装置であって、 前記モノクロメータは、X線の入射角度に対し非対称な
    角度にX線をブラッグ反射させて前記ラインフォーカス
    の長手方向が拡大したX線を取り出す非対称反射モノク
    ロメータであり、 且つ、前記非対称反射モノクロメータのX線散乱面が試
    料のX線散乱面に対して交差するように、前記非対称反
    射モノクロメータを配置したことを特徴とするX線トポ
    グラフ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のX線トポグラフ装置にお
    いて、 前記非対称反射モノクロメータのX線散乱面が試料のX
    線散乱面に対してほぼ直交するように、前記非対称反射
    モノクロメータを配置したことを特徴とするX線トポグ
    ラフ装置。
  3. 【請求項3】 ラインフォーカスのX線源で発生したX
    線を非対称反射モノクロメータを介し単色化して試料に
    照射するとともに、試料から回折してきたX線を記録す
    るX線トポグラフ方法であって、 前記非対称反射モノクロメータにX線を低角度で入射し
    て前記ラインフォーカスの長手方向が拡大したX線を取
    り出すとともに、 前記非対称反射モノクロメータのX線散乱面に対し試料
    のX線散乱面が交差するように、前記非対称反射モノク
    ロメータからのX線を試料へ照射することを特徴とする
    X線トポグラフ方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のX線トポグラフ方法にお
    いて、 前記非対称反射モノクロメータのX線散乱面に対し試料
    のX線散乱面がほぼ直交するように、前記非対称反射モ
    ノクロメータからのX線を試料へ照射することを特徴と
    するX線トポグラフ方法。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載のX線トポグラフ
    方法において、 前記非対称反射モノクロメータからのX線を試料表面に
    低角度で入射させて、非対称反射による回折X線を取り
    出すことを特徴とするX線トポグラフ方法。
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